JPH0671171B2

JPH0671171B2 - 広帯域アンテナ

Info

Publication number: JPH0671171B2
Application number: JP1127997A
Authority: JP
Inventors: リアポウルド、ジェイ、ディアズ; ダニュアル、ビー、マッケナ; ダッド、エイ、ペット
Original assignee: Ball Corp
Current assignee: Ball Corp
Priority date: 1988-05-23
Filing date: 1989-05-23
Publication date: 1994-09-07
Anticipated expiration: 2009-09-07
Also published as: EP0343322A2; JPH0223702A; US4853704A; EP0343322A3

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、新規なプリント輻射素子アンテナ、ことに一
体の給電手段及びこれ等から形成したアレイ配置を持つ
新規なスロツトアンテナ構造に関する。

〔発明の背景〕

無線周波エネルギー用のアンテナを設計する際には、ア
ンテナが給電回線網に適合できることが大切である。す
なわちアンテナ素子及び給電手段の間でアンテナ素子を
励振するのに使おうとする転移装置は、帯域幅の制限を
生ずる不連続性のほとんどない又は全くないものでなけ
ればならない。

給電回線網に適合でき、重量が軽く、構造が丈夫でしか
も簡単に作られる広帯域アンテナを述めようとすると、
アンテナ技術者に利用できる選択は比較的制限を受け
る。表面的には、比較的良好な帯域幅特性を持つ対象品
として、電気信号を送受信するいわゆるデユアルリツジ
アンテナがある。一般にこのようなアンテナは、１対の
整合指向性素子すなわちリツジを持つ接地面を備えてい
る。これ等のリツジは、接地面から直交する方向に延び
互いに向き合う湾曲内面を持つ。これ等の湾曲内面は、
接地面に向かい収束し接地面から又相互に所定の距離に
終つている。各整合指向性素子間の最小離隔点では伝送
ラインが容易に利用され一般に同軸給電アセンブリによ
り整合素子を励振する。このようなアセンブリすなわち
転移部をこのようなデユアルリツジ型アンテナへの給電
ラインとして使うときは、実際上、電気特性とくにアン
テナの帯域幅を制限し又は変えることの多い若干の不連
続性の存在することが一般によく知られている。さらに
デユアルリツジアンテナは一般に、コンフオーマルアレ
イ構造に必要であるような多重接続給電回線網に役立つ
構造にはならない。さらに協働する転移装置を備えたデ
ユアルリツジアンテナは一般に高い信頼性及び一貫性が
得られるように作ることがさらにむずかしい。

任意の必要とするインピーダンス整合又は電力分割用回
線成分が協働するアンテナを設計する際には、アンテナ
設計者は、アンテナが所望の電気的機能を果すようにし
なければならない。この電気的機能は、とくに、適当な
利得、帯域幅、ビーム幅、副ローブレベル、輻射効率、
開口能率、受信横断面、輻射抵抗と共にその他の電気特
性を持つ、直線偏波、右回り円偏波、左回り円偏波等の
r.f.信号を送受信することを含む。

アンテナ構造は、軽量で構造が簡単であり安価で環境の
妨げにならないことが有利である。その理由は、アンテ
ナが、空気力学的形状からの過度の偏差をもちろん許容
できない自動車、高速航空機、ミサイル又はロケツト装
置に協働することが多いような支持面に取付け又は固定
する必要のあることが多いからである。又、アンテナ又
はアレイを隠してその存在が安全上と共に美観上あまり
目立たないようにするのが望ましいことがあるのはもち
ろんである。従つて理想的なアンテナは、物理的に極め
て薄くて航空機の表面又は類似物のような取付面の外側
に突出しないと共にしかもなお全部の所要の電気的特性
を備えなければならない。

支持面と同一平面に取付けることのできる極めて低いプ
ロフイルを持つアンテナは一般にコンフオーマルアンテ
ナ（conformal anternna）と呼ばれる。前記したように
このようなアンテナは、その支持面の輪郭に一致し、従
つてこのような装置を乗物に取付け又は固定し空間を経
て推進するときに生ずる乱流作用を低減し又はなくす。
コンフオーマルアンテナは、もちろん複数種類の方法に
より構成されるが、一般には当業界によく知られている
比較的簡単なホトエツチング法により形成することがで
きる。このような方法により比較的安価な生産費で容易
な製作ができる。簡単に述べるといわゆるコンフオーマ
ルアンテナ又はプリント回線ボードアンテナは、普通の
ホトレジストエツチング法を使い単一の金属被覆誘電体
シート又は電着フイルムの単一の側にエツチングを施す
ことによつて形成する。たとえば全アンテナ構造は、費
用が最低になり製造及び作動上の信頼性及び再現性が最
高になる1/32inないし1/8inの厚さでよい。

このようなプリント回線ボードアンテナの製造費は実質
的に最低になるのは明らかである。その理由は、単一の
アンテナ素子又はこのような素子のアレイ或はこれ等の
両方は、適当なr.f.給電ライン、移相回線又はインピー
ダンス整合回線網或はこれ等の全部と共に、電子プリン
ト回線ボードを作るのに一般に使われている安価なホト
レジストエツチング処理を使うことにより、すべて１つ
の一体に形成した電気回線として作ることができるから
である。アンテナ構造を作るこの方法は、アンテナ偏波
指向性パターンの得られるアンテナ、たとえばターンス
タイルダイポールアレイ、空洞付きターンスタイルスロ
ットアレイ及びその他の特殊なアンテナを作る複雑で費
用の高いことが多い従来の方法と同様になる。

この説明で考えるようなアンテナすなわち広がりノツチ
型アンテナは種種の形状に構成してある。簡単に述べる
とボールドウイン（Baldwin）を発明者とする米国特許
第2,942,263号明細書には普通のノツチアンテナ装置に
ついて記載してある。さらにイヤーラウト（Yearout）
等を発明者とする米国特許第2,944,258号明細書には広
い帯域を持つ前記したようなデユアルリツジアンテナに
ついて記載してある。モンサー（Monser）等を発明者と
する米国特許第3,836,976号明細書には、１個ずつに広
がりノツチを形成した複数対の相互に直交するプリント
輻射素子により形成した広帯域整相配列アンテナについ
て記載してある。このモンサー等の特許明細書には、金
属被覆層にはんだ付けした同軸ケーブルの形の給電手段
を記載してある。この場合一般に、アンテナの帯域幅を
制限することの多い若干の不連続性を生ずる。又ネスタ
ー（Nester）を発明者とする米国特許第4,500,887号明
細書には、マイクロストリツプ給電構造から広がりノツ
チアンテナへのなめらかな連続した転移部を形成するよ
うに作つた帯域幅輻射素子について記載してある。

〔発明の要約〕

本発明の目的は、広帯域用及びマイクロストリツプ回線
に適合したアンテナを提供することにある。

本発明の他の目的は、間の望ましくない不連続性を実質
的に減少した一体のなめらかな転移部を形成したアンテ
ナ及びその各種の給電手段を提供することにある。

本発明の他の目的は、広い周波数範囲にわたりr.f.エネ
ルギーを送受することのできるアンテナ素子のアレイを
提供することにある。

さらに本発明の目的は、ノツチアレイ及びマイクロスト
リツプ給電ラインの間の転移手段を形成する方法及び装
置を提供することにある。

なお本発明の他の目的は、重量が軽く密実な構造を持ち
容積の比較的小さい新規な広帯域アンテナ装置を提供す
ることにある。

さらに本発明の目的は、構造が簡単で容易に作られ協働
する給電手段を持つ新規なコンフオーマルアンテナアレ
イを提供することにある。

本発明のこれ等の又その他の的は、（イ）ストリツプ導
体と、（ロ）このストリツプ導体の横方向に延びるスロ
ツトを持ち、前記ストリツプ導体から隔離され、このス
トリツプ導体に平行に位置する接地面と、（ハ）前記ス
ロツトから上方外向きに延びる各湾曲面を持ち、前記ス
ロツトを横切り、前記接地面に直交して位置させた導電
性平板状素子とを包含する広帯域アンテナを提供するこ
とにより達成される。ストリツプ導体とスロツトを形成
した接地面とは、空気又は固体材料である誘電体により
一般に隔離してある。

導体又はストリツプ導体は一般に、固体誘電体基板の金
属化層（metallized layer）にホトエツチングを施すこ
とにより形成する。このような金属化層導体は、伝送ラ
インとして作用しマイクロストリツプ伝送ラインと呼ば
れる。すなわちこのような導電性構造ラインは、金属化
層ストリツプと固体誘電体及び支持体により隔離した接
地面とから成り、従つてほぼ純粋なTEM伝播モードを生
ずる。誘電体基板の組成は極めて広い範囲の材料でよい
のは明らかである。その理由は、実際上ポリエチレン、
ポリテトラフルオルエチレン（PTFE）、シリコーンゴ
ム、ポリスチレン、ポリフエニレン、アルミナ、酸化ベ
リリウム及びセラミツク材を含む広範囲の種類の材料が
役立つからである。導体アンテナ素子を適正に支持する
ことのできる任意の誘電体が対応できる。

ここに述べるノツチアンテナ構造では導電性パツチを構
成する２つの金属化層を平板状誘電体基板に位置させ相
互に間隔を置いて、相互に隣接する各金属化層の縁部が
種種の距離を隔てた湾曲縁部を形成するようにしてあ
る。各金属化層の互いに向き合う縁部が補形的に又は非
補形的に湾曲するのは明らかである。補形的のときは、
湾曲縁部は曲線に沿い、この曲線の他の部分が同じであ
るか又は実質的に同じである点を持ち、各金属化層を二
等分する経線に沿い理論的に折曲げたときに湾曲部分が
他の部分に実質的に一致し又は組合うようになる。又各
曲線は、理論的に折曲げたときにこれ等の曲線が相互に
一致しないか又は実質的に組合わない場合に非補形的と
考えられる。

２つの金属化層は、これ等の２つの金属化層の収束部が
存在する比較的狭いアンテナ構造部分にギヤツプが形成
され又この部分から一層広い部分に口を形成した広がり
ノツチ形状として見ることができる。２つの金属化層は
それぞれのノツチ形状をこれ等の金属化層間に形成した
ギヤツプから共通に誘導する。実際上デユアル広がりノ
ツチは一般にギヤツプ部分から指数関数曲線に沿い外方
に湾曲するように形成してある。これ等の金属化層の縁
部は、相互に向き合い一般に連続関数に従つて外方に湾
曲する。この関数は直線関数又は放物関数でよい。

誘電体材料と、この誘電体材料の一方の側に形成したス
トリツプ導体から成る一方のラインと前記誘電体材料の
他方の側に接地面として形成した他方のラインとから成
り前記ストリツプ導体を介して準TEMモードで所定の周
波数範囲内の信号を伝播し前記接地面に前記ストリツプ
導体の横方向に延びこのストリツプ導体の一方の側を越
えて約1/4波長の位置に終るスロツトを形成した２条の
導体伝送ラインと、前記接地面に電気的に接触する各金
属化層を持ち又連続関数に従つて前記スロツトから外方
に延びる各リツジを持ち前記スロツトに垂直に前記接地
面に直交して位置させたデユアルリツジアンテナ装置と
を備え、広帯域の用途を持つアンテナアセンブリについ
て述べる。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明すると、第１図に示
した普通の（従来の）ノツチアンテナ装置10に、誘電体
基板13に位置させこの基板に一体に接続した金属化層11
を備えている。ノツチアンテナ装置10は第１図に示すよ
うにゆるやかな転移部により相互に接続した口14及び狭
いスロツトライン15を持つ。スロツトライン15の基部に
はスロツトライン開路16を形成してある。スロツトライ
ン開路16はこのアンテナ装置を伝送ラインにインピーダ
ンス整合させるのに必要である。しかし空洞すなわち開
路16は、ノツチアンテナ装置10が適正に受信又は送信す
ることのできる高い周波数低い周波数の比に制限を加え
る。アンテナ指向性パターンは、単指向性であり、一般
に通常約4:1を越えない帯域幅を生ずる。この特定のノ
ツチアンテナ構造は、伝送ライン18をこれがテーパ付き
スロツトの平面すなわちノツチアンテナ10の平面に平行
にこれから間隔を隔てた平面内に在るように位置させる
ことが必要である。

本発明のアンテナは第２図、第３図及び第４図に例示し
てある。電磁波を受け伝送するノツチアンテナ20は誘電
体材料のような平板状基板21を備えている。前記したよ
うにこのような材料は、誘電体又はセラミツク材料のPT
FE複合体、ガラス繊維強化架橋結合ポリオレフイン、ア
ルミナ及び類似物から成つている。表面基板の一方の側
でこの基板にそれぞれ第１及び第２の金属化層22,23を
図示のように互いに間隔を置いて接着してある。各縁部
24,25は、一般に約0.0015in又はそれ以下の厚さを持つ
各金属化層22,23が一般に電着されるから、極めて薄い
のは明らかである。

各金属化層22、23の縁部24、25は、弧状部分Ａと、連続
関数に従ってこの弧状部分から外方に広がる部分Ｂとを
備えている。

第２図、第３図及び第４図ではノツチアンテナ20の２つ
の金属化層22,23はその間に小さな間隔すなわちギヤツ
プ26を形成するようにこの間隔部分で相互に接近してい
る。２つの金属化層22,23は、これ等の金属化層間の一
端部に狭い接近部にギヤツプ26を形成し他端部に口部分
29を形成した広がりノツチアンテナ装置を形成する。

第２図に明らかなようにノツチアンテナ20は導電性基準
接地面34に位置させこれに直交して固定してある。導電
性基準接地面34は誘電体台板33に接着してある。アンテ
ナ20はギヤツプ26が導電性基準接地面34に形成したスロ
ツト27に整合するように位置させてある。第４図に明ら
かなようにスロツト27はアンテナ20に対して、スロツト
27がアンテナ20に直交してその両側に延びるように位置
させてある。基板21の一方の側でマイクロストリツプ伝
送ライン28が台板33の下部部分に固定されスロツト27に
直交して位置させてある。この配置によりマイクロスト
リツプ伝送ライン28は源からのr.f.信号エネルギーの通
過中に導電性基準接地面34に形成したスロツト27に容量
結合されるのは明らかである。このようにして各金属化
層22,23間のテーパ付きスロツトの励振によりアンテナ
指向性パターンを生ずる。

第２図、第４図及び第５図に明示するように、図示の実
施例においては、導電性基準接地面34上の細長いスロツ
ト27は平行四辺形の形状を持ち、その長さ部分は、スト
リツプ導体すなわちマイクロストリツプ伝送ライン28を
横切って延びている。平行四辺形の形状を使用すること
により、放射素子に整合する広帯域幅を形成することが
できる。しかし本発明においては、他の形状のスロツト
を使用することもできる。

この配置によりこのノツチアンテナに対する給電手段を
普通のマイクロストリツプ伝送ラインによつて直送式に
することができるのは明らかである。さらに従来の構造
ではマイクロストリツプ給電手段がアンテナ構造に平行
に位置させた平面内に在ることを必要としこれが幾分好
ましくない形状となるのは明らかである。本発明によれ
ばマイクロストリツプ伝送ラインは、テーパ付きノツチ
の平面に直交する平面内に位置し構造が一層対称形であ
り形状が一層好ましい。すなわちこのような構造たとえ
ば回線ボードにプリントされた広帯域テーパ付きノツチ
アンテナに対するr.f.電磁エネルギーの結合は、プリン
ト回線ボードを導電性接地面に直交して取付け、この接
地面のスロツトをこの接地面の他方の側に位置させたマ
イクロストリツプ伝送ラインを介して励振させることに
より容易に行われる。

第５図に示した他の実施例では、マイクロストリツプ伝
送ライン28の下部部分すなわち下部側に支持用の誘電体
材料33を設け、他方の側にスロツト27を持つ導電性基準
接地面34を設けてある。導電性基準接地面34は、接地面
25に導電性が生ずるように結合した２つの金属化層22,2
3を持つ長方形基板21を備えた広帯域ノツチアンテナ20
に一体に接続したアンテナ用支持面である。この実施例
ではノツチアンテナ20を形成する各金属化層は図示のよ
うに一方の側に曲げてある。第２図及び第５図の両実施
例は電磁波を整合させ又自由空間に又この空間から誘導
する変成器として作用するノツチアンテナであるのは明
らかである。

前記した説明から明らかなように本発明により、ノツチ
アンテナ構造及びマイクロストリツプ伝送ラインから成
り不連続性をなくした新規な組合せが得られ、又広帯域
用途及びマイクロストリツプ回線に適合したままで安価
に容易に作られるようにr.f.エネルギーを直接送受する
直送の方法及び構造を提供できる。

動作時にはノツチアンテナ20はマイクロストリツプ伝送
ラインにより給電され、従つてr.f.エネルギーを供給さ
れたときにアンテナ20は広がりノツチを横切つて近傍電
磁界を生じ、これにより遠方電磁界輻射の伝播を生ず
る。このようなノツチアンテナの偏波は、輻射がノツチ
から直線的に放出されＥ−ベクトル成分が平板状基板21
の平面に在りこの平面に対しＨ−ベクトル成分が直交す
る点で、単純なダイポールアンテナの偏波に幾分類似し
ている。

本発明は又その用途としてアレイ構造とくにフエイズド
アレイ構造がある。本発明の以前には、このような構造
に給電することはむずかしかつた。本発明は、横形アレ
イと、最大輻射の方向がアレイ直線又はアレイ平面に直
交する直線状又は平面状のアレイと共に、最大輻射の方
向がアレイ直線に平行な縦形指向直線アレイアンテナ
に、めつきスルーホール又はその他のむずかしく高価な
用具を設けないでマイクロストリツプ配電網によりこの
ようにして給電する給電手段を提供するものである。第
６図は給電用のアレイ構造の底面図である。マイクロス
トリツプ伝送ライン28は、一定の又は可変の能動又は受
動の移相器31に又これ等の移相器からマイクロストリツ
プ給電線路32に電力を配分する電力コンバイナ30の回線
網に接続してある。

以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は開放スロツトライン成端を持つ従来の単一ノツ
チ輻射素子の斜視図である。第２図は本発明アンテナの
１実施例の斜視図、第３図は第２図のアンテナの横断面
図、第４図は第３図のアンテナの平面図、第５図は本発
明の他の実施例の斜視図、第６図はアンテナアレイに給
電する台板側又は下部側から見たアレイ配置の斜視図で
ある。 20……アンテナ、22,23……導電性平板状素子（金属化
層）、24,25……湾曲面（縁部）、34……接地面、27…
…スロツト、28……ストリツプ導体（マイクロストリツ
プ伝送ライン）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ダッド、エイ、ペットアメリカ合衆国カララドウ州80501、ローングマント、トゥエンティセカンド・アヴィニュー 2318番

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１の平面に位置するストリップ導体と、このストリップ導体から隔離されて上方に位置し、かつ
このストリップ導体に平行に位置する接地面と、を備え、この接地面の上面に、前記ストリップ導体の上方に、かつこのストリップ導体
を横切って延びる細長いスロットと、このスロットを横切り、かつ前記第１の平面と前記接地
面とに実質的に直交する実質的に共通の平面に位置す
る、２つの実質的に平坦な導電性素子と、を設け、前記各導電性素子に、前記スロットから上向きにかつ外
向きに延びる縁部を設け、前記導電性素子の一方を、前記スロットの一方の側部上
で前記接地面に接触させ、前記導電性素子の他方を、前記スロットの他方の側部上
で前記接地面に接触させ、使用中に、前記ストリップ導体と、前記スロットとが容
量結合されるようにして成る広帯域アンテナ。
【請求項２】前記導電性素子を、前記スロットに対して
対称に取付けた請求項１記載の広帯域アンテナ。
【請求項３】前記平坦な各導電性素子を、誘電体基板上
に配置した金属化層により構成した請求項１記載の広帯
域アンテナ。
【請求項４】前記スロットを、前記接地面の平行四辺形
の開口とした請求項１記載の広帯域アンテナ。
【請求項５】前記平行四辺形の開口の長さを、最高の動
作周波数において1/2波長にした請求項４記載の広帯域
アンテナ。
【請求項６】前記平坦な導電性素子を、互いに隔離され
た金属化層により構成し、各前記縁部に、弧状部分を設
けた請求項１記載の広帯域アンテナ。
【請求項７】前記２つの隔離された金属化層の縁部を、
その間に最も密な近接部においてギャップを形成するよ
うに、密な近接部で相互に間隔を置いた請求項６記載の
広帯域アンテナ。
【請求項８】前記各導電性素子の縁部が連続関数に従っ
て前記弧状部分から外方に広がるようにした請求項６記
載の広帯域アンテナ。
【請求項９】前記連続関数が、放物関数、直線関数又は
指数関数から成る群から選定されるようにした請求項８
記載の広帯域アンテナ。