JP2010194025A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性の異なる様々な設置床での振動性能を向上させる。
【解決手段】本発明の洗濯機は、洗濯機外枠30の振動を低減する制振手段41を備え、前記制振手段41は、密閉した空間を形成するシリンダ42と、前記シリンダ42内を往復運動する錘43で構成し、前記錘43には空気の流出入可能な流路44が設けられている。これによって、洗濯物の偏心荷重により外槽33が激しく振動し、その振動が洗濯機外枠30に伝わって洗濯機外枠30が振動しようとしても制振手段41により振動が低減される。また、制振手段41の減衰により制振できる周波数領域を拡大されるため、設置場所によって洗濯機外枠30の共振周波数が変化しても、洗濯機外枠30の振動を低減させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機本体内に弾性的に支持した外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水(更に乾燥まで行う場合もある)を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、衣類の偏心荷重による脱水起動時の外槽の大きな振動を抑え、本体の振動を低減していた(例えば、特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の全体構成を示すものである。図12に示すように、洗濯機外枠30に弾性支持された外槽33と、前記外槽33内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽34と、前記洗濯兼脱水槽34を回転させる駆動手段35を有し、前記洗濯機外枠の上部30aに制振手段41を設けたことにより、洗濯物の偏芯荷重により外槽が激しく振動し、その振動が洗濯機外枠30に伝わって洗濯機外枠30が振動しようとしても制振手段41により振動が低減され、洗濯機外枠30は静止に近い状態を維持することができるというものである。
特開平5−131075号公報 特開2006−204564号公報
しかしながら、前記従来の構成では、図12の制振手段の弾性体45のバネ定数と錘43の重量により、図2のように制振する振動周波数がある程度限定されるため、この共振周波数の前後で振動が大きくなる。洗濯機外枠の共振周波数は、設置床の剛性により変化するため、設置する場所によっては振動が低減されないという問題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯機外枠の振動を低減する周波数を拡大し、剛性の異なる様々な設置床での振動性能を向上させた洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機外枠の振動を低減する制振手段を備え、制振手段は錘の両端を減衰と弾性体で支持するものである。
これによって、洗濯物の偏心荷重により外槽が激しく振動し、その振動が洗濯機外枠に伝わって洗濯機外枠が振動しようとしても制振手段により振動が低減され、剛性の異なる様々な設置床での振動性能を向上させることができる。
本発明の洗濯機は、小型の制御手段で、木床のような剛性の異なる様々な設置床でも、洗濯物の偏心による洗濯機外枠の振動を大幅に低減される。また、制振手段は、錘とシリンダで減衰と剛性を生じさせることができるため、安価でコンパクトに振動性能を向上することができる。
第1の発明は、洗濯機外枠に弾性支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、洗濯機外枠の上部に洗濯機外枠の
振動を低減する制振手段を備え、制振手段は、密閉した空間を形成するシリンダと、前記シリンダ内を往復運動する錘で構成し、前記錘に空気の流出入可能な流路を設けることにより、洗濯物の偏心荷重により外槽が激しく振動し、その振動が洗濯機外枠に伝わって洗濯機外枠が振動しようとしても制振手段により振動が低減される。また、制振手段の減衰により制振できる周波数領域を拡大されるため、設置場所によって洗濯機外枠の共振周波数が変化しても、洗濯機外枠の振動を低減させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、弾性体で錘の両端とシリンダを支持することにより、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数を、弾性体の剛性により調整できる。これにより、錘に設けた空気穴径で減衰係数を決定し、前記弾性体で洗濯機外枠の共振周波数に制振手段の動作周波数を設定することが可能で、制振手段の減衰効果を最大に発揮することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の制振手段は、シリンダ内の両端に、弾性体を設けることにより、前記弾性体と錘が衝突する時と衝突しない時で、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数を切り替えることができる。一方は脱水起動時の外槽の共振周波数に設定して、もう一方は洗濯機外枠の共振周波数に設定する。これにより、脱水起動時の外槽の共振に伴う洗濯機外枠の振動と、脱水定常付近の設置場所による洗濯機外枠の共振を、同時に低減させることができ、脱水起動から定常にかけて、洗濯機外枠の振動を低減することができる。
第4の発明は、特に、第2の発明の制振手段は、錘の両端に弾性体を設けることにより、前記弾性体とシリンダ内面が衝突する時と衝突しない時で、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数を切り替えることができる。一方は脱水起動時の外槽の共振周波数に設定して、もう一方は洗濯機外枠の共振周波数に設定する。これにより、脱水起動時の外槽の共振に伴う洗濯機外枠の振動と、脱水定常付近の設置場所による洗濯機外枠の共振を、同時に低減させることができ、脱水起動から定常にかけて、洗濯機外枠の振動を低減することができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の制振手段は、複数の錘と、複数のシリンダで構成することにより、第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、制振手段の効果を更に大きくしたり、制振手段を小型にすることができる。
第6の発明は、特に、第5の発明の制振手段は、重量の異なる錘で構成し、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数を、一方は脱水起動時の外槽の共振周波数に設定して、もう一方は洗濯機外枠の共振周波数に設定する。これにより、脱水起動時の外槽の共振に伴う洗濯機外枠の振動と、脱水定常付近の設置場所による洗濯機外枠の共振を同時に低減させることができ、脱水起動から定常にかけてすべての脱水時の外枠振動を低減することができる。
第7の発明は、特に、第5の発明の制振手段は、弾性係数の異なる弾性体で構成し、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数を、一方は脱水起動時の外槽の共振周波数に設定して、もう一方は洗濯機外枠の共振周波数に設定する。これにより、脱水起動時の外槽の共振に伴う洗濯機外枠の振動と、脱水定常付近の設置場所による洗濯機外枠の共振を同時に低減させることができ、脱水起動から定常にかけて、外枠の振動を低減することができる。
第8の発明は、特に、第6の発明の制振手段は、洗濯機外枠の前後方向および左右方向の共振周波数を、錘の重量と、錘の往復運動で起きるシリンダ内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体の剛性係数で決まる動作周波数にそれぞれ設定する。これにより、洗濯機外枠の振動を前後方向、左右方向とも低減させることができる。また、洗濯機外枠の共振周波数が前後と左右方向で異なる場合でも、洗濯機外枠の振動を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。
図1において、洗濯機外枠30は、4本の引張りばね31と、2本のダンパ32により外槽33を弾性支持している。洗濯兼脱水槽34は、外槽33内に回転自在に配設している。モータ(駆動手段)35は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御され、回転速度が自在に変化されるようになっている。そして直接洗濯兼脱水槽34を駆動する。給水手段36は洗濯兼脱水槽34内に給水するものである。水位検知手段37は、外糟33内の洗濯水位を検知する。排水手段38は、外槽33内の洗濯水を排水するものである。制御装置39は、洗濯機外枠30の前面下部に設けられている。制御装置39は、洗濯機外枠30の前面上部に設けられた操作表示手段40により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段(図示せず)を介してモータ35、給水手段36、排水手段38などを逐次制御する。制振手段41は、洗濯機外枠の上部30aの裏側に固定されている。制振手段41は、密閉した空間を形成するシリンダ42と、シリンダ42内を往復運動する空気の流出入が可能な流路を設けた錘43で構成されている。錘43は重量1kgの鉄製の錘を使用する。シリンダ42内を錘43が往復運動することにより、シリンダ内に空気の流出入が起きる。そのときの動的空気ばね定数を6.6[N/mm]、粘性減衰係数を0.01[N・s/mm]とする。シリンダ42には制振手段41を洗濯機外枠の上部30aに取り付けるための固定穴42cが一対設けられており、制振手段41は、固定穴42cを利用して洗濯機外枠の上部30aにねじ止めされている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、洗濯兼脱水槽34内に衣類と洗剤を投入後、操作表示手段40を操作して運転を開始する。これによって、給水手段36が動作し、洗濯兼脱水槽34内に洗濯水が供給されると共に洗濯兼脱水槽34も回転を開始する。規定量の洗濯水が供給されると給水手段36は給水を停止する。洗濯兼脱水槽34の回転によって、洗剤は洗濯水に溶かされ、洗濯液となって衣類に浸透する。洗濯兼脱水槽34は、30r/min程度の低速で回転して、衣類を持ち上げては落とすというたたき洗いを規定時間行う。洗濯終了後、排水手段38が作動し、汚れを溶かし込んだ洗濯液は、外槽33の外に排水される。排水終了後、洗濯兼脱水槽34の回転は徐々に速くなる。洗濯兼脱水槽34の回転による振動周波数が、外槽33の共振周波数(240〜300rpm)に近づくと外槽33は、大きく振動する。この振動エネルギーが引張りばね31、ダンパ32等の弾性支持部を伝り、図2のように洗濯機外枠30も大きく振動する。更に洗濯兼脱水槽34の回転が上昇して洗濯機外枠30の共振周波数(600〜900rpm)に近づくと、洗濯機外枠30が大きく振動する。この洗濯機外枠30の振動エネルギーは、錘43を振動させるために消費され、結果として洗濯機外枠30の振動は低減されることになる。図2のように700〜1000rpmの広範囲で洗濯機外枠30の振動が低減される。
以上のように本実施の形態において、洗濯機を木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置し、洗濯機外枠30の共振周波数が変化しても、洗濯機外枠30の振動を低減することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。
図3において、制振手段41は、シリンダ空間42aを形成するシリンダ42と、錘43、弾性体45で構成される。シリンダ空間42a内は、錘43の両端とシリンダ42を弾性体45で支持されている。錘43の重量と、錘43の往復運動で起きるシリンダ42a内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体45の剛性定数で決まる動作周波数を、弾性体45の剛性を調整することで、洗濯機外枠30の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。これにより、錘43に設けた空気穴44の径で減衰係数を決定し、弾性体45の剛性で、洗濯機外枠30の共振周波数に制振手段41の動作周波数を設定することが可能で、制振手段の減衰効果を最大に発揮することができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図4において、制振手段41は、シリンダ空間42aを形成するシリンダ42と、錘43、弾性体45と弾性体46で構成される。シリンダ42内の両端に、弾性体46を設けることにより、弾性体46と錘43が衝突する時と衝突しない時で、シリンダ内のばね定数が切り替わる。錘43が弾性体46に衝突しない時は、錘43の重量と、錘43の往復運動で起きるシリンダ42内の空気の流出入による動的空気ばね定数による共振周波数となる。また、錘43が弾性体46に衝突する時は、錘43の重量と弾性体46の剛性係数で決まる共振周波数となる。よって、弾性体46と錘43が衝突する時と衝突しない時で、動作周波数を切り替えることができる。一方の動作周波数を、外槽33が大きく振動することにより洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpm)に設定する。もう一方の動作周波数を洗濯機外枠の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。すると、図5のように、洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpmと600〜900rpm)において、洗濯機外枠30の振動を低減できる。
これにより、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、脱水起動から定常にかけて洗濯機外枠30の振動を低減できる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図6において、制振手段41は、シリンダ空間42aを形成するシリンダ42と、錘43、弾性体45と弾性体46で構成される。錘43の両端に弾性体46を設けることにより、弾性体46とシリンダ42内面が衝突する時と衝突しない時で、シリンダ内のばね定数が切り替わる。弾性体46がシリンダ42内面に衝突しない時は、錘43の重量と、錘43の往復運動で起きるシリンダ42内の空気の流出入による動的空気ばね定数による共振周波数となる。また、弾性体46がシリンダ42内面に衝突する時は、錘43の重量と弾性体46の剛性係数で決まる共振周波数となる。よって、弾性体46がシリンダ42内面に衝突する時と衝突しない時で、動作周波数を切り替えることができる。一方の動作周波数を、外槽33が大きく振動することにより洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpm)に設定する。もう一方の動作周波数を洗濯機外枠の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。すると、図5のように、洗濯機外枠30が大きく振
動する周波数(240〜300rpmと600〜900rpm)において、洗濯機外枠30の振動を低減できる。
これにより、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、脱水起動から定常にかけて洗濯機外枠30の振動を低減できる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の第5の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図7において、制振手段41は、42aと42bのシリンダ空間を形成するシリンダ42と、錘43aと錘43bから構成されている。錘43aと錘43bは同一重量500gで、シリンダ42a内を錘43aが往復運動する。そのときの空気の流出入による動的空気ばね定数を3.3[N/mm]、粘性減衰係数を0.01[N・s/mm]とする。この構成においても、図8のように700〜1200rpmの広範囲で洗濯機外枠30の振動が低減される。
これにより、シリンダーを複数にし、小型軽量の錘を組み合わせても、洗濯機を木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置し、洗濯機外枠30の共振周波数が変化しても、洗濯機外枠30の振動を低減することができ、洗濯機外枠30内の設置スペースが少ないところにも制振手段41を取り付けることができる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の第6の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図9において、制振手段41は、42aと42bのシリンダ空間を形成するシリンダ42と、重量の異なる錘43aと錘43bから構成されている。錘43aの重量と、錘43aの往復運動で起きるシリンダ42a内の空気の流出入による動的空気ばね定数で決まる動作周波数を、外槽33が大きく振動することにより洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpm)に設定する。もう一方の錘43bの重量と、錘43bの往復運動で起きるシリンダ42b内の空気の流出入による動的空気ばね定数で決まる動作周波数を、洗濯機外枠30の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。これにより、図5のように、洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpmと600〜900rpm)において、洗濯機外枠30の振動を低減できる。
これにより、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、脱水起動から定常にかけて洗濯機外枠30の振動を低減できる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の第7の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図10において、制振手段41は、42aと42bのシリンダ空間を形成するシリンダ42と、錘43aと錘43bと、弾性体45で構成される。シリンダ空間42a内は、錘43aの両端とシリンダ42を弾性体45で支持されている。錘43aの重量と、錘43aの往復運動で起きるシリンダ42a内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体45の剛性定数で決まる動作周波数を、洗濯機外枠30の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。もう一方の錘43bの重量と、錘43bの往復運動で起きるシリンダ42b内の空気の流出入による動的空気ばね定数で決まる動作周波数を、外槽33が大きく振動することにより洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpm)に設定する。これにより、図5のように、洗濯機外枠30が大きく振動する周波数(240〜300rpmと600〜900rpm)において、洗濯機外枠30の振動を低減でき
る。
これにより、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、脱水起動から定常にかけて洗濯機外枠30の振動を低減できる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の第8の実施の形態における制振手段の断面図を示すものである。
図11において、制振手段41は、42aと42bのシリンダ空間を形成するシリンダ42と、錘43aと錘43bと、弾性体45aと弾性体45bで構成される。一方のシリンダ空間42a内は、錘43aの両端とシリンダ42を弾性体45a前後方向に支持されており、もう一方のシリンダ空間42b内は、錘43bの両端とシリンダ42を弾性体45bで左右方向に支持されている。
錘43aの重量と、錘43aの往復運動で起きるシリンダ42a内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体45aの剛性係数で決まる動作周波数を、洗濯機外枠30の前後方向の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。もう一方の錘43bの重量と、錘43bの往復運動で起きるシリンダ42b内の空気の流出入による動的空気ばね定数と弾性体45bの剛性係数で決まる動作周波数を、洗濯機外枠30の左右方向の共振周波数(600〜900rpm)に設定する。
これにより、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、洗濯機外枠30の振動を前後方向、左右方向とも低減することができる。
以上のように、本発明に関わる洗濯機は、木床からコンクリート床など剛性の異なる様々に設置しても、洗濯機外枠30の振動を低減できる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗濯機外枠の振動振幅特性図 本発明の実施の形態2における洗濯機の断面図 本発明の実施の形態3における制振手段の断面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の洗濯機外枠の振動振幅特性図 本発明の実施の形態4における制振手段の断面図 本発明の実施の形態5における制振手段の断面図 本発明の実施の形態5における洗濯機の洗濯機外枠の振動振幅特性図 本発明の実施の形態6における制振手段の断面図 本発明の実施の形態7における制振手段の断面図 本発明の実施の形態8における制振手段の断面図 従来の洗濯機の断面図
30 洗濯機外枠
30a 洗濯機外枠の上部
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽
35 駆動手段
41 制振手段
42 シリンダ
43 錘
45 弾性体

Claims (8)

  1. 洗濯機外枠に弾性支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、前記洗濯機外枠の上部に、前記洗濯機外枠の振動を低減する制振手段を備え、前記制振手段は、密閉した空間を形成するシリンダと、前記シリンダ内を往復運動する錘で構成し、前記錘に空気の流出入可能な流路を設けた洗濯機。
  2. 制振手段は、弾性体で錘の両端とシリンダとを支持することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. シリンダ内の両端に、弾性体を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の洗濯機。
  4. 錘の両端に弾性体を設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の洗濯機。
  5. 制御手段は、複数のシリンダと錘で構成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 制振手段は、複数のシリンダと重量の異なる錘で構成され、前記錘の重量と前記錘の往復運動によるシリンダー内の剛性係数で決まる共振周波数をそれぞれ異なることを特徴とする請求項5の洗濯機。
  7. 制振手段は、複数のシリンダと錘で構成され、それぞれのシリンダー内においては錘の往復運動による剛性係数を異なる値に設定し、前記錘の重量と前記錘の往復運動によるシリンダー内の剛性係数で決まる共振周波数をそれぞれ異なることを特徴とする請求項5の洗濯機。
  8. 制振手段は、前後方向および左右方向に設置することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015154880A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
CN104928895A (zh) * 2015-06-20 2015-09-23 苏州蓝王机床工具科技有限公司 一种环保型洗衣机的外壳

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