JP2019073973A - 電動ポンプ - Google Patents

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Yasushi Kamata
康司 鎌田
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Abstract

【課題】モータを駆動するための回路部品が高温負荷を受けることを抑制できる電動ポンプを提供する。【解決手段】冷媒を吸い込んで吐出する電動ポンプ1であって、冷媒を吸い込むための吸込口101及び吸い込んだ冷媒を吐出するための吐出口102を有するポンプ室100aが配置された領域であるポンプ領域Pと、ポンプ室100a内に配置されたインペラ200を回転させるためのモータ300が配置された領域であるモータ領域Mと、モータ300を駆動するための複数の回路部品410が実装された回路基板420が配置された領域であるモータ駆動回路領域Dとを備え、モータ駆動回路領域Dは、吸込口101から吸い込んだ冷媒が流れるポンプ室100aに隣接して配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、電動ポンプに関し、特に車両用の冷却システムに用いられる電動ポンプに関する。
自動車等の車両においては、ラジエータで冷却された冷却水(冷媒)によって車両内の発熱機器を冷却する冷却システムが用いられている。例えば、ハイブリッド自動車では、ラジエータで冷却された冷却水を配管によって送液することでインバータやコンバータ等からなるパワーユニットを冷却する冷却システムが用いられている。このような冷却システムにおいては、配管内の冷却水を循環させるために電動ポンプが用いられている。
従来、この種の電動ポンプとして、冷却水を吸い込む吸込口及び吸い込んだ冷却水を吐出する吐出口が設けられたポンプ室と、ポンプ室内のインペラを回転させるためのモータ及びモータを駆動するための駆動回路ユニットを収納するモータ室とを備える電動ウォーターポンプが知られている(例えば特許文献1)。駆動回路ユニットは、モータを駆動するための駆動回路を構成する複数の回路部品と、複数の回路部品が実装された回路基板とを有する。
特開2012−207592号公報
このような電動ウォーターポンプでは、複数の回路部品の中に、耐熱温度が相対的に低く製品寿命が温度の影響を受ける低耐熱部品(有寿命部品)が存在する。このような低耐熱部品として、例えば、電解コンデンサ等が用いられている。
一方、複数の回路部品の中には、コイルや半導体部品等の自らが発熱する発熱部品が存在する。また、電動ウォーターポンプの動作時にはモータの駆動によってモータが発熱する。さらに、特に車両においては、電動ウォーターポンプの周囲温度が高温になる場合もある。このため、電解コンデンサ等の低耐熱部品は、高温負荷を受けて劣化することがある。
そこで、低耐熱部品が高温の温度負荷を受けないようにモータ等の発熱を抑えることも考えられるが、発熱を抑えるようにモータ等を駆動させると、電動ウォーターポンプの出力が低下してしまう。
また、モータ室内に冷媒を封入して回路部品を冷却することも考えられるが、モータ室に冷媒を封入すると、駆動回路ユニットの絶縁性を確保したり、冷媒を封入するための製造時の工数が増加したりと、新たな課題が発生する。
また、モータ室内に冷却用の流路を別途設けて回路部品を冷却することも考えられるが、この方法では内部構造が複雑になるばかりか、ポンプ全体が大型化するという課題が発生する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、製造時の工数が増加したりポンプ全体が大型化することなく、モータを駆動するための回路部品が高温負荷を受けることを抑制できる電動ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電動ポンプの一態様は、冷媒を吸い込んで吐出する電動ポンプであって、冷媒を吸い込むための吸込口及び吸い込んだ冷媒を吐出するための吐出口を有するポンプ室が配置された領域であるポンプ領域と、前記ポンプ室内に配置されたインペラを回転させるためのモータが配置された領域であるモータ領域と、前記モータを駆動するための複数の回路部品が実装された回路基板が配置された領域であるモータ駆動回路領域とを備え、前記モータ駆動回路領域は、前記吸込口から吸い込んだ冷媒が流れる前記ポンプ室に隣接して配置されている。
本発明によれば、製造時の工数が増加したりポンプ全体が大型化することなく、モータを駆動するための回路部品が高温負荷を受けることを抑制できる。
実施の形態に係る電動ポンプの外観斜視図 実施の形態に係る電動ポンプの正面図 実施の形態に係る電動ポンプの側面図 実施の形態に係る電動ポンプの上面図 実施の形態に係る電動ポンプの分解図 実施の形態に係る電動ポンプの断面図 実施の形態に係る電動ポンプの概略を示す概念図 比較例の電動ポンプの概略を示す概念図 変形例1に係る電動ポンプの断面図 変形例2に係る電動ポンプの概略を示す概念図
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る電動ポンプ1について、図1〜図6を用いて説明する。図1〜図6は、実施の形態に係る電動ポンプ1の構成を示す図であり、図1は外観斜視図、図2は正面図、図3は側面図、図4は上面図、図5は分解図、図6は断面図である。なお、図6において、矢印は、冷媒の流れを示している。
電動ポンプ1は、作動流体として冷媒を用いて、モータの動力によって冷媒を吸い込んで吐出する電動式のポンプである。本実施の形態における電動ポンプ1は、冷媒として水(冷却水)を用いた電動ウォーターポンプである。
電動ポンプ1は、ラジエータ等の熱交換機に接続された循環路中に組み込まれる冷却用ポンプである。電動ポンプ1は、例えばハイブリッド自動車において、ラジエータで冷却された冷却水を循環させることで、インバータやコンバータ等からなるパワーユニットあるいはエンジン(内燃機関)等に冷却水を供給する。
図1〜図6に示すように、電動ポンプ1は、ポンプ室100a(ポンプケーシング)及びモータ室100b(モータケーシング)を有する筐体100と、ポンプ室100a内に配置されたインペラ200と、モータ室100b内に配置されたモータ300及び駆動回路ユニット400とを備える。駆動回路ユニット400は、複数の回路部品410と、複数の回路部品410が実装された回路基板420とを有する。
筐体100は、電動ポンプ1の外郭をなす外郭部材であり、図5及び図6に示すように、第1筐体部110と第2筐体部120と第3筐体部130とによって構成されている。第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、例えば3本のネジによって互いに連結されて固定されている。
第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、樹脂材料又は金属材料等によって構成されている。本実施の形態において、第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、樹脂材料の中では比較的に軽くて熱伝導率が高いPPS(Polyphenylenesulfide)樹脂によって構成されている。
ポンプ室100aは、冷媒が通る領域であり、第1筐体部110と第2筐体部120とによって構成されている。つまり、ポンプ室100aは、第1筐体部110と第2筐体部120とによって囲まれた空間領域であり、第1筐体部110及び第2筐体部120を隔壁として流路を構成している。
ポンプ室100aは、冷媒を吸い込むための吸込口101及び吸い込んだ冷媒を吐出するための吐出口102を有する。本実施の形態において、吸込口101及び吐出口102は、第1筐体部110に設けられている。吸込口101及び吐出口102は、長尺円筒形状であり、互いに交差する位置関係で第1筐体部110に設けられている。
具体的には、吸込口101は、吸込口101内を冷媒が流れる方向とインペラ200の回転軸とが略平行となるように設けられている。一方、吐出口102は、吐出口102内を冷媒が流れる方向とインペラ200の回転円の接線方向とが略平行となるように設けられている。これにより、インペラ200が回転することで、吸込口101から冷媒がポンプ室100a内に引き込まれるとともに吐出口102から冷媒が吐出される。
モータ室100bは、第2筐体部120と第3筐体部130とによって構成されている。モータ室100bは、第2筐体部120と第3筐体部130とによって囲まれた空間領域であり、第2筐体部120と第3筐体部130とが隔壁となって閉空間を形成している。このように、本実施の形態では、第2筐体部120が、ポンプ室100aとモータ室100bとの隔壁を兼用している。
モータ室100bには、モータ300及び駆動回路ユニット400が収納されている。つまり、モータ300及び駆動回路ユニット400は、同一の内部空間(モータ室100b)に配置されている。具体的には、モータ室100bには、モータ300が収納されているとともに、複数の回路部品410及び回路基板420が収納されている。
本実施の形態における電動ポンプ1は、第2筐体部120を境界として液層であるポンプ室100aと空気層であるモータ室100bとに分離された構造となっている。つまり、電動ポンプ1は、モータが冷媒に浸されるキャンドタイプとは異なり、モータ室100b内のモータ300は冷媒に浸されない。つまり、電動ポンプ1は、モータ室100b内には冷媒が流入しない構造となっている。
図6に示すように、電動ポンプ1は、ポンプ室100aが配置された領域であるポンプ領域(ポンプ部)Pと、モータ300が配置された領域であるモータ領域(モータ部)Mと、複数の回路部品410が実装された回路基板420が配置された領域であるモータ駆動回路領域(モータ駆動回路部)Dとを備える。なお、モータ駆動回路領域Dには、回路基板420とともに複数の回路部品410も配置されている。つまり、モータ駆動回路領域Dには、駆動回路ユニット400が配置されている。
本実施の形態において、ポンプ領域P、モータ領域M及びモータ駆動回路領域Dは、電動ポンプ1をインペラ200の軸芯方向に沿って割り当てられた領域となっている。具体的には、下から、モータ領域M、モータ駆動回路領域D及びポンプ領域Pの順に割り当てられている。つまり、モータ駆動回路領域Dは、ポンプ領域Pとモータ領域Mとの間に位置している。
具体的には、第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130のうち、第1筐体部110は、主としてポンプ領域Pに配置されており、第2筐体部120は、主としてモータ駆動回路領域Dに配置されており、第3筐体部130は、主としてモータ領域Mに配置されている。
なお、ポンプ室100aは、ポンプ領域Pのみに対応している。また、モータ室100bは、モータ駆動回路領域Dとモータ領域Mとに対応している。具体的には、モータ駆動回路領域Dは、モータ室100bを構成する第2筐体部120と第3筐体部130との間の領域のうち、ポンプ室100a側の領域である。モータ領域Mは、モータ室100bを構成する第2筐体部120と第3筐体部130との間の領域のうち、ポンプ室100a側とは反対側の領域である。
インペラ200(羽根車)は、円板状の底部(ベース)210と複数枚の羽根220(ブレード)とを有し、吸込口101に対向する位置に設置されている。複数枚の羽根220は、底部210に固定されている。本実施の形態において、複数枚の羽根220は、オープンブレードであり、モータ300(ロータ320)の中心軸を中心として略放射状に配置されている。
インペラ200の中心軸(回転軸)は、モータ300のロータ320の回転軸と同軸である。本実施の形態において、インペラ200とモータ300とは、シャフト500によって連結されている。モータ300によってシャフト500を回転させることによってインペラ200が回転する。
シャフト500は、第2筐体部120に設けられた貫通孔121を介してモータ室100bからポンプ室100aに突出するように配置されている。つまり、シャフト500は、ポンプ室100aとモータ室100bとを仕切る隔壁(第2筐体部120)に設けられた貫通孔121を介してモータ300とインペラ200とを連結している。本実施の形態では、モータ駆動回路領域Dがポンプ領域Pとモータ領域Mとの間に位置しているので、シャフト500は、モータ駆動回路領域Dを通過するように構成されている。モータ駆動回路領域Dにおいて、シャフト500は、回路基板420を貫通している。シャフト500は、例えば鉄等の金属材料によって構成されている。
貫通孔121には、シャフト500と貫通孔121との間をシールするための樹脂製のシール部材700が設けられている。シール部材700は、シャフト500が挿通する挿通孔とこの挿通孔から立設するリップ部とを有しており、リップ部が弾性変形することでシャフト500との摺動面に面圧が発生してシャフト500と貫通孔121との間をシールしている。
シャフト500は、ポンプ領域P(ポンプ室100a)に存在する第1シャフト部510と、モータ領域Mに存在する第2シャフト部520と、モータ駆動回路領域Dに存在する第3シャフト部530とを有する。第3シャフト部530は、第1シャフト部510と第2シャフト部520との間の部分である。
第1シャフト部510は、ポンプ室100a内でインペラ200の底部210に連結されている。具体的には、インペラ200は、プッシュナット600で第1シャフト部510の先端に固定されている。
第2シャフト部520は、モータ室100b内でモータ300のロータ320に連結されている。また、第2シャフト部520の先端部は、モータ領域Mに設けられたベアリングで支持されている。
第3シャフト部530は、モータ駆動回路領域Dに設けられたベアリングで支持されている。
モータ300は、ポンプ室100a内の冷媒を作動させる。具体的には、モータ300は、シャフト500を通じてポンプ室100a内に配置されたインペラ200を回転させることで、吸込口101から冷媒をポンプ室100a内に引き込んで吐出口102から吐出させる。
モータ300は、例えばインナロータ型のDCブラシレスモータであり、ステータ310(固定子)とステータ310の内周側に配置されたロータ320とを有する。
ステータ310は、複数のコイル311(巻線)を有しており、コイル311への通電により内周側に磁束を生じさせる。ロータ320は、磁極部321にシャフト500が連結された構成である。磁極部321は、ステータ310の内周面と僅かな隙間(エアギャップ)を介して対向するように設置された円柱状の部材であり、ステータ310の複数のコイル311に対応して複数の磁極(例えば周方向に交互にN極とS極とが並ぶ永久磁石)が設けられている。シャフト500は、インペラ200を回転させるための動力を伝達する軸部材であり、磁極部321と同軸に設けられている。
なお、本実施の形態において、モータ300は、カップ状のカバー330によって覆われている。カバー330は、例えば鉄等の金属材料によって構成された金属製であるが、これに限るものではなく、樹脂製であってもよい。
駆動回路ユニット400は、モータ300を駆動するための複数の回路部品410と、複数の回路部品410が実装された回路基板420とを備える。
複数の回路部品410は、モータ300を駆動するための駆動回路等を構成する。回路部品410(回路素子)は、例えば、電解コンデンサやセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗器等の抵抗素子、コイル素子、又は、マイコン(集積回路素子)等の半導体素子等である。また、回路部品410には、ロータ320の回転位置を検出するための回転位置検出素子(ホールIC)が含まれていてもよい。
本実施の形態において、複数の回路部品410の多くは、回路基板420のインペラ200側の面に実装されている。
複数の回路部品410の中には、耐熱温度が他の回路部品よりも相対的に低くて製品寿命が温度の影響を受ける低耐熱部品(有寿命部品)が存在する。耐熱温度が低い低耐熱部品である回路部品410としては、例えば、電解コンデンサ411が挙げられる。
また、複数の回路部品410の中には、コイルや半導体部品等の自らが発熱する発熱部品が存在する。具体的には、発熱部品である回路部品410としては、例えばSIPスイッチ等を含むアナログ回路によって構成されたマイコン412等が挙げられる。
回路基板420は、例えば、樹脂基板の表面に金属配線がパターニングされたプリント配線基板である。回路基板420に実装された複数の回路部品410は、金属配線によって互いに電気的に接続されている。
また、回路基板420には、シャフト500が貫通する貫通孔421が形成されている。貫通孔421は、例えば円形であるが、これに限るものではない。
このように構成される電動ポンプ1では、図6に示すように、複数の回路部品410が実装された回路基板420が配置された領域であるモータ駆動回路領域Dが、吸込口101から吸い込んだ冷媒が流れるポンプ室100aに隣接して配置されている。
これにより、回路部品410がポンプ室100aに近い位置に配置されるので、ポンプ室100a内に流れる冷媒によって回路部品410を冷却することができる。つまり、回路部品410及び回路部品410周辺の熱をポンプ室100aの冷媒に伝導して放熱させることができる。
以上、本実施の形態における電動ポンプ1によれば、電動ポンプ1が自ら循環させている冷媒を用いて電動ポンプ1自身の回路部品410を冷却させている。これにより、モータ室100b内に冷媒を封入したり冷却用の流路を別途設ける必要がないので、製造時の工数が増加したりポンプ全体が大型化することを回避しつつ、モータ300を駆動するための回路部品410が高温負荷を受けることを抑制ができる。さらに、このように回路部品410が冷却されることで、ポンプ出力を向上させたり、回路部品410のコストを削減したり、電動ポンプ1の小型化が可能となったりする。
また、本実施の形態において、モータ駆動回路領域Dは、モータ領域Mよりもポンプ室100aに近い位置に配置されている。
これにより、モータ駆動回路領域Dに配置された回路部品410をモータ領域Mに配置されたモータ300よりもポンプ室100aの冷媒に近づけることができるので、効果的に回路部品410を冷却することができる。したがって、回路部品410が高温負荷を受けることを一層抑制することができる。
より具体的には、図7に示すように、本実施の形態における電動ポンプ1では、モータ駆動回路領域Dがポンプ領域Pとモータ領域Mとの間に配置されている。つまり、ポンプ領域Pとモータ駆動回路領域Dとモータ領域Mとは、シャフト500及びインペラ200の軸芯方向に積層された三層構造(3階建て構造)であり、2層目(2階)の位置するモータ駆動回路領域Dは、1層目(1階)に位置するモータ領域Mと、3層目(3階)に位置するポンプ領域Pとに挟まれた構成となっている。
これにより、図8に示すように、モータ領域Mがポンプ領域Pとモータ駆動回路領域Dとの間に配置された構造の電動ポンプ1Xと比べて、ポンプ領域Pのポンプ室100aにおける冷媒によって回路部品410を効果的に冷却することができる。したがって、回路部品410が高温負荷を受けることをより一層効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態では、主としてポンプ領域Pに配置された第1筐体部110と、主としてモータ駆動回路領域Dに配置された第2筐体部120と、主としてモータ領域Mに配置された第3筐体部130とを備え、ポンプ室100aは、第1筐体部110と第2筐体部120とで構成され、モータ300及び回路基板420は、第2筐体部120と第3筐体部130とで構成されるモータ室100b内に収納されている。
これにより、ポンプ室100aとモータ室100bとが分離された構造を有する電動ポンプ1を実現することができる。
ところで、電動ウォーターポンプとしては、ポンプ室とモータ室とが一体化されたキャンドタイプも知られているが、キャンドタイプの電動ウォーターポンプは、ポンプ全体として冷却水が漏れないような密閉空間にする必要があるので、製造時の工数が大きくなったりポンプ全体が大きくなったりする。
一方、本実施の形態における電動ポンプ1では、ポンプ室100aとモータ室100bとが分離された構造を採用しつつ、モータ駆動回路領域Dがポンプ室100aに隣接して配置されている。したがって、本実施の形態における電動ポンプ1は、キャンドタイプの電動ポンプと比べて、小型化することができ、かつ、ポンプ全効率を向上させることができた。
また、本実施の形態において、第2筐体部120の一部は、回路部品410の少なくとも1つに近接しているとよい。本実施の形態では、図6に示すように、第2筐体部120の一部を低耐熱部品である電解コンデンサ411に近接させている。より具体的には、第2筐体部120に凹部122を設けて、凹部122に収納されるように電解コンデンサ411を配置している。つまり、電解コンデンサ411が上部及び側周部が凹部122に覆われている。
このように、電解コンデンサ411等の低耐熱部品を第2筐体部120に近接させることによって、低耐熱部品が高温負荷を受けることを一層抑制することができる。
この場合、回路部品410に近接させる第2筐体部120の一部は、熱伝導性に優れた材料によって構成されているとよい。
これにより、第2筐体部120の一部に近接させた回路部品410が受ける高温負荷を効果的に抑制できる。
また、図6に示すように、第2筐体部120の凹部122と凹部122に覆われる回路部品410(本実施の形態では電解コンデンサ411)との間の隙間には、放熱樹脂等の熱伝導部材を介在させてもよい。例えば、ペースト状又は粘度の高い液状のシリコーンRTVゴム等を回路部品410上に塗布して電動ポンプ1を組み立てることで、第2筐体部120の凹部122と回路部品410との間の隙間にシリコーンRTVゴムを充填させてもよい。シリコーンRTVゴムは、湿気と反応して硬化してゴム弾性体となり、第2筐体部120及び回路部品410と接着する。あるいは、回路部品410をシリコーン樹脂製のキャップ部材で覆うことによって第2筐体部120の凹部122と回路部品410との間の隙間を埋めてもよい。
これにより、第2筐体部120の凹部122に覆われた回路部品410にかかる高温負荷を一層軽減することができる。
なお、第2筐体部120の一部を電解コンデンサ411等の低耐熱部品に近接させるのではなく、第2筐体部120の一部を電解コンデンサ411等の低耐熱部品にさらに近づけて、第2筐体部120の一部を電解コンデンサ411等の低耐熱部品に接触させてもよい。
これにより、電解コンデンサ411等の低耐熱部品に伝導した熱を、第2筐体部120を介してポンプ室100aの冷媒に伝導して放熱させることができる。
また、第2筐体部120の一部を、アナログ回路によって構成されたマイコン412に近接又は接触させてもよい。例えば、図9に示すように、第2筐体部120に、第2筐体部120の一部を延設させた延設部123を形成して、延設部123をマイコン412に近接させてもよい。この場合、ペースト状又は粘度の高い液状のシリコーンRTVゴム等をマイコン412上に塗布したり、延設部123とマイコン412との間に放熱シートを介在させたりすることで、図9に示すように、延設部123とマイコン412との間の隙間を放熱樹脂で埋めてもよい。なお、放熱樹脂を用いることなく、延設部123の先端部をマイコン412に直接接触させてもよい。
これにより、発熱部品であるマイコン412で発生した熱を、第2筐体部120を介してポンプ室100aの冷媒に伝導して放熱させることができる。したがって、電解コンデンサ411等の低耐熱部品がマイコン412等の発熱部品による熱の影響を受けることを軽減することができるので、低耐熱部品が受ける熱の影響をさらに軽減することができる。なお、耐熱温度が低い電解コンデンサ411等の回路部品410は、発熱部品であるマイコン412等の回路部品410から遠ざけて配置するとよい。
(変形例等)
以上、本発明に係る電動ポンプについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、モータ駆動回路領域Dがポンプ室100aに隣接して配置する一例として、図7に示すように、モータ駆動回路領域Dがポンプ領域Pとモータ領域Mとの間に配置されている構成を例示したが、これに限らない。モータ駆動回路領域Dがポンプ室100aに隣接して配置する他の例としては、図10に示すように、モータ駆動回路領域Dだけではなくモータ領域Mについてもポンプ室100aに隣接して配置してもよい。この場合も、回路部品410がポンプ室100aに隣接して配置されるので、ポンプ室100a内に流れる冷媒によって回路部品410を冷却することができる。なお、図10において、モータ駆動回路領域Dにおける回路基板420は、例えばドーナツ状である。
また、上記実施の形態において、モータ300は、インナロータ型のDCブラシレスモータであったが、これに限るものではない。
その他、上記の各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態おける構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明に係る電動ポンプは、水等の冷媒を循環させるためのポンプであり、例えば車両用の冷却システム等に用いられる電動ウォーターポンプ等として利用することができる。
1 電動ポンプ
100 筐体
101 吸込口
102 吐出口
100a ポンプ室
100b モータ室
110 第1筐体部
120 第2筐体部
121 貫通孔
122 凹部
123 延設部
130 第3筐体部
200 インペラ
210 底部
220 羽根
300 モータ
310 ステータ
311 コイル
320 ロータ
321 磁極部
330 カバー
400 駆動回路ユニット
410 回路部品
411 電解コンデンサ
412 マイコン
420 回路基板
421 貫通孔
500 シャフト
510 第1シャフト部
520 第2シャフト部
530 第3シャフト部
600 プッシュナット

Claims (8)

  1. 冷媒を吸い込んで吐出する電動ポンプであって、
    冷媒を吸い込むための吸込口及び吸い込んだ冷媒を吐出するための吐出口を有するポンプ室が配置された領域であるポンプ領域と、
    前記ポンプ室内に配置されたインペラを回転させるためのモータが配置された領域であるモータ領域と、
    前記モータを駆動するための複数の回路部品が実装された回路基板が配置された領域であるモータ駆動回路領域とを備え、
    前記モータ駆動回路領域は、前記吸込口から吸い込んだ冷媒が流れる前記ポンプ室に隣接して配置されている
    電動ポンプ。
  2. 前記モータ駆動回路領域は、前記モータ領域よりも前記ポンプ室に近い位置に配置されている
    請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記モータ駆動回路領域は、前記ポンプ領域と前記モータ領域との間に配置されている
    請求項1又は2に記載の電動ポンプ。
  4. 主として前記ポンプ領域に配置された第1筐体部と、
    主として前記モータ駆動回路領域に配置された第2筐体部と、
    主として前記モータ領域に配置された第3筐体部とを備え、
    前記ポンプ室は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とで構成され、
    前記モータ及び前記回路基板は、前記第2筐体部と前記第3筐体部とで構成されるモータ室内に収納されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ポンプ。
  5. 前記第2筐体部の一部は、前記複数の回路部品の少なくとも1つに近接している又は接触している
    請求項4に記載の電動ポンプ。
  6. 前記第2筐体部の一部に近接又は接触している前記回路部品は、耐熱温度が他の回路部品よりも相対的に低い低耐熱部品である
    請求項5に記載の電動ポンプ。
  7. 前記低耐熱部品は、電解コンデンサである
    請求項6に記載の電動ポンプ。
  8. 前記第2筐体部の一部に近接又は接触している前記回路部品は、アナログ回路によって構成されたマイコンである
    請求項4に記載の電動ポンプ。
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