JP2019000245A - 紙製陳列棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の紙製陳列棚よりも本体の開口側領域の強度が高く、重いものを載せても変形しにくい紙製陳列棚を提供することにある。【解決手段】 本発明の紙製陳列棚は、本体の対向面の開口側領域に、当該対向面が設けられた部材の他の部分よりも強度の高い柱部が設けられたものである。柱部には、本体に設けられた棚板の棚板前端側領域を支持可能な棚板受け部を設けることができる。棚板に広がり規制片を、柱部に当該広がり規制片を差込み可能な差込ポケットを設け、広がり規制片が差込ポケットに収まると、本体の幅方向外側への広がりが規制されるようにしてもよい。棚板の前端側にこぼれ止め又は下向きに折り曲げられた前面支持部を設け、柱部にこぼれ止めや前面支持部を縦向きに収まる収容部を設けることもできる。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧品や飲食物といった各種商品(物品)の陳列や展示に用いる陳列棚に関し、特に、段ボール(プラスチックダンボールを含む)やボール紙などの素材で構成された陳列棚(本願において、プラスチック製のものも含めて「紙製陳列棚」という)に関する。
化粧品や飲食物といった各種商品の陳列や展示には、商品ディスプレイやPOPディスプレイと呼ばれる紙製陳列棚が用いられている。
従来、紙製陳列棚として、棚板に設けられた係止片を側面部材に設けられた水平切込線の内側に差し込むとともに、突出係止片を背面部材に設けられた切抜孔に差し込むことによって、棚板を本体に組み付けるもの(特許文献1)が提案されている。
特許第5964761号公報
紙製陳列棚は様々な商品の陳列に用いられ、水や酒類、調味料、缶詰といった重いものの陳列に用いられることもある。このような重いものを載せた場合に変形しないよう、紙製陳列棚には一定の強度が求められる。特に、本体の前面側は商品を出し入れするために開口しており、棚板の前端側(本体の開口側をいう。本願において同じ。)は側面側や背面側に比べて強度が低い傾向にある。
前記特許文献1記載の紙製陳列棚は、棚板のうち、商品の出し入れを行うための開口側の端部(棚板の前端部)を含む部分が支持されていないため、重たいものを載せたときに、棚板の先端側や棚板を支持する部分が変形するとか、荷重に耐えられずに商品が落下するといった不都合を生じるおそれがある。
本発明の解決課題は、従来の紙製陳列棚よりも、本体の側面部の開口寄りの領域(本願において、「開口側領域」という)の強度が高く、重いものを載せても変形しにくい紙製陳列棚を提供することにある。
本発明の紙製陳列棚は、本体の側面部の開口側領域に、当該側面部の他の部分よりも強度の高い柱部が設けられたものである。柱部には、本体に設けられた棚板の少なくとも前端部を含む領域(本願において「棚板前端側領域」という)を支持可能な支持部を設けることができる。
本発明の紙製陳列棚は、本体の側面部の開口側領域に側面部の他の部分よりも強度の高い柱部が設けられているため、本体開口側の強度が高く、重いものを載せたときに変形するとか、変形によって商品が落下するといった不都合が生じにくい。
本発明の紙製陳列棚の一例を示す斜視図。 (a)は棚板を棚板受け部で支持する前の状態を示す斜視図、(b)は棚板を棚板受け部で支持した状態示す斜視図。 (a)は棚板受け部及び差込ポケットの説明図、(b)は差込ポケットに広がり規制片が収まっていない状態の棚板受け部及び差込ポケット部分の断面図、(c)は差込ポケットに広がり規制片が収まっている状態の棚板受け部及び差込ポケット部分の断面図。 (a)は図1に示す紙製陳列棚の棚板の動きの説明図、(b)は図1に示す紙製陳列棚の平面図、(c)は(a)のA−A断面図、(d)は(a)のB−B断面図、(e)はこぼれ止めの動きの説明図。 (a)は差込み式の棚板の説明図、(b)は係止式の棚板の説明図。 (a)はこぼれ止めのない棚板を用いた紙製陳列棚の斜視図、(b)は(a)の柱部に設けられた棚板受け部と広がり規制片の説明図。 右側面部及び左側面図を台形状とした紙製陳列棚の斜視図。 棚板を前下がりとした紙製陳列棚の斜視図。 図8に示す紙製陳列棚の縦断面図。 棚板を前上がりとした紙製陳列棚の斜視図。 図10に示す紙製陳列棚の縦断面図。 (a)は左側面部と右側面部をハ字状にして本体を前広がりの形状とした紙製陳列棚の斜視図、(b)は(a)の平面図。 (a)は本体を平面視三角形状とした紙製陳列棚の斜視図、(b)は(a)の棚板の説明図、(c)は(a)の平面図。 (a)は本体を平面視半円状とした紙製陳列棚の斜視図、(b)は左側面部、背面部及び右側面部が連続した部材で形成された場合の平面図。
(実施形態1)
本発明の紙製陳列棚の一例を、図1〜図5(a)(b)を参照して説明する。一例として図1に示す紙製陳列棚は、本体1と三段の棚板2を備えている。本体1は、左側面部3の一側方に背面部4が、背面部4の一側方に右側面部5が設けられた平面視コ字状であり、左側面部3と右側面部5が対向するようにしてある。この実施形態では、対向面である左側面部3と右側面部5の間に商品出し入れ用の開口6が設けられている。本体1は自立可能であり、フロア(床)やテーブル等の平坦な部分において使用することができる。
左側面部3、背面部4、右側面部5の内側には三段の棚板2が設けられている。本体1及び棚板2は、段ボールやボール紙、プラスチック段ボールのような折り曲げ可能な材料(紙製材料)を複数枚貼りあわせて製作するものであり、各面部が一又は二以上の材料で構成される。本願では段ボールで製作された紙製陳列棚を一例としている。なお、図1の例では背面部4の上端に平板状の看板7を着脱可能に取り付けてあるが、看板7は必要に応じて設ければよく、不要な場合には省略することができる。
前記本体1の左側面部3の開口側領域3xには、左側面部3の他の部分よりも強度の高い柱部8が設けられている。この実施形態では、左側面部3を構成する板材を先端側で折返し、その折返し面9を当該左側面部3の内面側に接着剤で固定することによって柱部8を構成してある。折返し面9と左側面部3の間には二枚の平板状のスペーサー10を配置してあり、それら左側面部3、スペーサー10及び折返し面9が接着手段(例えば、接着剤、両面テープ、面状ファスナー等)で密着固定してある。左側面部3、スペーサー10及び折返し面9を隙間なく密着固定することで、固定されていない場合よりも強度を高くして、鉛直方向や水平方向等の外力が加わったときに折れ曲がりにくくしてある。スペーサー10は二枚より多くても少なくてもよい。不要な場合にはスペーサー10は省略することもできる。なお、スペーサー10を設けないときは、左側面部3と折返し面9とを接着手段で密着固定させることで強度を維持することができる。
柱部8は左側面部3を構成する板材を折り返す代わりに、左側面部3の内側に折返し面9と同様の形状の補強材(図示しない)を一枚又は二枚以上貼り付けるなどして構成することもできる。この場合も、必要に応じて、左側面部3と補強材の間に適宜枚数のスペーサー10を設けることができる。補強材やスペーサー10には、紙製材料のほか、プラスチック製の平板材などを用いることもできる。補強材やスペーサー10としてプラスチック製の平板材のような紙製材料よりも強度の高いものを用いることで、柱部8の強度がより高まる。なお、本発明では、左側面部3の柱部8以外の部分を段ボール(紙製材料)一枚で構成するなどすることにより、製造単価を下げることができる。
図2(a)(b)及び図3(a)〜(c)に示すように、前記柱部8には、棚板前端側領域2x(図4(a)(e))を支持する棚板受け部8aが設けられている。棚板受け部8aは柱部8を切欠くことによって形成されている。この実施形態1の切欠きは弧状の切欠きと矩形の切欠きを合わせた形状であり、この矩形の切欠きによって形成された水平部分が棚板2の棚板前端側領域2xを支持する棚板受け部8aである。棚板受け部8aは棚板前端側領域2xを支持可能であれば、図示するよりも本体1の奥行き方向に長くすることもできる。
図2(a)(b)及び図3(a)〜(c)に示すように、棚板受け部8aの下側であって折返し面9(又は補強材)と左側面部3の間には、棚板2に設けられた広がり規制片2bを係止する差込ポケット8bが設けられている。棚板2を棚板受け部8aで支持させる際に、当該広がり規制片2bを差込ポケット8bに差し込むことで、本体1が外側に広がるのが規制される。差込ポケット8bは左側面部3及び右側面部5の各棚板受け部8aの下側に設けてある。
前記右側面部5の構成は、左右の向きが異なる点を除き、左側面部3の構成と同様である。右側面部5の棚板受け部8a及び差込ポケット8bは、左側面部3の棚板受け部8a及び差込ポケット8bと同じ高さに設けてあり、支持される棚板2が水平になるように(左右に傾かないように)してある。また、右側面部5の棚板受け部8a及び差込ポケット8bは、左側面部3の棚板受け部8a及び差込ポケット8bと同じ数だけ設けてある。
前記棚板2は、前記本体1の内側に配置された物品を載せる部材である。一例として図1〜図4(a)に示す棚板2は、物品を載せる載せ面2aと、その載せ面2aの幅方向両外側に下向きに折返し可能な広がり規制片2bと、載せ面2aの後端部に下向きに折返し可能な固定片2cと、載せ面2aの前端部に上向きに折返し可能なこぼれ止め2dを備えている。広がり規制片2bは左側面部3及び右側面部5に設けられた差込ポケット8bに差し込む部分、固定片2cは背面部4の内面側に固定する部分、こぼれ止め2dは載せ面2aに載せた物品が前方から落下する(こぼれる)のを防止する部分である。棚板2は固定片2cを背面部4の内側面に固定することによって、使用状態(物品を載せられるように倒した状態)から起立状態(垂直又は略垂直に立ち上がった状態)まで回動させられるようにしてある。
前記棚板2のこぼれ止め2dは、図4(e)に示すように、載せ面2aの前端側を上向きに折返し、その折返し部分を載せ面2aの表面側に貼り付けて構成してある。こぼれ止め2dは載せ面2aよりも肉厚として強度を高くしてある。強度を高くすることによって、柱部8の矩形の切欠き部分(本願において「収容部」という)8cに収まったときに、鉛直方向の力が加わっても曲がりにくいというメリットがある。
載せ面2aとこぼれ止め2dの間には折り曲げ部2eが設けられ、当該折り曲げ部2e部分でこぼれ止め2dを回転させられるようにしてある。この実施形態のこぼれ止め2dは、図4(e)のように、立ち上がった状態(起立状態)から倒伏方向に90度程度回転させられるようにしてある。こぼれ止め2dはこれ以上の広い角度で回転させられるようにしてもよく、上下双方向に回転させられるようにしてもよい。なお、起立状態にあるこぼれ止め2dは、収容部8cを構成する縦向きの面(前受け面)8dによって前方に倒れないように支持される。
この実施形態の棚板2は背面部4の内面側に固定するタイプのものであるが、これ以外の構造とすることもできる。一例として図5(a)に示す棚板2は、載せ面2aの後端側に設けられた差込片2fを背面部4の差し込み孔4aに差し込んで固定するタイプのものである。差し込み孔4aに差し込んだ差込片2fは、背面部4の裏側で下向き又は上向きに折返し、背面部4に固定することができる。図5(a)に示す棚板2も、図1〜図4(a)に示す広がり規制片2b、こぼれ止め2d及び折り曲げ部2eを備えている。
棚板2の他例として図5(b)に示すものは、載せ面2aの後端側に設けられた係止面2gを背面部4に設けられた下向きコ字状の受け溝4bに係止して固定するタイプのものである。図5(b)に示す棚板2も、図1〜図4(a)や図5(a)に示す広がり規制片2b、こぼれ止め2d及び折り曲げ部2eを備えている。前記棚板2の構成は一例であり、棚板2はこれら以外の構成とすることもできる。
(実施形態2)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図6(a)(b)を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、棚板2がこぼれ止め2dを備えていない点、載せ面2aの前端側に下向きに折り返された前面支持部2hが設けられた点、及び棚板受け部8aを形成する切欠きの形状である。
前記前面支持部2hは、実施形態1のこぼれ止め2dとは反対に、載せ面2aの前端側を下向きに折返し、その折返し部分を載せ面2aの裏面側に貼り付けて構成してある。こぼれ止め2dと同様、前面支持部2hも載せ面2aよりも肉厚として強度を高くしてある。載せ面2aと前面支持部2hの間には折り曲げ部2eが設けられ、前面支持部2hを所望角度に回動させられるようにしてある。図6(a)(b)に示す棚板2も、実施形態1における固定片2c及び広がり規制片2bを備えている。
実施形態1同様、左側面部3及び右側面部5の柱部8には、棚板前端側領域2xを支持する棚板受け部8aが設けられている。棚板受け部8aは柱部8を切欠くことによって形成されている。この実施形態では、棚板2の棚板前端側領域2xを支持する棚板受け部8aの一端側に縦長スリット状の収容部8cが設けられている。このスリット状の収容部8cには、図6(b)に示すように、棚板2の前面支持部2hが収まるようにしてある。
(実施形態3)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図7を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、左側面部3及び右側面部5の形状である。
この実施形態の左側面部3及び右側面部5は、上辺(上底)が下辺(下底)よりも狭い台形状としてある。三段の棚板2は、その前後方向の寸法が下段に行くにしたがって大きくなるようにしてある。左側面部3及び右側面部5の形状は、柱部8を設けることができれば、これ以外の形状とすることもできる。
(実施形態4)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図8〜図11を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、棚板2及び棚板受け部8aの角度である。
図8及び図9に示す紙製陳列棚は、棚板2を前下がりとした場合の一例を示すもの、図10及び図11に示す紙製陳列棚は、棚板2を前上がりとした場合の一例を示すものである。棚板2は図8〜図11に示す以外の角度とすることもできる。また、すべての棚板2を前下がりや前上がりとするのではなく、一部の棚板2だけを前下がりや前上がりすることもできる。本発明では、柱部8に設ける切欠きの形状を変えることによって、棚板2を所望角度にすることができる。
本発明では、棚板前端側領域2xが棚板受け部8aで支持されるため、棚板2を前下がりや前上がりとしても、棚板2の前端側や棚板2を支持する部分が変形するとか、荷重に耐えられずに商品が落下したりするといった不都合が生じにくい。
(実施形態5)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図12(a)(b)を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、本体1の形状及び棚板2の形状である。
図12(a)に示す紙製陳列棚の本体1は、背面部4の横幅を狭くし、左側面部3と右側面部5を前面の開口6側が背面部4側よりも広くなるように(前広がりとなるように)角度をつけて設けてある。この実施形態でも、対向面である左側面部3と右側面部5の間に商品出し入れ用の開口6が設けられている。開口6の外側に位置する左側面部3の開口側領域3xと右側面部5の開口側領域5xには、実施形態1と同様の柱部8が設けられている。
前記棚板2は、載せ面2aの前端側に上向きに折り返されたこぼれ止め2dと、載せ面2aの左側面部3側の端部及び右側面部5側の端部に下向きに折り返された広がり規制片2bと、載せ面2aの背面部4側の端部に下向きに折り返された固定片2cを備えている。広がり規制片2bは柱部8に設けられた差込ポケット8bに差し込む部分、固定片2cは背面部4の内面側に固定する部分、こぼれ止め2dは載せ面2aに載せた物品が前方から落下する(こぼれる)のを防止する部分である。棚板2は固定片2cを背面部4の内側面に固定することによって、使用状態から起立状態まで回動させられるようにしてある。図12(b)に示すように、この実施形態の載せ面2aは前面側が背面側よりも幅広な平面視台形状として、本体1の形状に合うようにしてある。
(実施形態6)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図13(a)〜(c)を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、本体1の形状及び棚板2の形状である。
図13(a)に示す紙製陳列棚の本体1は、左側面部3と右側面部5の後端部が連続する平面視三角形状である。実施形態1と異なり背面部4は備えていない。対向面である左側面部3と右側面部5の間には、商品出し入れ用の開口6が設けられている。開口6の外側に位置する左側面部3の開口側領域3x及び右側面部5の開口側領域5xには、実施形態1と同様の柱部8が設けられている。ただし、棚板受け部8a、差込ポケット8b及び収容部8cが設けられているのは左側面部3の柱部8のみであり、右側面部5の柱部8には設けられていない。
前記棚板2は、載せ面2aの前端側に上向きに折り返されたこぼれ止め2dと、載せ面2aの左側面部3側の端部に下向きに折り返された広がり規制片2bと、載せ面2aの右側面部5側の端部に下向きに折り返された固定片2cを備えている。広がり規制片2bは柱部8に設けられた差込ポケット8bに差し込む部分、固定片2cは右側面部5の内面側に固定する部分、こぼれ止め2dは載せ面2aに載せた物品が前方から落下する(こぼれる)のを防止する部分である。棚板2は固定片2cを右側面部5の内側面に固定することによって、使用状態から起立状態まで回動させられるようにしてある。
図13(a)(b)に示す例では、棚板受け部8a、差込ポケット8b及び収容部8cを左側面部3の柱部8にのみ設ける場合を一例としているが、他の実施形態同様、これらは左側面部3の柱部8と右側面部5の柱部8の双方に設けることもできる。
(実施形態7)
本発明の紙製陳列棚の他例を、図14(a)(b)を参照して説明する。この実施形態の紙製陳列棚の基本的な構造は実施形態1と同様である。異なるのは、本体1の形状及び棚板2の形状である。
図14(a)に示す紙製陳列棚の本体1は、弧状の左側面部3の一側方に弧状の背面部4が、その背面部4の一側方に弧状の右側面部5が設けられた平面視半円形状であり、左側面部3と右側面部5が対向するようにしてある。左側面部3と右側面部5の間には商品出し入れ用の開口6が設けられている。開口6の外側に位置する左側面部3の開口側領域3x及び右側面部5の開口側領域5xには、実施形態1と同様の柱部8が設けられている。本体1は、図14(b)のように一枚の板材を弧状に湾曲させて形成することもできる。この場合も、対向面(左側面部3の開口側領域3x及び右側面部5の開口側領域5xに相当する部分)に実施形態1と同様の柱部8を設けることができる。
前記棚板2は、半円形状の載せ面2aと、載せ面2aの前端側に上向きに折り返されたこぼれ止め2dと、載せ面2aの弧状の端部に下向きに折り返された係止面2gを備えている。この棚板2は本体1から取外すことができる。棚板2を本体1に取り付けるときは、係止面2gを本体1の背面部4に設けられた受け溝4bに係止し、棚板前端側領域2xを柱部8の棚板受け部8a上に載せる。取外すときは、棚板受け部8aで支持された棚板2を上に持ち上げ、受け溝4bに係止した係止面2gを当該受け溝4bから外すことで取外すことができる。
(その他の実施形態)
前記実施形態1〜7に記載の紙製陳列棚は一例であり、一の実施形態の構成を、他の実施形態の紙製陳列棚に適用することもできる。例えば、実施形態1で示した棚板2の構成(図5(a)(b)の構成)を他の実施形態の紙製陳列棚に適用したり、実施形態2で示したこぼれ止め2dのない棚板2の構成(図6の構成)を他の実施形態の紙製陳列棚に適用したり、実施形態6の棚板2の構成(図13(a)〜(c))を、他の実施形態の紙製陳列棚に適用したりすること等ができる。
前記実施形態では、本体1の前面側に商品取出し用の開口6を備えた紙製陳列棚を一例としているが、本発明の柱部8の構成は、本体1の二以上の面(例えば、前面側と背面側)に開口6を備えた紙製陳列棚にも適用することができる。この場合も、本体1を構成する部材のうち、開口6の両外側に位置する部材の双方又はいずれか一方の開口寄りの領域(開口側領域)に柱部8を設けることができる。
前記実施形態では、載せ面2aの前端側にこぼれ止め2d又は前面支持部2hが設けられた棚板2を一例としているが、本発明の紙製陳列棚では、こぼれ止め2d及び前面支持部2hのない棚板2を用いることもできる。
前記実施形態1〜7では、柱部8を対向面の双方に設ける場合を一例としているが、柱部8は対向面のいずれか一方にのみ設けるようにしてもよい。
なお、本願において「棚板前端側領域」とは棚板2の載せ面2aの前端部(より具体的には、載せ面2aの裏面の前端部)を含む領域をいい、こぼれ止め2dがある場合には当該こぼれ止め2dと載せ面2aの間の折り曲げ部2eを含む領域、前面支持部2hがある場合には当該前面支持部2hと載せ面2aの間の折り曲げ部2eを含む領域、こぼれ止め2dも前面支持部2hもない場合には載せ面2aの前端部を含む領域を意味する。換言すれば、「棚板前端側領域」は棚板受け部8aで支持される領域を意味する。
また、本願において「対向面」とは本体1の開口6の外側に位置する部分をいい、相互に正対しているか否かを問わない。したがって、実施形態1〜4の左側面部3と右側面部5はもちろん、実施形態5(図12(a)(b))及び6(図13(a)(b))のように前広がりに設けられている左側面部3と右側面部5も対向面にあたる。また、実施形態7の例(図14(a)(b))では、相互に向き合っている部分(左側面部3と右側面部5に相当する部分)が対向面にあたる。
また、本願の「開口側領域」とは左側面部3や右側面部5のうち開口寄りの領域をいう。本体1が一枚の板材を弧状に湾曲させた形状である場合(図14(b)のような場合)など、本体1が左側面部3や右側面部5を備えていない場合にあっては、左側面部3及び右側面部5に相当する部分の開口寄りの領域を意味する。
前記各用語の定義は厳密に解釈されるものではなく、発明の本旨を逸脱しない範囲で広く解釈されるものである。
本発明の紙製陳列棚は様々な用途に用いることができ、一例として、小売店や展示会の会場等において、各種商品(物品)を陳列したり展示したりするのに用いることができる。
1 本体
2 棚板
2a 載せ面
2b 広がり規制片
2c 固定片
2d こぼれ止め
2e 折り曲げ部
2f 差込片
2g 係止面
2h 前面支持部
2x 棚板前端側領域
3 左側面部
3x 開口側領域
4 背面部
4a 差し込み孔
4b 受け溝
5 右側面部
5x 開口側領域
6 開口
7 看板
8 柱部
8a 棚板受け部
8b 差込ポケット
8c 収容部
8d 前受け面
9 折返し面
10 スペーサー

Claims (8)

  1. 本体に一又は二以上の棚板が設けられた紙製陳列棚において、
    前記本体は、少なくとも対向する対向面と当該対向面の間に形成された開口を備え、
    前記対向面の双方又はいずれか一方の開口側領域に、当該対向面が設けられた部材の他の部分よりも強度の高い柱部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  2. 請求項1記載の紙製陳列棚において、
    柱部に棚板前端側領域を支持する棚板受け部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  3. 請求項2記載の紙製陳列棚において、
    棚板に広がり規制片が設けられ、
    柱部に前記広がり規制片を差込み可能な差込ポケットが設けられ、
    前記広がり規制片が前記差込ポケットに収まると、本体の幅方向外側への広がりが規制される、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紙製陳列棚において、
    棚板の前端側に上向きに折り曲げられたこぼれ止め又は下向きに折り曲げられた前面支持部が設けられ、
    柱部に前記こぼれ止め又は前面支持部が縦向きに収まる収容部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の紙製陳列棚において、
    開口が対向する二面の間の前面側と背面側に設けられ、
    前記対向する二面の双方又はいずれか一方の面のうち、前面側の開口側領域と背面側の開口側領域の双方又はいずれか一方に柱部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の紙製陳列棚において、
    本体が背面部と当該背面部の幅方向一側方に設けられた左側面部と当該背面部の幅方向他側方に設けられた右側面部を備えた平面視コ字状であり、
    前記左側面部と右側面部は対向して、当該左側面部と右側面部の間に開口が設けられ、
    前記左側面部と右側面部の双方又はいずれか一方の面の開口側領域に柱部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の紙製陳列棚において、
    本体が左側面部と右側面部を備えた平面視三角形状であり、
    前記左側面部と右側面部は対向して、当該左側面部と右側面部の間に開口が設けられ、
    前記左側面部と右側面部の双方又はいずれか一方の面の開口側領域に柱部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の紙製陳列棚において、
    本体が弧状に湾曲した一又は二以上の部材で構成された平面視円弧状であり、
    前記本体はその両端部に対向面を備え、
    前記対向面の双方又はいずれか一方の面の開口側領域に柱部が設けられた、
    ことを特徴とする紙製陳列棚。
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