JP2018521518A - データ伝送方法、データ伝送装置及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はデータ伝送方法、データ伝送装置及びシステムを提供し、通信分野に関する。
【解決手段】該方法は、端末により、アクセスネットワーク装置が送信した、QCIとACの間の対応関係を含むQOSクラスマッピングテーブルを受信することと、端末により、アクセスネットワーク装置が第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信することと、端末により、QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、該QCIに対応するACを照会することと、端末が該ACを使用して、WLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することと、を含み、前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは集約伝送を採用したデータである。本発明は、端末が移動通信リンクとWLANリンクにおいて、同じ又は類似するQOSクラスを使用してアップリンクデータ伝送を行うことにより、複流においてもサービス品質を保証することができる効果を達成している。
【選択図】図2
【解決手段】該方法は、端末により、アクセスネットワーク装置が送信した、QCIとACの間の対応関係を含むQOSクラスマッピングテーブルを受信することと、端末により、アクセスネットワーク装置が第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信することと、端末により、QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、該QCIに対応するACを照会することと、端末が該ACを使用して、WLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することと、を含み、前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは集約伝送を採用したデータである。本発明は、端末が移動通信リンクとWLANリンクにおいて、同じ又は類似するQOSクラスを使用してアップリンクデータ伝送を行うことにより、複流においてもサービス品質を保証することができる効果を達成している。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信分野に関し、特に、データ伝送方法、データ伝送装置及びシステムに関する。
ロングタームエボリューション−無線ローカルエリアネットワーク集約(LTE−WLAN Aggregations、LWA)は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)のネットワークと無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)のネットワークを同時に利用してデータ伝送を行う技術である。
時間的要因に制限され、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)は、現在LWAのダウンリンクデータ伝送のみに対して検討しており、該ダウンリンクデータ伝送の過程は、LTE方式の無線基地局(evolutional Node B、eNB)がLWAを利用してダウンリンクデータ伝送を行うときに、eNBがLTEリンクを介して一部のダウンリンクデータをユーザ機器(User Equipment、UE)に伝送すると同時に、UEの媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)アドレスに基づき、WLANリンクを介して残りのダウンリンクデータをUEに伝送することと、UEが受信した2つの部分のデータを集約することによって、データのダウンリンク伝送を実現することと、を含む。
しかしながら、現在、LWAシーンにおけるアップリンクデータ伝送に対して、完璧な解決策がない。LWAシーンにおけるアップリンクデータ伝送の過程において、サービス品質(Quality of Service、QOS)を如何に保証するかも大きな難問である。
本発明はデータ伝送方法、データ伝送装置及びシステムを提供する。上記技術的解決手段は以下の通りである。
第1の態様において、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、
端末により、アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCI(QoS Class Identifier)とアクセスクラスAC(Access Class)との対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信することと、
端末により、アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信することと、
端末により、QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会することと、
端末がACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
端末により、アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCI(QoS Class Identifier)とアクセスクラスAC(Access Class)との対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信することと、
端末により、アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信することと、
端末により、QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会することと、
端末がACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
好ましい実施例において、端末により、アクセスネットワーク装置が送信したサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信することは、
端末により、アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信することを含み、
システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIB(System Information Block)には、QOSクラスマッピングテーブルが含まれている。
端末により、アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信することを含み、
システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIB(System Information Block)には、QOSクラスマッピングテーブルが含まれている。
好ましい実施例において、端末がACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することは、
端末がWLANリンクを介してアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することを含み、
第2のアップリンクデータにおいて、MACフレームヘッダのQOS制御領域にはACが含まれている。
端末がWLANリンクを介してアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することを含み、
第2のアップリンクデータにおいて、MACフレームヘッダのQOS制御領域にはACが含まれている。
好ましい実施例において、該方法は、
端末により、アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信すること、
をさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
端末により、アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信すること、
をさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第2の態様によれば、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法は、
アクセスネットワーク装置により、端末にサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
アクセスネットワーク装置により、端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置することと、
アクセスネットワーク装置により、端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信することと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
アクセスネットワーク装置により、端末にサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
アクセスネットワーク装置により、端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置することと、
アクセスネットワーク装置により、端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信することと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
好ましい実施例において、アクセスネットワーク装置により、端末にサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信することは、
アクセスネットワーク装置により、システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、QOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストすること、を含む。
アクセスネットワーク装置により、システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、QOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストすること、を含む。
好ましい実施例において、該データ伝送方法は、
アクセスネットワーク装置により、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得することと、
アクセスネットワーク装置により、ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新することと、
アクセスネットワーク装置により、端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
をさらに含む。
アクセスネットワーク装置により、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得することと、
アクセスネットワーク装置により、ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新することと、
アクセスネットワーク装置により、端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様によれば、データ伝送装置を提供し、当該データ伝送装置は、
アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュールと、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信するように構成される受信モジュールと、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会するように構成される処理モジュールと、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成される送信モジュールと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュールと、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信するように構成される受信モジュールと、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会するように構成される処理モジュールと、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成される送信モジュールと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
好ましい実施例において、受信モジュールは、アクセスネットワーク装置によりブロードキャストされるシステム情報を受信するように構成され、
システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBには、QOSクラスマッピングテーブルが含まれている。
システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBには、QOSクラスマッピングテーブルが含まれている。
好ましい実施例において、送信モジュールは、WLANリンクを介してアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成され、
第2のアップリンクデータにおいて、MACフレームヘッダのQOS制御領域にはACが含まれている。
第2のアップリンクデータにおいて、MACフレームヘッダのQOS制御領域にはACが含まれている。
好ましい実施例において、該装置は、
アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュールをさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュールをさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
本発明の第4の態様によれば、データ伝送装置を提供し、当該データ伝送装置は、
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュールと、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置するように構成される送信モジュールと、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成される受信モジュールと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュールと、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置するように構成される送信モジュールと、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成される受信モジュールと、
を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
好ましい実施例において、送信モジュールは、システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、QOSレベルマッピングテーブルをブロードキャストするように構成される。
好ましい実施例において、該装置は、
ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得するように構成される処理モジュールと、
ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新するように構成される処理モジュールと、
端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュールと、
をさらに含む。
ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得するように構成される処理モジュールと、
ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新するように構成される処理モジュールと、
端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュールと、
をさらに含む。
本発明の第5の様態によれば、端末を提供し、当該端末は、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
プロセッサは、
アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信し、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信し、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会し、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成され、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
プロセッサは、
アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信し、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信し、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会し、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成され、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
本発明の第6の様態によれば、アクセスネットワーク装置を提供し、当該アクセスネットワーク装置は、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
プロセッサは、
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信し、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置し、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成され、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
プロセッサは、
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信し、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置し、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成され、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
本発明の第7の態様によれば、データ伝送システムを提供し、当該データ伝送システムは、
第4の態様のようなデータ伝送装置を含むアクセスネットワーク装置と、
第3の態様のようなデータ伝送装置を含む端末と、
を備えるか、又は、
第6の態様のようなアクセスネットワーク装置であるアクセスネットワーク装置と、
第5の態様のような端末である端末と、
を備える。
第4の態様のようなデータ伝送装置を含むアクセスネットワーク装置と、
第3の態様のようなデータ伝送装置を含む端末と、
を備えるか、又は、
第6の態様のようなアクセスネットワーク装置であるアクセスネットワーク装置と、
第5の態様のような端末である端末と、
を備える。
本発明の実施例により提供される技術的解決手段は、以下のような好適な効果を有する。
アクセスネットワーク装置により端末にQOSクラスマッピングテーブルとQCIとを配置し、端末がQOSクラスマッピングテーブルにおいてQCIに対応するACを照会し、端末がQCIに基づき移動通信リンク(例えば、LTEリンク)においてアクセスネットワーク装置に第1のアップリンクデータを送信し、ACに基づきWLANリンクにおいてアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することによって、LWAシーンにおけるアップリンクデータ伝送において、QOS要求を如何に保証するかという問題を解決し、端末が移動通信リンクとWLANリンクにおいて、同じ又は類似するQOSクラスを使用してアップリンクデータ伝送を行うことができるため、複流においてもサービス品質を保証することができる効果を達成する。
以上の一般的な説明と後述の詳細な説明は、例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
ここの図面は、明細書に組み入れられて、本明細書の一部を構成し、本発明に適合する実施例を示し、明細書と共に本発明の原理を解釈するのに用いられる。
ここでは、例示的な実施例について詳しく説明する。例示的な実施例は、図面に示されている。以下、図面に関わる説明において、特別な説明がない限り、異なる図面における同じ符号は、同一又は類似の要素を示している。以下の例示的な実施例に記載された実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、それらは特許請求の範囲に記載された本発明の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
本明細書において、該「モジュール」は、メモリに記憶され且つある機能を実現できるプログラム又はコマンドであると見なされるか、又は、該「モジュール」は論理的に区分される機能性構造であって、ハードウェアのみによって実現されるか、又は、ソフトウェアとハードウェアの組合せによって実現されるものであると見なされる。
本明細書において、「複数」とは2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみ存在、AとBとが同時に存在、Bのみ存在する3つの場合を示すことができる。符号「/」は、一般的に、前後関連対象が「又は」という関係であることを示す。
理解しやすくするために、以下に本発明の実施例に関する用語に対して説明する。
アクセスネットワーク装置とは、移動通信システムにおいて、移動通信ネットワークにアクセス機能を提供するためのネットワーク構成要素である。
異なる移動通信システムにおいて、アクセスネットワーク装置は同じ又は類似する機能を有するが、異なる名称又は具体的な実現形態を有してもよい。好ましくは、アクセスネットワーク装置は汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communication、GSM)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地局(BTS、Base Transceiver Station)である。好ましくは、アクセスネットワーク装置は、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)における基地局(NodeB)である。好ましくは、アクセスネットワーク装置は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)におけるLTE無線基地局(evolutional Node B、eNB又はe−NodeB)である。実際のネットワークにおいて、アクセスネットワーク装置の具体的な実現形態はマクロ基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、リピーターなどであってもよい。
端末とは、移動通信システムにおいてユーザが使用する電子機器である。
異なる移動通信システムにおいて、端末は同じ又は類似する機能を有するが、異なる名称又は具体的な実現形態を有してもよい。好ましくは、端末は加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(Subscriber Station)、モバイルステーション(Mobile Station)、モバイル(Mobile)、リモートステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、又はユーザ機器(User Equipment、UE)であってもよい。実際のネットワークにおいて、端末の具体的な実現形態は携帯電話、タブレットパソコン、スマート家電、インテリジェント機器、モノのインターネット装置、車のインターネット装置などであってもよい。本発明の実施例は、端末の具体的な数と具体的な取付位置に限定されるものではない。
無線ローカルエリアネットワークターミネーション(WLAN Termination、WT)とは、LWAシステムにおいて定義される論理ネットワーク構成要素であって、WLAN無線アクセスポイント(Access Point、AP)に対する管理機能を有する。
LWAシステムにおいて、WTはeNBと一々に対応して接続され、通常は一体的に固設されている。1つのWTは同時に複数のWLAN APに接続され、それに接続される各WLAN APを監視し、管理することができる。LWAシステムにおいて、アクセスネットワーク装置は、WLANリンクを介して端末にダウンリンクデータパケットを伝送するか、又は、WLANリンクを介して端末から伝送されるアップリンクデータパケットを受信するときに、該ダウンリンクデータパケットとアップリンクデータパケットはいずれも、アクセスネットワーク装置に接続されるWTを通過する。
APとは、WLANにおいて、端末に無線ローカルエリアネットワークアクセス能力を提供するためのノードである。
図1は、本発明の一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送システムの構成を示す模式図であり、該データ伝送システムは、アクセスネットワーク装置110、WT120、WLAN AP130及び端末140を含む。
好ましくは、アクセスネットワーク装置110は、LTEにおけるeNBである。該アクセスネットワーク装置110は、LTEリンクとWLANリンクを介してダウンリンクデータを送信する機能を有し、該アクセスネットワーク装置110はさらに、LTEリンクとWLANリンクを介してアップリンクデータを受信する機能を有する。LTEリンクを介して伝送されるのが第1のダウンリンクデータと第1のアップリンクデータであり、WLANリンクを介して伝送されるのが第2のダウンリンクデータと第2のアップリンクデータであると仮定する場合、アクセスネットワーク装置110は、コアネットワークからのデータを、第1のダウンリンクデータと第2のダウンリンクデータにカプセル化し、LTEリンクを介して第1のダウンリンクデータを端末に送信し、WLANリンクを介して第2のダウンリンクデータを端末に送信することができる。アクセスネットワーク装置110はさらに、LTEリンクを介して第1のアップンリンクデータを受信し、WLANリンクを介して第2のアップリンクデータを受信し、受信した第1のアップンリンクデータと第2のアップリンクデータを集約し、集約した後のアップリンクデータをコアネットワークに送信することができる。
アクセスネットワーク装置110はWT120と一々に対応して接続され、通常の場合、アクセスネットワーク装置110はWT120と一体的に固設でき、例えば、同じマザーボードに形成されるか、又は、アクセスネットワーク装置110はWT120と光ファイバーを介して接続される。図1に示すように、アクセスネットワーク装置110は、WT120と対応して接続される。
WT120は、第2のダウンリンクデータを送信する機能と、第2のアップリンクデータを受信する機能と、を有する。WT120は、同時に複数のWLAN AP130に接続され、各WLAN AP130が送信する第2のアップリンクデータを受信するか又は接続されたWLAN AP130に第2のダウンリンクデータを伝送することができる。本発明の実施例は、WT120に接続されるWLAN AP130の数に限定されるものではない。
WLAN AP130は、第2のダウンリンクデータを送信する機能と、第2のアップリンクデータを受信する機能と、を有する。実際のネットワークにおいて、WLAN AP130は無線ルータ、無線ゲートウェイのような電子機器であってもよい。WLAN AP130は、同時に複数のWT120に接続できる。
端末140は、第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータを送信する機能と、第1のダウンリンクデータと第2のダウンリンクデータを受信する機能を有する。また、端末140はさらに、LWA機能を有し、即ち、受信したダウンリンクデータに第1のダウンリンクデータと第2のダウンリンクデータとが含まれる場合、端末140は第1のダウンリンクデータと第2のダウンリンクデータとを集約できる。端末140はさらに、アップリンクデータを第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータに区分し、LTEリンクを介してアクセスネットワーク装置110に第1のアップリンクデータを送信し、WLANリンクを介してアクセスネットワーク装置110に第2のアップリンクデータを送信する機能を有する。本発明の実施例は、端末140の具体的な数と具体的な位置に限定されるものではない。
図2は一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送方法のフローチャートである。本実施例は、該データ伝送方法を、図1に示すデータ伝送システムに応用したことを例として説明し、該方法は以下を含む。
ステップ201において、アクセスネットワーク装置は端末にQOSクラスマッピングテーブルを送信する。
QOSクラスマッピングテーブルは、サービス品質クラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)とアクセスクラス(Access Category、AC)との対応関係を含む。
QCIは、移動通信システムにおいてQoSクラスを示すパラメータである。移動通信システムは、LTEシステムであることが好ましい。
ACは、WLANシステムにおいてQoSクラスを示すパラメータである。
ステップ202において、端末は、アクセスネットワーク装置が送信したQOSクラスマッピングテーブルを受信する。
ステップ203において、アクセスネットワーク装置は、端末に対応する無線ベアラにQCIを配置する。
無線ベアラは、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され、第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる。好ましくは、無線ベアラとは、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)を指す。アクセスネットワーク装置は、各無線ベアラにそれぞれに対応するQCIを配置する。
ステップ204において、端末は、アクセスネットワーク装置が無線ベアラのために配置したQCIを受信する。
ステップ205において、端末は、QOSクラスマッピングテーブルに基づいてQCIに対応するACを照会する。
ステップ206において、端末はACを使用して、WLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信する。
ステップ207において、アクセスネットワーク装置は、端末がWLANリンクを介して送信した第2のアップリンクデータを受信する。
該第2のアップリンクデータに対応するACは、端末がQCIに基づきQoSクラスマッピングテーブルにおいて照会して取得したものである。
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
以上から分かるように、本実施例により提供されるデータ伝送方法は、アクセスネットワーク装置により端末にQOSクラスマッピングテーブル及びQCIを配置し、端末はQOSクラスマッピングテーブルにおいてQCIに対応するACを照会し、端末はQCIに基づき移動通信リンク(例えば、LTEリンク)においてアクセスネットワーク装置に第1のアップリンクデータを送信し、ACに基づきWLANリンクにおいてアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することによって、LWAシーンにおけるアップリンクデータの伝送において、QOS要求を如何に保証するかという問題を解決し、端末が移動通信リンクとWLANリンクにおいて、同じ又は類似するQOSクラスを使用してアップリンクデータ伝送を行うため、複流においてもサービス品質を保証することができる効果を達成している。
図3は、本発明の他の一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送方法のフローチャートである。本実施例は、該データ伝送方法を、図1に示すデータ伝送システムに応用したことを例として説明し、該方法は以下を含む。
ステップ301において、アクセスネットワーク装置は、システム情報の指定システム情報ブロックにおいて、QoSクラスマッピングテーブルをブロードキャストする。
QOSクラスマッピングテーブルは、QCIとACとの対応関係を含む。
QCIは、移動通信システムにおいてQoSクラスを示すパラメータである。LTEシステムにおいて、アクセスネットワーク装置は、無線ベアラ(Radio Bearer)にQCIを割り当て、該QCIに基づき該無線ベアラのために伝送リソースの割り当てとスケジューリングを行う。無線ベアラは、作業に対応するデータを伝送する論理チャネルである。LTEシステムにおいて、QCIの範囲は1〜9であり、それぞれ異なるリソースタイプ、異なる優先度、異なる遅延時間及び異なるパケットロス率に対応する。
例示的に、表1はQCIの数値と、優先度と、遅延時間と、パケットロス率と、例示的な作業との対応関係を示す。
ACはWLANシステムにおいてQoSクラスを示すパラメータである。WLANシステムにおいて、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)層において各データパケットにACを割り当てた後に、端末、WLAN AP及びWTは各データパケットのACに基づいて伝送リソースの割り当てとスケジューリングを行う。例えば、WLAN APは、ACの優先度の高い順から低い順に従って、各データパケットをAC−VO(Voice、音声ストリーム)、AC−VI(Video、ビデオストリーム)、AC−BE(Best−effort、ベストエフォートストリーム)、AC−BK(Back−ground、背景ストリーム)の4つの優先度キューに区分することにより、データパケットの優先度キューが高ければ高いほど、チャネルをプリエンプションする能力がより高いことを保証する。
例示的に、表2はQoSクラスマッピングテーブルを示す。
QCIの値の範囲は1〜9であり、ACの種類は4種類であるため、アクセスネットワーク装置は2つ以上のQCIと同一のACとの対応関係を構築することができる。
表2は例示的な説明に過ぎず、異なる実施例に応じて、表2はその他の構造であってもよく、本発明はそれに限定されるものではないことは、説明すべきである。
アクセスネットワーク装置は、QoSクラスマッピングテーブルを、システム情報を介してブロードキャストする。好ましくは、アクセスネットワーク装置は、被覆範囲内の全ての端末にQoSクラスマッピングテーブルをブロードキャストする。好ましくは、アクセスネットワーク装置は、被覆範囲内の1つ又は複数の端末にQoSクラスマッピングテーブルをブロードキャストする。
システム情報は、幾つかのシステム情報ブロック(System Informaion Block、SIB)を含む。現在のLTEシステムのシステム情報は、18個のSIBを含む。好ましくは、アクセスネットワーク装置は、システム情報の指定SIBにおいてQoSクラスマッピングテーブルをブロードキャストする。例示的に、指定SIBは、現在のLTEシステムにおける既存のSIBであって、例えば、SIB1であり、指定SIBは、現在のLTEシステムに新しく追加されるSIBであって、例えば、SIB19である。
ステップ302において、端末は、アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信し、システム情報の指定SIBにはQOSクラスマッピングテーブルが含まれている。
ステップ303において、アクセスネットワーク装置は、端末に対応する無線ベアラにQCIを配置する。
端末は、LTEネットワークにアクセスするときに、アクセスネットワーク装置と無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)リンクを構築し、該RRCリンクにおいて少なくとも1つの無線ベアラを構築する。該無線ベアラは、エボリューションパケットシステム(Evolved Packet System、EPS)ベアラとも呼ばれ、無線ベアラは、シグナリング無線ベアラ(Signalling Radio Bearer、SRB)と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)と、を含む。SRBは、シグナリングを伝送するのに用いられ、DRBは、データを伝送するのに用いられる。
アクセスネットワーク装置は、各無線ベアラにそれぞれに対応するQCIを配置する。DRBを例とすると、作業のタイプに基づき、アクセスネットワーク装置は各DRBに異なるDCIを割り当てる。
例えば、1つのDRBが音声通話作業を伝送するベアラである場合、アクセスネットワーク装置は該DRBにDCI=1を割り当てる。
ステップ304において、端末は、アクセスネットワーク装置が無線ベアラのために配置したQCIを受信する。
ステップ305において、端末は、QCIに基づき移動通信リンクを介してアクセスネットワーク装置に第1のアップリンクデータを送信する。
好ましくは、移動通信リンクはLTEリンクである。又は、移動通信リンクは5G(5th Generation、第5世代)における伝送リンクである。異なる実施例において、リンクは、接続、ベアラ、チャネル、トンネルなどの別の如何なる可能な名称とも呼ばれるが、当業者であれば、これらの用語はいずれも、移動通信システムにおいてデータを伝送する1つのルートを代表し、リンクと呼ばれる用語の意味に限定されるものではないことを、知るべきである。
好ましくは、アクセスネットワーク装置は、無線ベアラのQCIに基づき、該無線ベアラに伝送リソースを割り当て及びスケジューリングし、端末は該伝送リソースに基づいてアクセスネットワーク装置に第1のアップリンクデータを送信する。
ステップ306において、アクセスネットワーク装置は、端末が移動通信リンクを介して送信した第1のアップリンクデータを受信する。
ステップ307において、端末は、QoSクラスマッピングテーブルに基づいてQCIに対応するACを照会する。
例えば、無線ベアラのQCIが1である場合、端末がQoSクラスマッピングテーブルに基づき照会したACがAC−VOである。
ステップ308において、端末は、ACを使用して、WLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信する。
好ましくは、端末は、WLANリンクを介してアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信し、第2のアップリンクデータのMACフレームヘッダにおけるQOS制御領域にはACが含まれている。
例示的に、表3はMACフレームのフレーム構造を示す。該MACフレームは、米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers,IEEE)802.11eにより規定されたMACフレームのフォーマットである。
フレーム制御領域からQoS制御領域までは802.11e MACフレームのフレームヘッダ(MAC Header)であり、その他の部分は802.11e MACフレームのフレームボディ(MAC Body)である。アドレス1は、データフレームの受信者を示すのに用いられ、アドレス2は、データフレームの送信者を示すのに用いられ、アドレス3は、データフレームの宛先を示すのに用いられ、アドレス4は、データフレームのソースアドレスを示すのに用いられる。QoS制御領域は2バイトを占め、ACを含むのに用いられる。
第2のアップリンクデータにおける各データパケットについて、WLAN APとWTが該ACに基づいてデータパケットに対応するQoSを送信するように、MACフレームのフレームヘッダ部分にはいずれにも該ACが含まれている。
ステップ309において、アクセスネットワーク装置は、端末がWLANリンクを介して送信した第2のアップリンクデータを受信する。
好ましくは、WLANネットワークは、無免許スペクトル(unauthorized spectrum)を採用する。
好ましくは、第2のアップリンクデータは、先ず端末からWLAN APに送信され、次にWLAN APからWTに送信され、その後WTからアクセスネットワーク装置に転送される。
好ましくは、アクセスネットワーク装置は、WTにより転送される第2のアップリンクデータを受信する。
ステップ310において、アクセスネットワーク装置は、第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータとを集約する。
ステップ311において、アクセスネットワーク装置は、ネットワークパラメータを取得する。
ネットワークパラメータが経時変化するパラメータであるため、アクセスネットワーク装置は、リアルタイムにネットワークパラメータを取得し、該ネットワークパラメータは、アクセスネットワーク装置と端末との間のネットワークの良悪状態を示すのに用いられる。好ましくは、該ネットワークパラメータは、移動通信ネットワークのネットワークの良悪状態を示すのに用いられ、好ましくは、該ネットワークパラメータは、WLANリンクのネットワークの良悪状態を示すのに用いられる。
該ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されるものではない。
本発明の実施例は、ネットワークパラメータの具体的な形態を限定しない。
ステップ312において、アクセスネットワーク装置は、ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新する。
例示的に、ネットワークパラメータは、WLANネットワークの輻輳パラメータを含み、WLANネットワークの輻輳パラメータが第1の閾値より大きい場合、少なくとも1つのQCIに対応するACを1クラス引き下げて、端末の第2のアップリンクデータが適時にアクセスネットワーク装置に伝送されて集約されることを保証する。
例示的に、ネットワークパラメータは、WLANネットワークのデータパケット伝送速度を含み、WLANネットワークのデータパケット伝送速度が第2の閾値より大きい場合、少なくとも1つのQCIに対応するACを1クラス引き上げて、端末の第2のアップリンクデータが適時にアクセスネットワーク装置に伝送されて集約されることを保証する。
例示的に、ネットワークパラメータは、データパケット遅延パラメータとデータパケットロスパラメータとを含み、データパケット遅延パラメータ又はデータパケットロスパラメータが第3の閾値を超える場合、少なくとも1つのQCIに対応するACを1クラス引き上げる。
本発明の実施例は、アクセスネットワーク装置のQoSクラスマッピングテーブルを更新する方式を限定するものではない。
ステップ313において、アクセスネットワーク装置は、端末に更新後のQoSクラスマッピングテーブルを送信する。
好ましくは、アクセスネットワーク装置は、システム情報の指定SIBにおいて更新後のQOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストし、指定SIBはシステム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである。
ステップ314において、端末は、アクセスネットワーク装置により送信される更新後のQoSクラスマッピングテーブルを受信する。
好ましくは、端末は、アクセスネットワーク装置によりブロードキャストされるシステム情報を受信し、システム情報の指定SIBには、更新後のQoSクラスマッピングテーブルが含まれている。
以上から分かるように、本実施例により提供されるデータ伝送方法は、アクセスネットワーク装置により端末にQOSクラスマッピングテーブル及びQCIを配置し、端末によりQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACを照会し、QCIに基づき移動通信リンク(例えばLTEリンク)においてアクセスネットワーク装置に第1のアップリンクデータを送信し、ACに基づきWLANリンクにおいてアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することによって、LWAシーンにおけるアップリンクデータ伝送において、QOS要求を如何に保証するかという問題を解決し、端末が移動通信リンクとWLANリンクにおいて、同じ又は類似するQOSクラスを使用してアップリンクデータ伝送を行うため、複流においてもサービス品質を保証することができる効果を達成している。
本実施例により提供されるデータ伝送方法は、アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新し、端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信することによって、該QOSクラスマッピングテーブルを動的に更新し、リアルタイムのネットワーク状況にさらに適応させるため、アップリンクデータの集約伝送のサービス品質を保証することができる。
以下は本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行するのに用いることができる。本発明に係る装置の実施例に開示されていない詳細については、本発明の方法の実施例を参照できる。
図4は、一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送装置の構成を示す模式図である。該データ伝送装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより、図1における端末の全部又は一部として実現できる。該データ伝送装置は、
アクセスネットワーク装置が送信したサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュール420と、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信するように構成される受信モジュール420と、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会するように構成される処理モジュール440と、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成される送信モジュール460と、を含み、
第1のアップリンクデータと記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。該集約伝送とは、LWA集約伝送又はeLWA集約伝送を指す。
アクセスネットワーク装置が送信したサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュール420と、
アクセスネットワーク装置が端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置したQCIを受信するように構成される受信モジュール420と、
QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、QCIに対応するACを照会するように構成される処理モジュール440と、
ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成される送信モジュール460と、を含み、
第1のアップリンクデータと記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。該集約伝送とは、LWA集約伝送又はeLWA集約伝送を指す。
好ましい実施例において、受信モジュール420は、アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信するように構成され、システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBにはQoSクラスマッピングテーブルが含まれている。
好ましい実施例において、送信モジュール460は、WLANリンクを介してアクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成され、第2のアップリンクデータにおいて、媒体アクセス制御MACフレームヘッダにおけるQOS制御領域にはACが含まれている。
好ましい実施例において、該装置は、
アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュール420、をさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
アクセスネットワーク装置がネットワークパラメータに基づいて更新したQOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュール420、をさらに含み、
ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む。
図5は、一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送装置の構成を示す模式図である。該データ伝送装置は、専用ハードウェア回路、又は、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより、図1におけるアクセスネットワーク装置の全部又は一部として実現できる。該データ伝送装置は、
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュール520と、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置するように構成される送信モジュール520と、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成される受信モジュール540と、を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュール520と、
端末に対応する、端末とアクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、QCIを配置するように構成される送信モジュール520と、
端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応するACがQOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成される受信モジュール540と、を含み、
第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである。
好ましい実施例において、送信モジュール520は、システム情報において、システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、QOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストするように構成される。
好ましい実施例において、該装置は、
ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得するように構成される処理モジュール560と、
ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新するように構成される処理モジュール560と、
端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュール520と、をさらに含む。
ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得するように構成される処理モジュール560と、
ネットワークパラメータに基づいてQOSクラスマッピングテーブルを更新するように構成される処理モジュール560と、
端末に更新後のQOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュール520と、をさらに含む。
図6は、一つの例示的な実施例により提供される端末140の構成を示す模式図である。該端末140は、プロセッサ61と、メモリ62と、エミッター63と、受信器66と、を含む。
プロセッサ61は、メモリ62に接続される。
プロセッサ61は、1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ61は、ソフトウェアプログラム及びユニットを実行することにより、各種機能の応用及び情報処理を実行する。
メモリ62は、1つ以上のプログラムコマンドを記憶するのに用いられ、該1つ以上のプログラムコマンドは、少なくとも1つのソフトウェアプログラム及びモジュールを実現するのに用いられる。メモリ62は、オペレーティングシステム64と、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションモジュール65と、を記憶することができる。プロセッサ61は、メモリ62におけるプログラムコマンドを実行して、上記方法の実施例において端末140により実行されるステップを実現する。
なお、メモリ62は、如何なる種類の揮発性又は不揮発性メモリ又はそれらの組合せ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory、SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory、EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable Read Only Memory、PROM)、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクにより実現できる。
エミッター63は、モデムユニットと、マルチアンテナポートの送受信をサポートするアンテナであるマイモ(Multiple Input Multiple Output,MIMO)アンテナと、を含む。好ましくは、MIMOアンテナは、少なくとも2つの送信アンテナを含む。好ましくは、エミッター63は、データ及びシグナリングの伝送を実現するのに用いられる。
受信器66は、エミッター63と同じ又は類似する構造を含む。好ましくは、受信器66は、モデムユニットと、少なくとも2つの受信アンテナを含むMIMOアンテナと、を含む。
図6に示される端末140の構造は端末140を限定するものではなく、図示より多い又は少ない部品を備えるか又はある部品を組み合わせるか、或いは異なる部品を配置したものであることは、当業者であれば、理解すべきである。
図7は、一つの例示的な実施例により提供されるアクセスネットワーク装置110の構成を示す模式図である。該アクセスネットワーク装置110は、プロセッサ71と、メモリ72と、エミッター73と、受信器76と、を含む。
プロセッサ71は、メモリ72に接続される。
プロセッサ71は、1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ71はソフトウェアプログラム及びユニットを実行することにより、各種機能の応用及び情報処理を実行する。
メモリ72は、1つ以上のプログラムコマンドを記憶するのに用いられ、該1つ以上のプログラムコマンドは少なくとも1つのソフトウェアプログラム及びモジュールを実現するのに用いられる。メモリ72は、オペレーティングシステム74と、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションモジュール75と、を記憶することができる。プロセッサ71は、メモリ72におけるプログラムコマンドを実行して、上記方法の実施例においてアクセスネットワーク装置110により実行されるステップを実現する。
また、メモリ72は、如何なる種類の揮発性又は不揮発性メモリ又はそれらの組合せ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクにより実現できる。
エミッター73は、モデムユニットと、マルチアンテナポートの送受信をサポートするアンテナであるマイモ(Multiple Input Multiple Output,MIMO)アンテナと、を含む。好ましくは、MIMOアンテナは、少なくとも2つの送信アンテナを含む。好ましくは、エミッター73は、データ及びシグナリングの伝送を実現するのに用いられる。
受信器76は、エミッター73と同じ又は類似する構造を含む。好ましくは、受信器76は、モデムユニットと、少なくとも2つの受信アンテナを含むMIMOアンテナと、を含む。
図7に示されるアクセスネットワーク装置110の構造はアクセスネットワーク装置110を限定するものではなく、図示より多い又は少ない部品を備えるか又はある部品を組み合わせるか、或いは異なる部品を配置したものであることは、当業者であれば、理解すべきである。
図8は、一つの例示的な実施例により提供されるデータ伝送システムのブロック図である。該データ伝送システムは、アクセスネットワーク装置82と、端末84と、を含む。
該アクセスネットワーク装置82は、図5に示すようなデータ伝送装置を含み、端末84は図4に示すようなデータ伝送装置を含む。
又は、該アクセスネットワーク装置82は図7に示すようなアクセスネットワーク装置であり、端末84は図6に示すような端末である。
上記実施例における装置について、各モジュールの操作を実行する具体的な形態は、すでに該方法に関する実施例において詳しく説明されたので、ここで詳細な説明を省略する。
当業者であれば、明細書を考慮し、ここに開示される発明を実践した上で、本発明のその他の実施態様を容易に想到できる。本願は、本発明の如何なる変形、用途又は適応的変化を含むことを意図しており、これらの変形、用途又は適応的変化は本発明の一般的な原理に準じており、本発明に開示されていない当該技術分野における一般的な知識又は慣用の技術的手段を含む。明細書と実施例は、例示的なものに過ぎず、本発明の技術的範囲と思想は、特許請求の範囲によって決められる。
本発明は、上記の説明及び図面に示される正確な構造に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって制限される。
Claims (17)
- 端末により、アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信することと、
前記端末により、前記アクセスネットワーク装置が前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置した前記QCIを受信することと、
前記端末により、前記QOSクラスマッピングテーブルに基づいて、前記QCIに対応する前記ACを照会することと、
前記端末が前記ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、前記アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することと、
を含み、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、データ伝送方法。 - 前記端末により、アクセスネットワーク装置が送信したサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信することは、
前記端末により、前記アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信することを含み、
前記システム情報において、前記システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBには、前記QoSクラスマッピングテーブルが含まれている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記端末が前記ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、前記アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信することは、
前記端末が前記WLANリンクを介して前記アクセスネットワーク装置に前記第2のアップリンクデータを送信することを含み、
前記第2のアップリンクデータにおいて、媒体アクセス制御MACフレームヘッダにおけるQOS制御領域には前記ACが含まれている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 前記端末により、前記アクセスネットワーク装置が前記ネットワークパラメータに基づいて更新した前記QOSクラスマッピングテーブルを受信すること、
をさらに含み、
前記ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。 - アクセスネットワーク装置により、端末にサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
前記アクセスネットワーク装置により、前記端末に対応する、前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、前記QCIを配置することと、
前記アクセスネットワーク装置により、前記端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応する前記ACが前記QOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信することと、
を含み、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、データ伝送方法。 - 前記アクセスネットワーク装置により、端末にサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信することは、
前記アクセスネットワーク装置により、システム情報において、前記システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、前記QOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストすること、
を含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法。 - 前記アクセスネットワーク装置により、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得することと、
前記アクセスネットワーク装置により、前記ネットワークパラメータに基づいて前記QOSクラスマッピングテーブルを更新することと、
前記アクセスネットワーク装置により、前記端末に更新後の前記QOSクラスマッピングテーブルを送信することと、
をさらに含むことを特徴とする、請求項5又は6に記載の方法。 - アクセスネットワーク装置が送信した、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される受信モジュールと、
前記アクセスネットワーク装置が前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラのために配置した前記QCIを受信するように構成される前記受信モジュールと、
前記QOSクラスマッピングテーブルに基づいて前記QCIに対応する前記ACを照会するように構成される処理モジュールと、
前記ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、前記アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成される送信モジュールと、
を含み、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、データ伝送装置。 - 前記受信モジュールは、前記アクセスネットワーク装置がブロードキャストしたシステム情報を受信するように構成され、
前記システム情報において、前記システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBには、前記QoSクラスマッピングテーブルが含まれている、
ことを特徴とする、請求項8に記載の装置。 - 前記送信モジュールは、前記WLANリンクを介して前記アクセスネットワーク装置に前記第2のアップリンクデータを送信するように構成され、
前記第2のアップリンクデータにおいて、媒体アクセス制御MACフレームヘッダにおけるQOS制御領域にはACが含まれている、
ことを特徴とする、請求項8に記載の装置。 - 前記アクセスネットワーク装置が前記ネットワークパラメータに基づいて更新した前記QOSクラスマッピングテーブルを受信するように構成される前記受信モジュールをさらに含み、
前記ネットワークパラメータは、ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット伝送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする、請求項8又は9に記載の装置。 - 端末にサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される送信モジュールと、
前記端末に対応する、前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる無線ベアラに、前記QCIを配置するように構成される前記送信モジュールと、
前記端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応する前記ACが前記QOSクラスマッピングテーブルにおける前記QCIに対応するACである第2のアップリンクデータを受信するように構成される受信モジュールと、
を含み、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、データ伝送装置。 - 前記送信モジュールは、システム情報において、前記システム情報における元のSIB又は新しく追加されるSIBである指定システム情報ブロックSIBで、前記QOSクラスマッピングテーブルをブロードキャストするように構成される、
ことを特徴とする、請求項12に記載の装置。 - ネットワーク輻輳パラメータ、データパケット転送速度、データパケット遅延パラメータ、データパケットロスパラメータのうちの少なくとも1つを含むネットワークパラメータを取得するように構成される前記処理モジュールと、
前記ネットワークパラメータに基づいて前記QOSクラスマッピングテーブルを更新するように構成される前記処理モジュールと、
前記端末に更新後の前記QOSクラスマッピングテーブルを送信するように構成される前記送信モジュールと、
をさらに含むことを特徴とする、請求項12又は13に記載の装置。 - プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
前記プロセッサは、
アクセスネットワーク装置が送信したサービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを受信し、
前記アクセスネットワーク装置が前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる前記無線ベアラのために配置した前記QCIを受信し、
前記QOSクラスマッピングテーブルに基づいて前記QCIに対応する前記ACを照会し、
前記ACを使用して、無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して、前記アクセスネットワーク装置に第2のアップリンクデータを送信するように構成され、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、端末。 - プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、
を含み、
前記プロセッサは、
端末に、サービス品質クラス識別子QCIとアクセスクラスACとの対応関係を含むサービス品質QOSクラスマッピングテーブルを送信し、
前記端末に対応する、前記端末と前記アクセスネットワーク装置との間に構築され且つ第1のアップリンクデータを伝送するのに用いられる前記無線ベアラに、前記QCIを配置し、
前記端末が無線ローカルエリアネットワークWLANリンクを介して送信した、対応する前記ACが前記QOSクラスマッピングテーブルにおけるQCIに対応するACである前記第2のアップリンクデータを受信するように構成され、
前記第1のアップリンクデータと前記第2のアップリンクデータは、集約伝送を採用したデータである、
ことを特徴とする、アクセスネットワーク装置。 - 請求項12〜14のいずれか一項に記載の前記データ伝送装置を含む前記アクセスネットワーク装置と、
請求項8〜11のいずれか一項に記載の前記データ伝送装置を含む前記端末と、
を備えるか、
又は、
請求項16に記載のアクセスネットワーク装置である前記アクセスネットワーク装置と、
請求項15に記載の端末である前記端末と、
を備えることを特徴とする、データ伝送システム。
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