JP2019054218A - ヒートシンク - Google Patents

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孟明 玉山
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Abstract

【課題】放熱性に優れたヒートシンクの提供。【解決手段】面状の底部と前記底部に設けられた複数のフィン芯部とを備えた下部金属部材と、前記下部金属部材の前記フィン芯部に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材と、前記下部金属部材と前記上部金属部材との間に形成された内部空間と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間に封入された作動媒体とを有するヒートシンク。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートシンクに関する。
近年、半導体素子等の発熱素子を用いた様々な電子機器において、高性能化や小型化が進み、それに伴い、電子機器の発熱密度が増大している。一般に、所定の温度を超えると、電子機器内の半導体素子等の各種素子、電池等は、その性能の維持が困難になるだけではなく、場合によっては、破損することもあり得る。従って、適切な温度管理が必要であり、発熱素子で生じた熱を効率的に放出し、冷却する技術が求められている。
半導体素子等の発熱素子を冷却する方法として、ヒートシンクが用いられている。ヒートシンクは、熱伝導性の高い材料で形成されており、大きな表面積を有する。ヒートシンクを半導体素子等の発熱素子に熱的に接続することにより、発熱素子で生じた熱を効率的に消散することができる。
このようなヒートシンクとしては、例えば特許文献1に記載のように、回路基板上の半導体回路素子に圧着されるベース部と、このベース部から突出する放熱フィンとを有して成るヒートシンクが知られている。
国際公開第2011/158756号
特許文献1に記載のようなヒートシンクは、ベース部において吸収した熱を、放熱フィンに移動させ、大きな表面積を有する放熱フィンから熱を放出することにより、放熱を行っている。しかしながら、上記の熱の移動は、ヒートシンクの材料の熱伝導率に依存したものであり、次第に高まる放熱性向上の要求を満たすには十分であるとは言えない。
従って、本発明の目的は、放熱性に優れたヒートシンクを提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、面状の底部と該底部に設けられた複数の放熱フィンとを備えたヒートシンクにおいて、これらの表面にベーパーチャンバーとして機能し得る部分を形成することにより、ヒートシンクの伝熱速度を高めて、放熱性を向上させることができることを見出し、本発明に至った。
本発明の第1の要旨によれば、
面状の底部と前記底部に設けられた複数のフィン芯部とを備えた下部金属部材と、
前記下部金属部材の前記フィン芯部に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材と、
前記下部金属部材と前記上部金属部材との間に形成された内部空間と、
前記内部空間内に配置されたウィックと、
前記内部空間に封入された作動媒体と、
を有するヒートシンクが提供される。
本発明の第2の要旨によれば、
配線板と、
前記配線板の一方主面に実装された半導体素子と、
前記半導体素子の天面に熱的に接続された本発明のヒートシンクと、
を備える、ヒートシンク付き半導体素子が提供される。
本発明によれば、面状の底部と該底部に設けられた複数のフィン芯部とを備えた下部金属部材上に、該下部金属部材の表面に対向するように上部金属部材を設け、その間に内部空間を形成し、かかる内部空間をベーパーチャンバーとして機能させることにより、放熱性の優れたヒートシンクを提供することができる。
図1は、本発明の一の実施形態におけるヒートシンク1aの斜視図である。 図2は、図1に示すヒートシンク1aのA−A断面図である。 図3は、ヒートシンク1aの放熱フィンおよびその周辺部の断面図である。 図4は、本発明の別の実施形態におけるヒートシンク1bの斜視図である。 図5は、ヒートシンク1bの放熱フィンおよびその周辺部の断面図である。 図6は、本発明の別の実施形態におけるヒートシンク1cの断面図である。 図7は、ヒートシンク1cの放熱フィンおよびその周辺部の断面図である。 図8は、本発明の別の実施形態におけるヒートシンク1dの断面図である。 図9は、本発明のヒートシンク付き半導体素子の断面図である。
以下、本発明のヒートシンクについて詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態のヒートシンク1aの斜視図を図1に、断面図を図2に、ヒートシンク1aの放熱フィン3およびその周辺部の断面図を図3に模式的に示す。
図1および図2に示されるように、本実施形態のヒートシンク1aは、面状のベース部2とベース部2に立設した放熱フィン3を有して成る。ヒートシンク1aは、その表面にベーパーチャンバー機能を有する。具体的には、図1、図2および図3に示されるように、ヒートシンク1aは、面状の底部4と該底部4に設けられた複数のフィン芯部5とを備えた下部金属部材6と、該下部金属部材6の底部4およびフィン芯部5に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材7とを有する。即ち、該上部金属部材7は、下部金属部材6の表面に沿って配置されている。上記上部金属部材7と下部金属部材6は、その端部において、接合され、封止されている。これにより、上記の下部金属部材6と上部金属部材7との間には、内部空間8が形成されている。該空間は、下部金属部材6の底部4と上部金属部材7との間、および、下部金属部材6のフィン芯部5と上部金属部材7との間のいずれにも形成されている。該内部空間8内には、ウィック9、および柱10、さらに凸部11が形成されている。具体的には、上部金属部材7上に柱10が配置され、フィン芯部5上に凸部11が配置されている。柱10と凸部11は、互いに対向する方向(即ち、頂部が向き合う方向)に設けられており、複数の柱10と複数の凸部11に挟まれた状態にウィック9が配置されている。ウィック9、柱10、および凸部11は、内部空間8のほぼ全体にわたって設けられている。該内部空間8内には、作動媒体が封入されている。上記の構成を有することにより、内部空間8は、ベーパーチャンバーとして機能する。
上記のように、本発明のヒートシンクは、その表面にベーパーチャンバー機能を有する。このベーパーチャンバーにより、発熱素子から底部4に伝わった熱が、ヒートシンクの表面全体に短時間で広がり、ヒートシンク表面全体から外部に放出される。従って、本発明のヒートシンクは、非常に優れた放熱性を有する。
上記下部金属部材6は、面状の底部4と該底部4に設けられた複数のフィン芯部5とを有して成る。
上記底部4は、発熱素子に熱的に接続され、発熱素子で生じた熱を受け取る部分に相当する。
上記底部4は、面状である。ここに、「面状」とは、板状およびシート状を包含し、高さ(厚み)に対して長さおよび幅が相当に大きい形状、例えば長さおよび幅が、厚みの10倍以上、好ましくは100倍以上である形状を意味する。
本実施形態のヒートシンク1aにおいて、上記フィン芯部5は、上記底部4から立設されている。フィン芯部5は板状であり、複数設けられ、各フィン芯部は互いに平行に配置されている。
上記下部金属部材6を構成する材料は、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、好ましくは銅またはアルミニウムであり、特に好ましくは銅であり得る。
上記上部金属部材7は、上記下部金属部材6の底部4およびフィン芯部5に対して、所定の間隔で、対向して配置されている。即ち、上部金属部材7は、下部金属部材6の表面から所定の間隔を保持した状態で、下部金属部材6の表面を覆うように形成されている。このように、下部金属部材6と上部金属部材7が、所定の間隔で対向して配置されることにより、その間に空間が形成される。かかる空間を封止し、密閉された内部空間8を得るために、下部金属部材6と上部金属部材7は、端部において接合されている。
上記下部金属部材6と上部金属部材7の間隔は、特に限定されないが、好ましくは50μm以上500μm以下、より好ましくは100μm以上400μm以下、さらに好ましくは100μm以上200μm以下、例えば125μm以上150μm以下である。
上記上部金属部材7を構成する材料は、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、好ましくは銅またはアルミニウムであり、特に好ましくは銅であり得る。下部金属部材6および上部金属部材7を構成する材料は、同じであっても、異なっていてもよいが、好ましくは同じである。
上記上部金属部材7の厚さは、特に限定されないが、好ましくは10μm以上200μm以下、より好ましくは30μm以上100μm以下、例えば好ましくは40μm以上60μm以下であり得る。
上記柱10は、下部金属部材6と上部金属部材7間の距離が所定の距離となるように、下部金属部材6と上部金属部材7を内側から支持している。柱10を内部空間に設置することにより、内部空間内が減圧された場合、あるいは外部からの外圧が加えられた場合等に内部空間が変形することを抑制することができる。
上記柱10の一部は、フィン芯部5の側面位置において、上部金属部材7からウィック9までの間を、底部4と平行な方向に延伸するように設けられている。そして、この柱10はウィック9と接している。また上記柱10の別の一部は、フィン芯部5の上部(底部4と反対側)において、上部金属部材7からウィック9までの間を、底部4と垂直な方向に延伸するように設けられている。そして、この柱10もウィック9と接している。
上記柱10を形成する材料は、特に限定されないが、例えば金属であり、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、特に好ましくは銅であり得る。好ましい態様において、柱を形成する材料は、第1シートおよび第2シートのいずれかまたは両方と同じ材料である。
上記柱10の高さは、所望の下部金属部材6と上部金属部材7間の距離に応じて適宜設定することができ、好ましくは50μm以上500μm以下、より好ましくは100μm以上400μm以下、さらに好ましくは100μm以上200μm以下、例えば125μm以上150μm以下である。
上記柱10の形状は、特に限定されないが、円柱形状、角柱形状、円錐台形状、角錐台形状等であり得る。
上記柱10の太さは、内部空間の変形を抑制できる強度を与えるものであれば特に限定されないが、例えば柱の高さ方向に垂直な断面の円相当径は、100μm以上2000μm以下、好ましくは300μm以上1000μm以下であり得る。上記柱の円相当径を大きくすることにより、内部空間の変形をより抑制することができる。また、上記柱の円相当径を小さくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
上記柱10の配置は、特に限定されないが、好ましくは均等に、例えば柱間の距離が一定となるように格子点状に配置される。柱を均等に配置することにより、ヒートシンク全体にわたって均一な内部空間の強度を確保することができる。
上記柱10の数および間隔は、特に限定されないが、内部空間を規定する一の主面の面積1mmあたり、好ましくは0.125本以上0.5本以下、より好ましくは0.2本以上0.3本以下であり得る。上記柱の数を多くすることにより、内部空間の変形をより抑制することができる。また、上記柱の数をより少なくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
上記柱10は、下部金属部材6または上部金属部材7と一体に形成されていてもよく、また、下部金属部材6または上部金属部材7と別個に製造し、その後、所定の箇所に固定してもよい。
上記凸部11の高さは、特に限定されないが、好ましくは1μm以上100μm以下、より好ましくは5μm以上50μm以下、さらに好ましくは15μm以上30μm以下であり得る。凸部の高さをより高くすると、作動媒体の保持量をより多くすることができる。また、凸部の高さをより低くすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。従って、凸部の高さを調整することにより、ヒートシンクの熱輸送能を調整することができる。
上記凸部11間の距離は、特に限定されないが、好ましくは1μm以上500μm以下、より好ましくは5μm以上300μm以下、さらに好ましくは15μm以上150μm以下であり得る。凸部間の距離を小さくすることにより、より毛細管力を大きくすることができる。また、凸部間の距離を大きくすることにより、透過率をより高くすることができる。
上記凸部11の形状は、特に限定されないが、円柱形状、角柱形状、円錐台形状、角錐台形状等であり得る。また、上記凸部11の形状は、壁状であってもよく、即ち、隣接する凸部の間に溝が形成されるような形状であってもよい。
上記凸部11の一部は、フィン芯部5の側面位置において、下部金属部材6からウィック9までの間を、底部4と平行な方向に延伸するように設けられている。そして、この凸部11はウィック9と接している。
一の態様において、上記凸部11の高さは、上記柱10の高さよりも小さい。
一の態様において、上記柱10の高さは、上記凸部11の高さの、好ましくは1.5倍以上100倍以下、より好ましくは2倍以上50倍以下、さらに好ましくは3倍以上20倍以下、さらにより好ましくは3倍以上10倍以下であり得る。
一の態様において、上記凸部11の密度は、上記柱10の密度よりも大きい。即ち、内部空間を規定する一の主面における面積あたりの凸部の数は、同面積あたりの柱の数よりも多い。
本実施形態のヒートシンク1aにおいて、柱10は上部金属部材7側に、凸部11は下部金属部材6側に形成されているが、本発明はこれに限定されず、柱10が下部金属部材6側に、凸部11が上部金属部材7側に形成されていてもよい。
尚、本発明のヒートシンクにおいて、上記凸部11は必須の構成ではなく、存在してなくてもよい。また、本発明のヒートシンクにおいて、柱10は必須の構成ではなく、存在してなくてもよい。
上記ウィック9は、毛細管力により作動媒体を移動させることができる構造を有するものであれば特に限定されない。作動媒体を移動させる毛細管力を発揮する毛細管構造は、特に限定されず、従来のベーパーチャンバーにおいて用いられている公知の構造であってもよい。例えば、上記毛細管構造は、細孔、溝、突起などの凹凸を有する微細構造、例えば、繊維構造、溝構造、網目構造等が挙げられる。
上記ウィック9の厚みは、特に限定されないが、例えば5μm以上200μm以下、好ましくは10μm以上80μm以下、より好ましくは30μm以上50μm以下であり得る。
上記ウィック9の大きさおよび形状は、特に限定されないが、例えば、内部空間の内部において蒸発部から凝縮部まで連続して設置できる大きさおよび形状を有することが好ましい。
図2において、ウィック9は、一の独立した部材であるが、内部空間と一体に形成されていてもよい。例えば、図2に示したヒートシンクにおいてウィック9を設けずに、内部空間の壁面に形成された凸部11をウィックとして用いることができる。
一の態様において、ウィックは、個別に設けたメッシュシートなどのウィック部材と、内部空間の壁面に形成された凸部の両方であってもよいし、どちらか一方のみでもよい。
上記作動媒体は、内部空間内の環境下において気−液の相変化を生じ得るものであれば特に限定されず、例えば水、アルコール類、代替フロン等を用いることができる。一の態様において、作動媒体は水性化合物であり、好ましくは水である。
(実施形態2)
本実施形態のヒートシンク1bの斜視図を図4に示す。
図4に示されるように、本実施形態のヒートシンク1bは、放熱フィン3が、柱状に形成されている点でヒートシンク1aと異なる。上記放熱フィン3が柱状であるので、下部金属部材6のフィン芯部5も同様に柱状に形成される。他の部分の構成は、上記ヒートシンク1aと同様であり得る。
上記のように放熱フィンを柱状とすることにより、放熱フィンの表面積をより大きくすることができ、放熱効果を向上させることができる。
(実施形態3)
本実施形態のヒートシンク1cの断面図を図5に、その放熱フィンおよびその周辺部の断面図を図6に示す。
図5および図6に示されるように、本実施形態のヒートシンク1cは、内部空間8が、フィン芯部毎に形成されている。他の部分の構成は、上記ヒートシンク1aと同様であり得る。
上記のように内部空間8をフィン芯部毎に形成することにより、下部金属部材6と上部金属部材7の接合箇所が増加するので、上部金属部材7の位置の固定が容易になり、内部空間8の変形等を抑制することができる。即ち、ベーパーチャンバー機能を安定して発揮することができる。
(実施形態4)
本実施形態のヒートシンク1dの断面図を図7に、その放熱フィンおよびその周辺部の断面図を図8に示す。
図7および図8に示されるように、本実施形態のヒートシンク1dの下部金属部材6の底部4はベーパーチャンバーである。即ち、下部金属部材6の底部4は、内部空間を有する面状の筐体と、該内部空間内に配置されたウィック12と、該内部空間13内に封入された作動媒体とを有して成るベーパーチャンバーであり、該筐体の一の主面に立設されたフィン芯部5を有する。また、下部金属部材6の底部4の内部空間13内には、柱14および凸部15が形成されている。上記ヒートシンク1dは、上記実施形態1のヒートシンク1aと同様に、下部金属部材6に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材7を有し、下部金属部材6と上部金属部材7との間に、内部空間8が形成されている。該内部空間8内には、ウィック9、および柱10、さらに凸部11が形成され、作動媒体が封入されている。
上記のように下部金属部材6の底部4がベーパーチャンバーの構成を有することで、発熱素子からの熱が底部4全体に速やかに拡散し、放熱効果をさらに向上させることができる。
以上、本発明のヒートシンクについて、いくつかの実施形態を示して説明したが、本発明は上記のヒートシンクに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、本発明においては、内部空間は、フィン芯部の下部(底部4側)から上部にわたって連結していればよい。従って、一の態様において、下部金属部材6と上部金属部材7は、端部以外においても接合されていてもよい。下部金属部材6と上部金属部材7の接合箇所を増やすことにより、上部金属部材7の位置ずれを抑制することができる。
上記のように本発明のヒートシンクは、高い放熱性を有するので、発熱素子の冷却に好適に用いることができる。
従って、本発明は、本発明のヒートシンクを備える電子部品をも提供する。
さらに、本発明は、本発明のヒートシンクまたは本発明の電子部品を有する電子機器をも提供する。
一の態様において、上記電子部品は、半導体素子であり得る。
従って、本発明は、好ましい態様において、
配線板16と、
前記配線板16の一方主面に実装された半導体素子17と、
前記半導体素子17の天面に熱的に接続された本発明のヒートシンクと、
を備える、ヒートシンク付き半導体素子をも提供する。
上記本発明のヒートシンク付き半導体素子におけるヒートシンクは、本発明のヒートシンクであり、図9に示される態様においては、ヒートシンクは、上記ヒートシンク1aである。
上記配線板としては、通常半導体パッケージ、半導体回路等に用いられる配線板であれば特に限定されず、好ましくはプリント配線基板が用いられる。
上記半導体素子としては、特に限定されず、CPU、メモリなどの集積回路が挙げられる。
本発明のヒートシンクと半導体素子の熱的接続は、両者を直接接触させることにより行ってもよく、他の熱伝導性部材、例えばサーマルグリース、はんだ等の金属部材等を介して行ってもよい。ここに、「サーマルグリース」とは、熱伝導性の高い粘性物質であり、例えば変性シリコーンなどに熱伝導性の高い金属または金属酸化物の粒子を分散させたものが用いられる。
本発明は、特に限定されないが、以下の態様を開示する。
1. 面状の底部と前記底部に設けられた複数のフィン芯部とを備えた下部金属部材と、
前記下部金属部材の前記フィン芯部に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材と、
前記下部金属部材と前記上部金属部材との間に形成された内部空間と、
前記内部空間内に配置されたウィックと、
前記内部空間に封入された作動媒体と、
を有するヒートシンク。
2. 前記内部空間内に配置された柱を有する、態様1に記載のヒートシンク。
3. 前記下部金属部材は、前記下部金属部材に対向する面に凸部を有し、該凸部は、ウィックとして機能する、態様1または2に記載のヒートシンク。
4. 前記凸部の高さは、前記柱の高さよりも小さく、前記凸部の密度は前記柱の密度よりも大きい、態様3に記載のヒートシンク。
5. 前記上部金属部材は、前記下部金属部材の前記底部に対して、所定間隔で対向配置される、態様1〜4のいずれか1つに記載のヒートシンク。
6. 前記内部空間は、フィン芯部毎に形成されている、態様1〜5のいずれか1つに記載のヒートシンク。
7. 前記底部は、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成る、態様1〜6のいずれか1つに記載のヒートシンク。
8. 配線板と、
前記配線板の一方主面に実装された半導体素子と、
前記半導体素子の天面に熱的に接続された態様1〜7のいずれか1つにヒートシンクと、
を備える、ヒートシンク付き半導体素子。
本発明のヒートシンク集合体は、高い放熱性を有するので、種々の電子機器において好適に用いることができる。
1a,1b,1c…ヒートシンク
2…ベース部、3…放熱フィン、4…底部、5…フィン芯部
6…下部金属部材、7…上部金属部材、8…内部空間、9…ウィック
10…柱、11…凸部
12…ウィック、13…内部空間、14…柱、15…凸部
16…配線板、17…半導体素子

Claims (8)

  1. 面状の底部と前記底部に設けられた複数のフィン芯部とを備えた下部金属部材と、
    前記下部金属部材の前記フィン芯部に対して所定間隔で対向配置された上部金属部材と、
    前記下部金属部材と前記上部金属部材との間に形成された内部空間と、
    前記内部空間内に配置されたウィックと、
    前記内部空間に封入された作動媒体と、
    を有するヒートシンク。
  2. 前記内部空間内に配置された柱を有する、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記下部金属部材は、前記下部金属部材に対向する面に凸部を有し、該凸部は、ウィックとして機能する、請求項1または2に記載のヒートシンク。
  4. 前記凸部の高さは、前記柱の高さよりも小さく、前記凸部の密度は前記柱の密度よりも大きい、請求項3に記載のヒートシンク。
  5. 前記上部金属部材は、前記下部金属部材の前記底部に対して、所定間隔で対向配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  6. 前記内部空間は、フィン芯部毎に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  7. 前記底部は、内部空間を有する面状の筐体と、前記内部空間内に配置されたウィックと、前記内部空間内に封入された作動媒体とを有して成る、請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  8. 配線板と、
    前記配線板の一方主面に実装された半導体素子と、
    前記半導体素子の天面に熱的に接続された請求項1〜7のいずれか1項にヒートシンクと、
    を備える、ヒートシンク付き半導体素子。
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