JP2019032390A - 光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速なフォーカシングが容易で、かつ色収差を含めた諸収差を良好に補正した、高い光学性能を有し、しかも全系の小型化及びレンズ重量の軽量化を図ることかできる光学系を提供する。
【解決手段】物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、フォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群L2、第3レンズ群L3から構成され、フォーカシングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、第1レンズ群L1は最も物体側に正レンズを有し、光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、光学系の焦点距離をf、正レンズの材料の屈折率をndG1P、正レンズの材料のアッベ数をνdG1Pを各々適切に設定すること。
【選択図】図1

Description

本発明は光学系及びそれを有する撮像装置に関し、例えば撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に用いられる光学系には、焦点距離が長くFナンバーが小さい大口径で望遠型の光学系が要望されている。この他、迅速なフォーカシングが容易で諸収差、特に光学性能に大きく影響する色収差を良好に補正した高い光学性能を有する光学系であること等が要望されている。従来このような要望を満足する光学系が知られている。
例えば、物体側から像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群よりなり、フォーカシングに際して第2レンズ群を移動させるインナーフォーカス式を用いた光学系が知られている(特許文献1)。この他、物体側から像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、正又は負の屈折力の第2レンズ群、正又は負の屈折力の第3レンズ群よりなり、フォーカシングに際して第2レンズ群を移動させる光学系が知られている(特許文献2)。
特開2016−218276号公報 特開2012−189679号公報
大口径で望遠型の光学系はレンズの有効径が大きくなり、レンズ系全体が大型化及び高重量化してくる。例えばフォーカスレンズ群の質量が大きくなると、駆動するメカ機構が大型化し、光学系全体が大型化してくる。これに対してインナーフォーカス方式は比較的、小型軽量のレンズ群でフォーカシングすることができ、迅速なるフォーカシングが容易である。
しかしながら一般に、光学系全体を移動させるフォーカス方式に対し、インナーフォーカス方式では、フォーカスレンズ群を移動させたときの収差変動が大きくなり、物体距離全域にわたり良好に収差補正を行うことが困難になってくる。このため、望遠型の光学系において、インナーフォーカス方式を用いて色収差を良好に補正し、高い光学性能を得るには、光学系を構成する各レンズ群の光学的配置や、各レンズ群の屈折力、レンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、迅速なフォーカシングが容易で、かつ色収差を含めた諸収差を良好に補正した、高い光学性能を有し、しかも全系の小型化及びレンズ重量の軽量化を図ることかできる光学系及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成され、フォーカシングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
前記第1レンズ群は最も物体側に正レンズを有し、
前記光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記正レンズの材料の屈折率をndG1P、前記正レンズの材料のアッベ数をνdG1Pとするとき、
LD/f<1.0
1.58<ndG1P<1.8
50<νdG1P<75
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、迅速なフォーカシングが容易で、かつ色収差を含めた諸収差を良好に補正した、高い光学性能を有し、しかも全系の小型化及びレンズ重量の軽量化を図ることかできる光学系が得られる。
(A)、(B) 本発明の実施例1の光学系の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図と収差図 (A)、(B) 本発明の実施例2の光学系の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図と収差図 (A)、(B) 本発明の実施例3の光学系の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図と収差図 (A)、(B) 本発明の実施例4の光学系の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図と収差図 (A)、(B) 本発明の実施例5の光学系の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図と収差図 本発明の撮像装置の説明図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群およびの第3レンズ群から構成される。フォーカシングに際して第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。ここでレンズ群とは、1枚以上のレンズを有していればよく、複数枚のレンズを有していなくてもよい。
図1(A)乃至図5(A)は本発明の実施例1乃至5の光学系のレンズ断面図である。図1(B)乃至図5(B)は実施例1乃至5の光学系の収差図である。図6は本発明の光学系を有する一眼レフカメラシステム(撮像装置)の要部概略図である。
実施例1はFナンバー2.9、撮像半画角4.2度の望遠型の光学系である。実施例2はFナンバー2.9、撮像半画角3.2度の望遠型の光学系である。実施例3はFナンバー4.1、撮像半画角2.5度の望遠型の光学系である。実施例4はFナンバー4.1、撮像半画角2.1度の望遠型の光学系である。実施例5はFナンバー5.8、撮像半画角1.6度の望遠型の光学系である。
各実施例の光学系はビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、監視カメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮像光学系である。尚、各実施例の光学系は投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
各レンズ断面図において、L0は光学系である。光学系L0は正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正又は負の第3レンズ群L3を有している。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、不動の正の屈折力の第1部分群L3A、像ぶれ補正に際して光軸に対し垂直方向の成分を含む方向に移動する像ぶれ補正用の負の屈折力の第2部分群L3B、不動の第3部分群L3Cを有する。
SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りであり、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間に配置されている。Gは光学フィルター等のガラスブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示している。
また、各実施例の光学系では、第3レンズ群L3の一部のレンズを防振用の部分群として、像ぶれを補正している。尚、像ぶれの補正は第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3のいずれかのレンズ群で行っても良い。また、特定のレンズ群に含まれる一部のレンズを防振用の部分群としても良い。
収差図においてFnoはFナンバー、ωは撮像半画角(度)であり、近軸計算による画角である。球面収差図において、dはd線(波長587.56nm)、gはg線(波長435.835nm)、CはC線(波長656.27nm)、FはF線(波長486.13nm)である。非点収差図においてΔSはd線におけるサジタル像面、ΔMはd線におけるメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図においてgはg線、CはC線、FはF線である。
多くの光学系では、レンズ全長(物体側の第1レンズ面から像面までの長さ)を短縮し、光学系全体の小型化を図るほど諸収差、特に軸上色収差及び倍率色収差などの色収差が多く発生し、光学性能が低下してくる。特にレンズ全長の短縮化を図った望遠型の光学系では、焦点距離が長くなるにつれて色収差の発生が多くなってくる。また、焦点距離が長くなるにつれて、正の屈折力の第1レンズ群の有効径が大型化しやすくなる。このため全系の小型化を図るには第1レンズ群L1のレンズ構成を適切にすることが重要となる。
さらに、望遠型の光学系では物体側のレンズほど有効径が大きくなるため、Fナンバーが小さくなれば物体側のレンズの有効径も増大し、それに伴ってレンズ外径も増大し、その略3乗でレンズの質量が増加する。そのため、第1レンズ群L1の最も物体側のレンズの材料の屈折率、アッベ数、比重、二次分散等を適切に設定することが非常に重要になってくる。
本発明の光学系L0は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、フォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群L2、第3レンズ群L3から構成され、フォーカシングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。光学系L0の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(フィルター等の平行平板を除去したときのレンズ全長)をLDとする。光学系L0の焦点距離をf、第1レンズ群L1は最も物体側に正レンズG1Pを有し、正レンズG1Pの材料の屈折率とアッベ数を各々ndG1P、νdG1Pとする。
このとき、
LD/f<1.0 ・・・(1)
1.58<ndG1P<1.80 ・・・(2)
50<νdG1P<75 ・・・(3)
なる条件式を満足する。
なお、材料のアッベ数νd、部分分散比θgFはフラウンホーファ線のd線、F線、C線、g線における屈折率をNd、NF、NC、Ngとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
で定義される。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は、レンズ全長LDが光学系全系の焦点距離fよりも短いことを示している。ここでレンズ全長とは最も物体側のレンズ側のレンズ面頂点から最も像側のレンズの像側のレンズ面までの光軸上の長さ(光学全長)に空気換算でのバックフォーカスBFの値を加えた値である。
レンズ全長を大幅に短縮しようとすると、開口絞りSPよりも物体側の前方レンズ群だけでは軸上色収差と倍率色収差をバランス良く補正することが困難となる。このため、例えば、開口絞りSPよりも像側の後方レンズ群でも色収差を補正することが必要となってくる。条件式(1)の上限を超えると、収差補正は容易となるが、光学系が大型化し、光学系を保持する鏡筒が大型化してくる。
条件式(2)、(3)は、第1レンズ群L1の最も物体側に位置する正レンズG1Pのd線における屈折率とアッベ数を規定し、主にレンズ全長を短縮化しつつ、球面収差、倍率色収差等を良好に補正するためのものである。条件式(2)の上限を超えると、全系の小型化は容易となるが、屈折力が高くなりすぎ、球面収差を補正する際、正レンズG1Pのメニスカス形状が強くなり、歪曲収差の補正が難しくなる。条件式(2)の下限を超えると、正レンズG1Pとして必要な屈折力を得るためにレンズ面の曲率が強くなり、その結果、高次の球面収差が増大してくる。
条件式(3)の上限を超えると、軸上色収差の補正は容易となるが、光学材料の特性上、アッベ数が大きくなるにつれて、屈折率が小さくなり、球面収差やコマ収差等の補正が困難になってくる。条件式(3)の下限を超えて、アッベ数が小さくなると、軸上色収差と倍率色収差の補正が難しくなってくる。
各実施例では、条件式(1)乃至(3)を満足するように各要素を適切に設定することにより、全系が軽量であり、かつ色収差等の諸収差が良好に補正された光学系を得ている。
各実施例において更に好ましくは条件式(2)、(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.585<ndG1<1.700 ・・・(2a)
55<νdG1<72 ・・・(3a)
更に好ましくは条件式(2a)及び(3a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.59<ndG1<1.65 ・・・(2b)
58<νdG1<70 ・・・(3b)
本発明では以上のように各レンズ群の構成を適切にすることにより、広画角で大口径比を実現し、色収差を良好に補正した高い結像性能を有す光学系を得ている。各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのがよい。正レンズG1Pの材料の部分分散比をθgFG1Pとする。正レンズG1Pの焦点距離をfG1P、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とする。正レンズG1Pの物体側のレンズ面と像側のレンズ面の曲率半径を各々R1G1P、R2G1Pとする。
第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。第1レンズ群L1は複数の負レンズを有し、第1レンズ群L1に含まれる負レンズのうち、最も物体側に位置する負レンズG1Nの材料のアッベ数と、部分分散比を各々νdG1N、θgFG1Nとする。負レンズG1Nの物体側のレンズ面と像側のレンズ面の曲率半径を各々R1G1N、R2G1Nとする。正レンズG1Pの像側のレンズ面から負レンズG1Nの物体側のレンズ面までの距離をdPNとする。
負レンズG1Nの焦点距離をfG1Nとする。正レンズG1Pのヌープ硬度をHKG1Pとする。第2レンズ群L2の像側のレンズ面頂点から像面までの光軸上の距離dF2とする。
ここでヌープ硬度は、工業材料の硬さを表す尺度の一つであり、押込み硬さの一種である。また、ヌープ硬度HKは、
2=圧痕表面積(単位mm2
Cp=補正係数0.070279
P=加重(単位kgf)
とするとき、圧痕表面積で試験荷重を割って算出される。
HK=P/Cp2
このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.534<θgFG1P<0.560 ・・・(4)
0.40<fG1P/f1<1.5 ・・・(5)
0.7<(R2G1P+R1G1P)/(R2G1P−R1G1P)<5.5
・・・(6)
−2.8<f1/f2<−1.2 ・・・(7)
24<νdG1N<45 ・・・(8)
0.58<θgFG1N<0.595 ・・・(9)
−1.0<(R2G1N+R1G1N)/(R2G1N−R1G1N)<−0.1
・・・(10)
0.17<dPN/f<0.45 ・・・(11)
1.5<|fG1P/fG1N|<3.0 ・・・(12)
0.3<f1/f<0.7 ・・・(13)
350<HKG1P<500 ・・・(14)
0.2<dF2/LD<0.5 ・・・(15)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(4)は、第1レンズ群L1の最も物体側に位置する正レンズG1Pの材料の部分分散比を規定し、主に倍率色収差と軸上色収差をバランスを良く補正するためのものである。
条件式(4)の上限を超えると、軸上色収差の補正は容易となるが、光学材料の特性上、屈折率が小さくなり、正レンズG1Pの材料の屈折力が弱くなり、高次の球面収差が多く発生してくる。条件式(4)の下限を超えると、正レンズG1Pによる軸上色収差の補正効果が弱くなり、正レンズG1Pより像側のレンズの色収差の分担が増え、光線の入射高さの高い位置に部分分散比の大きなレンズを配置する必要がある。そうすると正レンズG1Pより像側のレンズの有効径が増大し、質量も増加するので良くない。
条件式(5)は、第1レンズ群L1の最も物体側に位置する正レンズG1Pの焦点距離を第1レンズ群L1の焦点距離で規定している。条件式(1)は球面収差を良好に補正しつつ第1レンズ群L1の質量を低減するためのものである。
条件式(5)の上限を超えて、正レンズG1Pの屈折力が弱くなると、相対的に第2レンズ群L2の負の屈折力が弱くなりすぎ(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎ)、近距離へのフォーカシングに際して、球面収差、軸上色収差が多く発生してくる。条件式(5)の下限を超えて、正レンズG1Pの焦点距離が短くなり、屈折作用が強くなると球面収差が多く発生し、更に軸上色収差も多く発生してくる。
条件式(6)は、第1レンズ群L1の最も物体側に位置する正レンズG1Pのレンズ形状を規定したもので、主に球面収差を良好に補正するためのものである。条件式(6)の上限を超えると、正レンズG1Pのメニスカス形状が強くなり、歪曲収差がプラス側に強く発生し、また、レンズの製造が難しくなる。条件式(6)の下限を超えると、球面収差が過補正となり、好ましくない。
条件式(7)は、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の焦点距離の比を規定し、主にフォーカシングによる球面収差の変動を軽減するためのものである。
条件式(7)の上限を超えて、第1レンズ群L1の焦点距離が短く、屈折力が強くなると、第2レンズ群の入射する光束の収斂性が強くなる。そうすると、フォーカシングによる緒収差の変動を軽減しようとすると、第2レンズ群L2の負の屈折力を強くする必要があり、製造誤差に対する球面収差の敏感度が高くなるため好ましくない。条件式(7)の下限を超えて、第2レンズ群L2の負の屈折力が強くなると、レンズ全長の短縮化は容易となるが、フォーカシングによる軸上色収差の変動が増大してくる。
条件式(8)、(9)は、第1レンズ群L1に含まれる複数の負レンズのうち最も物体側に位置する負レンズG1Nの材料のアッベ数と部分分散比を規定している。条件式(8)、(9)は軸上色収差の二次スペクトルを軽減し、第1レンズ群L1の色消しを効果的に行うためのものである。
条件式(8)の上限を超えると、色消しに必要なレンズの屈折力を得るためにレンズ面の曲率が大きくなり、その結果、高次収差が大きく発生してくる。条件式(8)の下限を超えると、全系の小型化は容易となるが、分散の大きな材料を使用するため、波長ごとの球面収差のばらつきが大きくなり、好ましくない。
条件式(9)の上限を超えると、部分分散比が大きくなり、軸上色収差の二次スペクトルの軽減が難しくなる。条件式(9)の下限を超えると、軸上色収差の二次スペクトルは軽減されるが、材料の特性上、部分分散比が小さくなるにつれて、アッベ数が大きくなり、一次の色収差の補正が困難になる。
条件式(10)は、第1レンズ群L1に含まれる負レンズのうち最も物体側に位置する負レンズG1Nのレンズ形状に関する。条件式(10)は主に球面収差とコマ収差を適切に補正するためのものである。条件式(10)の上限を超えて、負レンズG1Nの物体側のレンズ面の曲率半径が小さくなると、コマ収差の補正が難しくなる。条件式(10)の下限を超えると、軸上色収差とコマ収差をバランス良く補正するのが困難になる。
条件式(11)は、レンズ全系の焦点距離fに対する正レンズG1Pと負レンズG1Nとの光軸上の距離dPNの比を規定したものである。条件式(11)の上限を超えて、距離dPNが長くなると、負レンズG1Nに入射する軸上光線の入射高さが低くなり、負レンズG1Nにおいて球面収差を良好に補正することが困難になる。条件式(11)の下限値を超えて、距離dPNが短くなると、正レンズG1Pと負レンズG1Nの距離が短くなり過ぎて、負レンズG1Nの有効径が大きくなり負レンズG1Nの質量が増大するので、好ましくない。
条件式(12)は、正レンズG1Pと負レンズG1Nの焦点距離の比を規定している。条件式(12)は全系の軽量化を図りつつ、高い結像性能を実現するためのものである。条件式(12)の下限を超え正レンズG1Pの焦点距離が短くなると、球面収差が大きく発生しこれを補正するためには負レンズG1Nを光線の入射高さの高い物体側へ配置しなければならなくなり、球面収差と軸上色収差をバランス良く補正するのが困難になる。条件式(12)の上限を超えて、正レンズG1Pの焦点距離が長くなると、屈折作用が弱くなり負レンズG1Nの径方向が大型化してくる。
条件式(13)は、第1レンズ群L1の焦点距離f1と全系の焦点距離fの比を規定している。条件式(13)の上限を超えて、第1レンズ群L1の焦点距離f1が長くなると、第1レンズ群L1の正の屈折力が弱くなり過ぎて、レンズ全長が増大してくる。条件式(13)の下限を超えて、第1レンズL1の焦点距離f1が短くなると、第1レンズ群L1の正の屈折力が強くなり、球面収差や軸上色収差の補正が難しくなる。
条件式(14)は正レンズG1Pの材料のヌープ硬度HKを規定している。また、ヌープ硬度HKは、350〜500程度であることが好ましく、より好ましくは360〜460程度であることがより好ましく、380〜450程度であることがさらに好ましい。ヌープ硬度HKがこのような値を満足すると、光学部品の耐薬品性がさらに高くなる。また、光学部品の表面を劣化させないように研磨することも容易となる。条件式(15)を満足することにより、全系の軽量化を図ることが容易となる。
更に好ましくは条件式(4)乃至(15)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.534<θgFG1P<0.555 ・・・(4a)
0.45<fG1P/f1<1.0 ・・・(5a)
0.75<(R2G1P+R1G1P)/(R2G1P−R1G1P)<3.00
・・・(6a)
−2.5<f1/f2<−1.5 ・・・(7a)
28<νdG1N<35 ・・・(8a)
0.585<θgFG1N<0.593 ・・・(9a)
−0.90<(R2G1N+R1G1N)/(R2G1N−R1G1N)<−0.15
・・・(10a)
0.18<dPN/f<0.40 ・・・(11a)
1.7<|fG1P/fG1N|<2.7 ・・・(12a)
0.32<f1/f<0.60 ・・・(13a)
360<HKG1P<460 ・・・(14a)
0.30<dF2/LD<0.49 ・・・(15a)
更に好ましくは条件式(4a)乃至(15a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.535<θgFG1P<0.550 ・・・(4b)
0.48<fG1P/f1<0.96 ・・・(5b)
0.80<(R2G1P+R1G1P)/(R2G1P−R1G1P)<1.80
・・・(6b)
−2.3<f1/f2<−1.6 ・・・(7b)
30<νdG1N<34 ・・・(8b)
0.587<θgFG1N<0.590 ・・・(9b)
−0.86<(R2G1N+R1G1N)/(R2G1N−R1G1N)<−0.25
・・・(10b)
0.19<dPN/f<0.36 ・・・(11b)
1.90<|fG1P/fG1N|<2.45 ・・・(12b)
0.34<f1/f<0.55 ・・・(13b)
380<HKG1P<450 ・・・(14b)
0.35<dF2/LD<0.48 ・・・(15b)
各実施例の光学系は、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に開口絞りSPを有すことが望ましい。
第3レンズ群L3は物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1部分群L3A、負の屈折力の第2部分群L3B、第3部分群L3Cからなる構成とするのが良い。そして第2部分群L3Bを光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に移動させ像ぶれの補正を行うことが望ましい。これによれば、像ぶれ補正用の部分群の径小化が容易となる。第3レンズ群L3は最も物体側に、負レンズと正レンズを接合した接合レンズからなる構成とするこがことが好ましい。これによれば、軸外のコマ収差の補正と球面収差の補正が容易になる。
次に本発明の光学系を撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例を図6を用いて説明する。図6において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至5に説明したいずれかの光学系によって構成された撮像光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。
以下に本発明の実施例1乃至5に対応する数値データを示す。各数値データにおいて、iは物体側からの面の順序を示し、riは物体側より第i番目の面の曲率半径、diは物体側より第i番目と第i+1番目の間隔、ndiとνdiは第i番目の光学部材の屈折率とアッベ数である。無限遠物体にフォーカスしたときの全系の焦点距離、Fナンバー、画角(度)を示す。BFは空気換算値(フィルター等の平行平板を除去したときの距離)でのバックフォーカスである。
各数値データにおいて最も像側の2つの面はフィルター等のガラスブロックである。表1に前述の各条件式と実施例における諸数値との関係を示す。

[数値データ1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 142.636 10.36 1.61800 63.40 0.5395
2 803.414 87.02
3 64.050 11.52 1.43387 95.10 0.5373
4 -4275.797 0.53
5 -789.539 1.20 1.80610 33.27 0.5881
6 61.251 0.25
7 55.129 9.48 1.43387 95.10 0.5373
8 293.161 5.47
9 67.158 3.97 1.89286 20.36 0.6393
10 114.029 0.15
11 47.312 1.40 1.83481 42.74 0.5648
12 30.444 10.09 1.43875 94.66 0.5340
13 113.939 5.13
14(絞り) ∞ 3.69
15 567.430 1.20 1.60300 65.44 0.5401
16 43.779 16.52
17 93.335 1.20 1.89286 20.36 0.6393
18 58.681 4.90 1.49700 81.54 0.5375
19 -115.284 5.67
20 80.365 4.02 1.85025 30.05 0.5979
21 -65.106 1.20 1.62299 58.16 0.5458
22 28.801 4.48
23 -49.796 1.20 1.77250 49.60 0.5520
24 83.318 3.95
25 94.977 2.93 1.69895 30.13 0.6030
26 -154.696 5.82
27 59.250 1.20 1.94595 17.98 0.6544
28 40.611 6.51 1.66565 35.64 0.5824
29 -262.154 4.96
30 ∞ 2.20 1.51633 64.14 0.5353
31 ∞ 58.94
像面 ∞
各種データ

焦点距離 294.00
Fナンバー 2.91
半画角(度) 4.21
像高 21.64
レンズ全長 276.40
BF 65.35

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 132.30
2 15 -78.74
3 17 341.78
[数値データ2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 154.557 14.23 1.59522 67.74 0.5442
2 679.875 120.54
3 94.858 14.30 1.43700 95.10 0.5326
4 -305.077 0.17
5 -287.520 1.50 1.80610 33.27 0.5881
6 74.517 2.79
7 74.499 11.84 1.43700 95.10 0.5326
8 ∞ 17.88
9 67.131 5.78 1.89286 20.36 0.6393
10 126.369 1.51
11 70.332 2.00 1.83400 37.16 0.5776
12 40.254 10.32 1.43700 95.10 0.5326
13 136.354 6.96
14(絞り) ∞ 5.00
15 -565.896 1.60 1.61800 63.40 0.5395
16 60.047 36.49
17 100.609 1.40 1.89286 20.36 0.6393
18 65.898 7.56 1.51742 52.43 0.5564
19 -93.940 1.00
20 93.498 5.02 1.80610 33.27 0.5881
21 -121.171 1.20 1.53775 74.70 0.5392
22 36.544 5.43
23 -82.448 1.20 1.72916 54.68 0.5444
24 68.589 3.01
25 137.981 4.68 1.65412 39.68 0.5737
26 -1080.069 6.25
27 71.025 10.18 1.72047 34.71 0.5834
28 -58.624 1.50 1.80810 22.76 0.6307
29 -358.198 7.77
30 ∞ 2.20 1.51633 64.14 0.5353
31 ∞ 60.70
像面 ∞
各種データ

焦点距離 392.00
Fナンバー 2.90
半画角(度) 3.16
像高 21.64
レンズ全長 371.25
BF 69.92

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 187.63
2 15 -87.76
3 17 246.94
[数値データ3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 239.937 10.05 1.59349 67.00 0.5361
2 7608.704 143.66
3 92.480 11.58 1.43387 95.10 0.5373
4 -608.676 0.07
5 -572.992 1.85 1.80610 33.27 0.5881
6 110.750 0.15
7 80.486 7.96 1.43387 95.10 0.5373
8 268.516 29.41
9 74.048 3.77 1.92286 18.90 0.6495
10 114.076 0.15
11 81.966 2.10 1.83481 42.74 0.5648
12 40.684 10.10 1.43700 95.10 0.5326
13 211.722 13.05
14(絞り) ∞ 3.76
15 454.394 1.60 1.59522 67.74 0.5442
16 67.563 42.53
17 250.115 1.30 1.89286 20.36 0.6393
18 41.548 4.42 1.80610 33.27 0.5881
19 -259.897 2.39
20 69.730 4.44 1.66680 33.05 0.5957
21 -54.212 1.30 1.59522 67.74 0.5442
22 42.897 3.59
23 -112.462 1.10 1.77250 49.60 0.5520
24 66.134 4.10
25 75.201 2.95 1.76182 26.52 0.6136
26 -469.229 31.57
27 64.591 4.29 1.66565 35.64 0.5824
28 519.783 1.50 1.92286 20.88 0.6391
29 117.158 4.99
30 ∞ 2.20 1.51633 64.14 0.5353
31 ∞ 59.59
像面 ∞
各種データ

焦点距離 490.00
Fナンバー 4.12
半画角(度) 2.53
像高 21.64
レンズ全長 410.77
BF 66.03

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 215.15
2 15 -133.54
3 17 7321.08
[数値データ4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 285.176 12.69 1.59349 67.00 0.5361
2 -4767.657 161.04
3 122.017 15.58 1.43387 95.10 0.5373
4 -233.175 0.00
5 -238.384 1.60 1.80610 33.27 0.5881
6 141.021 0.15
7 93.182 10.34 1.43387 95.10 0.5373
8 377.979 45.03
9 80.811 5.76 1.84666 23.88 0.6218
10 182.524 0.15
11 120.397 2.00 1.80420 46.50 0.5572
12 44.703 13.45 1.43700 95.10 0.5326
13 642.625 15.35
14(絞り) ∞ 3.49
15 491.750 1.60 1.59349 67.00 0.5361
16 62.367 38.06
17 325.083 1.50 1.89286 20.36 0.6393
18 59.275 4.64 1.73800 32.26 0.5899
19 -214.466 1.00
20 74.220 4.00 1.80518 25.46 0.6156
21 -119.987 1.30 1.59349 67.00 0.5361
22 41.290 4.13
23 -102.097 1.30 1.81600 46.62 0.5568
24 85.886 3.79
25 68.860 5.13 1.85478 24.80 0.6122
26 2687.062 30.08
27 99.601 9.53 1.66565 35.64 0.5824
28 -56.296 1.50 1.89286 20.36 0.6393
29 979.304 5.25
30 ∞ 2.20 1.51633 64.14 0.5353
31 ∞ 73.90
像面 ∞
各種データ

焦点距離 588.00
Fナンバー 4.12
半画角(度) 2.11
像高 21.64
レンズ全長 474.78
BF 80.59

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 237.94
2 15 -120.51
3 17 -47873.47
[数値データ5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 240.726 12.89 1.61800 63.40 0.5395
2 ∞ 138.98
3 114.535 12.87 1.43387 95.10 0.5373
4 -359.087 0.18
5 -332.929 1.50 1.80610 33.27 0.5881
6 117.700 0.64
7 87.931 10.17 1.43387 95.10 0.5373
8 505.314 44.59
9 82.410 4.12 1.89286 20.36 0.6393
10 139.657 0.15
11 102.973 2.00 1.77250 49.60 0.5520
12 44.474 10.25 1.43387 95.10 0.5373
13 164.169 10.67
14(絞り) ∞ 3.94
15 2771.562 1.50 1.60311 60.64 0.5415
16 81.493 45.55
17 135.371 1.20 1.89286 20.36 0.6393
18 36.458 7.13 1.63980 34.46 0.5922
19 -142.839 3.59
20 92.151 4.92 1.76182 26.52 0.6136
21 -64.477 1.20 1.72916 54.68 0.5444
22 44.366 4.67
23 -78.668 1.20 1.76385 48.51 0.5587
24 401.999 2.82
25 54.724 4.09 1.67270 32.10 0.5988
26 -248.815 66.28
27 -46.725 1.20 1.43875 94.66 0.5340
28 39.037 8.98 1.59551 39.24 0.5803
29 -31.547 1.30 1.92286 20.88 0.6391
30 -78.510 8.46
31 ∞ 2.20 1.51633 64.14 0.5353
32 ∞ 66.02
像面 ∞
各種データ

焦点距離 784.00
Fナンバー 5.80
半画角(度) 1.58
像高 21.64
レンズ全長 484.53
BF 75.94


レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 269.42
2 15 -139.24
3 17 -439.91

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L0 光学系 SP 開口絞り
本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成され、フォーカシングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
前記光学系は開口絞りを含み、
前記第1レンズ群は最も物体側に配置された正レンズG1Pを含む3枚以上の正レンズを有し、
前記光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記正レンズG1Pの材料の屈折率をndG1P、前記正レンズG1Pの材料のアッベ数をνdG1Pとするとき、
LD/f<1.0
1.58<ndG1P<1.8
50<νdG1P<75
なる条件式を満足することを特徴としている。
各レンズ断面図において、L0は光学系である。光学系L0は正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正又は負の第3レンズ群L3を有している。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、不動の正の屈折力の第1部分群L3A、像ぶれ補正に際して光軸に対し垂直方向の成分を含む方向に移動する像ぶれ補正用の負の屈折力の第2部分群L3B、不動の第3部分群L3Cを有する。
即ち第3レンズ群L3は、フォーカシングに際して不動である。
SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りであり、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間に配置されている。即ち開口絞りは第1レンズ群L1の最も像側に配置されている。Gは光学フィルター等のガラスブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示している
各実施例の光学系は、第1レンズ群L1の最も像側に開口絞りSPを有すことが望ましい。

Claims (14)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成され、フォーカシングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
    前記第1レンズ群は最も物体側に正レンズを有し、
    前記光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLD、前記光学系の焦点距離をf、前記正レンズの材料の屈折率をndG1P、前記正レンズの材料のアッベ数をνdG1Pとするとき、
    LD/f<1.0
    1.58<ndG1P<1.8
    50<νdG1P<75
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 前記正レンズの材料の部分分散比をθgFG1Pとするとき、
    0.534<θgFG1P<0.560
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記正レンズの焦点距離をfG1P、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.40<fG1P/f1<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 前記正レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR1G1P、前記正レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR2G1Pとするとき、
    0.7<(R2G1P+R1G1P)/(R2G1P−R1G1P)<5.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の光学系。
  5. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    −2.8<f1/f2<−1.2
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 前記第1レンズ群は複数の負レンズを有し、前記第1レンズ群に含まれる負レンズのうち、最も物体側に位置する負レンズG1Nの材料のアッベ数をνdG1N、前記負レンズG1Nの材料の部分分散比をθgFG1Nとするとき、
    24<νdG1N<45
    0.58<θgFG1N<0.595
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光学系。
  7. 前記負レンズG1Nの物体側のレンズ面の曲率半径をR1G1N、前記負レンズG1Nの像側のレンズ面をR2G1Nとするとき、
    −1.0<(R2G1N+R1G1N)/(R2G1N−R1G1N)<−0.1
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載の光学系。
  8. 前記正レンズの像側のレンズ面から前記負レンズG1Nの物体側のレンズ面までの距離をdPNとするとき、
    0.17<dPN/f<0.45
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の光学系。
  9. 前記正レンズの焦点距離をfG1P、前記負レンズG1Nの焦点距離をfG1Nとするとき、
    1.5<|fG1P/fG1N|<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の光学系。
  10. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.3<f1/f<0.7
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光学系。
  11. 前記正レンズのヌープ硬度をHKG1Pとするとき、
    350<HKG1P<500
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光学系。
  12. 前記第2レンズ群の像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離dF2とするとき、
    0.2<dF2/LD<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光学系。
  13. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、第1部分群、第2部分群、第3部分群を有し、前記第1部分群と前記第3部分群はフォーカシング及び像ぶれの補正に際して不動であり、前記第2部分群は像ぶれの補正に際して光軸に対し垂直方向の成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光学系。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光学系と該光学系によって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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