JP2019058061A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉性が低下することを抑制できる構造を有するモータを提供する。【解決手段】バスバーホルダ61は、本体部62と、本体部から径方向外側に突出し、ハウジング21よりも軸方向のリア側に位置するコネクタ部63と、を有する。バスバーホルダには、中心軸の周方向の一周に亘って、カバー22と直接的または間接的に接触するシール部83が設けられる。コネクタ部は、バスバーホルダの本体部とコネクタ本体部63bとを連結するコネクタ連結部63aを有する。コネクタ連結部の軸方向のリア側(+Z側)の面であるコネクタ部リア面63cは、、シール部の径方向外側において、シール部よりもフロント側(−Z側)に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
例えば、特許文献1に示すように、ケーシングを有するモータが知られている。このようなモータにおいては、ケーシングの内側にシール部材としてのOリングが設けられている。
特許第5386072号公報
ところで、上記のようなモータにおいてプラグ部は、ケーシングから外部へ突出している。プラグ部に外力が加えられた場合、プラグ部を有するモールド材と、モールド材とシール部材を介して接触するホルダベース及びケーシングと、のうちの少なくとも一方が変形する虞がある。これにより、モータの密閉性が低下する問題があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて、密閉性が低下することを抑制できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明の一つの態様のモータは、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、前記バスバーアッシーは、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーを保持するバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出し、前記ハウジングよりも前記第2の側に位置するコネクタ部と、を有し、前記バスバーホルダには、前記中心軸の周方向の一周に亘って、前記カバーと直接的または間接的に接触するシール部が設けられ、前記コネクタ部は、前記本体部と連結されるコネクタ連結部と、前記コネクタ連結部より径方向外側に設けられるコネクタ本体部と、を有し、前記コネクタ連結部の前記第2の側の面の少なくとも一部は、前記シール部よりも前記径方向外側において、前記シール部よりも前記第1の側に位置し、前記ハウジングは、前記第2側の端部から径方向外側に拡がるハウジングフランジ部を有し、前記バスバーホルダは、前記ステータの前記第2の側の端部と接触し、前記一方向において、前記コネクタ連結部と前記ハウジングフランジ部との間には、隙間が設けられる、
本発明の一つの態様によれば、密閉性が低下することを抑制できる構造を有するモータが提供される。
図1は、第1実施形態のモータを示す断面図である。 図2は、第1実施形態のモータを示す図であって、図1の部分拡大図である。 図3は、第1実施形態のバスバーアッシーを示す斜視図である。 図4は、第1実施形態のバスバーアッシーを示す平面図である。 図5は、第1実施形態のモータの他の一例を示す部分断面図である。 図6は、第1実施形態のモータの他の一例を示す部分断面図である。 図7は、第1実施形態のモータの他の一例を示す部分断面図である。 図8は、第2実施形態のモータを示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向(一方向)と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示すバスバーアッシー60の長さ方向と平行な方向、すなわち、図1の左右方向とする。Y軸方向は、バスバーアッシー60の幅方向と平行な方向、すなわち、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,第2の側)を「リア側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,第1の側)を「フロント側」と呼ぶ。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と呼ぶ。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。 また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
<第1実施形態>

図1は、本実施形態のモータ10を示す断面図である。図2は、モータ10の部分を示す断面図であって、図1の部分拡大図である。

本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータである。モータ10は、図1に示すように、ハウジング21と、カバー22と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング(第1の軸受)51と、リアベアリング(第2の軸受)52と、制御装置70と、バスバーアッシー60と、複数のOリングと、を備える。複数のOリングは、フロント側Oリング81と、リア側Oリング82と、を含む。
ロータ30とステータ40とフロントベアリング51とオイルシール80とはハウジング21に収容されている。ハウジング21は、リア側(+Z側)に開口しており、ハウジング21の開口部には、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部が挿入されている。バスバーアッシー60は、リアベアリング52を保持する。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって軸方向(Z軸方向)の両側を支持されている。
カバー22は、バスバーアッシー60のリア側(+Z側)の少なくとも一部を覆い、ハウジング21に固定されている。制御装置70は、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー60とハウジング21との間に設けられている。リア側Oリング82は、バスバーアッシー60とカバー22との間に設けられている。以下、各部品について詳細に説明する。
[ハウジング]

ハウジング21は、ステータ40とフロントベアリング51とを保持する筒状の部材である。本実施形態においてハウジング21は、両端が開口した多段の円筒形状である。ハウジング21の材質は、例えば、金属である。
ハウジング21は、ハウジングフランジ部23と、バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を軸方向(Z軸方向)に沿って、リア側(+Z側)からフロント側(−Z側)へと、この順に有する。バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dとは、それぞれ同心の円筒形状であり、直径はこの順に小さくなる。
ハウジングフランジ部23は、バスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部から径方向外側に拡がる。すなわち、ハウジング21は、リア側の端部にハウジングフランジ部23を有する。 バスバーアッシー挿入部21aは、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。すなわち、バスバーアッシー60のフロント側の端部は、ハウジング21の内側に位置する。
ステータ保持部21bの内側面には、ステータ40の外側面、すなわち、後述するコアバック部41の外側面が嵌合されている。これにより、ハウジング21には、ステータ40が保持される。 フロントベアリング保持部21cは、フロントベアリング51を保持する。本実施形態においては、フロントベアリング保持部21cの内側面とフロントベアリング51の外側面とが嵌合されている。 オイルシール保持部21dの内部には、オイルシール80が保持されている。
[ロータ]

ロータ30は、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。

シャフト31は、一方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって、軸周り(±θ方向)に回転可能に支持されている。シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、ハウジング21の外部に突出している。オイルシール保持部21dにおいてシャフト31の軸周りには、オイルシール80が設けられている。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。 ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周りに沿った外側面に固定されている。 ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ] ステータ40は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ30を中心軸J周りに回転させる。ステータ40は、コアバック部41と、ティース部42と、コイル43と、ボビン44と、を有する。
コアバック部41の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。 ティース部42は、コアバック部41の内側面からシャフト31に向かって延びている。ティース部42は、複数設けられ、コアバック部41の内側面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル43は、導電線43aが巻き回されて構成される。コイル43は、ボビン44に設けられている。 ボビン44は、各ティース部42に装着されている。
[フロントベアリング及びリアベアリング] フロントベアリング51は、ステータ40のフロント側(−Z側)に配置されている。フロントベアリング51は、ハウジング21のフロントベアリング保持部21cに保持されている。 リアベアリング52は、ステータ40のフロント側と反対のリア側(+Z側)に配置されている。リアベアリング52は、後述するバスバーホルダ61のリアベアリング保持部65に保持されている。
フロントベアリング51とリアベアリング52とは、ロータ30のシャフト31を支持している。 フロントベアリング51及びリアベアリング52の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。

[オイルシール]

オイルシール80は、オイルシール保持部21dの内部に、シャフト31の軸周り(θ方向)に装着される。オイルシール80は、ハウジング21のオイルシール保持部21dとシャフト31との間からハウジング部20内に水や油等が侵入することを抑制する。オイルシール80の構成は、特に限定されず、いかなる公知のオイルシールを用いてもよい。
[制御装置]

制御装置70は、モータ10の駆動を制御する。制御装置70は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。すなわち、モータ10は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。
回路基板71は、シャフト31のリア側(+Z側)の延長上に配置されている。回路基板71は、軸方向(Z軸方向)において、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。回路基板71の主面、すなわち、フロント側(−Z側)の回路基板フロント面71b及びリア側の回路基板リア面71aは、軸方向(Z軸方向)と交差する。本実施形態においては、回路基板71の主面は、軸方向と直交する。回路基板71の回路基板リア面71aは、カバー22のカバーフロント面22cと対向している。
回路基板71は、後述するバスバーホルダ61における複数の回路基板支持部67のリア側(+Z側)の端部で支持されている。回路基板71の主面の少なくとも一方には、図示しないプリント配線が設けられている。回路基板71は、モータ駆動信号を出力する。
センサマグネット保持部材73aは、円環状の部材である。センサマグネット保持部材73aは、中央の孔がシャフト31のリア側(+Z側)の端部の小径部分に嵌合されることで位置決めされ、シャフト31に取り付けられている。センサマグネット保持部材73aは、シャフト31とともに回転可能である。
センサマグネット73bは、円環状であり周方向にN極とS極とが交互に配置されている。センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aの外周面に嵌合されている。これにより、センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aに保持され、リアベアリング52のリア側(+Z側)において、シャフト31の周り(±θ方向)にシャフト31とともに回転可能に配置される。
回転センサ72は、回路基板71のフロント側(−Z側)の回路基板フロント面71bに取り付けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bと軸方向(Z軸方向)に対向する位置に設けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bの磁束の変化を検出する。回転センサ72は、図示は省略するが、例えば、3つ設けられている。
[バスバーアッシー]

図3及び図4は、バスバーアッシー60を示す図である。図3は、斜視図である。図4は、平面図である。

バスバーアッシー60は、ステータ40に駆動電流を供給するユニットである。バスバーアッシー60は、図1から図4に示すように、バスバーホルダ61と、バスバー91と、配線部材92と、を有する。
(バスバーホルダ)

バスバーホルダ61は、バスバー91及び配線部材92を保持する樹脂製のホルダである。バスバーホルダ61のリア側(+Z側)は、図1に示すように、カバー22の筒状部22aに収容されている。本実施形態においては、バスバーホルダ61は、カバー22の筒状部22aに圧入されている。バスバーホルダ61のフロント側(−Z側)は、ハウジング21のバスバーアッシー挿入部21aに収容されている。
バスバーホルダ61を構成する材料は、絶縁性を有する樹脂である範囲において特に限定されない。バスバーホルダ61は、例えば、射出成形によって、単一の部材として製造される。バスバーホルダ61は、図3及び図4に示すように、本体部62と、コネクタ部63と、接続端子保持部64と、リアベアリング保持部65と、連結部66a,66b,66c,66dと、複数の回路基板支持部67と、を有する。
本体部62は、図1及び図3に示すように、リア側(+Z側)に開口部62aを有し、中心軸Jを周方向(θ方向)に囲む筒状である。本実施形態において本体部62は、円筒状である。本体部62は、ロータ30のリア側の端部及びステータ40のリア側の端部を、周方向に囲んでいる。すなわち、本体部62のフロント側(−Z側)における内側には、ロータ30及びステータ40のリア側の一部が位置している。
本体部62のフロント側(−Z側)の端部における内側面には、リア側(+Z側)からフロント側へ本体部62の内径が大きくなる段差部62gが設けられている。段差部62gの軸方向(Z軸方向)と直交する段差面は、ステータ40のコアバック部41のリア側(+Z側)の端部と接触している。これにより、バスバーホルダ61は、ステータ40のリア側の端部と接触している。バスバーホルダ61は、ステータ40と接触することによって、軸方向に位置決めされている。
図1及び図2に示すように、本実施形態において本体部62には、シール部83が設けられている。すなわち、バスバーホルダ61には、シール部83が設けられている。本実施形態において、シール部83は、本体部62のリア側(+Z側)の本体部リア面62cに設けられている。
シール部83は、カバー22とバスバーホルダ61との間をシールする部分である。本実施形態においてシール部83には、溝部62fが設けられている。溝部62fは、開口部62aを囲む本体部62の外形に沿って、一周に亘って設けられている。図4に示すように、本実施形態において溝部62fは、平面視(XY面視)で、円環状である。
溝部62fには、図1及び図2に示すように、リア側Oリング82が嵌め込まれている。すなわち、本実施形態においてシール部83には、リア側Oリング82が設けられている。これにより、シール部83は、リア側Oリング82を介して、中心軸Jの周方向の一周に亘って、カバー22と間接的に接触する。
図3に示すように、本体部62の本体部外側面62dのフロント側(−Z側)には、Oリング保持部62eが設けられている。Oリング保持部62eには、図1に示すように、フロント側Oリング81が嵌め込まれている。
リアベアリング保持部65は、本体部62の径方向内側に設けられている。リアベアリング保持部65は、リアベアリング52を保持する。 連結部66a,66b,66c,66dは、図4に示すように、本体部62と、本体部62の内側に設けられたリアベアリング保持部65と、を連結する。 連結部66a〜66dは、リアベアリング保持部65の周りに、周方向に間隔を空けて配置されている。
周方向に隣り合う連結部66a〜66d同士の間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。すなわち、リアベアリング保持部65と本体部62との間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。間隙66eは、連結部66aと、連結部66bと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66fは、連結部66bと、連結部66cと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66gは、連結部66cと、連結部66dと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66hは、連結部66dと、リアベアリング保持部65と、連結部66aと、接続端子保持部64と、本体部62とによって形成されている。
間隙66eが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91a,91bを含む位置である。間隙66fが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91c,91dを含む位置である。間隙66gが設けられる位置は、平面視において後述するコイル接続部91e,91fを含む位置である。間隙66hが設けられる位置は、平面視において後述する回路基板接続端子95を含む位置である。間隙66hは、平面視で略長方形状である。
回路基板支持部67は、図3及び図4に示すように、リアベアリング保持部65のリア側(+Z側)の面からリア側に突出して設けられている。図4の例では、回路基板支持部67は、リアベアリング保持部65のリア側の面上に3つ設けられている。回路基板支持部67は、リア側の端部において回路基板71を支持する。
コネクタ部63は、図示しない外部電源と接続される部分である。コネクタ部63は、図1及び図2に示すように、本体部62の本体部外側面62dの一部から、中心軸Jの径方向外側(+X側)に向かって延びている。すなわち、コネクタ部63は、本体部62から中心軸Jの径方向外側に突出している。コネクタ部63は、ハウジング21よりもリア側(+Z側)に位置する。コネクタ部63は、径方向外側(+X側)に開口した概略直方体の筒状である。バスバーホルダ61のコネクタ部63の全体は、カバー22の外部に露出している。
コネクタ部63は、コネクタ連結部63aと、コネクタ本体部63bと、を有する。 コネクタ連結部63aは、例えば、直方体形状である。コネクタ連結部63aは、バスバーホルダ61の本体部62と連結される。コネクタ連結部63aは、コネクタ本体部63bと連結される。すなわち、コネクタ連結部63aは、本体部62とコネクタ本体部63bとを連結する。
コネクタ連結部63aのリア側(+Z側)の面であるコネクタ部リア面63cは、シール部83よりも径方向外側において、シール部83よりもフロント側(−Z側)に位置する。すなわち、コネクタ部リア面63cは、本体部62の本体部リア面62cよりもフロント側に位置する。本実施形態においてコネクタ連結部63aのリア側の面は、コネクタ部リア面63cのみで構成される。すなわち、本実施形態においてコネクタ連結部63aのリア側の面の全体は、シール部83よりもフロント側に位置する。本実施形態においてコネクタ連結部63aのリア側の面の全体は、シール部83よりも径方向外側に位置する。
なお、本明細書において、コネクタ連結部のリア側(+Z側)の面とは、コネクタ連結部をリア側からフロント側(−Z側)に視た際に視える、コネクタ連結部が有する面のすべてを含む。また、コネクタ連結部が有する面とは、平坦面であってもよいし、曲面であってもよい。
コネクタ連結部63aのコネクタ部リア面63cの全体は、リア側(+Z側)からフロント側(−Z側)に視て、すなわち、−Z向きに視て、露出している。言い換えると、コネクタ部リア面63cのリア側には、カバー22が配置されていない。コネクタ連結部63aのリア側には、空隙AR2が設けられている。空隙AR2は、本体部62の径方向外側に位置する。空隙AR2は、径方向において、本体部62とコネクタ本体部63bとの間に位置する。
軸方向(Z軸方向)において、コネクタ連結部63aとハウジング21のハウジングフランジ部23との間には、隙間AR1が設けられている。すなわち、軸方向において、コネクタ部63とハウジング21との間には、隙間AR1が設けられている。
コネクタ本体部63bは、コネクタ連結部63aの径方向外側に設けられている。コネクタ本体部63bには、バスバーホルダ61の長さ方向の一方側(+X側)に開口する電源用開口部63dがある。電源用開口部63dの底面には、バスバー91と、後述する配線部材92の外部電源接続端子94と、が突出して設けられている。
接続端子保持部64は、図2から図4に示すように、本体部62の本体部内側面62bから径方向内側に突出している。接続端子保持部64は、本体部62におけるコネクタ部63が連結された部分の本体部内側面62bに設けられている。図2に示すように、接続端子保持部64のリア側(+Z側)の保持部リア面64bは、本体部62のリア側の本体部リア面62cよりもフロント側(−Z側)に位置する。
(バスバー)

バスバー91は、ステータ40に電気的に接続され、ステータ40に駆動電流を供給する。図示は省略するが、バスバー91は、複数設けられている。図1に示すように、バスバー91の一端は、コネクタ部63の電源用開口部63dの底面から突出して設けられ、カバー22の外部に露出している。この外部に露出したバスバー91の一端に外部電源が接続される。
複数のバスバー91は、図4に示すように、コイル接続部91a,91b,91c,91d,91e,91fを有する。コイル接続部91a〜91fは、複数のバスバー91の他端に設けられている。コイル接続部91a〜91fは、バスバーホルダ61の本体部62の本体部内側面62bから突出している。コイル接続部91a〜91fは、周方向において、接続端子保持部64が設けられた位置と異なる位置に設けられている。
図1に示すように、コイル接続部91cのリア側(+Z側)の端部は、回路基板71のフロント側(−Z側)の回路基板フロント面71bよりもリア側に位置する。コイル接続部91cの少なくとも一部は、径方向において、回路基板71と重なっている。コイル接続部91cは、図示しない接続部材を介して、ステータ40のコイル43と電気的に接続されている。これにより、バスバー91とステータ40とが、電気的に接続される。 上記の点においてコイル接続部91a,91b,91d〜91fの構成は、コイル接続部91cの構成と同様である。
(配線部材)

配線部材92は、図2に示すように、バスバーホルダ61に、部分的に埋設されて保持されている。配線部材92は、図示しない外部電源と回路基板71とを電気的に接続する。配線部材92は、外部電源接続端子94と、回路基板接続端子95と、を有する。外部電源接続端子94及び回路基板接続端子95は、バスバーホルダ61から露出している。
外部電源接続端子94は、コネクタ部63に設けられている。外部電源接続端子94は、コネクタ部63の電源用開口部63dの底面から突出している。外部電源接続端子94は、図示しない外部電源と電気的に接続される。
回路基板接続端子95は、接続端子保持部64の径方向内側の保持部内側面64aから突出している。回路基板接続端子95は、第1端子部95aと、第2端子部95bと、第3端子部95cと、第4端子部95dと、板状部95eと、を有する。
第1端子部95aは、接続端子保持部64の保持部内側面64aから径方向内側に突出している。第1端子部95aは、回路基板71よりも径方向外側に位置している。 第2端子部95bは、第1端子部95aの径方向内側の端部からリア側(+Z側)に延びている。第2端子部95bは、回路基板71の回路基板リア面71aよりもリア側まで延びている。
第3端子部95cは、第2端子部95bのリア側(+Z側)の端部から径方向内側に延びている。 第4端子部95dは、第3端子部95cからフロント側(−Z側)に延びている。
板状部95eは、第4端子部95dのフロント側(−Z側)の端部から径方向内側に延びている。板状部95eは、回路基板接続端子95の径方向内側の端部に設けられている。板状部95eは、フロント側に、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aと平行な接続面95fを有している。接続面95fは、回路基板リア面71aと接触している。図示は省略するが、板状部95eは、例えば、半田付けによって回路基板71と固定されている。これにより、回路基板接続端子95は、回路基板71と電気的に接続される。すなわち、配線部材92は、回路基板71と電気的に接続される。
本実施形態においては、図4に示すように、回路基板接続端子95とバスバー91のコイル接続部91a〜91fとは、中心軸Jの周方向(θ方向)において、異なる位置に配置されている。
[フロント側Oリング及びリア側Oリング]

フロント側Oリング81は、図1に示すように、ハウジング21の内側に設けられている。フロント側Oリング81は、バスバーホルダ61のOリング保持部62eに保持されている。フロント側Oリング81は、ハウジング21の内側面と、本体部62の外側面とに一周に亘り接触している。すなわち、フロント側Oリング81は、一周に亘り本体部62とハウジング21とに接触する。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー挿入部21aの内側面から応力を受けている。
リア側Oリング82は、カバー22の内側に設けられている。上述したようにリア側Oリング82は、本体部62に設けられたシール部83に設けられている。リア側Oリング82は、本体部62の溝部62fに嵌め込まれている。リア側Oリング82の全周は、後述するカバー22における蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cと接触している。リア側Oリング82は、蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cから応力を受けている。
フロント側Oリング81及びリア側Oリング82の構成は、特に限定されず、いかなる公知のOリングを用いてもよい。本実施形態においては、フロント側Oリング81及びリア側Oリング82は、例えば、丸断面を有する細長いシリコンゴムをリング状に加工して製造されている。
[カバー]

カバー22は、ハウジング21のリア側(+Z側)に取り付けられている。カバー22の材質は、例えば、金属である。カバー22は、筒状部22aと、蓋部22bと、カバーフランジ部24と、を有する。
筒状部22aは、フロント側(−Z側)に開口する。筒状部22aは、バスバーアッシー60、より詳細にはバスバーホルダ61の本体部62のリア側(+Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。筒状部22aは、ハウジングフランジ部23及びカバーフランジ部24を介して、ハウジング21におけるバスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部と連結されている。
蓋部22bは、筒状部22aのリア側(+Z側)の端部に接続されている。本実施形態において蓋部22bは、平板状である。蓋部22bの平面視(XY面視)形状は、例えば、円形状である。蓋部22bは、本体部62のリア側(+Z側)の全体を覆っている。蓋部22bは、本体部62のリア側(+Z側)の開口部62aを閉塞している。
蓋部22bは、コネクタ連結部63aよりも径方向内側に設けられている。すなわち、蓋部22bは、平面視(XY面視)で、コネクタ連結部63aと重ならない位置に設けられている。
蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cは、リア側Oリング82の全周と接触している。これにより、カバー22は、本体部62の開口部62aの周囲の一周に亘って、本体部62の本体部リア面62cに設けられたシール部83と、リア側Oリング82を介して間接的に接触している。
カバーフランジ部24は、筒状部22aのフロント側(−Z側)の端部から径方向外側に拡がる。すなわち、カバー22は、フロント側の端部にカバーフランジ部24を有する。カバーフランジ部24は、ハウジングフランジ部23と重ね合わされて固定されている。これにより、ハウジング21とカバー22とは、接合されている。
モータ10には、コネクタ部63を介して、外部電源が接続される。接続された外部電源は、コネクタ部63が有する電源用開口部63dの底面から突出するバスバー91及び配線部材92と電気的に接続される。これにより、バスバー91及び配線部材92を介して、ステータ40のコイル43及び回転センサ72に駆動電流が供給される。コイル43に供給される駆動電流は、例えば、回転センサ72によって計測されるロータ30の回転位置に応じて制御される。コイル43に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、モータ10は、回転駆動力を得る。
本実施形態によれば、コネクタ連結部63aのリア側の面であるコネクタ部リア面63cが、シール部83よりもフロント側に位置している。そのため、例えば、コネクタ部63に外力が加えられた場合に、コネクタ連結部63aからシール部83に外力が伝わりにくい。これにより、シール部83が変形することを抑制でき、カバー22とバスバーホルダ61との間の密閉性が低下することを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、密閉性が低下することを抑制できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、シール部83は、本体部62に設けられ、リア側からフロント側に視て、コネクタ連結部63aのコネクタ部リア面63cの全体は、露出している。すなわち、コネクタ連結部63aのリア側にはカバー22の蓋部22bが設けられていない。そのため、コネクタ部63に外力が加えられコネクタ連結部63aが変形した場合に、コネクタ連結部63aの変形と共にカバー22の蓋部22bが変形することを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、カバー22とバスバーホルダ61との間の密閉性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、シール部83は、本体部62のリア側の本体部リア面62cに設けられている。そのため、例えば、本実施形態のようにカバー22にバスバーホルダ61を挿入する場合において、シール部83に設けられたリア側Oリング82が損傷することを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、シール部83による密閉性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、コネクタ連結部63aのリア側の面、すなわち本実施形態ではコネクタ部リア面63cの全体が、シール部83よりもフロント側に位置している。そのため、コネクタ部63に加えられた外力がシール部83に伝わることをより抑制できる。これにより、本実施形態によれば、シール部83が変形することをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、バスバーホルダ61は、ステータ40のリア側の端部と接触することで、軸方向において位置決めされている。ステータ40によってバスバーホルダ61の軸方向の位置決めをする場合、バスバーホルダ61とステータ40とが接触する前にコネクタ部63とハウジング21とが接触すると、バスバーホルダ61をステータ40によって位置決めできない。そのため、本実施形態においてコネクタ部63とハウジング21との間には、隙間AR1が設けられている。これにより、コネクタ部63とハウジング21とが接触することを防止できる。
コネクタ部63とハウジング21との間に隙間AR1が設けられる場合、コネクタ部63は、ハウジング21と接触しないため、ハウジング21によってフロント側から支持されない。したがって、例えば、コネクタ部63にリア側から外力が加えられた場合、コネクタ部63、より詳細にはコネクタ連結部63aが、フロント側に曲がって変形しやすい。
これに対して、本実施形態によれば、上述したようにコネクタ部63が変形した場合であってもシール部83による密閉性が低下することを抑制できる。すなわち、本実施形態における密閉性が低下することを抑制できる効果は、コネクタ部63が変形しやすい構成、すなわち、コネクタ部63とハウジング21との間に隙間AR1が設けられる構成を採用する場合に、特に効果が高い。
また、本実施形態によれば、カバー22は、カバーフランジ部24を有している。ハウジング21は、ハウジングフランジ部23を有している。カバーフランジ部24は、ハウジングフランジ部23と固定されている。そのため、カバー22とハウジング21とを強固に固定でき、モータ10の密閉性を向上できる。
また、本実施形態によれば、回路基板71が設けられているため、回転センサ72等の電子部品を精度よく配置することができる。
また、本実施形態によれば、コイル接続部91a〜91fのリア側の端部は、回路基板71の回路基板フロント面71bよりもリア側に位置している。そのため、コイル接続部91a〜91fのリア側の端部は、回路基板71を支持する回路基板支持部67よりもリア側に設けられている。これにより、本体部62の開口部62a側からコイル接続部91a〜91fとステータ40のコイル43とを接続することが容易である。
また、本実施形態によれば、コイル接続部91a〜91fの少なくとも一部は、径方向において、回路基板71と重なっているため、モータ10の軸方向の寸法を小さくしやすい。
また、本実施形態によれば、回路基板接続端子95とコイル接続部91a〜91fとは、中心軸Jの周方向において、異なる位置に設けられている。そのため、回路基板接続端子95と回路基板71との接続、及びコイル接続部91a〜91fとコイル43との接続を行う際に、回路基板接続端子95とコイル接続部91a〜91fとが互いに干渉することが抑制され、各接続を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、回路基板接続端子95は、板状部95eを有し、板状部95eの接続面95fが回路基板71の回路基板リア面71aと接触している。そのため、本実施形態によれば、回路基板接続端子95と回路基板71との接触面積を大きくでき、回路基板接続端子95と回路基板71とを安定して固定することができる。
また、本実施形態によれば、シール部83に、リア側Oリング82が設けられている。そのため、カバー22とバスバーホルダ61との間の密閉性を向上できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、シール部83に設けられるシール部材としてリア側Oリング82を用いたが、これに限られない。本実施形態においては、シール部83に設けられるシール部材としては、特に限定されず、例えば、液状ガスケット等を用いてもよい。ハウジング21とバスバーホルダ61との間をシールする部材についても同様である。
シール部83に設けられるシール部材として液状ガスケットを用いた場合には、シール部83は、カバー22のカバーフロント面22cと直接的に接触する。すなわち、本実施形態においては、シール部83が、中心軸Jの周方向の一周に亘って、カバー22と直接的または間接的に接触する構成を採用できる。
また、本実施形態においては、シール部83においてカバー22とバスバーホルダ61との間がシールされていれば、シール部83にシール部材が設けられていなくてもよい。例えば、シール部83とカバー22のカバーフロント面22cとが互いに押し付けられることで、カバー22とバスバーホルダ61との間がシールされていてもよい。
また、本実施形態においては、カバー22の蓋部22bが、コネクタ連結部63aのリア側に位置していてもよい。 また、本実施形態においては、隙間AR1は設けられなくてもよい。 また、本実施形態においては、カバー22は、カバーフランジ部24を有していなくてもよい。また、本実施形態においては、ハウジング21は、ハウジングフランジ部23を有していなくてもよい。
また、上記説明においては、回路基板71はシャフト31のリア側に設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、回路基板71に設けられた貫通孔にシャフト31が挿入され、シャフト31のリア側の端部が回路基板71のリア側に突出する構成であってもよい。 また、本実施形態においては、回路基板71が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、図5から図7に示すように、コネクタ連結部のリア側の面の少なくとも一部が、シール部の径方向外側において、シール部よりもフロント側に位置する構成としてもよい。以下、各構成について説明する。
図5は、本実施形態の他の一例であるモータ110の部分を示す断面図である。 なお、以下の説明においては、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
モータ110は、図5に示すように、バスバーアッシー160を備える。バスバーアッシー160は、バスバーホルダ161を有する。バスバーホルダ161は、本体部62と、コネクタ部163と、を有する。コネクタ部163は、コネクタ連結部163aと、コネクタ本体部63bと、を有する。
コネクタ連結部163aのリア側(+Z側)のコネクタ部リア面163cは、軸方向(Z軸方向)において、本体部62の本体部リア面62cと同じ位置に設けられている。すなわち、コネクタ部リア面163cは、軸方向において、シール部83とほぼ同じ位置に設けられている。コネクタ部リア面163cには、フロント側(−Z側)に窪む凹部163eが設けられている。すなわち、コネクタ連結部163aのリア側の面には、フロント側に窪む凹部163eが設けられている。
凹部163eの底面は、シール部83よりもフロント側(−Z側)に位置している。図5に例示する凹部163eは、コネクタ連結部163aの幅方向(Y軸方向)の一部に設けられている。凹部163eは、コネクタ連結部163aの幅方向の全体に設けられていてもよい。
また、凹部163eの深さ、すなわち、軸方向(Z軸方向)の寸法は、凹部163eの底面がシール部83よりもフロント側(−Z側)となる範囲において、特に限定されない。また、凹部163eは、径方向において、コネクタ部リア面163cのいずれの位置に設けられてもよい。
凹部163eが設けられることによって、コネクタ連結部163aには、空隙AR3が設けられる。すなわち、空隙AR3は、凹部163eの内側の空間である。空隙AR3は、径方向において、本体部62とコネクタ本体部63bとの間に位置する。
この構成においてコネクタ連結部163aのリア側(+Z側)の面は、コネクタ部リア面163cと、凹部163eの底面と、で構成されている。凹部163eの底面は、上述したように、シール部83よりもフロント側(−Z側)に位置している。すなわち、コネクタ連結部163aのリア側の面の一部は、シール部83よりもフロント側に位置している。 モータ110の上記以外の構成は、図1から図4において示したモータ10の構成と同様である。
この構成によれば、底面がシール部83よりフロント側に位置する凹部163eが設けられている。そのため、コネクタ部63に加えられた外力が、シール部83に伝わりにくい。これにより、この構成によれば、シール部83が変形しにくく、カバー22とバスバーホルダ161との間の密閉性が低下することを抑制できる。
また、この構成によれば、コネクタ連結部163aのリア側の面の一部、すなわち、凹部163eの底面がシール部83よりもフロント側に位置する。そのため、凹部163eが設けられた部分を除いて、コネクタ連結部163aにおける軸方向の寸法を大きくできる。したがって、この構成によれば、コネクタ連結部163aの曲げ剛性を向上できる。その結果、コネクタ部63に外力が加えられた際に、コネクタ連結部163aが変形することを抑制できる。
なお、この構成においては、凹部163eは、2つ以上設けられていてもよい。 また、この構成においては、コネクタ部リア面163cは、シール部83よりフロント側に位置してもよいし、リア側に位置してもよい。すなわち、コネクタ連結部163aのリア側の面の一部がシール部83よりもフロント側に設けられていれば、コネクタ連結部163aのリア側の面のその他の部分は、軸方向において、いずれの位置に設けられていてもよい。
また、この構成においては、カバー22の蓋部22bが、コネクタ連結部163aのリア側に位置していてもよい。この場合において、シール部83は、コネクタ連結部163aのコネクタ部リア面163cに設けられていてもよい。シール部83がコネクタ部リア面163cに設けられる場合には、凹部163eは、コネクタ部リア面163cにおけるシール部83よりも径方向外側に位置する部分に設けられる。
図6は、本実施形態の他の一例であるモータ210の部分を示す断面図である。 なお、以下の説明においては、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
モータ210は、図6に示すように、バスバーアッシー260を備える。バスバーアッシー260は、バスバーホルダ261を有する。バスバーホルダ261は、本体部62と、コネクタ部263と、を有する。コネクタ部263は、コネクタ連結部263aと、コネクタ本体部63bと、を有する。 コネクタ連結部263aは、コネクタ部リア面63cからリア側(+Z側)に突出するリブ263fが設けられている点を除いて、図1から図4において示したコネクタ連結部63aと同様である。
リブ263fは、例えば、コネクタ連結部263aの幅方向(Y軸方向)の全体に延びている。リブ263fのリア側の端面は、軸方向(Z軸方向)において、本体部62の本体部リア面62cと同じ位置に設けられている。すなわち、リブ263fのリア側の端面は、軸方向において、シール部83とほぼ同じ位置に設けられている。
リブ263fが設けられることによって、コネクタ部リア面63cのリア側(+Z側)には、空隙AR4と空隙AR5とが設けられる。空隙AR4と空隙AR5とは、リブ263fによって遮られている。空隙AR4と空隙AR5とは、径方向において、本体部62とコネクタ本体部63bとの間に位置する。
この構成においてコネクタ連結部263aのリア側(+Z側)の面は、コネクタ部リア面63cと、リブ263fのリア側の端面と、で構成されている。コネクタ部リア面63cは、上述したように、シール部83よりもフロント側(−Z側)に位置している。すなわち、コネクタ連結部263aのリア側の面の一部は、シール部83よりもフロント側に位置している。 モータ210の上記以外の構成は、図1から図4において示したモータ10の構成と同様である。
この構成によれば、リブ263fによって、コネクタ連結部263aの曲げ剛性を高めることができる。そのため、コネクタ連結部263aの変形を抑制できる。
図7は、本実施形態の他の一例であるモータ310の部分を示す断面図である。 なお、以下の説明においては、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
モータ310は、図7に示すように、バスバーアッシー360を備える。バスバーアッシー360は、バスバーホルダ361を有する。バスバーホルダ361は、本体部62と、コネクタ部363と、を有する。コネクタ部363は、コネクタ連結部363aと、コネ
クタ本体部63bと、を有する。
コネクタ連結部363aのリア側(+Z側)の面であるコネクタ部リア面363cは、軸方向(Z軸方向)と直交する面(XY面)に対して傾く斜面である。この構成において、コネクタ連結部363aのリア側の面は、コネクタ部リア面363cのみで構成される。コネクタ部リア面363cの軸方向の位置は、径方向外側に向かうに従って、フロント側(−Z側)となる。
コネクタ部リア面363cの径方向内側の端部は、軸方向において、シール部83と同じ位置に設けられている。コネクタ部リア面363cにおける径方向内側の端部を除く部分は、シール部83よりもフロント側に位置している。すなわち、コネクタ連結部363aのリア側の面の一部は、シール部83よりもフロント側に位置している。コネクタ連結部363aの軸方向の寸法は、径方向外側に向かうに従って、連続的に小さくなる。
コネクタ部リア面363cが斜面であるため、コネクタ連結部363aのリア側(+Z側)には、空隙AR6が設けられている。空隙AR6は、径方向において、本体部62とコネクタ本体部63bとの間に位置する。 モータ310の上記以外の構成は、図1から図4において示したモータ10の構成と同様である。
この構成によれば、上記と同様にして、シール部83の変形を抑制できる。
<第2実施形態>

第2実施形態は、第1実施形態に対して、シール部483が本体部462の本体部内側面462bに設けられている点において異なる。

なお、以下の説明においては、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図8は、本実施形態のモータ410を示す断面図である。 本実施形態のモータ410は、図8に示すように、ハウジング21と、カバー422と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング51と、リアベアリング52と、制御装置70と、バスバーアッシー460と、複数のOリングと、を備える。複数のOリングは、フロント側Oリング81と、リア側Oリング482と、を含む。
バスバーアッシー460は、バスバーホルダ461を有する。バスバーホルダ461は、本体部462と、コネクタ部63と、接続端子保持部464と、を有する。 本体部462は、第1実施形態の本体部62に対して、内径が大きい。本体部462の本体部内側面462bには、シール部483が設けられている。シール部483には、リア側Oリング482が設けられている。
カバー422は、筒状部22aと、蓋部22bと、挿入部422dと、カバーフランジ部24と、を有する。 挿入部422dは、蓋部22bのカバーフロント面22cからフロント側(−Z側)に突出している。挿入部422dは、例えば、平面視(XY面視)で、円環状である。挿入部422dの外側面には、一周に亘って溝部422eが設けられている。溝部422eには、リア側Oリング482が嵌め込まれている。挿入部422dは、本体部462の開口部462aから、本体部462の内側に挿入されている。
リア側Oリング482は、一周に亘って、本体部462の本体部内側面462bに接触している。これにより、挿入部422dは、リア側Oリング482を介して、シール部483と間接的に接触する。 本実施形態のモータ410のその他の構成は、第1実施形態のモータ10の構成と同様である。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、密閉性が低下することを抑制できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、挿入部422dが本体部462の内側に挿入され、本体部462に設けられたシール部483と間接的に接触している。そのため、本実施形態によれば、カバー422を、本体部462に対して、より安定して固定できる。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同様に、シール部483に設けられるシール部材は、特に限定されず、例えば、液状ガスケット等を用いてもよい。シール部483に設けられるシール部材として、液状ガスケットを用いた場合には、カバー422の挿入部422dは、シール部483と直接的に接触する。すなわち、本実施形態においては、挿入部422dが、シール部483と直接的または間接的に接触する構成を採用できる。
なお、上記説明した第1実施形態及び第2実施形態の構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10,110,210,310,410…モータ、21…ハウジング、22,422…カバー、23…ハウジングフランジ部、24…カバーフランジ部、30…ロータ、31…シャフト、40…ステータ、43…コイル、51…フロントベアリング(第1の軸受)、52…リアベアリング(第2の軸受)、60,160,260,360,460…バスバーアッシー、61,161,261,361,461…バスバーホルダ、62,462…本体部、62a,462a…開口部、63,163,263,363…コネクタ部、63a,163a,263a,363a…コネクタ連結部、63b…コネクタ本体部、71…回路基板、83,483…シール部、91…バスバー、91a,91b,91c,91d,91e,91f…コイル接続部、92…配線部材、95…回路基板接続端子、95e…板状部、95f…接続面、163e…凹部、422d…挿入部、AR1…隙間、J…中心軸

Claims (12)

  1. モータであって、

    一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、

    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、

    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、

    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、

    前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、

    前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置するバスバーアッシーと、

    前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、

    を備え、前記バスバーアッシーは、

    前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、

    前記バスバーを保持するバスバーホルダと、

    を有し、

    前記バスバーホルダは、

    前記第2の側に開口部を有する筒状の本体部と、

    前記本体部から前記中心軸の径方向外側に突出し、前記ハウジングよりも前記第2の側に位置するコネクタ部と、

    を有し、

    前記バスバーホルダには、前記中心軸の周方向の一周に亘って、前記カバーと直接的または間接的に接触するシール部が設けられ、

    前記コネクタ部は、

    前記本体部と連結されるコネクタ連結部と、

    前記コネクタ連結部より径方向外側に設けられるコネクタ本体部と、

    を有し、

    前記コネクタ連結部の前記第2の側の面の少なくとも一部は、前記シール部よりも前記径方向外側において、前記シール部よりも前記第1の側に位置し、

    前記ハウジングは、前記第2側の端部から径方向外側に拡がるハウジングフランジ部を有し、

    前記バスバーホルダは、前記ステータの前記第2の側の端部と接触し、

    前記一方向において、前記コネクタ連結部と前記ハウジングフランジ部との間には、隙間が設けられる、

    モータ。
  2. 前記シール部は、前記本体部に設けられ、

    前記コネクタ連結部の前記第2の側の面の全体は、前記第2の側から前記第1の側に視て、露出している、請求項1に記載のモータ。

  3. 前記シール部は、前記本体部の前記第2の側の面に設けられる、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記シール部は、前記本体部の内側面に設けられ、

    前記カバーは、前記本体部の内側に挿入され前記シール部と直接的または間接的に接触する挿入部を有する、請求項1または2に記載のモータ。
  5. 前記コネクタ連結部の前記第2の側の面の全体は、前記シール部よりも前記第1の側に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。
  6. 前記コネクタ連結部の前記第2の側の面には、前記第1の側に窪む凹部が設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ。
  7. 前記カバーは、前記第1の側の端部にカバーフランジ部を有し、

    前記カバーフランジ部は、前記ハウジングフランジ部と固定されている、請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ。
  8. 前記一方向において前記第2の軸受と前記カバーとの間に配置され、前記第2の側の面が前記一方向と交差する回路基板をさらに備え、

    前記バスバーアッシーは、外部電源と前記回路基板とを電気的に接続する配線部材を有し、

    前記配線部材は、前記回路基板と電気的に接続される回路基板接続端子を有し、

    前記バスバーは、前記本体部の前記内側面から突出し前記ステータのコイルと電気的に接続されるコイル接続部を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のモータ。
  9. 前記コイル接続部の前記第2の側の端部は、前記回路基板の前記第1の側の面よりも前記第2の側に位置する、請求項8に記載のモータ。
  10. 前記コイル接続部の少なくとも一部は、前記径方向において、前記回路基板と重なる、請求項8または9に記載のモータ。
  11. 前記回路基板接続端子と前記コイル接続部とは、前記中心軸の周方向において、異なる位置に配置される、請求項8から10のいずれか一項に記載のモータ。
  12. 前記回路基板接続端子は、板状部を有し、

    前記板状部は、前記回路基板の前記第2の側の面と平行な接続面を有し、

    前記接続面は、前記回路基板の前記第2の側の面と接触する、請求項8から11のいずれか一項に記載のモータ。
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