JP2019051193A - 洗濯機 - Google Patents

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公太 功刀
明宏 細川
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明宏 細川
英史 松井
Hidefumi Matsui
英史 松井
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Abstract

【課題】水槽から外枠への振動伝達率を効率的に低減できる防振装置を備え、特に脱水運転時の定常時に発生する外枠の振動を抑制することができる洗濯機を実現する。【解決手段】本発明の洗濯機は、水平または傾斜した回転軸の向きで回転可能に支持され、被洗浄物を収容するドラム34と、ドラム34を収容する水槽33と、水槽33を収容する外枠30と、ドラム34を回転駆動する駆動部36と、水槽33の底部と外枠30の底部との間に配設され、水槽33を外枠30に対し弾性支持する防振装置31とを備え、防振装置31は、水槽33を支持する主弾性体51と、主弾性体51に並列に接続される減衰部52とから成り、減衰部52はダンパ54と副弾性体53とを備え、ダンパ54と副弾性体53が直列に接続されて構成されるもので、特に脱水運転時の定常時に発生する外枠30の振動を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、水槽内に回転自在に配設されたドラム内に収容された衣類に対し、洗濯運転を行う洗濯機に関する。
従来の洗濯機は、水槽の底部に防振用のダンパが設けられることによって、水槽および外枠の低振動化が実現されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は従来の洗濯機の要部断面図である。図7に示されるように、防振装置131は、洗濯機の外枠130の底部130aと水槽133の底部133aとの間に配設されている。防振装置131は、オイルを作動流体とする粘性ダンパであり、脱水起動時の水槽33の共振振動振幅を低減する。脚141はゴムなどの弾性材料で構成され、外枠130の底部130aの四隅に配置されている。これらの構成によって、水槽133の振動がそのまま外枠30の底部30aに伝わらず、洗濯機の外枠130の振動ならびにその振動に起因する騒音および床の振動を小さくすることができる。
特開2011−167222号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の構成では、減衰力が強い防振装置を用いると、低回転数での水槽の共振振幅の抑制には有効だが、高回転数での外枠の定常振動の増加を招き、脱水運転時の定常振動が大きくなる。一方、減衰力が弱い防振装置を用いると、外枠の定常振動の抑制には有効だが、共振の抑制効果が小さくなり、脱水運転時の起動率を低下させやすい。つまり、減衰力の調整による水槽の共振抑制と外枠の定常振動抑制とは両立させ難いという課題を有していた。
また、特許文献2に記載された洗濯機は、定常振動での水槽から外枠への振動伝達を低減するために、低速回転に比べ高速回転での減衰力を小さくし、高速回転での定常運転時における外枠の振動を低減しようとするものである。しかしながら、この従来の構成では、減衰力を調整するための複雑な構造が必要となる。また、水槽の荷重が防振装置を介して外枠に直接作用するため、水槽の質量を増加させたり、支持剛性を小さくするのに比べて、防振装置の減衰力の変化によって得られる振動伝達率の低減効果は小さいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水槽から外枠への振動伝達率を効率的に低減できる防振装置を備え、特に脱水運転時の定常時に発生する外枠の振動を抑制する洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、水平または傾斜した回転軸を有し回転可能に支持され、衣類等の被洗浄物を収容するドラムと、前記ドラムを収容する水槽と、前記水槽を収容する外枠と、前記ドラムを回転駆動する駆動部と、前記水槽の底部と前記外枠の底部との間に配設され、前記水槽を弾性支持する防振装置とを備え、前記防振装置は、前記水槽を支持する主弾性体と、前記主弾性体に並列に接続される減衰部とか
ら成り、前記減衰部はダンパと副弾性体とを備え、前記ダンパと前記副弾性体が直列に接続されて構成されたものである。
この構成によって、水槽の振動は防振装置の減衰部に含まれる副弾性体を介してダンパに伝達される。このため、主弾性体と減衰部とで減衰時のストロークの状態に差異が生じる。これにより、水槽から外枠へ伝達される減衰力を変化させ、防振装置の剛性および減衰力を適切に選定することで、振動伝達率を低減させることができる。特に脱水運転の定常振動時には、水槽の荷重による加振力は伸縮する副弾性体を介してダンパに伝達されるため、水槽から外枠へ伝達される加振力を低減し、外枠の振動および家屋の振動を効果的に抑制することができる。
本発明の洗濯機は、防振装置において、水槽を支持する主弾性体と並列に減衰部を設け、減衰部にはダンパと直列に副弾性体を配設することで、振動の伝達特性を変化させ、水槽から外枠への振動伝達率を効率よく低減することができる。特にドラムが高回転数で回転される脱水運転時の定常時における外枠や床の振動を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の側面断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の防振装置の要部断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の防振装置の振動モデルを示す図 本発明の実施の形態1における洗濯機の防振装置の振動伝達率を示す特性図 本発明の実施の形態2における洗濯機の防振装置の要部断面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の防振装置の要部断面図 従来の洗濯機の側面断面図
第1の発明の洗濯機は、水平または傾斜した回転軸の向きで回転可能に支持され、衣類等の被洗浄物を収容するドラムと、前記ドラムを収容する水槽と、前記水槽を収容する外枠と、前記ドラムを回転駆動する駆動部と、前記水槽の底部と前記外枠の底部との間に配設され、前記水槽を前記外枠に対し弾性支持する防振装置とを備え、前記防振装置は、前記水槽を支持する主弾性体と、前記主弾性体に並列に接続される減衰部とから成り、前記減衰部はダンパと副弾性体とを備え、前記ダンパと前記副弾性体が直列に接続されて構成される洗濯機である。
この構成によって、水槽から外枠への水槽の荷重に関連する加振力が副弾性体を介してダンパに伝達される。副弾性体とダンパとが直列に接続されて構成される減衰部と主弾性体との組み合わせによって、水槽から外枠への加振力の伝達経路を変化させ、振動伝達特性を変化させる。これにより、ドラムの回転数が高回転数の場合の振動伝達率の低減率を、副弾性体がない場合に対して、大幅に向上させることができる。したがって、ドラムの回転数が高回転数になるほど、水槽から外枠への振動伝達率が低減し、脱水の定常運転時の外枠の振動を効果的に低減できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記副弾性体は、前記主弾性体の全圧縮時の長さより全長が短く設定され、前記副弾性体は、外径が前記主弾性体の内径より小さく設定され、前記主弾性体に内包されるように配設されて構成されるものである。
この構成によって、副弾性体を追加した構成であっても、防振装置の外形サイズを伸長させることなく従来と同程度に抑えることができる。また、主弾性体の全圧縮時に副弾性体が全圧縮されることがなく、副弾性体における異音の発生を防止できる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドが摺動自在となるよう配設され前記水槽に固定された第2のバネ受との間に前記ロッドを内包して配設され、前記副弾性体は、前記第2のバネ受と、前記ロッドと一体であり前記第2のバネ受より前記シリンダ側に配設された第3のバネ受との間に配設され、前記第2のバネ受は、前記ロッドが貫通し、前記副弾性体が外側に配設される中空円筒部を備え、前記中空円筒部の長さは、前記副弾性体の全圧縮時の長さより短く構成されるものである。
この構成によって、中空円筒部は、水槽の横振動による副弾性体の湾曲を防止し、副弾性体がロッドに接触することなく正常にストロークできるように規制することができる。加えて、中空円筒部の長さを副弾性体の全圧縮時の長さより短くしたことにより、水槽の上下振幅が大きくなって、副弾性体が全圧縮した場合においても、中空円筒部が第3のバネ受に接触することがなく、防振装置における異音の発生を防止できる。
第4の発明は、特に、第2の発明において、前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドが摺動自在となるよう配設され、前記水槽に固定された第2のバネ受との間に配設され、前記副弾性体は、前記第2のバネ受と、前記ロッドと一体であり前記第2のバネ受より前記シリンダ側に配設された第3のバネ受との間に配設され、前記副弾性体は、前記ロッドが貫通する中空円筒状の粘弾性体によって構成されるものである。
この構成によって、粘弾性体がロッドの摺動規制の機能を兼ね備え、第2のバネ受に中空円筒部を設けてロッドの摺動規制を行う必要がなくなり、構成部品を簡略化できる。また、副弾性体として中空円筒状の粘弾性体が使用されることで、防振装置に縦方向だけでなく、横方向へも減衰力を付加できる。これにより、防振装置は、ドラムの回転数が低回転数の時に発生する水槽の共振時において、水槽の横方向の振動を効果的に抑制できる。
第5の発明は、特に、第1の発明において、前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドと一体となるよう配設され前記水槽に固定された第2のバネ受との間に配設され、前記副弾性体は、前記シリンダの内部に配設されたものである。
この構成によって、副弾性体がシリンダ内に設けられることで、副弾性体はシリンダ内で湾曲することなく伸縮が行え、防振装置に縦方向の減衰力を適正に付加させることができる。また、ロッドと第2のバネ受の一体化が図れ、第2のバネ受より水槽側へのロッドのストローク空間が不要となり、防振装置の取り付け空間の確保が容易となる。また、ロッドを第2のバネ受と一体化することにより、ロッドと他部品の接触による異音の発生を防止することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれかの発明において、前記副弾性体は、前記主弾性体より高い剛性を有するものである。この構成によって、ドラムの回転数が低回転数では副弾性体の振動が比較的小さく、主弾性体とダンパのロッドのストローク量がほぼ等しくなるため、ダンパによる減衰力が発生しやすくなり、水槽の共振振幅を小さく抑える
ことができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれかの発明において、前記主弾性体は、前記主弾性体と前記副弾性体の併用による前記水槽の共振周波数が所定の共振周波数以下となるように、剛性を低く設定されるものである。この構成によって、副弾性体の挿入により共振周波数が従来に比べ大きくなることを防止できるとともに、脱水定常運転時の振動伝達率も低減することができ、広い周波数範囲に亘って振動伝達率低減の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における洗濯機の側面断面図である。図2は本実施の形態における洗濯機の防振装置31の要部断面図である。図3は本実施の形態における洗濯機の防振装置31の振動モデルを示す図である。図4は本実施の形態における洗濯機の防振装置31の振動伝達率の特性を示す図である。
本発明の実施の形態1における洗濯機の構成を説明する。図1に示されるように、洗濯機は、外枠30の内部に、水槽33と、水槽33内に設けられた衣類などの被洗浄物を収容するドラム34と、ドラム34を回転させる駆動部36と、外枠30の振動を抑える防振装置31とを備えている。ドラム34の回転軸の向きは、水平方向もしくは洗濯機の前面側を上向きに傾斜させた方向に設定されている。
外枠30は、2本の防振装置31により水槽33を下から弾性支持している。防振装置31の一端は水槽33の下部と連結され、防振装置31の他端は外枠30の底部と連結されている。2本の防振装置31は、水槽33の重心に対して左右方向で略対称となる位置(図示せず)に設けられている。また、2本の防振装置31は、前後方向において、水槽33の略重心上に設けられている。また、水槽33は、側面外側に複数本のリブ(図示せず)が設けられている。これにより、水槽33は、剛性が向上して各方向のたわみが抑制されている。
外枠30上部と水槽33の上部との間に、引張りばねよりなる懸架装置32が設けられている。懸架装置32は、水槽33を弾性的に懸架支持し、水槽33の姿勢を維持する。
ドラム34は、洗濯機の前面側に衣類等の被洗浄物が出し入れされる開口部43が設けられている。バランサ装置(図示せず)が、ドラム34の開口部43に配設されている。このバランサ装置は、ドラム34内の被洗浄物の偏在に起因するドラム34の回転時のアンバランスを自動的に補正し、振動を抑制する。
駆動部36は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御により回転速度が制御される。駆動部36は水槽33の下部に配設され、モータプーリと駆動ベルトとドラムプーリより成る減速機構37を介して、ドラム34を回転させる。
洗濯水供給部38は、外枠30内の上部に設けられ、水槽33およびドラム34の内部に洗濯水を給水する。水位検知部39は、水槽33内の洗濯水の水位を検知する。排水部40は、水槽33の下部に設けられ、水槽33内の洗濯水を機外に排水する。操作表示部42は、洗濯機の前面の上部に設けられ、使用者による運転コースの設定操作と設定内容などの表示とを行う。制御装置41は外枠30の底部上に設けられている。制御装置41は、操作表示部42により入力された設定内容に基づいて、駆動部36、洗濯水供給部3
8、排水部40などを逐次制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程等の一連の洗濯運転を行う。
次に、本実施の形態における洗濯機の防振装置31の構成を説明する。図2に示されるように、本実施の形態における防振装置31は、主弾性体51と減衰部52とから構成されている。主弾性体51と減衰部52とは並列に接続されている。減衰部52は、ダンパ54と副弾性体53とから構成されている。ダンパ54と副弾性体53とは直列に接続されている。
防振装置31は、水槽33の下方に設けられ、水槽33を外枠30の底部から弾性支持している。
なお、同様に水槽33を支持できれば、防振装置31は水槽33の上部に設けられても良い。また、洗濯機の運転中のどのような状況に対しても水槽33に対する支持の安定性が確保できるのであれば、防振装置31の本数を増減したり、配置を変更したりしてもよい。また、水槽33の上部の懸架装置32は設けられなくてもよい。
また、防振装置31と水槽33および外枠30との間には防振ゴム等が配設され、水槽33の微振動や騒音が外枠30に伝播しにくい構成とされていてもよい。
本実施の形態では、主弾性体51と副弾性体53はコイルスプリングが用いられている。また、ダンパ54はオイルダンパが用いられている。なお、剛性と減衰を付加できるものであれば、空気ばねや磁性流体ダンパ等の代替部材が用いられてもよい。
主弾性体51は、脱水工程における最大アンバランス量時の共振振幅のような大振幅において、主弾性体51の線間接触がないような伸縮量が確保されている。なお、主弾性体51の剛性は、必要な剛性が確保されていれば、小さいほうが望ましい。剛性が小さいほど共振周波数を低くすることができ、共振振幅が低減され、また高回転数域での振動伝達率も低減される。ただし、必要な剛性とは、洗濯水と衣類等の被洗浄物の最大容量時に、水槽33が沈みこんで外枠30との相対位置がずれても、開口部43まわりの投入口の変形や、水槽33に対する配管に影響しない程度の剛性である。
副弾性体53は、主弾性体51の全圧縮時の長さより、自然長が短く設定されている。また、副弾性体53は、外径を主弾性体51の内径より小さく設定され、主弾性体51に内包されるように配設されている。なお、副弾性体53の剛性は、主弾性体51の剛性に比べて2倍〜5倍程度大きく設定されている。これによって、水槽33の共振を効果的に抑制できるように構成されている。
ダンパ54としてのオイルダンパは、オイルが封入されたシリンダ54aと、オイル中を往復移動し粘性抵抗による減衰力を発生させるピストン54bと、ピストン54bに固定された棒材のロッド54cとで構成されている。ロッド54cは、シリンダ54aの一端面から突出している。
次に、防振装置31を構成する前記各種構成要素の固定に関する構成を説明する。主弾性体51は、シリンダ54aの一端面側に設けられる第1のバネ受55と、ロッド54cの先端側に設けられた第2のバネ受56との間にロッド54cを内包して配設される。副弾性体53は、第2のバネ受56と、第2のバネ受56よりシリンダ54a側に、ロッド54cと一体に設けられる第3のバネ受57との間に配設される。
第1のバネ受55は、第1のバネ受55がシリンダ54aに対して振動しないように、
シリンダ54aの一端に固定されている。第2のバネ受56は、第2のバネ受56が水槽33に対して振動しないように、水槽33と固定され、ロッド54cとは結合されていない。第3のバネ受57は、第3のバネ受57がロッド54cに対して振動しないように、ロッド54cに固定されている。第3のバネ受57はロッド54cに対して、溶接されていてもよいし、Eリング等の部品を介して固定されていてもよい。
なお、第1のバネ受55は、主弾性体51の振動により、シリンダ54aに対して移動しない構成であれば、シリンダ541と一体化される必要はなく、シリンダ541と接触するように挿入されていてもよい。同様に第2のバネ受56も、水槽33に対して移動しない構成であれば、水槽33と一体化される必要はなく、水槽33と接触するように挿入されていてもよい。
さらに、第2のバネ受56にはロッド54cが貫通する中空円筒部56aが設けられている。中空円筒部56aは、第2のバネ受56の下面よりシリンダ54a側に延設されている。副弾性体53は、中空円筒部56aの外側に配設されている。中空円筒部56aの長さは、副弾性体53の全圧縮時の長さより短く構成されている。中空円筒部56aの内周面とロッド54cの外周面とは摺動自在に構成されている。
なお、摺動自在であれば、中空円筒部56aの内径がロッド54cの外径に対して大きい構成であってもよいし、摺動部へのグリス塗布であってもよい。また、第2のバネ受56とは別体で構成された直線運動用軸受を使用することで、ロッド54cがストロークできるような構造としてもよい。
以上のように構成された洗濯機について、その動作および作用を説明する。
使用者がドラム34内に衣類と洗剤を投入後、スタートボタンを押すことにより、洗濯運転が開始される。最初に洗い工程が行われる。制御装置41は、洗濯水供給部38を作動させ、ドラム34内に洗濯水が供給される。水位検知部39によってドラム34内に規定量の洗濯水が供給されたことが検知されると、制御装置41は洗濯水供給部38に信号を送り、給水を停止する。
制御装置41は、駆動部36を駆動してドラム34を回転させる。ドラム34の回転によって、洗剤は洗濯水に溶けて衣類に浸透する。制御装置41は、ドラム34を30r/min程度の低速で回転させ、衣類を持ち上げては落とすたたき洗いを所定時間行う。洗い工程終了後、制御装置41は、排水部40を作動させ、汚れが溶け込んだ洗濯水を水槽33の外に排出する。
制御装置41は、洗濯水供給部38を作動させ、ドラム34内に規定量の洗濯水を供給する。そして、衣類に残された洗剤と汚れを衣類からすすぎ出す、すすぎ工程を行う。制御装置41は、洗い工程と同様にドラム34を30r/min程度の低速で回転させ、衣類を持ち上げては落とす動作を所定時間、所定回数行う。最後のすすぎが終了し、すすぎ工程最後の排水が終了すると、制御装置41は、脱水工程を開始する。
洗濯運転が脱水工程に入ると、ドラム34の回転は徐々に速くなる。このとき、ドラム34の中で偏った衣類は、回転されることによってドラム34を振れ回し、加振力となって水槽33を振動させる。この振動はドラム34の回転軸の周方向に発生する。この振動エネルギーが防振装置31を伝わり、外枠30を加振する。
ドラム34の回転数がおよそ150r/min〜250r/minに達すると、水槽33の共振が発生し、水槽33が大きく振動する。この振動モードでは、水槽33の横方向
の振幅と縦方向の振幅が大きくなる。防振装置31は水槽33の下側に略鉛直方向に設置されるため、縦方向の減衰力は大きいが、横方向の減衰力は小さく、縦方向に比べて横方向の振動が大きくなる。
ドラム34の回転数がさらに上昇し、目標の回転数に達すると、脱水の定常運転となる。この脱水の定常運転において、ドラム34は、700r/min〜900r/minの高回転数で数分間回転し続ける。
脱水工程の定常運転時の振動は、水槽33や外枠30の共振周波数ではない。また、ドラム34は、バランサにより衣類のアンバランスを補正されるものの完全にバランスさせることは困難であり、偏心荷重が残存している。回転機械の振動特性上、ドラム34は回転数が大きくなっても偏心荷重により、振動が発生し続ける。ドラム34の振動が伝わって発生する水槽33や外枠30の振動は、使用者にとって不快な騒音となるとともに、家屋の振動にもつながり問題となる。このため、水槽33から外枠30への振動伝達率を低減することが重要である。
上述した、洗濯機の共振抑制と定常時の振動伝達率低減とは二律背反(トレードオフ)の関係である。従来の洗濯機は、それら両方を抑制するために、防振装置31による振動の減衰力をドラム34の回転数や防振装置31のダンパのストロークに応じて変化させる可変減衰部が用いられてきた。例えば、ドラム34の回転数が低回転数の時に発生する水槽33の共振時にはダンパ力を強め、ドラム34の回転数が高回転数の定常時にはダンパ力を弱めるといったダンパの取り付け手法やダンパ構造の工夫が図られてきた。
しかしながら、振動特性上、定常時に振動の減衰力を弱めることで得られる振動伝達率の改善は、2次遅れ要素となる。このため、高回転数域での振動伝達率の低減度は−20dB/dec程度が限界であった。つまり、振動の減衰力を弱めることで得られる振動伝達率低減効果は小さいものであった。
本実施の形態における洗濯機の防振装置31は、図3に示されるような振動モデルとなるように構成されている。すなわち、防振装置31は、主弾性体51と、それに並列に接続される減衰部52とからこうせいされる。また、減衰部52は、ダンパ54と直列に接続される副弾性体53とから構成される。
具体的には、例えば、図2を用いて前述されたように、主弾性体51は、シリンダ54a側に設けられる第1のバネ受55と、ロッド54c先端側の水槽33に設けられた第2のバネ受56との間に配設される。また、副弾性体53は、第2のバネ受56と、第2のバネ受56よりシリンダ541側にロッド542と一体に設けられる第3のバネ受57との間に配設される。ダンパ54は第3のバネ受57を介して副弾性体53と直列に接続される。
この構成により、図3に示される振動モデルに則した防振装置31を実現することができる。
図4は、本実施の形態における洗濯機の防振装置31の振動伝達率を示す特性図である。図4に示されるように、本実施の形態における防振装置31のような振動モデルの場合、振動伝達特性は3次系の伝達関数となり、振動伝達率が高周波数領域にて約−40dB/decとなる。従来の洗濯機は、副弾性体53が設けられていないので、ドラム34の回転数が水槽33の共振周波数を超えると急激に低減し、高回転数になればなるほど、振動伝達率の低限度が大きくなる(図4において点線で表示)。また、主弾性体51の剛性を従来同等にした場合、副弾性体53が挿入されるだけでは、共振振幅の維持と定常の振
動伝達率低減は図れるものの、共振周波数が上昇するとともに、振動伝達率の改善領域が狭くなってしまう(図4において破線で表示)。
そこで、本実施の形態の防振装置31は、副弾性体53を備えるとともに、主弾性体51の剛性も従来の剛性より低く設定されている。これにより、共振周波数を従来と同等に抑えることができ、かつ、広い周波数領域に亘って振動伝達率の改善効果を得ることができる(図4において実線で表示)。
以上により、本発明の防振装置31によれば、高回転数の定常振動時において水槽33から外枠30もしくは床面への振動伝達率を低減できるとともに、低回転数の共振時においても水槽33の共振を効果的に抑制できる。
また、本実施の形態における洗濯機の防振装置31は、副弾性体53の剛性が主弾性体51の剛性より高く設定されている。この設定によって、水槽33に対してダンパ54が、より剛的に接続され、水槽33とダンパ54とが同相で振動しやすくなる。したがって、ドラム34の回転数が低回転数で水槽33が共振を起こすときには、主弾性体51とダンパ54のストロークはほぼ同一となる。
一方、ドラム34の回転数が高回転数である定常運転時においては、水槽33の共振周波数より十分に高い振動数領域であることから、副弾性体53が水槽33と逆相で振動しやすくなる。したがって、主弾性体51とダンパ54のストロークの状態に差異が生じる。
この構成により、ドラム34の回転数が低回転数ではダンパ54が振動減衰部として機能し、共振を効果的に抑制する。また、ドラム34の回転数が高回転数では、水槽33から外枠30へ振動エネルギーが伝達され難い構成となり、振動伝達率を低減させることができる。
さらに、この構成によって、ドラム34の低回転時における共振抑制と、高回転時における振動伝達率の低減とのいずれに重点をおいて防振装置31を構成するかを任意に選択することができる。つまり、ドラム34の低回転時の共振抑制の効果を向上させるためには、副弾性体53の主弾性体51に対するバネ定数比を大きくするか、ダンパ54による減衰力を大きく設定すればよい。一方、高回転数時の定常運転状態での振動絶縁効果を向上させるのであれば、副弾性体53の主弾性体51に対するバネ定数比を小さくするか、ダンパ54による減衰力を小さくすればよい。このように、副弾性体53の剛性とダンパ54の減衰力とを、振動に対する目標値に応じて変更すればよい。
また、本実施の形態における洗濯機の防振装置31は、主弾性体51の剛性は従来に比べ低い剛性とし、かつ、主弾性体51と副弾性体53とによるばね系の共振周波数が従来同等の周波数となるように構成されている。これにより、主弾性体51に加えて副弾性体53を挿入することによって、ばね系の合成の支持剛性を向上させて、水槽33の共振周波数が高くなることを防止し、共振周波数の上昇と共振振幅の増加を防止することができる。したがって、ドラム34の低速回転時における水槽33の共振抑制と、ドラム34の高速回転時における水槽33と外枠30との間の振動絶縁の効果とを、共に向上させることができる。
また、本実施の形態における洗濯機の防振装置31は、副弾性体53の自然長である全長は、主弾性体51の全圧縮時の長さより短く設定されている。そして、副弾性体53の外形は主弾性体51の内径より小さく設定され、副弾性体53が主弾性体51に内包されるように配設されて構成されている。これにより、主弾性体51の全圧縮時に副弾性体5
3が全圧縮されることがなく、副弾性体53における異音の発生を防止することができる。また、副弾性体53は主弾性体51に内包できる形状に構成されることで、防振装置31を従来どおりの外形サイズに抑えることができる。
また、第2のバネ受56には、ロッド54cが貫通する中空円筒部56aが備えられており、副弾性体53は、第2のバネ受56の中空円筒部56aの外側に設けられている。これにより、ロッド54cと第2のバネ受56の摺動がスムーズに行われるように規制し、ロッド54cは軸方向に抵抗なく移動でき、減衰力を適切に伝達することができる。また、ロッド54cの軸に対する垂直方向の移動が制限されることにより、横方向の振動に対して、主弾性体51と副弾性体53の横方向への湾曲を防止することができる。さらに、第3のバネ受57がロッド54cと一体化されていることにより、副弾性体53にかかる荷重をロッド542へロスなく伝達することができる。
また、中空円筒部561の長さは、中空円筒部56aの外側に配設される副弾性体53の全圧縮時の長さより短く構成されている。これにより、中空円筒部56aの存在により、水槽33の横振動による副弾性体53の湾曲を防止し、副弾性体53がロッド54cに接触することなく正常にストロークできるように規制することができる。加えて、中空円筒部56aの長さを副弾性体53の全圧縮時の長さより短くしたことにより、水槽33の縦振幅が大きくなって、副弾性体53が全圧縮した場合においても、中空円筒部56aが第3のバネ受57に接触することがなく、防振装置31における異音の発生を防止できる。
なお、本実施の形態においては、水槽33側に主弾性体51、外枠30側に減衰部52を構成したが、それに限られるものではない。例えば、逆に水槽33側に減衰部52、外枠30側に主弾性体51を構成してもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における洗濯機は、防振装置31の副弾性体63が中空円筒状の粘弾性体によって構成されたものである。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
図5は本発明の実施の形態2における洗濯機の防振装置31の要部断面図である。図5に示されるように、防振装置31の主弾性体51および減衰部62のダンパ54の構成は実施の形態1と同じである。
第2のバネ受66と減衰部62の副弾性体63の構成が異なる。副弾性体63は、第2のバネ受66と第3のバネ受57との間に配設され、中空円筒状の粘弾性体で構成されている。副弾性体63の中空円筒部63aをロッド54cが貫通するように構成されている。副弾性体63の粘弾性体として、例えば防振ゴムを用いることにより、3軸方向に異なるバネ性能、減衰性能を持たせることができる。これによって、実施の形態1の副弾性体53と同等の剛性を持たせつつ、ロッド54cの軸に対して垂直方向にも減衰力を付加することができる。
また、ロッド542の先端側に設けられ、水槽33に固定される第2のバネ受66は、中空円筒部を備えていない。本実施の形態の防振装置31は、中空円筒状の粘弾性体で構成される副弾性体63が実施の形態1における第2のバネ受56の中空円筒部56aの摺動規制の機能を兼ね備えることにより、ダンパ54のロッド54cを軸方向に正常にストロークさせることができる。
また、副弾性体63は、粘弾性体によりロッド54cの軸に対する垂直方向への減衰力
を付与できることにより、横方向へロッド54cが移動しても、その移動荷重を粘弾性体にて吸収させることができ、横方向の振動に対する減衰力を付与することができる。
また、ロッド54cの横方向への移動を規制できることにより、主弾性体51および副弾性体63の横方向への湾曲を防止することができる。さらに、第3のバネ受57はロッド54cと一体化されていることにより、副弾性体63にかかる荷重をロッド54cへロスなく伝達することができる。
洗濯機においては、使用者によってドラム34内に投入された衣類が偏在する。これにより、ドラム34は、衣類による偏芯荷重が発生する状態で回転される。しかし、ドラム34の回転時のアンバランスによって生じる加振力は運転の度に異なる。そのため、洗濯機は、横方向の加振力に対する制振力が必要とされる。
本実施の形態の洗濯機は、防振装置31の副弾性体63として中空円筒状の粘弾性体が使用されることで、洗濯機の縦方向だけでなく、横方向へも減衰力が付加される。これにより、防振装置31は、ドラム34の回転数が低回転数の時に発生する水槽33の共振時において、水槽33の縦方向および横方向の振動を効果的に抑制できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における洗濯機は、防振装置31の副弾性体73がダンパ54のシリンダ54aの内部に配設されたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
図6は本発明の実施の形態3における洗濯機の防振装置31の要部断面図である。図6に示されるように、防振装置31の主弾性体51および減衰部72のダンパ54の構成は実施の形態1と同じである。
第2のバネ受76と減衰部22の副弾性体73の構成が異なる。副弾性体73は、防振ゴム等の粘弾性体で構成されており、シリンダ54a内に配設され、ロッド54cとピストン54bとの間に挿入されている。水槽33に固定される第2のバネ受76は、ロッド54cの先端が一体化されている。
副弾性体73の剛性は、実施の形態1の副弾性体53と同等の剛性を有している。なお、副弾性体73は、実施の形態1と同等の剛性を持つ弾性体であれば、コイルスプリングが用いられてもよい。このとき、コイルスプリングが適正に伸縮可能なように、ロッド54cやピストン54bにバネ受が配設されてもよい。また、副弾性体73は、シリンダ54a内に配設されれば、ピストン54bに直接結合されている必要はなく、例えば、上下2部に分断されたロッド54cの両部間に挿入されてもよい。
本実施の形態の洗濯機は、防振装置31の副弾性体73がシリンダ54a内に設けられることで、副弾性体73はシリンダ54a内で湾曲することなく、伸縮が行える。これにより、洗濯機の縦方向の減衰力を適正に付加させることができる。
また、ロッド54cが第2のバネ受76と一体化されることにより、横方向の振動に対して、ロッド542が、実施の形態1における中空円筒状の摺動規制部や実施の形態2における粘弾性体に接触することがない。したがって、ロッド54cと他部品との接触による異音の発生を防止することができる。
また、実施の形態1および2では、第2のバネ受56、66をロッド54cが貫通して伸縮するため、第2のバネ受56、66より水槽33側の空間にロッド54cがストロー
クできる空間が必要であった。本実施の形態の防振装置31は、第2のバネ受76とロッド54cを一体化することにより、第2のバネ受76より水槽33側の空間にロッド54cがストロークできる空間が不要となり、水槽33側の防振装置31の取り付け構造は従来同等の構造を実現できる。
以上により、本実施の形態の洗濯機は、防振装置31の副弾性体73がシリンダ54a内に配設されるように構成されることにより、ダンパ54の動作時に縦方向の減衰力を適正に付加させることができるとともに、異音の発生を防止できる。また、防振装置31の取り付け構造も簡略化できる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、水槽から外枠への振動伝達率を効率的に低減できる防振装置を備え、特に脱水運転時の定常時に発生する外枠の振動を抑制することができるので、特に回転ドラム式の洗濯機として有用であるのみならず、同様の防振装置を備える洗濯乾燥機や乾燥専用機、さらには縦型洗濯機や縦型洗濯乾燥機等にも適用できる。
30 外枠
31 防振装置
32 懸架装置
33 水槽
34 ドラム
36 駆動部
51 主弾性体
52、62、72 減衰部
53、63、73 副弾性体
54 ダンパ
54a シリンダ
54b ピストン
54c ロッド
55 第1のバネ受
56、66、76 第2のバネ受
56a 中空円筒部
57 第3のバネ受
63a 中空円筒部

Claims (7)

  1. 水平または傾斜した回転軸の向きで回転可能に支持され、衣類等の被洗浄物を収容するドラムと、
    前記ドラムを収容する水槽と、
    前記水槽を収容する外枠と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動部と、
    前記水槽の底部と前記外枠の底部との間に配設され、前記水槽を前記外枠に対し弾性支持する防振装置とを備え、
    前記防振装置は、前記水槽を支持する主弾性体と、前記主弾性体に並列に接続される減衰部とから成り、
    前記減衰部はダンパと副弾性体とを備え、
    前記ダンパと前記副弾性体が直列に接続されて構成される洗濯機。
  2. 前記副弾性体は、前記主弾性体の全圧縮時の長さより全長が短く設定され、
    前記副弾性体は、外径が前記主弾性体の内径より小さく設定され、
    前記主弾性体に内包されるように配設されて構成される請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、
    前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドが摺動自在となるよう配設され前記水槽に固定された第2のバネ受との間に前記ロッドを内包して配設され、
    前記副弾性体は、前記第2のバネ受と、前記ロッドと一体であり前記第2のバネ受より前記シリンダ側に配設された第3のバネ受との間に配設され、
    前記第2のバネ受は、前記ロッドが貫通し、前記副弾性体が外側に配設される中空円筒部を備え、
    前記中空円筒部の長さは、前記副弾性体の全圧縮時の長さより短く構成される請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、
    前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドが摺動自在となるよう配設され前記水槽に固定された第2のバネ受との間に配設され、
    前記副弾性体は、前記第2のバネ受と、前記ロッドと一体であり前記第2のバネ受より前記シリンダ側に配設された第3のバネ受との間に配設され、
    前記副弾性体は、前記ロッドが貫通する中空円筒状の粘弾性体によって構成される請求項2に記載の洗濯機。
  5. 前記ダンパは、シリンダと前記シリンダ内を往復するピストンと前記ピストンに固定され前記シリンダの一端面から突出したロッドとを有し、
    前記主弾性体は、前記シリンダの前記一端面側に配設された第1のバネ受と、前記ロッドの先端側に前記ロッドと一体となるよう配設され前記水槽に固定された第2のバネ受との間に配設され、
    前記副弾性体は、前記シリンダの内部に配設され
    た請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記副弾性体は、前記主弾性体より高い剛性を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記主弾性体は、前記主弾性体と前記副弾性体の併用による前記水槽の共振周波数が所定の共振周波数以下となるように、剛性を低く設定される請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
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