JP2019015375A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気粘性流体の流れを円滑にすることにより、振動の減衰性能や応答性を向上する。【解決手段】 ボトムバルブ18は、内筒電極3および中間電極筒13とボトムキャップ5との間に配置されたバルブボディ19を有している。このバルブボディ19には、中間電極筒13の他端側となる下側保持部材15の油路15Aの位置で、流路17内を流通した電気粘性流体2をボトムバルブ室Dに向けて流通させる流体通路23が設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車、鉄道車両等の車両の振動を緩衝するのに好適に用いられるシリンダ装置に関する。
一般に、自動車等の車両には、車体(ばね上)側と各車輪(ばね下)側との間に油圧緩衝器に代表されるシリンダ装置が設けられている。ここで、特許文献1には、電気粘性流体を用いたシリンダ装置(振動ダンパ)において、内筒(内側チューブ)と電極筒(電極チューブ)との間の流路で、電界により流体の性状が変化する電気粘性流体が流動する構成が開示されている。また、電極筒の外側には、外筒(外側チューブ)が設けられ、電極筒と外筒との間はリザーバ室(リング空間)となっている。また、内筒内は、ピストンによってピストンロッド側のロッド側室とボトム側のボトム側室とに画成されている。この上で、リザーバ室の電気粘性流体と流路から流出する電気粘性流体は、それぞれボトムバルブ(逆止弁)を介してボトム側室に流通するようになっている。
国際公開第2014/135183号
ところで、内筒と電極筒との間の流路を通って高粘度状態になった電気粘性流体は、流路からリザーバ室に流出した直後は、高粘度状態を維持している。このため、特許文献1によるものでは、高粘度状態になった電気粘性流体が、リザーバ室をボトム側室に向けて流れる低粘度の電気粘性流体の流れを妨げてしまうという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、電気粘性流体の流れを円滑にすることにより、振動の減衰性能や応答性を向上することができるようにしたシリンダ装置を提供することにある。
本発明は、電界により流体の性状が変化する電気粘性流体が封入された内筒と、該内筒の外側に設けられ軸方向の一端側が開口し他端側がボトムキャップによって閉塞された外筒と、前記内筒内に軸方向に摺動可能に挿嵌され前記内筒内を軸方向の一側に位置するロッド側室と他側に位置するボトム側室とに画成したピストンと、前記内筒の軸方向の一側から挿入され、前記内筒内で前記ピストンに連結されたピストンロッドと、前記内筒と前記外筒との間に設けられ、前記ピストンロッドの伸縮動作により軸方向の一側から他側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路を前記内筒との間に形成する中間電極筒と、該中間電極筒と前記外筒との間に形成され、前記電気粘性流体および作動気体が封入されるリザーバ室と、前記内筒および前記中間電極筒と前記ボトムキャップとの間に配置されたバルブボディを有し、前記ボトム側室と前記リザーバ室との間で前記電気粘性流体を流入、流出させるボトムバルブと、前記ボトムバルブの前記バルブボディと前記ボトムキャップとの間に形成されたボトムバルブ室と、前記ボトムバルブの前記バルブボディに設けられ前記リザーバ室と前記ボトムバルブ室とを連通する連通路と、を備え、前記ボトムバルブの前記バルブボディには、前記中間電極筒の他端側で前記流路内の前記電気粘性流体を前記ボトムバルブ室に向けて流通させる流体通路が設けられている。
本発明のシリンダ装置によれば、電気粘性流体の流れを円滑にすることができ、振動の減衰性能や応答性を向上することができる。
第1の実施形態によるシリンダ装置としての緩衝器を示す縦断面図である。 緩衝器のボトム側を拡大して示す縦断面図である。 緩衝器のボトム側を図2中の矢示III−III方向から見た横断面図である。 第2の実施形態による流体通路を備えたボトムバルブ等を図2と同様位置から見た縦断面図である。
以下、本発明によるシリンダ装置について、4輪自動車等の車両に設けられる緩衝器に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って説明する。
図1ないし図3は、本発明の第1の実施形態を示している。図1において、シリンダ装置としての緩衝器1は、内部に封入する作動油等を含む電気粘性流体2を用いた減衰力調整式の油圧緩衝器(セミアクティブダンパ)として構成されている。緩衝器1は、例えば、コイルばねからなる懸架ばね(図示せず)と共に、車両用のサスペンション装置を構成する。なお、以下の説明では、緩衝器1の軸方向の一端側を「上端」側とし、軸方向の他端側を「下端」側として記載するが、緩衝器1の軸方向の一端側を「下端」側とし、軸方向の他端側を「上端」側としてもよい。
緩衝器1は、内筒電極3、外筒4、ボトムキャップ5、ピストン6、ピストンロッド9、中間電極筒13、流路17、ボトムバルブ18、連通路22および流体通路23を含んで構成されている。
内筒電極3は、最内側の筒体(内筒)を構成するもので、軸方向に延びる円筒状に形成されている。内筒電極3の内部には、機能性流体である電気粘性流体2が封入されている。また、内筒電極3の内部には、軸方向の一端側からピストンロッド9が挿入されている。内筒電極3の外側には、外筒4と中間電極筒13が同軸となるように設けられている。内筒電極3の内部には、ピストンロッド9が軸方向に伸縮可能に挿入されている。
内筒電極3は、下端側がボトムバルブ18のバルブボディ19に嵌合して取付けられており、上端側は、ロッドガイド10に嵌合して取付けられている。内筒電極3の上側には、周方向に間隔をもって複数個の油孔3Aが径方向に貫通して設けられている。また、内筒電極3の外周側を形成する外周面3Bには、後述する隔壁16が螺旋状に巻回して設けられている。
ここで、内筒電極3は、導体(電気伝導体)となる材料から形成され、負(マイナス)の電極として構成されている。内筒電極3は、後述する外筒4、ロッドガイド10、ボトムバルブ18等を介して後述する高電圧ドライバ24の負極(マイナス極)に電気的に接続されている。
外筒4は、緩衝器1の外殻をなすもので、導体(電気伝導体)となる材料によって円筒体として形成されている。外筒4は、内筒電極3および中間電極筒13の外側に設けられており、該中間電極筒13との間に各流路17と連通するリザーバ室Aを形成している。この場合、外筒4の下端側は、当該外筒4の下端に溶接手段等を用いてボトムキャップ5が固着されることにより閉塞端となっている。ボトムキャップ5は、径方向の中心部に向けて下向きに突出して形成されている。
一方、外筒4の上端側は、開口端となっている。外筒4の開口端側には、例えば、かしめ部4Aが径方向の内側に屈曲して形成されている。かしめ部4Aは、シール部材12の外周側を上側から押えることにより、シール部材12と一緒に内筒電極3、ロッドガイド10および中間電極筒13を外筒4内に固定している。
ここで、内筒電極3と外筒4はシリンダを構成し、該シリンダ内には、電気粘性流体2(ERF:Electro Rheological Fluid)が封入されている。なお、図1、図2では、封入されている電気粘性流体2を無色透明で表している。
電気粘性流体2は、電界(電圧)により性状が変化するものである。即ち、電気粘性流体2は、印加される電圧に応じて粘度が変化し、流通抵抗(減衰力)が変化する。電気粘性流体2は、例えば、シリコンオイル等からなる基油(ベースオイル)と、該基油に混ぜ込まれ(分散され)電界の変化に応じて粘性を可変にする粒子(微粒子)とにより構成されている。
後述するように、緩衝器1は、内筒電極3と中間電極筒13との間の流路17内に電位差を発生させ、流路17を通過する電気粘性流体2の粘度を制御することで、発生減衰力を制御(調整)する構成となっている。
外筒4と中間電極筒13との間には、環状のリザーバ室Aが形成されている。リザーバ室A内には、電気粘性流体2と共に作動気体となるガスが封入されている。このガスは、大気圧状態の空気であってもよく、また圧縮された窒素ガス等の気体を用いてもよい。リザーバ室A内のガスは、ピストンロッド9の縮小行程時に、当該ピストンロッド9の進入体積分を補償すべく圧縮される。
ピストン6は、内筒電極3内に摺動可能に設けられている。ピストン6は、内筒電極3内を上側に位置するロッド側室Bと下側に位置するボトム側室Cとに仕切っている。ピストン6には、ロッド側室Bとボトム側室Cとを連通可能とする油路6A,6Bがそれぞれ周方向に離間して複数個(それぞれ1個のみ図示)形成されている。
ここで、実施形態による緩衝器1は、ユニフロー構造になっている。このため、内筒電極3内の電気粘性流体2は、ピストンロッド9の縮小行程と伸長行程との両行程で、ロッド側室Bから内筒電極3の各油孔3Aを通じて流路17に向け、常に一方向(図1中に矢印Fで示す方向)に流通する。
このようなユニフロー構造を実現するため、ピストン6の上端面には、例えば、ピストンロッド9の縮小行程でピストン6が内筒電極3内を下向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する縮小側逆止弁7が設けられている。縮小側逆止弁7は、ボトム側室C内の電気粘性流体2がロッド側室Bに向けて各油路6A内を流通するのを許し、これとは逆向きに電気粘性流体2が流れるのを阻止する。即ち、縮小側逆止弁7は、ボトム側室Cからロッド側室Bへの電気粘性流体2の流通のみを許容する。
ピストン6の下端面には、例えば、伸長側のディスクバルブ8が設けられている。伸長側のディスクバルブ8は、ピストンロッド9の伸長行程でピストン6が内筒電極3内を上向きに摺動変位するときに、ロッド側室B内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路6Bを介してボトム側室C側にリリーフする。
ピストンロッド9は、内筒電極3内を軸方向(図1の上下方向)に延びている。ピストンロッド9は、下端側が内筒電極3内でナット9A等を用いてピストン6に連結(固定)されている。一方、ピストンロッド9の上端側は、ロッド側室Bを通ってロッドガイド10に案内された状態で内筒電極3および外筒4の外部に延出している。
ロッドガイド10は、内筒電極3と外筒4の上端側に嵌合して設けられている。ロッドガイド10は、内筒電極3と外筒4の上端側を閉塞している。ロッドガイド10は、ガイドブッシュ11を介してピストンロッド9を支持するもので、金属材料(導体)からなる段付の筒状体として形成されている。この場合、ロッドガイド10は、後述するバルブボディ19が金属材料(導体)である場合に、絶縁体、誘電体、高抵抗体等からなる材料、例えば硬質な樹脂材料を用いて形成することも可能である。そして、ロッドガイド10は、内筒電極3の上側部分および中間電極筒13の上側部分を、外筒4と同軸に位置決めする。これと共に、ロッドガイド10は、その内周側のガイドブッシュ11でピストンロッド9を軸方向に摺動可能に案内(ガイド)する。
ロッドガイド10と外筒4のかしめ部4Aとの間には、環状のシール部材12が設けられている。シール部材12は、その内周側のシール部位がピストンロッド9の外周面に摺接することにより、外筒4とピストンロッド9との間を液密、気密に封止(シール)している。
中間電極筒13は、内筒電極3の外側に当該内筒電極3を取囲むように設けられている。中間電極筒13は、内筒電極3と外筒4との間の中間位置を軸方向に延びて形成されている。中間電極筒13は、導体となる材料(例えば金属材料)からなり、円筒状の正の電極を構成している。中間電極筒13は、内筒電極3との間にロッド側室Bとリザーバ室Aとに連通する後述の流路17を形成している。中間電極筒13は、後述する高電圧ドライバ24の正極(プラス極)に電気的に接続されている。
中間電極筒13は、上端側が上側保持部材14を介してロッドガイド10に対して上下方向と径方向に位置決め状態で保持されている。一方、中間電極筒13の下端側は、ボトムバルブ側保持部材としての下側保持部材15を介してボトムバルブ18のバルブボディ19に対して上下方向と径方向に位置決め状態で保持されている。この下側保持部材15には、後述の各流路17に対応するように複数本の油路15Aが形成されている。この油路15Aは、流路17内を流通した電気粘性流体2をリザーバ室Aに流出させるもので、流路17の一部を形成している。
内筒電極3の外周面には、複数本の隔壁16が上下方向に螺旋状に延びて設けられている。各隔壁16は、内筒電極3の外周面から径方向の外向きに突出した突条として形成され、突条の先端部位は中間電極筒13の内周面に当接している。これにより、各隔壁16は、内筒電極3と中間電極筒13との間に複数本の流路17を形成している。各隔壁16は、エラストマ等の弾性を有し、かつ電気的絶縁性を有する高分子材料、例えば合成ゴムにより形成されている。各隔壁16は、例えば接着剤等を用いて内筒電極3に対して固着(接着)されている。
各流路17は、各隔壁16によって螺旋状に分割されることにより、内筒電極3と中間電極筒13との間に複数本、例えば4本形成されている。各流路17は、ピストンロッド9の伸縮動作により、軸方向の一端側となる上側から他端側となる下側に向けて電気粘性流体2が流動するものである。各流路17は、電気粘性流体2の流れ方向の上流側となる上側が、内筒電極3の油孔3Aによりロッド側室Bと常時連通している。即ち、図1に矢印Fで示す電気粘性流体2の流れ方向のように、緩衝器1は、ピストン6の縮小行程および伸長行程の両方で、ロッド側室Bから油孔3Aを通じて各流路17内に電気粘性流体2を流入させる。各流路17内に流入した電気粘性流体2は、ピストンロッド9の伸長動作と縮小動作の両方の動作で、各流路17を上端側から下端側に向けて流動する。
ここで、各流路17では、流通する電気粘性流体2に対して流通抵抗が付与される。このために、中間電極筒13は、例えば、高電圧を発生する高電圧ドライバ24を介して電源となるバッテリ(図示せず)に接続されている。高電圧ドライバ24は、電圧供給部(電界供給部)となり、中間電極筒13、各流路17内の電気粘性流体2に電界(電圧)をかける電極(エレクトロード)となる。この場合、中間電極筒13の両端側は、電気絶縁性の各保持部材14,15によって電気的に絶縁されている。一方、内筒電極3は、ロッドガイド10、ボトムバルブ18、ボトムキャップ5、外筒4等を介して高電圧ドライバ24の負極(グランド)に接続されている。
各流路17では、高電圧ドライバ24によって電気粘性流体2に電界(電圧)をかけることにより、電気粘性流体2の粘性を高めて流通抵抗を大きくする。そして、各流路17を流れた電気粘性流体2は、下側保持部材15の油路15Aからリザーバ室Aに流出する。このときに、各流路17を通って高い粘度の状態(高粘度状態)になった電気粘性流体2は、リザーバ室Aに流出しても、流出した直後は高粘度状態を維持している。
次に、緩衝器1の下端側に設けられたボトムバルブ18の構成について説明する。このボトムバルブ18は、内筒電極3の下端側に位置して、内筒電極3とボトムキャップ5との間に設けられている。ボトムバルブ18は、ボトム側室Cとリザーバ室Aとの間で電気粘性流体2を流入、流出させるものである。このために、ボトムバルブ18は、バルブボディ19、伸長側逆止弁20および縮小側のディスクバルブ21を含んで構成されている。
バルブボディ19は、内筒電極3および中間電極筒13とボトムキャップ5との間に配置され、リザーバ室Aとボトム側室Cとの間を仕切っている。図2に示すように、バルブボディ19は、ボトムキャップ5の上面側と内筒電極3の下端側との間に嵌合して固定された短尺で有蓋の段付円筒体として形成されている。即ち、バルブボディ19は、ボトムキャップ5と内筒電極3および下側保持部材15との間に支持された筒部19Aと、該筒部19Aの上側を閉塞した厚肉な蓋部19Bとにより形成されている。バルブボディ19は、金属材料(導体)を用いて形成されている。一方で、バルブボディ19は、前述したロッドガイド10が金属材料(導体)である場合に、絶縁体、誘電体、高抵抗体等からなる材料、例えば硬質な樹脂材料を用いて形成することも可能である。
ここで、バルブボディ19とボトムキャップ5との間には、ボトムバルブ室Dが形成されている。このボトムバルブ室Dは、後述の連通路22を介してリザーバ室Aと常時連通することにより、リザーバ室Aの一部を構成している。
バルブボディ19の筒部19Aは、ボトムバルブ室D側に位置する内周面19A1とリザーバ室A側に位置する外周面19A2とを有している。また、筒部19Aには、径方向に貫通するように連通路22が設けられている。
一方、蓋部19Bには、上面19B1と下面19B2とに亘って上下方向に貫通して油路19C,19Dが設けられている。この油路19C,19Dは、リザーバ室A(ボトムバルブ室D)とボトム側室Cとを連通可能とするもので、それぞれ周方向に間隔をもって複数個、例えば5個形成されている。油路19C,19Dの個数や直径寸法は、リザーバ室Aとボトム側室Cとの間を流れる電気粘性流体2の流量に応じて設計されるもので、5個に限るものではなく、その形状についても丸孔以外、例えば長孔に形成してもよい。
また、筒部19Aの上部、詳しくは、筒部19Aの上部と蓋部19Bの外周部との境界位置には、円環状の段差部19Eが形成されている。段差部19Eは、内筒電極3に内径側から当接する周面部位19E1と、内筒電極3および下側保持部材15に下側から当接する平面部位19E2とにより形成されている。段差部19Eには、内筒電極3の下端および下側保持部材15の下端が嵌合して取付けられている。
伸長側逆止弁20は、例えば、バルブボディ19の蓋部19Bの上面19B1側に設けられている。伸長側逆止弁20は、ピストンロッド9の伸長行程でピストン6が上向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する。伸長側逆止弁20は、ボトムバルブ室D内の電気粘性流体2がボトム側室Cに向けて各油路19C内を流通するのを許し、これとは逆向きに電気粘性流体2が流れるのを阻止する。即ち、伸長側逆止弁20は、リザーバ室A側からボトム側室C側への電気粘性流体2の流通のみを許容する。
縮小側のディスクバルブ21は、例えば、蓋部19Bの下面19B2側に設けられている。縮小側のディスクバルブ21は、ピストンロッド9の縮小行程でピストン6が下向きに摺動変位するときに、ボトム側室C内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路19Dを介してリザーバ室A(ボトムバルブ室D)側にリリーフする。
連通路22は、ボトムバルブ18のバルブボディ19を構成する筒部19Aに設けられている。連通路22は、リザーバ室Aとボトムバルブ室Dとを連通するもので、筒部19Aの内周面19A1と外周面19A2とに亘って筒部19Aを径方向に貫通する溝部として形成されている。また、図3に示すように、連通路22は、周方向に間隔をもって複数個、例えば5個設けられている。各連通路22の個数や大きさ(流路面積)は、リザーバ室Aとボトムバルブ室Dとの間を流れる電気粘性流体2の流量に応じて設計されるもので、5個に限るものではなく、その形状についても、例えば丸孔等の別の形状としてもよい。
次に、ボトムバルブ18のバルブボディ19に設けられた第1の実施形態による流体通路23の形状および機能について述べる。
流体通路23は、ボトムバルブ18を構成するバルブボディ19の外周側に設けられている。流体通路23は、中間電極筒13の下端側で各流路17内の電気粘性流体2をボトムバルブ室Dに向けて流通させるものである。第1の実施形態による流体通路23は、一端23Aが流路17の流出側をなす下側保持部材15の油路15Aに連通し、他端23Bがボトムバルブ室Dに連通している。
詳しく述べると、流体通路23の一端23Aは、下側保持部材15の油路15Aに連通する位置で、バルブボディ19の筒部19Aの外周面19A2と段差部19Eの平面部位19E2との角部位置に開口している。この位置に開口した流体通路23の一端23Aは、下側保持部材15の油路15A(流路17)とリザーバ室Aとの両方に直接的に連通している。従って、流体通路23の一端23Aには、下側保持部材15の油路15Aからリザーバ室Aに流出する前の電気粘性流体2と、油路15Aからリザーバ室Aに流出した後の電気粘性流体2とを流入させることができる。
流体通路23の他端23Bは、ボトムバルブ室Dに直接的に連通している。
ここで、流体通路23は、バルブボディ19の周方向に間隔をもって複数個、例えば、5個設けられている。この場合、図3に示すように、5個の連通路22と5個の流体通路23とは、バルブボディ19の周方向で互いに異なる位置に配置されている。これにより、下側保持部材15の各油路15Aから流出した高粘度状態の電気粘性流体2が、ピストンロッド9の伸長行程時にリザーバ室Aから連通路22を介してボトムバルブ室Dに流れる低粘度状態の電気粘性流体2に干渉するのを防止することができる。さらに、各流体通路23は、伸長側の油路19Cとも異なる位置に配置されている。これにより、流体通路23から流出した高粘度状態の電気粘性流体2が油路19Cに流入するのを防止することができる。
各流体通路23の個数や大きさ(流路面積)は、例えば、各流路17(下側保持部材15の各油路15A)から流出する電気粘性流体2の流量に応じて設計されるもので、5個に限るものではなく、その形状についても丸孔以外の形状としてもよい。
このように構成された各流体通路23は、各流路17を通過した直後で高粘度状態を維持している電気粘性流体2を、リザーバ室Aから連通路22に向けて流れる低粘度状態の電気粘性流体2との干渉を防止しつつ、連通路22を介してボトムバルブ室Dに流通させることができる。
高電圧ドライバ24は、各流路17を流通する電気粘性流体2に電界(電圧)をかけることにより、電気粘性流体2の粘性を高めるものである。高電圧ドライバ24は、高電圧を発生するもので、電源となるバッテリ(図示せず)に接続されている。高電圧ドライバ24は、電圧供給部(電界供給部)となり、中間電極筒13は、各流路17内の電気粘性流体2に電界(電圧)をかける電極(エレクトロード)となる。この場合、中間電極筒13の両端側は、電気絶縁性の各保持部材14,15によって電気的に絶縁されている。一方、内筒電極3は、ロッドガイド10、ボトムバルブ18、ボトムキャップ5、外筒4等を介して高電圧ドライバ24の負極(グランド)に接続されている。
第1の実施形態による緩衝器1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
緩衝器1を自動車等の車両に実装するときは、例えば、ピストンロッド9の上端側を車両の車体側に取付け、外筒4の下端側(ボトムキャップ5側)を車輪側(車軸側)に取付ける。車両の走行時には、路面の凹凸等によって上下方向の振動が発生すると、ピストンロッド9が外筒4から伸長、縮小するように変位する。このときに、コントローラ(図示せず)からの指令により高電圧ドライバ24を用いて各流路17内に電位差を発生させ、各流路17を通過する電気粘性流体2の粘度を制御することにより、緩衝器1の発生減衰力を可変に調整する。
ピストンロッド9の伸長行程時には、内筒電極3内のピストン6の移動によってピストン6の縮小側逆止弁7が閉じる。ピストン6のディスクバルブ8の開弁前には、ロッド側室Bの電気粘性流体2が加圧され、内筒電極3の各油孔3Aを通じて各流路17内に流入する。このときに、ピストン6が移動した分の電気粘性流体2は、リザーバ室A(ボトムバルブ室D)からボトムバルブ18の伸長側逆止弁20を開いてボトム側室Cに流入する。
一方、ピストンロッド9の縮小行程時には、内筒電極3内のピストン6の移動によってピストン6の縮小側逆止弁7が開き、ボトムバルブ18の伸長側逆止弁20が閉じる。ボトムバルブ18(ディスクバルブ21)の開弁前には、ボトム側室Cの電気粘性流体2がロッド側室Bに流入する。これと共に、ピストンロッド9が内筒電極3内に進入した分に相当する電気粘性流体2が、ロッド側室Bから内筒電極3の各油孔3Aを通じて各流路17内に流入する。
従って、伸長行程時と縮小行程時のいずれの場合も、各流路17内に流入した電気粘性流体2は、各流路17の電位差(内筒電極3と中間電極筒13との間の電位差)に応じた粘度で各流路17内を出口側(下側)に向けて通過し、各流路17から下側保持部材15の油路15Aを通じてリザーバ室Aに流出する。このとき、緩衝器1は、各流路17を通過する電気粘性流体2の粘度に応じた減衰力を発生し、車両の上下振動を緩衝(減衰)することができる。
ここで、内筒電極3と中間電極筒13との間の各流路17を通って高粘度状態になった電気粘性流体2は、各流路17からリザーバ室Aに流出した直後は、高粘度状態を維持している。このため、ピストンロッド9の伸長行程時に、高粘度状態になった電気粘性流体2が、リザーバ室Aをボトムバルブ室Dに向けて流れる低粘度の電気粘性流体2の流れを妨げる虞がある。
然るに、第1の実施形態では、ボトムバルブ18のバルブボディ19には、中間電極筒13の他端側となる下側保持部材15の油路15Aで、流路17内の電気粘性流体2をボトムバルブ室Dに向けて流通させる流体通路23が設けられている。
従って、流体通路23は、流路17を通過した直後で高粘度状態を維持している電気粘性流体2を、リザーバ室Aから連通路22に向けて流れる低粘度状態の電気粘性流体2の流れと別の流れでボトムバルブ室Dに流通させることができる。この結果、ピストンロッド9の伸長行程において、リザーバ室Aからボトム側室Cに向かう電気粘性流体2の流れを円滑にして十分な流量を確保できるから、振動の減衰性能や応答性を向上することができる。
また、複数の連通路22と複数の流体通路23とは、バルブボディ19の周方向で互いに異なる位置に配置されている。これにより、下側保持部材15の各油路15Aから流出した高粘度状態の電気粘性流体2が、リザーバ室Aから連通路22を介してボトムバルブ室Dに流れる低粘度状態の電気粘性流体2に干渉するのを防止することができ、リザーバ室Aからボトム側室Cに向けて電気粘性流体2を円滑に流通させることができる。
中間電極筒13の下端側であって、ボトムバルブ18との間には、ボトムバルブ側保持部材としての下側保持部材15を設けている。この下側保持部材15には、流路17に対応する油路15Aが形成され、油路15Aは流路17内を流通した電気粘性流体2をリザーバ室Aに流出させることができる。
次に、図4は本発明の第2の実施形態を示している。第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図4において、第2の実施形態によるボトムバルブ側保持部材としての下側保持部材115は、中間電極筒13の下端側であって、ボトムバルブ18との間に設けられている。下側保持部材115には、流路17に対応する油路115Aが形成されている。この油路115Aは、内筒電極3に沿って上,下方向に延びて貫通している。これにより、下側保持部材115は、流路17内を流通した電気粘性流体2を後述の流体通路31に直接流出することができる。
第2の実施形態による流体通路31は、第1の実施形態による流体通路23とほぼ同様に、ボトムバルブ18のバルブボディ19の外周側に複数個設けられ、ピストンロッド9の伸長行程時に、各流路17内の電気粘性流体2を下側保持部材115の流路115Aを介してボトムバルブ室Dに向けて流通させるものである。
しかし、第2の実施形態による流体通路31は、その一端31Aが段差部19Eの平面部位19E2だけに開口することで、下側保持部材115の油路115Aに直接連通している点で、第1の実施形態による流体通路23と相違している。一方、流体通路31の他端31Bは、バルブボディ19の筒部19Aの内周面19A1に開口している。これにより、高粘度状態を維持する電気粘性流体2は、下側保持部材115の各油路115Aからボトムバルブ室Dに直接的に流通させることができる。このように構成された各流体通路31は、各流路17を通過した直後で高粘度状態を維持している電気粘性流体2を、リザーバ室Aから連通路22に向けて流れる低粘度状態の電気粘性流体2との干渉を防止しつつ、ボトムバルブ室Dに流通させることができる。
かくして、このように構成された第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態による作用効果とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、各実施形態では、緩衝器1を上下方向に配置する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばエアレーションを起こさない範囲で傾けて配置する等、取付対象に応じて所望の方向に配置することができる。
また、各実施形態では、電気粘性流体2は、軸方向の上端側(一端側)から下端側(他端側)に向けて流動する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、緩衝器1の配設方向に応じて、例えば下端側から上端側に向けて流動する構成、左端側(または右端側)から右端側(または左端側)に向けて流動する構成、前端側(または後端側)から後端側(または前端側)に向けて流動する構成等、軸方向の他端側から一端側に向けて流動する構成とすることができる。
さらに、各実施形態では、シリンダ装置としての緩衝器1を4輪自動車に用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば2輪車に用いる緩衝器、鉄道車両に用いる緩衝器、一般産業機器を含む各種の機械機器に用いる緩衝器、建築物に用いる緩衝器等、緩衝すべき対象を緩衝する各種の緩衝器(シリンダ装置)として広く用いることができる。さらに、実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。即ち、シリンダ装置(緩衝器)は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能である。
以上説明した実施形態に基づくシリンダ装置として、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様としては、電界により流体の性状が変化する電気粘性流体が封入された内筒と、該内筒の外側に設けられ軸方向の一端側が開口し他端側がボトムキャップによって閉塞された外筒と、前記内筒内に軸方向に摺動可能に挿嵌され前記内筒内を軸方向の一側に位置するロッド側室と他側に位置するボトム側室とに画成したピストンと、前記内筒の軸方向の一側から挿入され、前記内筒内で前記ピストンに連結されたピストンロッドと、前記内筒と前記外筒との間に設けられ、前記ピストンロッドの伸縮動作により軸方向の一側から他側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路を前記内筒との間に形成する中間電極筒と、該中間電極筒と前記外筒との間に形成され、前記電気粘性流体および作動気体が封入されるリザーバ室と、前記内筒および前記中間電極筒と前記ボトムキャップとの間に配置されたバルブボディを有し、前記ボトム側室と前記リザーバ室との間で前記電気粘性流体を流入、流出させるボトムバルブと、前記ボトムバルブの前記バルブボディと前記ボトムキャップとの間に形成されたボトムバルブ室と、前記ボトムバルブの前記バルブボディに設けられ前記リザーバ室と前記ボトムバルブ室とを連通する連通路と、を備え、前記ボトムバルブの前記バルブボディには、前記中間電極筒の他端側で前記流路内の前記電気粘性流体を前記ボトムバルブ室に向けて流通させる流体通路が設けられていることを特徴としている。
第2の態様としては、第1の態様において、前記連通路と前記流体通路とは、前記バルブボディの周方向で互いに異なる位置に配置されていることを特徴としている。
第3の態様としては、第1または第2の態様において、前記中間電極筒の一端側であって、前記ボトムバルブとの間にはボトムバルブ側保持部材を設け、該ボトムバルブ側保持部材には前記流路に対応する油路が形成され、該油路は前記流路内を流通した電気粘性流体を前記リザーバ室に流出させることを特徴としている。
第4の態様としては、第1または第2の態様において、前記中間電極筒の一端側であって、前記ボトムバルブとの間にはボトムバルブ側保持部材を設け、該ボトムバルブ側保持部材には前記流路に対応する油路が形成され、該油路は前記流路内を流通した電気粘性流体を前記流体通路に直接流出させることを特徴としている。
1 緩衝器(シリンダ装置)
2 電気粘性流体
3 内筒電極(内筒)
4 外筒
5 ボトムキャップ
6 ピストン
9 ピストンロッド
13 中間電極筒
15,115 下側保持部材(ボトムバルブ側保持部材)
15A,115A 油路(流路)
17 流路
18 ボトムバルブ
19 バルブボディ
22 連通路
23,31 流体通路
A リザーバ室
B ロッド側室
C ボトム側室
D ボトムバルブ室

Claims (4)

  1. 電界により流体の性状が変化する電気粘性流体が封入された内筒と、
    該内筒の外側に設けられ軸方向の一端側が開口し他端側がボトムキャップによって閉塞された外筒と、
    前記内筒内に軸方向に摺動可能に挿嵌され前記内筒内を軸方向の一側に位置するロッド側室と他側に位置するボトム側室とに画成したピストンと、
    前記内筒の軸方向の一側から挿入され、前記内筒内で前記ピストンに連結されたピストンロッドと、
    前記内筒と前記外筒との間に設けられ、前記ピストンロッドの伸縮動作により軸方向の一側から他側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路を前記内筒との間に形成する中間電極筒と、
    該中間電極筒と前記外筒との間に形成され、前記電気粘性流体および作動気体が封入されるリザーバ室と、
    前記内筒および前記中間電極筒と前記ボトムキャップとの間に配置されたバルブボディを有し、前記ボトム側室と前記リザーバ室との間で前記電気粘性流体を流入、流出させるボトムバルブと、
    前記ボトムバルブの前記バルブボディと前記ボトムキャップとの間に形成されたボトムバルブ室と、
    前記ボトムバルブの前記バルブボディに設けられ前記リザーバ室と前記ボトムバルブ室とを連通する連通路と、
    を備え、
    前記ボトムバルブの前記バルブボディには、前記中間電極筒の他端側で前記流路内の前記電気粘性流体を前記ボトムバルブ室に向けて流通させる流体通路が設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記連通路と前記流体通路とは、前記バルブボディの周方向で互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記中間電極筒の他端側であって、前記ボトムバルブとの間にはボトムバルブ側保持部材を設け、該ボトムバルブ側保持部材には前記流路に対応する油路が形成され、該油路は前記流路内を流通した電気粘性流体を前記リザーバ室に流出させることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ装置。
  4. 前記中間電極筒の他端側であって、前記ボトムバルブとの間にはボトムバルブ側保持部材を設け、該ボトムバルブ側保持部材には前記流路に対応する油路が形成され、該油路は前記流路内を流通した電気粘性流体を前記流体通路に直接流出させることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ装置。
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