JP2019031471A - 反応性光重合増感剤 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物は、下記一般式(1)で表される化合物である。
次に本発明の一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物の製造法について説明する。本発明の一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物は、一般式(3)で表される9,10−ジヒドロキシアントラセン化合物を下記の反応式−1に従い、塩基性化合物存在下、あるいは非存在下で対応する一般式(4)で表されるグリシドール化合物と反応させることにより得ることができる。
本発明の一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物は、光重合増感剤として作用する。当該光重合増感剤と光重合開始剤を混合することにより、光重合開始剤組成物とすることができ、更に光重合性化合物とを混合することにより、光重合性組成物とすることができる。当該光重合性組成物は、例えば中心波長が395nmの紫外LED光というような長波長の光の照射によっても、容易に光硬化させることができる。
本発明の一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤は、直接、光重合性化合物に添加することもできるが、あらかじめ光重合開始剤と配合することにより光重合開始剤組成物を調製した後、光重合性化合物に添加することもできる。すなわち、本発明の光重合開始剤組成物は、少なくとも、一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤と光重合開始剤を含有する組成物である。
さらに該光重合開始剤組成物と光重合性化合物を配合することにより、光重合性組成物を調製することもできる。本発明の光重合性組成物は、本発明の一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤と光重合開始剤を含有する光重合開始剤組成物と、光ラジカル重合性化合物又は光カチオン重合性化合物とを含有する組成物である。本発明の一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤と光重合開始剤は、別々に光ラジカル重合性化合物又は光カチオン重合性化合物に添加され、光ラジカル重合性化合物又は光カチオン重合性化合物中で、結果として光重合開始剤組成物を形成してもよい。更に、光ラジカル重合性化合物と光カチオン重合性化合物の両方を含むハイブリッド組成物としてもよい。
本発明の光重合性組成物に光を照射して重合することにより、光硬化物を得ることができる。光重合性組成物に光を照射し重合させ光硬化させる場合、当該光重合性組成物をフィルム状に成形して光硬化させることもできるし、塊状に成形して光硬化させることもできる。フィルム状に成形して光硬化させる場合は、液状の当該光重合性組成物を例えばポリエステルフィルムなどの基材にバーコーターなどを用いて膜厚5〜300ミクロンになるように塗布する。一方、スピンコーティング法やスクリーン印刷法により、さらに薄い膜厚あるいは厚い膜厚にして塗布することもできる。
本発明において、光重合性組成物の光照射下における光重合速度を定量的に評価する手法として、光DSC測定法を用いることができる。この手法によれば、試料に光を直接的に照射しながら、硬化に伴う発熱量を連続的にかつ簡便に測定することができる。光DSC測定装置にセットされた試料に光照射をすると光の硬化反応が始まり発熱が観測される。光硬化前は水平であったDSC曲線のベースラインが発熱側にシフトし、反応が終了すると元のベースラインの位置に戻る。このDSC曲線のピークの大きさから、発熱量を求めることができる。すなわち光重合性組成物に光を照射し、1mgあたりの発熱量を測定、比較することによって、重合の進行状況を評価することができる。
本発明の光重合性組成物に含まれる光重合増感剤がフィルム等に移行(マイグレーション)するかどうかを判定する方法としては、光重合増感剤を含む光重合性組成物を薄いフィルム状物に塗布したものを作成し、その上にポリエチレンフィルムを被せて一定温度(26℃)で一定期間保管し、その後ポリエチレンフィルムを剥がし、光重合増感剤がポリエチレンフィルムに移行しているかを調べ、耐マイグレーション性を判定した。剥がしたポリエチレンフィルムは、アセトンで表面の組成物を洗った後乾燥し、当該ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、光重合増感剤に起因する吸収強度の増大を調べることにより耐マイグレーション性を測定した。なお、当該測定には、紫外・可視分光光度計(島津製作所製、型式:UV2600)を用いた。比較例の化合物である9,10−ジブトキシアントラセンと量的な比較するために、得られた吸光度を9,10−ジブトキシアントラセンの吸光度の値に換算した。換算に当たっては、紫外・可視分光光度計により本発明の化合物及び9,10−ジブトキシアントラセンの260nmにおける吸光度を測定し、その吸光度の値とモル濃度からそれぞれのモル吸光係数を計算し、その比をもちいて換算した。
(光重合増感剤の溶出試験)
本発明の光重合性組成物を光硬化して得られた光硬化物中に存在する光重合増感剤がフィルム等に移行(マイグレーション)するかどうかを判定する方法として光硬化物からの光重合増感剤の溶出試験を行った。本発明の一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物は光重合反応において光重合増感剤としての効果を有するだけでなく、当該化合物を光重合増感剤として含有する光重合性組成物を重合させることにより、当該光重合増感剤自らも光重合反応を起こし、光硬化物中に取り込まれると推測される。当該光重合増感剤の自己重合性は以下の方法により評価した。すなわち、光重合増感剤を含む光重合性組成物を光硬化させた後に当該光硬化物を本発明の光重合増感剤が溶解するアセトンにより抽出操作を行い、有機溶媒中への光重合増感剤の溶出率を測定することにより確認した。光重合増感剤の溶出率(%)を前記アセトンによる抽出処理前後の光硬化物中に含まれる光重合増感剤の量をUVスペクトルにより測定した。UVスペクトル測定には、紫外・可視分光光度計(島津製作所製、型式:UV2600)を用いた。
本発明の一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物の耐昇華性の判定は、当該化合物を窒素雰囲気下、一定時間一定温度で加熱し、重量減少を示差熱測定装置(日立ハイテックサイエンス社製 TG/DTA7200)で測定した。
赤外線(IR)分光光度計:Thermo社製、型式is50 FT−IR
核磁気共鳴装置(NMR):日本電子社製、型式ECS−400
融点:ゲレンキャンプ社製の融点測定装置、型式MFB−595(JIS K0064に準拠)
9,10−ジヒドロキシアントラセンのナトリウム塩の20wt%水溶液29.1g(アントラキノンとして24ミリモル)を窒素ボックス中で攪拌機を付した100ml四つ口フラスコに入れ密閉した。反応溶媒としてエタノール12.5gを加えた後に55℃まで昇温し、グリシドール17.8g(240ミリモル)のエタノール(12.5g)溶液を1時間かけて滴下した。2時間攪拌を行った後冷却し、不純物のアントラキノンを濾別した後、濾液を濃縮後に冷却すると結晶が析出した。結晶を濾過によって分離し、イオン交換水で洗浄後に乾燥することにより、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン4.3g(薄黄色結晶)を得た。収率50モル%、純度97%であった。
(2)IR(KBr,cm−1):3271、2930、2879、1620、1400、1355、1319、1168、1122、1040、1002、812、683
(3)1H−MNR(DMSO−D6,400MHz):δ=3.59−3.61(m、4H),4.02−4.09(m、4H),4.12−4.19(m、2H),4.77(t、2H),5.29(d、2H)、7.52−7.55(m、4H)、8.37−8.41(m、4H)
窒素雰囲気下、200ml4つ口フラスコに2−エチル−9,10−アントラキノン5.0g(21ミリモル)、二酸化チオ尿素9.2g(85ミリモル)、水酸化ナトリウム8.5g(213ミリモル)、イオン交換水50gを仕込み、60℃で1時間撹拌した。得られた2−エチル−9,10−ジヒドロキシアントラセンのナトリウム塩水溶液に、反応溶媒としてエタノール12.5gを加えた後に内温を55℃とし、グリシドール15.7g(212ミリモル)のエタノール(12.5g)溶液を3時間かけて滴下した。3時間攪拌を行った後冷却し、35%塩酸で中和後、メチルイソブチルケトン(MIBK)で抽出し、水洗を行った。得られたMIBK溶液を濃縮乾固することにより、2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン4.2g(橙色オイル)を得た。収率52モル%、純度94%であった。
(2)1H−MNR(DMSO−D6,400MHz):δ=1.32(t、3H、J1=7.3Hz、J2=7.8Hz)、2.82(q、2H、J1=7.3Hz、J2=7.8Hz)、3.57−3.64(m、4H)、4.03−4.18(m、6H)、4.72−4.75(m、2H)、5.24−5.26(m、2H)、7.41−7.44(m、1H)、7.47−7.51(m、2H)、8.12−8.39(m、4H)
本実施例において光DSC測定は下記のようにして行った。すなわち、DSC測定装置は日立ハイテク社製XDSC−7200を用い、それに光DSC測定用ユニットを装着し光を照射しながらDSC測定ができるよう設えた。光照射用の光源は林時計工業社製LA−410UVを用い、バンドパスフィルターで405nm光を取り出してサンプルに照射できるようにした。光の照度は50mW/cm2とした。光源の光はグラスファイバーを用いてサンプル上部まで導けるようにし、光照射開始と同時にDSC測定ができるよう光源のシャッターをトリガー制御できるようにした。光DSCの測定はサンプルを1mg程度測定用アルミパンの中に精秤し、DSC測定部に収めたのち光DSCユニットを装着した。その後測定部内を窒素雰囲気に保ち10分間静置して、測定を開始した。測定は通常光を照射しながら6分間継続した。一回目の測定後、サンプルはそのままで再度同条件で測定を行い、一回目の測定結果から二回目の測定結果を差し引いた値を該サンプルの測定結果とした。結果は特に断らない限り光照射後1分間におけるサンプル1mgあたりの総発熱量で比較した。測定条件によっては1分間で光反応が完結しない場合もあるが光照射初期の反応挙動を比較するために1分間の総発熱量で比較した。光照射に伴ってサンプル(光重合性組成物)の重合が生じた場合、重合に伴う反応熱が生ずるが光DSCではその反応熱を測定することができる。そのため、光DSCによって光照射による重合進行の状況が測定できることになる。本実施例では光照射後1分間の総発熱量を測定しているが、同一の重合性化合物を用いている限りにおいてはその値を比較した場合値が大きいほど重合が効率的に進行していると考えることができる。
光カチオン重合性化合物として、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル社製、商品名:セロキサイド2021P、セロキサイドはダイセル社の登録商標)100重量部に対して、光重合開始剤として、4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート(ビー・エー・エス・エフ社製、商品名イルガキュア250)2重量部、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で得られた9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン0.5重量部を室温で混合し、光重合性組成物を調製した。この光重合性組成物について上述の方法により光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は153mJ/mgであった。
光硬化速度評価実施例1の9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに合成実施例2と同様の方法で得られた2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを使用すること以外は光硬化速度評価実施例1と同様に光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は123mJ/mgであった。
光カチオン重合性化合物として、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル社製、商品名:セロキサイド2021P、セロキサイドはダイセル社の登録商標)100重量部に対して、光重合開始剤として、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ヨードニウム−ヘキサフルオロフォスフェー卜(ビー・エー・エス・エフ社製、商品名イルガキュア250)2重量部を室温で混合し、光重合性組成物を調製した。この光重合性組成物について光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は0.3mJ/mgであった。
光硬化速度評価実施例1の9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は光硬化速度評価実施例1と同様に光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は147mJ/mgであった。
光ラジカル重合性化合物として、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル(和光純薬社製)100重量部に対して、光重合開始剤として、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ヨードニウム−ヘキサフルオロフォスフェー卜(ビー・エー・エス・エフ社製、商品名イルガキュア250)2重量部、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で得られた9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン1重量部を室温で混合し、光重合性組成物を調製した。この光重合性組成物について光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は493mJ/mgであった。
光硬化速度評価実施例3の9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに合成実施例2と同様の方法で得られた2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを使用すること以外は光硬化速度評価実施例3と同様に光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は644mJ/mgであった。
光ラジカル重合性化合物として、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル(和光純薬社製)100重量部に対して、光重合開始剤として、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ヨードニウム−ヘキサフルオロフォスフェー卜(ビー・エー・エス・エフ社製、商品名イルガキュア250)2重量部を室温で混合し、光重合性組成物を調製した。この光重合性組成物について光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は14mJ/mgであった。
光硬化速度評価比較例3の9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は光硬化速度評価実施例3と同様に光DSC測定を行ったところ、光照射開始から1分間の総発熱量は430mJ/mgであった。
光カチオン重合性化合物として、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル社製セロキサイド2021P)100重量部に対し、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で合成した9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン0.5重量部を室温で混合し、組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、五日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、ポリエチレンフィルムをアセトンで洗い乾燥した後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、260nmの吸光度を測定した。得られた9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンに起因する吸光度を9,10−ジブトキシアントラセンに換算した。吸光度は、一日保管後0.001、五日保管後0.006であった。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに合成実施例2と同様の方法で合成した2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを使用すること以外は耐マイグレーション性評価実施例1と同様の方法により組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、五日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、アセトンで洗い乾燥した後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、ポリエチレンフィルムの260nmの吸光度を測定した。得られた2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンに起因する吸光度を9,10−ジブトキシアントラセンに換算した。吸光度は、一日保管後0.001、五日保管後0.005であった。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は耐マイグレーション性評価実施例1と同様の方法により組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、五日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、アセトンで洗い乾燥した後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、ポリエチレンフィルムの260nmの吸光度を測定した。9,10−ジブトキシアントラセンの吸光度は、一日保管後0.400、五日保管後0.464であった。
光ラジカル重合性化合物として、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル100重量部に対し、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で合成した9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン1重量部を室温で混合し、組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したものと五日間保管したものを調製し、それぞれ保管後、被せたポリエチレンフィルムを剥がし、ポリエチレンフィルムをアセトンで洗い、乾燥した後、当該ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、260nmの吸光度を測定した。しかし、得られた9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンに起因する吸収は、一日保管後、五日保管後ともに見られなかった。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに合成実施例2と同様の方法で合成した2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを使用すること以外は耐マイグレーション性評価実施例3と同様の方法により組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、五日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、アセトンで洗い乾燥した後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、260nmの吸光度を測定した。しかし、得られた2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンに起因する吸収は、一日保管後、五日保管後ともに見られなかった。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は耐マイグレーション性評価実施例3と同様の方法により組成物を調製した。当該組成物をポリエステルフィルム上で膜厚が12ミクロンになるようにバーコーターを用いて塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、五日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、アセトンで洗い乾燥した後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、260nmの吸光度を測定した。得られた9,10−ジブトキシアントラセンの吸光度は、一日保管後0.700、五日後0.802であった。
光カチオン重合性化合物として、3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダイセル社製セロキサイド2021P)85重量部、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(東亜合成社製OXT−101:オキセタンアルコール)15重量部、光重合開始剤として 、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ヨードニウム−ヘキサフルオロフォスフェー卜(ビー・エー・エス・エフ社製、商品名イルガキュア250)3.0重量部、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で合成した9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセン1重量部を混合し、光重合性組成物を調製した。このようにして調製した当該組成物をポリエステルフィルムの上にバーコーターを用いて膜厚が30ミクロンになるように塗布した。ついで、当該組成物を塗布したポリエステルフィルム表面にフォセオン社製紫外線LEDを用いて6分間光照射した。照射光の中心波長は395nmで照射強度は50mW/cm2である。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに合成実施例2と同様の方法で合成した2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを使用すること以外は光硬化物の耐マイグレーション評価実施例1と同様にして光重合性組成物を調製し、当該組成物をポリエステルフィルムの上にバーコーターを用いて膜厚が30ミクロンになるように塗布した。ついで、当該組成物を塗布したポリエステルフィルム表面にフォセオン社製紫外線LEDを用いて6分間光照射した。照射光の中心波長は395nmで照射強度は50mW/cm2である。次に、当該光硬化物を2cm角に切り、溶媒としてアセトン中に25℃、15時間浸漬した後、乾燥し、当該硬化物のUVスペクトルを測定した。光重合増感剤として使用した2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンに起因する405nmのUV吸収強度を測定し、溶媒浸漬前後の2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの含有量を算出した。その結果、溶媒浸漬後の光重合増感剤として添加した2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンのUV吸収強度は溶媒浸漬前のUV吸収強度と同じであり、変化はなかった。すなわち、溶媒浸漬後において、2−エチル−9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンは溶出していないことが判明した。
光重合増感剤として、9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は光硬化物の耐マイグレーション評価実施例1と同様にして光重合性組成物を調製し、当該組成物をポリエステルフィルムの上にバーコーターを用いて膜厚が30ミクロンになるように塗布した。ついで、当該組成物を塗布したポリエステルフィルム表面にフォセオン社製紫外線LEDを用いて6分間光照射した。照射光の中心波長は395nmで照射強度は50mW/cm2である。次に、当該光硬化物を2cm角に切り、溶媒としてアセトン中に25℃、15時間浸漬した後、乾燥し、当該硬化物のUVスペクトルを測定した。光重合増感剤として使用した9,10−ジブトキシアントラセンに起因する405nmのUV吸収強度を測定し、溶媒浸漬前後の9,10−ジブトキシアントラセンの含有量を算出した。その結果、溶媒浸漬後の光重合増感剤として添加した9,10−ジブトキシアントラセンのUV吸収強度は溶媒浸漬前の7%まで減少していた。すなわち、溶媒浸漬後において、9,10−ジブトキシアントラセンは93%溶出していることが判明した。
合成実施例1で合成した9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンを窒素雰囲気下(流量100ml/分)で加熱し、重量減少を示差熱測定装置(日立ハイテックサイエンス社製 TG/DTA7200)で測定した。加熱条件は、室温から180℃まで昇温し(10℃/分)その後60分保持した。加熱前後の重量減少は0.4%であった。
9,10−ビス(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)アントラセンの代わりに公知の光重合増感剤である9,10−ジブトキシアントラセンを使用すること以外は耐昇華性評価実施例1と同様にして試験した。その結果、加熱前後の重量減少は12.5%であった。
Claims (12)
- 下記一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物。
(一般式(1)において、nは0〜10の整数を表し、R1及びR2は同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から20のアルキル基を表し、該アルキル基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ベンゼン環又はナフタレン環を含んでいてもよい。X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 一般式(1)において、R1は水素原子であり、R2は水素原子又は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ベンゼン環若しくはナフタレン環を含んでいてもよい炭素数1から20のアルキル基である、請求項1に記載の一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物。
- 下記一般式(2)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物。
(一般式(2)において、X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 下記一般式(3)で表される9,10−ジヒドロキシアントラセン化合物と一般式(4)で表されるグリシドール化合物とを反応させることを特徴とする一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物の製造法。
(一般式(3)において、X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。)
(一般式(4)において、nは0〜10の整数を表し、R1及びR2は同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から20のアルキル基を表し、該アルキル基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ベンゼン環又はナフタレン環を含んでいてもよい。)
(一般式(1)において、nは0〜10の整数を表し、R1及びR2は同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から20のアルキル基を表し、該アルキル基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ベンゼン環又はナフタレン環を含んでいてもよい。X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 下記一般式(3)で表される9,10−ジヒドロキシアントラセン化合物と構造式(5)で表されるグリシドールとを反応させることを特徴とする一般式(2)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物の製造法。
(一般式(3)において、X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。)
(一般式(2)において、X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 下記一般式(1)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤。
(一般式(1)において、nは0〜10の整数を表し、R1及びR2は同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から20のアルキル基を表し、該アルキル基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ベンゼン環又はナフタレン環を含んでいてもよい。X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 下記一般式(2)で表される一級の水酸基を有する9,10−ビス(ジヒドロキシアルコキシ)アントラセン化合物を含有する光重合増感剤。
(一般式(2)において、X、Yは同一であっても異なってもよく、水素原子、炭素数1から8のアルキル基又はハロゲン原子を表す。) - 請求項6又は請求項7に記載の光重合増感剤と、光重合開始剤とを含有する光重合開始剤組成物。
- 請求項8に記載の光重合開始剤組成物と、光カチオン重合性化合物とを含有する光重合性組成物。
- 請求項8に記載の光重合開始剤組成物と、光ラジカル重合性化合物とを含有する光重合性組成物。
- 請求項9又は請求項10に記載の光重合性組成物を、300nmから500nmの波長範囲の光を含むエネルギー線を照射することにより重合させる重合方法。
- 300nmから500nmの波長範囲の光を含むエネルギー線の照射源が、中心波長が365nm、375nm、385nm、395nm又は405nmの紫外LEDであることを特徴とする、請求項11に記載の重合方法。
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