JP2019000346A - 自覚式検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自覚式検眼装置が省スペース化された場合であっても精度のよい自覚式検査を行うことができる自覚式検眼装置を提供する。【解決手段】視標呈示部と、光学部材と、を有し、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、被検眼に向けて投影する投影光学系10と、投影光学系を収納する筐体2と、視標光束を筐体の内部から外部に向けて出射するための呈示窓3と、筐体の外部に設けられた眼屈折力測定ユニット50と、筐体と眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段4と、を備え、被検眼の光学特性を自覚的に測定するための自覚式検眼装置であって、眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における、呈示窓から眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が180mm以下である。【選択図】図1

Description

本開示は、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置に関する。
被検者眼の前に配置される眼屈折力測定ユニットを用いて、眼屈折力測定ユニットの検査窓に球面レンズや柱面(乱視)レンズ等の光学素子を配置し、配置された光学素子を通して被検眼に視標を呈示することによって、被検眼の屈折力等を検査(測定)する自覚式検眼装置が知られている(特許文献1参照)。このとき、被検者は、眼屈折力測定ユニットの検査窓を覗き込むことによって、呈示された視標の見え具合を確認している。また、近年では、自覚式検眼装置において、眼屈折力測定ユニットと、視標呈示部を有する投影光学系を収納する筐体と、の間の距離を短くすることで省スペース化を考慮した自覚式検眼装置が検討されるようになっている。
特開平5−176893号公報
ところで、眼鏡販売店や病院等において、自覚式検眼装置を設置する部屋が小さい場合があり、自覚式検眼装置を配置した際に、部屋のスペースがなくなってしまう場合がある。このため、省スペースで配置できる自覚式検眼装置が望まれている。このため、眼屈折力測定ユニットと、視標呈示部を有する投影光学系を収納する筐体と、の間の距離を短くすることで省スペース化を考慮した自覚式検眼装置が検討されているが、省スペース化をすることによって、視標像の歪みの問題や視標光束が被検眼に導光される途中でけられてしまい視標光束を被検眼に良好に投影することができない問題が生じている。
本開示は、上記従来技術に鑑み、自覚式検眼装置が省スペース化された場合であっても精度のよい自覚式検査を行うことができる自覚式検眼装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 本開示の第1態様に係る自覚式検眼装置は、視標光束を出射する視標呈示部と、前記視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように前記被検眼に導光する光学部材と、を有し、前記視標呈示部から出射された前記視標光束を前記光学部材の光軸に対してずらして入射させて、前記視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系と、前記投影光学系を収納する筐体と、前記視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて出射するための呈示窓であって、前記筐体に設けられた呈示窓と、前記筐体より出射された前記視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットであって、前記筐体の外部に設けられた眼屈折力測定ユニットと、前記筐体と前記眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、前記眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段と、を備え、 前記眼屈折力測定ユニットを介した前記視標光束を前記被検眼に投影することで、前記被検眼の光学特性を自覚的に測定するための自覚式検眼装置であって、前記眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、前記視標呈示部からの前記視標光束が前記被検眼に投影される光路における、前記呈示窓から前記眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が180mm以下であることを特徴とする。
自覚式検眼装置を正面側から示す斜視図である。 自覚式検眼装置を背面側から示す斜視図である。 保持ユニットの外観カバーを外した場合の内部構成の概略図を示している。 投影光学系を左側面からみた図である。 観察ユニットについて説明するための図である。 眼屈折力測定ユニットを示す図である。 自覚式検眼装置における制御系の概略構成図である。 筺体の正面に眼屈折力測定ユニットが下降した状態を示す図である。
<概要>
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。図1〜図10は本実施形態に係る自覚式検眼装置について説明するための図である。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
なお、以下の説明においては、自覚式検眼装置の奥行き方向(被検者の測定の際の被検者の前後方向)をZ方向、奥行き方向に垂直(被検者の測定の際の被検者の左右方向)な平面上の水平方向をX方向、鉛直方向(被検者の測定の際の被検者の上下方向)をY方向として説明する。
例えば、本実施形態の自覚式検眼装置(例えば、自覚式検眼装置1)は、視標光束を出射する視標呈示部(例えば、ディスプレイ11)と、視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように被検眼に導光する光学部材(例えば、凹面ミラー13)とを有し、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系(例えば、投影光学系10)を備えていてもよい。
例えば、自覚式検眼装置は、投影光学系を収納する筐体(例えば、筐体2)を備えていてもよい。例えば、自覚式検眼装置は、視標光束を筐体の内部から外部に向けて出射するための呈示窓であって、筐体に設けられた呈示窓(例えば、呈示窓3)を備えていてもよい。例えば、自覚式検眼装置は、筐体より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニット(例えば、眼屈折力測定ユニット50)を備えてもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットは、筐体の外部に設けられていてもよい。
例えば、自覚式検眼装置は、筐体と眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段(例えば、保持アーム35)を備えていてもよい。例えば、保持手段は、筐体の上面に眼屈折力測定ユニットを一体的に連結するようにしてもよい。もちろん、保持手段は、上記と異なる位置で筐体と眼屈折力測定ユニットとを一体的に連結する構成であってもよい。
例えば、眼屈折力測定ユニットを用いる場合(例えば、眼屈折力測定ユニットが検査位置に配置された場合)において、眼屈折力測定ユニットの検査窓(例えば、検査窓53)と、筐体の呈示窓と、が対向して配置されている構成であってもよい。
例えば、本実施形態の自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットを介した視標光束を被検眼に投影することで、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために用いられる。例えば、自覚的に測定される被検眼の光学特性としては、眼屈折力(例えば、球面度数、乱視度数、乱視軸角度等)、コントラスト感度、両眼視機能(例えば、斜位量、立体視機能等)等が挙げられる。
例えば、自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットを用いる場合(例えば、眼屈折力測定ユニットを検査位置に配置した場合)において、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における、筐体の呈示窓から眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離(例えば、距離W)が180mm以下であるようにしてもよい。つまり、例えば、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における、呈示窓から眼屈折力測定ユニットまでの間の奥行き方向(Z方向)における第1距離が180mm以下(例えば、70mm、66mm、50mm、10mm等)であるようにしてもよい。例えば、第1距離は、筐体の呈示窓から眼屈折力測定ユニットの検査窓までの間の距離であってもよい。なお、眼屈折力測定ユニットの検査窓とは、被検者側の検査窓(例えば、検査窓53b)であってもよいし、筐体側の検査窓(例えば、検査窓53a)であってもよい。なお、本実施形態において、第1距離が180mm以下であるとは、第1距離が略180mm以下である構成を含む。
例えば、自覚式検眼装置は、第1距離を180mm以下とするために、保持手段が眼屈折力測定ユニットと筐体とを180mm以下で連結する構成であってもよい。例えば、自覚式検眼装置は、第1距離を180mm以下とするために、保持手段が眼屈折力測定ユニットと筐体とを180mm以下で連結する構成であってもよい。
このように、例えば、自覚式検眼装置は、視標光束を出射する視標呈示部と、視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように被検眼に導光する光学部材と、を有し、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系と、を備える。また、例えば、自覚式検眼装置は、投影光学系を収納する筐体と、視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて出射するための呈示窓であって、筐体に設けられた呈示窓と、筐体より出射された視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットであって、筐体の外部に設けられた眼屈折力測定ユニットと、筐体と眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段と、を備え、眼屈折力測定ユニットを介した視標光束を被検眼に投影することで、被検眼の光学特性を自覚的に測定するための自覚式検眼装置である。また、例えば、自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における、呈示窓から眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が180mm以下である。このような構成によって、自覚式検眼装置を省スペース化できるとともに、眼屈折力測定ユニットと筐体とが一体化された自覚式検眼装置であっても、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
なお、例えば、自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における、筐体の呈示窓から眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が10mm以上であるようにしてもよい。すなわち、第1距離は、10mm〜180mmいずれかの距離としてもよい。例えば、第1距離が10mm以上であるようにすることで、眼屈折力測定ユニットと筐体との間にスペースが生じるため、眼屈折力測定ユニットを移動させる際(例えば、検査位置と退避位置との間で移動させる際)に、眼屈折力測定ユニットと筐体とが干渉することを抑制することができる。
例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、光路における視標呈示部から光学部材までの第2距離(例えば、距離W1+W2)が540mm〜570mm(例えば、550mm、555mm、560mm等)のいずれかの距離となるように、視標呈示部及び光学部材が配置されるようにしてもよい。すなわち、第2距離は、第1距離に応じて設定されるようにしてもよい。このように、例えば、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、視標呈示部からの視標光束が被検眼に投影される光路における視標呈示部から光学部材までの第2距離が540mm〜570mmのいずれかの距離となるように、視標呈示部及び光学部材が配置されていてもよい。これによって、自覚式検眼装置を省スペース化できるとともに、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とする構成として、遠用距離検査において、被検眼に対して5mの位置に視標が呈示されているように見せることができる(被検眼から5mの像点位置に虚像を形成することができる)構成であってもよい。また、例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とする構成として、視標呈示部から出射された視標光束の歪みが少ない状態で被検眼に投影される構成であってもよい。また、例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とする構成として、自覚式検眼装置が省スペース化される構成であってもよい。
例えば、省スペース化された自覚式検眼装置としては、眼屈折力測定ユニットが検査位置に配置されている状態において、奥行方向のサイズ(筐体の背面から眼屈折力測定ユニットの前面(眼屈折力測定ユニットの被検者側の前面)までの長さ)が550mm以下(例えば、540mm、519mm、510mm等)、水平方向(X方向)のサイズ(長さ)が570mm以下(例えば、560mm、550mm、540mm等)、上下方向(Y方向)のサイズ(長さ)が780mm以下(770mm、763mm、750mm等)であってもよい。もちろん、省スペース化された自覚式検眼装置とは、上記サイズに限定されない。
なお、例えば、自覚式検眼装置は、第2距離に応じた光学部材の曲率が設定されてもよい。例えば、光学部材の曲率としては、光学部材の焦点距離が620mm〜650mmのいずれかの焦点距離となる構成であってもよい。もちろん、光学部材の曲率としては、上記焦点距離に限定されない。このように、例えば、第2距離に応じた光学部材の曲率を設定することで、投影光学系によって第2距離が異なる場合であっても、所定の倍率にて視標を呈示することができる。
例えば、視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように被検眼に導光する光学部材は、凹面ミラー、レンズ等の少なくともいずれかであってもよい。例えば、光学部材が凹面ミラーである場合、凹面ミラーに対する視標光束の入射角度が10°以下となるようにしてもよい。この場合、例えば、凹面ミラーに対する視標光束の入射角度が10°以下となるように、視標呈示部及び凹面ミラーが配置されるようにしてもよい。なお、入射角度は、視標呈示部の画面に対する法線方向の軸(視標呈示部の光軸)と、凹面ミラーの光軸との成す角であってもよい。このように、例えば、本実施例において、光学部材は、凹面ミラーであって、凹面ミラーに対する視標光束の入射角度が10°以下であってもよい。これによって、凹面ミラーによる歪や収差を抑制することができ、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
例えば、自覚式検眼装置において、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、呈示窓は、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上であってもよい。この場合、一例として、検者が検査窓を覗き込んだ際の視野角は、40°であってもよい。もちろん、異なる視野角であってもよい。また、この場合、一例として、眼屈折力測定ユニットの左右の検査窓の光軸間の距離(PD)は85mmであってもよい。もちろん、PDは異なる距離であってもよい。このように、例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、呈示窓が、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上であってもよい。これによって、一体型の自覚式検眼装置の場合に、被検者が検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、検眼窓を覗いた際の視野角が狭まることを抑制し、好適に自覚式検査を行うことができる。また、検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、呈示窓の枠等が見えることによって、被検眼の調節力が働くことを抑制し、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
なお、本実施形態においては、呈示窓は、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上である場合を例に挙げているがこれに限定されない。例えば、呈示窓は、被検者が検査窓を覗き込んだ際の視野角(例えば、検査窓の視野角)の範囲よりも広範囲のサイズであればよい。すなわち、呈示窓の枠が視野角から外れる構成であればよい。なお、呈示窓のサイズに応じて視標呈示部のサイズを変更するようにしてもよい。
例えば、自覚式検眼装置は、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、呈示窓は、水平方向のサイズが270mm以下であって、上下方向のサイズが190mm以下であるようにしてもよい。これによって、一体型の自覚式検眼装置の場合に、検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、呈示窓で反射された外乱光が被検眼に導光されること及び外乱光が筐体内部に入り込むことで視標が確認しづらくなることを抑制し、精度のよい自覚式検査を行うことができる。なお、呈示窓のサイズに応じて視標呈示部のサイズを変更するようにしてもよい。
<投影光学系>
例えば、投影光学系は、視標光束を被検眼に向けて投影する少なくとも1つ以上の光学部材等を有してもよい。
例えば、投影光学系は、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する。この場合、例えば、視標呈示部の画面に対する法線方向を光学部材の光軸に対して傾斜させて視標呈示部を配置するようにしてもよい。
例えば、投影光学系は、光学部材が凹面ミラーである場合に、視標呈示部によって出射された視標光束を凹面ミラーに向けて反射させ、凹面ミラーによって反射された視標光束を筐体の内部から外部に向けて導光する反射部材(例えば、平面ミラー12)を有するようにしてもよい。このような構成によって、投影光学系の部材をより少なくすることができ、自覚式検眼装置をより省スペース化することができる。もちろん、投影光学系は上記構成に限定されず、視標呈示部から出射された視標光束を光学部材の光軸に対してずらして入射させて、視標光束を被検眼に向けて投影する構成であればよい。
例えば、反射部材としては、ミラー(例えば、全反射ミラー、ハーフミラー等)、プリズム等のいずれかであってもよい。もちろん、反射部材は、これに限定されず、視標光束を被検眼に向けて導光する部材であればよい。
例えば、反射部材の傾斜角度としては、30°〜40°(例えば、34°、36°、38°等)のいずれかの傾斜角度であってもよい。反射部材の傾斜角度としては、30°〜40°のいずれかの傾斜角度で設計されていることによって、自覚式検眼装置をより省スペース化することができる。もちろん、反射部材の傾斜角度としては、これに限定されず、種々の傾斜角度で設計してもよい。なお、反射部材の傾斜角度は、反射部材によって反射された視標光束が被検眼に向かう光軸(被検眼に対して正面方向から視標を投影するために設定された光軸)(例えば、光軸L4)に対する傾斜角度であってもよい。例えば、反射部材の傾斜角度は、反射部材によって反射された視標光束が被検眼に向かう光軸と、反射部材の光軸(反射部材の反射面の法線方向の軸)と、の成す角であってもよい。
例えば、視標呈示部としては、ディスプレイを用いる構成であってもよい。例えば、ディスプレイとしては、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等が用いられる。例えば、ディスプレイには、ランドルト環視標等の検査視標等が表示される。例えば、視標呈示部としては、DMD(Digital Micromirror Device)を用いてもよい。一般的にDMDは反射率が高く、明るい。そのため、偏光を用いる液晶ディスプレイを用いた場合と比べ、視標光束の光量を維持できる。
例えば、視標呈示部としては、視標呈示用可視光源と、視標板と、を有する構成であってもよい。この場合、例えば、視標板は、回転可能なディスク板であり、複数の視標を持つ。複数の視標は、例えば、自覚測定時に使用される視力検査用視標、等を含んでいる。例えば、視力検査用視標は、視力値毎の視標(視力値0.1、0.3、・・・、1.5)が用意されている。例えば、視標板はモータ等によって回転され、視標は、被検眼に視標光束が導光される光路上で切換え配置される。もちろん、視標光束を投影する視標呈示部としては、上記構成以外の視標呈示部を用いてもよい。
例えば、本実施形態において、投影光学系は、左右一対に設けられた右眼用投影光学系と左眼用投影光学系を有するようにしてもよい。この場合、例えば、左右一対に設けられた視標呈示部を用いるようにしてもよい。例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とが、同一の部材によって構成されていてもよい。また、例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とで少なくとも一部の部材が異なる部材によって構成されていてもよい。例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とで少なくとも一部の部材が兼用されている構成であってもよい。また、例えば、右眼用投影光学系と左眼用投影光学系は、右眼用投影光学系を構成する部材と左眼用投影光学系を構成する部材とが、別途それぞれ設けられている構成であってもよい。
<眼屈折力測定ユニット>
例えば、眼屈折力測定ユニットは、視標光束の光学特性(例えば、球面度数、円柱度数、円柱軸、偏光特性、及び収差量、等の少なくともいずれか)を変更する。例えば、視標光束の光学特性を変更する構成として、光学素子を制御する構成であってもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットは、波面変調素子を用いる構成であってもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットは、検査窓に光学素子を切り換え配置する左右一対のレンズ室ユニットを備える構成であってもよい。
<移動手段>
例えば、自覚式検眼装置は、移動手段(例えば、移動ユニット6)を備えていてもよい。例えば、移動手段は、眼屈折力測定ユニットの位置を移動させるための駆動手段(例えば、駆動部30)を有し、駆動手段の駆動によって、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動可能にする構成であってもよい。例えば、自覚式検眼装置は、制御手段(例えば、制御部80)を備えていてもよい。例えば、制御手段は、駆動手段を駆動することによって、移動手段を制御して、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させるようにしてもよい。
例えば、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で自動的に移動させることによって、容易に眼屈折力測定ユニットの移動を行うことができる。
例えば、移動手段は、眼屈折力測定ユニットを検査位置より上方の退避位置に移動可能にする構成であってもよい。これによって、眼屈折力測定ユニットが被検者の顔を横切ることなく退避させることができるため、過度の接触をより抑制することができる自覚式検眼装置を提供することができる。また、自覚式検眼装置の周りに他の部材を配置していても、眼屈折力測定ユニットが他の部材と過度に接触する可能性を抑制できる。
また、例えば、移動手段は、眼屈折力測定ユニットを検査位置より水平方向(例えば、左方向と右方向との少なくとも一方)の退避位置に移動可能にする構成であってもよい。もちろん、例えば、移動手段は、眼屈折力測定ユニットを検査位置より任意の方向の退避位置に移動可能にする構成であってもよい。
なお、本実施形態においては、駆動手段の駆動によって、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動可能にする構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、手動によって、眼屈折力測定ユニットが移動される構成であってもよい。
<実施例>
以下、本実施例における自覚式検眼装置の構成について説明する。例えば、図1は、自覚式検眼装置1を正面側から示す斜視図である。例えば、図2は、本実施例に係る自覚式検眼装置1を背面側から示す斜視図である。なお、本実施例においては、後述する呈示窓3が位置する側を自覚式検眼装置1の正面、後述する観察窓41が位置する側を自覚式検眼装置1の背面として説明する。例えば、図1(a)は、自覚式検眼装置1を正面の左方側から示す斜視図である。また、例えば、図1(b)は、自覚式検眼装置1を正面の右方側から示す斜視図である。
例えば、自覚式検眼装置1は、筐体2、呈示窓3、保持ユニット4、第1操作部8、第2操作部9、投影光学系10、観察ユニット40、眼屈折力測定ユニット50等を備える。また、本実施例において、自覚式検眼装置1には、肘置き90が設けられている。例えば、肘置き90が設けられていることによって、安定した状態で検査を行うことができる。例えば、検者が立った状態で検査を行った場合あっても、肘置き90に肘を置いた状態で検査を行うことで、姿勢を安定させて検査を行うことができ、精度のよい自覚式検査を行うことができる。なお、肘置き90にさらに、被検者が手で握るためのアームを設けるようにしてもよい。肘置き90に肘を置くとともに、アームを手で握ることによって、より姿勢を安定させて検査を行うことができる。
例えば、本実施例においては、被検者が筺体2の正面に対向する。例えば、筐体2は、その内部に投影光学系10を収納する。例えば、呈示窓3は、被検者眼(以下、被検眼と記載)に検査視標を呈示するために用いる。例えば、呈示窓3は、投影光学系10における視標光束を透過する。このため、被検眼には、呈示窓3を介した視標光束が投影される。例えば、呈示窓3は、埃などの侵入を防ぐために透明パネルで塞がれている。例えば、透明パネルとしては、アクリル樹脂やガラス板等の透明な部材を用いることができる。本実施例において、例えば、呈示窓3のサイズは、水平方向のサイズが184mmであって、上下方向のサイズが99mmである。もちろん、呈示窓3のサイズはこれに限定されない。例えば、呈示窓3のサイズは、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上であてもよい。また、例えば、呈示窓のサイズは、水平方向のサイズが270mm以下であって、上下方向のサイズが190mm以下であってもよい。
なお、眼屈折力測定ユニット50が、呈示窓3と被検眼との間に配置されている場合、被検眼には、呈示窓3及び眼屈折力測定ユニット50の検査窓53を介した視標光束が投影される。
例えば、保持ユニット4は、眼屈折力測定ユニット50を保持する。例えば、保持ユニット4によって、眼屈折力測定ユニット50が、退避位置あるいは検査位置に支持される。例えば、本実施例における退避位置は、図1に示すように、筺体2の上部に眼屈折力測定ユニット50が上昇した状態である。また、本実施例における検査位置は、図8に示すように、筺体2の正面に眼屈折力測定ユニット50が下降した状態である。このような退避位置と検査位置の切り換えは、保持ユニット4が有する移動ユニット6(図3参照)によって、保持ユニット4の保持アーム35(図3参照)が上下移動されることによって行われる。なお、本実施例においては、保持アーム35と移動ユニット6が一体的に構成された保持ユニット4を備えている。もちろん、保持アーム35と移動ユニット6は、別途独立して設けられていてもよい。
<保持ユニット>
以下、保持ユニット4の詳細について説明する。例えば、図3は、保持ユニット4の外観カバーを外した場合の内部構成の概略図を示している。なお、図3においては、支持アーム35に連結される眼屈折力測定ユニット50は省略している。例えば、図3(a)は、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に移動された場合の保持ユニット4の内部構成を示している。例えば、図3(b)は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に移動された場合の保持ユニット4の内部構成を示している。
例えば、保持ユニット4は、連結部5、移動ユニット6、基台31、保持アーム35等を備える。例えば、保持ユニット4は、連結部5を介して、眼屈折力測定ユニット50と連結される。例えば、連結部5は、回転軸R3を中心として保持アーム35に対して回転可能に連結している。例えば、保持アーム35は、基台31に回転可能に取り付けられている。例えば、基台31は筺体2の上面に設けられている。例えば、基台31は、連結部33を介して筐体2に連結される。例えば、基台31は、連結部33を介して筐体2に固定配置される。なお、本実施例においては、基台31と連結部33が別途設けられる構成を例に挙げて説明しているがこれに限定されない。基台31と連結部33が一体的に構成されていてもよい。この場合、例えば、基台31と筐体2が連結されるようにしてもよい。
例えば、移動ユニット6は、駆動部(例えば、モータ)30、シャフト7、支持部材85、ブロック32、ブロック受け36、支持部材38、ブロック受け39、検出器70、遮光部71、長穴72、制限部材75、長穴76、ベアリング77等を備える。なお、移動ユニット6は、少なくともモータ30を備える構成であってもよい。例えば、モータ30は保持アーム35に固定されており、シャフト7の上部と連結している。例えば、シャフト7の下部は図示無きネジ部を有し、支持部材85と嵌合する。すなわち、支持部材85は、シャフト7と嵌合するように、シャフト7が貫通する部分において図示無きネジ部を有している。例えば、支持部材85は基台31に取り付けられている。例えば、支持部材85は、支持部材85の回転軸(中心軸)R1を中心として、シャフト7を基台31に対して回転可能に支持する。例えば、保持アーム35は、支持部材38によって、基台31に取り付けられている。例えば、支持部材38は、支持部材38の回転軸(中心軸)R2を中心として、保持アーム35を基台31に対して回転可能に支持する。
例えば、ブロック32は、支持部材38と連結されている。例えば、ブロック32は、支持部材38の回転とともに支持部材38の回転軸R2を中心として、基台31に対して回転可能となっている。例えば、ブロック受け36及びブロック受け39は、基台31に固定されている。例えば、ブロック受け36及びブロック受け39は、ブロック32とそれぞれ異なる所定の位置で接触する構成となっている。例えば、ブロック32が、支持部材38の回転に伴って、支持部材38の回転軸R2を中心として基台31に対して回転した場合に、ブロック32が所定の位置まで回転すると基台31に設けられたブロック受け36又はブロック受け39と接触し、ブロック32の回転が停止される。例えば、本実施例において、ブロック受け36は、眼屈折力測定ユニット50が退避位置から検査位置に到達した場合にブロック受け36とブロック32とが接触し、ブロック32の回転が停止される位置に、ブロック受け36が配置されている。また、例えば、本実施例において、ブロック受け39は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置から退避位置に到達した場合にブロック受け39とブロック32とが接触し、ブロック32の回転が停止される位置に、ブロック受け39が配置されている。
例えば、図3(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に配置された状態から図3(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に配置された状態となる動作について説明する。例えば、モータ30が駆動することによって、シャフト7が回転する。例えば、モータ30は正回転することによって、シャフト7が回転する。シャフト7が回転することによって、シャフト7のネジ部が回転し、シャフト7のネジ部と螺合した支持部材85に対して移動する。すなわち、支持部材85に対して、シャフト7がシャフト7の軸方向に移動する。例えば、支持部材85に対してシャフト7が移動して、支持部材85からシャフト7の突出した部分が多くなる(シャフト7が長くなる)。例えば、シャフト7の突出部分が多くなる移動に連動して支持部材85が回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。
例えば、支持部材85が回転軸R1を中心として回転することによって、シャフト7も回転軸R1を中心として回転する。すなわち、シャフト7は、支持部材85に対してシャフト7の軸方向に移動するとともに、回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。例えば、シャフト7が回転をすることによって、シャフト7に連結したモータ30が回転軸R1を中心として矢印A方向に回転する。また、例えば、モータ30が固定された保持アーム35は、支持部材38の回転軸R2を中心として、モータ30の回転と一体的に矢印A方向に回転する。これによって、保持アーム35と連結した連結部5が矢印A方向に回転し、連結部5に連結された眼屈折力測定ユニット50が矢印A方向に回転する。また、例えば、連結部5は、眼屈折力測定ユニット50の自重によって、眼屈折力測定ユニット5が、垂直状態を維持できるように保持アーム35に対して回転する。なお、本実施例において、垂直状態は略垂直状態を含む。これによって、例えば、図3(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置から、図3(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に移動される。すなわち、眼屈折力測定ユニット50を下方向に移動させることができる。
また、例えば、眼屈折力測定ユニット50のA方向への回転(検査位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に停止される。例えば、モータ30の駆動とともに、ブロック32が回転軸R2を中心としてA方向に回転され、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に、ブロック受け36と接触する。例えば、ブロック32は、ブロック受け36と接触することによって、回転が停止される。例えば、ブロック32が停止されることによって、ブロック32と連結された支持部材38の回転が停止される。また、これに伴って、シャフト7及び支持部材85の回転も停止される。これによって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置で停止される。すなわち、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置で停止される。
例えば、眼屈折力測定ユニット50のA方向への回転(検査位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け36によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置に到達した際に停止された後、モータ30は続けて駆動されている。例えば、モータ30が駆動することによって、シャフト7が回転をするがブロック32及びブロック受け36によって、シャフト7は移動できない状態となる。このとき、例えば、支持部材85に対するシャフト7のシャフト7の軸方向における移動は停止され、シャフト7に対して支持部材85の移動が開始される。すなわち、モータ30による駆動が、シャフト7の移動から支持部材85の移動に切り換えられる。例えば、支持部材85の移動が開始された後、支持部材85が所定の位置に移動されると、モータ30の駆動が停止される。
このようにして、眼屈折力測定ユニット50の検査位置への移動が完了される。例えば、シャフト7の移動から支持部材85の移動へ切り換え機構は、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ移動している際に、他の部材と接触した場合の接触抑制機構として用いることができる。
例えば、図3(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置に配置された状態から図3(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に配置された状態となる動作について説明する。例えば、モータ30は逆回転することによって、シャフト7が回転する。シャフト7が回転することによって、例えば、支持部材85に対してシャフト7がシャフト7の軸方向に移動して支持部材85からシャフト7の突出部分が少なくなる(シャフト7が短くなる)。例えば、シャフト7が短くなる移動に連動して支持部材85が回転軸R1を中心として矢印B方向に回転する。上記の説明と同様に、支持部材85が回転軸R1を中心として回転することによって、保持アーム35と連結した連結部5が回転軸R2を中心として矢印B方向に回転し、連結部5に連結された眼屈折力測定ユニット50が矢印B方向に回転する。また、例えば、連結部5は、眼屈折力測定ユニット50の自重によって、眼屈折力測定ユニット5が、垂直状態を維持できるように保持アーム35に対して回転する。これによって、例えば、図3(b)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が検査位置から、図3(a)に示されるような眼屈折力測定ユニット50が退避位置に移動される。すなわち、眼屈折力測定ユニット50を上方向に移動させることができる。
また、例えば、眼屈折力測定ユニット50のB方向への回転(退避位置への移動)は、ブロック32及びブロック受け39によって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に到達した際に停止される。例えば、モータ30の駆動とともに、ブロック32が回転軸R2を中心としてB方向に回転され、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に到達した際に、ブロック受け39と接触する。例えば、ブロック32は、ブロック受け39と接触することによって、回転が停止される。例えば、ブロック32が停止されることによって、ブロック32と連結された支持部材38の回転が停止される。また、これに伴って、シャフト7及び支持部材85の回転も停止される。これによって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置で停止される。すなわち、ブロック32及びブロック受け39によって、眼屈折力測定ユニット50が退避位置で停止される。このようにして、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動が完了される。
なお、本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動は、ブロック32及びブロック受け39によって、停止される構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、退避状態を検出する検出手段を設けて、検出結果に基づいて、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動を停止させるようにしてもよい。この場合、一例として、例えば、支持部材38に遮蔽部を設けるとともに、基台31に検出器を設ける。例えば、眼屈折力測定ユニット50が退避位置に位置した場合に、支持部材38に設けられた遮蔽部が検出器によって検出された場合に、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動を停止させるようにしてもよい。
<第1操作部及び第2操作部>
以下、第1操作部8及び第2操作部9について説明する。例えば、第1操作部8は、上下移動スイッチ(眼屈折力測定ユニット50の移動スイッチ)である。また、例えば、第2操作部9は、上下移動スイッチ(眼屈折力測定ユニット50の移動スイッチ)である。すなわち、本実施例において。第1操作部8と第2操作部9は、同一の操作をするための操作部である。例えば、第1操作部8又は第2操作部9が操作されることによって、眼屈折力測定ユニット50を被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させることができる。
例えば、第1操作部8は、筐体2の左側面に配置されている。例えば、第2操作部9は、筐体2の右側面に配置されている。例えば、第1操作部と第2操作部は、左右側面における上方に配置されている。なお、本実施例においては、例えば、第1操作部と第2操作部は、筐体2の中心を基準として、左右対称な位置に配置されている。
なお、本実施例において、例えば、第1操作部8と第2操作部9は、同一の形状を有する操作部である。例えば、第1操作部8と第2操作部9とで同一の形状であるため、第1操作部8又は第2操作部9の一方を操作する際に他方と同様の操作で、自覚式検眼装置1を操作することができるため、検者が誤った操作を行う可能性を抑制でき、操作しやすくなる。
なお、本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50を被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させるための操作部として、第1操作部8と第2操作部9が設けられる構成としたがこれに限定されない。例えば、眼屈折力測定ユニット50を被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させるための操作部としては、少なくとも1つ以上の操作部を有する構成であってもよい。一例として、1つの操作部を用いる場合、操作部は、自覚式検眼装置1の左右側から操作が可能な位置に配置されるようにしてもよい。
<投影光学系>
以下、投影光学系10について説明する。例えば、図4は、投影光学系10を左側面(図1における矢印方向C1)からみた図である。図4(a)は、遠用検査時における光学配置を示している。図4(b)は、近用検査時における光学配置を示している。例えば、投影光学系10は、視標呈示部を有し、視標呈示部から出射された視標光束を被検眼Eに向けて投影する。例えば、本実施例において、視標呈示部として、ディスプレイ(例えば、ディスプレイ11)が用いられる。例えば、投影光学系10は、ディスプレイ11、平面ミラー12、凹面ミラー13、遠近切換部20等を備える。
例えば、ディスプレイ11には、ランドルト環視標や固視標等の検査視標が表示される。例えば、ディスプレイ11の表示は、後述する制御部80によって制御される。例えば、ディスプレイとしては、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)、プラズマディスプレイ等を用いてもよい。
例えば、図4(a)に示す遠用検査時には、ディスプレイ11の画面が筺体2の奥側を向き、視標光束が奥方向に向けて出射される。なお、視標光束は、ディスプレイから水平方向(Z方向)に出射されてもよいし、斜め方向(YZ方向)に出射されてもよい。例えば、図4(b)に示す近用検査時には、ディスプレイ11の画面が上側を向き、視標光束が上方向に向けて出射される。なお、視標光束は、ディスプレイから垂直方向(Y方向)に出射されてもよいし、斜め方向(YZ方向)に出射されてもよい。このようにして、ディスプレイ11からの視標光束は被検眼Eに向けて投影される。
例えば、平面ミラー12は、ディスプレイ11からの視標光束を反射させ、凹面ミラー13に導光する。また、例えば、平面ミラー12は、ディスプレイ11からの視標光束を反射させ、被検眼Eに導光する。例えば、平面ミラー12は、その下部(図4における平面ミラー12の実線部)にのみミラーコートを施しており、上部(図4における平面ミラー12の点線部)にはミラーコートを施していない。
このため、本実施例では平面ミラー12の上部が透明な構成となっている。例えば、近用検査時において、ディスプレイから被検眼Eまでの光学距離が40cmとなるように設計されている。もちろん、近用検査時において、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が40cmに限定されず、異なる光学距離(例えば、20cm、30cm、50cm、60cm等)であってもよい。なお、本実施例においては、視標光束を反射させることが可能であればよく、平面ミラーを用いる構成に限定されない。例えば、反射部材であればよい。この場合、例えば、プリズム、ビームスプリッタ、ハーフミラー、全反射ミラー等を用いる構成であってもよい。
例えば、平面ミラー12の傾斜角度θ2は、38°で設計されている。もちろん、平面ミラー12の傾斜角度は、これに限定されない。例えば、平面ミラー12の傾斜角度は、としては、30°〜40°のいずれかの傾斜角度であってもよい。平面ミラー12の傾斜角度としては、30°〜40°のいずれかの傾斜角度で設計されていることによって、自覚式検眼装置をより省スペース化することができる。なお、平面ミラー12の傾斜角度は、平面ミラー12によって反射された視標光束が被検眼に向かう光軸L4に対する傾斜角度であってもよい。例えば、平面ミラー12の傾斜角度は、平面ミラー12によって反射された視標光束が被検眼に向かう光軸と、平面ミラー12の光軸(反射部材の反射面の法線方向の軸)と、の成す角であってもよい。
例えば、凹面ミラー13は、ディスプレイ11からの視標光束を平面ミラー12に向けて反射する。例えば、凹面ミラー13は、ディスプレイ11に表示された検査視標の呈示距離を遠用検査距離に設定する。例えば、凹面ミラー13の焦点距離は、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が5mとなるように設計されている。もちろん、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が5mに限定されず、異なる光学距離(例えば、3m、4m等)であってもよい。本実施例において、例えば、凹面ミラー13の焦点距離は、637.5mmで設計されている。もちろん、凹面ミラー13の焦点距離はこれに限定されない。なお、本実施例においては、凹面ミラー13を用いる構成に限定されない。例えば、視標光束を反射することのできる反射部材であってもよい。この場合、例えば、非球面ミラーや自由曲面ミラー等を用いる構成であってもよい。また、例えば、レンズを用いる構成であってもよい。この場合、例えば、ディスプレイ11からレンズを介して、被検眼Eに視標光束が投影されることで、レンズによって、ディスプレイ11から被検眼Eまでの光学距離が5mとなるように設計されている構成であってもよい。
例えば、図4(a)に示す遠用検査時において、被検者の被検眼Eには、ディスプレイ11から出射し、平面ミラー12、凹面ミラー13、平面ミラー12の順に光学部材を経由した視標光束が投影される。すなわち、ディスプレイ11から出射した視標光束は、光軸L1を通って平面ミラー12に入射すると、光軸L2方向に反射されて、凹面ミラー13へと向かう。なお、凹面ミラー13に対するディスプレイ11より出射された視標光束の入射角度θは、が4.9°で設計されている。もちろん、入射角度は上記構成に限定されず、10°以下であってもよい。なお、本実施例において、入射角度θは、凹面ミラー13の光軸L5と光軸L2との成す角度である。
例えば、本実施例において、遠用検査時における、ディスプレイ11から凹面ミラー13までの距離W1+W2は、555mmとなるように設計されている。もちろん、ディスプレイ11から凹面ミラー13までの距離W1+W2は、上記構成に限定されず、540mm〜570mm以下であってもよい。なお、ディスプレイ11から凹面ミラーまでの距離W1+W2とは、ディスプレイ11から出射された視標光束が平面ミラー12に入射されるまでの光軸L1上における距離W1と、平面ミラー12によって反射された視標光束が凹面ミラー13に入射されるまでの光軸L2上における距離W2と、から求められる距離である。すなわち、距離W1と距離W2を足しあわせた距離がディスプレイ11から凹面ミラー13までの距離W1+W2である。
例えば、この視標光束が凹面ミラー13に入射すると、光軸L3方向に反射されて、平面ミラー12へと向かう。さらに、視標光束が平面ミラー12に入射すると、光軸L4方向に反射されて、被検者の被検眼Eに投影される。また、例えば、図4(b)に示す近用検査時において、被検者の被検眼Eには、ディスプレイ11から出射し、平面ミラー12に反射された視標光束が投影される。すなわち、ディスプレイ11から出射した視標光束は、光軸L3を通って平面ミラー12に入射し、光軸L4方向に反射されて、被検者の被検眼Eに投影される。例えば、投影光学系10は、このようにして、筺体2の内部から外部へと視標光束を射出する。
例えば、遠近切換部20は、遠用検査時と近用検査時とにおいて、ディスプレイ11の位置を変更する。例えば、遠近切換部20は、保持部21、ギヤ22、モータ23等を備える。例えば、保持部21は、ディスプレイ11を保持する。例えば、ギヤ22は、ウォーム部24とホイール部25を有する。例えば、ウォーム部24とホイール部25は、互いが噛み合うギヤで形成されている。例えば、ウォーム部24にはモータ23が連結されており、ホイール部25には保持部21が連結されている。例えば、モータ23が駆動することでウォーム部24が回転し、これに伴ってホイール部25が矢印方向に回転する。これによって、ディスプレイ11を保持部21とともに一体的に移動させることが可能であり、ディスプレイ11の画面に表示される検査視標の呈示位置を、遠用検査時と近用検査時とで切り換えることができる。なお、ギヤ22及びモータ23は筐体2の側壁に配置されており、ディスプレイ11から被検眼Eに向かう視標光束を妨げない位置に配置されている。
なお、本実施例では、投影光学系10の光軸L3及び光軸L4が、遠用検査時と近用検査時において同軸となる構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、本実施例では、被検眼Eに視標光束を導光することができればよく、遠用検査時と近用検査時で別々の光路を通過する構成であってもよい。
<観察ユニット>
以下、観察ユニット40について説明する。図5は、観察ユニットについて説明するための図である。例えば、本実施例における観察ユニット40は、呈示窓3を介して、後述する眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を観察するために用いる。例えば、本実施例において、観察ユニット40は、観察窓41、遮蔽部42、カバー43、検出器(検出手段)45等を備える。なお、観察ユニット40としては、少なくとも観察窓41を備える構成であってもよい。
例えば、観察窓41は、眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を、筐体2の外部から呈示窓3を介して観察するために用いる。例えば、本実施例における観察窓41は、検者眼OEから被検眼Eの瞳孔位置を確認することが可能な位置に配置されている。例えば、観察窓41を検者が覗き込んだ場合に、検者の視線を平面ミラー12によって遮らないように、検者の視線が通過する領域において、平面ミラー12が透明に形成されている。 例えば、遮蔽部42は、投影光学系10からの視標光束が観察窓41に入ること抑制する。例えば、本実施例においては、遮蔽部42は、平面ミラー12における透明部とミラー部との境界に配置されている。
例えば、カバー43はヒンジ44によって筺体2に固定されており、観察窓41に対して開閉することができる。例えば、カバー43は、検者が図示なきノブを押し引きすることで開閉可能である。
例えば、検出器45は、観察ユニット40におけるカバー43の開閉を検出する。例えば、検出器45はフォトインタラプタ等の光センサを用いて構成される。すなわち、本実施例における検出器45は、発光素子と受光素子が対向する凸部45aを有し、凹部45bにはカバー43に設けられた突出部46が嵌合する。例えば、検出器45は、凹部45bに突出部46が嵌合することによって発光素子からの光が遮光されると、カバーが閉じた状態であることを検出する。また、例えば、検出器45は、凹部45bから突出部46が離れ、発光素子からの光が受光素子に受光されると、カバーが開いた状態であることを検出する。
<眼屈折力測定ユニット>
以下、眼屈折力測定ユニット50について説明する。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、筐体2と近接している(図4参照)。例えば、本実施例においては、眼屈折力測定ユニット50における検査窓53から、筐体2に配置された呈示窓3までの距離W(図4参照)が66mmに設計されている。例えば、本実施例において、検査窓53からの視野角が40°で設計されている。例えば、検眼窓53は、筐体2側に配置される検眼窓53aと被検眼E側に配置される検眼窓53bを有する。本実施例においては、筐体2側に配置される検眼窓53aから筐体2に配置された呈示窓3までの距離Wが66mmに設計されている。なお、検査窓53aから呈示窓3までの距離Wは、本実施例に限定されない。例えば、距離Wは、180mm以下であってもよい。
例えば、距離Wが検者の頭長よりも短い場合において、眼屈折力測定ユニット50と筐体2との間に、検者が頭を入り込ませることができなくなるため、眼屈折力測定ユニット50と被検眼Eとの位置関係を観察することが困難となる。このため、距離Wが検者の頭長よりも短い場合において、観察窓41を効果的に用いることができる。
例えば、図6は、眼屈折力測定ユニット50を示す図である。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、額当て51、左右一対のレンズ室ユニット52、検査窓53、駆動部54、駆動部55、移動ユニット56、角膜位置照準光学系60等を備える。例えば、額当て51は被検者の額に当接し、被検眼Eと眼屈折力測定ユニット50との距離を一定に保つために用いられる。
例えば、レンズ室ユニット52は、検査窓53に光学素子を切り換えて配置する。例えば、レンズ室ユニット52の内部には、レンズディスク57が備えられている。レンズディスク57は、同一円周上に多数の光学素子(球面レンズ、円柱レンズ、分散プリズム等)を配置する。例えば、レンズディスク57は、駆動部54(アクチュエータ等)によって回転制御される。これによって、検者が所望する光学素子が検査窓53に配置される。例えば、検査窓53に配置された光学素子は、駆動部55(モータやソレノイド等)によって回転制御される。これによって、光学素子は検者が所望する回転角度で検査窓53に配置される。
例えば、レンズディスク57は、1枚のレンズディスク、または複数枚のレンズディスクからなる。例えば、複数枚のレンズディスク(レンズディスク群)を備える場合には、各レンズディスクに対応する駆動部がそれぞれ設けられる。例えば、レンズディスク群の各レンズディスクは、開口(または0Dのレンズ)及び複数の光学素子を備える。各レンズディスクの種類としては、度数の異なる複数の球面レンズを有する球面レンズディスク、度数の異なる複数の円柱レンズを有する円柱レンズディスク、補助レンズディスクが代表的である。また、本実施例におけるレンズディスクは、十字線が付された位置合わせ用のレンズを備える。例えば、補助レンズディスクには、赤フィルタ/緑フィルタ、プリズム、クロスシリンダレンズ、偏光板、マドックスレンズ、オートクロスシリンダレンズの少なくともいずれかが配置される。なお、レンズディスクの詳細な構成については、特開2007−68574号公報及び特開2011−72431号公報を参考にされたい。
例えば、移動ユニット56は、レンズ室ユニット52の間隔を調整する。例えば、左右レンズ室ユニットの間隔は、スライド機構を有する駆動部58によって調整される。これによって、検査窓53の間隔を、被検者の瞳孔間距離(PD)に合わせて変更することができる。また、移動ユニット56は、左右レンズ室ユニットの輻輳角(内寄せ角)を調整する。例えば、左右眼屈折力測定ユニットの輻輳角は、輻輳機構を有する駆動部59によって調整される。なお、移動ユニットの詳細な構成については、特開2004−329345号公報を参考にされたい。
なお、眼屈折力測定ユニット50は、上記構成に限定されない。例えば、眼屈折力測定ユニット50は、視標光束の光学特性(例えば、球面度数、円柱度数、円柱軸、偏光特性、及び収差量、等の少なくともいずれか)を変更する構成であればよい。例えば、視標光束の光学特性を変更する構成として、光学素子を制御する構成であってもよい。例えば、波面変調素子を用いる構成であってもよい。
<制御部>
例えば、図7は、自覚式検眼装置1における制御系の概略構成図である。例えば、制御部80には、第1操作部8、第2操作部9、ディスプレイ11、検出器45、コントローラ81、不揮発性メモリ82、光源91、等が接続されている。また、例えば、制御部80には、移動ユニット6が備えるモータ30、遠近切換部20が備えるモータ23、眼屈折力測定ユニット50の各部材が備える駆動部(駆動部54、55、58、59)等が接続されている。
例えば、制御部80は、CPU(プロセッサ)、RAM、ROM等を備える。例えば、CPUは、自覚式検眼装置1における各部材の制御を司る。例えば、RAMは、各種の情報を一時的に記憶する。例えば、ROMには、自覚式検眼装置1の動作を制御するための各種プログラムや、検査視標データ等が記憶されている。なお、制御部80は、複数の制御部(つまり、複数のプロセッサ)によって構成されてもよい。
例えば、コントローラ81は、投影光学系10におけるディスプレイ11の表示や、眼屈折力測定ユニット50における光学素子の配置等を切り換える際に用いる。例えば、コントローラ81から入力された信号は、図示なきケーブルを介して制御部80に入力される。なお、本実施例においては、コントローラ81からの信号が、赤外線等の無線通信を介すことによって制御部80へ入力される構成としてもよい。
例えば、不揮発性メモリ82は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、不揮発性メモリ82としては、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、USBメモリ等を使用することができる。例えば、不揮発性メモリ82には、ランドルト環視標等の検査視標データ(例えば、視力値0.1〜2.0の視標データ)が多数記憶されている。
例えば、本実施例において、制御部80は、検出器45の検出結果に基づいて自覚式検眼装置1の測定モードを切り換える。例えば、本実施例において、制御部80は、カバー43の開閉に連動して、測定モードの切り換えを自動的に行う。例えば、検出器45によってカバー43が開いたことが検出されると、制御部80は、測定モードを被検者の瞳孔位置を確認するための第2モードに設定する。また、例えば、検出器45によってカバー43が閉じたことが検出されると、制御部80は、測定モードを被検者の自覚的な検査を行うための第1モードに設定する。なお、本実施例では、カバー43の開閉に連動して、測定モードの切り換えが自動的に行われる構成としたがこれに限定されない。例えば、測定モードの切り換えは、検者によって手動で行われてもよい。この場合には、後述するコントローラ81を用いて、測定モードを切り換えるための信号を制御部80へ入力する構成であってもよい。
<検査動作>
以上のような構成を備える自覚式検眼装置1について、検査動作を説明する。例えば、検者は、第1操作部8を操作して、眼屈折力測定ユニット50を図8に示す検査位置に下降させる。例えば、第1操作部8が操作されると、制御部80は、モータ30を駆動する。例えば、モータ30の駆動によって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ向けて下降する。例えば、モータ30が駆動されることによって、眼屈折力測定ユニット50が検査位置まで移動されると、ブロック32とブロック受け36とが接触して、眼屈折力測定ユニット50の下降が停止する。また、眼屈折力測定ユニット50の停止とともに、支持部材85の移動が開始され、支持部材85が所定の位置に移動されると、モータ30の駆動が停止される。これによって、図8に示されるように、眼屈折力測定ユニット50の検査位置への移動が完了されて、眼屈折力測定ユニット50を用いた自覚検査が可能な状態となる。
上記のようにして、眼屈折力測定ユニット50が検査位置へ移動される。次いで、例えば、検者は、自覚式検査を実施する前に、予め、被検者のPDを測定しておき、自覚式検眼装置1において、測定したPDを入力する。これによって、制御部80は、駆動部58を駆動させ、左右レンズ室ユニット52の間隔を調整し、検査窓53の間隔を被検眼のPDに合わせて変更する。例えば、制御部80は、左右の検査窓53の光軸間の水平方向(X方向)における距離がPDと同一になるように調整をする。なお、本実施例において、同一とは略同一も含む。
次いで、検者は、被検者に検査窓53を覗くように指示する。ここで、例えば、検者は、被検眼Eの瞳孔間距離PDを確認するためにカバー43を開く。このとき、検出器45はカバー43が開いたことを検出し、制御部80が測定モードを被検者の瞳孔位置を確認するための第2モードに切り換える。
例えば、検者は、必要に応じて、コントローラ81を操作して左右レンズ室ユニット52の間隔を調整する。次いで、検者は、被検眼Eの角膜頂点位置を確認するために、角膜位置照準光学系60を用いて、眼屈折力測定ユニット50に対する被検眼Eの位置合わせを行う。
例えば、眼屈折力測定ユニット50に対する被検眼Eの位置合わせが終了すると、検者はカバー43を閉じて自覚式検査を開始する。このとき、制御部80は、検出器45によって、カバー43が閉じたことを検出し、測定モードを被検者の自覚的な検査を行うための第1モードに切り換える。
例えば、遠用検査を行う場合(図4(a)参照)、制御部80は、ディスプレイ11を点灯する。例えば、保持部21に保持されたディスプレイ11から、平面ミラー12に向けて視標光束が出射される。視標光束は、平面ミラー12と凹面ミラー13にそれぞれ反射され、再び平面ミラー12を経由して被検眼Eに導光される。また、例えば、近用検査を行う場合(図4(b)参照)、ディスプレイ11は保持部21とともに移動し、被検眼Eに対して近距離(例えば、40cm離れた距離)に配置される。ディスプレイ11からは、平面ミラー12に向けて視標光束が出射される。視標光束は平面ミラー12によって反射され、被検眼Eに導光される。
例えば、遠用検査時及び近用検査時において、検者は、コントローラ81を操作してディスプレイ11の画面に検査視標を表示させる。制御部80は、コントローラ81からの入力信号に応じて、不揮発性メモリ82から該当する検査視標データを呼び出し、ディスプレイ11の表示を制御する。被検者の被検眼Eには、眼屈折力測定ユニット50における検査窓53と、呈示窓3と、を介して、ディスプレイ11に表示された検査視標が呈示される。
例えば、検者は検査視標を切り換えながら、被検者に検査視標の見え具合を問う。例えば、被検者の回答が正答の場合には、1段階高い視力値の視標に切り換える。また、例えば、被検者の回答が誤答の場合には、1段階低い視力値の視標に切り換える。検者は、このようにして視機能検査を行うことによって、被検眼Eの光学特性(例えば、球面度数S、柱面度数C、乱視軸角度A等)等を取得することができる。
例えば、遠用検査または近用検査が終了すると、検者は被検眼Eに対して仮枠検査を実施する。例えば、検者は、第1操作部8の上スイッチ8aを操作して、眼屈折力測定ユニット50を図1に示す退避位置まで上昇させる。例えば、第1操作部8の上スイッチ8aが操作されると、制御部80は、モータ30を駆動する。なお、例えば、眼屈折力測定ユニット50を退避位置へ移動させる場合に、制御部80は、眼屈折力測定ユニット50を検査位置へ移動させる場合のモータ30の回転方向と反対の回転方向にモータ30を回転させる。
例えば、眼屈折力測定ユニット50の退避位置への移動が完了すると、検者は、被検者に仮枠(トライアルフレームあるいはテストフレーム)を装着させ、様々な度数のレンズ(トライアルレンズ)を取り換えながら、装用感を確認する。
以上のように、例えば、本実施例において、自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、視標呈示部からの視標光束が前記被検眼に投影される光路における、呈示窓から前記眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が180mm以下(本実施例においては、66mm)である。これによって、自覚式検眼装置を省スペース化できるとともに、眼屈折力測定ユニットと筐体とが一体化された自覚式検眼装置であっても、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
また、本実施例において、例えば、第1距離にて被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、光路における視標呈示部から光学部材までの第2距離が540mm〜570mmのいずれかの距離(本実施例においては、555mm)となるように、視標呈示部及び光学部材が配置されていてもよい。これによって、自覚式検眼装置を省スペース化できるとともに、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
また、本実施例において、例えば、光学部材は、凹面ミラーであって、凹面ミラーに対する視標光束の入射角度が10°以下(本実施例においては、4.9°)であってもよい。これによって、凹面ミラーによる歪や収差を抑制することができ、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
また、例えば、本実施例において、第1距離にて前記被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、呈示窓は、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上で(本実施例においては、水平方向のサイズが184mm、上下方向のサイズが99mm)あるようにしてもよい。このような構成によって、一体型の自覚式検眼装置において、被検者が検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、検眼窓を覗いた際の視野角が狭まることを抑制し、好適に自覚式検査を行うことができる。また、検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、呈示窓の枠等が見えることによって、被検眼の調節力が働くことを抑制し、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
また、例えば、本実施例において、第1距離にて前記被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、呈示窓は、水平方向のサイズが270mm以下であって、上下方向のサイズが190mm以下(本実施例においては、水平方向のサイズが184mm、上下方向のサイズが99mm)であるようにしてもよい。このような構成によって、一体型の自覚式検眼装置において、検眼窓を介して視標呈示部を観察した際に、呈示窓で反射された外乱光が被検眼に導光されること及び外乱光が筐体内部に入り込むことで視標が確認しづらくなることを抑制し、精度のよい自覚式検査を行うことができる。
また、例えば、本実施例において、自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニットの位置を移動させるための駆動手段を有し、駆動手段の駆動によって、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動可能にする移動手段と、駆動手段を駆動することによって、移動手段を制御して、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させる制御手段と、を備えてもよい。例えば、眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で自動的に移動させることによって、容易に眼屈折力測定ユニットの移動を行うことができる。
また、例えば、本実施例において、移動手段は、眼屈折力測定ユニットを検査位置より上方の退避位置に移動可能にする構成であってもよい。これによって、眼屈折力測定ユニットが被検者の顔を横切ることなく退避させることができるため、過度の接触をより抑制することができる自覚式検眼装置を提供することができる。
なお、本実施例において、自覚式検眼装置1を移動させる際に、ディスプレイ11を固定するための固定部を設けるようにしてもよい。例えば、固定部は筐体2の外部から検者が操作できるようにしてもよい。一例として、検者によって、固定部が操作され、ディスプレイ11が固定される。例えば、固定部としては、ネジ等を用いることができる。例えば、ディスプレイ11にネジ受けが設けられ、ネジが検者によってまわされることによって、ディスプレイのネジ受けにネジが嵌まり込み、ディスプレイ11の移動が制限されるようにしてもよい。これによって、遠用検査時と近用検査時とで移動可能なディスプレイ11の移動を制限することができ、故障を抑制することができる。すなわち、本実施例における自覚式検眼装置1のディスプレイ11は移動可能な構成を有するため、自覚式検眼装置1を移動させる際に、ディスプレイ11が移動し、他の部材と接触することによって、故障することを抑制することができる。
なお、本実施例において、自覚式検眼装置1を移動させる際に、自覚式検眼装置1を持つための持ち手を設けるようにしてもよい。例えば、持ち手は、自覚式検眼装置1の底部に設けられるようにしてもよい。例えば、持ち手は、検者の左右の手で移動を可能とするために、筐体2の左右側それぞれに設けられるようにしてもよい。また、例えば、持ち手部分に、コントローラ81を配置するため載置部を連結できるようにしてもよい。
なお、本実施例において、ディスプレイ11の画面にモスアイフィルムを設けるようにしてもよい。これによって、ディスプレイ11の画面での反射を抑制することができ、精度のよい検査を行うことができる。なお、ディスプレイ11の画面に設けられる構成としてはモスアイフィルムに限定されない。例えば、ディスプレイ11の画面での反射を抑制できるフィルム、コーティングを行うようにしてもよい。
1 自覚式検眼装置
2 筺体
3 呈示窓
4 保持ユニット
5 連結部
6 移動ユニット
7 シャフト
8 第1操作部
9 第2操作部
10 投影光学系
11 ディスプレイ
30 駆動部
31 基台
32 ブロック
35 保持アーム
36 ブロック受け
38 支持部材
39 ブロック受け
40 観察ユニット
50 眼屈折力測定ユニット
53 検査窓
60 角膜位置照準光学系
80 制御部
85 支持部材
90 肘置き

Claims (10)

  1. 視標光束を出射する視標呈示部と、前記視標光束の像を光学的に所定の検査距離となるように前記被検眼に導光する光学部材と、を有し、前記視標呈示部から出射された前記視標光束を前記光学部材の光軸に対してずらして入射させて、前記視標光束を被検眼に向けて投影する投影光学系と、
    前記投影光学系を収納する筐体と、
    前記視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて出射するための呈示窓であって、前記筐体に設けられた呈示窓と、
    前記筐体より出射された前記視標光束の光学特性を変更する眼屈折力測定ユニットであって、前記筐体の外部に設けられた眼屈折力測定ユニットと、
    前記筐体と前記眼屈折力測定ユニットを一体的に連結し、前記眼屈折力測定ユニットを保持する保持手段と、
    を備え、
    前記眼屈折力測定ユニットを介した前記視標光束を前記被検眼に投影することで、前記被検眼の光学特性を自覚的に測定するための自覚式検眼装置であって、
    前記眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、前記視標呈示部からの前記視標光束が前記被検眼に投影される光路における、前記呈示窓から前記眼屈折力測定ユニットまでの間の第1距離が180mm以下であることを特徴とする自覚式検眼装置。
  2. 請求項1の自覚式検眼装置において、
    前記第1距離にて前記被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、前記光路における前記視標呈示部から前記光学部材までの第2距離が540mm〜570mmのいずれかの距離となるように、前記視標呈示部及び前記光学部材が配置されていることを特徴とする自覚式検眼装置。
  3. 請求項1又は2の自覚式検眼装置において、
    前記光学部材は、凹面ミラーであって、
    前記凹面ミラーに対する前記視標光束の入射角度が10°以下であることを特徴とする自覚式検眼装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記第1距離にて前記被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、前記呈示窓は、水平方向のサイズが130mm以上であって、上下方向のサイズが50mm以上であることを特徴とする自覚式検眼装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記第1距離にて前記被検眼の光学特性を自覚的に測定可能とするために、前記呈示窓は、水平方向のサイズが270mm以下であって、上下方向のサイズが190mm以下であることを特徴とする自覚式検眼装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記光学部材は、凹面ミラーであって、
    前記投影光学系は、前記視標呈示部によって出射された前記視標光束を前記凹面ミラーに向けて反射させ、前記凹面ミラーによって反射された前記視標光束を前記筐体の内部から外部に向けて導光する反射部材を有することを特徴とする自覚式検眼装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記眼屈折力測定ユニットの位置を移動させるための駆動手段を有し、前記駆動手段の駆動によって、前記眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動可能にする移動手段と、
    前記駆動手段を駆動することによって、前記移動手段を制御して、前記眼屈折力測定ユニットを被検眼の眼前の検査位置と、退避位置と、の間で移動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする自覚式検眼装置。
  8. 請求項7の自覚式検眼装置において、
    前記移動手段は、前記眼屈折力測定ユニットを検査位置より上方の退避位置に移動可能にすることを特徴とする自覚式検眼装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記保持手段は、前記筐体の上面に前記眼屈折力測定ユニットを一体的に連結することを特徴とする自覚式検眼装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかの自覚式検眼装置において、
    前記眼屈折力測定ユニットを用いる場合において、前記眼屈折力測定ユニットの検査窓と、前記呈示窓と、が対向して配置されていることを特徴とする自覚式検眼装置。
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