JP2019029494A - モジュール、電力変換装置及びモジュールの製造方法 - Google Patents

モジュール、電力変換装置及びモジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019029494A
JP2019029494A JP2017146954A JP2017146954A JP2019029494A JP 2019029494 A JP2019029494 A JP 2019029494A JP 2017146954 A JP2017146954 A JP 2017146954A JP 2017146954 A JP2017146954 A JP 2017146954A JP 2019029494 A JP2019029494 A JP 2019029494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side electrode
electrode wiring
semiconductor chip
transistor
voltage side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017146954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6997552B2 (ja
Inventor
哲 小野寺
Satoru Onodera
哲 小野寺
祐一 藤澤
Yuichi Fujisawa
祐一 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2017146954A priority Critical patent/JP6997552B2/ja
Publication of JP2019029494A publication Critical patent/JP2019029494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6997552B2 publication Critical patent/JP6997552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】半導体チップの表裏面に電極が接続されたモジュールにおいて、半導体チップの電極に対する位置精度を確保しつつ製造工程を簡略化可能とする。【解決手段】トランジスタ9a1の上面を表面とし下面を裏面とした場合、表側電極と裏側電極のうち裏側電極である高圧側電極配線2が、トランジスタ9a1を側方から囲繞する収容凹部2aを有し、トランジスタ9b1の上面を表面とし下面を裏面とした場合、表側電極と裏側電極のうち表側電極である低圧側電極配線3が、トランジスタ9b1を側方から囲繞する収容凹部3aを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、モジュール、電力変換装置及びモジュールの製造方法に関するものである。
自動車等に搭載される電力変換装置(パワーモジュール)は、例えばバッテリから出力される力流電力をモータに供給するための交流電力に変換する。このような電力変換装置は、トランジスタ等の複数の半導体チップを相互に接続した構造を有している。例えば、特許文献1には、このような電力変換装置に適用することができ、半導体チップと半導体チップを冷却する冷却管とを有する半導体モジュールが開示されている。
特開2007−165620号公報
ところで、半導体チップの表裏面を2つの電極で挟み込む構造を採用する場合には、例えば電極に導電性ペーストを塗布して半導体チップの配置し、導電性ペーストを加熱するリフロー工程を経て、半導体チップと電極とを接続している。このとき、半導体チップと電極との位置精度を高めるために、先に半導体チップの一方側の面を一方の電極に固定し、その後に半導体チップの他方側の面を他方の電極に固定している。つまり、従来においては、2つの電極を、位置精度を確保して半導体チップに接合するために、導電性ペーストを加熱する工程を2回行う必要がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、半導体チップの表裏面に電極が接続されたモジュールにおいて、半導体チップの電極に対する位置精度を確保しつつ製造工程を簡略化可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、半導体チップの表面に導電性接合部を介して接続された表側電極と、上記半導体チップの裏面に導電性接合部を介して接続された裏側電極とを有するモジュールであって、上記表側電極及び上記裏側電極の少なくとも一方が、上記半導体チップを側方から囲繞する収容凹部を有するという構成を採用する。
第2の発明は、第1の発明において、上記表側電極及び上記裏側電極の一方が上記収容凹部を有し、上記表側電極及び上記裏側電極の他方が上記収容凹部に対向配置されると共に上記半導体チップに対して上記収容凹部と反対側から覆い被さる冠部を有するという構成を採用する。
第3の発明は、第1の発明において、上記表側電極及び上記裏側電極の一方が上記収容凹部を有し、上記表側電極及び上記裏側電極の他方が上記収容凹部に対向配置されると共に上記収容凹部に向けて突出する凸部を有するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記収容凹部の深さ寸法が、表裏方向の上記半導体チップの厚さ寸法よりも小さいという構成を採用する。
第5の発明は、電力変換装置であって、上記第1〜第4のいずれかのモジュールからなる、あるいは、上記第1〜第4のいずれかのモジュールを備え、入力電力の形態を変更して出力するという構成を採用する。
第6の発明は、表裏面の各々に接続部を有する半導体チップと、上記半導体チップの表面に導電性接合部を介して接続された表側電極と、上記半導体チップの裏面に導電性接合部を介して接続された裏側電極とを有するモジュールの製造方法であって、上記表側電極及び上記裏側電極の少なくとも一方に設けられると共に上記半導体チップを収容可能な収容凹部に対して、導電性ペーストを配置する導電性ペースト配置工程と、上記収容凹部に上記半導体チップを収容すると共に、上記表側電極と上記裏側電極とで挟んだ状態で上記半導体チップを保持する半導体チップ保持工程と、上記導電性ペーストを加熱することによって上記導電性接合部を形成する導電性接合部形成工程とを有するという構成を採用する。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記半導体チップ、上記表側電極及び上記裏側電極を金型内部に収容した状態で上記導電性接合部形成工程を行い、上記導電性接合部形成工程後に、上記半導体チップ、上記表側電極及び上記裏側電極を樹脂材で覆うインサート成形を行うモールド工程を有するという構成を採用する。
本発明によれば、半導体チップの表面に接続された表側電極と半導体チップの裏面に接続された裏側電極との少なくとも一方が、半導体チップを側方から囲繞可能な収容凹部を有している。このため、導電性ペーストの流動性が高い状態であっても、半導体チップの表側電極あるいは裏側電極に対する位置精度を維持することができる。したがって、本発明によれば、表側電極と裏側電極とを1つの工程で半導体チップに接合することが可能となる。よって、本発明によれば、半導体チップの表裏面に電極が接続されたモジュールにおいて、半導体チップの電極に対する位置精度を確保しつつ製造工程を簡略化することが可能となる。
本実施形態の電力変換装置の概略構成図であり、(a)が回路図であり、(b)が断面図である。 図1(b)のA−A断面図である。 本実施形態の電力変換装置の製造方法を説明するための模式図である。 本実施形態の電力変換装置の変形例を示す模式的な断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るモジュール、電力変換装置及びモジュールの製造方法の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。なお、本実施形態においては、本発明のモジュールからなる電力変換装置及びその製造方法の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電力変換装置1の概略構成図であり、(a)が回路図であり、(b)が断面図である。本実施形態の電力変換装置1は、車両に搭載され、バッテリから供給される直流電力を交流電力に変換してモータに供給するインバータ機能を有するパワーモジュールである。図1(a)に示すように、本実施形態の電力変換装置1は、高圧側電極配線2と、低圧側電極配線3と、U相用スイッチングレグ4と、V相用スイッチングレグ5と、W相用スイッチングレグ6と、出力用電極配線7と、制御電極配線8(図1(b)参照)とを有している。
図1(a)に示すように、高圧側電極配線2は、バッテリBの高圧側端子と接続されており、U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6をバッテリBの高圧側端子に接続している。低圧側電極配線3は、バッテリBの低圧側端子と接続されており、U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6をバッテリBの低圧側端子に接続している。
U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6は、複数のアーム9が複数並列接続されて形成されている。各々のアーム9は、直列接続された1つの上アーム9aと1つの下アーム9bとを有している。上アーム9aは、コレクタが高圧側電極配線2に接続され、エミッタが出力用電極配線7に接続されたトランジスタ9a1と、カソードが高圧側電極配線2に接続され、アノードが出力用電極配線7に接続されたダイオード9a2とを備えている。下アーム9bは、コレクタが出力用電極配線7に接続され、エミッタが低圧側電極配線3に接続されたトランジスタ9b1と、アノードが低圧側電極配線3に接続され、カソードが出力用電極配線7に接続されたダイオード9b2とを備えている。
出力用電極配線7は、U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6との各々に対して設けられており、各々のアーム9において、上アーム9aと下アーム9bとの間に接続されている。これらの出力用電極配線7から交流電力が不図示のモータに向けて出力される。制御電極配線8は、トランジスタ9a1のベースと、トランジスタ9b1のベースとの各々に1本ずつ接続されている。これらの制御電極配線8は、不図示の制御装置の制御の下に、トランジスタ9a1及びトランジスタ9b1に駆動信号を入力する。
図1(b)は、1つのアーム9に沿って切断した断面図である。この図に示すように、本実施形態の電力変換装置1は、上述の高圧側電極配線2と、低圧側電極配線3と、出力用電極配線7、制御電極配線8、アーム9に加えて、樹脂モールド部10と、導電性接合部11と、制御電極配線保持部12と、熱伝導シート13と、冷却器14とを備えている。なお、本実施形態の電力変換装置1の設置姿勢は、重力方向に対して特に限定されるものではない。ただし、以下の説明においては、説明の便宜上、図1(b)の座標軸に示すように、高圧側電極配線2側を下側、低圧側電極配線3を上側として説明する。
高圧側電極配線2は、樹脂モールド部10に保持された導電性の金属配線であり、例えば銅(Cu)材によって形成されている。この高圧側電極配線2は、湾曲された出力用電極配線7の下側に配置されている。また、高圧側電極配線2は、上面側に、下方に向けて窪んだ収容凹部2aを有している。この収容凹部2aは、半導体チップからなるトランジスタ9a1とダイオード9a2とを個別に収容しており、トランジスタ9a1とダイオード9a2をそれぞれ側方から囲繞するように平面視において矩形状に形状設定されている。この収容凹部2aの深さ寸法は、表裏方向(図1(b)における上下方向)におけるトランジスタ9a1やダイオード9a2の厚さ寸法よりも小さく設定されている。
図2は、図1(b)のA−A断面図である。上述したように、U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6は、複数のアーム9が複数並列接続されている。本実施形態の電力変換装置1では、U相用スイッチングレグ4、V相用スイッチングレグ5及びW相用スイッチングレグ6が、それぞれ5つずつのアーム9を並列に備えているものとする。このため、高圧側電極配線2は、各スイッチングレグに10箇所の収容凹部2aを有している。このような高圧側電極配線2は、導電性接合部11を介してトランジスタ9a1(5つのトランジスタ9a1)及びダイオード9a2(5つのダイオード9a2)の下側面と接続されている。
低圧側電極配線3は、高圧側電極配線2と同様に、樹脂モールド部10に保持された導電性の金属配線であり、例えば銅(Cu)材によって形成されている。この低圧側電極配線3は、湾曲された出力用電極配線7の上側に配置されている。また、低圧側電極配線3は、下面側に、上方に向けて窪んだ収容凹部3aを有している。この収容凹部3aは、半導体チップからなるトランジスタ9b1とダイオード9b2とを個別に収容しており、トランジスタ9b1とダイオード9a2とをそれぞれ側方から囲繞するように平面視において矩形状に形状設定されている。この収容凹部3aの深さ寸法は、表裏方向(図1(b)における上下方向)におけるトランジスタ9b1やダイオード9b2の厚さ寸法よりも小さく設定されている。このような低圧側電極配線3に形成された収容凹部3aは、高圧側電極配線2に形成された収容凹部2aと同様に、図1(b)の奥行方向に5つずつ配列されている。このような低圧側電極配線3は、導電性接合部11を介してトランジスタ9b1及びダイオード9b2の上側面と接続されている。
出力用電極配線7は、高圧側電極配線2及び低圧側電極配線3と同様に、樹脂モールド部10に保持された導電性の金属配線であり、例えば銅(Cu)材によって形成されている。出力用電極配線7は、図1(b)に示すように、断面形状が略S字状となるように湾曲されており、一端側が高圧側電極配線2の上方に配置され、他端側が低圧側電極配線3の下方に配置されている。出力用電極配線7は、高圧側電極配線2に対向される部位に高圧側電極配線2に向かって突出して設けられた冠部7aを有している。この冠部7aには、図2に示すように、トランジスタ9a1とダイオード9a2とがそれぞれ収容される凹部7a1が形成されている。このような冠部7aは、図2に示すように、トランジスタ9a1及びダイオード9a2に高圧側電極配線2と反対側から覆い被さるように配置されている。このような出力用電極配線7は、導電性接合部11を介してトランジスタ9a1及びダイオード9a2の上面側と接続されている。
また、出力用電極配線7は、図1(b)に示すように、低圧側電極配線3に対向される部位に低圧側電極配線3に向かって突出して設けられた冠部7bを有している。この冠部7bには、トランジスタ9b1とダイオード9b2とがそれぞれ収容される凹部(不図示)が形成されている。このような冠部7bは、トランジスタ9b1及びダイオード9b2に低圧側電極配線3と反対側から覆い被さるように配置されている。このような出力用電極配線7は、導電性接合部11を介してトランジスタ9b1及びダイオード9b2の下面側と接続されている。
制御電極配線8は、制御電極配線保持部12に保持された状態で樹脂モールド部10の内部に配置されている。この制御電極配線8は、トランジスタ9a1上方のベースあるいはトランジスタ9b1下方のベースに接続されている。
トランジスタ9a1及びトランジスタ9b1は、トランジスタとして機能を有する扁平かつ矩形状のベアチップ(半導体チップ)からなる。トランジスタ9a1は、高圧側電極配線2の上面側に設けられた収容凹部2aに収容された状態で、高圧側電極配線2と出力用電極配線7との間に配置されている。このトランジスタ9a1は、上面側にエミッタが形成され、下面側にコレクタが形成されている。トランジスタ9b1は、低圧側電極配線3の下面側に設けられた収容凹部3aに収容された状態で、低圧側電極配線3と出力用電極配線7との間に配置されている。このトランジスタ9b1は、上面側にエミッタが形成され、下面側にコレクタが形成されている。
例えば、トランジスタ9a1の上面を表面とし下面を裏面とした場合、出力用電極配線7がトランジスタ9a1の表面に導電性接合部11を介して接続された表側電極となる。また、高圧側電極配線2がトランジスタ9a1の裏面に導電性接合部11を介して接続された裏側電極となる。さらに、これらの表側電極と裏側電極のうち裏側電極である高圧側電極配線2が、トランジスタ9a1を側方から囲繞する収容凹部2aを有している。
一方、トランジスタ9b1の上面を表面とし下面を裏面とした場合、出力用電極配線7がトランジスタ9b1の裏面に導電性接合部11を介して接続された裏側電極となる。また、低圧側電極配線3がトランジスタ9b1の表面に導電性接合部11を介して接続された表側電極となる。さらに、これらの表側電極と裏側電極のうち表側電極である低圧側電極配線3が、トランジスタ9b1を側方から囲繞する収容凹部3aを有している。
ダイオード9a2及びダイオード9b2は、ダイオードとして機能を有する扁平かつ矩形状のベアチップ(半導体チップ)からなる。ダイオード9a2は、高圧側電極配線2の上面側に設けられた収容凹部2aに収容された状態で、高圧側電極配線2と出力用電極配線7との間に配置されている。このダイオード9a2は、上面側にアノードが形成され、下面側にカソードが形成されている。ダイオード9b2は、低圧側電極配線3の下面側に設けられた収容凹部3aに収容された状態で、低圧側電極配線3と出力用電極配線7との間に配置されている。このダイオード9b2は、上面側にアノードが形成され、下面側にカソードが形成されている。
樹脂モールド部10は、高圧側電極配線2、低圧側電極配線3、出力用電極配線7及び制御電極配線8等を保持するベース部材であり、絶縁性の樹脂材によって形成されている。この樹脂モールド部10は、高圧側電極配線2の下面と低圧側電極配線3の上面とを露出するようにして、高圧側電極配線2及び低圧側電極配線3を保持している。
導電性接合部11は、高圧側電極配線2とトランジスタ9a1の下面(コレクタ)との間、出力用電極配線7とトランジスタ9a1の上面(エミッタ)との間、低圧側電極配線3とトランジスタ9b1の上面(エミッタ)との間、出力用電極配線7とトランジスタ9a1の下面(コレクタ)との間、高圧側電極配線2とダイオード9a2の下面(カソード)との間、出力用電極配線7とダイオード9a2の上面(アノード)との間、低圧側電極配線3とダイオード9b2の上面(アノード)との間、及び、出力用電極配線7とダイオード9b2の下面(カソード)との間に介挿されている。これらの導電性接合部11は、熱硬化性の導電性ペーストを加熱することによって硬化させた導電性部材であり、トランジスタ9a1あるいはトランジスタ9b1を電極(高圧側電極配線2、低圧側電極配線3あるいは出力用電極配線7)と電気的に接続する。
これらの導電性接合部11のうち高圧側電極配線2とトランジスタ9a1及びダイオード9a2の下面(コレクタ、カソード)との間に介挿された導電性接合部11は、高圧側電極配線2の収容凹部2aに収容された状態で設けられている。また、導電性接合部11のうち低圧側電極配線3とトランジスタ9b1及びダイオード9b2の上面(エミッタ、アノード)との間に介挿された導電性接合部11は低圧側電極配線3の収容凹部3aに収容された状態で設けられている。
制御電極配線保持部12は、制御電極配線8を保持する部位であり、絶縁性の樹脂によって形成されている。この制御電極配線保持部12は、樹脂モールド部10によって保持されている。熱伝導シート13は、高圧側電極配線2と冷却器14との間、及び、低圧側電極配線3と冷却器14との間に介挿されている。これらの熱伝導シート13は、高圧側電極配線2の樹脂モールド部10に被覆されていない領域と、低圧側電極配線3の樹脂モールド部10に被覆されていない領域とに配置されており、高圧側電極配線2あるいは低圧側電極配線3から冷却器14に熱を伝達する。冷却器14は、例えば内部に冷却水が流されており、高圧側電極配線2や低圧側電極配線3を経由してトランジスタ9a1やトランジスタ9b1から伝達された熱を外部に放出する。なお、冷却器14としては、放熱フィン等を用いることも可能である。
このような本実施形態の電力変換装置1は、バッテリBから供給される直流電力を、トランジスタ9a1及びトランジスタ9b1のオンオフが適宜切り替えられることによって、交流電力に変換して出力する。
続いて、本実施形態の電力変換装置1の製造方法について図3の模式図を参照して説明する。まず、図3(a)に示すように、例えば削り出し等によって収容凹部2aが形成された高圧側電極配線2と、同様に削り出し等によって冠部7aが形成された出力用電極配線7とを作製する。なお、出力用電極配線7には冠部7bも合せて形成される。また、収容凹部3aが形成された不図示の低圧側電極配線3も作製する。さらに、図3(a)に示すように、高圧側電極配線2の収容凹部2aに対して、導電性接合部11となる導電性ペースト11aを塗布する(導電性ペースト配置工程)。また、出力用電極配線7の冠部7aの凹部7a1にも導電性ペースト11aを塗布する。なお、図示していないが、低圧側電極配線3の収容凹部3aと、出力用電極配線7の冠部7bの凹部7b1にも導電性ペースト11aを塗布する。
続いて、図3(b)に示すように、高圧側電極配線2の収容凹部2aにダイオード9a2及びトランジスタ9a1を配置し、高圧側電極配線2と出力用電極配線7とで挟み込んだ状態とすることによってダイオード9a2及びトランジスタ9a1を保持する(半導体チップ保持工程)。なお、図示していないが、低圧側電極配線3の収容凹部3aにはダイオード9b2及びトランジスタ9b1を配置し、低圧側電極配線3と出力用電極配線7とで挟み込んだ状態とすることによってダイオード9b2及びトランジスタ9b1を保持する。
さらに、図3(b)に示すように、トランジスタ9a1等を保持した高圧側電極配線2、出力用電極配線7、及び、低圧側電極配線3(不図示)を射出成形用の金型100のキャビティに配置する。続いて、金型ごと加熱して、導電性ペースト11aを硬化させて導電性接合部11を形成する(導電性接合部形成工程)。
続いて、図3(c)に示すように、金型100のキャビティに溶融樹脂を射出し、その後冷却することによって、トランジスタ9a1等を保持した高圧側電極配線2、出力用電極配線7、及び、低圧側電極配線3(不図示)を樹脂材で覆うインサート成形を行う(モールド工程)。これによって、樹脂モールド部10が形成される。なお、複数のトランジスタ9a1同士の間にも樹脂材が流れ込み、図3(c)に示すように、トランジスタ9a1同士の間にも樹脂モールド部10が入り込んだ状態で形成される。なお、金型100のキャビティには、制御電極配線8や制御電極配線保持部12も合せて収容される。
その後、熱伝導シート13や冷却器14が設置されることによって本実施形態の電力変換装置1となる。このような本実施形態の電力変換装置1は、車両に搭載される。このとき、高圧側電極配線2がバッテリBの高圧側端子に接続され、低圧側電極配線3がバッテリBの低圧側端子に接続され、出力用電極配線7がモータに接続され、制御電極配線8が制御部と接続される。
以上のような本実施形態の電力変換装置1及びその製造方法においては、例えばトランジスタ9a1及びダイオード9a2の上面を表面とし下面を裏面とした場合、表側電極と裏側電極のうち裏側電極である高圧側電極配線2が、トランジスタ9a1及びダイオード9a2をそれぞれ側方から囲繞する収容凹部2aを有している。また、トランジスタ9b1及びダイオード9b2の上面を表面とし下面を裏面とした場合、表側電極と裏側電極のうち表側電極である低圧側電極配線3が、トランジスタ9b1及びダイオード9b2をそれぞれ側方から囲繞する収容凹部3aを有している。このため、導電性ペースト11aの流動性が高い状態であっても、トランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2の高圧側電極配線2等に対する位置精度を維持することができる。したがって、本実施形態の電力変換装置1によれば、上述のように、1回の加熱工程でトランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2の接合をすることが可能となる。したがって、本実施形態の電力変換装置1によれば、トランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2の高圧側電極配線2等に対する位置精度を確保しつつ製造工程を簡略化することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、出力用電極配線7が、トランジスタ9a1及びダイオード9a2に高圧側電極配線2と反対側から覆い被さるように配置された冠部7aと、トランジスタ9b1及びダイオード9b2に低圧側電極配線3と反対側から覆い被さるように配置された冠部7bとを有している。このため、製造時に冠部7aによってもトランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2が移動することを規制することができる。したがって、トランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2の高圧側電極配線2等に対する位置精度をより確実に確保することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、収容凹部2a及び収容凹部3aの深さ寸法が、トランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2の厚さ寸法よりも小さく設定されている。このため、高圧側電極配線2と出力用電極配線7とが短絡することを防止し、また低圧側電極配線3と出力用電極配線7とが短絡することを防止することができる。
また、本実施形態の電力変換装置1の製造方法においては、金型100の内部で導電性ペースト11aを加熱することで導電性接合部11を形成し、その後、金型100の内部に溶融樹脂を射出することでインサート成形を行っている。このため、金型100から取り出すことなく、導電性接合部形成工程とモールド工程を行うことができ、製造工程が簡略化される。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、インサート成形によって、高圧側電極配線2と出力用電極配線7との間や、低圧側電極配線3と出力用電極配線7との間にも樹脂モールド部10が入り込んだ状態となっている。このため、経時劣化等によって、高圧側電極配線2と出力用電極配線7とが短絡、あるいは、低圧側電極配線3と出力用電極配線7とが短絡することを防止することができる。なお、より短絡を確実に防止するために、高圧側電極配線2の出力用電極配線7との対向面、出力用電極配線7の高圧側電極配線2との対向面、低圧側電極配線3の出力用電極配線7との対向面、及び、出力用電極配線7の低圧側電極配線3との対向面のいずれかあるいは複数に対して絶縁シートを別途貼付するようにしても良い。
また、本実施形態の電力変換装置1においては、収容凹部2a及び収容凹部3aが削り出しによって形成する例を説明した。収容凹部2a及び収容凹部3aを削り出しによって形成することで、高圧側電極配線2の収容凹部2aと反対側の面と、低圧側電極配線3の収容凹部3aと反対側の面とを平坦とすることができる。このため、エンボス加工等によって収容凹部2a及び収容凹部3aを形成する場合と比較して、高圧側電極配線2の収容凹部2aと反対側の面と、低圧側電極配線3の収容凹部3aと反対側の面とを平面度を向上させ、冷却器14との間に隙間が生じることを防止することができる。したがって、収容凹部2a及び収容凹部3aを削り出しによって形成することで冷却効率の向上を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、出力用電極配線7が、トランジスタ9a1及びダイオード9a2に高圧側電極配線2と反対側から覆い被さるように配置された冠部7aと、トランジスタ9b1及びダイオード9b2に低圧側電極配線3と反対側から覆い被さるように配置された冠部7bとを有しており、該冠部7a及び冠部7bに、トランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2及びダイオード9b2がそれぞれ収容される凹部が形成されている構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、出力用電極配線7が、収容凹部2aに向けて突出する凸部7cを備える構成を採用することも可能である。また、図4には示されていないが、同様に、出力用電極配線7が、収容凹部3aに向けて突出する凸部を備えるようにすることも可能である。このような構成を採用することによって、高圧側電極配線2と出力用電極配線7との距離、及び、低圧側電極配線3と出力用電極配線7との距離を長く確保することができ、より確実に短絡が生じることを防止することが可能となる。
また、出力用電極配線7に対して、冠部や凸部を設けずに平坦面とすることも可能である。また、収容凹部を出力用電極配線7に形成し、高圧側電極配線2や低圧側電極配線3に冠部や凸部を設ける構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、半導体チップがトランジスタ9a1、トランジスタ9b1、ダイオード9a2あるいはダイオード9b2である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の半導体チップを表側電極と裏側電極とで挟んだ状態となるモジュールの全般に適用することが可能である。
また、上記実施形態においては、直流電力を交流電力に変換するインバータ機能を有するパワーモジュールに本発明を適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、交流電力を直流電力に変換するパワーモジュールや、直流電力の電圧を変化させるパワーモジュール等に本発明を適用することも可能である。つまり、本発明は、入力電力の形態を変更して出力する電力変換装置に適用することが可能である。
1……電力変換装置、2……高圧側電極配線(表側電極)、2a……収容凹部、3……低圧側電極配線(裏側電極)、3a……収容凹部、4……U相用スイッチングレグ、5……V相用スイッチングレグ、6……W相用スイッチングレグ、7……出力用電極配線(表側電極、裏側電極)、7a……冠部、7a1……凹部、7b……冠部、7b1……凹部、7c……凸部、8……制御電極配線、9……アーム、9a……上アーム、9a1……トランジスタ(半導体チップ)、9a2……ダイオード(半導体チップ)、9b……下アーム、9b1……トランジスタ(半導体チップ)、9b2……ダイオード(半導体チップ)、10……樹脂モールド部、11……導電性接合部、11a……導電性ペースト、12……制御電極配線保持部、13……熱伝導シート、14……冷却器、100……金型、B……バッテリ

Claims (7)

  1. 半導体チップの表面に導電性接合部を介して接続された表側電極と、前記半導体チップの裏面に導電性接合部を介して接続された裏側電極とを有するモジュールであって、
    前記表側電極及び前記裏側電極の少なくとも一方は、前記半導体チップを側方から囲繞する収容凹部を有することを特徴とするモジュール。
  2. 前記表側電極及び前記裏側電極の一方が前記収容凹部を有し、前記表側電極及び前記裏側電極の他方が前記収容凹部に対向配置されると共に前記半導体チップに対して前記収容凹部と反対側から覆い被さる冠部を有することを特徴とする請求項1記載のモジュール。
  3. 前記表側電極及び前記裏側電極の一方が前記収容凹部を有し、前記表側電極及び前記裏側電極の他方が前記収容凹部に対向配置されると共に前記収容凹部に向けて突出する凸部を有することを特徴とする請求項1記載のモジュール。
  4. 前記収容凹部の深さ寸法は、表裏方向の前記半導体チップの厚さ寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のモジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモジュールからなる、あるいは、請求項1〜4のいずれか一項に記載のモジュールを備え、
    入力電力の形態を変更して出力することを特徴とする電力変換装置。
  6. 表裏面の各々に接続部を有する半導体チップと、前記半導体チップの表面に導電性接合部を介して接続された表側電極と、前記半導体チップの裏面に導電性接合部を介して接続された裏側電極とを有するモジュールの製造方法であって、
    前記表側電極及び前記裏側電極の少なくとも一方に設けられると共に前記半導体チップを収容可能な収容凹部に対して、導電性ペーストを配置する導電性ペースト配置工程と、
    前記収容凹部に前記半導体チップを収容すると共に、前記表側電極と前記裏側電極とで挟んだ状態で前記半導体チップを保持する半導体チップ保持工程と、
    前記導電性ペーストを加熱することによって前記導電性接合部を形成する導電性接合部形成工程と
    を有することを特徴とするモジュールの製造方法。
  7. 前記半導体チップ、前記表側電極及び前記裏側電極を金型内部に収容した状態で前記導電性接合部形成工程を行い、
    前記導電性接合部形成工程後に、前記半導体チップ、前記表側電極及び前記裏側電極を樹脂材で覆うインサート成形を行うモールド工程を有する
    ことを特徴とする請求項6記載のモジュールの製造方法。
JP2017146954A 2017-07-28 2017-07-28 電力変換装置及び電力変換装置の製造方法 Active JP6997552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146954A JP6997552B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 電力変換装置及び電力変換装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017146954A JP6997552B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 電力変換装置及び電力変換装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019029494A true JP2019029494A (ja) 2019-02-21
JP6997552B2 JP6997552B2 (ja) 2022-01-17

Family

ID=65476531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017146954A Active JP6997552B2 (ja) 2017-07-28 2017-07-28 電力変換装置及び電力変換装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6997552B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156219A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Denso Corp 半導体装置
US6703707B1 (en) * 1999-11-24 2004-03-09 Denso Corporation Semiconductor device having radiation structure
JP2013093631A (ja) * 2013-02-19 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp パワーモジュールの製造方法
JP2014060325A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Micro Module Technology Co Ltd 半導体装置
JP2015029157A (ja) * 2014-11-13 2015-02-12 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法および半導体装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156219A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Denso Corp 半導体装置
US6703707B1 (en) * 1999-11-24 2004-03-09 Denso Corporation Semiconductor device having radiation structure
JP2014060325A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Micro Module Technology Co Ltd 半導体装置
CN103828044A (zh) * 2012-09-19 2014-05-28 微型模块科技株式会社 半导体器件
US20150206864A1 (en) * 2012-09-19 2015-07-23 Micro Module Technology Co., Ltd. Semiconductor Device
JP2013093631A (ja) * 2013-02-19 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp パワーモジュールの製造方法
JP2015029157A (ja) * 2014-11-13 2015-02-12 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法および半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6997552B2 (ja) 2022-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101522089B1 (ko) 반도체 장치
US9385061B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
US20170317006A1 (en) Semiconductor device and power module
EP2804212A1 (en) Semiconductor device
CN107924885B (zh) 构造体
US9437508B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device and semiconductor device
JP2018117419A (ja) 半導体装置
JP2015099846A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
KR20150108747A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
US9287192B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
JP2015035437A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2019013079A (ja) パワー半導体装置及びそれを用いた電力変換装置
JP2015119121A (ja) パワー半導体装置
KR20140130862A (ko) 파워모듈 제조방법 및 이를 통해 재조된 고방열 파워모듈
JP6891904B2 (ja) 半導体モジュール、電気自動車およびパワーコントロールユニット
JP2019029494A (ja) モジュール、電力変換装置及びモジュールの製造方法
JP5709299B2 (ja) 半導体パワーモジュールおよびその製造方法
JP5062029B2 (ja) 半導体装置
CN105849903A (zh) 电力转换装置及电源模块
JP2011114308A (ja) パワー半導体ユニット
JP2011114307A (ja) パワー半導体ユニット
JP2013074671A (ja) 半導体制御装置
JP5381903B2 (ja) 電子部品装置
JP5816504B2 (ja) 半導体装置
JP2016101071A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200601

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210319

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6997552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150