JP2019011928A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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平尾 豊隆
Toyotaka Hirao
豊隆 平尾
清水 健
Takeshi Shimizu
健 清水
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Abstract

【課題】意匠性を向上しつつ、衛生面の向上が可能である天井埋込型空気調和機を提供する。【解決手段】シロッコファン20及び熱交換器17を収容し、天井C内に埋め込まれて設置可能な筐体11と、筐体11の下方を覆い室内に露出されるパネル12と、を備え、パネル12は、中央部32と、中央部32の周縁に沿って延設されて互いに隔離された吸込口及び吹出口14と、を有している。また、筐体11内には吸込口と連通した吸込側空間16が設けられ、吸込側空間16内に複数のシロッコファン20及びシロッコファン20の吸込側開口部22が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、天井埋込型空気調和機に関する。
従来から、天井埋込型の空気調和機が知られている(例えば特許文献1)。天井埋込型空気調和機の室内機では、ファン及び熱交換器を収容して下向きに開口した筐体が室内天井に配置されている。筐体の下側には、中央部分に大きな開口部を有して筐体に固定された下面パネルと、下面パネルの開口部を覆う吸込グリル及びエアフィルタと、が設けられている。また下面パネルには四方の辺に沿って吹出口が設けられている。
稼働時には、下面パネルの中央部分の吸込グリル及びエアフィルタを透過して室内の空気を吸込み、筐体内の熱交換器で熱交換が行われ、各吹出口を通じて室内に熱交換後の空気が送り出されるようになっている。
特開2007−285629号公報
しかしながら、上述のように従来の天井埋込型空気調和機では、構造上、中央部分の広い範囲に吹込グリルが配置されて周囲に吹出口が配置されたものになる。このため、室内から吹込グリルの部分が視認可能であり、すっきりとした外観にすることは難しい。
また中央部分の吹込グリルやエアフィルタは、使用期間中に室内の空気を常時吸込んでいる。このため、吹込グリルやエアフィルタの外表面に塵埃が付着堆積したり汚れが付着したりし易く、外観の美観低下のみならず、衛生面の問題もあった。
そこで本発明は、意匠性を向上しつつ、衛生面で優れた天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様の天井埋込型空気調和機は、ファン及び熱交換器を収容し、天井内に埋め込まれて設置可能な筐体と、前記筐体の下方を覆い室内に露出されるパネルと、を備え、前記パネルは、中央部と、前記中央部の周縁に沿って延設されて互いに隔離された吸込口及び吹出口と、を有している。
本態様によれば、パネルの中央部の周縁に吸込口及び吹出口が設けられているので、パネルの中央部に吸込口及び吹出口を設ける必要がない。従って、使用者が視認できる範囲に大きな吸込口が配置されることがなくなり、すっきりとした印象を使用者に与えることができる。さらに、パネルの中央部分に纏まった広い面積の吸込口やフィルタを配置しないことで、吸込口やフィルタに付着した塵埃が下方に落下してしまうことを抑制できる。
さらに吸込口及び吹出口を互いに隔離して設けることで、吹出口から吹き出された空気がそのまま吸込口に吸い込まれるといったショートサーキットが発生してしまう可能性を低減できる。
本発明の第二の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記筐体内に前記吸込口と連通した吸込側空間が設けられ、前記吸込側空間内に複数の前記ファン及び該ファンの吸込側開口部が設けられていてもよい。
この構成によれば、吸込口から連通した吸込側空間に複数のファンを設けるので、全体の吸込流量及び吹出流量を確保できる。また各ファンの吸込側開口部が筐体内の吸込側空間内に開口するので、各ファンの吸込側開口部を広く確保し易く、気流の流動抵抗が増加することを防止でき、空気の吸込音やファンの羽根車を駆動するモーターで発生する音等の騒音の増加や熱交換性能の低下などを抑制できる。
本発明の第三の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記ファンとして前記吸込空間内に配置され、前記吹出口に接続されたダクトを一つずつ有する複数のシロッコファンと、前記吸込側空間を区画するとともに、前記筐体に設けられたフィルタと、をさらに備え、前記シロッコファンの回転軸が水平方向に延びるとともに、前記ダクトが下方に向かって延びて前記吹出口に接続されていてもよい。
この構成によれば、フィルタにより区画されて設けられた吸込側空間に、シロッコファンが立設状態で収容されていることになる。よって、占有スペースを抑えつつ複数のシロッコファンを配置できる。そのため複数のシロッコファンを用いていても筐体内を簡素にコンパクトに構成することができる。さらに、例えば各吹出口の数量と同数のシロッコファンを設けることができる。
本発明の第四の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記熱交換器は、複数の前記シロッコファンの外面に沿って配置されていてもよい。
この構成によれば、熱交換器がシロッコファンの外面に沿って配置されているので、例えば、熱交換器を筐体の内面から離れた位置に配置することができ、熱交換器と筐体の内面との間の空間を確保でき、空気を吸込む際の圧力損失を低減できる。また、熱交換器をシロッコファンの外面に沿うように折り曲げて配置することで、熱交換面積をより広く確保することができ、熱交換性能を向上することができる。
本発明の第五の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記フィルタは前記熱交換器を囲うような一枚布状をなしていてもよい。
この構成によれば、例えばフィルタをロール状にして巻き取る事で、ゴミがなく圧力損失の少ないフィルタとする事ができ、メンテナンスなしに羽根車の動力の少ない空気調和機を提供する事ができる。
本発明の第六の態様の天井埋込型空気調和機は、一枚布状の前記フィルタを回転させるフィルタ回転装置と、前記フィルタを自動で掃除可能なフィルタ掃除装置と、前記フィルタ掃除装置によって除去されたゴミを収集する収集箱とをさらに備えていてもよい。
この構成によれば、フィルタ掃除装置によって定期的に自動掃除させるので、ゴミの少ないフィルタで空気調和機を運転する事ができ、メンテナンスなしに羽根車の動力の少ない空気調和機を提供する事ができる。
本発明の第七の態様の天井埋込型空気調和機は、前記収集箱を降下させる降下装置をさらに備えていてもよい。
ゴミを取り除くのに脚立などを用意することなしに、スイッチ一つでゴミの入った収集箱を床面付近まで降ろす事ができる。
本発明の第八の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記吹出口に近接して、上下方向に風向を調整する上下方向ルーバ、及び、左右方向に風向を調整する左右方向ルーバが設けられていてもよい。
この構成によれば、パネルの中央部の周縁に沿って吸込口及び吹出口が設けられることで吹出口の開口方向が制限されても、吹出方向を広い範囲で調整することができる。
本発明の第九の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記吸込口の開口面積は前記吹出口の開口面積よりも大きくなっていてもよい。
この構成によれば、空気の吸込み時の流速に比べて空気の吹出し時の流速を大きくできるため、吹出口から吹き出された空気がそのまま吸込口に吸い込まれてしまうといったショートサーキットの発生を抑制できる。
本発明の第十の態様の天井埋込型空気調和機によれば、前記中央部には室内照明が配設されていてもよい。
この構成によれば、パネルの中央部が室内天井に大きく設けられていても、中央部のスペースを有効に活用できるとともに、室内照明を設けることで室内天井の意匠性を向上できる。
上記の天井埋込型空気調和機によれば、意匠性を向上しつつ、衛生面の向上が可能である。
本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和機を天井に設置した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和機の中央パネルを開いた状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和機の中央パネルを外した状態の底面図である。 本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和機を示す縦断面図であって、図3のA−A断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る天井埋込型空気調和機の中央パネルを外した状態の底面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る天井埋込型空気調和機のフィルタの動作を模式的に示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る天井埋込型空気調和機のフィルタ、フィル回転装置、フィルタ装置、ゴミ収集箱、及びゴミ収集箱降下装置を示す斜視図であって、図5のX部を示すものである。
以下、図1から図4を参照し、本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和機10について説明する。以下、天井埋込型空気調和機10とは室内機について説明を行い、室外機については説明を省略する。
本実施形態の天井埋込型空気調和機10は、図1及び図2に示すように、天井C内に埋設される筐体11と、天井Cの室内側に配置されて露出されるパネル12と、を備えている。
筐体11は略四角柱形状を有し、四方及び上部が外壁により囲まれて、下方に大きな開口が設けられている。パネル12は略四角形状を有し、筐体11の下方の開口を閉塞している。パネル12には、四辺に沿って複数の吸込口13が設けられるとともに、四隅に複数の吹出口14が設けられている。
図3及び図4に示すように、筐体11の内部には吸込側空間16が設けられている。また、筐体11の四方の外壁にはフィルタ15が設けられている。より具体的には、本実施形態のフィルタ15は上下に延びた平坦な板状に形成されている。複数のフィルタ15がパネル12の上方で、吸込口13より内側の位置に、筐体11の外壁に沿うように配置されている。筐体11の外壁と複数のフィルタ15とによって筐体11の内部の吸込側空間16が囲まれている。
ここで、天井埋込型空気調和機10はさらに吸込側空間16に収容された熱交換器17と、羽根車23を一つずつ有する複数のシロッコファン20とを備えている。
各々のシロッコファン20は、上記羽根車23を一つずつ有しているとともに、羽根車23を収容して側面に吸込側開口部22を有するスクロールケーシング21と、スクロールケーシング21に接続されて羽根車23から下方に延びるディフューザ(ダクト)24とを一つずつ有している。本実施形態ではシロッコファン20は例えば四つ設けられている。
本実施形態では、各シロッコファン20が立てられた状態で配置されて筐体11に固定されている。これにより吸込側開口部22が側方に向いて開口するとともに、羽根車23の回転軸が横方向(水平方向)に延びるように配置されている。
各々のスクロールケーシング21は、吸込側空間16の中心側に配置されている。またスクロールケーシング21は互いに隣り合って配置されて、互いに結合されている。スクロールケーシング21同士は互いに離れて配置されていてもよい。
各ディフューザ24は、スクロールケーシング21が配置された吸込側空間16の中心側から外方に向かって下方に向かって延びることで放射状に配置されている。各々のディフューザ24の先端側は、それぞれパネル12の四隅の吹出口14に接続されている。
吹出口14に接続される各々のディフューザ24の先端側には、吐出される空気の気流の上下方向の向きを調整する上下方向ルーバ25と、吐出される空気の気流の左右方向(水平方向)の向きを調整する左右方向ルーバ26と、が設けられている。
本実施形態では上下方向ルーバ25及び左右方向ルーバ26がそれぞれ図示しない駆動装置(ステッピングモーターやアクチュエータ)により駆動可能となっている。本実施形態では上下方向ルーバ25よりも左右方向ルーバ26の方が羽根車23に近い側に設けられているが、設置位置は限定されないため、上下方向ルーバ25の方が羽根車23に近い側に設けられていてもよい。また、上下方向ルーバ25、及び左右方向ルーバ26のうちのいずれか一方を設けてもよい。
熱交換器17は、図示しない室外熱交換器との間で冷媒を循環する冷媒配管18を有して構成されており、熱交換器17の鉛直下方にはドレンパン19が設置されている。
熱交換器17は、吸込側空間16内で複数のシロッコファン20の羽根車23を連続して取り囲んで配置され、さらに隣り合うシロッコファン20の間の空間内にも、湾曲(又は屈曲)してシロッコファン20の外面に沿って挿入されている。
そのため底面視では図3に示すように、熱交換器17の冷媒配管18及びドレンパン19は各シロッコファンのディフューザ24の位置で外側に向けて膨むとともに、ディフューザ24間で中心側へ向けて凹んだ略星形形状をなしている。
パネル12は、筐体11の周囲に固定されて枠状に配置されたパネル本体31と、筐体11の中央側に配置された中央部32とを有している。
パネル本体31は、筐体11に対応して底面視で略四角形形状を有し、中央側が大きく開口している。
中央部32は底面視でパネル本体31より小さい略四角形状の板状に形成されている。中央部32の外周縁部32aと、パネル本体31の内側縁部31aとは略同一の位置に配置されている。
中央部32の裏面側、即ち上側には、天井埋込型空気調和機10の制御部を含む電装品33が配設されている。そして本実施形態では、中央部32の表面側、即ち下側には、LEDや有機EL(エレクトロルミネッセンス)を用いた室内照明34が配設されている。
本実施形態では、パネル本体31と中央部32との間の間隙が上記の吹出口14及び上記の吸込口13となっている。吹出口14及び吸込口13は中央部32の外周縁部32aに沿って配置されている。吹出口14は、上述の通りシロッコファン20のディフューザ24に接続されている。ディフューザ24の壁面によって、吹出口14と吸込口13とは互いに隔離されている。吸込口13は、隣り合うディフューザ24同士の間に配置されて中央部32の四辺に沿う間隙であり、ディフューザ24間の略全長に形成されている。吸込口13は室内空間から筐体11内の吸込側空間16までを連通している。各々の吸込口13は、各々の吹出口14よりも開口面積が大きくなっている。
以上のような本実施形態の天井埋込型空気調和機10によれば、パネル12の中央部32の外周縁部32aに吸込口13及び吹出口14が設けられているので、パネル12の中央部32に吸込口13及び吹出口14を設ける必要がない。従って、使用者が視認できる範囲に大きな吸込口が配置されることがなくなり、すっきりとした印象を使用者に与えることができる。さらに、パネル12の中央部32の中央部分に纏まった広い面積の吸込口やフィルタを配置しないことで、吸込口やフィルタに付着した塵埃が下方に落下してしまうことを抑制できる。
また吸込口13及び吹出口14が中央部32の外周縁部32aに沿って延設されているので、中央部32を大きく設けて周長を長く確保することで、吸込口13及び吹出口14に十分な開口面積を確保でき、流動抵抗を抑えて騒音を防止したり、熱交換性能等を確保したりできる。
さらに吸込口13及び吹出口14を互いに隔離して設けることで、吹出口14から吹き出された空気がそのまま吸込口13に吸い込まれるといったショートサーキットを抑制できる。
さらに、本実施形態の天井埋込型空気調和機10によれば、吸込口13に連通した筐体11内の吸込側空間16に複数のシロッコファン20を設けているので、全体の吸込流量及び吹出流量を確保できる。またシロッコファン20のレイアウトを様々に変更することも可能である。また各シロッコファン20の吸込側開口部22が筐体11内の吸込側空間16内に開口するので、各シロッコファン20の吸込側開口部22を広く確保し易く、気流の流動抵抗が増加することを防止でき、空気の吸込音やファンを駆動するモーター(不図示)で発生する音等の騒音の増加や熱交換性能の低下などを抑制できる。
またフィルタ15により区画されて設けられた吸込側空間16に、シロッコファン20が立設状態で収容されているので、占有スペースを抑えつつ複数のシロッコファン20を設けることができる。また、フィルタ15を簡素な形状でコンパクトに纏めて筐体11に配設でき、フィルタ15の交換も容易である。
特にシロッコファン20の吸込側開口部22が側方に向けて開口するように配置されているので、吸込側開口部22が大きく開口していても、水平方向の占有面積を小さく抑えることができる。
そのため複数のシロッコファン20を用いていても、筐体11内を簡素に、かつ、コンパクトに構成することが可能である。
さらに、本実施形態では熱交換器17が複数のシロッコファン20を取り囲むとともにこれらの複数のシロッコファン20の間の空間に間挿されている。そのため吸込側空間16内において熱交換器17の熱交換面積をより広く確保することができ、熱交換性能を向上することができる。また、熱交換器17がシロッコファン20の外面に隣接して配置されていることになるため、熱交換器17を筐体11の内面から離れた位置に配置することができ、熱交換器17と筐体11の内面との間の空間を確保でき、空気を吸込む際の圧力損失を低減できる。
また、本実施形態では吹出口14に上下方向ルーバ25及び左右方向ルーバ26が設けられている。そのためパネル12の中央部32の外周縁部32aに沿って吸込口13及び吹出口14が設けられることで吹出口14の開口方向が制限されても、空気の吹き出し方向を広く調整することができる。
また、吸込口13が吹出口14よりも開口面積が大きくなっている。そのため吸込口13における空気の吸込流速に比べ、吹出口14における吹出流速を大きくでき、ショートサーキットの抑制効果を高めることができる。
また、パネル12の中央部32には室内照明34が配設されているので、空気調和機と照明とを一体化できる。よって天井埋込型空気調和機10が室内の天井Cに大きく設けてられていても、天井埋込型空気調和機10が設置されたスペースを有効に活用でき、天井Cの意匠性を向上できる。特に室内照明34にLEDや有機ELを用いているため、発熱量が少なく抑えられ、吸込側空間16内での熱交換性能を悪化させることもない。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、吹出口14をパネル12の四辺に沿って設け、パネル12の四隅に吸込口13を設けてもよく、吸込口13と吹出口14との配置位置は上述の場合に限定されない。
また例えば、上記では室内の空気を吸込み吹出すファンとして、一方の側面に吸込側開口部22を有するシロッコファン(片吸込み型のシロッコファン)20を複数用いた例について説明したが、特に限定されるものではなく、両側の側面に吸込側開口部22を有するシロッコファン(両吸込み型のシロッコファン)を用いることも可能である。また、シロッコファン20は筐体11内に一つのみ設けられていてもよい。この場合、一つのディフューザ24から複数の吹出口14に分岐させるようにしてもよい。
上記では天井埋込型空気調和機10に筐体11の全体を天井Cに埋設した状態で配置したが、筐体11の一部が室内に露出していてもよい。
上記では吸込側空間16の周囲に平坦な板状に形成されたフィルタ15を複数配置したが、吸込側空間16の周囲を筒状に連続して360度囲むようにフィルタ15を設けてもよい。
上記では熱交換器17を全てのシロッコファン20を纏めて取り囲むように設けたが、シロッコファン20毎に設けることも可能であり、例えば各シロッコファン20の吸込側開口部22付近に熱交換器17を配置してもよい。
上記ではパネル12がパネル本体31と中央部32とを上下に配置して、その間隙に吸込口13及び吹出口14を設けたが、何ら限定されるものではない。例えばパネル12が1枚の板状に形成され、中央部となる領域と、中央部の周囲に吸込口及び吹出口を開口させて構成することも可能である。
また、パネル12には室内照明34を設けなくともよい。この場合、パネル12はフラットパネルとなり、すっきりとした印象を使用者に与えることができる。
さらに、天井埋込型空気調和機10の運転時に、中央部32をパネル本体31に対して下降させることで、吸込口13及び吹出口14の開口面積を拡大させてもよい。
〔変形例〕
さらに、図5から図7に示すように、上記の天井埋込型空気調和機10では、フィルタ15は熱交換器17を外周側から取り囲むように、例えば一枚布状をなしていてもよい。そしてこの場合、天井埋込型空気調和機10は、布状のフィルタ15を回転させるフィルタ回転装置35と、フィルタ15を自動で掃除可能なフィルタ掃除装置36と、フィルタ掃除装置36によって除去されたゴミを収集するゴミ収集箱37と、ゴミ収集箱37を降下させるゴミ収集箱降下装置38とをさらに備えていてもよい。
フィルタ回転装置35は、例えばフィルタ15の外周面に固定されたラック35aと、ラック35aに噛み合うとともにフィルタ15を周方向に移動可能に回転するピニオン35bとを有している。例えばラック35aはフィルタ15の外周面の上部に設けられている。
フィルタ掃除装置36は、例えば上下に延びるように配置されてフィルタ15の外周面に接触可能なブラシ36aと、ブラシ36aと併設されてフィルタ15の外周面に接触してフィルタ15のゴミを擦り落とすように上下に動作するスクレーパ36bとを有している。スクレーパ36bは、筐体11の内面やブラシ36aに固定して設けることができる。
ゴミ収集箱37はフィルタ15の下部で、かつ、ブラシ36a及びスクレーパ36bの下部に設けられている。そして、ブラシ36a及びスクレーパ36bによってフィルタ15から除去されたゴミを受ける。
ゴミ収集箱降下装置38は、ゴミ収集箱37を降下させるとともに、再び上昇させる。即ち、ゴミ収集箱降下装置38は、モータ38aと、モータ38aによって回転されるリール38bと、リール38bの回転に伴ってリール38bによって巻取可能であるとともに巻出し可能なワイヤ38cと、を有している。ワイヤ38cは、ゴミ収集箱37に接続されている。
このような天井埋込型空気調和機10では、フィルタ回転装置35によって例えば図6(a)に示すように周方向にフィルタ15を回転させたり、図6(b)に示すようにフィルタ15をロール状にして巻き取ったりする事ができる。そしてフィルタ15を動作させつつ、ブラシ36a及びスクレーパ36bによってフィルタ15を定期的に自動掃除させることができる。従って、ゴミの少ないフィルタ15で空気調和機10を運転する事ができ、メンテナンスなしに、圧力損失の少ない状態にフィルタ15と保つ事ができ、羽根車23の動力を低減することができる。
またゴミ収集箱降下装置38によって、ゴミを取り除く際に脚立などを用意することなしに、スイッチ一つでゴミの入ったゴミ収集箱37を床面付近まで降ろす事ができ、その後、所定の位置に上昇させることができる。
C 天井
10 天井埋込型空気調和機
11 筐体
12 パネル
13 吸込口
14 吹出口
15 フィルタ
16 吸込側空間
17 熱交換器
18 冷媒配管
19 ドレンパン
20 シロッコファン
21 スクロールケーシング
22 吸込側開口部
23 羽根車
24 ディフューザ(ダクト)
25 上下方向ルーバ
26 左右方向ルーバ
31 パネル本体
31a 内側縁部
32 中央部
32a 外周縁部
33 電装品
34 室内照明
35 フィルタ回転装置
35a ラック
35b ピニオン
36 フィルタ掃除装置
36a ブラシ
36b スクレーパ
37 ゴミ収集箱
38 ゴミ収集箱降下装置
38a モータ
38b リール
38c ワイヤ

Claims (10)

  1. ファン及び熱交換器を収容し、天井内に埋め込まれて設置可能な筐体と、
    前記筐体の下方を覆い室内に露出されるパネルと、
    を備え、
    前記パネルは、
    中央部と、
    前記中央部の周縁に沿って延設されて互いに隔離された吸込口及び吹出口と、を有する天井埋込型空気調和機。
  2. 前記筐体内に前記吸込口と連通した吸込側空間が設けられ、前記吸込側空間内に複数の前記ファン及び該ファンの吸込側開口部が設けられている請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
  3. 前記ファンとして前記吸込空間内に配置され、前記吹出口に接続されたダクトを一つずつ有する複数のシロッコファンと、
    前記吸込側空間を区画するとともに、前記筐体に設けられたフィルタと、
    をさらに備え、
    前記シロッコファンの回転軸が水平方向に延びるとともに、前記ダクトが下方に向かって延びて前記吹出口に接続されている請求項2に記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 前記熱交換器は、複数の前記シロッコファンの外面に沿って配置されている請求項3に記載の天井埋込型空気調和機。
  5. 前記フィルタは前記熱交換器を囲うような一枚布状をなしている請求項3又は4に記載の天井埋込型空気調和機。
  6. 一枚布状の前記フィルタを回転させるフィルタ回転装置と、
    前記フィルタを自動で掃除可能なフィルタ掃除装置と、
    前記フィルタ掃除装置によって除去されたゴミを収集する収集箱と、
    をさらに備えている請求項5に記載の天井埋込型空気調和機。
  7. 前記収集箱を降下させる降下装置をさらに備えている請求項6に記載の天井埋込型空気調和機。
  8. 前記吹出口に近接して、上下方向に風向を調整する上下方向ルーバ、及び、左右方向に風向を調整する左右方向ルーバが設けられている請求項1から7の何れか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
  9. 前記吸込口の開口面積は前記吹出口の開口面積よりも大きい請求項1から8の何れか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
  10. 前記中央部には室内照明が配設されている請求項1から9の何れか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
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