JP2018522185A - ねじり振動を減衰するための装置 - Google Patents

ねじり振動を減衰するための装置 Download PDF

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Abstract

‐軸(X)を中心として回転的に変位可能である少なくとも1つの支持部(2)と、
‐複数の振子体(3)であって、それぞれが前記支持部(2)に対して可動である振子体(3)と、
‐周方向に隣接する2つの振子体(3)の間の摩擦ベース接続部(30)と、
を備える、ねじり振動を減衰するための装置(1)。

Description

本発明は、特に自動車両のトランスミッションシステム用のねじり振動を減衰するための装置に関する。
このような適用において、ねじり振動を減衰するための装置は、機関の不規則な回転による振動をフィルタリングするように、熱機関を変速機に選択的に連結可能なクラッチのねじり減衰システムに組み込まれ得る。
変形例として、このような適用において、ねじり振動を減衰するための装置は、摩擦クラッチディスクに、又は流体力学トルクコンバータに組み込まれ得る。
このようなねじり振動を減衰するための装置は、従来的に、支持部と、この支持部に対して可動である1つ以上の振子体とから実現される。各振子体の支持部に対する変位は2つの転動部材により案内され、これら転動部材は、一方で支持部と一体の転動トラックと、また他方で振子体と一体の転動トラックと協働する。各振子体は、例えば、互いにリベット留めされた2つの振子重りを備える。
減衰装置が、「オーダー1」とも称される、車両の2気筒熱機関の励振のオーダーをフィルタリングするように、減衰装置を転動トラックの形状を介して選択することが公知の慣行である。熱機関の励振のオーダーは、公知のように、クランクシャフトの回転毎の機関の爆発回数である。このような装置は、重力に非常に敏感である。重力によって振子体の不要な変位が生じ、これによりフィルタリングの性能レベルに悪影響が及ぼされ得る。
この問題を解決するために、例えば、DE 10 2012 221 103の出願のように、2つの周方向に隣接する振子体の間に、バネを設けることが公知の慣行である。こうして、装置が回転運動により駆動されるとき、適切に連結された振子体は、回転により付加される重力に耐える。このようなバネの挿入は、振子体に追加のハウジングを形成するか、又はこれらの振子体に適当な固定手段を設けることを前提とするものであるが、これはコストがかかり、かつ複雑である。バネの挿入を原因として、新たな共振周波数も出現する。バネの挿入には、装置の支持部に開放した切欠を形成することが必要な場合もあり、こうして振子体の変位が減少する。更に、バネを正確に寸法決めする必要があり、バネの特性の経時的維持は保証されていない。
本発明の目的は、上述の欠点を全体的又は部分的に改善しつつ、特に振子体の目標が車両の2気筒熱機関の励振のオーダーをフィルタリングするものである場合に、振子体に作用する重力の影響を減少させることである。
一態様によれば、本発明はこの目的を、
‐軸を中心として回転的に変位可能である少なくとも1つの支持部と、
‐複数の振子体であって、それぞれが前記支持部に対して可動である振子体と、
‐周方向に隣接する2つの振子体の間の摩擦ベース接続部と、
を備える、ねじり振動を減衰するための装置を使用することにより達成する。
本出願の意図において、2つの周方向に隣接する振子体は、摩擦ベース接続部により連結される。摩擦ベース接続部は、上述の従来技術から公知のバネベース接続部とは異なる。本発明による接続部は、周方向に隣接する2つの振子体との間に摩擦表面が存在することを引き起こす。これらの摩擦表面は、これら2つの振子体のうちの一方の変位が、これら2つの振子体のうちの他方に伝達されるように協働する。摩擦ベース接続部は、特に軸方向摩擦を生じさせる。すなわち、互いに協働する摩擦表面は、軸方向に対面している。
周方向に隣接する2つの振子体の間のこのような摩擦ベース接続部により、重力の影響によるその変位を制限することが可能となり、これにより、振子体に対する重力の作用が妨げられる。支持部が回転すると、各振子体は、支持部の回転軸を中心とした最高位置を連続して占める。このような位置を占める振子体は、より下方にある、したがって重力の作用をより受けない他の振子体に摩擦ベース接続部を介して連結される。最高位置にある振子体の下方への変位は、この他の振子体に摩擦ベース接続部を介して伝達され、こうして当該振子体はこの下方変位に対抗する。
摩擦ベース接続部は、これが連結する2つの振子体の変位に対するヒステリシス現象の出現を許容する。これら振子体のうちの一方の重力の影響による変位は、一定の遅れを以て他方の振子体に伝達される。
摩擦ベース接続部は、有利には、振子体の変位によるねじり振動のフィルタリングの性能レベルを損なわずに、重力の影響による振子体の変位を減少させるような寸法とされる。
本出願の意図において、
‐「軸方向」とは、「支持部の回転軸に平行である」方向を意味し、
‐「径方向」とは、「支持部の回転軸に対して直交する平面に属する軸に沿って、且つ支持部の回転軸に交差する」方向を意味し、
‐「角度方向」又は「周方向」は、「支持部の回転軸を中心とした」方向を意味し、
‐「垂直径方向」とは、「径方向に対して直角を成す」方向を意味し、
‐「一体」とは「堅固に結合された」ということを意味する。
また、本出願の意図において、装置の停止位置とは、振子体が遠心力を受けるが、熱機関の不規則な回転により生じるねじり振動を受けない位置である。
装置は、例えば、各振子体について、
‐反時計方向において周方向に隣接する振子体と一体の摩擦ベース接続部が存在し、且つ
‐時計方向において周方向に隣接する振子体と一体の摩擦ベース接続部が存在するように、複数の摩擦ベース接続部を備える。
従って、全ての振子体が、摩擦ベース接続部によって組を成すように連結され得る。
上述の全てにおいて、装置は、例えば、2つ乃至8つの、特に3つ又は6つの複数の振子体を備える。これら全ての振子体は、周方向に互いに連続し得る。したがって、装置は、回転軸に対して直角である複数の平面を備え得る。それぞれの平面内に振子体が配置される。
各摩擦ベース接続部は、第1タイプであり得る。これにより、摩擦ベース接続部は、周方向に隣接する前記2つの振子体のうちの一方と一体の少なくとも1つのタブを使用して構成されるとともに、前記2つの振子体のうちの他方に対して摩擦接触する。このタブは、例えば、単独のピースであって、これに一体とされた振子体を有するピースから作製される。変形例として、このタブは、摩擦ベース接続部によって連結された2つの振子体と別箇のものであり、これら2つの振子体のうちの一方に固定される。タブは、例えば、2つの振子体のうちの一方にネジ留めされる。本変形例によれば、タブは、振子体に対する摩擦に適した材料から作製される。
タブは、有利には、弾性的に変形可能な材料から作製される。タブは、例えば、プラスチック材料又はバネ鋼から作製される。
変形例として、タブは、複数の別箇の材料から構成され得る。例えば、2つの振子体のうちの一方に対して摩擦接触するタブの一部分が、摩擦に適した材料、例えば鋼から作製され、2つの振子体のうちの他方に一体のタブの一部分が、例えばタブをこの振子体に保持するのに適した材料、例えばカーボンファイバから作製される。
前記タブは、前記2つの振子体のうちの一方の上の固定部と、前記2つの振子体のうちの他方に対して摩擦接触する自由端部とを有し、前記タブの前記固定部と前記自由端部との間に配置された前記タブの前記部分は、特に起伏を有している。タブの自由端部は、後方に屈曲され得る。
装置が休止しているとき、各タブは、2つの振子体のうちの一方に接しているその固定部と、2つの振子体のうちの他方に対して摩擦接触するその自由端部との間で、実質的に周方向に延在し得る。
前記タブは、当該タブの自由端部が、当該タブが一体とされていない前記振子体に常に軸方向に対面するようなものとなされ得る。これにより当該自由端部は、当該振子体に対して摩擦接触可能である。換言すれば、タブは、摩擦ベース接続部により連結された2つの振子体同士の相対位置とは無関係に、その自由端部が、摩擦接触することが意図された振子体の一部に常に対面し続けるように一定距離に亘って延在するように、寸法決めされ、かつ配置され得る。
第2タイプの摩擦ベース接続部は、別の態様で作製され得る。この接続部は、2つの振子体のうちの一方に一体であって2つの振子体のうちの他方に対して摩擦接触するタブによる態様以外の態様で作製される。
第2タイプによれば、摩擦ベース接続部は、前記支持部の前記回転軸の全周に延在するとともに前記支持部に対して可動であるピースを介して構成され、前記ピースは、各振子体に対して摩擦接触する。こうして、装置の全ての摩擦ベース接続部が、単一のピースを介して作製される。この第2タイプによれば、装置の全ての振子体が、この同一のピースを介して摩擦により互いに接続される。これにより、装置の全ての振子体の移動が調和する。
ピースは、例えば、弾性的に変形可能な材料から作製される。
変形例として、例えば、ピースのうち振子体に対して摩擦接触する部分が、例えば摩擦に適した材料、例えば鋼から作製され、ピースの残り部分が他の材料から作製され得る。
装置の周方向に隣接した全ての振子体の間で摩擦ベース接続が成立することを許容するピースは、環状部分を有し得る。この環状部分から、タブが径方向内方に突出する。各振子体は、例えば、1つのタブのみに結合される。変形例として、複数のタブが、同一の振子体に対して摩擦接触する。
変形例として、装置の周方向に隣接した全ての振子体の間で摩擦ベース接続が成立することを許容するピースは、径方向に突出したタブを有しない環状部分のみから形成される。これは、例えば、環状ワッシャのような大きくくり抜かれた環状ピースである。このワッシャは、クリンクル・ワッシャであり得る。軸方向に言えば、このようなクリンクル・ワッシャは、これがその回転軸を中心として移動するとき、異なる軸方向位置を連続的に占める。
摩擦ベース接続部が第1タイプであれ第2タイプであれ、装置の全ての振子体がこのような接続部によって結合されていれば、摩擦ベース接続部は、周方向に隣接する2つの振子体の間隔が、一定の閾値を超える車両の熱機関の回転速度に関して装置の全ての振子体について一定であることを許容する。より具体的には、3つの振子体が存在する場合、振子体1と振子体2との間の間隔が、このような速度について、振子体2と振子体3との間の間隔に等しく、且つ振子体3と振子体1との間隔に等しい。このような一定の間隔は、例えば、振子体が遠心力の影響下で径方向に最も外方の位置に至る前の速度値に対して得られ、このような速度値は、例えば加速又は減速に相当する。
上記を通して、前記装置は、複数の転動部材を備え、各転動部材は、前記支持部と一体の第1転動トラック、及び、振子体と一体の第2転動トラック、と協働し、前記支持部に対する各振子体の変位は、前記複数の転動部材のうちの少なくとも2つにより案内される。
第1及び第2転動トラックの形状は、各振子体が支持部に対して、
‐支持部の回転軸に対して平行な仮想軸を中心として並進的に、且つ、
‐当該振子体の重心を中心として回転的に、変位するようなものとされ得る。
このような移動は、「複合移動」とも称され、例えばDE 10 2011 086 532の出願に開示されている。
この複合移動は、100%複合移動として特定され得る。100%複合移動という表現は、装置の停止状態において、回転軸に対して直角である平面において、第1転動トラックとこの振子体の変位を案内する転動部材のうちの一方との接点に対する法線と、他の第1転動トラックとこの振子体の変位を案内する転動部材のうちの他方との接点に対する法線とが、支持部の回転軸に交わる、という場合の振子体に対して使用される。
変形例として、上述の第1及び第2転動トラックの形状は、各振子体が支持部に対して、支持部の回転軸に対して平行な仮想軸を中心として並進的にのみ変位するようなものとされ得る。
前記支持部は、2つの転動部材がそれぞれ収容される複数のウインドウを備え得る。前記転動部材のうちの一方は、周方向に隣接する前記2つの振子体のうちの一方と一体の第2転動トラックと協働し、前記転動部材のうちの他方は、周方向に隣接する前記2つの振子体のうちの他のものと一体である第2転動トラックと協働する。この場合、第1タイプの各摩擦ベース接続部は、ウインドウ内において、当該ウインドウに存在する前記2つの転動部材の間に配置され得る。
変形例として、支持部に形成された各ウインドウは、単独の振子体の支持部に対する変位を案内する2つの転動部材を収容する。
変形例として、支持部に形成された各ウインドウは、単独の転動部材のみを収容する。
上記を通して、装置は、複数の当接減衰部材を備え得る。各当接減衰部材は、振子体の一部と支持部の一部との間に配設されてそれらの衝突を減衰するように配置される。このような衝突は、例えば、振子体がこの振子体の変位の終盤で支持部に当接してねじり振動をフィルタリングすること、又は車両の機関が停止する際の当該振子体の径方向後退に相当する。
各当接減衰部材は、例えばゴム又はエラストマーから作製される。当接減衰部材は、断面において、円筒形状又は非円筒形状を呈し得る。
本発明の第1実施例によれば、前記支持部は単独であり、各振子体は、
‐軸方向に互いに離間した第1及び第2振子重りであって、前記第1振子重りは前記支持部の第1側面に軸方向に配置され、前記第2振子重りは前記支持部の第2側面に軸方向に配置される、第1及び第2振子重りと、
‐前記重り同士を組にする、前記第1及び第2振子重りの少なくとも1つの連結部材と、を備える。
この第1実施例の第1変形例によれば、各振子体は、前記第1振子重りと前記第2振子重りとを組にする2つの連結部材を備え、各連結部材は、前記支持部に対する前記振子体の変位を案内する前記2つの転動部材のうちの一方とそれぞれ協働する第2転動トラックを規定する。ここで、各転動部材は、単独の第2連動トラックと協働する。この連結部材の輪郭線の一部、例えば、この連結部材の径方向外側表面の一部、又はこの連結部材の径方向外側表面の当該一部に設けられたコーティングが、例えば、振子体と一体のこの転動トラックを規定する。この場合、この連結部材が配置されたウインドウの輪郭線の一部が、支持部に対する振子体の変位を案内するように、転動部材が協働する支持部に一体の転動トラックを規定する。
このような連結部材は、その軸方向端部を介して振子重りのうちの一方に形成された開口に圧力嵌めされる。変形例として、連結部材は、その軸方向端部を介して各振子重りに溶接され得る。連結部材は、各振子重りにネジ留め、又はリベット留めされてもよい。
本発明の第1実施例の第1変形例によれば、上述のように、各転動部材は、支持部と一体の第1転動トラックと、振子体と一体の第2転動トラックとの間での圧縮においてのみ、応力を受ける。同一の転動部材と協働するこれらの転動トラックは、少なくとも部分的に径方向に対面し得る。すなわち、回転軸に対して直角を成す平面が存在し、この平面内にこれら転動トラックの両方が延在する。
本発明の第1実施例の第1変形例によれば、周方向に隣接する2つの振子体の摩擦ベース接続は、例えば第1タイプであって、2つの別箇のタブから実現され得る。第1タブは、特に支持部の第1側面に配置され、第2タブは支持部の第2側面に配置される。支持部の両側にタブが存在することにより、振子体に生じる摩擦を釣り合わせることが可能となり、これにより、この振子体を形成する振子重りが支持部に対して歪曲することが防止される。このような歪曲は、振子体の振子重りのうちの一方のみが摩擦ベース接続を原因とする摩擦を受けるような場合に起こり得る。
このような場合、第1タブは、2つの振子体のうちの一方の第1振子重りと一体であり、2つの振子体のうちの他方の第1振子重りに対して摩擦接触する。第2タブは、2つの振子体のうちの一方の第2振子重りと、2つの振子体のうちの他方の第2振子重りとの間で同様に動作し得る。
より具体的には、2つの振子体の間の第1タイプの接続部の2つのタブは、両方が同一の振子体に一体とされ得るとともに、他方の振子体に対して摩擦接触し得る。変形例として、第1タブは、例えば、2つの振子体のうちの一方の第1振子重りと一体であり、2つの振子体のうちの他方の第1振子重りに対して摩擦接触する。そして、第2タブは、第1タブが摩擦接触する振子体の第2振子重りと一体であり、この第2タブは、第1タブが一体である振子体の第2重りに対して摩擦接触する。各接続部の第1及び第2タブは同一であり得る。
支持部に形成された各ウインドウが、2つの異なる振子体の支持部に対する変位を案内する転動部材を収容する場合、第1タイプの接続部は、単独のタブのみから実現され得る。このタブは、2つの転動部材の間においてウインドウに収容される。このタブは、例えば、2つの振子体のうちの一方の連結部材と一体であり、2つの振子体のうちの他方の各振子重りに対して摩擦接触する。このタブの固定部は、例えば、連結部材により連結された各振子重りに固着された2つの軸方向端部を有する。この単独タブの自由端部は、例えば、実質的に平行に延在する2つのアームであって、アームのうちの一方が2つの振子体のうちの他方の第1振子重りに対して摩擦接触するとともに、アームのうちの他方が2つの振子体のうちの他方の第2振子重りに対して摩擦接触するように、2つの振子体のうちの他方の2つの振子重りの間に配置されたアームを有する。
本発明の第1実施例の第1変形例によれば、この接続部は第2タイプであり得る。振子体に摩擦接触するピースは、例えば、2つのフランジの形状を取る。各フランジは、支持部の第1側面に配置され得るとともに、例えばフランジを有する単独ピースから作製されるタブに当接し得る。各タブは、具体的にはその自由端部を介して、振子体の振子重りのうちの一方に対して適用される。各タブは、プラスチック材料又はバネ鋼から構成され得る。
各タブは、フランジの残り部分とその自由端部との間に径方向に延在し得る。
ピースは、例えば、
‐支持部の第1側面に配置され、第1タブに当接する径方向内側部を有する第1フランジであって、各第1タブが第1振子重りに対して摩擦接触するように、第1フランジの径方向内側部が振子体の第1振子重りを越えて軸方向に延在する、第1フランジと、
‐支持部の第2側面に配置され、第2タブに当接する径方向内側部を有する第2フランジであって、各第2タブが第2振子重りに対して摩擦接触するように、第1フランジの径方向内側部が振子体の第2振子重りを越えて軸方向に延在する、第2フランジと、により形成される。
第1及び第2フランジは、例えばネジ又はリベットにより、それらの径方向外側部を介して固着され得る。第1及び第2フランジによるピースのセンタリングは、例えば、支持部上で実施される。2つのフランジの径方向外側部は、上述のピースの環状部を規定する。
本発明の第1実施例の第2変形例によれば、支持部は依然として単独であり、各転動部材は、振子体と一体の2つの第2転動トラックと協働する。これらの第2転動トラックのうちの一方は第1振子重りにより規定され、これらの第2転動トラックのうちの他方は第2振子重りにより規定される。
第2変形例によれば、摩擦ベース接続部は、本発明の第1実施例の第1変形例を参照して説明した第1タイプであり得るか、又は、摩擦ベース接続部は、本発明の第1実施例の第1変形例を参照して説明した第2タイプであり得る。
この第2変形例によれば、各連結部材は、例えば、リベットである。このリベットは、転動部材が既に収容されている、支持部のウインドウに収容され得る。上記のように、ウインドウの輪郭線の一部が、支持部と一体の第1転動トラックを規定する。
本発明の第1実施例の第2変形例によれば、各転動部材は、軸方向に連続して、
‐第1振子重りのキャビティに配置されるとともに、このキャビティの輪郭線の一部により形成された第2転動トラックと協働する部分と、
‐支持部のウインドウに配置されるとともに、このウインドウの輪郭線の一部により形成された第1転動トラックと協働する部分と、
‐第2振子重りのキャビティに配置されるとともに、このキャビティの輪郭線の一部により形成された第2転動トラックと協働する部分と、を備え得る。
本発明の第2実施例によれば、装置は、2つの別箇の、軸方向にオフセットした一体的な支持部を備え、各振子体は、軸方向において2つの支持部の間に配置された少なくとも1つの振子重りを備える。各振子体は、複数の振子重り、例えば2つ又は3つの振子重りを備え得る。これらの振子重りは、互いに固着されても固着されなくてもよい。これらの振子重りは、2つの支持部の間に軸方向に配置される。
こうして、振子体の単数又は複数の振子重りは、2つの支持部の間に軸方向に挟持される。2つの支持部は、例えば、振子体に対して径方向内側に配置されたリベット等のリンクを介して固着される。次いで、2つの支持部と振子体とにより形成されたアセンブリの周囲に、2つのキャップが軸方向に配置され得る。したがって、軸方向に連続して、
‐キャップのうちの一方と、
‐支持部のうちの一方と、
‐単数又は複数の振子重りと、
‐支持部のうちの他方と、
‐キャップのうちの他方と、が存在し得る。
本発明による第2実施例の第1変形例によれば、各振子体は、支持部のうちの一方のウインドウ内に径方向に突出する突起を有し、この突起は、振子体と一体の第2転動トラックを規定する。
2つの突起が、1つの振子重り又は一体とされた振子重りの一体アセンブリの両側に、かつ、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの一側から他側に、設けられ得る。これらの突起は軸方向において反対方向に延在し得るとともに、軸方向に重ね合せられ得る。振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面に形成された2つの突起は、支持部のうちの一方の2つの異なるウインドウ内に突出し、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面と反対の第2側面に形成された2つの突起は、支持部のうちの他方の2つの異なるウインドウ内に突出する。
ここで、振子体の支持部に対する変位は、4つの転動部材、すなわち、
‐振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面に配置された支持部に形成されたウインドウのうちの一方の輪郭線の一部により規定された第1転動トラックと、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面に形成された突起のうちの一方により規定された第2転動トラックと協働する第1転動部材と、
‐振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面に配置された支持部に形成された他のウインドウの輪郭線の一部により規定された第1転動トラックと、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第1側面に形成された突起のうちの他のものにより規定された第2転動トラックと協働する第2転動部材と、
‐振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第2側面に配置された支持部に形成されたウインドウのうちの一方の輪郭線の一部により規定された第1転動トラックと、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第2側面に形成された突起のうちの一方により規定された第2転動トラックと協働する第3転動部材と、
‐振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第2側面に配置された支持部に形成された他のウインドウの輪郭線の一部により規定された第1転動トラックと、振子重り又は振子重りの一体アセンブリの第2側面に形成された突起のうちの他のものにより規定された第2転動とトラックと協働する第4転動部材と、によって案内され得る。
これら4つの転動部材のそれぞれは、本発明の第1実施例を参照して説明したように、圧縮においてのみ応力を受ける。
第1変形例によれば、振子体の間の摩擦ベース接続部は、第1タイプでも第2タイプでもよい。接続部が第2タイプの場合、各振子体に対して摩擦接触するピースは、径方向外側寸法が好適には振子体のそれより小さい環状ワッシャであり得る。ワッシャが単独の振子重り又は振子重りの一体アセンブリの径方向内側に配置されるような態様において、ハウジングが単独の振子重り又は振子重りの一体アセンブリに形成され得る。こうして、ワッシャは、これが収容されるハウジングの径方向縁部のうちの一方に対して摩擦接触し得る。
ワッシャが軸方向に起伏を有する場合、これは、単独の振子重り又は振子重りの一体アセンブリに形成されたハウジングの各軸方向縁部に対して連続的に摩擦接触し得る。
第1変形例によれば、各振子重り又は振子重りの一体アセンブリに、転動部材は貫通していない。
本発明の第2実施例の第2変形例によれば、振子重り又は振子重りの一体アセンブリは、少なくとも2つの貫通キャビティを有し、これにより、各転動部材は、
‐2つの支持部のうちの一方に形成されたウインドウと、
‐振子重り又は振子重りの一体アセンブリの重りそれぞれに形成されたキャビティと、
‐2つの支持部のうちの他方に形成されたウインドウと、に収容される。
第2変形例によれば、各摩擦ベース接続部は、第1タイプでも第2タイプでもよい。摩擦ベース接続部が第2タイプの場合、各振子体に対して摩擦接触するピースは、上述のように、環状クリンクル・ワッシャ等の環状ワッシャであり得る。
上記を通して、摩擦ベース接続部に関与する振子体の表面、例えば、タブが摩擦ベース接続部に存在する場合であれば、このタブが摩擦接触する表面は、摩擦を促進するトラックを与えられ得る。このトラックは、この表面に付加される特に鋼からなるペレットによって、又は、例えばこの表面をくり抜くことにより当該表面の形状を改造することによって形成され得る。
上記を通して、ねじり振動を減衰するための装置は、振子体の変位により、この装置が組み込まれる車両の熱機関、特に2つの気筒又は3つの気筒を有する熱機関の励起のオーダーをフィルタリングすることが可能となるように構成され得る。
上記を通して、各支持部は、例えば全体的に金属からなる単独のピースから作製され得る。
上記を通して、装置は、少なくとも1つの中間ピースであって、少なくともその一部が支持部と振子体の振子重りとの間に軸方向に配置される中間ピースを備え得る。したがって、このような中間ピースは、振子体の支持部に対する軸方向変位を制限し得るため、これらのピース同士の軸方向衝突、及び、特に支持部及び/又は振子重りが金属からなる場合の望ましくない摩耗及び騒音が防止される。例えばスキッド形状の複数の中間ピースが設けられ得る。中間ピースは、特にプラスチック又はゴム等の減衰材料から作製される。
中間ピースは、例えば、振子体により支持される。振子体の支持部に対する変位における支持部と前記重りとの相対位置とは無関係に、少なくとも1つの中間ピースであって、その少なくとも一部が振子重りと支持部との間に軸方向に配置される中間ピースが常に存在するように、中間ピースは振子体上に配置され得る。
上記を通して、装置は、
‐ねじり振動の第1オーダー値をフィルタリングすることを可能にする少なくとも1つの第1振子体と、
‐ねじり振動の、第1オーダー値と異なる第2オーダー値をフィルタリングすることを可能にする少なくとも1つの第2振子体と、を備え得る。
本発明の他の態様による他の主題は、自動車両のトランスミッションシステム用の部品である。この部品は、特に、上述の減衰装置を備える、デュアル・フライホイール質量体、流体力学トルクコンバータ、摩擦クラッチディスク、クランクシャフト一体フライホイール、乾式又は湿式ダブルクラッチ、湿式シングルクラッチ、又は更にハイブリッド・パワートレーンの部品である。
ねじり振動を減衰するための装置の支持部は、
‐部品のウェブ、
‐部品の案内ワッシャ、
‐部品の整相ワッシャ、又は
‐前記ウェブ、前記案内ワッシャ、及び前記整相ワッシャとは別箇の支持部、のうちの1つであり得る。
本発明の他の態様による他の主題は、車両のパワートレーンであって、
‐特に2つ、3つ又は4つの気筒を有する、前記車両の駆動熱機関と、
‐上述のトランスミッションシステム用の部品と、を備える車両のパワートレーンである。
必要であれば、気筒解除システムにより、これらの気筒のうちの一部のみが動作した状態で熱機関だけが作動することが可能とされる。したがって、機関は、その気筒のうちの2つだけが動作する作動モードを呈示することができ、振子体は、この作動モードにある当該機関の励振のオーダーをフィルタリングすることを目的とすることができる。
本発明は、非制限的な実施例に関する以下の説明を読み、且つ添付図面を精査することでより良く理解され得るであろう。
本発明の第1実施例の第1変形例によるねじり振動を減衰するための装置を示す図。 図1の装置の詳細を示す図。 図2に示すものの代替案を示す図。 図2に示すものの別の代替案を示す図。 図4のV‐Vに沿った断面図。 本発明の第1実施例の第2変形例によるねじり振動を減衰するための装置を、図4と同様に示す図。 本発明による第2実施例の第1変形例によるねじり振動を減衰するための装置を示す図。 図7のVIII‐VIIIに沿った断面図。 本発明による第2実施例の第1変形例によるねじり振動を減衰するための装置を示す図であって、支持部の一方が示されず、振子体が完全には示されていない点において図7と異なる図。 本発明による第2実施例の第2変形例によるねじり振動を減衰するための装置を示す図。 本発明による第2実施例の第1変形例によるねじり振動を減衰するための装置を示す図であって、支持部の一方が示されず、振子体が完全には示されていない点において図10と異なる図。
図1は、本発明の第1実施例の第1変形例によるねじり振動を減衰するための装置1を示す。
減衰装置1は、振子振動子タイプである。装置1は、特に、車両のトランスミッションシステムに設けられ得る。例えば、装置1は、このようなトランスミッションシステムの部品(図示せず)に組み込まれ、この部品は、例えば、デュアル・フライホイール質量体、流体力学トルクコンバータ、又はクラッチディスクである。
この部品は、自動車両のパワートレーンの一部を形成し得る。このパワートレーンは、特に、2つ、3つ、又は4つの気筒を有する熱機関を備える。
図1において、装置1は停止している。すなわち、装置1は、熱機関の不規則な回転を理由として駆動チェーンにより伝達されるねじり振動をフィルタリングしていない。
公知のように、このような部品は、少なくとも1つの入力要素と、少なくとも1つの出力要素と、これらの入力及び出力要素間に配置された周方向に動作する弾性復帰部材と、を有するねじりダンパーを備え得る。本出願の意味において、「入力」及び「出力」という用語は、車両の熱機関からその車輪へのトルク伝達方向に関して規定される。
検討例において、装置1は、
‐軸Xを中心として回転的に変位可能である支持部2と、
‐支持部2に対して可動である複数の振子体3と、を備える。
図1乃至6を参照して検討する本発明の第1実施例によれば、支持部2は1つである。図1乃至6において、軸Xの外周に均等に分散配置された3つの振子体3が設けられていることに留意されたい。
減衰装置1の支持部2は、
‐ねじりダンパーの入力要素と、
‐ダンパーの2つの連続するバネの間に配置された出力要素、又は中間整相要素と、
‐上述の要素のうちの一方に回転可能に連結されつつこれから別箇である要素であって、例えば装置1に固有の支持部である要素と、から構成され得る。
支持部2は、特に、案内ワッシャ、又は整相ワッシャである。支持部は、例えば部品のフランジ等、他のものでもあり得る。
検討例において、支持部2は、2つの対向する平面である側面4を備えたリングの全体形状にある。
特に図1乃至5に示すように、検討例において、各振子体3は、
‐2つの振子重り5であって、それぞれが支持部2の側面4に対面して軸方向に延在している振子重り5と、
‐2つの振子重り5を固定する2つの連結部材6と、を備える。
「スペーサ」とも称される連結部材6は、図3及び4により良く示される。検討例において、それらは角度的にオフセットしている。各振子体3は、当該振子体の振子重り5の周方向端部7及び8にそれぞれ対応する2つの周方向端部の間で、角度を以て延在している。
図1及び2の例において、そして図4及び5の例において、各連結部材6は、図1に示されるネジ9によって、振子重り5のうちの一方に固定され、これらを互いに固着している。図3に示す代替例において、連結部材6の各端部は、振子体3の振子重り5のうちの一方に形成された開口に圧力嵌めされ、これら2つの振子重り5を互いに固着している。
更に別の代替例において、連結部材6の各端部は、溶接により振子重り5のうちの一方に固着される。
更に別の代替例において、各連結部材は、振子重り5のうちの一方にリベット留めされる。
また、装置1は、例えば図3及び4に示される、支持部2にする振子体3の変位を案内する転動部材11を備える。ここで、転動部材11はローラである。
検討例において、支持部2に対する各振子体3の移動は、2つの転動部材11により案内される。この移動は、例えば複合移動である。
各転動部材11は、支持部2に形成されたウインドウ19に収容されている。図1及び2の例において、そして図4及び5の例において、支持部2に形成された同一のウインドウ19が、支持部2に対する振子体3の変位を案内する2つの転動部材11を収容している。
各ウインドウ19は閉じられた輪郭線16を有し、この輪郭線16の一部が、支持部2に一体の第1転動トラック12を規定する。このウインドウ19に収容された転動部材11のうちの一方が、この第1転動トラック12上を転動する。また、この閉じられた輪郭線の16の他の部分が、支持部2に一体の他の第1転動トラック12を規定する。ウインドウ19に収容された他方の転動部材11が、この第1転動トラック12上を転動する。
図3の例において、支持部2に形成された同一のウインドウが、振子体3の、支持部に対する変位を案内する転動部材11と、当該振子体3と周方向において隣接する振子体の、支持部2に対する変位を案内する転動部材11と、を収容している。各ウインドウ19は、閉じられた輪郭線16を有する。この閉じられた輪郭線は、支持部2に一体の第1転動トラック12を規定する部分を有し、このウインドウ19に収容された転動部材11のうちの一方がこの第1転動トラック12上を転動するであろう。また、この閉じられた輪郭線16の他の部分が、支持部2に一体の他の第1転動トラック12を規定し、ウインドウ19に収容された他方の転動部材が、この第1転動トラック12上を転動するであろう。
図1乃至5の例において、各ウインドウ19は、振子体3の2つの連結部材6も収容している。
図1乃至5の例において、各連結部材6は、この連結部材6が属する振子体3と一体の第2転動トラック13を規定する。この第2転動トラック13上を、転動部材11のうちの一方が転動して、当該振子体3の支持部2に対する変位を案内する。
図1及び2の例において、そして図4及び5の例において、各連結部材6は、その径方向内縁部に位置し、当接減衰部材18が収容されるノッチ17と、同一のウインドウ19に収容された他方の連結部材6に対面しないその横方向縁部20に位置し、他の当接減衰部材22が収容されるノッチ21と、を有する。当接減衰部材18及び22は、例えば、エラストマーから、又はゴムから作製される。これらの当接減衰部材18及び22は、車両の機関が停止する際の径方向ドロップに備えて、及び/又はねじり振動をフィルタリングするこの振子体3の行程の完了時における、振子体3と支持部との衝突を緩和する。
本発明によれば、周方向に隣接する2つの振子体3は、摩擦ベース接続部30により連結される。より具体的には、検討例において、各振子体3について、
‐反時計方向において周方向に隣接する振子体3と一体の摩擦ベース接続部30が存在し、且つ、
‐時計方向において周方向に隣接する振子体3と一体の摩擦ベース接続部30が存在するように、装置1は複数の摩擦ベース接続部30を備える。
本発明の第1実施例の第1変形例に対応する図1及び2において、この接続部は、第1タイプである。
図1及び2の例において、各摩擦ベース接続部30は、2つのタブ32から実現される。特に図2に示すように、各タブ32は、振子体3のうちの一方に接した固定部33と、2つの振子体3のうちの他方に対して摩擦接触する自由端部34と、を有し得る。タブ32の振子体3のうちの一方に対する固定は、図示例において、ネジ36により実施される。図1及び2の例において、各自由端部34は折り返され(bent back)、タブの固定部33と自由端部34との間に配置された部分38は起伏を有している。特に図1に示すように、装置1が停止しているとき、各タブ32は、その固定部33と自由端部34との間において実質的に周方向に延在している。検討例においても、各タブ32は、その自由端部34が、当該自由端部34が摩擦接触すべき振子体3に常に軸方向に対面するようなものとされている。
図1及び2の例において、第1タブ32は支持部の第1側面に配置され、これは振子体3のうちの一方の第1振子重り5と一体であるとともに、他方の振子体3の第1振子重り5に対して摩擦接触する。これに対し、第2タブ32は支持部2の第2側面4に配置され、この第2タブ32は、第1タブが摩擦接触する振子体の第2振子重り5と一体である。そして、この第2タブ32は、第1タブ32が一体である振子体3の第2振子重り5に対して摩擦接触する。同一の摩擦ベース接続部において、タブ32の装着は逆であってもよい。
同一の摩擦ベース接続部30において、第1及び第2タブ32は同一であり得るとともに、プラスチック又はバネ鋼から作製され得る。
図3は、第1タイプの摩擦ベース接続部30の変形例を示す。この変形例によれば、摩擦ベース接続部30は、単独のタブ32から実現される。このタブは、支持部2に形成されたウインドウ19であって、2つの周方向に隣接する振子体の変位を案内する転動部材11を収容しているウインドウ19内に延在している。ここで、固定部33は、各振子重り5に形成された開口に圧力嵌めされ、部分38は2つの振子体3の間において、ウインドウ19内に延在している。ここで、自由端部34は、実質的に平行に延在する2つのアーム39を有し、これら2つのアーム39の両方が、単独のタブ32が摩擦接触する振子体3の2つの振子重り5により画定された軸方向空間に配置される。これら2つのアーム39は、そのそれぞれが振子重り5の一方に対して摩擦接触するようなものとされている。
続いて、図4及び5を参照して、第2タイプの摩擦ベース接続部30の例について検討する。第2タイプによれば、図4及び5を参照して検討するように、装置の振子体3同士の全ての摩擦ベース接続部が、支持部2の回転軸Xの全周に亘って延在するとともに、支持部2に対して可動であるピース40から実現される。このピース40は、各振子体3に対して摩擦接触する。ピース40は、以下に説明するタブ41を規定し、各タブは径方向内側に突出している。
連結部材6及び転動部材11が示されない図5に特に示すように、ピース40は、2つのフランジ44の形状をとり得る。フランジ44は、それらの径方向外部において、リベット45を介して互いに堅固に接続されている。
図5に示すように、第1フランジ44は、支持部2の第1側面4に配置されるとともに、第1振子重り5が当接する単数又は複数の第1タブが第1振子重り5に対して摩擦接触するように、第1振子重り5を越えて軸方向に延在する。同様に、第2フランジ44は、支持部2の第2側面4に配置されるとともに、第2振子重り5が当接する単数又は複数の第2タブ41が第2重り5に対して摩擦接触するように、第2振子重り5を超えて軸方向に延在する。
次に、図6を参照して、本発明の第1実施例の第2変形例について検討する。この第2変形例によれば、各転動部材11は、2つの第2転動トラック13と協働する。これら第2転動トラック13は別箇であり、振子体3と一体である。
第2転動トラック13のうちの一方は、振子体3の第1振子重り5により規定され、これらの第2転動トラック13のうちの他方は、当該振子体3の第2振子重り5により規定される。本例において、各振子重り5は、2つのキャビティ43を有し、これらキャビティ43のそれぞれは、当該キャビティ43の輪郭線の一部により形成された第2転動トラック13と協働する転動部材11の一部を収容する。この転動部材11が協働する第1転動トラック12は、上述と同様に、ウインドウ19の輪郭線16の一部により形成される。
図6に示す例において、各連結部材6は、同じくウインドウ19に収容されるリベットである。
図6を参照して検討した本発明による第1実施例の第2変形例によれば、周方向に隣接する2つの振子体の間の摩擦ベース接続部30は、上述の第2タイプであり、図4及び5を参照して検討したものと同様に、2つのフランジ44を有するピース40から実現され、2つのフランジ44は、第1振子重り5に対して摩擦接触する第1タブ41と、第2振子重り5に対して摩擦接触する第2タブ41とに、それぞれ当接する。各第1タブ41及び各第2タブ41は、所定の角度をなすセグメントに亘って延在している。
図1乃至6は本発明の第1実施例に関し、装置1は単独の支持部を備え、各振子体3は、それぞれが支持部2の一側面4に延在する2組の振子重りを備えている。
図7乃至11を参照して、本発明の第2実施例によるねじり振動を減衰するための装置の2つの変形例を続いて検討する。
本発明の第2実施例によれば、装置は、2つの別箇の,軸方向にオフセットした一体的な支持部2を備える。各振子体3は、本発明の第2実施例によれば、軸方向において2つの支持部2の間に配置された単独の振子重り5を備え得る。以下の説明において、各振子体3は、互いに固着された2つの振子重り5を備えている。図8に示すように、これらの振子重り5は、これら2つの振子重り5の径方向外側部の間にハウジング39が形成され得る形状を有する。2つの一体とされた振子重り5は、2つの支持部2の間に軸方向に配置される。図9において、振子体3の2つの振子重り5のうちの一方のみが示される。
図7乃至9の例において、2つのキャップ50が、2つの支持部2と振子体3とにより形成されたアセンブリの周囲に軸方向に配置されている。これにより、軸方向に連続して、
‐キャップ50のうちの一方と、
‐支持部2のうちの一方と、
‐2つの振子重り5と、
‐支持部2のうちの他方と、
‐キャップ50のうちの他方と、が存在する。
図7乃至8に示す本発明の第2実施例の第1変形例によれば、各振子体3は、支持部2のうちの一方のウインドウ19内に軸方向に突出する突起56を有している。この突起56は、振子体3の2つの振子重り5のうちの一方を有する単独ピースから作製されてもされなくてもよく、ここでは、振子体と一体の第2転動トラック13を規定する。
図7乃至9に示す例において、2つの突起56が、2つの振子重り5の両側に設けられている。2つの振子重り5の一側から他側に、これらの突起56は軸方向において反対方向に延在し得るとともに、軸方向に重ね合せられ得る。図7及び9に示すように、2つの軸方向に重ね合された突起56は、リベット57を介して互いに連結され、そして2つの振子重り5に連結され得る。
図8に示すように、2つの振子重り5の第1側面に形成された2つの突起56は、支持部2のうちの一方の2つの異なるウインドウ19内に突出し、2つの振子重り5の第1側面と反対側の第2側面に形成された2つの突起56は、装置1の2つの支持部2のうちの他方の2つの異なるウインドウ19内に突出する。
検討例において、支持部2に対する各振子体3の変位は、4つの別箇の転動部材11、すなわち、
‐2つの振子重り5の第1側面に配置された支持部2に形成されたウインドウ19のうちの一方の輪郭線の一部により規定された第1転動トラック12と、2つの振子重り5の第1側面に形成された突起56のうちの一方により規定された第2転動トラック13と協働する第1転動部材11と、
‐2つの振子重り5の第1側面に配置された支持部2に形成された他のウインドウ19の輪郭線の一部により規定された第1転動トラック12と、2つの振子重り5の第1側面に形成された突起56のうちの他のものにより規定された第2転動トラック13と協働する第2転動部材11と、
‐2つの振子重り5の第2側面に配置された支持部2に形成されたウインドウ19のうちの一方の輪郭線の一部により規定された第1転動トラック12と、2つの振子重り5の第2側面に形成された突起56のうちの一方により規定された第2転動トラック13と協働する第3転動部材11と、
‐2つの振子重り5の第2側面に配置された支持部2に形成された他のウインドウ19の輪郭線の一部により規定された第1転動トラック12と、2つの振子重り5の第2側面に形成された突起56のうちの他のものにより規定された第2転動トラック13と協働する第4転動部材11と、により案内される。
図7乃至9の例において、各振子体3は、2つの振子体3の間に周方向に配置され、第2のタイプの接続部によって当該2つの振子体3に連結される。第2のタイプの接続部は、ピース40を含んでいる。これは、当該ピースが環状ワッシャであるという点において、図4乃至6を参照して検討したものと異なる。ここでは、ピース40はタブを有さず、装置1の各振子体3に対して摩擦接触可能であるように、支持部の回転軸Xの全周に亘って延在している。ワッシャは、ハウジング39に収容されるとともに一連の部分を規定している。ここでは、ワッシャ40は、例えば、Onduflex(登録商標)等のクリンクル・ワッシャであり、これによりハウジング39内において異なる連続軸方向位置を占める。
ハウジング39に収容されたワッシャ40の2つの連続部分は、ハウジング39の2つの異なる軸方向縁部に対して、すなわち、振子体3の2つの異なる振子重り5に対して摩擦接触することが可能である。
図10及び11は、本発明の第2実施例の第2変形例を示す。
この第2変形例によれば、各振子重り5は、少なくとも2つの貫通キャビティ43を有し、これにより、各転動部材11は、
‐2つの支持部2のうちの一方に形成されたウインドウ19と、
‐振子重り5に形成されたキャビティ43と、
‐2つの支持部2のうちの他方に形成されたウインドウ19と、に収容される。
図10及び11を参照して検討した第2変形例によれば、本発明の第2実施例の第1変形例に関して記載されたものと同様に、2つの周方向に隣接する振子体3の間の摩擦ベース接続部30は再び第2タイプであり、ピース40は装置の各振子体3に対して摩擦接触するワッシャである。
本発明は、上述の例に制限されるものではない。
例えば、異なる実施形態に関して説明した特徴を互いに組み合わせることができる。
例示として、第1タイプの摩擦ベース接続部30を、図6乃至11を参照して検討した例において使用することができる。
本出願の図面は、当業者がこれから寸法を獲得可能であるような、一定の縮尺の図である。

Claims (15)

  1. ‐軸(X)を中心として回転的に変位可能である少なくとも1つの支持部(2)と、
    ‐複数の振子体(3)であって、それぞれが前記支持部(2)に対して可動である振子体(3)と、
    ‐周方向に隣接する2つの振子体(3)の間の摩擦ベース接続部(30)であって、軸方向に対面する摩擦表面との間に摩擦を生じさせる摩擦ベース接続部(30)と、
    を備える、ねじり振動を減衰するための装置(1)。
  2. 各振子体(3)について、
    ‐反時計方向において周方向に隣接する振子体と一体の摩擦ベース接続部(30)が存在し、且つ
    ‐時計方向において周方向に隣接する振子体と一体の摩擦ベース接続部(30)が存在するように、
    複数の摩擦ベース接続部(30)を備える、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記摩擦ベース接続部(30)は、周方向に隣接する前記2つの振子体(3)のうちの一方と一体の少なくとも1つのタブ(32)を使用して構成されるとともに、前記2つの振子体(3)のうちの他方に対して摩擦接触する、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記タブ(32)は、前記2つの振子体(3)のうちの一方の上の固定部(33)と、前記2つの振子体(3)のうちの他方に対して摩擦接触する自由端部(34)とを有し、
    前記タブ(32)の前記固定部(33)と前記自由端部(34)との間に配置された前記タブ(32)の一部分(38)は、特に起伏を有している、
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記タブ(32)は、当該タブ(32)の自由端部(34)が、当該タブ(32)が一体とされていない前記振子体(3)に常に軸方向に対面するようなものとなされ、これにより当該自由端部(34)は、当該振子体(3)に対して摩擦接触可能である、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記摩擦ベース接続部(30)は、前記支持部(2)の回転軸(X)の全周に延在するとともに前記支持部(2)に対して可動であるピース(40)を介して構成され、
    前記ピース(40)は、各振子体(3)に対して摩擦接触する、
    請求項1又は2に記載の装置。
  7. 前記装置は、複数の転動部材(11)を備え、
    各転動部材(11)は、前記支持部(2)と一体の第1転動トラック(12)、及び、振子体(3)と一体の第2転動トラック(13)、と協働し、
    前記支持部(2)に対する各振子体(3)の変位は、前記複数の転動部材(11)のうちの少なくとも2つにより案内される、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記支持部(2)は、2つの転動部材(11)がそれぞれ収容される複数のウインドウ(19)を備え、
    前記転動部材(11)のうちの一方は、周方向に隣接する前記2つの振子体(3)のうちの一方と一体の第2転動トラック(13)と協働し、
    前記転動部材(11)のうちの他方は、周方向に隣接する前記2つの振子体(3)のうちの他方と一体である第2転動トラック(13)と協働し、
    各摩擦ベース接続部(30)は、ウインドウ(19)内において、当該ウインドウ(19)に存在する前記2つの転動部材(11)の間に配置される、
    請求項7に記載の装置。
  9. 前記支持部(2)は単独であり、
    各振子体(3)は、
    ‐軸方向に互いに離間した第1及び第2振子重り(5)であって、前記第1振子重り(5)は前記支持部(2)の第1側面(4)に軸方向に配置され、前記第2振子重り(5)は前記支持部(2)の第2側面(4)に軸方向に配置される、第1及び第2振子重り(5)と、
    ‐前記重り同士を組にする、前記第1及び第2振子重り(5)の少なくとも1つの連結部材(6)と、を備える、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 各振子体(3)は、前記第1振子重り(5)と前記第2振子重り(5)とを組にする2つの連結部材(6)を備え、
    各連結部材(6)は、前記支持部(2)に対する前記振子体(3)の変位を案内する前記2つの転動部材(11)のうちの一方とそれぞれ協働する第2転動トラック(13)を規定する、
    請求項9に記載の装置。
  11. 各転動部材(11)は、前記振子体(3)と一体の2つの第2転動トラック(13)と協働し、
    前記第2転動トラック(13)のうちの一方は前記第1振子重り(5)によって規定され、前記第2転動トラック(13)のうちの他方は前記第2振子重り(5)によって規定される、
    請求項9に記載の装置。
  12. 各摩擦ベース接続部(30)は請求項3乃至5のいずれか一項に記載のものであり、
    各摩擦ベース接続部(30)は、
    ‐前記支持部の前記第1側面(4)に配置された第1タブ(32)であって、前記2つの振子体(3)のうちの一方の第1振子重り(5)と一体であり、前記2つの振子体(3)の他方の前記第1振子重り(5)に対して摩擦接触する前記第1タブ(32)と、
    ‐前記支持部(2)の前記第2側面(4)に配置された第2タブ(32)であって、前記振子体(3)のうちの一方の第2振子重り(5)と一体であり、前記2つの振子体(3)のうちの他方の前記第2振子重り(5)に対して摩擦接触する第2タブ(32)と、を備える、
    請求項10又は11に記載の装置。
  13. 前記装置は、2つの別箇の、軸方向にオフセットされた一体的な支持部(2)を備え、
    各振子体(3)は、軸方向において2つの前記支持部(2)の間に配置される少なくとも1つの振子重り(5)を備える、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記振子体(3)の変位により、2気筒車両熱機関の励起のオーダーをフィルタリングすることを可能とするように構成される、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のねじり振動を減衰するための装置(1)を備える、自動車両システムのトランスミッション用の部品であって、
    前記部品は、特に、例えば、デュアル・フライホイール質量体、流体力学トルクコンバータ、摩擦クラッチディスク、クランクシャフト一体フライホイール、乾式又は湿式ダブルクラッチ、湿式シングルクラッチ、又はハイブリッド・パワートレーンの部品である、
    部品。
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