JP2019007854A - 振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力のドリフトを低減することのできる振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体を提供する。【解決手段】本発明の振動デバイスは、可動イオンを含む基体と、前記基体に対して変位可能である可動部を有する素子部と、前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、前記可動部の電位をE1とし、前記導体層の電位をE2としたとき、|E1−E2|<|E1|の関係を満足する。また、前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、前記導体層は、前記可動部の少なくとも一部と重なって配置されている。【選択図】図2
Description
本発明は、振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、特許文献1に記載の加速度センサーは、ガラス基板と、ガラス基板の上面に接合されたシリコン基板と、を有している。また、シリコン基板は、ガラス基板と接合された封止部と、ガラス基板と間隔を隔てて対向配置された可動電極と、可動電極がガラス基板に対して変位可能なように可動電極と封止部とを接続する梁と、を有している。
また、ガラス基板の上面であって、可動電極と対向する部分には固定電極が設けられており、可動電極と固定電極との間に静電容量が形成されている。加速度が加わって可動電極がガラス基板に対して変位すると、可動電極と固定電極とのギャップが変位し、これに応じて可動電極と固定電極との間の静電容量が変化する。そのため、特許文献1に記載の加速度センサーは、この静電容量の変化に基づいて受けた加速度を検出することができる。
ここで、特許文献1では、ガラス基板としてパイレックスガラス(登録商標)を用いることが記載されている。そのため、ガラス基板には、ナトリウムイオン(Na+)等の可動イオンが含まれている。そのため、例えば、固定電極に印加する電圧によってガラス基板中の可動イオンが移動し、ガラス基板の上面が帯電するおそれがある。ガラス基板の上面が帯電すると、ガラス基板と梁との間に静電引力が生じ、この静電引力によって梁と共に可動電極がガラス基板側に引き付けられてしまう。そのため、加速度が加わっていないにも関わらず可動電極がガラス基板に対して変位し、その結果、出力のドリフトが生じてしまう。
本発明の目的は、出力のドリフトを低減することのできる振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の振動デバイスは、可動イオンを含む基体と、
前記基体に対して変位可能である可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記可動部の電位をE1とし、前記導体層の電位をE2としたとき、
|E1−E2|<|E1|
の関係を満足することを特徴とする。
これにより、基体内での可動イオンの移動を抑制することができ、基体と可動部との間に生じる静電引力によって可動部が変位してしまうことを抑制することができる。そのため、出力のドリフトを低減することのできる振動デバイスが得られる。
前記基体に対して変位可能である可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記可動部の電位をE1とし、前記導体層の電位をE2としたとき、
|E1−E2|<|E1|
の関係を満足することを特徴とする。
これにより、基体内での可動イオンの移動を抑制することができ、基体と可動部との間に生じる静電引力によって可動部が変位してしまうことを抑制することができる。そのため、出力のドリフトを低減することのできる振動デバイスが得られる。
本発明の振動デバイスでは、E1=E2の関係を満足することが好ましい。
これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
本発明の振動デバイスでは、前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、
前記導体層は、前記可動部の少なくとも一部と重なって配置されていることが好ましい。
これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
前記導体層は、前記可動部の少なくとも一部と重なって配置されていることが好ましい。
これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
本発明の振動デバイスは、可動イオンを含む基体と、
前記基体に対して変位可能である第1可動部および第2可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、
前記導体層は、前記第1可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第1導体層と、前記第2可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第2導体層と、を有し、
前記第1可動部の電位をE1’とし、前記第1導体層の電位をE2’としたとき、
|E1’−E2’|<|E1’|
の関係を満足し、
前記第2可動部の電位をE1”とし、前記第2導体層の電位をE2”としたとき、
|E1”−E2”|<|E1”|
の関係を満足することを特徴とする。
これにより、基体内での可動イオンの移動を抑制することができ、基体と第1、第2可動部との間に生じる静電引力によって第1、第2可動部が変位してしまうことを抑制することができる。そのため、出力のドリフトを低減することのできる振動デバイスが得られる。
前記基体に対して変位可能である第1可動部および第2可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、
前記導体層は、前記第1可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第1導体層と、前記第2可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第2導体層と、を有し、
前記第1可動部の電位をE1’とし、前記第1導体層の電位をE2’としたとき、
|E1’−E2’|<|E1’|
の関係を満足し、
前記第2可動部の電位をE1”とし、前記第2導体層の電位をE2”としたとき、
|E1”−E2”|<|E1”|
の関係を満足することを特徴とする。
これにより、基体内での可動イオンの移動を抑制することができ、基体と第1、第2可動部との間に生じる静電引力によって第1、第2可動部が変位してしまうことを抑制することができる。そのため、出力のドリフトを低減することのできる振動デバイスが得られる。
本発明の振動デバイスでは、前記素子部は、前記第1可動部で角速度を検出可能であり、前記第2可動部で加速度を検出可能であることが好ましい。
これにより、利便性の高い振動デバイスとなる。
これにより、利便性の高い振動デバイスとなる。
本発明の振動デバイスでは、前記基体に配置され、前記基体に対する前記可動部の変位を検出する固定検出電極を有していることが好ましい。
これにより、振動デバイスを角速度等の物理量を検出する物理量センサーとして適用することができる。
これにより、振動デバイスを角速度等の物理量を検出する物理量センサーとして適用することができる。
本発明の振動デバイスモジュールは、本発明の振動デバイスと、
前記振動デバイスを収納するパッケージと、を有することを特徴とする。
これにより、パッケージによって振動デバイスを保護することができる。また、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い振動デバイスモジュールが得られる。
前記振動デバイスを収納するパッケージと、を有することを特徴とする。
これにより、パッケージによって振動デバイスを保護することができる。また、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い振動デバイスモジュールが得られる。
本発明の振動デバイスモジュールでは、前記パッケージに収納され、前記振動デバイスと電気的に接続されている回路素子を有していることが好ましい。
これにより、パッケージによって回路素子を保護することができる。
これにより、パッケージによって回路素子を保護することができる。
本発明の振動デバイスモジュールでは、前記振動デバイスは、前記回路素子を介して前記パッケージに固定されていることが好ましい。
これにより、パッケージの内部応力が振動デバイスに伝わり難くなる。
これにより、パッケージの内部応力が振動デバイスに伝わり難くなる。
本発明の電子機器は、本発明の振動デバイスを有することを特徴とする。
これにより、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い電子機器が得られる。
これにより、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の移動体は、本発明の振動デバイスを有することを特徴とする。
これにより、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い移動体が得られる。
これにより、本発明の振動デバイスの効果を享受でき、信頼性の高い移動体が得られる。
以下、本発明の振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスについて説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスを示す平面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す振動デバイスに印加する電圧を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側および図2中の上側を「上」、図1中の紙面奥側および図2中の下側を「下」とも言う。また、各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印先端側を「プラス側」とも言い、反対側を「マイナス側」とも言う。
図1および図2に示す振動デバイス1は、Y軸まわりの角速度ωyを検出することのできる角速度センサーである。振動デバイス1は、基体2と、蓋体3と、素子部4と、導体層8と、を有している。
図1に示すように、基体2は、矩形の平面視形状を有する板状をなしている。また、基体2は、上面側に開放する凹部21を有している。凹部21は、素子部4と基体2との接触を防止(抑制)するための逃げ部として機能する。そして、このような基体2の上面に素子部4が接合されている。また、基体2は、上面側に開放する溝部221、222、223、224、225、226、227を有している。
このような基体2としては、例えば、ナトリウムイオン(Na+)、リチウムイオン(Li+)等の可動イオン(アルカリ金属イオン、以下Na+で代表する)を含むガラス材料(例えば、テンパックスガラス(登録商標)、パイレックスガラス(登録商標)のような硼珪酸ガラス)で構成されたガラス基板を用いることができる。これにより、例えば、後述するように、基体2と素子部4とを陽極接合することができ、これらを強固に接合することができる。また、光透過性を有する基体2が得られるため、振動デバイス1の外側から、基体2を介して素子部4の状態を視認することができる。なお、基体2の構成材料としては、可動イオンを有していればよく、ガラス材料に限定されない。
また、図1に示すように、溝部221、222、223、224、225、226、227には、それぞれ、配線721、722、723、724、725、726、727が設けられている。また、配線721、722、723、724、725、726、727の一端部は、それぞれ、蓋体3の外側に露出しており、外部装置との電気的な接続を行う電極パッドPとして機能する。
また、凹部21の底面には、素子部4との間に静電容量Cを形成する4つの固定検出電極5が設けられている。また、図2に示すように、基体2の下面には、導体層8が配置されている。また、導体層8は、基体2の下面20の全域に広がって配置されている。ただし、導体層8の配置としては、特に限定されず、例えば、基体2の下面20の全域ではなくて一部だけに配置されていてもよい。すなわち、基体2の下面20の一部が導体層8から露出していてもよい。また、基体2と導体層8との間に絶縁層等の他の層が介在していてもよい。
配線721、722、723、724、725、726、727、固定検出電極5および導体層8の構成材料としては、それぞれ、導電性を有していれば、特に限定されず、例えば、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、Ti(チタン)、タングステン(W)等の金属材料、これら金属材料を含む合金、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ZnO、IGZO等の酸化物系の透明導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。
図1に示すように、蓋体3は、矩形の平面視形状を有する板状をなしている。また、図2に示すように、蓋体3は、下面側(基体2側)に開放する凹部31を有している。このような蓋体3は、凹部31内に素子部4を収納するようにして、基体2の上面に接合されている。そして、蓋体3および基体2によって、その内側に、素子部4を収納する収納空間Sが形成されている。
また、図2に示すように、蓋体3は、収納空間Sの内外を連通する連通孔32を有している。この連通孔32を介して、収納空間Sを所望の雰囲気に置換することができる。また、連通孔32内には封止部材33が配置され、封止部材33によって連通孔32が気密封止されている。なお、収納空間Sは、減圧状態、特に、真空状態であることが好ましい。これにより、粘性抵抗が減り、素子部4を効率的に振動(駆動)させることができる。
封止部材33としては、連通孔32を封止できれば、特に限定されず、例えば、金(Au)/錫(Sn)系合金、金(Au)/ゲルマニウム(Ge)系合金、金(Au)/アルミニウム(Al)系合金等の各種合金、低融点ガラス等のガラス材料等を用いることができる。
このような蓋体3としては、例えば、シリコン基板、特にリン(P)、ボロン(B)等の不純物がドープされた導電性のシリコン基板を用いることができる。ただし、蓋体3としては、特に限定されず、例えば、ガラス基板やセラミックス基板を用いてもよい。また、基体2と蓋体3との接合方法としては、特に限定されず、基体2や蓋体3の材料によって適宜選択すればよいが、例えば、陽極接合、プラズマ照射によって活性化させた接合面同士を接合させる活性化接合、ガラスフリット等の接合材による接合、基体2の上面および蓋体3の下面に成膜した金属膜同士を接合する拡散接合等が挙げられる。
本実施形態では、図2に示すように、接合材の一例であるガラスフリット39(低融点ガラス)を介して基体2と蓋体3とが接合されている。基体2と蓋体3とを重ね合わせた状態では、溝部221、222、223、224、225、226、227を介して収納空間Sの内外が連通してしまうが、ガラスフリット39を用いることで、基体2と蓋体3とを接合すると共に、溝部221、222、223、224、225、226、227を封止することができる。そのため、より容易に、収納空間Sを気密封止することができる。なお、基体2と蓋体3とを陽極接合等(溝部221、222、223、224、225、226、227を封止できない接合方法)で接合した場合には、例えば、TEOS(テトラエトキシシラン)を用いたCVD法等で形成されたSiO2膜によって溝部221、222、223、224、225、226、227を塞ぐことができる。
図1に示すように、素子部4は、収納空間Sに配置されており、基体2の上面に接合されている。また、素子部4は、2つの構造体40(40a、40b)を有している。このような素子部4は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされた導電性のシリコン基板をドライエッチング法(特に、ボッシュ法)によってパターニングすることで形成することができる。
2つの構造体40a、40bは、X軸方向に並んで設けられており、Y軸に沿う仮想直線αに対して対称となっている。構造体40a、40bは、それぞれ、駆動部41と、駆動ばね部42と、固定部43と、可動駆動電極44と、固定駆動電極45、46と、検出用フラップ板47と、梁部48と、駆動モニター電極49と、を有している。また、検出用フラップ板47は、第1フラップ板471と、第2フラップ板472と、を有し、梁部48は、第1梁部481と、第2梁部482と、を有している。また、駆動モニター電極49は、可動モニター電極491と、固定モニター電極492と、を有している。なお、以下では、構造体40a、40bが有する駆動部41、駆動ばね部42、固定部43、可動駆動電極44、検出用フラップ板47、梁部48および可動モニター電極491からなる構造体を「可動部400」とも言う。
駆動部41は、矩形の枠体である。そして、駆動部41の4隅にそれぞれ駆動ばね部42の一端部が接続されている。駆動ばね部42は、X軸方向に弾性を有し、駆動部41をX軸方向に変位可能に支持している。このような駆動ばね部42は、蛇行形状をなしており、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延びている。駆動ばね部42の他端部は、固定部43に接続されており、固定部43は、基体2の上面に接合されている。
これにより、駆動部41および駆動ばね部42が基体2から浮いた状態で支持された状態となる。なお、固定部43と基体2の接合方法としては、特に限定されないが、例えば、陽極接合を用いることができる。また、複数の固定部43の少なくとも1つは、図示しない導電性バンプを介して、配線727と電気的に接続されている。ただし、固定部43と配線727との電気的な接続方法としては、特に限定されず、導電性バンプを介さずに直接接触していてもよい。
可動駆動電極44は、駆動部41に設けられており、本実施形態では、駆動部41のY軸方向プラス側に2つ、Y軸方向マイナス側に2つ、計4つ設けられている。これら可動駆動電極44は、それぞれ、駆動部41からY軸方向に延出する支持部と、支持部からX軸方向両側に延出する複数の電極指とを備えた櫛歯形状となっている。なお、可動駆動電極44の配置や数は、特に限定されない。
固定駆動電極45、46は、基体2に接合されている。そして、1組の固定駆動電極45、46の間に1つの可動駆動電極44が位置している。これら固定駆動電極45、46は、それぞれ、Y軸方向に延在する支持部と、支持部からX軸方向一方側(可動駆動電極44側)に延出する複数の電極指と、を備えた櫛歯形状となっている。
また、各固定駆動電極45は、導電性バンプBを介して配線724と電気的に接続されており(図2参照)、各固定駆動電極46は、図示しない導電性バンプを介して配線723と電気的に接続されている。ただし、各固定駆動電極45と配線724との電気的な接続方法および各固定駆動電極46と配線723との電気的な接続方法としては、特に限定されず、導電性バンプを介さずに直接接触していてもよい。
このような構成では、例えば、配線727を介して図3に示す電圧V1を可動部400に印加し、配線724を介して図3に示す電圧V2を各固定駆動電極45に印加し、配線723を介して図3に示す電圧V3を各固定駆動電極46に印加する。電圧V1は、GNDよりも大きく、その大きさ(電位)が経時的にほぼ一定な電圧である。また、電圧V2、V3は、それぞれ、AGND(例えば、0.9V)を中心として大きさ(電位)が周期的に変化する矩形波をなす電圧である。
このような電圧V1、V2、V3を振動デバイス1に印加することで、可動駆動電極44と固定駆動電極45、46との間に静電引力が発生し、各駆動部41が駆動ばね部42をX軸方向に弾性変形させつつX軸方向に振動する。ここで、構造体40aと構造体40bとでは、固定駆動電極45、46の配置が仮想直線αに対して対称である。そのため、2つの駆動部41は、互いに接近、離間するようにX軸方向に逆位相で振動する。これにより、2つの駆動部41の振動をキャンセルすることができ、振動漏れを低減することができる。以下では、この振動モードを「駆動振動モード」とも言う。なお、駆動振動モードで駆動部41を振動させることができれば、電圧V1、V2、V3としては、特に限定されない。
前述したように、本実施形態では、静電引力によって駆動部41をX軸方向に振動させる方式(静電駆動方式)となっているが、駆動部41をX軸方向に振動させる方法は、特に限定されず、圧電駆動方式や、磁場のローレンツ力を利用した電磁駆動方式等を適用することもできる。
駆動モニター電極49は、対をなし、間に静電容量を形成する可動モニター電極491および固定モニター電極492を有している。可動モニター電極491は、駆動部41に設けられており、本実施形態では、駆動部41のX軸方向プラス側に2つ、X軸方向マイナス側に2つ、計4つ設けられている。これら可動モニター電極491は、それぞれ、駆動部41からY軸方向に延出する支持部と、支持部からX軸方向一方側(固定モニター電極492側)に延出する複数の電極指とを備えた櫛歯形状となっている。一方、固定モニター電極492は、基体2に接合されており、可動モニター電極491と対向して複数設けられている。これら固定モニター電極492は、それぞれ、Y軸方向に延在する支持部と、支持部からX軸方向一方側(可動モニター電極491側)に延出する複数の電極指とを備えた櫛歯形状となっている。
また、構造体40aが有する4つの可動モニター電極491のうち、X軸方向プラス側に位置する2つの可動モニター電極491は、図示しない導電性バンプを介して配線722と電気的に接続されており、X軸方向マイナス側に位置する2つの可動モニター電極491は、図示しない導電性バンプを介して配線721と電気的に接続されている。また、構造体40bが有する4つの可動モニター電極491のうち、X軸方向マイナス側に位置する2つの可動モニター電極491は、図示しない導電性バンプを介して配線722と電気的に接続されており、X軸方向プラス側に位置する2つの可動モニター電極491は、図示しない導電性バンプを介して配線721と電気的に接続されている。
そして、これら配線721、722を介して各固定モニター電極492は、図示しないQVアンプ回路に接続されており、AGND電位(例えば、0.9V)となっている。一方で、前述したように、可動部400には配線721を介して電圧V1が印加される。これにより、可動モニター電極491と固定モニター電極492との間に静電容量が形成される。
素子部4を駆動振動モードで振動させると、駆動部41のX軸方向の変位によって可動モニター電極491と固定モニター電極492とのギャップが変化し、それに伴って、可動モニター電極491と固定モニター電極492との間の静電容量が変化する。したがって、この静電容量の変化に基づいて、可動部400(各駆動部41)の振動状態をモニターすることができる。
第1、第2フラップ板471、472は、駆動部41の内側に位置し、Y軸方向に並んで配置されている。また、第1、第2フラップ板471、472は、それぞれ、矩形の板状をなしている。また、第1フラップ板471は、第1梁部481を介して駆動部41に連結されており、第2フラップ板472は、第2梁部482を介して駆動部41に連結されている。駆動振動モードで駆動部41を駆動させた状態で、振動デバイス1にY軸まわりの角速度ωyが加わると、第1、第2フラップ板471、472は、コリオリの力によって、第1、第2梁部481、482を捩り変形(弾性変形)させつつ第1、第2梁部481、482で形成される回動軸J1、J2まわりに回動する。なお、以下では、この振動モードを「検出振動モード」とも言う。
なお、第1、第2フラップ板471、472の向きは、特に限定されず、例えば、互いの自由端同士を対向させて配置してもよいし、互いの自由端を同じ方向に向けて配置してもよい。また、第1、第2フラップ板471、472の一方を省略してもよい。
図2に示すように、基体2の第1、第2フラップ板471、472と対向する領域(Z軸方向から見た平面視で重なる領域)にはそれぞれ固定検出電極5が設けられており、第1フラップ板471と固定検出電極5との間および第2フラップ板472と固定検出電極5との間に、それぞれ、静電容量Cが形成されている。
なお、図1に示すように、構造体40aと対向する2つの固定検出電極5は、配線726と電気的に接続されており、構造体40bと対向する2つの固定検出電極5は、配線725と電気的に接続されている。
前述した駆動振動モードで2つの駆動部41を振動させている際に、角速度ωyが加わると、検出振動モードが励振される。これにより、第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが変化し、それに伴って静電容量Cが変化する。そのため、この静電容量Cの変化量(差動信号)を検出することで、角速度ωyを求めることができる。
なお、検出振動モードでは、構造体40aにおいて第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが縮まると、構造体40bにおいて第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが広がり、逆に、構造体40aにおいて第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが広がると、構造体40bにおいて第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが縮まる。そのため、構造体40aから得られる第1検出信号と構造体40bから得られる第2検出信号とを差動演算することで、ノイズをキャンセルすることができ、より精度よく、角速度ωyを検出することができる。
ここで、振動デバイス1の作動時には、導体層8に図3中の電圧V4が印加される。電圧V4は、その大きさが経時的にほぼ一定な電圧である。そのため、導体層8は、振動デバイス1が検出する信号の漏れや、外部から振動デバイス1に与えるノイズを遮断あるいは低減するシールド効果を発揮する。したがって、振動デバイス1は、精度よく角速度ωyを検出することができる。
特に、本実施形態では、電圧V4は、可動部400に印加される電圧V1と同じである。すなわち、電圧V1、V4は、その大きさが互いに等しい。これにより、基体2を間に位置させて配置された導体層8と可動部400とが同電位となり、基体2の下面側と上面側とで電位差が実質的に生じず(基体2に厚さ方向の電界が作用せず)、基体2内での可動イオン(Na+)の移動が抑制される。そのため、凹部21の底面の帯電が抑制される。
ここで、例えば、導体層8がGND(0V)に接続されていると、導体層8と可動部400との電位差によって、基体2に電界が作用する。これにより、基体2内で可動イオン(Na+)の移動が生じ、凹部21の底面が帯電する。すると、凹部21の底面(固定検出電極5から露出している部分)と可動部400との間に静電引力が生じる。そして、この静電引力によって可動部400が基体2側へ引き付けられてしまい、角速度ωyが加わっていないにも関わらず第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップが変化してしまう。その結果、出力のドリフトが生じる。また、静電引力によって基体2側へ引き付けられた可動部400が凹部21の底面へ貼り付いてしまう「スティッキング」が生じ、角速度センサーとして機能しなくなる場合もある。
そこで、前述したように、導体層8に電圧V1と同じ電圧V4を印加して、凹部21の底面の帯電を抑制することで、角速度ωyが加わっていない状態での第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップの変化を抑制することができ、出力のドリフトを抑制することができる。そのため、振動デバイス1によれば、角速度ωyを精度よく検出することができる。
ここで、本実施形態のように、導体層8に印加される電圧V4は、可動部400に印加される電圧V1と同じ電圧であることが最も好ましいが、例えば、電圧V1の電位をE1(V)とし、電圧V4の電位をE2(V)としたとき、|E1−E2|<|E1|の関係を満足すればよい。これにより、少なくとも、導体層8がGND(0V)に接続される構成と比べて、出力のドリフトを抑制することができる。ただし、このような範囲の中でも、|E1−E2|<0.5|E1|の関係を満足することが好ましく、|E1−E2|<0.2|E1|の関係を満足することがより好ましく、本実施形態のようにE1=E2の関係を満足することがさらに好ましい。これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
前述したように、導体層8は、基体2の下面の全面に配置されている。そのため、Z軸方向から見た平面視で、素子部4と重なって配置されている。これにより、基体2の素子部4と重なる領域での可動イオン(Na+)の移動を抑制することができ、上述した効果(可動部400の基体2側への変位の抑制)を効果的に発揮することができる。特に、本実施形態では、導体層8は、Z軸方向から見た平面視で、素子部4の全域と重なって配置されている。すなわち、導体層8は、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の全域と重なって配置されている。そのため、上述した効果をさらに効果的に発揮することができる。ただし、導体層8の配置としては、特に限定されず、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の一部と重なっていてもよいし、可動部400と重なっていなくてもよい。ここで、導体層8が、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の一部と重なって配置されている場合、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の全面籍の40%以上重なっていることが好ましく、60%以上重なっていることがより好ましい。
以上、振動デバイス1について説明した。このような振動デバイス1は、前述したように、可動イオン(Na+)を含む基体2と、基体2に対して変位可能である可動部400を有する素子部4と、基体2の素子部4と反対側に配置されている導体層8と、を有している。そして、可動部400の電位をE1とし、導体層8の電位をE2としたとき、|E1−E2|<|E1|の関係を満足している。これにより、例えば、導体層8がGNDに接続される構成と比較して、基体2内での可動イオン(Na+)の移動が抑制される。そのため、導体層8がGNDに接続される構成と比較して、凹部21の底面と可動部400との間に発生し得る静電引力を減少させることができ、角速度ωyが加わっていない状態での第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップの変化を抑制することができる。したがって、振動デバイス1によれば、出力のドリフトを抑制することができ、角速度ωyを精度よく検出することができる。
また、前述したように、本実施形態の振動デバイス1では、E1=E2の関係を満足している。これにより、凹部21の底面と可動部400との間に実質的に静電引力が生じず、角速度ωyが加わっていない状態での第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップの変化を効果的に抑制することができる。したがって、振動デバイス1によれば、出力のドリフトを効果的に抑制することができる。
また、前述したように、振動デバイス1では、導体層8、基体2および素子部4が並ぶ方向(Z軸方向)から見た平面視で、導体層8は、可動部400の少なくとも一部と重なって配置されている。これにより、基体2の素子部4と重なる領域での可動イオン(Na+)の移動を抑制することができるため、上述した効果(可動部400の基体2側への変位の抑制)を効果的に発揮することができる。
また、前述したように、振動デバイス1は、基体2に配置され、基体2に対する可動部400の変位を検出する固定検出電極5を有している。これにより、本実施形態のように、振動デバイス1を角速度等の物理量を検出する物理量センサーとして適用することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る振動デバイスについて説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係る振動デバイスについて説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る振動デバイスの平面図である。図5は、図4中のB−B線断面図である。図6は、図4に示す振動デバイスに印加する電圧を示す図である。なお、説明の便宜上、図5では、素子部4、6を簡略化して図示しており、さらに、基体に形成されている溝部や溝部内の配線の図示を省略している。
本実施形態に係る振動デバイス1では、主に、素子部10および導体層8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態に係る振動デバイスと同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態の振動デバイス1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図4および図5では、前述した第1実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図4に示すように、素子部10は、素子部4(第1素子部)と、素子部6(第2素子部)と、を有している。素子部4は、Y軸まわりの角速度ωyを検出することのできるジャイロセンサーであり、前述した第1実施形態と同様の構成となっている。一方、素子部6は、X軸方向の加速度Axを検出することのできる加速度センサーである。このように、素子部10が2つの素子部4、6を有することで、振動デバイス1は、2つの物理量を検出することができ、その利便性が向上する。特に、本実施形態では、素子部4、6によって2種類の物理量(角速度と加速度)を検出することができるため、その利便性がより向上する。
基体2は、前述した第1実施形態と同様に、凹部21と、溝部221、222、223、224、225、226、227と、を有している。また、基体2は、さらに、凹部23と、溝部241、242、243と、を有している。凹部23は、素子部6と基体2との接触を防止(抑制)するための逃げ部として機能する。また、溝部241、242、243には、配線741、742、743が配置されている。
また、図5に示すように、蓋体3は、下面側(基体2側)に開放する凹部31、36を有している。このような蓋体3は、凹部31内に素子部4を収納し、凹部36内に素子部6を収納するようにして、基体2の上面に接合されている。そして、蓋体3および基体2によって、その内側に、素子部4を収納する収納空間Sと、素子部6を収納する収納空間S’と、が形成されている。
また、図5に示すように、蓋体3は、収納空間Sの内外を連通する連通孔32と、収納空間S’の内外を連通する連通孔37と、を有している。そのため、連通孔32を介して収納空間Sを所望の雰囲気に置換することができ、連通孔37を介して収納空間S’を所望の雰囲気に置換することができる。また、連通孔32、37内にはそれぞれ封止部材33が配置され、封止部材33によって連通孔32、37が気密封止されている。なお、収納空間Sは、減圧状態、好ましくは真空状態であることが好ましい。これにより、粘性抵抗が減り、素子部4を効率的に振動(駆動)させることができる。一方、収納空間S’は、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されて、使用温度(−40℃〜+120℃程度)で、ほぼ大気圧となっていることが好ましい。収納空間S’を大気圧とすることで、粘性抵抗が増してダンピング効果が発揮され、素子部6の振動を速やかに収束させることができる。そのため、振動デバイス1の加速度Axの検出精度が向上する。ただし、収納空間S、S’の雰囲気としては、特に限定されない。
図4に示すように、素子部6は、基体2に固定されている固定電極部61と、基体2に対して変位可能な可動部62と、を有している。このような素子部6は、素子部4と同様に、リン(P)、ボロン(B)等の不純物がドープされたシリコン基板をパターニングすることで形成することができる。
また、可動部62は、一対の支持部621、622と、基部623と、一対の連結部624、625と、可動電極指626と、を備えている。支持部621、622は、凹部23を介してX軸方向に対向するように配置されており、それぞれ、基体2の上面に接合されている。そして、支持部622が図示しない導電性バンプ(導電性部材)を介して配線743と電気的に接続されている。
そして、これら支持部621、622の間に基部623(質量部)が位置している。また、可動部62は、X軸方向マイナス側の端部において、連結部624を介して支持部621に連結され、X軸方向プラス側の端部において、連結部625を介して支持部622に連結されている。連結部624、625は、それぞれ、X軸方向に弾性変形可能であり、加速度Axが加わると、基部623は、連結部624、625を弾性変形させつつ、支持部621、622に対してX軸方向に変位する。このような基部623には、Y軸方向両側に延出し、かつ、X軸方向に間隔を空けて並設された複数の可動電極指626が設けられている。
また、固定電極部61は、複数の第1固定電極指611と、複数の第2固定電極指612と、を有している。複数の第1固定電極指611は、各可動電極指626のX軸方向プラス側に配置されており、対応する可動電極指626に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。一方、複数の第2固定電極指612は、各可動電極指626のX軸方向マイナス側に配置されており、対応する可動電極指626に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。また、第1固定電極指611および第2固定電極指612は、それぞれ、その基端部において、基体2の上面に接合されている。
また、各第1固定電極指611は、図示しない導電性バンプを介して配線741と電気的に接続されている。また、各第2固定電極指612は、図示しない導電性バンプを介して配線742と電気的に接続されている。
次に、素子部6の作動について説明する。振動デバイス1の作動時には、例えば、図6中の電圧V5が可動部62に印加され、第1固定電極指611および第2固定電極指612は、それぞれ、AGNDに接続される。そのため、可動電極指626と第1、第2固定電極指611、612との間には静電容量が形成される。そして、振動デバイス1にX軸方向の加速度Axが加わると、その加速度Axの大きさに基づいて、基部623が連結部624、625を弾性変形させながらX軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極指626と第1固定電極指611とのギャップおよび可動電極指626と第2固定電極指612とのギャップがそれぞれ変化し、その変化量に応じて、可動電極指626と第1固定電極指611との間の静電容量および可動電極指626と第2固定電極指612との間の静電容量の大きさがそれぞれ変化する。そして、これら静電容量の変化に基づいた検出信号(電気的信号)が第1、第2固定電極指611、612から出力され、検出信号(電気的信号)に基づいて加速度Axを検出することができる。
図5に示すように、導体層8は、第1導体層81と、第2導体層82と、を有している。第1導体層81は、Z軸方向から見た平面視で、素子部4の全域と重なって配置されており、第2導体層82は、Z軸方向から見た平面視で、素子部6の全域と重なって配置されている。すなわち、第1導体層81は、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の全域と重なって配置されており、第2導体層82は、Z軸方向から見た平面視で、可動部62の全域と重なって配置されている。ただし、第1導体層81の配置としては、特に限定されず、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の一部と重なって配置されていてもよいし、可動部400と重ならずに配置されていてもよい。また、第2導体層82の配置としては、特に限定されず、Z軸方向から見た平面視で、可動部62の一部と重なって配置されていてもよいし、可動部62と重ならずに配置されていてもよい。このように、第1、第2導体層81、82の配置としては、特に限定されないが、第1導体層81は、Z軸方向から見た平面視で、素子部6と重ならないように配置されているのが好ましく、第2導体層82は、Z軸方向から見た平面視で、素子部4と重ならないように配置されているのが好ましい。
ここで、第1導体層81が、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の一部と重なって配置されている場合、Z軸方向から見た平面視で、可動部400の全面籍の40%以上重なっていることが好ましく、60%以上重なっていることがより好ましい。また、第2導体層82が、Z軸方向から見た平面視で、可動部62の一部と重なって配置されている場合、Z軸方向から見た平面視で、可動部62の全面籍の40%以上重なっていることが好ましく、60%以上重なっていることがより好ましい。
また、振動デバイス1の作動時には、前述した第1実施形態で説明したように、第1導体層81に電圧V4(図3参照)が印加される。電圧V4は、その大きさが経時的にほぼ一定な電圧である。そのため、第1導体層81は、振動デバイス1が検出する信号の漏れや、外部から振動デバイス1に与えるノイズを遮断あるいは低減するシールド効果を発揮する。したがって、振動デバイス1は、精度よく角速度ωyを検出することができる。
特に、電圧V4は、素子部4の可動部400に印加される電圧V1と同じである。これにより、基体2を間に位置させて配置された第1導体層81と可動部400とが同電位となり、これらの間において、基体2の下面側と上面側とで電位差が実質的に生じず、基体2内での可動イオン(Na+)の移動が抑制される。そのため、凹部21の底面の帯電が抑制される。したがって、角速度ωyが加わっていない状態での第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5とのギャップの変化を抑制することができ、出力のドリフトを抑制することができる。そのため、振動デバイス1によれば、角速度ωyを精度よく検出することができる。
ここで、本実施形態のように、第1導体層81に印加される電圧V4は、可動部400に印加される電圧V1と同じ電圧であることが最も好ましいが、例えば、電圧V1の電位をE1’(V)とし、電圧V4の電位をE2’(V)としたとき、|E1’−E2’|<|E1’|の関係を満足すればよい。これにより、少なくとも、第1導体層81がGND(0V)に接続される構成と比べて、出力のドリフトを抑制することができる。ただし、このような範囲の中でも、|E1’−E2’|<0.5|E1’|の関係を満足することが好ましく、|E1’−E2’|<0.2|E1’|の関係を満足することがより好ましく、本実施形態のようにE1’=E2’の関係を満足することがさらに好ましい。これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
また、振動デバイス1の作動時には、第2導体層82に図6中の電圧V7が印加される。電圧V7は、その大きさが経時的にほぼ一定な電圧である。そのため、第2導体層82は、振動デバイス1が検出する信号の漏れや、外部から振動デバイス1に与えるノイズを遮断あるいは低減するシールド効果を発揮する。したがって、振動デバイス1は、精度よく加速度Axを検出することができる。
特に、本実施形態では、電圧V7は、可動部62に印加される電圧V5と同じである。すなわち、電圧V5、V7は、その大きさが互いに等しい。これにより、基体2を間に位置させて配置された第2導体層82と可動部62とが同電位となり、これらの間において、基体2の下面側と上面側とで電位差が実質的に生じず(基体2に厚さ方向の電界が作用せず)、基体2内での可動イオン(Na+)の移動が抑制される。そのため、凹部23の底面の帯電が抑制される。したがって、可動部62が凹部23の底面側に引き付けられるようにZ軸方向マイナス側へ変位してしまうことを抑制することができる。
なお、例えば、可動部62に印加する電圧V5としては、特に限定されず、基準電位を中心として大きさ(電位)が周期的に変化する矩形波をなす電圧(すなわち、平均電位が前記基準電位である電圧)であってもよい。この場合、電圧V7としては、例えば、電位が前記基準電位で一定となる電圧を用いることができる。
なお、可動部62がZ軸方向マイナス側へ変位してしまうと、各可動電極指626とそれに対応する第1、第2固定電極指611、612との対向面積(すなわち、これらの間の静電容量)が変化してしまい、出力のドリフトが発生する。そのため、本実施形態のように、可動部62のZ軸方向マイナス側への変位を抑制することで、出力のドリフトを抑制することができる。したがって、振動デバイス1によれば、加速度Axを精度よく検出することができる。
ここで、本実施形態のように、第2導体層82に印加される電圧V7は、可動部62に印加される電圧V5と同じ電圧であることが最も好ましいが、例えば、電圧V5の電位をE1”(V)とし、電圧V7の電位をE2”(V)としたとき、|E1”−E2”|<|E1”|の関係を満足すればよい。これにより、少なくとも、第2導体層82がGND(0V)に接続される構成と比べて、出力のドリフトを抑制することができる。ただし、このような範囲の中でも、|E1”−E2”|<0.5|E1”|の関係を満足することが好ましく、|E1”−E2”|<0.2|E1”|の関係を満足することがより好ましく、本実施形態のようにE1”=E2”の関係を満足することがさらに好ましい。これにより、より効果的に、出力のドリフトを抑制することができる。
以上、本実施形態の振動デバイス1について説明した。本実施形態の振動デバイス1は、前述したように、可動イオン(Na+)を含む基体2と、基体2に対して変位可能である可動部400(第1可動部)および可動部62(第2可動部)を有する素子部10と、基体2の素子部10と反対側に配置されている導体層8と、を有している。また、導体層8、基体2および素子部10が並ぶ方向(Z軸方向)から見た平面視で、導体層8は、可動部400の少なくとも一部と重なって配置されている第1導体層81と、可動部62の少なくとも一部と重なって配置されている第2導体層82と、を有している。また、振動デバイス1は、可動部400の電位をE1’とし、第1導体層81の電位をE2’としたとき、|E1’−E2’|<|E1’|の関係を満足し、可動部62の電位をE1”とし、第2導体層82の電位をE2”としたとき、|E1”−E2”|<|E1”|の関係を満足している。これにより、例えば、第1、第2導体層81、82がGNDに接続される構成と比較して、基体2内での可動イオン(Na+)の移動が抑制される。そのため、第1、第2導体層81、82がGNDに接続される構成と比較して、凹部21の底面と可動部400との間に発生し得る静電引力および凹部23の底面と可動部62との間に発生し得る静電引力を減少させることができ、角速度ωyが加わっていない状態での第1、第2フラップ板471、472と固定検出電極5との静電容量の変化および加速度Axが加わっていない状態での可動電極指626と第1、第2固定電極指611、612との間の静電容量の変化を抑制することができる。したがって、振動デバイス1によれば、出力のドリフトを抑制することができ、角速度ωyおよび加速度Axをそれぞれ精度よく検出することができる。
また、前述したように、本実施形態の振動デバイス1では、素子部10は、可動部400(第1可動部)で角速度ωyを検出可能であり、可動部62(第2可動部)で加速度Axを検出可能である。これにより、振動デバイス1を加速度および角速度を検出可能な複合センサーとして用いることができる。そのため、振動デバイス1の利便性が向上する。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る振動デバイスモジュールを示す断面図である。図8は、図7に示す振動デバイスモジュールの変形例を示す断面図である。
図7に示すように、振動デバイスモジュール100は、振動デバイス1と、回路素子110と、振動デバイス1および回路素子110を収納するパッケージ120と、を有している。振動デバイス1としては、特に限定されず、例えば、前述した各実施形態の構成のものを用いることができる。
図7に示すように、回路素子110(IC)は、接合部材を介して振動デバイス1の蓋体3に接合されている。また、回路素子110は、ボンディングワイヤーBW1を介して振動デバイス1の各電極パッドPと電気的に接続され、ボンディングワイヤーBW2を介してパッケージ120(後述する内部端子133)と電気的に接続されている。このような回路素子110には、振動デバイス1を駆動する駆動回路や、振動デバイス1からの出力信号に基づいて角速度を検出する検出回路や、検出回路からの信号を所定の信号に変換して出力する出力回路等が、必要に応じて含まれている。なお、回路素子110は、パッケージ120の外側に設けられていてもよいし、省略してもよい。
図7に示すように、パッケージ120は、ベース130と、ベース130との間に振動デバイス1および回路素子110を収納する収納空間S1を形成するように、ベース130の上面に接合された蓋体140と、を有している。
ベース130は、上面に開口する凹部131を有するキャビティ状をなしている。また、凹部131は、ベース130の上面に開口する第1凹部131aと、第1凹部131aの底面に開口する第2凹部131bと、を有している。
一方、蓋体140は、板状であり、凹部131の開口を塞ぐようにしてベース130の上面に接合されている。このように、凹部131の開口を蓋体140で塞ぐことにより収納空間S1が形成され、この収納空間S1に振動デバイス1および回路素子110が収容されている。
収納空間S1は、気密封止されており、振動デバイス1の収納空間Sと同じ雰囲気となっている。すなわち、本実施形態では、収納空間S1は、真空状態となっていることが好ましい。これにより、仮に、収納空間Sの気密性が崩壊し、収納空間Sと収納空間S1とが連通してしまっても、収納空間Sの雰囲気をそのまま維持することができる。そのため、収納空間Sの雰囲気が変わってしまうことによる振動デバイス1の角速度検出特性の変化を抑制することができ、安定した駆動を行うことのできる振動デバイスモジュール100となる。なお、前記「同じ雰囲気」とは、完全に一致している場合に限らず、両空間内の圧力が僅かに異なっている等、製造上の不可避的な誤差を有する場合を含む意味である。また、収納空間S1の雰囲気は、収納空間Sと同じでなくてもよい。
ベース130の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物セラミックス等の各種セラミックスを用いることができる。この場合には、セラミックシート(グリーンシート)の積層体を焼成することでベース130を製造することができる。このような構成とすることで、凹部131を簡単に形成することができる。なお、本実施形態では、ベース130は、6枚のセラミックシートの積層体で形成されている。
また、蓋体140の構成材料としては、特に限定されないが、ベース130の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース130の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金を用いることが好ましい。
また、図7に示すように、ベース130は、第1凹部131aの底面に配置された複数の内部端子133と、第2凹部131bの底面に配置された導体層8と、下面に配置された複数の外部端子134と、を有している。そして、各内部端子133は、ベース130内に配置された内部配線135を介して、所定の外部端子134や導体層8と電気的に接続されている。また、複数の内部端子133は、それぞれ、ボンディングワイヤーBW2を介して回路素子110と電気的に接続されている。これにより、パッケージ120の外側から回路素子110との電気的な接続を行えるようになり、振動デバイスモジュール100の実装が容易となる。
前述したように、導体層8は、ベース130に設けられており、振動デバイス1からは省略されている。そして、振動デバイス1は、基体2を、導体層8側に向けて、絶縁性の接合部材を介して導体層8に接合されている。このように、導体層8をベース130に設けることで、内部配線135を介して導体層8と回路素子110とを容易に電気的に接続することができる。ただし、導体層8は、前述した第1実施形態のように、基体2の下面に配置されていてもよい。
以上、振動デバイスモジュール100について説明した。このような振動デバイスモジュール100は、前述したように、振動デバイス1と、振動デバイス1を収納するパッケージ120と、を有している。そのため、振動デバイス1を効果的に保護することができる。また、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、信頼性の高い振動デバイスモジュール100が得られる。
また、振動デバイスモジュール100は、パッケージ120に収納され、振動デバイス1と電気的に接続されている回路素子110を有している。これにより、パッケージ120によって、回路素子110を保護することができる。
なお、振動デバイスモジュール100の構成としては、特に限定されず、例えば、図8に示すように、振動デバイス1として、前述した第2実施形態の振動デバイス1を用いてもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
次に、本発明の第4実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
図9は、本発明の第4実施形態に係る振動デバイスモジュールを示す断面図である。
本実施形態に係る振動デバイスモジュール100では、主に、振動デバイス1と回路素子110との配置が逆転していることおよび導体層8の配置が異なること以外は、前述した第3実施形態に係る振動デバイスモジュールと同様である。
本実施形態に係る振動デバイスモジュール100では、主に、振動デバイス1と回路素子110との配置が逆転していることおよび導体層8の配置が異なること以外は、前述した第3実施形態に係る振動デバイスモジュールと同様である。
なお、以下の説明では、第4実施形態の振動デバイスモジュール100に関し、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図9は、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図9に示すように、本実施形態の振動デバイスモジュール100では、回路素子110が第2凹部131bの底面に接合部材を介して接合されている。また、回路素子110の上面には、回路素子110と電気的に接続された導体層8が配置されている。そして、振動デバイス1は、接合部材を介して導体層8の上面に接合されている。すなわち、振動デバイス1は、回路素子110を介してパッケージ120に固定されている。このような構成によれば、例えば、前述した第3実施形態の構成と比較して、パッケージ120の内部応力が振動デバイス1に伝わり難くなる。そのため、振動デバイス1の意図しない撓み等を抑制することができ、振動デバイス1の角速度検出特性の低下を抑制することができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第3実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
次に、本発明の第5実施形態に係る振動デバイスモジュールについて説明する。
図10は、本発明の第5実施形態に係る振動デバイスモジュールを示す断面図である。
本実施形態にかかる振動デバイスモジュール100では、主に、導体層6の配置が異なること以外は、前述した第3実施形態にかかる振動デバイスモジュール100と同様である。
本実施形態にかかる振動デバイスモジュール100では、主に、導体層6の配置が異なること以外は、前述した第3実施形態にかかる振動デバイスモジュール100と同様である。
なお、以下の説明では、第5実施形態の振動デバイスモジュール100に関し、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図10に示すように、本実施形態の振動デバイスモジュール100では、導体層8は、ベース130に埋設されている。具体的には、導体層8は、ベース130の底部を構成する第1絶縁層130aと第2絶縁層130bとの間に配置されている。すなわち、導体層8は、内部配線135で構成されている。このような構成では、基体2と導体層8との間に第2絶縁層130bからなる絶縁層が介在している。
このような第5実施形態によっても、前述した第3実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係る電子機器について説明する。
次に、本発明の第6実施形態に係る電子機器について説明する。
図11は、本発明の第6実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図11に示すモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
図11に示すモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
このようなパーソナルコンピューター1100(電子機器)は、振動デバイス1を有している。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態に係る電子機器について説明する。
次に、本発明の第7実施形態に係る電子機器について説明する。
図12は、本発明の第7実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図12に示す携帯電話機1200(PHSも含む)は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
図12に示す携帯電話機1200(PHSも含む)は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
このような携帯電話機1200(電子機器)は、振動デバイス1を有している。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態に係る電子機器について説明する。
次に、本発明の第8実施形態に係る電子機器について説明する。
図13は、本発明の第8実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図13に示すデジタルスチールカメラ1300は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、ケース(ボディー)1302の背面には表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。そして、撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押すと、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。このようなデジタルスチールカメラ1300には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
図13に示すデジタルスチールカメラ1300は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、ケース(ボディー)1302の背面には表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。そして、撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押すと、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。このようなデジタルスチールカメラ1300には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されている。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
このようなデジタルスチールカメラ1300(電子機器)は、振動デバイス1を有している。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、前述した実施形態のパーソナルコンピューターおよび携帯電話機、本実施形態のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、スマートフォン、タブレット端末、時計(スマートウォッチを含む)、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態に係る移動体について説明する。
次に、本発明の第9実施形態に係る移動体について説明する。
図14は、本発明の第9実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図14に示す自動車1500は、本発明の振動デバイスを備える移動体を適用した自動車である。この図において、自動車1500には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されており、振動デバイス1によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動デバイス1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
図14に示す自動車1500は、本発明の振動デバイスを備える移動体を適用した自動車である。この図において、自動車1500には、角速度センサーとして機能する振動デバイス1が内蔵されており、振動デバイス1によって車体1501の姿勢を検出することができる。振動デバイス1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。ここで、振動デバイス1としては、例えば、前述した実施形態のいずれかを用いることができる。
このような自動車1500(移動体)は、振動デバイス1を有している。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動デバイス1は、他にも、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
また、移動体としては、自動車1500に限定されず、例えば、飛行機、ロケット、人工衛星、船舶、AGV(無人搬送車)、二足歩行ロボット、ドローン等の無人飛行機等にも適用することができる。
以上、本発明の振動デバイス、振動デバイスモジュール、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した第1実施形態では、検出用フラップ板が回動軸まわりに回動する構成について説明したが、検出用フラップ板としては、Z軸方向に変位することができれば、どのように変位してもよい。例えば、検出用フラップ板は、回動軸まわりにシーソー揺動してもよいし、姿勢を保ったままZ軸方向に変位していてもよい。すなわち、シーソー揺動型の振動デバイスであってもよいし、平行平板型の振動デバイスであってもよい。
また、前述した第1実施形態では、Y軸まわりの角速度を検出する構成について説明したが、角速度の検出軸としては、特に限定されず、X軸まわりであってもよいし、Z軸まわりであってもよい。また、Y軸まわりの角速度を検出する可動部と、X軸まわりの角速度を検出する可動部と、Z軸まわりに角速度を検出する可動部と、の少なくとも2つ以上を有していてもよい。すなわち、可動部の数は、特に限定されない。
また、振動デバイスを物理量センサーとして利用する場合、振動デバイスが検出する物理量としては、角速度および加速度に限定されず、例えば、圧力等であってもよい。また、振動デバイスは、物理量センサーに限定されず、例えば、発振器等に用いられる振動子、MEMSスイッチ等であってもよい。
1…振動デバイス、2…基体、20…下面、21、23…凹部、221、222、223、224、225、226、227、241、242、243…溝部、3…蓋体、31…凹部、32…連通孔、33…封止部材、36…凹部、37…連通孔、39…ガラスフリット、4…素子部、40、40a、40b…構造体、400…可動部、41…駆動部、42…駆動ばね部、43…固定部、44…可動駆動電極、45…固定駆動電極、46…固定駆動電極、47…検出用フラップ板、471…第1フラップ板、472…第2フラップ板、48…梁部、481…第1梁部、482…第2梁部、49…駆動モニター電極、491…可動モニター電極、492…固定モニター電極、5…固定検出電極、6…素子部、61…固定電極部、611…第1固定電極指、612…第2固定電極指、62…可動部、621、622…支持部、623…基部、624、625…連結部、626…可動電極指、721、722、723、724、725、726、727、741、742、743…配線、8…導体層、81…第1導体層、82…第2導体層、10…素子部、100…振動デバイスモジュール、110…回路素子、120…パッケージ、130…ベース、130a、130b…絶縁層、131…凹部、131a…第1凹部、131b…第2凹部、133…内部端子、134…外部端子、135…内部配線、140…蓋体、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…デジタルスチールカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1500…自動車、1501…車体、1502…車体姿勢制御装置、1503…車輪、Ax…加速度、B…導電性バンプ、BW1、BW2…ボンディングワイヤー、C…静電容量、J1、J2…回動軸、P…電極パッド、S、S’、S1…収納空間、V1、V2、V3、V4、V5、V7…電圧、α…仮想直線、ωy…角速度
Claims (11)
- 可動イオンを含む基体と、
前記基体に対して変位可能である可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記可動部の電位をE1とし、前記導体層の電位をE2としたとき、
|E1−E2|<|E1|
の関係を満足することを特徴とする振動デバイス。 - E1=E2の関係を満足する請求項1に記載の振動デバイス。
- 前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、
前記導体層は、前記可動部の少なくとも一部と重なって配置されている請求項1または2に記載の振動デバイス。 - 可動イオンを含む基体と、
前記基体に対して変位可能である第1可動部および第2可動部を有する素子部と、
前記基体の前記素子部と反対側に配置されている導体層と、を有し、
前記導体層、前記基体および前記素子部が並ぶ方向から見た平面視で、
前記導体層は、前記第1可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第1導体層と、前記第2可動部の少なくとも一部と重なって配置されている第2導体層と、を有し、
前記第1可動部の電位をE1’とし、前記第1導体層の電位をE2’としたとき、
|E1’−E2’|<|E1’|
の関係を満足し、
前記第2可動部の電位をE1”とし、前記第2導体層の電位をE2”としたとき、
|E1”−E2”|<|E1”|
の関係を満足することを特徴とする振動デバイス。 - 前記素子部は、前記第1可動部で角速度を検出可能であり、前記第2可動部で加速度を検出可能である請求項4に記載の振動デバイス。
- 前記基体に配置され、前記基体に対する前記可動部の変位を検出する固定検出電極を有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動デバイス。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動デバイスと、
前記振動デバイスを収納するパッケージと、を有することを特徴とする振動デバイスモジュール。 - 前記パッケージに収納され、前記振動デバイスと電気的に接続されている回路素子を有している請求項7に記載の振動デバイスモジュール。
- 前記振動デバイスは、前記回路素子を介して前記パッケージに固定されている請求項8に記載の振動デバイスモジュール。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動デバイスを有することを特徴とする電子機器。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動デバイスを有することを特徴とする移動体。
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