JP2018526141A - 肋骨固定システム - Google Patents

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Abstract

肋骨へ装着するように適応された、骨プレート(10)及び片側皮質骨ねじ(23)を有する肋骨固定システムであって、本システムの安全性は、ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)を提供することにより向上され、対になった組(16)の各開口部のオフセット軸は、垂直軸から骨プレート(10)の縦方向中線(M)に向かって横方向に約10°ずれており、また縦方向に垂直軸から約10°ずれており、対になった組(16)の各開口部のオフセット軸は、対になった組(16)の他方の開口部の方に回転している。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、骨固定に関する。硬質骨プレートは、弱い、折れた又は損傷した骨に添えられて、典型的には、骨の中に挿入されてプレートを骨に取り付ける機械的締結具を使用して骨を安定させ、保護し、強化する。
弱い、損傷した又は折れた骨を安定させるための硬質骨プレートの使用は周知であり、プレートは、骨ねじ又は類似の機械的締結具が挿入される開口部又は穴を有し、骨ねじは、骨の中に駆動されて骨又は骨片をプレートに固定する。典型的には、プレートは剛性の金属製であり、多くの場合、十分な展延性を持つ材料から構築されるため、外科医は、骨表面により適合させるためにプレートの形状又は輪郭を最適化するために、プレートを曲げるか又はねじる場合がある。
骨プレートの小さく薄い骨、例えば、肋骨等への固定は、より大きく厚みのある骨では起こらない問題を提示する。深刻な問題の1つは、骨ねじのサイズ及び/又は長さが低減する必要がある場合があるため、プレートの骨へのしっかりとした固定を達成するための十分な骨材料の欠如である。骨材料が本質的に弱いと、骨ねじが経時的に緩みやすい可能性があるという別の問題が生じる可能性がある。いくつかの公知のシステムの別の問題は、骨ねじは、骨ねじの軸同士を平行にした状態で骨の表面に対してすべて垂直に配向されることが多く、これにより、骨とプレートが徐々に分離する場合があるということである。
肋骨は、細長く、湾曲しており、薄く、比較的薄い皮質(骨の外層)を有するが、これは、骨プレートの装着に重要な課題を提示する。多くの場合、短い片側皮質骨ねじは適切ではなく、皮質の前部及び後部の両方を貫通する二層皮質骨ねじが、骨プレートを肋骨に十分に固定するために利用される。明らかに、骨ねじの鋭利な先端に、肋骨を貫通させ、後部皮質から体腔内に伸長させることは有益ではない。
本発明の目的は、上記の課題を解決する、骨プレート及び片側皮質骨ねじを備えた肋骨固定システムを提供することである。前部皮質のみを貫通する骨ねじは、骨プレートの肋骨への十分な装着を提供し、システムの安全性は、対になった組のねじ受け開口部を提供することにより向上され、対になった組の開口部の穴の各々の軸は、骨プレートの表面に直行する軸からオフセットされ、さらに、対になった組の各開口部のオフセット軸は、垂直軸から骨プレートの縦方向中線に向かって横方向に約10°ずれており、且つ垂直軸から縦方向に約10°ずれており、対になった組の各開口部のオフセット軸は、対になった組の他方の開口部の方に回転している。
種々の実施形態における本発明は、細長い骨プレートと、骨プレートのねじ受け開口部内に受容された片側皮質骨ねじとを備えた肋骨固定システムであって、骨ねじは、骨プレートを貫通し、肋骨の前部又は腹側皮質を貫通する十分な長さであり、骨ねじは、肋骨の後部皮質ではなく前部皮質を貫通するような長さであるが、依然として骨プレートの肋骨への十分な装着を提供する、肋骨固定システムである。
ねじ受け開口部は、対になった組として配置及び配向され、対になった組の開口部の穴各々の軸は、骨プレートの表面に直交する軸からオフセットされる。各開口部のオフセット軸は、垂直軸から骨プレートの縦方向中線に向かって横方向に約10°角度が付けられ、また垂直軸から縦方向に約10°角度が付けられている。対になった組の開口部については、対になった組における第1の開口部のオフセット軸の縦方向におけるずれは、対になった組における第2の開口部に向かう方向にあり、第2の開口部のオフセット軸の縦方向におけるずれは、第1の開口部の方向にある。対になった組の開口部内でのこの軸の配向の結果、骨プレートを通って挿入されたときに骨ねじは「トーイン」される。対になった組各々の開口部は、中線の両側にある細長い骨プレートの縦方向中線からオフセットされているため、開口部の第1の縦方向列は中線より部分的又は完全に上にあり、開口部の第2の縦方向列は中線よりも部分的又は完全に下にある。
骨プレートは、平らであってもよいが、好ましくは、縦軸、横軸又は垂直軸のうちの1つ以上において湾曲している。最も好ましくは、ねじ受け開口部は、略円筒形の主穴と、主穴の直径よりも大きな直径を有する外側の座ぐり穴とを備える。この構造により、外科医は、骨折線、骨の弱い領域又は病変領域等を避けるようにオフセットして開口部内に骨ねじを配置することができる。
換言すれば、本発明は、細長い骨プレートと、当該骨プレートに配置されたねじ受け開口部の対になった組と、当該ねじ受け開口部に配置された骨ねじとを備えた肋骨固定システムであって、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部に配置された当該骨ねじは互いに向かって角度が付けられている、肋骨固定システムである。加えて、このような肋骨固定システムであって、当該細長い骨プレートは縦方向中線を有し、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部は、当該中線の両側に配置されており、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部に配置された当該骨ねじは当該中線に向かって角度が付けられており、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部に配置された当該骨ねじは、互いに向かって約10°角度が付けられており、且つ当該中線に向かって約10°角度が付けられており、且つ/又は当該ねじ受け開口部は座ぐり穴を備える、システム。
あるいは、肋骨固定システムであって、縦方向中線、前面、及び後面を有する細長い骨プレートと、当該骨プレートに配置されたねじ受け開口部の対になった組であって、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部の一方は当該中線の上に配置された上部開口部であり、当該ねじ受け開口部の他方は当該中線の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部の対になった組と、当該上部開口部の位置において当該骨プレートに垂直であり、基準軸である上部垂直軸、及び当該上部垂直軸から当該中線に向かって約10°角度が付けられており、当該上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸を有する当該上部開口部、ならびに当該下部開口部の位置において当該骨プレートに垂直であり、基準軸である下部垂直軸、及び当該下部開口部の位置において当該骨プレートに直交する軸から当該中線に向かって約10°角度が付けられており、当該下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸を有する当該下部開口部と、当該上部垂直軸から当該下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている当該上部開口部の当該上部オフセット軸、及び当該下部垂直軸から当該上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている当該下部開口部の当該下部オフセット軸と、当該ねじ受け開口部に配置された骨ねじとを備え、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部に配置された当該骨ねじは互いに向かって、且つ当該中線に向かって角度が付けられている、システム。さらに、このようなシステムであって、当該ねじ受け開口部は当該骨プレートの当該前面に配置された座ぐり穴を備え、当該座ぐり穴は、当該骨ねじが当該上部オフセット軸及び当該下部オフセット軸とだけ実質的に同軸であるように当該上部開口部及び当該下部開口部に配置できるようにサイズ決めされ、当該座ぐり穴は、当該骨ねじが当該上部オフセット軸及び当該下部オフセット軸と非同軸であるように当該上部開口部及び当該下部開口部に配置できるようにサイズ決めされ、当該上部垂直軸及び当該下部垂直軸は、当該骨プレートの当該前面において画定され、当該上部垂直軸及び当該下部垂直軸は、当該骨プレートの当該後面において画定され、当該上部開口部は当該骨プレートに縦方向に沿って上列に配置され、当該下部開口部は当該骨プレートに縦方向に沿って下列に配置され、且つ/又は、ねじ受け孔の当該対になった組各々について、当該上部開口部及び当該下部開口部は、当該骨プレートに縦方向に沿ってオフセットされる、システム。
さらに代替的には、肋骨固定システムであって、縦方向中線、凸状前面、及び凹状後面を有し、当該後面の曲率は、当該前面の曲率と実質的に一致し、縦方向に湾曲している細長い骨プレートと、当該骨プレートに配置されたねじ受け開口部の対になった組であって、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部の一方は当該中線の上に配置された上部開口部であり、当該ねじ受け開口部の他方は当該中線の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部の対になった組と、当該上部開口部の位置において当該骨プレートに垂直であり、基準軸である上部垂直軸、及び当該上部垂直軸から当該中線に向かって約10°角度が付けられており、当該上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸を有する当該上部開口部、ならびに当該下部開口部の位置において当該骨プレートに垂直であり、基準軸である下部垂直軸、及び当該下部開口部の位置において当該骨プレートに直交する軸から当該中線に向かって約10°角度が付けられており、当該下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸を有する当該下部開口部と、当該上部垂直軸から当該下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている当該上部開口部の当該上部オフセット軸、及び当該下部垂直軸から当該上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている当該下部開口部の当該下部オフセット軸と、当該骨プレートの当該前面に配置された座ぐり穴を備えた当該ねじ受け開口部と、当該ねじ受け開口部に配置され、当該座ぐり穴内に窪ませた骨ねじとを備え、ねじ受け開口部の当該対になった組の各々について、当該ねじ受け開口部に配置された当該骨ねじは互いに向かって、且つ当該中線に向かって角度が付けられている、システム。さらに、このようなシステムであって、当該上部開口部に配置された当該骨ねじは、当該上部オフセット軸と同軸に位置合わせされ、当該下部開口部に配置された当該骨ねじは、当該下部オフセット軸と同軸に位置合わせされ、且つ/又は当該骨ねじは、当該上部開口部に配置された当該骨ねじが、当該上部オフセット軸からずれるように配置でき、当該下部開口部に配置された当該骨ねじが、当該下部オフセット軸からずれるように配置できるように選択される、システム。
平らで平行な内面及び外面を有する平らな骨プレートを示す、本発明の実施形態の図。 平らな内面及び湾曲した外面を有する平らな骨プレートを示す、本発明の代替的実施形態の図。 図2に示されるタイプの骨プレートの内面の図であり、骨ねじが、ねじ受け開口部のいくつかに配置されている。 上部開口部及び下部開口部を有する横方向に湾曲した骨プレートを示し、さらに各開口部の垂直軸に対するオフセット軸を示す図。 第1の対になった組を成す第1の上部開口部及び第1の下部開口部ならびに第2の対になった組を成す第2の上部開口部及び第2の下部開口部を有する縦方向に湾曲した骨プレートを示し、さらに対になった組の各開口部の垂直軸に対するオフセット軸が他方のオフセット軸を向いていることを示す図。 湾曲した骨プレートの外面を示す図。 図6の骨プレートの内面の図であり、骨ねじが開口部内に挿入されている。 図7の骨プレートの縁部の図。 図7の骨プレートの一部の拡大図。 上列及び下列の開口部ならびに対になった組の開口部を示す骨プレートの内面の図。 骨プレートの一実施形態を示す。 骨プレートの一実施形態を示す。 骨プレートの一実施形態を示す。 骨プレートの一実施形態を示す。 開口部に座ぐり穴を設けた結果生じる、骨ねじを配置するための偏移の円錐形(cone of deviation)を示す。
図面を参照して、ここで種々の実施形態における本発明を説明する。図面は代表的且つ例示的であるが、可能な変形形態及び実施形態を限定することを意図しない。「前部」及び「後部」のような本明細書で使用される方向の用語は、人体を基準にして解釈されるべきであり、すなわち、「前部」又は「腹側」という用語は、胸部領域の正面又は前方の外側に向かう方向を意味し、「後部」という用語は、胸部領域の背面又は後方の外側に向かう方向を意味する。3次元空間の場合、X軸は人体の横方向、すなわち左右方向とし、Y軸は人体の上下方向、すなわち頭から爪先までの方向とし、Z軸は、前後方向、すなわち、正面から背面への方向とする。したがって、肋骨及び肋骨プレートの好ましい実施形態は、肋骨の長い主要曲線と相関関係を持つように、Z方向に曲率を有しながらX方向に縦方向に延びる。肋骨の前面は、Y方向において横方向の凸面曲率を有し、肋骨プレートの好ましい実施形態の少なくとも後部、すなわち内面は、Y方向において横方向の凹湾曲を有する。最も好ましくは、肋骨プレートの前面、すなわち外面は、横方向の凸面を有するように、肋骨プレートの後面の曲率に近似又は一致する。
「中線」という用語は、本明細書では、肋骨プレートの縦方向中線を指すために使用される。「垂直軸」という用語は、本明細書では、ある時点で肋骨プレートの表面に接する平面、すなわち前面が後面と一致するときには前面、また表面が異なり、後面が肋骨の前面に良好に相関するときは後面に直交する、すなわち垂直な点を通る線を意味するために使用される。「オフセット軸」という用語は、本明細書では、垂直軸から角度を付けたねじ受け開口部の真の軸を意味するために使用される。すなわち、オフセット軸は、骨ねじを受容し、方向付ける穴を画定するため、骨ねじの軸は、ねじが挿入されるときにオフセット軸と実質的に同軸である。したがって、垂直軸はねじ受け開口部の位置で画定され、基準軸として機能するのに対し、オフセット軸はねじ受け開口部の穴の真の軸を画定する。「トーイン」という用語は、本明細書では、対になった組のねじ受け開口部に配置された骨ねじの場合、2つの骨ねじが平行な平面に配置されず、その代わりに、X軸方向では互いの方へ、またY軸方向では中線の方へと角度が付けられていることを意味するために使用される。「片側皮質」という用語は、本明細書では、骨ねじの長さ及び肋骨への挿入方向が、骨プレートが肋骨に固定されたときに、骨ねじが前部皮質を貫通するが後部皮質は貫通しないことを意味する。
骨プレートを肋骨31に装着するための、肋骨又は骨プレート10及び骨ねじ23、皮質ねじとも呼ばれる機械的締結具は、人体への外科的移植のためにチタン等のように生体適合性であり、肋骨を支持するのに十分な剛性を有している任意の好適な材料から構成されてよい。骨プレート10は、好ましくは、外科医が骨プレート10を曲げて、取り付けられている特定の肋骨31により良く適合するように、限られた程度で可鍛性又は曲げ可能である。
図1は、複数の軸で示される骨プレート10の基本的な実施形態を示しており、骨プレート10は、細長い棒状の平らな本体であり、断面が長方形であり、ねじ受け開口部13の複数の対になった組16を有する(1つの対になった組16だけが図中に示されている)。開口部13は、骨プレート10を肋骨31に装着するための骨ねじ23を受容するように構成された穴を画定する。対になった組16において、一方の開口部13は、骨プレート10の中線Mよりも上の点に配置され、他方の開口部13は、中線Mよりも下の点に配置され、上部開口部13からX方向に縦方向に変位されている。対になった組16の各開口部13は、上列14の開口部13のためのO及び下列15の開口部13のためのOと本明細書では呼ばれるオフセット軸Oを有している。開口部13のオフセット軸Oは、肋骨プレート10の前面12又は後面11に直交する、又は垂直な方向から肋骨プレート10の中線Mに向かって約10°角度付けられているか又は傾斜している。同様に、開口部13のオフセット軸Oは、肋骨プレート10の前面12又は後面11に直交する、又は垂直な方向から肋骨プレート10の中線Mに向かって約10°角度付けられているか又は傾斜している。すなわち、対になった組16の2つの開口部13と、この設計による開口部13によって受容される骨ねじ23は、平行な平面に配置されず、その代わりに、Y方向において上方(上向き)及び下方(下向き)に角度付けられる。さらに、対になった組16の上部開口部13のオフセット軸Oは、肋骨プレート10の前面12又は後面11に直交する又は垂直な方向から、対になっている下部開口部に向かってX方向に約10°傾斜又は角度が付けられており、対になった組16の下部開口部13のオフセット軸Oは、肋骨プレート10の前面12又は後面11に直交する又は垂直な方向から、対になっている上部開口部に向かってX方向に約10°傾斜又は角度が付けられている。このようにして、対になった組16の開口部13に挿入された骨ねじ23は、オフセット軸Oと実質的に同軸に位置合わせされ、中線に向かって、また互いに向かって角度を付ける。このトーイン又はとげ状(barbed)の配置は、骨プレート10を肋骨31により良好に固定して、骨プレート10の経時的な又は高応力下の分離に抵抗する。
図2及び図3は、開口部13が中線Mに近接して配置された骨プレート10の実施形態を示す。図1と同様に、上列14の開口部13のオフセット軸Oは、垂直軸NからX方向及びY方向に約10°オフセットされており、下列15の開口部13のオフセット軸Oは、X方向及びY方向に約10°オフセットされており、対になった組16の各々のオフセット軸O及びOは、互いに向かって、且つ中線Mに向かって角度が付けられている。
図4〜図10は、骨プレート10のより好ましい実施形態を示しており、骨プレート10は、X方向に縦方向に湾曲し、Y方向に横方向に湾曲しており、前面12は後面11の曲率と実質的に一致している。骨プレート10の縦方向及び横方向の曲率は、肋骨32の曲率により一致しやすい形状を提供し、それにより、最適な装着のために外科医による形状加工をほとんど又はまったく必要としない。図4に示すように、上部開口部13のオフセット軸Oは、垂直軸Nから下方向に約10°角度が付けられており、下部開口部13のオフセット軸Oは、垂直軸Nから上方向に約10°角度が付けられている。2つの開口部13に挿入された適切な長さの骨ねじ23は、前部皮質32を貫通するが、肋骨31の後部皮質33を通過しない。2つの対になった組16’及び16”を図5に示す。対になった組16’については、上部開口部13のオフセット軸O’は、X方向において垂直軸N’から対になった組16’の下部開口部13に向かう方向に約10°角度が付けられ、下部開口部13のオフセット角度O’は、X方向において垂直軸N’から対になった組16’の上部開口部13に向かう方向に、約10°の角度である。同様に、対になった組16”については、上部開口部13のオフセット軸O”は、X方向において垂直軸N”から対になった組16”の下部開口部13に向かう方向に約10°角度が付けられ、下部開口部13のオフセット角度O”は、X方向において垂直軸N”から対になった組16”の上部開口部13に向かう方向に、約10°の角度である。図7〜図10に見られるように、この構造により、トーイン又はとげ状の骨ねじ23の対になった組が得られる。骨ねじ23は互いに接触しない。
図11〜図14は、骨プレート10の他の実施形態を示しており、骨プレート10を軽くし、材料コストを低減するために、構造の本体材料の部分が除去されており、その除去された部分は、構造的完全性及び剛性が不利益に低下せず、且つ骨プレート10がその意図された目的に適したままであるように、縁部に沿って及び内部において選択される。
図15に示す別の実施形態では、開口部13が、第1の直径の主穴23と、第2のより大きな直径の座ぐり穴22とを備えるように、開口部13は座ぐり穴22とを備えている。この構成により、骨ねじ23の頭部を窪ませてより滑らかな外面を提供することができる。あるいは、骨ねじ23の頭部が、座ぐり穴22の直径よりも著しく小さいように選択された場合、骨ねじ23の真の配置軸は、配置軸が、図15に示すように円錐形偏移ゾーンDに収まることができるように、オフセット軸Oからわずかに変動してもよい。換言すると、骨ねじ23はオフセット軸Oからわずかに離れるように枢動又は傾斜してもよい。この骨プレート10の前面12における適切に選択された骨ねじ23と座ぐり穴22との組み合わせにより、外科医は骨折線、肋骨31の弱い又は罹患した部分等を避けるために、必要に応じて骨ねじ23の配置軸を変更することができる。
肋骨は、細長く、湾曲しており、薄く、比較的薄い皮質(骨の外層)を有するが、これは、骨プレートの装着に重要な課題を提示する。多くの場合、短い片側皮質骨ねじは適切ではなく、皮質の前部及び後部の両方を貫通する二層皮質骨ねじが、骨プレートを肋骨に十分に固定するために利用される。明らかに、骨ねじの鋭利な先端に、肋骨を貫通させ、後部皮質から体腔内に伸長させることは有益ではない。
関連する先行技術は、米国特許出願公開第2009/0018587A1号、米国特許出願公開第2014/0277178A1号及び国際公開第01/19267A1号に開示されている。
図15に示す別の実施形態では、開口部13が、第1の直径の主穴23と、第2のより大きな直径の座ぐり穴22とを備えるように、開口部13は座ぐり穴22とを備えている。この構成により、骨ねじ23の頭部を窪ませてより滑らかな外面を提供することができる。あるいは、骨ねじ23の頭部が、座ぐり穴22の直径よりも著しく小さいように選択された場合、骨ねじ23の真の配置軸は、配置軸が、図15に示すように円錐形偏移ゾーンDに収まることができるように、オフセット軸Oからわずかに変動してもよい。換言すると、骨ねじ23はオフセット軸Oからわずかに離れるように枢動又は傾斜してもよい。この骨プレート10の前面12における適切に選択された骨ねじ23と座ぐり穴22との組み合わせにより、外科医は骨折線、肋骨31の弱い又は罹患した部分等を避けるために、必要に応じて骨ねじ23の配置軸を変更することができる。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
肋骨固定システムであって、
細長い骨プレート(10)と、
前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
前記ねじ受け開口部(13)に配置された骨ねじ(23)と、を備え、
前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって角度が付けられている、システム。
(項目2)
前記細長い骨プレート(10)は縦方向中線(M)を有し、前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)は、前記中線(M)の両側に配置されている、項目1に記載のシステム。
(項目3)
前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は前記中線(M)に向かって角度が付けられている、項目2に記載のシステム。
(項目4)
前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は、互いに向かって約10°角度が付けられており、前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられている、項目3に記載のシステム。
(項目5)
前記ねじ受け開口部(13)は座ぐり穴を備える、項目4に記載のシステム。
(項目6)
肋骨固定システムであって、
縦方向中線(M)、前面(12)、及び後面(11)を有する細長い骨プレート(10)と、
前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)であって、ねじ受け開口部(13)の前記対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)の一方は前記中線(M)の上に配置された上部開口部であり、前記ねじ受け開口部(13)の他方は前記中線(M)の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
前記上部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である上部垂直軸と、前記上部垂直軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸とを有する前記上部開口部と、
前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である下部垂直軸と、前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に直交する軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸とを有する前記下部開口部と、
前記上部垂直軸から前記下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記上部開口部の前記上部オフセット軸、及び前記下部垂直軸から前記上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記下部開口部の前記下部オフセット軸と、
前記ねじ受け開口部(13)に配置された骨ねじ(23)と、を備え、
前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって、且つ前記中線(M)に向かって角度が付けられている、システム。
(項目7)
前記ねじ受け開口部(13)は前記骨プレート(10)の前記前面に配置された座ぐり穴を備える、項目6に記載のシステム。
(項目8)
前記座ぐり穴は、前記骨ねじ(23)が前記上部オフセット軸及び前記下部オフセット軸だけ実質的に同軸であるように前記上部開口部及び前記下部開口部に配置できるように寸法決めされる、項目7に記載のシステム。
(項目9)
前記座ぐり穴は、前記骨ねじ(23)が前記上部オフセット軸及び前記下部オフセット軸と非同軸であるように前記上部開口部及び前記下部開口部に配置できるように寸法決めされる、項目7に記載のシステム。
(項目10)
前記上部垂直軸及び前記下部垂直軸は、前記骨プレート(10)の前記前面において画定されるか、又は前記上部垂直軸及び前記下部垂直軸は、前記骨プレート(10)の前記後面において画定される、項目6に記載のシステム。
(項目11)
前記上部開口部は前記骨プレート(10)に縦方向に沿って上列に配置され、前記下部開口部は前記骨プレート(10)に縦方向に沿って下列に配置される、項目6に記載のシステム。
(項目12)
前記ねじ受け孔の対になった組(16)の各々について、前記上部開口部及び前記下部開口部は、前記骨プレート(10)に縦方向に沿ってオフセットされる、項目6に記載のシステム。
(項目13)
肋骨固定システムであって、
縦方向中線(M)、凸状前面(12)、及び凹状後面(11)を有し、前記後面(11)の曲率は、前記前面(12)の曲率と実質的に一致し、縦方向に湾曲している細長い骨プレート(10)と、
前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)であって、ねじ受け開口部(13)の前記対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)の一方は前記中線(M)の上に配置された上部開口部であり、前記ねじ受け開口部(13)の他方は前記中線(M)の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
前記上部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である上部垂直軸と、前記上部垂直軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸とを有する前記上部開口部と、
前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である下部垂直軸と、前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に直交する軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸とを有する前記下部開口部と、
前記上部垂直軸から前記下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記上部開口部の前記上部オフセット軸、及び前記下部垂直軸から前記上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記下部開口部の前記下部オフセット軸と、
前記骨プレート(10)の前記前面(12)に配置された座ぐり穴を備えた前記ねじ受け開口部(13)と、
前記ねじ受け開口部(13)に配置され、前記座ぐり穴内に窪ませた骨ねじ(23)と、を備え、
ねじ受け開口部(13)の前記対になった組の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって、且つ前記中線(M)に向かって角度が付けられている、システム。
(項目14)
前記上部開口部に配置された前記骨ねじ(23)は、前記上部オフセット軸と同軸に位置合わせされ、前記下部開口部に配置された前記骨ねじ(23)は、前記下部オフセット軸と同軸に位置合わせされる、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記骨ねじ(23)は、前記上部開口部に配置された前記骨ねじ(23)が、前記上部オフセット軸からずれるように配置でき、前記下部開口部に配置された前記骨ねじ(23)が、前記下部オフセット軸からずれるように配置できるように選択される、項目13に記載のシステム。

Claims (15)

  1. 肋骨固定システムであって、
    細長い骨プレート(10)と、
    前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
    前記ねじ受け開口部(13)に配置された骨ねじ(23)と、を備え、
    前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって角度が付けられている、システム。
  2. 前記細長い骨プレート(10)は縦方向中線(M)を有し、前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)は、前記中線(M)の両側に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は前記中線(M)に向かって角度が付けられている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は、互いに向かって約10°角度が付けられており、前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記ねじ受け開口部(13)は座ぐり穴を備える、請求項4に記載のシステム。
  6. 肋骨固定システムであって、
    縦方向中線(M)、前面(12)、及び後面(11)を有する細長い骨プレート(10)と、
    前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)であって、ねじ受け開口部(13)の前記対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)の一方は前記中線(M)の上に配置された上部開口部であり、前記ねじ受け開口部(13)の他方は前記中線(M)の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
    前記上部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である上部垂直軸と、前記上部垂直軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸とを有する前記上部開口部と、
    前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である下部垂直軸と、前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に直交する軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸とを有する前記下部開口部と、
    前記上部垂直軸から前記下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記上部開口部の前記上部オフセット軸、及び前記下部垂直軸から前記上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記下部開口部の前記下部オフセット軸と、
    前記ねじ受け開口部(13)に配置された骨ねじ(23)と、を備え、
    前記ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって、且つ前記中線(M)に向かって角度が付けられている、システム。
  7. 前記ねじ受け開口部(13)は前記骨プレート(10)の前記前面に配置された座ぐり穴を備える、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記座ぐり穴は、前記骨ねじ(23)が前記上部オフセット軸及び前記下部オフセット軸だけ実質的に同軸であるように前記上部開口部及び前記下部開口部に配置できるように寸法決めされる、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記座ぐり穴は、前記骨ねじ(23)が前記上部オフセット軸及び前記下部オフセット軸と非同軸であるように前記上部開口部及び前記下部開口部に配置できるように寸法決めされる、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記上部垂直軸及び前記下部垂直軸は、前記骨プレート(10)の前記前面において画定されるか、又は前記上部垂直軸及び前記下部垂直軸は、前記骨プレート(10)の前記後面において画定される、請求項6に記載のシステム。
  11. 前記上部開口部は前記骨プレート(10)に縦方向に沿って上列に配置され、前記下部開口部は前記骨プレート(10)に縦方向に沿って下列に配置される、請求項6に記載のシステム。
  12. 前記ねじ受け孔の対になった組(16)の各々について、前記上部開口部及び前記下部開口部は、前記骨プレート(10)に縦方向に沿ってオフセットされる、請求項6に記載のシステム。
  13. 肋骨固定システムであって、
    縦方向中線(M)、凸状前面(12)、及び凹状後面(11)を有し、前記後面(11)の曲率は、前記前面(12)の曲率と実質的に一致し、縦方向に湾曲している細長い骨プレート(10)と、
    前記骨プレート(10)に配置されたねじ受け開口部(13)の対になった組(16)であって、ねじ受け開口部(13)の前記対になった組(16)の各々について、前記ねじ受け開口部(13)の一方は前記中線(M)の上に配置された上部開口部であり、前記ねじ受け開口部(13)の他方は前記中線(M)の下に配置された下部開口部である、ねじ受け開口部(13)の対になった組(16)と、
    前記上部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である上部垂直軸と、前記上部垂直軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記上部開口部の真の軸を画定する上部オフセット軸とを有する前記上部開口部と、
    前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に垂直であり、基準軸である下部垂直軸と、前記下部開口部の位置において前記骨プレート(10)に直交する軸から前記中線(M)に向かって約10°角度が付けられており、前記下部開口部の真の軸を画定する下部オフセット軸とを有する前記下部開口部と、
    前記上部垂直軸から前記下部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記上部開口部の前記上部オフセット軸、及び前記下部垂直軸から前記上部開口部に向かう方向にも約10°角度が付けられている前記下部開口部の前記下部オフセット軸と、
    前記骨プレート(10)の前記前面(12)に配置された座ぐり穴を備えた前記ねじ受け開口部(13)と、
    前記ねじ受け開口部(13)に配置され、前記座ぐり穴内に窪ませた骨ねじ(23)と、を備え、
    ねじ受け開口部(13)の前記対になった組の各々について、前記ねじ受け開口部(13)に配置された前記骨ねじ(23)は互いに向かって、且つ前記中線(M)に向かって角度が付けられている、システム。
  14. 前記上部開口部に配置された前記骨ねじ(23)は、前記上部オフセット軸と同軸に位置合わせされ、前記下部開口部に配置された前記骨ねじ(23)は、前記下部オフセット軸と同軸に位置合わせされる、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記骨ねじ(23)は、前記上部開口部に配置された前記骨ねじ(23)が、前記上部オフセット軸からずれるように配置でき、前記下部開口部に配置された前記骨ねじ(23)が、前記下部オフセット軸からずれるように配置できるように選択される、請求項13に記載のシステム。
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