JP2018521032A - 少なくとも1つのチタン塩及び合成直接染料を使用する多工程染毛方法 - Google Patents
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Abstract
Description
i) 前記繊維を、a)1つ又は複数のチタン塩と、b)場合により、1つ又は複数の特定のカルボン酸と、を含む、化粧用組成物Ci)で処理する、少なくとも1つの工程と、
ii) c)好ましくはアニオン性直接染料から選択される1つ又は複数の合成直接染料を含む着色化粧用組成物Cii)で染色する、少なくとも1つの工程と、
iii) 場合により、前記繊維を中間濯ぎする、少なくとも1つの工程と、
により処理され、
前記工程が、前記工程i)及びii)が実施される順序に応じて、工程i)とii)との間、又は工程ii)とi)との間に実施される、方法に関する。
i) 前記繊維を、
a)1つ又は複数のチタン塩、具体的には、前記塩のチタン原子がTi(II)、Ti(III)又はTi(IV)と示される酸化状態2、3又は4のもの、好ましくはTi(IV)と、
b)場合により、以下の式(I)、
- Aは、nが0の値をとる場合には一価基であり、又はnが1以上の場合には多価基である、1つ若しくは複数のヘテロ原子が場合により介在した、並びに/又は、具体的には1つ若しくは複数のヒドロキシル基及び/若しくはアミノ基で場合により置換された、1〜50個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、環式又は非環式、芳香族又は非芳香族の炭化水素に基づく基を表し、好ましくは、Aは、1つ又は複数のヒドロキシル基及び/又はアミノ基で場合により置換された、一価(C1〜C6)アルキル基又は多価(C1〜C6)アルキレン基を表し、
- nは、0から10の間(両端を含む)の整数を表し、好ましくは、nは、0から5の間、例えば0から2の間である]の1つ若しくは複数のカルボン酸又はその塩と、を含有する化粧用組成物Ci)を使用して処理する、少なくとも1つの工程と、
ii) c)好ましくはアニオン性直接染料から選択される1つ又は複数の合成直接染料を含有する着色化粧用組成物Cii)を使用して前記繊維を染色する、少なくとも1つの工程と、
iii) 場合により、前記繊維を中間濯ぎする、少なくとも1つの工程と、
により処理され、
前記工程が、前記工程i)及びii)が行われる順序に応じて、工程i)とii)との間、又は工程ii)とi)との間に実施される、方法である。
本発明による方法の処理工程i)により使用される化粧用組成物Ci)は、少なくとも1つ又は複数のチタン塩、具体的には、前記塩のチタン原子がTi(II)、Ti(III)又はTi(IV)と示される酸化状態2、3又は4のもの、好ましくはTi(IV)を含む。
● Aは、式(I)のものと同一であり、
● n、n'、及びn''は、同一であっても異なっていてもよく、1、2、3、又は4と等しく、かつn'+n''=6であり、
● M1及びM2は、同一であっても異なっていてもよく、具体的には、Na若しくはK等のアルカリ金属のカチオン、又はCa等のアルカリ土類金属のカチオン、又は有機カチオン、例えばアンモニウム、好ましくはアンモニウム又は水素原子から選択されるカチオン性対イオンを表し、
● TiYn''は、Ti(OH)n''又はTi(O)n''/2又はTi(OH)m1(O)m2を示し、このときm1+m2=n''である。
● L'及びL''は、同一であっても異なっていてもよく、二価(ヘテロ)アリーレン基、(C1〜C6)アルキレン基、又は(C2〜C6)アルケニレン基を表し、前記アルキレン基及びアリーレン基は、ハロ、(C1〜C4)アルキル、ヒドロキシル、チオール、及び(ジ)(C1〜C4)(アルキル)アミノ、カルボキシルから選択される1つ若しくは複数の原子若しくは基で場合により置換されている、並びに/又は1つ若しくは複数のヘテロ原子、例えば酸素が場合により介在し、
好ましくは、L'及びL''は同一であり、(C1〜C4)アルキル基で場合により置換されたメチレン基又はエチレン基を表し、
● X'及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、ヘテロ原子、例えば酸素、硫黄、又はアミノRc-N(Rcは、水素原子又は(C1〜C4)アルキル基を表す)を表し、好ましくは、X'及びX''は同一であり、酸素原子を表し、
● Y及びY'は、同一であっても異なっていてもよく、X'及びX''について規定した通りであり、好ましくは、Y及びY'は同一であり、酸素原子を表し、
● Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は(C1〜C6)アルキル基、(C2〜C6)アルケニル基、若しくは(ヘテロ)アリール基を表し、具体的には、同一であるRa及びRbは、水素原子又は(C1〜C4)アルキル基、好ましくは水素を表し、
● M+は、同一であっても異なっていてもよく、カチオン性対イオン、例えばアルカリ金属(Na又はK)のカチオン若しくはアルカリ土類金属(Ca)のカチオン、又は有機カチオン、例えばアンモニウム、好ましくはアンモニウムを表す。
本発明による方法の処理工程i)により使用される化粧用組成物Ci)は、1つ又は複数のカルボン酸を含んでもよい。
本発明によれば、本発明による方法の染色工程ii)で使用される着色化粧用組成物Cii)は、c)好ましくはアニオン性直接染料から選択される1つ又は複数の合成直接染料を含む。
Col(-) m (Q+)n (VI)
・ Col(-) mは、その構造に少なくとも1つのスルホネート基及び/又は少なくとも1つのカルボキシレート基を含み、m個のアニオン性電荷を含む、アニオン性直接染料又は「酸性」染料のアニオン性部分を表し、
・ m及びnは、同一であっても異なっていてもよく、1から10の間(両端を含む)の整数を表し、
・ Q+は、同一であっても異なっていてもよく、好ましくはNa+又はK+等のアルカリ金属カチオン又はアルカリ土類金属カチオンから選択される有機又は無機のカチオン性対イオンを表す。
○ 少なくとも1つのスルホネート基及び少なくとも1つの(ヘテロ)アリール基(このとき、少なくとも1つのスルホネート基は、(ヘテロ)アリール基、優先的にはフェニル等のアリール又はベンゾに直接結合していることが理解される)と、
○ 場合により、上記に規定の1つ又は複数のアニオン性基G-と、を含む。
○ 少なくとも1つのカルボキシレート基と、
○ 少なくとも1つの(ヘテロ)アリール基(このとき、少なくとも1つのカルボキシレート基は、(ヘテロ)アリール基、優先的にはフェニル等のアリール又はベンゾに直接結合していることが理解される)と、
○ 場合により、上記に規定の1つ又は複数のアニオン性基G-と、を含む。
○ 少なくとも1つのスルホネート基、少なくとも1つのカルボキシレート基、及び少なくとも1つの(ヘテロ)アリール基(このとき、少なくとも1つのスルホネート基又はカルボキシレート基は、(ヘテロ)アリール基、優先的にはフェニル等のアリール又はベンゾに直接結合していることが理解される)と、
○ 場合により、上記に規定の1つ又は複数のアニオン性基G-と、を含む。
・ R7、R8、R9、R10、R'7、R'8、R'9、及びR'10は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、iii)アルキルチオ、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)ニトロ、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX"は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+は、Mについて上記に規定の通りであるか、又は上記に規定のカチオン性対イオンを表す)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)、x)R''-S(O)2-(R''は、水素原子、アルキル基、アリール基、(ジ)(アルキル)アミノ基、又はアリール(アルキル)アミノ基、優先的にはフェニルアミノ基又はフェニル基を表す)、xi)R'''-S(O)2-X'-(R'''は、場合により置換されたアルキル基又はアリール基を表し、X'は上記に規定の通りである)、xii)(ジ)(アルキル)アミノ、xiii)ニトロ、ニトロソ、(O)2S(O-)-,M+、及びアルコキシから選択される1つ又は複数の基で場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ(M+は上記に規定の通りである)、xiv)場合により置換されたヘテロアリール、優先的にはベンゾチアゾリル基、xv)シクロアルキル、特にシクロヘキシル、xvi)Ar-N=N-(Arは、場合により置換されたアリール基、優先的には、1つ若しくは複数のアルキル基、(O)2S(O-)-,M+、又はフェニルアミノで場合により置換されたフェニルを表す)から選択される基を表し、
・ 或いは、2つの隣接する基であるR7とR8、又はR8とR9、又はR9とR10が一緒になって、縮合ベンゾ基A'を形成し、R'7とR'8、又はR'8とR'9、又はR'9とR'10が一緒になって、縮合ベンゾ基B'を形成し、このとき、A'及びB'は、i)ニトロ、ii)ニトロソ、iii)(O)2S(O-)-,M+、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)(ジ)(アルキル)アミノ、vii)R°-C(X)-X'-、viii)R°-X'-C(X)-、ix)R°-X'-C(X)-X''-、x)Ar-N=N-、及びxi)場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ(M+、R°、X、X'、X''、及びArは上記に規定の通りである)から選択される1つ又は複数の基で場合により置換されており、
・ Wは、シグマ結合σ、酸素若しくは硫黄原子、又は二価のi)-N(R)-基(Rは上記に規定の通りである)若しくはii)メチレン-C(Ra)(Rb)-基(Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子若しくはアリール基を表すか、或いは、Ra及びRbは、それらを有する炭素原子と一緒になって、スピロシクロアルキルを形成する)を表し、優先的には、Wは、硫黄原子を表すか、又はRa及びRbが一緒になって、シクロヘキシルを形成し、
このとき、式(VII)及び(VII')は、少なくとも1つのスルホネート(O)2S(O-)-,Q+基又はカルボキシレート(O)C(O-)-,Q+基、優先的にはアルカリ金属、アルカリ土類金属、若しくはアンモニウムのスルホネート又はカルボキシレートを、環A、A'、B、B'、若しくはC(R1R2R3R4は上記に規定の通りである)のうちの1つに含むことが理解される。
式(VII')の染料の例としては、アシッドレッド111、アシッドレッド134、アシッドイエロー38を挙げることができる。
・ R11、R12、及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、アルキル基、又は-(O)2S(O-),M+(M+は上記に規定の通りである)を表し、
・ R14は、水素原子、アルキル基、又は-C(O)O-,M+基(M+は上記に規定の通りである)を表し、
・ R15は、水素原子を表し、
・ R16は、オキソ基を表し、この事例においてR'16は不在であるか、或いはR15とR16が一緒になって二重結合を形成し、
・ R17及びR18は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、
- (O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、
- Ar-O-S(O)2-(Arは、場合により置換されたアリール基、優先的には、1つ又は複数のアルキル基で場合により置換されたフェニルを表す)から選択される基を表し、
・ R19及びR20が一緒になって、二重結合、又は場合により置換されているベンゾ基D'のいずれかを形成し、
・ R'16、R'19、及びR'20は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基若しくはヒドロキシル基を表し、
・ R21は、水素原子又はアルキル基若しくはアルコキシ基を表し、
・ Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、上記に規定の通りであり、優先的には、Raは、水素原子を表し、Rbは、アリール基を表し、
・ Yは、ヒドロキシル基又はオキソ基のいずれかを表し、
・
このとき、式(VIII)及び(VIII')は、環D若しくはEのうちの1つに、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+を含むか、又は式(VIII)及び(VIII')は、環D若しくはEのうちの1つに、少なくとも1つのカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含み、優先的には、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+、より具体的にはスルホネートを含むことが理解される。
・ R22、R23、R24、R25、R26、及びR27は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)ヒドロキシル、iii)メルカプト、iv)アルコキシ、v)アルキルチオ、vi)場合により置換された、優先的には、アルキル及び(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される1つ若しくは複数の基で置換された、アリールオキシ若しくはアリールチオ、vii)アルキル及び(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される1つ若しくは複数の基で場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ、viii)(ジ)(アルキル)アミノ、ix)(ジ)(ヒドロキシアルキル)アミノ、x)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ Z'は、水素原子又はNR28R29基を表し、R28及びR29は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)ポリヒドロキシアルキル、例えばヒドロキシエチル、iii)1つ若しくは複数の基、具体的にはアルキル、例えばメチル、n-ドデシル、n-ブチル、(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°、X、X'、及びX''は、上記に規定の通りであり、優先的には、R°はアルキル基を表す)で場合により置換されたアリール、iv)シクロアルキル、特にシクロヘキシルから選択される基を表し、
・ Zは、ヒドロキシル及びNR'28R'29から選択される基を表し、R'28及びR'29は、同一であっても異なっていてもよく、上記に規定のR28及びR29と同じ原子又は基を表し、
このとき、式(IX)及び(IX')は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+を含むことが理解される。
式(IX')の例としては、アシッドブラック48を挙げることができる。
・ R30、R31、及びR32は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)1つ若しくは複数のヒドロキシル基で場合により置換されたアルコキシ、iii)1つ若しくは複数のヒドロキシル基で場合により置換されたアルキルチオ、iv)ヒドロキシル、メルカプト、v)ニトロ、ニトロソ、vi)(ポリ)ハロアルキル、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°、X、X'、及びX''は上記に規定の通りである)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)、x)(ジ)(アルキル)アミノ、xi)(ジ)(ヒドロキシアルキル)アミノ、xii)ヘテロシクロアルキル、例えばピペリジノ、ピペラジノ、若しくはモルホリノから選択される基を表し、具体的には、R30、R31、及びR32は、水素原子を表し、
・ Rc及びRdは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基を表し、
・ Wは、上記に規定の通りであり、Wは、具体的には-NH-基を表し、
・ ALKは、直鎖状又は分岐状の二価C1〜C6アルキレン基を表し、具体的には、ALKは、-CH2-CH2-基を表し、
・ nは、1又は2であり、
・ pは、1から5の間(両端を含む)の整数を表し、
・ qは、1から4の間(両端を含む)の整数を表し、
・ uは、0又は1であり、
・ nが1であるとき、Jは、ニトロ又はニトロソ基、具体的にはニトロを表し、
・ nが2であるとき、Jは、酸素若しくは硫黄原子、又は二価の-S(O)m-基(mは、1又は2の整数を表す)を表し、優先的には、Jは、-SO2-基を表し、
・ M'は、M+について上記に規定の通りであり、
・
このとき、式(X)及び(X')は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+を含むことが理解される。
・R33、R34、R35、及びR36は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、アルキル、場合により置換されたアリール、及び場合により置換されたアリールアルキル、具体的にはアルキル基、及び(O)mS(O-)-,M+(M+及びmは上記に規定の通りである)で場合により置換されたベンジルから選択される基を表し、
・ R37、R38、R39、R40、R41、R42、R43、及びR44は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)(ジ)(アルキル)アミノ、iv)ヒドロキシル、メルカプト、v)ニトロ、ニトロソ、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは、水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+は、水素原子又はカチオン性対イオンを表す)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ 或いは、2つの隣接する基であるR41とR42、又はR42とR43、又はR43とR44が一緒になって、縮合ベンゾ基I'を形成し、このとき、I'は、i)ニトロ、ii)ニトロソ、iii)(O)2S(O-)-,M+、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)(ジ)(アルキル)アミノ、vii)R°-C(X)-X'-、viii)R°-X'-C(X)-、及びix)R°-X'-C(X)-X''-から選択される1つ又は複数の基で場合により置換されており、M+、R°、X、X'、及びX''は、上記に規定の通りであり、
具体的には、R37〜R40は、水素原子を表し、R41〜R44は、同一であっても異なっていてもよく、ヒドロキシル基又は(O)2S(O-)-,M+を表し、R43とR44が一緒になってベンゾ基を形成するとき、ベンゾ基は、優先的には(O)2S(O-)-基で置換されており、
このとき、環G、H、I、又はI'のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つのスルホネート(O)2S(O-)-,Q+基又はカルボキシレート(O)C(O-)-,Q+基を含むことが理解される。
・ R45、R46、R47、及びR48は、同一であっても異なっていてもよく、水素又はハロゲン原子を表し、
・ R49、R50、R51、及びR52は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)ヒドロキシル、メルカプト、iv)ニトロ、ニトロソ、v)(O)2S(O-)-,M+(M+は、水素原子又はカチオン性対イオンを表す)、vi)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
具体的には、R53、R54、R55、及びR48は、水素若しくはハロゲン原子を表し、
・ Gは、酸素若しくは硫黄原子又はNRe基(Reは上記に規定の通りである)を表し、具体的には、Gは酸素原子を表し、
・ Lは、アルコキシドO-,M+、チオアルコキシドS-,M+、又はNRf基を表し、Rfは、水素原子又はアルキル基及び上記に規定のM+を表し、M+は、具体的にはNa+又はK+であり、
・ L'は、酸素若しくは硫黄原子又はアンモニウム基N+RfRg(Rf及びRgは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、又は場合により置換されたアリールを表す)を表し、L'は、具体的には、酸素原子、或いは1つ又は複数のアルキル基又は(O)mS(O-)-,M+基(m及びM+は上記に規定の通りである)で場合により置換されたフェニルアミノ基を表し、
・ Q及びQ'は、同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表し、具体的には、Q及びQ'は酸素原子を表し、
・ M+は、上記に規定の通りであり、
このとき、式(XIII)は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含むことが理解される。
・ R53、R54、R55、R56、R57、R58、R59、及びR60は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)ヒドロキシル、メルカプト、iv)ニトロ、ニトロソ、v)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは、水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、vi)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、vii)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ Gは、酸素若しくは硫黄原子又はNRe基(Reは上記に規定の通りである)を表し、具体的には、Gは酸素原子を表し、
・ Ri及びRhは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基を表し、
このとき、式(XIII)は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含むことが理解される。
・ R62、R63、及びR64は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は(O)2S(O-)-,M+基(M+は上記に規定の通りである)を表し、
・ 或いは、R61とR62、又はR61とR64が一緒になって、1つ又は複数の(O)2S(O-)-,M+基(M+は、水素原子又はカチオン性対イオンを表す)で場合により置換されたベンゾ基を形成し、
このとき、式(IX)は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を表すことが理解される。
- Het+は、優先的には1つ又は複数の(C1〜C8)アルキル基、例えばメチルで場合により置換された、優先的には環内カチオン性電荷を有する、カチオン性ヘテロアリール基、例えばイミダゾリウム、インドリウム、又はピリジニウムを表し、
- Ar+は、環外カチオン性電荷を有するアリール基、例えばフェニル又はナフチル、優先的にはアンモニウム、具体的にはトリC1〜C8)アルキルアンモニウム、例えばトリメチルアンモニウムを表し、
- Arは、優先的には1つ又は複数の電子供与基で、例えばi)場合により置換された(C1〜C8)アルキル、ii)場合により置換された(C1〜C8)アルコキシ、iii)アルキル基がヒドロキシル基で場合により置換された(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノ、iv)アリール(C1〜C8)アルキルアミノ、v)場合により置換されたN-(C1〜C8)アルキル-N-アリール(C1〜C8)アルキルアミノで場合により置換された、アリール基、特にフェニル基を表し、或いは、Arは、ジュロリジン基を表し、
- Ar'は、場合により置換された二価(ヘテロ)アリーレン基、例えばフェニレン、具体的にはパラ-フェニレン又はナフタレンであり、これは優先的には1つ又は複数の(C1〜C8)アルキル基、ヒドロキシル基、又は(C1〜C8)アルコキシ基で場合により置換されており、
- Ar''は、場合により置換された(ヘテロ)アリール基、例えばフェニル又はピラゾリルであり、これは優先的には1つ又は複数の(C1〜C8)アルキル基、ヒドロキシル基、(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノ基、(C1〜C8)アルコキシ基、又はフェニル基で場合により置換されており、
- Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は優先的にはヒドロキシル基で場合により置換された(C1〜C8)アルキル基を表し、
或いは、置換基RaとHet+の置換基、及び/又はRbとArの置換基、及び/又はRaとRbとは、それらを有する原子と一緒になって(ヘテロ)シクロアルキルを形成し、
具体的には、Ra及びRbは、水素原子、又はヒドロキシル基で場合により置換された(C1〜C4)アルキル基を表し、
- Q-は、上記に規定のアニオン性対イオンを表す。
・ W+は、カチオン性複素環基又はヘテロアリール基、具体的には、特に1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換された1つ又は複数の(C1〜C8)アルキル基で場合により置換された四級アンモニウムを含むものを表し、
・ W'+は、W+について規定した複素環基又はヘテロアリールを表し、
・ Arは、優先的には、i)1つ又は複数のハロゲン原子、例えば塩素又はフッ素、ii)1つ又は複数の(C1〜C8)アルキル基、好ましくはC1〜C4のもの、例えばメチル、iii)1つ又は複数のヒドロキシル基、iv)1つ又は複数の(C1〜C8)アルコキシ基、例えばメトキシ、v)1つ又は複数のヒドロキシ(C1〜C8)アルキル基、例えばヒドロキシエチル、vi)1つ又は複数のアミノ基又は(ジ)(C1〜C8)アルキルアミノ基、好ましくは、1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されたC1〜C4アルキル部分を有するもの、例えば(ジ)ヒドロキシエチルアミノ、vii)1つ又は複数のアシルアミノ基、viii)1つ又は複数のヘテロシクロアルキル基、例えばピペラジニル、ピペリジル、又は5員若しくは6員ヘテロアリール、例えばピロリジニル、ピリジル、及びイミダゾリニルで場合により置換された(ヘテロ)アリール基、例えばフェニル又はナフチルを表し、
・ Ar'は、Arについて規定した(ヘテロ)アリール基であり、
・ m'は、1から4の間(両端を含む)の整数を表し、具体的には、m'は1又は2、より優先的には1の値をとり、
・ Rc、Rdは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は場合により置換された(C1〜C8)アルキル基、優先的にはC1〜C4のものを表し、或いは、W+若しくはW'+と隣接するRc、及び/又はAr若しくはAr'と隣接するRd、及び/又は隣接するRcとRdとは、それらを有する原子と共に(ヘテロ)シクロアルキルを形成し、具体的には、RcはW+又はW'+と隣接して、(ヘテロ)シクロアルキル、例えばシクロヘキシルを形成し、
・ Q-は、上記に規定の通りであり、好ましくはハロゲン化物又はメシレートを表す。
- R1は、(C1〜C4)アルキル基、例えばメチルを表し、
- R2及びR3は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は(C1〜C4)アルキル基、例えばメチルを表し、
- R4は、水素原子、又は電子供与基、例えば場合により置換された(C1〜C8)アルキル、場合により置換された(C1〜C8)アルコキシ、又はアルキル基がヒドロキシル基で場合により置換された(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノを表し、具体的には、R4は水素原子であり、
- Zは、CH基又は窒素原子、優先的にはCHを表し、
- Q-は、上記に規定の通りであり、好ましくはハロゲン化物又はメシレートを表す。
本発明による組成物は、場合により、合成直接染料以外の1つ又は複数の追加の染料を含んでもよい。具体的には、追加の染料は、酸化染料及び天然由来の染料から選択されてもよく、好ましくはオルトジフェノールから選択される。
・ 好ましくは酸化塩基から選択される酸化染料、及び場合により1つ又は複数のカプラー(酸化塩基は、好ましくは、パラフェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、複素環塩基、及びそれらの付加塩から選択され、場合により1つ又は複数のカプラーは、好ましくは、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタジフェノール、ナフタレンベースのカプラー、及び複素環式カプラー、並びに更にそれらの付加塩から選択される)、
・ 好ましくはオルトジフェノールから選択される天然由来の染料、
・ 並びにそれらの混合物
から選択される。
a)アルキル基が1つ又は複数のヒドロキシル基、アミノ基、又はイミダゾリウム基で置換されていてもよい、(ジ)(C1〜C6)(アルキル)アミノ基、
b)1つ又は複数の(C1〜C6)アルキル基で場合により置換された、1〜3個のヘテロ原子を含む、カチオン性又は非カチオン性の5員〜7員のヘテロシクロアルキル基、例えばジ(C1〜C4)アルキルピペラジニウム、
c)1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換された(C1〜C6)アルコキシ基、例えばβ-ヒドロキシアルコキシ、
で置換された3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン、及びそれらの付加塩から選択される。
・R1〜R4は、同一であっても異なっていてもよく、i)水素原子、ii)ハロゲン原子、又はiii)ヒドロキシル、iv)カルボキシル、v)(C1〜C20)アルキルカルボキシレート若しくは(C1〜C20)アルコキシカルボニル、vi)場合により置換されたアミノ、vii)場合により置換された直鎖状又は分岐状(C1〜C20)アルキル、viii)場合により置換された直鎖状又は分岐状(C2〜C20)アルケニル、ix)場合により置換されたシクロアルキル、x)(C1〜C20)アルコキシ、xi)(C1〜C20)アルコキシ(C1〜C20)アルキル、xii)(C1〜C20)アルコキシアリール、xiii)場合により置換されていてもよいアリール、xiv)アリール、xv)置換アリール、xvi)飽和又は不飽和であり、カチオン電荷又はアニオン電荷を場合により有し、芳香環、好ましくはベンゼン環で場合により置換されている、及び/又は芳香環、好ましくはベンゼン環と場合により縮合されている複素環であって、前記芳香環が、具体的には1つ又は複数のヒドロキシル基又はグリコシルオキシ基で場合により置換されている複素環基、xvii)1つ又は複数のケイ素原子を含有する基、から選択される基を表すか、
或いは、2つの隣り合う炭素原子が有する置換基のうちの2つ、R1-R2、R2-R3、又はR3-R4が、それらを有する炭素原子と一緒になって、1つ又は複数のヘテロ原子を場合により含有し、1つ又は複数のヘテロ原子を場合により含む1つ又は複数の飽和環又は不飽和環と場合により縮合されている、飽和又は不飽和の芳香環又は非芳香環を形成する。具体的には、式(II)の化合物は、1〜4個の環を含む。
- 飽和又は不飽和の場合により縮合した環は、場合により置換されていてもよく、
- 「アルキル」基は、飽和であり直鎖状又は分岐状の、一般にC1〜C20、具体的にはC1〜C10の炭化水素に基づく基、好ましくはC1〜C6アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、及びヘキシルであり、
- 「アルケニル」基は、不飽和であり直鎖状又は分岐状のC2〜C20の炭化水素に基づく基、好ましくは少なくとも1つの二重結合を有するもの、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、2-メチルプロピレン、及びデシレンであり、
- 「アリール」基は、優先的には6〜30個の炭素原子を含む、その少なくとも1つの環が芳香族である、単環式又は縮合若しくは非縮合多環式の炭素に基づく基であり、優先的には、アリール基は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、インデニル、アントラセニル、及びテトラヒドロナフチルから選択され、
- 「アルコキシ」基は、上記に規定のアルキル、好ましくはC1〜C10アルキルを有するアルキル-オキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びブトキシであり、
- 「アルコキシアルキル」基は、(C1〜C20)アルコキシ(C1〜C20)アルキル基、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル等であり、
- 「シクロアルキル」基は、C4〜C8シクロアルキル基、好ましくはシクロペンチル基及びシクロヘキシル基であり、シクロアルキル基は、置換シクロアルキル基、具体的には、アルキル基、アルコキシ基、カルボン酸基、ヒドロキシル基、アミン基、及びケトン基で置換されたものであってもよく、
- 「アルキル」基又は「アルケニル」基は、これらが「場合により置換されている」場合には、i)ハロゲン、ii)ヒドロキシル、iii)(C1〜C2)アルコキシ、iv)(C1〜C10)アルコキシカルボニル、v)(ポリ)ヒドロキシ(C2〜C4)アルコキシ、vi)アミノ、vii)5員又は6員ヘテロシクロアルキル、viii)(C1〜C4)アルキル基、好ましくはメチルで場合により置換された、場合によりカチオン性の5員又は6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウム、ix)少なくとも、a)1つのヒドロキシル基、b)1つ又は2つの場合により置換された(C1〜C3)アルキル基(前記アルキル基は、それらが結合している窒素原子と共に、少なくとも1つの別の窒素又は非窒素ヘテロ原子を場合により含む、飽和又は不飽和であり場合により置換された5員〜7員の複素環を形成することが可能である)で場合により置換された、1つのアミノ基、c)四級アンモニウム基-N+R'R''R''',M-(式中、R'、R''、及びR'''は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はC1〜C4アルキル基を表し、M-は、対応する有機酸、無機酸、又はハロゲン化物の対イオンを表す)、或いはd)(C1〜C4)アルキル基、好ましくはメチルで場合により置換された1つの場合によりカチオン性の5員又は6員ヘテロアリール基、優先的にはイミダゾリウムを場合により有する、1つ又は2つの同一の又は異なるC1〜C6アルキル基で置換されたアミノ、x)アシルアミノ(-N(R)-C(O)-R')(式中、R基は、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有する(C1〜C4)アルキル基であり、R'基は、C1〜C2アルキル基である)、カルバモイル((R)2N-C(O)-)基(式中、R基は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有する(C1〜C4)アルキル基を表す)、xi)アルキルスルホニルアミノ(R'-S(O)2-N(R)-)(式中、R基は、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有する(C1〜C4)アルキル基を表し、R'基は、(C1〜C4)アルキル基、フェニル基を表す)、xii)アミノスルホニル((R)2N-S(O)2-)(式中、R基は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又はa)ヒドロキシル、b)酸形態若しくは塩化形態のカルボキシル-C(O)-OH(好ましくは、アルカリ金属又は置換若しくは非置換アンモニウムで塩化されている)から選択される少なくとも1つの基を場合により有する(C1〜C4)アルキル基を表す)、xiii)シアノ、xiv)ニトロ、xv)カルボキシル又はグリコシルカルボニル、xvi)1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されたフェニルカルボニルオキシ、xvii)グリコシルオキシ、及び1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されたフェニル基から選択される、少なくとも1つの原子、又は少なくとも1つの炭素原子が有する基で置換されていてもよく、
- 「アリール」基若しくは「複素環」基又はこれらの基のアリール部分若しくは複素環部分は、これらが「場合により置換されている」場合には、以下の基、
i)ヒドロキシル、(C1〜C2)アルコキシ、(ポリ)ヒドロキシ(C2〜C4)アルコキシ、アシルアミノ、少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有する2つの同一の又は異なるC1〜C4アルキル基(又は、これら2つの基は、それらが結合している窒素原子と共に、別の窒素又は非窒素ヘテロ原子を場合により含む飽和又は不飽和であり場合により置換された5員〜7員、好ましくは5員〜6員の複素環形成することが可能である)で置換されたアミノ基から選択される1つ又は複数の基で場合により置換された(C1〜C10)アルキル、好ましくはC1〜C8アルキル、ii)ハロゲン、iii)ヒドロキシル、iv)C1〜C2アルコキシ、v)C1〜C10アルコキシカルボニル、vi)(ポリ)ヒドロキシ(C2〜C4)アルコキシ、vii)アミノ、viii)5員又は6員ヘテロシクロアルキル、ix)(C1〜C4)アルキル基、好ましくはメチルで場合により置換された、場合によりカチオン性の5員又は6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウム、x)少なくとも、a)1つのヒドロキシル基、b)1つ又は2つの場合により置換されたC1〜C3アルキル基(前記アルキル基は、それらが結合している窒素原子と共に、少なくとも1つの別の窒素又は非窒素ヘテロ原子を場合により含む、飽和又は不飽和であり、場合により置換された5員〜7員の複素環形成することが可能である)で場合により置換された1つのアミノ基、c)1つの四級アンモニウム基-N+R'R''R''',M-(式中、R'、R''、及びR'''は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はC1〜C4アルキル基を表し、M-は、対応する有機酸、無機酸、又はハロゲン化物の対イオンを表す)、d)(C1〜C4)アルキル基、優先的にはメチルで場合により置換された、1つの場合によりカチオン性の5員又は6員ヘテロアリール基、好ましくはイミダゾリウムを場合により有する1つ又は2つの同一の又は異なるC1〜C6アルキル基で置換されたアミノ、xi)アシルアミノ(-N(R)-C(O)-R')(式中、R基は、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基であり、R'基は、C1〜C2アルキル基である)、xii)カルバモイル((R)2N-C(O)-)(式中、R基は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す)、xiii)アルキルスルホニルアミノ(R'S(O)2-N(R)-)(式中、R基は、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表し、R'基は、C1〜C4アルキル基、フェニル基を表す)、xiv)アミノスルホニル((R)2N-S(O)2-)(式中、R基は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は少なくとも1つのヒドロキシル基を場合により有するC1〜C4アルキル基を表す)、xv)酸形態又は塩化形態のカルボキシル(好ましくは、アルカリ金属又は置換若しくは非置換アンモニウムで塩化される)、xvi)シアノ、xvii)ニトロ、xviii)ポリハロアルキル、優先的にはトリフルオロメチル、xix)グリコシルカルボニル、xx)1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されたフェニルカルボニルオキシ基、xxi)グリコシルオキシ基、xxii)1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されたフェニル基から選択される少なくとも1つの原子又は少なくとも1つの炭素原子が有する基で置換されていてもよく、
- 本発明の目的で、「グリコシル」基という用語は、単糖又は多糖に由来する基を意味し、
- 「1つ又は複数のケイ素原子を含有する」基は、好ましくはポリジメチルシロキサン基、ポリジフェニルシロキサン基、ポリジメチルフェニルシロキサン基、又はステアロキシジメチコン基であり、
- 「複素環」基は、具体的には1つ又は複数のアルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミン基、又はケトン基で場合により置換された、具体的にはO、N、及びS、好ましくはO又はNから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を少なくとも1つの環に含む基である。これらの環は、複素環の炭素原子上に1つ又は複数のオキソ基を含んでいてもよく、使用できる複素環基の中では、具体的には、フリル基、ピラニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、又はチエニル基を挙げることができ、更に好ましくは、複素環基は、縮合基、例えばベンゾフリル基、クロメニル基、キサンテニル基、インドリル基、イソインドリル基、キノリル基、イソキノリル基、クロマニル基、イソクロマニル基、インドリニル基、イソインドリニル基、クマリニル基、又はイソクマリニル基であり、これらの基は、具体的には1つ又は複数のOH基で置換されていてもよい。
- フラバノール、例えばカテキン及び没食子酸エピカテキン、
- フラボノール、例えばケルセチン、
- アントシアニジン、例えばシアニジン、デルフィニジン、及びペツニジン、
- アントシアニン又はアントシアン、例えばミルチリン、
- オルトヒドロキシベンゾエート、例えば没食子酸塩、
- フラボン、例えばルテオリン、
- ヒドロキシスチルベン、例えば、場合によりオキシル化(例えばグルコシル化)された3,3',4,5'-テトラヒドロキシスチルベン、
- 3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン及びその誘導体、
- 2,3-ジヒドロキシフェニルアラニン及びその誘導体、
- 4,5-ジヒドロキシフェニルアラニン及びその誘導体、
- ジヒドロキシシンナメート、例えばコーヒー酸及びクロロゲン酸、
- オルトポリヒドロキシクマリン、
- オルトポリヒドロキシイソクマリン、
- オルトポリヒドロキシクマロン、
- オルトポリヒドロキシイソクマロン、
- オルトポリヒドロキシカルコン、
- オルトポリヒドロキシクロモン、
- キノン、
- ヒドロキシキサントン、
- 1,2-ジヒドロキシベンゼン及びその誘導体、
- 1,2,4-トリヒドロキシベンゼン及びその誘導体、
- 1,2,3-トリヒドロキシベンゼン及びその誘導体、
- 2,4,5-トリヒドロキシトルエン及びその誘導体、
- プロアントシアニジン、特にプロアントシアニジンA1、A2、B1、B2、B3、及びC1、
- クロマン及びクロメン化合物、
- プロアントシアニン、
- タンニン酸、
- エラグ酸、
- 並びに前述の化合物の混合物である。
- その構造に式(A2)の二環式構造を含む式(III)、
[式(III)中、
・
・Xは、基
・R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ヒドロキシル基、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルコキシ基、又は場合により置換されたアシルオキシ基を表す]、
- その構造に式(A1)の二環式構造を含む式(IV)、
[式(IV)中、
・R11、R12、R13、R16、R19、及びR20は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はC1〜C4アルキル基を表し、
・R14、R15、R17、及びR18は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ヒドロキシル基、又はC1〜C4アルコキシ基を表す]。
- R11及びR13がそれぞれメチル基を表し、
- R17がメトキシ基を表す、上記の式(IV)に対応する染料のものである。
- 染色方法が化学酸化剤を使用しない場合には、ヘマテイン、ブラジレイン、没食子酸、又はタンニン酸から選択され、
或いは、
- 染色方法が化学酸化剤を使用する場合には、キシリン、ブラジリン、没食子酸、又はタンニン酸から選択される。
本発明の有利な実施形態によると、本発明による方法において使用される組成物のうちの1つ、好ましくは染料組成物Cii)は、0超及び16MPa1/2未満のハンセン溶解度パラメーターδHを有する少なくとも1つの液状有機化合物を含んでいてもよい。
式中、zUh(単位J.mol-1)は、水素結合に関連する溶解度パラメーターにおいて考慮される官能基の寄与を説明しており(183頁、表14の値)、このパラメーターzUhは、書籍The relation between surface tension and solubility parameter in liquids、Bagda, E、Farbe Lack、84、212、1978にも記載されており、Vは、分子の体積である。
・ アルコールエーテル、具体的には、好ましくは飽和の、直鎖状又は分岐状の、1つ又は複数の非隣接エーテル官能基が場合により介在する、C5〜C30アルコールのC1〜C4エーテル、
・ 1つ又は複数の非隣接エーテル官能基が介在した、C1〜C4カルボン酸と、C3〜C10モノアルコール又はポリヒドロキシル化アルコールとの脂肪族エステル、
・ 芳香族エーテル、具体的には、ヒドロキシル基を場合により有するC1〜C6アルキルのC6〜C10芳香族エーテル、
・ ヒドロキシル基を場合により有するC1〜C6アルキルの(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルエーテル、
・ アリール置換基を有するアルカノール、好ましくは、アリール部分がC6〜C10、有利にはC6であり、アルカノールのアルキル部分がC1〜C4であり、このアルキル部分が、場合により、ヘテロ原子、有利には酸素若しくはヒドロキシル基を末端に有するか、又はそれが介在するもの、好ましくは例えばベンジルアルコール、
・ 好ましくは式(iii)のラクトン、及びその混合物
本発明の特定の実施形態によると、本発明の染色方法は、1つ又は複数の化学酸化剤も使用する。
本発明の特定の実施形態によると、染色方法は、1つ又は複数の塩基性化剤f)を使用してもよい。この実施形態において、好ましくは、塩基性化剤f)は、上記に規定の染料c)を含む染料組成物中に存在する。
a)アルカリ金属の炭酸塩(Met2 +、CO3 2-)、アルカリ土類金属の炭酸塩(Met'2+、CO3 2-)、アンモニウムの炭酸塩((R''4N+)2、CO3 2-)又はホスホニウムの炭酸塩((R''4P+)2、CO3 2-(Met'はアルカリ土類金属を表し、Metはアルカリ金属を表し、R''は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は場合により置換された(C1〜C6)アルキル基、例えばヒドロキシエチルを表す)、並びに
b)以下の式、
- R'+、HCO3 -(R'は、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基R''4N+-、又はホスホニウム基R''4P+-を表し、このときR''は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は場合により置換された(C1〜C6)アルキル基、例えばヒドロキシエチルを表し、R'が水素原子を表す場合には、炭酸水素は炭酸二水素(CO2、H2O)として知られる)、及び
- Met'2+(HCO3 -)2(Met'は、アルカリ土類金属を表す)の、炭酸水素としても知られる、重炭酸塩を意味すると理解される。
本発明による方法で使用される組成物は、一般に、水、又は水と1つ若しくは複数の有機溶媒との混合物、又は有機溶媒の混合物を含む。
追加の有機溶媒(上記に言及した0超及び16MPa1/2未満のハンセン溶解度パラメーター値δHを有する液状有機化合物以外)として、挙げることのできる例には、C1〜C4低級アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール、ポリオール、並びにポリオールエーテルがある。
本発明による染色方法の組成物はまた、毛髪染料組成物に従来使用されているさまざまなアジュバント、例えばアニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、若しくは両性イオン性の界面活性剤、又はこれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、若しくは両性イオン性のポリマー、又はこれらの混合物、無機又は有機増粘剤、具体的には、アニオン性、カチオン性、非イオン性、及び両性のポリマー会合性増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、緩衝剤、分散剤、調整剤、例えば揮発性又は不揮発性の変性又は非変性シリコーン、被膜形成剤、セラミド、保存剤、及び乳白剤を含有していてもよい。
好ましくは、成分a)〜e)のうちの少なくとも1つを含む化粧用組成物のうちの少なくとも1つのpHは酸性であり、すなわちそれは、pHが7.0未満、好ましくは5.0未満、具体的にはpHが0から4の間(両端を含む)、より具体的には0.5から3.5の間、好ましくは1から3の間である。好ましくは、組成物Ci)は酸性であり(すなわちそれは、pHが7.0未満であり)、好ましくは、pHが5.0未満、具体的にはpHが0から4の間、より具体的には0.5から3.5の間、好ましくは1から3の間である。
本発明のケラチン繊維を染色する方法は、
i)上記に規定の組成物Ci)で処理する、少なくとも1つの工程と、
ii)上記に規定の染料組成物Cii)で染色する、少なくとも1つの工程と、
iii)場合により、少なくとも1つの中間濯ぎ工程と、
を使用し、前記工程は、前記工程i)及びii)が実施される順序に応じて、工程i)とii)との間、又は工程ii)とi)との間に実施される。
本発明の好適な実施形態によると、本発明による方法は、中間濯ぎ工程iii)を含んでいてもよい。
- 化粧用組成物Ci)は、a)1つ又は複数のチタン塩、具体的には、好ましくは、前記塩のチタン原子は、Ti(II)、Ti(III)又はTi(IV)と示される酸化状態2、3又は4のもの、好ましくはTi(IV)と、b)場合により、式(I)の1つ又は複数のカルボン酸と、を含み、
- 化粧用組成物Cii)は、c)合成直接染料から選択される、好ましくはアニオン性合成染料から選択される、1つ又は複数の染料を含む。
ここで、
- 化粧用組成物Ci)は、a)1つ又は複数のチタン塩、具体的には、好ましくは、前記塩のチタン原子は、Ti(II)、Ti(III)又はTi(IV)と示される酸化状態2、3又は4のもの、好ましくはTi(IV)と、b)場合により、式(I)の1つ又は複数のカルボン酸と、を含み、
- 化粧用組成物Cii)は、c)合成直接染料から選択される、好ましくはアニオン性合成染料から選択される、1つ又は複数の染料を含む。
- Aは、nが0の値をとる場合には一価であり、又はnが1以上の場合には多価である、1つ又は複数のヘテロ原子が場合により介在した、及び/又は特に1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換された、1〜50個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和、環式又は非環式、芳香族又は非芳香族の炭化水素に基づく基を表し、好ましくは、Aは、1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換された、一価(C1〜C6)アルキル基又は多価(C1〜C6)アルキレン基を表し、
- nは、0から10の間(両端を含む)の整数を表し、好ましくは、nは、0から5の間、例えば0から2の間である]の1つ若しくは複数のカルボン酸又はその塩を含む。
以下の組成物は、組成物100グラム当たりのグラム数で示される下記の割合で、下記の成分から調製した。
・ 前処理組成物Ci)
この研究は、90%の白髪を含有する天然の白人の毛髪の房(90 NW)に関する。
チタン前処理を受けなかった房は染色が弱いが、本発明の方法によって、すなわちチタン塩を用いた前処理で染色した毛髪の房では、極めて強く染色された房が得られた。
以下の組成物は、組成物100グラム当たりのグラム数で示される下記の割合で、下記の成分から調製した。
・ 前処理組成物C(i):実施例1のものと同一(組成物1 Ci))
この研究は、90%の白髪を含有する天然の白人の毛髪の房(90 NW)に関する。
Claims (21)
- ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、例えば毛髪を染色する方法であって、前記繊維が、
i) 前記繊維を、
a)1つ又は複数のチタン塩であって、特に、前記塩のチタン原子が、Ti(II)、Ti(III)又はTi(IV)と示される酸化状態2、3又は4のもの、好ましくはTi(IV)である、チタン塩と
b)場合により、以下の式(I):
- Aは、nが0の値をとる場合には一価基であり又はnが1以上の場合には多価基である、1つ若しくは複数のヘテロ原子が場合により介在した、並びに/又は、特に1つ若しくは複数のヒドロキシル基及び/若しくはアミノ基で、場合により置換された、1〜50個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、環式又は非環式及び芳香族又は非芳香族の炭化水素に基づく基を表し、好ましくは、Aは、1つ又は複数のヒドロキシル基及び/又はアミノ基で場合により置換された、一価(C1〜C6)アルキル基又は多価(C1〜C6)アルキレン基を表し、
- nは、0から10の間(両端を含む)の整数を表し、好ましくは、nは、0から5の間、例えば0から2の間である]
の1つ若しくは複数のカルボン酸又はその塩と、
を含み、
好ましくは酸性である、化粧用組成物Ci)を使用して処理する、少なくとも1つの工程と、
ii) c)好ましくはアニオン性直接染料から選択される、1つ又は複数の合成直接染料を含む着色化粧用組成物(Cii)で前記繊維を染色する、少なくとも1つの工程と、
iii) 場合により、好ましくは水で、前記繊維を中間濯ぎする、少なくとも1つの工程と、
を含む、いくつかの工程において処理され、
前記工程が、前記工程i)及びii)が実施される順序に応じて、工程i)とii)との間、又は工程ii)とi)との間に実施される、方法。 - a)前記チタン塩が、有機Ti(IV)塩から選択され、より優先的には、以下の式(I-A):
・ Aは、請求項1に規定の式(I)のものと同一であり、
・ n、n'、及びn''は、同一であっても異なっていてもよく、1、2、3又は4と等しく、かつn'+n''=6であり、
・ M1及びM2は、同一であっても異なっていてもよく、特に、Na若しくはK等のアルカリ金属のカチオン、又はCa等のアルカリ土類金属のカチオン、又は有機カチオン、例えばアンモニウム、好ましくはアンモニウム又は水素原子から選択される、カチオン性対イオンを表し、
・ TiYn''は、Ti(OH)n''又はTi(O)n''/2又はTi(OH)m1(O)m2を表し、m1+m2=n''である]
のものから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の染色する方法。 - a)前記チタン塩が、A基が、1つ若しくは複数のヒドロキシル基又は1つ若しくは複数のアミノ基、好ましくは1つ若しくは複数のヒドロキシル基で場合により置換された、一価(C1〜C6)アルキル又は多価(C1〜C6)アルキレン基を表し、nが、0から5の間、例えば0から2の間(両端を含む)の整数を表す式(I-A)のものから選択され、特に、本発明の有機チタン塩を形成するために使用されるカルボン酸が、α-ヒドロキシ酸及びα-アミノ酸から選択され、好ましくは前記酸が、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、グリコール酸及びセリンから選択され、より優先的には乳酸及びグリコール酸から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の染色する方法。
- a)前記チタン塩が、以下の式(I-B):
・ L'及びL''は、同一であっても異なっていてもよく、二価(ヘテロ)アリーレン基、(C1〜C6)アルキレン基、又は(C2〜C6)アルケニレン基を表し、前記アルキレン基及びアリーレン基は、ハロ、(C1〜C4)アルキル、ヒドロキシル、チオール、及び(ジ)(C1〜C4)(アルキル)アミノ、カルボキシルから選択される1つ若しくは複数の原子若しくは基で場合により置換されており、並びに/又は1つ若しくは複数のヘテロ原子、例えば酸素が場合により介在し、
好ましくは、L'及びL''は、同一であり、(C1〜C4)アルキル基で場合により置換されたメチレン基又はエチレン基を表し、
・ X'及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、ヘテロ原子、例えば酸素、硫黄、又はアミノRc-Nを表し、Rcは、水素原子又は(C1〜C4)アルキル基を表し、好ましくは、X'及びX''は、同一であり、酸素原子を表し、
・ Y及びY'は、同一であっても異なっていてもよく、X'及びX''について規定した通りであり、好ましくは、Y及びY'は、同一であり、酸素原子を表し、
・ Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は(C1〜C6)アルキル基、(C2〜C6)アルケニル基、若しくは(ヘテロ)アリール基を表し、特に、同一であるRa及びRbは、水素原子又は(C1〜C4)アルキル基、好ましくは水素を表し、
・ M+は、同一であっても異なっていてもよく、カチオン性対イオン、例えばアルカリ金属(Na又はK)のカチオン若しくはアルカリ土類金属(Ca)のカチオン、又は有機カチオン、例えばアンモニウム、好ましくはアンモニウムを表す]
のものから選択されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の染色する方法。 - a)前記チタン塩が、ジヒドロキシビス(ラクタト)チタンIVの塩、特に以下の式:
- a)前記チタン塩が、無機塩、特にTi(II)、Ti(III)又はTi(IV)の無機塩、優先的にはTi(III)又はTi(IV)の無機塩、好ましくはTi(IV)の無機塩から選択され、前記チタン塩a)が、優先的にはハロゲン化チタン、硫酸チタン及びリン酸チタンから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の染色する方法。
- a)前記チタン塩が、組成物Ci)中に、組成物Ci)の総質量に対して0.001質量%〜20質量%の範囲の含有量で存在することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 前記合成直接染料が、好ましくは酸性ニトロ直接染料、酸性アゾ染料、酸性アジン染料、酸性トリアリールメタン染料、酸性インドアミン染料、酸性アントラキノン染料、酸性インジゴイドから選択される、アニオン性直接染料から選択され、これらの染料の各々が、上記に規定のカチオン性対イオンを有する少なくとも1つのスルホネート基又はカルボキシレート基、優先的にはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムのスルホネート又はカルボキシレートを有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 前記アニオン性直接染料が、式(VI):
Col(-) m(Q+)n (VI)
[式中、
・ Col(-) mは、その構造に少なくとも1つのスルホネート基及び/又は少なくとも1つのカルボキシレート基を含み、m個のアニオン性電荷を含む、アニオン性直接染料のアニオン性部分を表し、
・ m及びnは、同一であっても異なっていてもよく、1から10の間(両端を含む)の整数を表し、
・ Q+は、同一であっても異なっていてもよく、好ましくはNa+又はK+等のアルカリ金属カチオン又はアルカリ土類金属カチオンから選択される、有機又は無機のカチオン性対イオンを表す]
の直接染料から選択され、
特に、式(VI)の染料は、mがnと等しいようなものであり、優先的には、式の(VI)染料は、m及びnが、1、2又は3と等しいようなものであることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の染色する方法。 - 前記アニオン性直接染料が、以下の式(VII)、(VII')、(VIII)、(VIII')、(IX)、(IX')、(X)、(X')、(XI)、(XII)、(XIII)及び(XIV)の染料:
c3a)式(VII)又は(VII')のアニオン性ジアリールアゾ染料:
・ R7、R8、R9、R10、R'7、R'8、R'9、及びR'10は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、iii)アルキルチオ、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)ニトロ、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX"は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+はMについて上記に規定の通りであるか、又は上記に規定のカチオン性対イオンを表す)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)、x)R''-S(O)2-(R''は、水素原子、アルキル基、アリール基、(ジ)(アルキル)アミノ基、又はアリール(アルキル)アミノ基、優先的にはフェニルアミノ基又はフェニル基を表す)、xi)R'''-S(O)2-X'-(R'''は、場合により置換されたアルキル基又はアリール基を表し、X'は上記に規定の通りである)、xii)(ジ)(アルキル)アミノ、xiii)ニトロ、ニトロソ、(O)2S(O-)-,M+、及びアルコキシから選択される1つ又は複数の基で場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ(M+は上記に規定の通りである)、xiv)場合により置換されたヘテロアリール、優先的にはベンゾチアゾリル基、xv)シクロアルキル、特にシクロヘキシル、xvi)Ar-N=N-(Arは、場合により置換されたアリール基、優先的には、1つ若しくは複数のアルキル基、(O)2S(O-)-,M+、又はフェニルアミノで場合により置換されたフェニルを表す)から選択される基を表し、
・ 或いは、2つの隣接する基であるR7とR8、又はR8とR9、又はR9とR10が一緒になって、縮合ベンゾ基A'を形成し、R'7とR'8、又はR'8とR'9、又はR'9とR'10が一緒になって、縮合ベンゾ基B'を形成し、このとき、A'及びB'は、i)ニトロ、ii)ニトロソ、iii)(O)2S(O-)-,M+、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)(ジ)(アルキル)アミノ、vii)R°-C(X)-X'-、viii)R°-X'-C(X)-、ix)R°-X'-C(X)-X''-、x)Ar-N=N-、及びxi)場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ(M+、R°、X、X'、X''、及びArは上記に規定の通りである)から選択される1つ又は複数の基で場合により置換されており、
・ Wは、シグマ結合σ、酸素若しくは硫黄原子、又は二価のi)-N(R)-基(Rは上記に規定の通りである)若しくはii)メチレン-C(Ra)(Rb)-基(Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子若しくはアリール基を表すか、或いは、Ra及びRbは、それらを有する炭素原子と一緒になって、スピロシクロアルキルを形成する)を表し、優先的には、Wは、硫黄原子を表すか、又はRa及びRbが一緒になって、シクロヘキシルを形成し、
このとき、式(VII)及び(VII')は、少なくとも1つのスルホネート(O)2S(O-)-,Q+基又はカルボキシレート(O)C(O-)-,Q+基、優先的にはアルカリ金属、アルカリ土類金属、若しくはアンモニウムのスルホネート又はカルボキシレートを、環A、A'、B、B'、若しくはC(R1R2R3R4は上記に規定の通りである)のうちの1つに含むことが理解される]、
c3b)式(VIII)及び(VIII')のピラゾロンアニオン性アゾ染料
・ R11、R12、及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、アルキル基、又は-(O)2S(O-),M+(M+は上記に規定の通りである)を表し、
・ R14は、水素原子、アルキル基、又は-C(O)O-,M+基(M+は上記に規定の通りである)を表し、
・ R15は、水素原子を表し、
・ R16は、オキソ基を表し、この事例においてR'16は不在であるか、或いはR15とR16が一緒になって二重結合を形成し、
・ R17及びR18は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、
- (O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、
- Ar-O-S(O)2-(Arは、場合により置換されたアリール基、優先的には、1つ又は複数のアルキル基で場合により置換されたフェニルを表す)から選択される基を表し、
・ R19及びR20が一緒になって、二重結合、又は場合により置換されているベンゾ基D'のいずれかを表し、
・ R'16、R'19、及びR'20は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基若しくはヒドロキシル基を表し、
・ R21は、水素原子又はアルキル基若しくはアルコキシ基を表し、
・ Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよく、上記に規定の通りであり、優先的には、Raは、水素原子を表し、Rbは、アリール基を表し、
・ Yは、ヒドロキシル基又はオキソ基のいずれかを表し、
・
このとき、式(VIII)及び(VIII')は、環D若しくはEのうちの1つに、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+を含むか、又は式(VIII)及び(VIII')は、環D若しくはEのうちの1つに、少なくとも1つのカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含み、優先的には、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+、特にスルホネートを含むことが理解される]、
c3c)式(IX)及び(IX')のアントラキノン染料
・ R22、R23、R24、R25、R26、及びR27は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)ヒドロキシル、iii)メルカプト、iv)アルコキシ、v)アルキルチオ、vi)場合により置換された、優先的には、アルキル及び(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される1つ若しくは複数の基で置換された、アリールオキシ若しくはアリールチオ、vii)アルキル及び(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される1つ若しくは複数の基で場合により置換されたアリール(アルキル)アミノ、viii)(ジ)(アルキル)アミノ、ix)(ジ)(ヒドロキシアルキル)アミノ、x)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ Z'は、水素原子又はNR28R29基を表し、R28及びR29は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)ポリヒドロキシアルキル、例えばヒドロキシエチル、iii)1つ若しくは複数の基、特にアルキル、例えばメチル、n-ドデシル、n-ブチル、(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°、X、X'、及びX''は、上記に規定の通りであり、優先的には、R°はアルキル基を表す)で場合により置換されたアリール、iv)シクロアルキル、特にシクロヘキシルから選択される基を表し、
・ Zは、ヒドロキシル及びNR'28R'29から選択される基を表し、R'28及びR'29は、同一であっても異なっていてもよく、上記に規定のR28及びR29と同じ原子又は基を表し、
このとき、式(IX)及び(IX')は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+を含むことが理解される]、
c3d)式(X)及び(X')のニトロ染料
・ R30、R31、及びR32は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)1つ若しくは2つのヒドロキシル基で場合により置換されたアルコキシ、iii)1つ若しくは2つのヒドロキシル基で場合により置換されたアルキルチオ、iv)ヒドロキシル、メルカプト、v)ニトロ、ニトロソ、vi)(ポリ)ハロアルキル、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°、X、X'、及びX''は上記に規定の通りである)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)、x)(ジ)(アルキル)アミノ、xi)(ジ)(ヒドロキシアルキル)アミノ、xii)ヘテロシクロアルキル、例えばピペリジノ、ピペラジノ、若しくはモルホリノから選択される基を表し、特に、R30、R31、及びR32は、水素原子を表し、
・ Rc及びRdは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基を表し、
・ Wは、上記に規定の通りであり、Wは、特に-NH-基を表し、
・ ALKは、直鎖状又は分岐状の二価C1〜C6アルキレン基を表し、特に、ALKは、-CH2-CH2-基を表し、
・ nは、1又は2であり、
・ pは、1から5の間(両端を含む)の整数を表し、
・ qは、1から4の間(両端を含む)の整数を表し、
・ uは、0又は1であり、
・ nが1であるとき、Jは、ニトロ又はニトロソ基、特にニトロを表し、
・ nが2であるとき、Jは、酸素若しくは硫黄原子、又は二価の-S(O)m-基(mは、1又は2の整数を表す)を表し、優先的には、Jは、-SO2-基を表し、
・ M'は、M+について上記に規定の通りであり、
・
このとき、式(X)及び(X')は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+を含むことが理解される]、
c3e)式(XI)のトリアリールメタン染料
・R33、R34、R35、及びR36は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、アルキル、場合により置換されたアリール、及び場合により置換されたアリールアルキル、特にアルキル基、及び(O)mS(O-)-,M+(M+及びmは上記に規定の通りである)で場合により置換されたベンジルから選択される基を表し、
・ R37、R38、R39、R40、R41、R42、R43、及びR44は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)(ジ)(アルキル)アミノ、iv)ヒドロキシル、メルカプト、v)ニトロ、ニトロソ、vii)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは、水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、viii)(O)2S(O-)-,M+(M+は、水素原子又はカチオン性対イオンを表す)、ix)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ 或いは、2つの隣接する基であるR41とR42、又はR42とR43、又はR43とR44が一緒になって、縮合ベンゾ基I'を形成し、このとき、I'は、i)ニトロ、ii)ニトロソ、iii)(O)2S(O-)-,M+、iv)ヒドロキシル、v)メルカプト、vi)(ジ)(アルキル)アミノ、vii)R°-C(X)-X'-、viii)R°-X'-C(X)-、及びix)R°-X'-C(X)-X''-から選択される1つ又は複数の基で場合により置換されており、M+、R°、X、X'、及びX''は、上記に規定の通りであり、
特に、R37〜R40は、水素原子を表し、R41〜R44は、同一であっても異なっていてもよく、ヒドロキシル基又は(O)2S(O-)-,M+を表し、R43とR44が一緒になってベンゾ基を形成するとき、ベンゾ基は、優先的には(O)2S(O-)-基で置換されており、
このとき、環G、H、I、又はI'のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つのスルホネート(O)2S(O-)-,Q+基又はカルボキシレート(O)C(O-)-,Q+基を含むことが理解される]
c3f)式(XII)のキサンテンベースの染料
・ R45、R46、R47、及びR48は、同一であっても異なっていてもよく、水素又はハロゲン原子を表し、
・ R49、R50、R51、及びR52は、同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロゲン原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)ヒドロキシル、メルカプト、iv)ニトロ、ニトロソ、v)(O)2S(O-)-,M+(M+は、水素原子又はカチオン性対イオンを表す)、vi)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
特に、R53、R54、R55、及びR48は、水素若しくはハロゲン原子を表し、
・ Gは、酸素若しくは硫黄原子又はNRe基(Reは上記に規定の通りである)を表し、特に、Gは酸素原子を表し、
・ Lは、アルコキシドO-,M+、チオアルコキシドS-,M+、又はNRf基を表し、Rfは、水素原子又はアルキル基及び上記に規定のM+を表し、M+は、特にNa+又はK+であり、
・ L'は、酸素若しくは硫黄原子又はアンモニウム基N+RfRg(Rf及びRgは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、又は場合により置換されたアリールを表す)を表し、L'は、特に、酸素原子、或いは1つ又は複数のアルキル基又は(O)mS(O-)-,M+基(m及びM+は上記に規定の通りである)で場合により置換されたフェニルアミノ基を表し、
・ Q及びQ'は、同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表し、特に、Q及びQ'は酸素原子を表し、
・ M+は、上記に規定の通りであり、
このとき、式(XII)は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含むことが理解される]、
c3g)式(XIII)のインジゴイド染料
・ R53、R54、R55、R56、R57、R58、R59、及びR60は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、又は、i)アルキル、ii)アルコキシ、アルキルチオ、iii)ヒドロキシル、メルカプト、iv)ニトロ、ニトロソ、v)R°-C(X)-X'-、R°-X'-C(X)-、R°-X'-C(X)-X''-(R°は、水素原子又はアルキル基若しくはアリール基を表し、X、X'、及びX''は、同一であっても異なっていてもよく、酸素若しくは硫黄原子又はNR(Rは、水素原子又はアルキル基を表す)を表す)、vi)(O)2S(O-)-,M+(M+は上記に規定の通りである)、vii)(O)CO--,M+(M+は上記に規定の通りである)から選択される基を表し、
・ Gは、酸素若しくは硫黄原子又はNRe基(Reは上記に規定の通りである)を表し、特に、Gは酸素原子を表し、
・ Ri及びRhは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又はアルキル基を表し、
このとき、式(XIII)は、少なくとも1つのスルホネート基(O)2S(O-)-,Q+又はカルボキシレート基(O)C(O-)-,Q+(Q+は上記に規定の通りである)を含むことが理解される]、
から選択され、
優先的には、アニオン性直接染料が、式(VII)、(IX)、及び(XIII)の染料、並びにそれらの混合物、特に、カルミンインジゴ、アシッドブルー62、アシッドレッド18、及びアシッドブラック1、並びにそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の染色する方法。 - 合成直接染料が、好ましくはニトロベンゼン直接染料、アゾ直接染料、キノン及びアントラキノン直接染料、アジン、ポリアリールメタン、例えばトリアリールメタン、インドアミン、ポリメチン、例えばスチリル、ポルフィリン、金属ポルフィリン、フタロシアニン、及びメチンシアニン直接染料から選択される、カチオン性及び/又は中性の直接染料から選択されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 組成物Ci)が、請求項1に規定のb)式(I)の1つ若しくは複数のカルボン酸又はその塩を含み、特に、カルボン酸b)が、請求項1から5のいずれか一項に規定のTi塩と錯体を形成したカルボン酸以外であり、好ましくは、組成物Ci)中に存在するカルボン酸が、グリコール酸、乳酸、及びクエン酸、又はそれらの塩から選択されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 組成物Ci)が、請求項1に規定のb)式(I)の1つ若しくは複数のカルボン酸又はその塩を、組成物Ci)の総質量に対して0.1質量%〜20質量%の範囲の含有量で含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 組成物Ci)が酸性であり、特に、pHが5.0未満、特に、pHが0から4の間、優先的には0.5から3.5の間、より優先的には1から3の間であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 好ましくは染料組成物Cii)中で、0超及び16MPa1/2未満のハンセン溶解度パラメーター値δHを有する1つ又は複数の液状有機化合物が使用されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 好ましくは染料組成物Cii)中で、c)以外の1つ又は複数の追加の染料が使用され、追加の染料が、
・ 好ましくは酸化塩基から選択される酸化染料、及び場合により1つ又は複数のカプラー(酸化塩基は、好ましくは、パラフェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、複素環塩基、及びそれらの付加塩から選択され、場合により1つ又は複数のカプラーは、好ましくは、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタジフェノール、ナフタレンベースのカプラー、及び複素環式カプラー、並びに更にそれらの付加塩から選択される)、
・ 好ましくはオルトジフェノールから選択される天然由来の染料、
・ 並びにそれらの混合物
から選択されることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の染色する方法。 - 好ましくは染料組成物Cii)中で、e)特に過酸化水素又は1つ若しくは複数の過酸化水素生成系から選択される、1つ又は複数の化学酸化剤が使用され、好ましくは、化学酸化剤が、過酸化水素及び過酸化尿素、過酸化水素を放出することができるポリマー錯体、例えばポリビニルピロリドン/H2O2、適切な基質(例えば、グルコースオキシダーゼの場合にはグルコース、若しくはウリカーゼでは尿酸)の存在下でのオキシダーゼ、水中で過酸化水素を生成する金属過酸化物、例えば過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム、過ホウ酸塩、並びに過炭酸塩から選択され、特に、化学酸化剤が過酸化水素から選択されることを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 前記方法が、f)1つ又は複数の塩基性化剤を使用し、優先的には、塩基性化剤が、染料組成物Cii)中に存在し、優先的には、塩基性化剤f)が、i)(重)炭酸塩、ii)アンモニア水、iii)アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及びそれらの誘導体、iv)オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エチレンジアミン、v)無機又は有機水酸化物、vi)アルカリ金属ケイ酸塩、例えばメタケイ酸ナトリウム、vii)アミノ酸、好ましくは塩基性アミノ酸、例えばアルギニン、リジン、オルニチン、シトルリン、及びヒスチジン、並びにviii)以下の式(II)、
- 前記方法が、iii)好ましくは水で前記繊維を中間濯ぎする、少なくとも1つの工程を含み、中間濯ぎ工程iii)が、前記工程i)及びii)が実施される順序に応じて、工程i)とii)との間、又は工程ii)とi)との間に実施されることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載の染色する方法。
- 請求項1から19のいずれか一項に規定の組成物Ci)のケラチン繊維への塗布を含む処理工程i)が最初に実施され、場合により、好ましくは水で前記繊維を中間濯ぎする工程iii)が続き、最後に、請求項1から19のいずれか一項に規定の組成物Cii)の前記繊維への塗布を含む染色工程ii)が続くことを特徴とする、請求項1から19のいずれか一項に記載の染色する方法。
- ケラチン繊維上での組成物Ci)の放置時間が、5分間から2時間の間、特に15分間から1時間の間、好ましくは30分間から45分間の間であり、及び/又は、ケラチン繊維上での組成物Ci)の放置時間が、20℃から50℃の間、優先的には室温(27℃)から40℃の間の温度で維持されること、
並びに、ケラチン繊維上での組成物Cii)の放置時間が、1分間から2時間の間、好ましくは5分間から1時間の間であり、より優先的には、放置時間が、15分間から30分間の間であり、及び/又は、ケラチン繊維上での組成物Cii)の放置時間が、20℃から50℃の間、優先的には室温(27℃)から40℃の間の温度で維持されることを特徴とする、請求項1から20のいずれか一項に記載の染色する方法。
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