JP2019027581A - 複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
尚、本発明において「防震」、「耐震」は「防振」、「耐振」を含むものとする。
天井スラブやトンネル天井等の取付面から吊り下げられる吊りボルトに、タンバックルの如き吊下接続部材を介して前記バンド端部を接続して、前記バンド抱持部に抱持した配管を前記取付面に吊下支持する配管吊下支持具であって、
配管すべき略全域に亘って前記取付面から複数本の吊りボルトが所定間隔毎に吊り下げられ、この複数本の吊りボルトの各々に、前記配管吊下支持具が個々に接続されることにより、配管の長尺スパンにおける配管の吊下支持が可能な配管吊下支持具において、
前記配管吊下支持具は、
前記バンド抱持部には、配管軸に直交するバンド抱持部の左右の側方部から横方向外側に各々延伸する左係止部・右係止部が設けられ、且つ、これらの左係止部・右係止部には透孔が各々形成された構成であり、
バンド抱持部の左係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の左前方位置と左後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
バンド抱持部の右係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の右前方位置と右後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
この左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆・右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆による4点斜め吊下支持と、前記吊りボルトによる1点吊下支持と、によって合計5点吊下支持構成と成るサポート支持構成と、
更に、前記吊りボルトのみによる1点吊下支持構成と、
を有して成り、
前記サポート支持構成を有する配管吊下支持具と、1点吊下支持構成を有する配管吊下支持具と、を配管軸方向において交互に吊下配設した構成とすることによって、1点吊下支持構成を挟んで隣接するサポート支持構成を有する配管吊下支持具同士が平面視した際に配管軸方向において対称のサポート支持構成を有する構成であること、
を特徴とする配管吊下支持具。
左係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に、前記左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
と特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
左係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記左前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記左後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記右前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
を特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
上記構成を有する2枚一組の上接続板・下接続板を更に一組用いて、一端の透孔部分において上接続板と下接続板とを前記一端の透孔を連通させた状態で重層すると共に、この重層する一端の透孔を更に前記右係止部の透孔と連通させた状態でボルト・ナットにより螺合接続し、且つ、上接続板・下接続板の他端の透孔に、前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合接続する構成であること、
を特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
配管類を抱持するバンド抱持部11と、該バンド抱持部11の開放両端部に連設されたバンド端部13・13とを有し、
天井スラブやトンネル天井等の取付面2から吊り下げられる吊りボルト3に、タンバックルの如き吊下接続部材31を介して前記バンド端部13・13を接続して、前記バンド抱持部11に抱持した配管Pを前記取付面2に吊下支持する配管吊下支持具1であって、
配管すべき略全域に亘って前記取付面2から複数本の吊りボルト3・3・3・・・が所定間隔毎に吊り下げられ、この複数本の吊りボルト3の各々に、前記配管吊下支持具1が個々に接続されることにより、配管Pの長尺スパンにおける吊下支持が可能なものであり、
前記配管吊下支持具1のバンド抱持部11には、配管軸に直交するバンド抱持部11の左右の側方部から横方向外側に各々延伸する左係止部14・右係止部15が設けられ、且つ、これらの左係止部14・右係止部15には透孔が各々形成された構成であり、
バンド抱持部11の左係止部14の透孔には、前記取付面2であって前記吊りボルト3の吊下位置に対して配管軸方向の左前方位置と左後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き左前方吊下支持杆6・左後方吊下支持杆7の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
バンド抱持部11の右係止部15の透孔には、前記取付面2であって前記吊りボルト3の吊下位置に対して配管軸方向の右前方位置と右後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き右前方吊下支持杆8・右後方吊下支持杆9の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
この左前方吊下支持杆6・左後方吊下支持杆7・右前方吊下支持杆8・右後方吊下支持杆9による4点斜め吊下支持と、前記吊りボルト3による1点吊下支持と、によって合計5点吊下支持構成と成るサポート支持構成Gと、
更に、前記吊りボルト3と一般的な配管支持バンドとによる通常の1点吊下支持構成Nと、
を有して成り、
前記サポート支持構成Gを有する配管吊下支持具1と、1点吊下支持構成Nを有する配管吊下支持具1と、を配管軸方向において交互に吊下配設した構成とすることによって、1点吊下支持構成Nを挟んで隣接するサポート支持構成Gを有する配管吊下支持具1・1同士が平面視した際に配管軸方向において対称のサポート支持構成を有する構成であること、
を主構成とするものである。
図3に示すサポート支持構成Gを有する配管吊下支持具1を、取付面2に一端が固定される吊りボルト3にタンバックルの如き吊下接続部材31を介してバンド端部13をボルト・ナット16により固定することで前記取付面2に吊下支持し(第1点目の吊下支持)、前記取付面2に一端が固定され、斜め吊下げする公知公用の吊りボルトの如き左前方吊下支持杆6・左後方吊下支持杆7の他端を左係止部14の透孔に挿通してナット61・71によって螺合緊締することによって斜め吊下支持する(第2点目・第3点目の斜め吊下支持)と共に、前記取付面2に一端が固定され、斜め吊下げする公知公用の吊りボルトの如き右前方吊下支持杆8・右後方吊下支持杆9の他端を右係止部15の透孔に挿通してナット81・91によって螺合緊締することによって斜め吊下支持する(第4点目・第5点目の斜め吊下支持)ことにより、サポート支持構成Gにおける合計5点吊下支持構成と成り、
更に、図4に示す1点吊下支持構成Nを有し、
上記のサポート支持構成G持構成Bと、1点吊下支持構成Nと、を配管軸方向において交互に繰り返して吊下配設した構成とする。かかる構成によって、1点吊下支持構成Nを挟んで隣接するサポート支持構成Gを有する配管吊下支持具1・1同士が図2に示すように平面視した際に配管軸方向において対称のサポート支持構成を有する構成となる。
10A 接続板部材
10B 上接続板
10C 下接続板
10D ボルト・ナット
10E 脱落防止具
11 バンド抱持部
12 接続部
13 バンド端部
14 左係止部
15 右係止部
16 ボルト・ナット
2 取付面
3 吊りボルト
31 吊下接続部材
6 左前方吊下支持杆
61 ナット
7 左後方吊下支持杆
71 ナット
8 右前方吊下支持杆
81 ナット
9 右後方吊下支持杆
91 ナット
P 配管
G サポート支持構成
N 1点吊下支持構成
尚、本発明において「防震」、「耐震」は「防振」、「耐振」を含むものとする。
天井スラブやトンネル天井等の取付面から吊り下げられる吊りボルトに、吊下接続部材を介して前記バンド端部を接続して、前記バンド抱持部に抱持した配管を前記取付面に吊下支持する配管吊下支持具であって、
配管すべき略全域に亘って前記取付面から複数本の吊りボルトが所定間隔毎に吊り下げられ、この複数本の吊りボルトの各々に、前記配管吊下支持具が個々に接続されることにより、配管の長尺スパンにおける配管の吊下支持が可能な複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造において、
前記配管吊下支持具は、
前記バンド抱持部には、配管軸に直交するバンド抱持部の左右の側方部から横方向外側に各々延伸する左係止部・右係止部が設けられ、且つ、これらの左係止部・右係止部には透孔が各々形成された構成であり、
バンド抱持部の左係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の左前方位置と左後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が接続取付された状態で係合される構成であり、
バンド抱持部の右係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の右前方位置と右後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が接続取付された状態で係合される構成であり、
この左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆・右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆による4点斜め吊下支持と、前記吊りボルトによる1点吊下支持と、によって合計5点吊下支持構成と成るサポート支持構成と、
更に、前記吊りボルトのみによる1点吊下支持構成と、
を有して成り、
前記5点吊下支持サポート支持構成を有する配管吊下支持具と、1点吊下支持構成を有する配管吊下支持具と、を配管軸方向において交互に吊下配設した構成とすることによって、1点吊下支持構成を挟んで隣接するサポート支持構成を有する配管吊下支持具同士が平面視した際に配管軸方向において対称のサポート支持構成を有する構成であること、
並びに上記5点吊下支持構成と、1点吊下支持構成との交互配設構成に基づく、地震波の入射方向が変わっても様々な振動方向にも対処する機能・特性を有すること
を特徴とする複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造。
左係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に、前記左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
と特徴とする上記1に記載の複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造。
左係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記左前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記左後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記右前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
を特徴とする上記1に記載の複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造。
上記構成を有する2枚一組の上接続板・下接続板を更に一組用いて、一端の透孔部分において上接続板と下接続板とを前記一端の透孔を連通させた状態で重層すると共に、この重層する一端の透孔を更に前記右係止部の透孔と連通させた状態でボルト・ナットにより螺合接続し、且つ、上接続板・下接続板の他端の透孔に、前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合接続する構成であること、
を特徴とする上記1に記載の複数の配管吊下支持具を具備する配管の吊下支持構造。
Claims (8)
- 配管類を抱持するバンド抱持部と、該バンド抱持部の開放両端部に連設されたバンド端部とを有し、
天井スラブやトンネル天井等の取付面から吊り下げられる吊りボルトに、タンバックルの如き吊下接続部材を介して前記バンド端部を接続して、前記バンド抱持部に抱持した配管を前記取付面に吊下支持する配管吊下支持具であって、
配管すべき略全域に亘って前記取付面から複数本の吊りボルトが所定間隔毎に吊り下げられ、この複数本の吊りボルトの各々に、前記配管吊下支持具が個々に接続されることにより、配管の長尺スパンにおける配管の吊下支持が可能な配管吊下支持具において、
前記配管吊下支持具は、
前記バンド抱持部には、配管軸に直交するバンド抱持部の左右の側方部から横方向外側に各々延伸する左係止部・右係止部が設けられ、且つ、これらの左係止部・右係止部には透孔が各々形成された構成であり、
バンド抱持部の左係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の左前方位置と左後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
バンド抱持部の右係止部の透孔には、前記取付面であって前記吊りボルトの吊下位置に対して配管軸方向の右前方位置と右後方位置に一端が固定されて斜めに吊下げられる2本の吊りボルトの如き右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が直接又は間接的に接続取付された状態で係合される構成であり、
この左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆・右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆による4点斜め吊下支持と、前記吊りボルトによる1点吊下支持と、によって合計5点吊下支持構成と成るサポート支持構成と、
更に、前記吊りボルトのみによる1点吊下支持構成と、
を有して成り、
前記サポート支持構成を有する配管吊下支持具と、1点吊下支持構成を有する配管吊下支持具と、を配管軸方向において交互に吊下配設した構成とすることによって、1点吊下支持構成を挟んで隣接するサポート支持構成を有する配管吊下支持具同士が平面視した際に配管軸方向において対称のサポート支持構成を有する構成であること、
を特徴とする配管吊下支持具。 - 前記左係止部・右係止部の各々の透孔に、少なくとも2つの透孔を有する板状部材から成る接続板部材が接続取付された状態であり、
左係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に、前記左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部に接続される接続板部材の2つの透孔に前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の各々の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
と特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。 - 前記左係止部・右係止部の各々の透孔が2つの透孔から成り、
左係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記左前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記左後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であり、
右係止部の2つの透孔の、一方の透孔に前記右前方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であると共に、他方の透孔に前記右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合された状態であること、
を特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。 - 上接続板と下接続板との2枚一組から成る板状部材の各々が両端に透孔を有し、一端の透孔部分において上接続板と下接続板とを前記一端の透孔を連通させた状態で重層すると共に、この重層する一端の透孔を更に前記左係止部の透孔と連通させた状態でボルト・ナットにより螺合接続し、且つ、上接続板・下接続板の他端の透孔に、前記左前方吊下支持杆・左後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合接続する構成であり、
上記構成を有する2枚一組の上接続板・下接続板を更に一組用いて、一端の透孔部分において上接続板と下接続板とを前記一端の透孔を連通させた状態で重層すると共に、この重層する一端の透孔を更に前記右係止部の透孔と連通させた状態でボルト・ナットにより螺合接続し、且つ、上接続板・下接続板の他端の透孔に、前記右前方吊下支持杆・右後方吊下支持杆の他端が挿通されてナット螺合接続する構成であること、
を特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。 - 前記上接続板と下接続板が、同形・同大の同一構成であることを特徴とする請求項4に記載の配管吊下支持具。
- 前記上接続板と下接続板との重層する一端の透孔に挿通したボルトに、該ボルトの螺旋部分に噛合うことによって該ボルトの透孔からの脱落を防止するボルトの脱落防止具が取り付けられる構成であることを特徴とする請求項5に記載の配管吊下支持具。
- 前記バンド抱持部が、相対向する半円形状の2つのバンド抱持部が円形に組合うことによって配管を抱持可能であり、該2つのバンド抱持部の下端部分は組式又は蝶番式の如き接続部により拡開可能に接続された構成であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の配管吊下支持具。
- 前記バンド抱持具が一本の帯状バンド体を環状に彎曲することによって配管を抱持可能であり、この帯状バンド体の開放両端部に前記バンド端部が各々連設された構成であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の配管吊下支持具。
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