JP2019022088A - アンテナ - Google Patents

アンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2019022088A
JP2019022088A JP2017139187A JP2017139187A JP2019022088A JP 2019022088 A JP2019022088 A JP 2019022088A JP 2017139187 A JP2017139187 A JP 2017139187A JP 2017139187 A JP2017139187 A JP 2017139187A JP 2019022088 A JP2019022088 A JP 2019022088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
waveguide
parallel
branch
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017139187A
Other languages
English (en)
Inventor
亮平 細野
Ryohei Hosono
亮平 細野
官 寧
Yasushi Kan
寧 官
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2017139187A priority Critical patent/JP2019022088A/ja
Publication of JP2019022088A publication Critical patent/JP2019022088A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

【課題】アンテナの高利得化を実現する。
【解決手段】アンテナ1は、導体板51、複数の開口52、複数の第一導体突出部55及び複数の第二導体突出部57を有したスペーサ50と、複数の放射素子20及び複数の並列給電MSL31を有したアレイアンテナ基板10と、複数の支線導波管73及び分配導波管80を有した並列給電導波管70とを備える。並列給電MSL31の線状給電部32が開口52を介して支線導波管73に結合され、並列給電MSL31は支線導波管73から前記線状給電部に入力された信号波を放射素子20に分配し、並列給電MSL31のスタブ39が線状給電部32から延出して第一導体突出部55に導通し、前記分配導波管の最後段の分配によって給電される2本の支線導波管のうち一方の支線導波管73に結合される線状給電部32に導通するスタブ39の延出向きと、他方の支線導波管73に結合される線状給電部32に導通するスタブ39の延出向きとが反対である。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナに関する。
特許文献1には、マイクロストリップラインによって複数のパッチ型放射素子に並列給電を行うアレイアンテナが開示されている。
特開平4−37204号公報
ところで、特許文献1に記載されたアレイアンテナの場合、放射素子の数を多くすることによって高利得化を図ったとしても、給電点から放射素子までの経路長が長くなってしまい、マイクロストリップラインにおける伝送損失が高くなる。結局のところ、アンテナの高利得化を図ることができない。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、アンテナの高利得化を実現することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、導体板と、前記導体板に形成された複数の開口と、前記導体板から突出するとともに前記開口と並んで配置された複数の第一導体突出部と、前記導体板から突出するとともに前記第一導体突出部との間に前記開口を置いて並んで配置された複数の第二導体突出部と、を有したスペーサと、前記複数の第一導体突出部と前記複数の第二導体突出部に接続されるとともに前記導体板に対向する基板と、前記基板の両面のうち前記導体板に対向する面の反対面に形成される複数の放射素子と、前記導体板に対向する面に形成されるとともに前記複数の放射素子に並列給電を行う複数の並列給電マイクロストリップラインと、を有したアレイアンテナ基板と、前記導体板に関して前記第一導体突出部及び前記第二導体突出部の反対側に配置されるとともに前記開口に連通するよう前記導体板に接続された複数の支線導波管と、前記複数の支線導波管に接続されるともに、信号波を段階的に分配することによって前記複数の支線導波管に並列給電を行う分配導波管と、を有した並列給電導波管と、を備え、前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられた線状給電部が前記第一導体突出部と前記第二導体突出部との間を横切って、前記開口を介して前記支線導波管に結合され、前記並列給電マイクロストリップラインは前記支線導波管から前記線状給電部に入力された信号波を前記複数の放射素子に分配し、前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられたスタブが前記線状給電部から延出して前記第一導体突出部に導通し、前記分配導波管の最後段の分配によって給電される2本の支線導波管のうち一方の支線導波管の端部の出力ポートに結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きと、他方の支線導波管の端部の出力ポートに結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きとが反対であるアンテナである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、放射素子に対する給電の伝送損失の低減を並列給電導波管によって図ることができる。よって、放射素子の数の増加によって板状アレイアンテナの高利得化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態のアンテナの斜視図である。 図2は、アンテナの分解斜視図である。 図3は、アレイアンテナ基板の概略断面図である。 図4は、アレイアンテナ基板の表側の面に形成された導体パターンの平面図である。 図5は、アレイアンテナ基板の中層に形成された地導体層の平面図である。 図6は、アレイアンテナ基板の裏側の面に形成された導体パターンの平面図である。 図7Aは、図6における左上の並列給電マイクロストリップラインの全体の平面図であり、図7Bは、その並列給電マイクロストリップラインの中央部の拡大平面図である。 図8Aは、図6における左下の並列給電マイクロストリップラインの全体の平面図であり、図8Bは、その並列給電マイクロストリップラインの中央部の拡大平面図である。 図9は、スペーサの平面図である。 図10は、図9に示すX−Xに沿った切断面の断面図である。 図11は、並列給電導波管の分配導波管の断面図である。 図12は、本発明の実施形態のアンテナの反射特性のシミュレーション結果を示したグラフである。 図13は、本発明の実施形態のアンテナの利得のシミュレーション結果を示したグラフである。 図14は、本発明の実施形態のアンテナによって放射される電波の指向性のシミュレーション結果を示したグラフである。 図15は、比較例のアンテナによって放射される電波の指向性のシミュレーション結果を示したグラフである。 図16は、本発明の実施形態及び比較例のアンテナによって放射される電波の指向性のシミュレーション結果を示したグラフである。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
導体板と、前記導体板に形成された複数の開口と、前記導体板から突出するとともに前記開口と並んで配置された複数の第一導体突出部と、前記導体板から突出するとともに前記第一導体突出部との間に前記開口を置いて並んで配置された複数の第二導体突出部と、を有したスペーサと、前記複数の第一導体突出部と前記複数の第二導体突出部に接続されるとともに前記導体板に対向する基板と、前記基板の両面のうち前記導体板に対向する面の反対面に形成される複数の放射素子と、前記導体板に対向する面に形成されるとともに前記複数の放射素子に並列給電を行う複数の並列給電マイクロストリップラインと、を有したアレイアンテナ基板と、前記導体板に関して前記第一導体突出部及び前記第二導体突出部の反対側に配置されるとともに前記開口に連通するよう前記導体板に接続された複数の支線導波管と、前記複数の支線導波管に接続されるともに、信号波を段階的に分配することによって前記複数の支線導波管に並列給電を行う分配導波管と、を有した並列給電導波管と、を備え、前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられた線状給電部が前記第一導体突出部と前記第二導体突出部との間を横切って、前記開口を介して前記支線導波管に結合され、前記並列給電マイクロストリップラインは前記支線導波管から前記線状給電部に入力された信号波を前記複数の放射素子に分配し、前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられたスタブが前記線状給電部から延出して前記第一導体突出部に導通し、前記分配導波管の最後段の分配によって給電される2本の支線導波管のうち一方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きと、他方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きとが互いに反対であるアンテナが明らかとなる。
このようなアンテナにおいては、並列給電導波管によって信号波を分配し、更に並列給電マイクロストリップラインによって信号波を分配したので、放射素子の数の増加を図ることができる。また、並列給電導波管によって信号波を伝送するので、伝送損失を低く抑えることができる。よって、アンテナの高利得化を図ることができる。
また、分配導波管の最後段の分配によって給電される一方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きと、他方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きが反対向きである。従って、一方の支線導波管によって伝送される信号波と他方の支線導波管によって伝送される信号波が逆位相であっても、一方の支線導波管に結合される並列給電マイクロストリップラインによって伝送される信号波と他方の支線導波管に結合される並列給電マイクロストリップラインによって伝送される信号波が同位相になる。よって、アンテナの利得低減を抑えることができる。
前記分配導波管の分岐部の狭壁に凸部が形成されている。
これにより、分配導波管によって伝送される信号波の反射を抑制することができる。よって、アンテナの高利得化を図ることができる。
===実施の形態===
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1.アンテナの構成
図1はアンテナ1の斜視図であり、図2はアンテナ1の分解斜視図である。図面には、方向を表す補助線としてX軸、Y軸及びZ軸を図示する。X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する。
図1及び図2に示すように、アンテナ1は、アレイアンテナ基板10と、スペーサ50と、並列給電導波管70と、を備える。以下、これらアレイアンテナ基板10、スペーサ50及び並列給電導波管70について詳細に説明する。
2.アレイアンテナ基板
図3はアレイアンテナ基板10の概略断面図である。図3に示すように、アレイアンテナ基板10は多層基板である。アレイアンテナ基板10は誘電体基材11,12と、地導体層13と、導体パターン層14と、アンテナパターン層15とを有する。
薄板状の誘電体基材11と薄板状の誘電体基材12がこれらの間に地導体層13を挟持して互いに接合されている。これにより、誘電体基材11、地導体層13及び誘電体基材12がこれらの順に積層されている。誘電体基材11,12は、例えば樹脂(例えば液晶ポリマー、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート)、繊維強化樹脂(例えばガラス布エポキシ樹脂)、フッ素樹脂又はセラミックからなる。
アレイアンテナ基板10の表側の面には、つまり誘電体基材12の表面には、アンテナパターン層15が形成されている。アレイアンテナ基板10の裏側の面には、つまり誘電体基材11の表面には、導体パターン層14が形成されている。続いて、図4〜図6の平面図を参照して、アンテナパターン層15、地導体層13及び導体パターン層14の平面形状について説明する。図4〜図6の何れも、図3に示す矢印Aの向き、つまりアレイアンテナ基板10の表側から裏側に向かって見て示した平面図である。なお、Z軸方向はアレイアンテナ基板10の表側の面の法線方向である。
図4は、アンテナパターン層15の平面図である。図4に示すように、アンテナパターン層15がフォトリソグラフィー法及びエッチング法等によって形状加工されており、これによりアンテナパターン層15には複数のパッチ型放射素子20が形成されている。放射素子20の総数が4N(但し、Nは2以上の整数である。)であり、これら放射素子20は二次元アレイ状に、より具体的には縦方向(Y軸方向)及び横方向(X軸方向)に等間隔で格子状に配列されている。図4に示す例では、Nが3であり、これら放射素子20の総数が64であり、縦方向に8体の放射素子20が配列され、横方向に8体の放射素子20が配列されている。ここで、後述の図5の平面図における地導体層13の外形の位置を2点鎖線により図4中に図示することによって、地導体層13の外形に対する放射素子20の相対的な位置の関係を明確にする。なお、放射素子20の縦方向の配列数と横方向の配列数は等しくてもよいし、等しくなくてもよい。
図5は、地導体層13の平面図である。地導体層13がフォトリソグラフィー法及びエッチング法等によって形状加工(パターニング)されており、これにより地導体層13には複数の短冊状のスロット23が形成されている。これらスロット23は二次元アレイ状に、より具体的には格子状に配列されており、スロット23と放射素子20がこれらの間に誘電体基材12を介して対向する。
図6は、導体パターン層14の平面図である。図6に示すように、導体パターン層14がフォトリソグラフィー法及びエッチング法等によって形状加工されており、これにより導体パターン層14には複数の並列給電マイクロストリップライン31、複数の第一グランド部35及び複数の第二グランド部37が形成されている。図5の平面図における地導体層13の外形の位置を2点鎖線により図6中に図示することによって、地導体層13の外形に対する並列給電マイクロストリップライン31の相対的な位置の関係を明確にする。以下、マイクロストリップラインという用語をMSL(microstripline)と略称する。
並列給電MSL31の数が2m(但し、mは1以上の整数である。)であり、並列給電MSL31の数と第一グランド部35の数と第二グランド部37の数は互いに等しい。これら並列給電MSL31、第一グランド部35及び第二グランド部37は2m組のグループ30に組分けされており、1組のグループ30につき1体の並列給電MSL31と1体の第一グランド部35と1体の第二グランド部37とが含まれている。図6に示す例では、mが2であり、並列給電MSL31、第一グランド部35及び第二グランド部37がそれぞれ4体あり、これらが4組のグループ30に分けられている。
図7及び図8を参照して、各組のグループ30の並列給電MSL31、第一グランド部35及び第二グランド部37について説明する。図7は図6に示す領域B内の拡大図であり、図8は図6に示す領域C内の拡大図である。図5の平面図におけるスロット23の位置を2点鎖線により図7及び図8中に図示することによって、並列給電MSL31に対するスロット23の相対的な位置の関係を明確にする。図7に示す並列給電MSL31は、後に詳述する並列給電導波管70の最後段(m段目)のT分岐導波管82によってY軸正方向に分配される支線導波管73に結合されるものであり、図8に示す並列給電MSL31は、Y軸負方向に分配される支線導波管73に結合されるものである。
並列給電MSL31は、2n分配(但し、nは1以上の整数であり、n+m=2Nである。)の分配器・給電回路である。つまり、並列給電MSL31は、その中央部(分配部32)に供給されたマイクロ波又はミリ波の周波数帯の信号波(高周波)を2n体の放射素子20に分配するものである。図7及び図8に示す例では、nが4である。
並列給電MSL31は、スタブ39と、2n本の伝送線路34と、n段の分配部32,33(分配部32は1段目であり、分配部33は2段目以降である)と、を有するとともに、これら分配部32,33によって1段目の分配部32から伝送線路34にかけて2nに分岐したツリー状に形成されている。ここで、分配部32は、並列給電MSL31の中央部にある線状給電部である。
1段目の分配部32の数が1であり、s段目(sは2からnまでの任意の整数である)の分配部33の数は2s-1ある。分配部32は、横方向(X方向)に延在するよう、直線状に形成されている。分配部32は、並列給電MSL31のポートと伝送線路を兼ねている。分配部32の両端に2段目の分配部33が接続されている。2段目以降の分配部33はT型に形成されている。2段目以降については、隣り合う段のうち前段側の分配部33が分岐して、後段側の二つの分配部33に接続されている。最後段の分配部33は分岐して2本の伝送線路34に接続されている。伝送線路34は二次元アレイ状に、より具体的には格子状に配列されている(但し、nが2以上である場合)。なお、nが1である場合、2段目以降の分配部33が設けられておらず、1段目の分配部32の両端に伝送線路34が接続されている。
伝送線路34は地導体層13のスロット23に対向する位置に配置されており、スロット23と伝送線路34との間には誘電体基材11が介在する。伝送線路34は並列給電MSL31のポートであり、伝送線路34と放射素子20はスロット23を介して電磁界的に結合される。何れの伝送線路34でも、スロット23に対向する位置から分配部32の中点までの並列給電MSL31に沿った線路長が等しい。また、並列給電MSL31が2m体あるが、これら全ての並列給電MSL31は、伝送線路34のスロット23に対向する位置から分配部32の中点までの線路長が等しい。
なお、伝送線路34がビアホール又はスルーホール等を介して放射素子20に導通することによって、伝送線路34から放射素子20に直結給電されるものとしてもよい。
短冊状の第一グランド部35と線状の分配部32と短冊状の第二グランド部37はこれらの長手方向が互いに平行となるように並列されており、分配部32が第一グランド部35と第二グランド部37との間に配置されている。
第一グランド部35は、誘電体基材11に形成されたスルーホール又はビアホールを介して地導体層13に導通する。第二グランド部37についても同様である。
第一グランド部35には第一切欠き36が形成されている。第二グランド部37には第二切欠き38が形成されている。第一切欠き36と第二切欠き38は、これらの間に分配部32を置いて、相対するように配置されている。第一切欠き36の幅は第二切欠き38の幅よりも広い。
第一グランド部35と分配部32との間にはスタブ39が設けられている。スタブ39は線状の分配部32の中点と第一グランド部35の長手方向中央部とを連結する。スタブ39の線方向は分配部32及び第一グランド部35の長手方向に対して直交する。
図7及び図8を参照して、後述の並列給電導波管70の最後段(m段目)のT分岐導波管82から分岐した2本の支線導波管73にそれぞれ結合される2体の並列給電MSL31の中央部を比較する。図7に示す一方の並列給電MSL31の分配部32の中点からスタブ39が延出する向きと、図8に示す他方の並列給電MSL31の分配部32の中点からスタブ39が延出する向きは、反対である。つまり、一方の並列給電MSL31の分配部32及びスタブ39は、他方の並列給電MSL31の分配部32及びスタブ39と線対称な形状である。
3.スペーサ
図9はスペーサ50の平面図であり、図10はスペーサ50をアレイアンテナ基板10及び並列給電導波管70に組み付けた場合における図9に示す切断面X−Xの断面図である。図9及び図10に示すように、スペーサ50は、アレイアンテナ基板10に対向する導体板51と、導体板51に形成された複数の開口52と、導体板51の表側の面に突設された複数の第一導体突出部55と、導体板51の表側の面に突設された複数の第二導体突出部57と、を有する。ここで、開口52の数、第一導体突出部55の数及び第二導体突出部57の数は並列給電MSL31の数に等しくて、2mである。
導体板51は矩形板状に形成されている。この導体板51の表側の面は、アレイアンテナ基板10の裏側の面に、つまり導体パターン層14が形成された面に対向する。
開口52は矩形状に形成されている。開口52の長辺方向が横方向(X軸方向)に平行であり、開口52の短辺方向が縦方向(Y軸方向)に平行である。
各開口52は、各並列給電MSL31の中央部に対向する位置に形成されている。各並列給電MSL31の分配部32は各開口52の上方を横方向に横切る。
第一導体突出部55が開口52と縦方向に並んで配置され、第二導体突出部57が開口52と縦方向に並んで配置されており、開口52が第一導体突出部55と第二導体突出部57の間に配置されている。第一導体突出部55は開口52の一方の長辺に沿って設けられており、第二導体突出部57は開口52の他方の長辺に沿って設けられている。
第一導体突出部55の頭頂面が第一グランド部35に突き当てられて、第一導体突出部55と第一グランド部35が互いに導通する。従って、第一導体突出部55は、第一グランド部35を介してスタブ39に導通する。
また、第二導体突出部57の頭頂面が第二グランド部37に突き当てられて、第二導体突出部57と第二グランド部37が互いに導通する。
これら第一導体突出部55及び第二導体突出部57によって導体板51とアレイアンテナ基板10との間に隙間が形成される。
第一導体突出部55の開口52に臨む面には、第一切欠き56が形成されている。第二導体突出部57の開口52に臨む面には、第二切欠き58が形成されている。第一切欠き56は、第一導体突出部55の頭頂面から開口52の内面を通って導体板51の裏側の面にまで至っている。第二切欠き58は、第二導体突出部57の頭頂面から開口52の内面を通って導体板51の裏側の面にまで至っている。第一切欠き56と第二切欠き58は、これらの間に開口52を置いて、相対するように配置されている。第一切欠き56の幅は第二切欠き58の幅よりも広い。
第一導体突出部55の第一切欠き56と第一グランド部35の第一切欠き36が互いに対応している。第一グランド部35の第一切欠き36は、第一導体突出部55によって覆われずに第一導体突出部55の第一切欠き56において露出する。第二導体突出部57の第二切欠き58と第二グランド部37の第二切欠き38についても同様である。
4.並列給電導波管
図1及び図2に示すように、並列給電導波管70は、幹線導波管72と、2m本の支線導波管73と、幹線導波管72と2m本の支線導波管73に接続される2m分配の分配導波管80と、を備える。図11に示す例では、mが2である。
幹線導波管72は、スペーサ50の導体板51の法線方向(Z軸方向)に延在しているとともに、その法線方向に対して直交する断面の形状が矩形状の方形導波管である。幹線導波管72は一対の導体広壁及び一対の導体狭壁を有する。幹線導波管72の一対の導体広壁が導体板51の法線方向(Z軸方向)及び横方向(X軸方向)に対して平行であり、幹線導波管72の一対の導体狭壁が導体板51の法線方向及び縦方向(Y軸方向)に対して平行である。幹線導波管72は、導体板51からアレイアンテナ基板10の反対側に離間するとともに、導体板51の中央部を通った法線から縦方向(Y軸方向)に離間している。幹線導波管72のスペーサ50寄りの端が分配導波管80(特に後述の共振器81)に接続され、反対側の端の開口が給電ポート71である。
図11は、分配導波管80の断面図である。図11では、X軸及びY軸に平行な切断面を図3に示す矢印Aの向きに見て示す。
図11に示すように、分配導波管80は、共振器81と、m段のT分岐導波管82と、2m体の共振器86と、を備える。
共振器81は直方体型の空洞を有する。共振器81の6つの導体壁はX軸、Y軸、Z軸の何れかに対して垂直である。共振器81には幹線導波管72が電気的に接続されている(図1及び図2参照)。
T分岐導波管82は、H面T分岐導波管である。つまり、T分岐導波管82は、一対の導体広壁及び一対の導体狭壁を有するとともに長手方向に直交する断面形状が矩形状の主導波管83と、一対の導体広壁及び一対の導体狭壁を有するとともに長手方向に直交する断面形状が矩形状の側枝導波管84とを備え、側枝導波管84の一方の導体狭壁に設けられた結合窓85を介して主導波管83が側枝導波管84に結合されたものである。
t段目(tは1からmまでの任意の数である)のT分岐導波管82の数は2t-1である。何れの段のT分岐導波管82もスペーサ50の導体板51からアレイアンテナ基板10の反対側に離間した同一のXY平面上に配置されている。何れの段のT分岐導波管82も主導波管83及び側枝導波管84の導体広壁がスペーサ50の導体板51の法線方向(Z軸方向)に対して直交し、導体狭壁がその導体板51の法線方向に対して平行である。これらT分岐導波管82の導体広壁は面一に形成されている。
1段目のT分岐導波管82の主導波管83の端部は共振器81に結合されている。
隣接する段のうち前段のT分岐導波管82の側枝導波管84が後段のT分岐導波管82の主導波管83に直線状になるように接続されている。
m段目(最後段)のT分岐導波管82の側枝導波管84の端部が共振器86に結合されている。
共振器86は直方体型の空洞を有する。各共振器86の6つの導体壁はX軸、Y軸、Z軸の何れかに対して垂直である。共振器86は、スペーサ50の開口52及び各並列給電MSL31の中央部に対向する位置に配置されている。共振器86には支線導波管73の一端が結合されている。支線導波管73の他端が開口することによってその他端にポート74が形成されており(図2参照)、ポート74がスペーサ50の開口52に連通する。そのため、支線導波管73の他端のポート74が開口52を介して並列給電MSL31の分配部32に結合されている。
何れの支線導波管73でも、各支線導波管73のポート74から幹線導波管72の給電ポート71までの並列給電導波管70に沿った経路長が互いに等しい。
支線導波管73は、共振器86からスペーサ50の導体板51に向かって導体板51の法線方向(Z軸方向)に延在しているとともに、その法線方向に対して直交する断面の形状が矩形状の方形導波管である。支線導波管73は一対の導体広壁及び一対の導体狭壁を有する。支線導波管73の一対の導体広壁が導体板51の法線方向(Z軸方向)及び横方向(X軸方向)に対して平行であり、支線導波管73の一対の導体狭壁が導体板51の法線方向及び縦方向(Y軸方向)に対して平行である。また、支線導波管73の一対の導体広壁は、共振器86に結合されたT分岐導波管82の側枝導波管84に置ける信号波の進行方向に対して垂直である。また、支線導波管73の一対の導体狭壁は、その支線導波管73に結合される並列給電MSL31の分配部32の中点からスタブ39が延出する向きに対して平行である。
各T分岐導波管82の主導波管83及び側枝導波管84の狭壁に凸部91が凸状に形成され、各T分岐導波管82の主導波管83及び側枝導波管84が凸部91によって絞られている。また、側枝導波管84の狭壁のうち結合窓85に対向する位置(T分岐導波管82の分岐部)には凸状の凸部92が形成されている。また、共振器86の内壁にも凸状の凸部93が形成されている。凸部91,92,93によって、主導波管83及び側枝導波管84内を進行する信号波の反射が低減される。
5.信号波の伝送
図1及び図2に示すように、幹線導波管72の給電ポート71に入力された信号波は、分配導波管80によって2mに分配されて、スペーサ50の開口52に伝送される。具体的には、次の通りである。
TE10モードの信号波が幹線導波管72によって給電ポート71から共振器81へ伝送される。
共振器81に伝送された信号波の進行方向は、共振器81によってY軸方向(縦方向)に変換される。そして、信号波が共振器81から各段のT分岐導波管82を経由して共振器86へ伝送される。ここで、信号波が各段のT分岐導波管82の結合窓85を通過する際に主導波管83から側枝導波管84に2分配される。
共振器86に伝送された信号波の進行方向は、共振器86によってZ軸方向(導体板51の法線方向)に変換される。ここで、最後段のT分岐導波管82によって分配された信号波は結合窓85から側枝導波管84の両端部に向かって互いに逆方向に伝送されるので、それら信号波がそれぞれ共振器86によってZ軸方向に方向変換される際に、一方の共振器86から支線導波管73に伝播する信号波の電界と、他方の共振器86から支線導波管73に伝播する信号波の電界が逆位相になる(図11に示す矢印a、矢印b参照)。
方向変換された信号波は、支線導波管73によって共振器86からスペーサ50の開口52へ伝送される。スペーサ50の開口52と並列給電MSL31の分配部32の中央部とが結合されているので、信号波の電力が開口52から並列給電MSL31の分配部32の中央部に給電される。そして、分配部32の中央部から両端へ伝送される。この際、支線導波管73の壁面に流れる電流と同一ベクトルの電流がスタブ39に流れるので、支線導波管73のポート74と並列給電MSL31の分配部32の中央部との結合は電流結合といえる。
上述したように、最後段(m段目)のT分岐導波管82から分岐した一方の支線導波管73によって伝送される信号波と、他方の支線導波管73によって伝送される信号波とは、逆位相である(図11に示す矢印a,b参照)。また、一方の支線導波管73のポート74に結合される分配部32の中点からスタブ39が延出する向きと、他方の支線導波管73のポート74に結合される分配部32の中点からスタブ39が延出する向きは反対である(図7及び図8参照)。従って、一方のスタブ39の電流ベクトルと、他方のスタブ39の電流ベクトルとは、同位相になる(図7及び図8に示す矢印c,d参照)。よって、一方の分配部32の中央部からその両端へ伝送される信号波と、他方の分配部32の中央部から両端へ伝送される信号波とは、同位相になる。
そして、分配部32の中央部から両端へ伝送された信号波は、各段の分配部33を経由して伝送線路34へ伝送される。ここで、信号波が各段の分配部33を通過する際に2分配される。
伝送線路34に伝送された信号波の電力が放射素子20に給電される。そのため、放射素子20から信号波が送信される。ここで、何れの放射素子20にも同位相の給電が行われる。
6.効果
以上のように構成されたアンテナ1は、以下のような効果・利点を有する。
(1) 高周波帯域の信号波が並列給電導波管70の分配導波管80によって分配されて伝送されるので、その伝送損失を低く抑えることができる。よって、アンテナ1の高利得化を実現できるとともに、電波の長距離伝送を実現できる。
(2) 高周波帯域の信号波が並列給電導波管70の分配導波管80によって分配されるので、放射素子20の数の増加を図ることができる。同様に、並列給電MSL31の分配により、放射素子20の数の増加を図ることができる。よって、アンテナ1の高利得化を実現できるとともに、電波の長距離伝送を実現できる。
(3) 並列給電MSL31の線状給電部(分配部32)が並列給電MSL31の中央部に配置されていることから、各放射素子20への伝送経路長を最小限に抑えることができる。よって、並列給電MSL31における伝送損失を抑えることができる。特に、並列給電MSL31による分配数が増加して、放射素子20の数が増加した場合でも、アンテナ1は所望の利得が確保されたものとなる。
(4) 上述したように、m段目のT分岐導波管82から分岐した2本の支線導波管73にそれぞれ接続された2体の並列給電MSL31に着目すると、一方の並列給電MSL31のスタブ39の延出方向と他方の並列給電MSL31のスタブ39の延出方向が逆向きである(図7及び図8参照)。従って、これら2本の支線導波管73を伝送する信号波が逆位相であっても、2体の並列給電MSL31の分配部32の信号波が同位相になる。その上、何れの放射素子20でも、分配部32の中点までの経路長が等しい。よって、何れの放射素子20にも同位相の給電が行われる。そのため、アンテナ1は所望の利得と所望の指向性が確保されたものとなる。
7.シミュレーション結果
アンテナ1の特性について検討すべく、シミュレーションを行った。何れのシミュレーションにおいても、並列給電導波管70が4分配であり、並列給電MSL31が16分配であり、並列給電MSL31の数が4であり、放射素子20の数が64である。
図12は、アンテナ1の反射特性のシミュレーション結果を示したグラフである。図12において、横軸は周波数を示し、縦軸はSパラメータの反射特性|S11|を示す。図12に示すように、約71GHz〜75GHzの帯域においてS11が-10dB未満となり、広帯域で反射損失が低いことが分かる。
図13は、アンテナ1の利得のシミュレーション結果を示したグラフである。図13において、横軸は周波数を示し、縦軸は利得を示す。図13に示すように、約73GHz〜77.5GHzの帯域において利得が15dBiを超え、その広帯域で利得が高いことが分かる。
図14は、アンテナ1によって放射される75GHzの電波の指向性のシミュレーション結果を示したグラフである。横軸はZX平面又はYZ平面上のZ軸を基準とした角度を示し、縦軸は利得を示す。図14に示すように、最大利得の方角がアレイアンテナ基板10の法線方向、つまりZ軸方向であることが分かる。また、最大利得が20dBiを超え、アンテナ1が高利得であることが分かる。
16体の放射素子(実施形態のアンテナ1の放射素子20と同じもの)を有した第一比較例のアンテナと、64体の放射素子(実施形態のアンテナ1の放射素子20と同じもの)を有した第二比較例のアンテナについてシミュレーションした。第一比較例及び第二比較例の何れも、マイクロストリップラインのみによって複数の放射素子に給電・分配を行った。その結果を図15に示す。図15は、第一比較例及び第二比較例のアンテナによって放射される75GHzの電波の指向性のシミュレーション結果を示したグラフである。図15において、横軸はZ軸を基準とした角度を示し、縦軸は利得を示す。
図15に示すように、放射素子の数が16の場合でも、64の場合でも、最大利得がほぼ等しいことが分かる。従って、マイクロストリップラインのみを用いて分配した場合、分配数が増加しても、アンテナの利得が向上しないことが分かる。
図16は、放射素子の数が64の第二比較例のアンテナの利得と、放射素子の数が64の実施形態のアンテナ1の利得を比較したものである。図16に示すように、実施形態のアンテナ1は第二比較例のアンテナよりも高利得であることが分かる。よって、実施形態のアンテナ1のように、導波管型の並列給電導波管70を用いて、放射素子20の数を増加することによって、利得の向上が図れることが分かる。
1…アンテナ
10…アレイアンテナ基板
20…放射素子
31…並列給電マイクロストリップライン
32…分配部(線状給電部)
33…分配部
39…スタブ
50…スペーサ
51…導体板
52…開口
55…第一導体突出部
57…第二導体突出部
70…並列給電導波管
72…幹線導波管
73…支線導波管
80…分配導波管
82…T分岐導波管
91,92,93…凸部

Claims (2)

  1. 導体板と、前記導体板に形成された複数の開口と、前記導体板から突出するとともに前記開口と並んで配置された複数の第一導体突出部と、前記導体板から突出するとともに前記第一導体突出部との間に前記開口を置いて並んで配置された複数の第二導体突出部と、を有したスペーサと、
    前記複数の第一導体突出部と前記複数の第二導体突出部に接続されるとともに前記導体板に対向する基板と、前記基板の両面のうち前記導体板に対向する面の反対面に形成される複数の放射素子と、前記導体板に対向する面に形成されるとともに前記複数の放射素子に並列給電を行う複数の並列給電マイクロストリップラインと、を有したアレイアンテナ基板と、
    前記導体板に関して前記第一導体突出部及び前記第二導体突出部の反対側に配置されるとともに前記開口に連通するよう前記導体板に接続された複数の支線導波管と、前記複数の支線導波管に接続されるともに、信号波を段階的に分配することによって前記複数の支線導波管に並列給電を行う分配導波管と、を有した並列給電導波管と、を備え、
    前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられた線状給電部が前記第一導体突出部と前記第二導体突出部との間を横切って、前記開口を介して前記支線導波管に結合され、
    前記並列給電マイクロストリップラインは前記支線導波管から前記線状給電部に入力された信号波を前記複数の放射素子に分配し、
    前記並列給電マイクロストリップラインの中央部に設けられたスタブが前記線状給電部から延出して前記第一導体突出部に導通し、
    前記分配導波管の最後段の分配によって給電される2本の支線導波管のうち一方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きと、他方の支線導波管に結合される線状給電部に導通するスタブの延出向きとが互いに反対である
    アンテナ。
  2. 前記分配導波管の分岐部の狭壁に凸部が形成されている
    請求項1に記載のアンテナ。
JP2017139187A 2017-07-18 2017-07-18 アンテナ Pending JP2019022088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139187A JP2019022088A (ja) 2017-07-18 2017-07-18 アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139187A JP2019022088A (ja) 2017-07-18 2017-07-18 アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019022088A true JP2019022088A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65355761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017139187A Pending JP2019022088A (ja) 2017-07-18 2017-07-18 アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019022088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114024129A (zh) * 2021-10-12 2022-02-08 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种平衡式微带串馈阵列天线

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114024129A (zh) * 2021-10-12 2022-02-08 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种平衡式微带串馈阵列天线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11626652B2 (en) Ridge gap waveguide and multilayer antenna array including the same
US10199743B2 (en) Array antenna
CN110611171B (zh) 缝隙阵列天线以及雷达装置
US6064350A (en) Laminated aperture-faced antenna and multi-layered wiring board comprising the same
US6822615B2 (en) Wideband 2-D electronically scanned array with compact CTS feed and MEMS phase shifters
CN107210533B (zh) 波导缝隙阵列天线
US10658761B2 (en) Adapter structure with waveguide channels
US9972900B2 (en) Distributor and planar antenna
JPH0671171B2 (ja) 広帯域アンテナ
WO1990009042A1 (en) Antenna arrays
JP3954435B2 (ja) 2素子及び多素子アレー型スロットアンテナ
GB2316233A (en) Wide band radiating device capable of several polarizations
Moubadir et al. Design and implementation of a technology planar 4x4 butler matrix for networks application
JP5616167B2 (ja) 進行波励振アンテナ
JP2019022088A (ja) アンテナ
JPWO2015049816A1 (ja) アンテナ装置
US11108166B2 (en) Antenna device
US6897824B2 (en) Planar antenna with wave guide configuration
US10680307B2 (en) Waveguide to strip line transducer including a waveguide wall forming substrate having an end surface bonded to a second conductor, and a power feed circuit formed therefrom
US9865936B2 (en) Array antenna feed structures
JP3365406B2 (ja) アンテナ装置
CN115642408A (zh) 一种基于基片集成波导高次模式的差分天线阵列
JPS6346807A (ja) スロツトアンテナ
JP2021158516A (ja) アレーアンテナ
CN112864595A (zh) 一种透射式电磁表面单元及层叠式阵列结构