JP2019026002A - 追従型自動位置出し搭載装置およびそれを用いたワークの組み付け方法 - Google Patents

追従型自動位置出し搭載装置およびそれを用いたワークの組み付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019026002A
JP2019026002A JP2017145551A JP2017145551A JP2019026002A JP 2019026002 A JP2019026002 A JP 2019026002A JP 2017145551 A JP2017145551 A JP 2017145551A JP 2017145551 A JP2017145551 A JP 2017145551A JP 2019026002 A JP2019026002 A JP 2019026002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
vehicle body
workpiece
work
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017145551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6905408B2 (ja
Inventor
寛 鳥居塚
Hiroshi Toriizuka
寛 鳥居塚
匠 北島
Takumi Kitajima
匠 北島
祐樹 西山
Yuki Nishiyama
祐樹 西山
浩輔 中野
Kosuke Nakano
浩輔 中野
智弥 荒井
Tomoya Arai
智弥 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2017145551A priority Critical patent/JP6905408B2/ja
Publication of JP2019026002A publication Critical patent/JP2019026002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6905408B2 publication Critical patent/JP6905408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

【課題】従来のアンダーモジュール搭載装置では、アンダーモジュールを車体に組み付ける際に、車体は一時的に停止されるため、組み立てライン全体での搬送速度のコントロールが煩雑化する問題があった。
【解決手段】
本発明の追従型自動位置出し搭載装置10は、主に、自走式ワーク搬送機構11と、自走式ワーク搬送機構を誘導する発光機構12と、を備え、発光機構12は、搬送レール15にて自動搬送される搬送物、例えば、車両ボディ13に取付けられる。自走式ワーク搬送機構11は、発光機構12から発光される光を受光部24にて受光し、位置合わせを行いがら自動操縦にて走行することで、移動中の車両ボディ13に対してワークを組み付けることができ、組み立てラインを停止することが防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送レールを用いて車両ボディ等の移動中の搬送物に対してワークを組み付けるための追従型自動位置出し搭載装置およびそれを用いたワークの組み付け方法に関する。
従来の車体にアンダーモジュールを搭載するアンダーモジュール搭載装置100として、図8に示す構造が知られている。図8は、従来のアンダーモジュール搭載装置100を説明するための全体図である。
図8に示す如く、アンダーモジュール搭載装置100は、主に、車体101を懸吊して連続的に空中搬送するオーバヘッドコンベア102と、フロントモジュール103、リアモジュール104及びプロペラシャフト105を一体化したアンダーモジュール106を搬送及びリフトするフロア搬送装置107とを備えている。
フロア搬送装置107は、フロントモジュール103の搭載位置に対応するフロントフロア搬送装置108及びリアモジュール104の搭載位置に対応するリアフロア搬送装置109を備えている。そして、フロントフロア搬送装置108は、フロントモジュール103の搭載位置に配置されたリフタ110と、複数の台車111と、複数の台車111をループ状の搬送ラインに沿って搬送するフロアコンベア112とを備えている。
リフタ110は、フロントモジュール103の搭載位置の床面115に固定されている。リフタ110は、昇降テーブル113を有し、台車111の搭載テーブル114が、リフタ110の昇降テーブル113上に位置合わせされることで、搭載テーブル114が、車体101の組み付け位置まで上昇される。尚、リアフロア搬送装置109は、フロントフロア搬送装置108に対して、フロアコンベア112の搬送方向が逆であること以外は、同様な構造となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−232022号公報
従来のアンダーモジュール搭載装置100では、オーバヘッドコンベア102は、その大部分の領域において、複数の車体101を懸吊し、低速で連続的に車体101を搬送する。その一方、上述したアンダーモジュール106を車体101へと搭載する搭載位置では、車体101は一時的に停止する停止時間を設けることで、アンダーモジュール106が車体101へと搭載される時間を確保している。
このアンダーモジュール106の搭載方法では、アンダーモジュール106が車体101へと搭載される上記停止時間が必要であり、その停止時間を確保するために上記搭載位置での前後では、搬送速度を高速または中速に変更する必要があり、組み立てライン全体の速度コントロールが煩雑化する問題がある。
上記搭載作業が遅れた場合には、更に、上記停止時間を延長する必要があり、その場合には、組み立てライン全体が停止してしまう恐れもある。そして、アンダーモジュール搭載装置100では、上記停止時間の延長を考慮し、上記停止位置の前後にて調整停止時間を更に確保しており、組み立てライン全体の速度コントロールが更に煩雑化する問題がある。
また、アンダーモジュール搭載装置100では、リフタ110は、フロントモジュール103の搭載位置の床面115に固定されている。そして、車体101は、オーバヘッドコンベア102のボディハンガ116を介して空中搬送されるが、搬送中のボディハンガ116の揺れ等により車体101の搭載位置にずれが発生する場合もある。この場合には、車体101は、リフタ110上方にて停止し、その停止した車体101に対してアンダーモジュール106がリフタ110にて上昇し、車体101に搭載されるが、作業者による位置合わせ作業が必要となる。その結果、作業者による余分な位置合わせ作業が必要となり、その作業により上記搭載作業が遅延した場合には、組み立てライン全体が停止してしまう恐れもある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、搬送レールを用いて搬送される搬送物に対して位置合わせを行いながら追従すると共に、移動中の搬送物に対してワークを組み付ける追従型自動位置出し搭載装置およびそれを用いたワークの組み付け方法を提供するものである。
本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、搬送レールに吊り下げられた状態にて移動する搬送物に対してワークを組み付ける追従型自動位置出し搭載装置において、前記搬送物に着脱自在に取り付けられると共に、前記搬送レールの下方に向けて光を発光する発光部を有する発光機構と、前記ワークを載置すると共に、前記搬送物に追従し、前記ワークを前記搬送物へと組み付ける自走式ワーク搬送機構と、を備え、前記自走式ワーク搬送機構は、前記ワークを載置する載置台と、前記載置台に設けられ、前記発光部から発光された光を受光する受光部と、前記受光部にて受光した光を用いて前記発光機構と前記受光部との位置関係を検知する位置検知部と、前記位置検知部での位置検知結果に基づき前記自走式ワーク搬送機構を前記搬送物に追従させる制御部と、前記位置検知結果に基づき、前記ワークを載置した状態にて前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記ワークを前記搬送物へと組み付けるリフト部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、前記受光部には、前記載置台から上方に向けた連結突起部が設けられ、前記発光機構には、前記搬送レールの下方に向けた連結孔が設けられ、前記リフト部が、前記ワークを載置した状態にて前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記連結突起部は、前記連結孔に対して挿入されることを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、前記発光機構には、前記連結孔を中心とした同一円上に少なくとも3つ以上の前記発光部が配設され、前記受光部には、前記連結突起部を中心としてその周囲に複数の受光領域が配設され、前記位置検知部は、前記発光部から前記3つ以上の光を受光した前記受光領域から前記位置関係を検知することを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、前記搬送物は、車両ボディであり、前記発光機構は、前記車両ボディの車幅方向に一対取り付けられると共に、前記一対の発光機構は、前記車両ボディのパネルに設けられた孔に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、前記発光機構は、少なくともその一部が前記孔に挿入される本体部と、前記本体部に対して可動自在に取り付けられると共に、前記パネルに対して係止される可動式係止部と、を有し、前記本体部が、前記パネルに対して係止された状態において、前記可動式係止部の一部は、前記連結孔内に位置していることを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、前記連結突起部が、前記連結孔に対して挿入された状態において、前記可動式係止部は、前記連結突起部と接触することで可動すると共に、前記本体部が、前記パネルに対して係止された状態が解消されることを特徴とする。
本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、前記追従型自動位置出し搭載装置を用いて、前記搬送レールに吊り下げられた状態にて移動する前記搬送物に対して前記ワークを組み付ける追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法において、前記制御部は、前記位置検知部からの前記位置検知結果に基づき前記自走式ワーク搬送機構を前記搬送物に追従させると共に、前記位置検知結果から前記発光機構と前記受光部との位置合わせが完了したと判断した後、前記リフト部は、前記ワークが載置された前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記ワークを前記搬送物へと組み付けることを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、前記搬送物である前記車両ボディに前記発光機構を取り付ける際に、前記発光機構の前記本体部に取り付けられた前記可動式係止部が、前記車両ボディの前記パネルに係止されることを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、前記車両ボディに前記ワークを組み込む際に、前記ワークが載置された前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記連結突起部を前記連結孔に対して挿入させると共に、前記連結突起部により前記可動式係止部を可動させ、前記可動式係止部が前記パネルに係止された状態を解消することを特徴とする。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、前記ワークを前記車両ボディに組み付けた後、前記連結突起部を前記連結孔に対して挿入した状態にて前記載置台を下降させることで、前記車両ボディから前記発光機構を回収することを特徴とする。
本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、搬送レールにて搬送される搬送物に取付けられる発光機構と、発光機構に誘導される自走式ワーク搬送機構とを備え、自走式ワーク搬送機構は、発光機構から発光される光を受光する受光部と、受光部での受光結果から自車位置を検知する位置検知部とを有している。この構造により、自走式ワーク搬送機構は、移動中の搬送物に対して追従し、搬送物を一時的に停止させることなく、走行しながら搬送物にワークを組み付けることができる。そして、搬送レールを移動する搬送物では、その移動速度が煩雑にコントロールされることを防止できる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、受光部には連結突起部が形成され、発光機構には連結孔が形成され、搬送物にワークを組み付ける際には、連結突起部が連結孔に挿入され、両部材が連結する。この構造により、発光機構と受光部との光を用いた位置合わせ後は、連結突起部及び連結孔を用いて機械的に位置合わせを行うことができ、搬送物をワークに位置精度良く組み付けることができる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、発光機構には連結孔の周囲の同一円上に少なくとも3つ以上の発光部が形成され、受光部には連結突起部の周囲に複数の受光領域が形成されている。この構造により、連結孔と連結突起部との位置合わせが、位置精度良く行われる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、搬送物としての車両ボディのパネルの孔に対して発光機構を取り付けることができる。この構造により、自走式ワーク搬送機構にて搬送されるワークが、車両ボディに対して位置精度良く組み付けられる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、発光機構の本体部には車両ボディのパネルに対して着脱自在に係止される可動式係止部が取付けられ、可動式係止部の一部は、連結孔内に位置している。この構造により、可動式係止部は、連結突起部と接触することで回動するため、連結突起部の動作に連動して、発光機構が、車両ボディに対して着脱自在に取付けられる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置では、連結突起部が連結孔に挿入されることで、可動式係止部が回動し、発光機構が、車両ボディに対して係止された状態が解消される。この構造により、発光機構は、ワークが車両ボディに組み付けられた後、車両ボディから自動回収される。
本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、自走式ワーク搬送機構では、発光機構から発光される光を受光し、発光機構と受光部との位置合わせを行いながら、搬送物に追従する。そして、上記位置合わせが終了した後、載置台に載置したワークを搬送物に向けて上昇させ、ワークを搬送物の所望の領域へと組み付ける。このワークの組み付け方法により、搬送レールを移動する搬送物は、一時的に停止することなく、走行しながらワークが組み付けられるため、搬送物の移動速度が煩雑にコントロールされることが防止される。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、発光機構の本体部に取付けられた可動式係止部を用いて、発光機構を車両ボディに対して着脱自在に取付けることができる。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、連結孔と連結突起部との位置合わせを終えた後、載置台が上昇し、連結突起部が連結孔に挿入される。そして、この連結突起部の動作に連動し、可動式係止部が回動し、発光機構が、車両ボディに対して係止された状態が解消される。
また、本発明の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法では、連結突起部が連結孔に挿入されることで、可動式係止部が回動し、可動式係止部が本体部のスリット内に収納された状態を維持する。このワークの組み付け方法により、ワークの組み付け作業の終了後、載置台を下降させた際に、発光機構を車両ボディから自動回収することができる。
本発明の一実施形態の追従型自動位置出し搭載装置の全体構成を説明する全体概略図である。 本発明の一実施形態の追従型自動位置出し搭載装置の概要を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の追従型自動位置出し搭載装置の受光部を説明する(A)斜視図、(B)平面図である。 本発明の一実施形態の追従型自動位置出し搭載装置の発光装置を説明する(A)断面図、(B)底面図である。 本発明の他の実施形態の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法を説明する(A)上面図、(B)側面図である。 本発明の他の実施形態の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法を説明する(A)断面図、(B)断面図、(C)断面図、(D)断面図である。 本発明の他の実施形態の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法を説明するフローチャートである。 従来のアンダーモジュール搭載装置を説明する全体図である。
以下、本発明の一実施形態に係る追従型自動位置出し搭載装置10を図面に基づき詳細に説明する。尚、本実施形態の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10の全体構成を説明する全体概略図である。図2は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10の概要を説明するブロック図である。図3(A)は、本実施形態の自走式ワーク搬送機構11の受光部24を説明する斜視図である。図3(B)は、本実施形態の自走式ワーク搬送機構11の受光部24での位置認識方法を説明する平面図である。図4(A)は、本実施形態の発光機構12を説明する断面図である。図4(B)は、本実施形態の発光機構12を説明する底面図である。
図1に示す如く、追従型自動位置出し搭載装置10は、主に、自走式ワーク搬送機構11と、自走式ワーク搬送機構11とは別体であり、自走式ワーク搬送機構11を誘導する発光機構12と、を備えている。発光機構12は、搬送レール15にて吊り下げられて移動する搬送物、例えば、車両ボディ13に着脱自在に取付けられる。そして、自走式ワーク搬送機構11は、発光機構12から発光される光、例えば、レーザー光を受光すると共に、発光機構12との位置関係を検知しながら、自動操縦により発光機構12に追従して走行する。
車両ボディ13は、例えば、オーバヘッドコンベア14にて吊り下げられた状態にて搬送される。そして、オーバヘッドコンベア14は、主に、搬送レール15と、コンベアチェーン16を吊り下げるパワーレール17と、車両ボディ13が載置されるハンガー18と、ハンガー18を吊り下げるフリーレール19と、を有している。
車両ボディ13の組み立て工程では、ラウンド状の搬送レール15に対して複数の車両ボディ13が、ハンガー18を介して吊り下げられ、車両ボディ13は、設定された搬送速度にて連続的に搬送される。そして、サスペンションユニット20は、車両ボディ13のフロント側に搭載されるが、サスペンションユニット20は、自走式ワーク搬送機構11に載置された状態にて搬送される。
詳細は後述するが、自走式ワーク搬送機構11は、搬送レール15を介して移動中の車両ボディ13に対して位置合わせを行いながら追従する。そして、上記位置合わせが完了した後、自走式ワーク搬送機構11は、車両ボディ13に対してサスペンションユニット20を上昇させ、組み込むことで、車両ボディ13を停止させることなく、サスペンションユニット20の搭載作業を行うことができる。
尚、サスペンションユニット20は、エンジン機構、ブレーキ機構や操舵機構等が一体的に組み立てられたユニットであり、自走式ワーク搬送機構11に載置されるワークの一例である。そして、例えば、個別に準備されたエンジン機構、ブレーキ機構や操舵機構等がそれぞれ自走式ワーク搬送機構11に搭載される場合でも良い。また、自走式ワーク搬送機構11に載置されるワークとしては、サスペンションユニット20に限定されるものではなく、搬送物に応じて任意のものであっても良い。
図2に示す如く、自走式ワーク搬送機構11は、主に、制御部21と、記憶部22と、載置台23と、載置台23の上面に設けられた受光部24と、発光機構12と受光部24との位置関係を検知する位置検知部25と、自走式ワーク搬送機構11を走行させる駆動機構26と、載置台23を昇降させるリフト部27と、を備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有して構成され、自走式ワーク搬送機構11を制御するための各種の演算等を実行する電子制御ユニット(ECU)である。
詳細は後述するが、制御部21は、位置検知部25からの位置検知結果に基づき各種の演算等を行い、駆動機構26を制御し、発光機構12と受光部24との位置関係を調整しながら、自走式ワーク搬送機構11を車両ボディ13に対して追従させる。
記憶部22は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−only Memory)等の不揮発性メモリにて構成され、自走式ワーク搬送機構11の制御に必要な各種データが記憶されている。
載置台23は、自走式ワーク搬送機構11の最上部に形成される板状体であり、サスペンションユニット20等のワークを載置するための載置領域である。そして、載置台23は、リフト部27により垂直方向に昇降し、サスペンションユニット20を車両ボディ13への所望の領域へと組み込むことができる。
尚、サスペンションユニット20は、載置台23の上昇により車両ボディ13へと組み込まれた状態にて、作業員や組立ロボットにより車両ボディ13へと組み付けられ、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと搭載される。
受光部24は、載置台23の上面に少なくとも2箇所配設され、その2箇所の受光部24は、例えば、図5(A)に示すように、自走式ワーク搬送機構11の横幅方向に配設される。ここで、図3(A)に示すように、受光部24は、例えば、1マスが6mm角の碁盤目状に複数の受光領域24Aを有し、受光部24の中心には、上方へと突起する連結突起部24Bが形成されている。そして、受光部24の受光領域24Aは、例えば、硫化カドミウムを用いて形成され、光を受光することで、その受光領域24Aの抵抗値が変化する。尚、自走式ワーク搬送機構11の横幅方向は、車両ボディ13の車幅方向に対応する。
発光機構12は、車両ボディ13のパネル13A(図4(A)参照)の孔13B(図4(A)参照)、例えば、ゲージホール(図示せず)に対して、車幅方向に一対取付けられる。そして、一対の発光機構12に対して、2箇所の受光部24にてそれぞれ位置合わせを行うことで、サスペンションユニット20は、車両ボディ13に対して位置精度良く位置合わせされた後、組み付けられることで、組み立てラインを停止することなく、搭載作業の作業効率が向上される。
位置検知部25は、発光機構12から発光された光を受光した受光領域24Aを検出し、その位置検出結果から発光機構12と受光部24との位置関係、具体的には、発光機構12の連結孔34(図4(A)参照)と受光部24の連結突起部24B(図3(A)参照)との位置関係を判定する。ここで、図4(B)に示すように、発光機構12の底面31Aには、連結孔34の中心34Aを中心として同心円上に3つの発光部32を有している。そして、発光機構12が車両ボディ13に取り付けられた状態にて、底面31Aは床面GL(図1参照)と略平行となり、発光部32から発光された光は、底面31Aに対して垂直方向へと進行する。尚、発光機構12から発光された光は、例えば、レーザー光であり、直進性の優れた特性を有している。
具体的には、図3(B)に示すように、記憶部22は、受光部24の砂状のハッチングにて示す受光領域24Aが、連結突起部24Bを中心とした同心円に位置する領域であるとして、その位置データを記憶している。そして、例えば、(a1)、(a2)、(a3)にて示す3つの受光領域24Aが、発光機構12の発光部32によりn回目に発光された光を受光した領域である。この状態では、自走式ワーク搬送機構11の進行方向に対して、(a1)の受光領域24Aが、砂状のハッチングの同心円の受光領域24Aから外側へと外れると共に、(a3)の受光領域24Aが、砂状のハッチングの同心円の受光領域24Aから内側へと外れている。
この場合、位置検知部25では、受光部24は、発光機構12に対して、自走式ワーク搬送機構11の進行方向に対して右側前方にずれていると判断する。そして、制御部21では、駆動機構26を制御し、自走式ワーク搬送機構11の速度を減速すると共に、自走式ワーク搬送機構11を左側へと操舵する。
次に、(b1)、(b2)、(b3)にて示す3つの受光領域24Aは、上記操舵作業後における発光機構12の発光部32によりn+1回目に発光された光を受光した領域である。上記自動操縦により、(b1)、(b2)、(b3)にて示す3つの受光領域24Aは、全て砂状のハッチングの同心円の受光領域24A内に位置している。
この場合、位置検知部25では、受光部24は、発光機構12に対して、位置合わせが完了したと判断する。そして、制御部21では、駆動機構26を制御し、この位置合わせが完了した状態を維持するように自走式ワーク搬送機構11を走行させると共に、載置台23を上昇させ、サスペンションユニット20を車両ボディ13に対して組み込む作業を開始する。
尚、位置検知部25では、例えば、砂状のハッチングの受光領域24Aの位置データが記憶部22に記憶されており、その位置データに対して受光部24にて受光した受光領域24Aの位置データを対比して位置検知を行っている。また、位置検知部25での位置検知方法は、この場合に限定されるものではない。例えば、受光部24にて受光した3点の受光領域24Aの位置データから中心位置を演算し、その演算された位置データと連結突起部24Bの中心の位置データとを対比する場合でも良い。
駆動機構26は、自走式ワーク搬送機構11を走行させるための動力源であるモータ(図示せず)、上記モータにより回動するタイヤ26A(図1参照)や自走式ワーク搬送機構11の走行方向を操舵する操舵部(図示せず)等を有している。駆動機構26は、制御部21により制御され、位置検知部25からの位置検知結果に基づき、自走式ワーク搬送機構11の走行方向や走行速度を調整する。
リフト部27は、例えば、油圧式の昇降機構であり、載置台23と連結している。リフト部27は、制御部21により制御され、位置検知部25からの位置検知結果に基づき、発光機構12と受光部24との位置合わせが完了した後、自走式ワーク搬送機構11が走行した状態にて、載置台23を垂直方向へと上昇させる。一方、制御部21が、サスペンションユニット20の車両ボディ13へと搭載作業の終了を判別した後、自走式ワーク搬送機構11が走行した状態にて、載置台23を垂直方向へと下降させ、元の位置へと戻す。
図4(A)に示す如く、発光機構12は、主に、本体部31と、本体部31の底面31Aに配設された発光部32と、本体部31に取付けられた可動式係止部33と、本体部31の底面31Aから開口する連結孔34と、を備えている。
発光機構12は、車両ボディ13のパネル13Aの孔13Bに対して着脱自在に取付けられ、その本体部31は円筒形状である。図4(B)に示すように、本体部31の底面31A側には、連結孔34の周囲に3つの発光部32が配設されるため、本体部31の円筒形状が更に大きくなった本体膨張部31Bが形成されている。また、本体部31の中央部には、本体部31に回動可能に支持された一対の可動式係止部33が取付けられている。
可動式係止部33は、連結孔34まで貫通する本体部31のスリット(図示せず)内に配設され、一対の可動式係止部33がハの字形状に開くことで、可動式係止部33の下端側が、車両ボディ13のパネル13Aに係止され、発光機構12は、車両ボディ13に取付けられる。そして、詳細は後述するが、可動式係止部33の上端側は、連結孔34内に位置するが、連結孔34内に挿入された連結突起部24Bに押されることで、一対の可動式係止部33が並列配置となる様に回動し、上記係止状態が解消され、発光機構12が、車両ボディ13に係止された状態も解消される。
本体部31の中央部には、その長手方向に延在する連結孔34が形成され、連結孔34は、底面31A側が開口することで、受光部24の連結突起部24B(図3(A)参照)と連結し、サスペンションユニット20を車両ボディ13に対して位置精度良く組み込むことができる。尚、図示したように、底面31A側の連結孔34が、広く開口し、内側向けて傾斜面が形成されることで、連結孔34と連結突起部24Bとの上記位置合わせが若干ずれた場合でも、機械的に位置関係を正すことができる。
図4(B)に示す如く、本体部31の底面31Aには、3つの発光部32が配設され、3つの発光部32は、連結孔34の中心34Aを中心として同心円上に配置され、例えば、120度間隔にて配置されている。そして、発光部32として、例えば、半導体レーザーが用いられることで、発光部32から発光されるレーザー光は直進性に優れ、発光機構12と受光部24との位置精度を高めることができる。尚、発光機構12が車両ボディ13に取り付けられた状態にて、底面31Aは床面GL(図1参照)と略平行となり、発光部32から発光された光は、底面31Aに対して垂直方向へと進行する。
尚、図4(A)に示すように、連結突起部24Bの先端には磁石35が配設され、連結孔34の奥面にも磁石36が配設されることで、載置台23を降下させる際に、発光機構12を連結突起部24Bに磁着させた状態にて確実に回収することができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る追従型自動位置出し搭載装置10を用いたワークの組み付け方法を図面に基づき詳細に説明する。尚、本実施形態の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。また、本実施形態では、図1から図4を用いて上述した追従型自動位置出し搭載装置10を用いるため、追従型自動位置出し搭載装置10及び関係する部材の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
図5(A)は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10を用いてワークを搬送する状況を説明する上面図である。図5(B)は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10を用いてワークを搬送物に対して組み込む状況を説明する側面図である。図6(A)から図6(D)は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10の発光機構12を車両ボディ13へ取り付け、回収する状況を説明する断面図である。尚、本実施形態の説明の際には、適宜、図1から図4を用いて説明する。
図1に示すように、車両ボディ13の組み立て工程では、前工程を終了した車両ボディ13が載置されたハンガー18が、順次、搬送レール15内へと移動し、上記複数のハンガー18が、例えば、5200mm/分の低速状態にて一定間隔にて連続的に移動している。そして、移動中の車両ボディ13に対して、サスペンションユニット20を組み付けることで、上記ハンガー18は上記低速状態にて移動し続け、搬送レール15内での煩雑な速度コントロールを省略することができる。尚、作業者は、当該組み立て工程の搬送レール15内に移動してきた車両ボディ13のゲージホールに対して、一対の発光機構12を取り付ける。
図5(A)に示す如く、自走式ワーク搬送機構11は、その載置台23上面にワークを載置した状態にて自動操縦にて走行する台車であり、本実施形態では、自走式ワーク搬送機構11は、車両ボディ13に組み付けられるサスペンションユニット20を載置した状態にて走行する。
載置台23には、後端側の両側に一対の受光部24が配設され、サスペンションユニット20は、上記一対の受光部24上面を覆わないように載置されると共に、受光部24の連結突起部24Bに対して位置出しされた状態にて載置されている。
自走式ワーク搬送機構11は、載置台23上面にサスペンションユニット20が載置された後、記憶部22に記憶された搬送レール15の走路に基づき自動操縦にて搬送レール15の下方を走行する。そして、制御部21が駆動機構26を制御することで、自走式ワーク搬送機構11は、所望の車両ボディ13の下方にて併走しながら、車両ボディ13に取り付けられた一対の発光機構12に対して位置検知を行いながら、位置合わせを完了させる。
図5(B)に示す如く、図3(B)を用いて上述したように、一対の発光機構12と一対の受光部24との位置合わせが完了した後、制御部21がリフト部27を制御し、油圧式のリフト部27を上昇させ、サスペンションユニット20が載置された載置台23を鉛直方向に上昇させる。そして、受光部24の連結突起部24Bが、発光機構12の連結孔34内に挿入されることで、自走式ワーク搬送機構11と発光機構12とが位置精度良く連結し、サスペンションユニット20が車両ボディ13の所望の位置へと組み込まれる。
図6(A)では、発光機構12が車両ボディ13のパネル13Aの孔13Bに係止され、自走式ワーク搬送機構11を誘導している状態を示している。図4(A)を用いて上述したように、本体部31がパネル13Aの孔13B内に挿入され、一対の可動式係止部33が、ハの字形状に開くことで、可動式係止部33の下端側が、車両ボディ13のパネル13Aに係止されることで、発光機構12が、車両ボディ13に取付けられている。
図6(B)及び図6(C)では、一対の発光機構12と一対の受光部24との位置合わせが完了し、載置台23が上昇し、受光部24の連結突起部24Bが、発光機構12の連結孔34内に挿入される状態を示している。尚、適宜、図5(B)を参照する。図6(B)に示す如く、一対の可動式係止部33は、それぞれ矢印41にて示す方向に回動するため、最初に連結突起部24Bと接触した状態では、パネル13Aによりその回動が規制され、矢印42にて示すように、本体部31は、連結突起部24Bと共に上昇する。
図6(C)に示す如く、本体部31が、連結突起部24Bと共に上昇することで、一対の可動式係止部33は、徐々に矢印41にて示す方向に回動し、一対の可動式係止部33は、並列した状態になるまで回動する。一方、本体部31は、その本体膨張部31Bが、パネル13Aに当接することで、矢印42にて示す上昇が終了すると共に、載置台23の上昇も終了する。
その後、リフト部27は、上昇動作を停止し、その状態を維持することで、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと組み込まれた状態となる。その後、作業員や組立ロボットにより、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと組み付けられ、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと搭載される。
図示したように、上記組み付け作業中は、一対の可動式係止部33は、パネル13Aに係止された状態が既に解消され、一対の発光機構12は、それぞれ一対の連結突起部24Bに支持された状態である。このとき、発光機構12と連結突起部24Bとは、磁石35、36を介して磁着した状態である。
図6(D)では、サスペンションユニット20の車両ボディ13への搭載作業が終了し、載置台23が下降する状態が示されている。図6(D)に示す如く、一対の可動式係止部33は、連結突起部24Bが挿入された状態によりその回動が規制されることで、本体部31のスリット(図示せず)内へ収納された状態のままである。そして、リフト部27が下降動作を開始し、矢印43にて示す方向に載置台23が下降することで、発光機構12も連結突起部24Bに磁着された状態にて下降する。
上述したように、一対の可動式係止部33は、本体部31のスリット(図示せず)内へ収納された状態を維持するため、本体部31もパネル13Aの孔13Bを通過し、発光機構12は、車両ボディ13から回収される。つまり、発光機構12は、載置台23を上昇させ、下降させる一連の作業内にて自動回収され、作業員による回収作業を省略すると共に、発光機構12は、必要最小限の本数にて繰り返し使用される。
図7は、本実施形態の追従型自動位置出し搭載装置10を用いたワークの組み付け方法に関する作業の流れの一例を示すフローチャートである。尚、図7の説明に際し、適宜、図1から図6を参照するものとする。
図7に示す如く、ステップS1において、自走式ワーク搬送機構11は、前回のサスペンションユニット20の車両ボディ13への搭載作業を終えた後、車両ボディ13に組み込むサスペンションユニット20を載置台23上面に載置した状態にて、搬送レール15近傍のスタートエリア(図示せず)へ帰還する。このとき、自走式ワーク搬送機構11の連結突起部24Bには、前回の搭載作業にて、車両ボディ13から回収した発光機構12が磁着している。
ステップS2において、作業者は、自走式ワーク搬送機構11の連結突起部24Bに磁着されている一対の発光機構12を回収する。そして、ステップS3において、作業者は、回収した一対の発光機構12を車両ボディ13の、例えば、ゲージホールに対して取り付ける。このとき、作業者は、例えば、発光機構12に設けられたセット完了ボタンを押下することで、発光機構12の発光部32が、一定間隔にて繰り返しレーザー光を照射する。
ステップS4において、自走式ワーク搬送機構11は、搬送レール15の下方に向けて自動追従運転を開始する。そして、ステップS5において、自走式ワーク搬送機構11では、制御部21が駆動機構26を制御し、自走式ワーク搬送機構11を搬送レール15の下方に向けて走行させる。その後、自走式ワーク搬送機構11の受光部24が、発光機構12から発光された光を受光したと、位置検知部25が検知することで、自走式ワーク搬送機構11では位置検知動作を開始する。
ステップS6において、自走式ワーク搬送機構11では、制御部21が、記憶部22及び位置検知部25を制御し、一対の発光機構12と一対の受光部24との位置合わせ作業を繰り返し行う。ステップS6のNOにて、図3(B)を用いて上述したように、位置検知部25での位置検知結果に基づき自走式ワーク搬送機構11を自動操縦し、上記位置合わせが完了するまで位置合わせ作業を繰り返す。
ステップS6のYESにて、位置検知部25での位置検知結果に基づき一対の発光機構12と一対の受光部24との位置合わせ作業が完了すると、ステップS7において、自走式ワーク搬送機構11では、制御部21が、リフト部27を制御し、リフト部27を上昇させ、載置台23も垂直方向に上昇し、サスペンションユニット20を車両ボディ13へと組み込む。
本実施形態では、車両ボディ13が移動し、自走式ワーク搬送機構11が走行した状態にて、上記組み込み作業を行うため、制御部21が、記憶部22及び位置検知部25を制御し、位置合わせが完了した状態を維持するように、自走式ワーク搬送機構11を自動操縦している。
ステップS8において、載置台23が垂直方向に上昇し、受光部24の連結突起部24Bが、発光機構12の連結孔34内に挿入される。そして、図6(A)から図6(C)を用いて上述したように、連結突起部24Bが連結孔34内に挿入されることで、発光機構12が車両ボディ13に対して係止された状態が解除される。このとき、制御部21では、リフト部27の上昇の停止と共に、位置検知部25における位置検知作業を終了させる。尚、発光機構12では、上記係止状態の解除を検知することで、発光部32が、一定間隔にて繰り返しレーザー光を照射する作業を終了させても良い。
ステップS9において、制御部21は、リフト部27を制御し、リフト部27は、上昇動作を停止し、その状態を維持することで、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと組み込まれた状態となる。その後、作業員や組立ロボットにより、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと組み付けられ、サスペンションユニット20は、車両ボディ13へと搭載される。
ステップS10において、サスペンションユニット20の車両ボディ13への搭載作業を終了した後、制御部21は、リフト部27を制御し、載置台23を垂直方向へと下降させ、元の位置へと戻す。このとき、図6(D)を用いて上述したように、発光機構12も連結突起部24Bに磁着された状態にて下降し、発光機構12は、車両ボディ13から自動回収される。
ステップS11において、自走式ワーク搬送機構11では、制御部21が記憶部22及び駆動機構26を制御し、自走式ワーク搬送機構11は、搬送レール15の下方の走路から外れ、自動操縦によりワーク搭載エリア(図示せず)へ移動する。このとき、自走式ワーク搬送機構11の受光部24の連結突起部24Bには、車両ボディ13から回収した発光機構12が磁着している。尚、ワーク搭載エリアは、例えば、上記組み立て工程の搬送レール15のゴール地点とスタート地点の間の搬送レール15の近傍に設けられている。
ステップS12において、作業者は、自走式ワーク搬送機構11の載置台23上面にサスペンションユニット20を載置する。このとき、作業者は、サスペンションユニット20を載置台23に設けられた一対の受光部24の連結突起部24Bに対して位置出しを行いながら載置する。
ステップS13において、自走式ワーク搬送機構11では、制御部21が記憶部22及び駆動機構26を制御し、自走式ワーク搬送機構11は、ワーク搭載エリアから外れ、自動操縦により搬送レール15近傍のスタートエリアへ移動する。
上述したように、上記ステップS1からステップS13の工程により、1回のサスペンションユニット20を車両ボディ13へと搭載する作業が完了する。そして、上記搭載作業が完了した自走式ワーク搬送機構11は、ステップS1のスタートエリアへ帰還し、上記ステップS1からの作業を繰り返すことで、再び、サスペンションユニット20を車両ボディ13へと搭載する作業を行う。
尚、本実施形態では、自走式ワーク搬送機構11の載置台23の左右方向に一対の受光部24を配設し、車両ボディ13の車幅方向に一対の発光機構12を取付け、一対の発光機構12と一対の受光部24にて位置合わせを行い、その位置合わせ結果に基づき、自走式ワーク搬送機構11を自動操縦する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、載置台23の中央先端側にもう1箇所の受光部24を配設し、3箇所の受光部24により車両ボディ13の車幅方向及び前後方向の位置合わせを行いながら、発光機構12に対して自走式ワーク搬送機構11を追従させ、サスペンションユニット20の車両ボディ13への搭載作業を行う場合でも良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が可能である。
10 追従型自動位置出し搭載装置
11 自走式ワーク搬送機構
12 発光機構
13 車両ボディ
20 サスペンションユニット
21 制御部
22 記憶部
23 載置台
24 受光部
24A 受光領域
24B 連結突起部
25 位置検知部
26 駆動機構
27 リフト部
31 本体部
32 発光部
33 可動式係止部
34 連結孔

Claims (10)

  1. 搬送レールに吊り下げられた状態にて移動する搬送物に対してワークを組み付ける追従型自動位置出し搭載装置において、
    前記搬送物に着脱自在に取り付けられると共に、前記搬送レールの下方に向けて光を発光する発光部を有する発光機構と、
    前記ワークを載置すると共に、前記搬送物に追従し、前記ワークを前記搬送物へと組み付ける自走式ワーク搬送機構と、を備え、
    前記自走式ワーク搬送機構は、
    前記ワークを載置する載置台と、
    前記載置台に設けられ、前記発光部から発光された光を受光する受光部と、
    前記受光部にて受光した光を用いて前記発光機構と前記受光部との位置関係を検知する位置検知部と、
    前記位置検知部での位置検知結果に基づき前記自走式ワーク搬送機構を前記搬送物に追従させる制御部と、
    前記位置検知結果に基づき、前記ワークを載置した状態にて前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記ワークを前記搬送物へと組み付けるリフト部と、を有することを特徴とする追従型自動位置出し搭載装置。
  2. 前記受光部には、前記載置台から上方に向けた連結突起部が設けられ、
    前記発光機構には、前記搬送レールの下方に向けた連結孔が設けられ、
    前記リフト部が、前記ワークを載置した状態にて前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記連結突起部は、前記連結孔に対して挿入されることを特徴とする請求項1に記載の追従型自動位置出し搭載装置。
  3. 前記発光機構には、前記連結孔を中心とした同一円上に少なくとも3つ以上の前記発光部が配設され、
    前記受光部には、前記連結突起部を中心としてその周囲に複数の受光領域が配設され、
    前記位置検知部は、前記発光部から前記3つ以上の光を受光した前記受光領域から前記位置関係を検知することを特徴とする請求項2に記載の追従型自動位置出し搭載装置。
  4. 前記搬送物は、車両ボディであり、
    前記発光機構は、前記車両ボディの車幅方向に一対取り付けられると共に、前記一対の発光機構は、前記車両ボディのパネルに設けられた孔に取り付けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の追従型自動位置出し搭載装置。
  5. 前記発光機構は、
    少なくともその一部が前記孔に挿入される本体部と、
    前記本体部に対して可動自在に取り付けられると共に、前記パネルに対して係止される可動式係止部と、を有し、
    前記本体部が、前記パネルに対して係止された状態において、前記可動式係止部の一部は、前記連結孔内に位置していることを特徴とする請求項4に記載の追従型自動位置出し搭載装置。
  6. 前記連結突起部が、前記連結孔に対して挿入された状態において、前記可動式係止部は、前記連結突起部と接触することで可動すると共に、前記本体部が、前記パネルに対して係止された状態が解消されることを特徴とする請求項5に記載の追従型自動位置出し搭載装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の前記追従型自動位置出し搭載装置を用いて、前記搬送レールに吊り下げられた状態にて移動する前記搬送物に対して前記ワークを組み付ける追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法において、
    前記制御部は、前記位置検知部からの前記位置検知結果に基づき前記自走式ワーク搬送機構を前記搬送物に追従させると共に、前記位置検知結果から前記発光機構と前記受光部との位置合わせが完了したと判断した後、
    前記リフト部は、前記ワークが載置された前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記ワークを前記搬送物へと組み付けることを特徴とする追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法。
  8. 前記搬送物である前記車両ボディに前記発光機構を取り付ける際に、前記発光機構の前記本体部に取り付けられた前記可動式係止部が、前記車両ボディの前記パネルに係止されることを特徴とする請求項7に記載の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法。
  9. 前記車両ボディに前記ワークを組み込む際に、前記ワークが載置された前記載置台を前記搬送物に向けて上昇させ、前記連結突起部を前記連結孔に対して挿入させると共に、前記連結突起部により前記可動式係止部を可動させ、前記可動式係止部が前記パネルに係止された状態を解消することを特徴とする請求項8に記載の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法。
  10. 前記ワークを前記車両ボディに組み付けた後、前記連結突起部を前記連結孔に対して挿入した状態にて前記載置台を下降させることで、前記車両ボディから前記発光機構を回収することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の追従型自動位置出し搭載装置を用いたワークの組み付け方法。
JP2017145551A 2017-07-27 2017-07-27 追従型自動位置出し搭載装置 Active JP6905408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145551A JP6905408B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 追従型自動位置出し搭載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145551A JP6905408B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 追従型自動位置出し搭載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019026002A true JP2019026002A (ja) 2019-02-21
JP6905408B2 JP6905408B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=65477388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145551A Active JP6905408B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 追従型自動位置出し搭載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6905408B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110316284A (zh) * 2019-06-06 2019-10-11 叶连波 一种汽车轮胎一体化自动装配设备
JP2022517919A (ja) * 2019-01-11 2022-03-11 デュール システムズ アーゲー 移送装置、加工設備、対象を移送及び/又は加工する方法
CN114406666A (zh) * 2022-01-04 2022-04-29 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 利用组装装置组装轴箱内置式转向架的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022517919A (ja) * 2019-01-11 2022-03-11 デュール システムズ アーゲー 移送装置、加工設備、対象を移送及び/又は加工する方法
CN110316284A (zh) * 2019-06-06 2019-10-11 叶连波 一种汽车轮胎一体化自动装配设备
CN114406666A (zh) * 2022-01-04 2022-04-29 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 利用组装装置组装轴箱内置式转向架的方法
CN114406666B (zh) * 2022-01-04 2023-02-21 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 利用组装装置组装轴箱内置式转向架的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6905408B2 (ja) 2021-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102214427B1 (ko) 천정 반송차
JP4756367B2 (ja) 物品収納設備
TWI641549B (zh) Carrier handling system and handling method
US11698627B2 (en) Vehicle body assembly station
JP2017154840A (ja) 物品搬送設備
KR102418303B1 (ko) 물품 반송 설비 및 물품 반송 설비의 보수 작업 방법
KR102336425B1 (ko) 반송 시스템 및 반송 방법
JP2019026002A (ja) 追従型自動位置出し搭載装置およびそれを用いたワークの組み付け方法
JP6414134B2 (ja) 搬送装置
CN110235235B (zh) 桥式输送车***以及示教单元
JP4947359B2 (ja) 物品搬送装置
JP5190694B2 (ja) 物品収納設備における学習装置
JP5347277B2 (ja) 無人搬送システム
JP4910556B2 (ja) 移載機の位置決め機構
JP6434715B2 (ja) 搬送台車の制御システム
JP2005272107A (ja) 物品搬送装置
JP6263416B2 (ja) 駐車システムにおける搬送台車の停止方法
JP7310716B2 (ja) 天井搬送車、ティーチングユニット及び天井搬送車における移載位置学習方法
JP5204005B2 (ja) ワークの形状認識システムおよびそれを具備する組立ライン、並びにワークの形状認識方法
JP5633957B2 (ja) 部品搬送システム
JP2001301986A (ja) 荷積みシステム
JP5827900B2 (ja) リアサスペンションアセンブリ保持装置
JP2006206296A (ja) 昇降式の物品搬送装置
KR20220012190A (ko) 물품 반송차
JP4858757B2 (ja) 物品搬送設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6905408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250