JP2018510808A - テキスチャ付きトレッドを有するタイヤ - Google Patents

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Abstract

本発明は、トレッド(8)を有するタイヤ(1)に関し、タイヤは、少なくとも1本の溝(2)と、溝(2)内に設けられた少なくとも1つの摩耗インジケータ(3)とを有し、摩耗インジケータは、タイヤが摩耗限度に達したときに路面に接触するようになった接触面(7)を有する。上記の溝(2)は、溝(2)の底部(10)と同種の材料のテキスチャ(4)を有し、テキスチャ(4)は、摩耗インジケータ(3)を包囲するとともに摩耗インジケータの接触面(7)とコントラストをなしている。

Description

本発明は、クラウンがテキスチャまたは模様付きゾーンを有する溝を備えたトレッドを有するタイヤに関する。
車両の安全性レベルを保つためには、タイヤの摩耗レベルを定期的に、好ましくは長時間にわたる毎回の遠出前に点検することが適切である。この目的のため、ドライバは、タイヤのトレッドの表面を凝視してトレッドパターンの高さを計測する。この計測は、あらゆる形式のタイヤ上に存在する要素、即ち摩耗インジケータによって容易に行われる。摩耗インジケータにより、信頼性のある基準に基づいたタイヤの摩耗状態を評価することが可能である。このインジケータは、典型的には、タイヤの溝内に設けられる。かくして、トレッドのパターンは、摩耗インジケータと同じ高さに(即ち、例えば、欧州では、畦状凹みの底部に対して少なくとも1.6ミリメートルの高さのところに)位置したとき、タイヤを交換する必要がある。
摩耗インジケータは、畦状凹みの底部のところに取り付けられ、全体として長方形の形をしている。例えば摩耗インジケータが法律を遵守しているかどうかを確かめることができるようにするためには、摩耗インジケータは、ユーザだけではなく第三者に見えるようになっているべきである。したがって、摩耗インジケータの存在場所を迅速かつ容易に突き止めることができるようにするためには有効かつ確実な視覚的マーカを提供することが重要である。幾つかの場合、乗用車、特に低床シャーシを備えたモデル用のある特定のタイヤの摩耗インジケータは、車体要素がタイヤの頂部を覆っているので見えにくい。この状況では、摩耗インジケータは、見えにくくなる。この場合、ユーザは、ショルダーゾーンに設けられたマーカを参照することによって摩耗インジケータの位置を確認することができる。かかるマーカは、周知の記号“TWI”(“Tyre Wear Indicator”(タイヤ摩耗インジケータ)の略号である)またはユーザにとって容易に認識可能な任意他の記号によって形成できる。
他の場合、トレッドの溝は、吸光性テキスチャによって全体が覆われており、それにより、摩耗インジケータの存在場所を突き止めることが難しく、場合によっては極めて困難である。
例えば、米国特許第6866076号明細書は、畦状凹み中を流れている流体に対する抵抗を減少させるよう設けられたタイヤを記載している。この目的のため、タイヤは、畦状凹みの底部のところにテキスチャまたは模様を備えている。タイヤの畦状凹みは、0.01ミリメートルから0.5ミリメートルまでの範囲にある一定の深さを有する細い溝または細いリブで覆われている。したがって、畦状凹み中を流れている水に対する抵抗が減少する。この形式の構成により、例えば濡れた環境内においてタイヤの性能を向上させることが可能である。しかしながら、かかる構成により溝相互間に設けられている摩耗インジケータは、極めて見にくい。さらに、溝が摩耗インジケータの近くに存在していると、摩耗インジケータの高さを点検する作業がやりにくくなる場合がある。これは、溝が測定工具、例えば定規、マイクロメータまたはカリパスの良好な位置決めを阻害する場合のある障害物となり、これにより、不正確な計測または測定が行われる場合がある。
米国特許第6866076号明細書
本発明は、これら種々の欠点を改善する種々の技術的手段を提供する。
まず最初に、本発明の第1の目的は、トレッドの摩耗インジケータを確認しまたはその存在場所を突き止めることができるよう設計されたタイヤを提供することにある。
本発明の別の目的は、摩耗インジケータが法上の要件を遵守しているかどうかを確認することを容易にすることにある。
最後に、本発明の別の目的は、テキスチャ付きセクタ内に位置決めされた摩耗インジケータの高さを計測または測定することができるようにすることになる。
この目的のため、本発明は、トレッドを有するタイヤであって、タイヤは、少なくとも1本の溝と、溝内に設けられた少なくとも1つの摩耗インジケータとを有し、摩耗インジケータは、タイヤが摩耗限度に達したときに路面に接触するようになった接触フェースを有する、タイヤにおいて、溝は、溝の底部と一体に作られたテキスチャを有し、テキスチャは、複数の要素を組織化して配列したものであり、該配列体の要素の全てまたは幾つかは、単一の基本要素、例えばストランドまたは薄板状体を繰り返し並べたものであり、テキスチャは、摩耗インジケータを包囲するとともに摩耗インジケータの接触フェースとコントラストをなしていることを特徴とするタイヤを提供する。
したがって、溝のテキスチャ付き表面は、光を吸収する。コントラストによって、摩耗インジケータの滑らかな表面は、光の良好な反射を可能にする。これにより、2つの表面相互の事実上のコントラストが生じて摩耗インジケータが見やすくなる。かくして、ユーザは、自分のタイヤの摩耗インジケータを確認しまたはその存在場所を容易に突き止めることができ、それによりタイヤの摩耗を点検するのに時間がかからなくなる。
有利には、テキスチャは、第1の明度(L*1)と呼ばれている明度を有し、摩耗インジケータの接触フェースは、第2の明度(L*2)と呼ばれている明度を有し、第1の明度と第2の明度の明度差は、少なくとも5明度ユニット(0から100までの範囲の尺度で)である。明度のかかる差により、ユーザが見やすくなるコントラスト効果を生じさせることができる。このコントラスト効果は、有利には、コントラスト効果なしのトレッド上に従来見出すことが困難な特定の箇所、例えば摩耗インジケータの存在場所を突き止めるのに役立ちうる。
第1の明度(L*1)は、5〜18ユニット、好ましくは8〜16ユニットである。これらの値は、入射光を良好に吸収するよう黒色に近づく傾向がある。
接触フェースの明度(または第2の明度)は、20〜35ユニットである。これらの値は、入射光を良好に反射するよう白色に近くなる傾向がある。
有利な実施形態によれば、摩耗インジケータは、摩耗インジケータの接触フェースを底部に連結した少なくとも1つの側方フェースを有し、側方フェースは、テキスチャを備えていない。テキスチャ付き側方フェースは、溝内の摩耗インジケータの視認性を向上させるのを助ける。
別の有利な実施形態では、溝は、テキスチャを備えたゾーンと摩耗インジケータの側方フェースとの間に設けられたテキスチャなしゾーンを有し、テキスチャなしゾーンは、3〜10mmの長さを有する。
かかるゾーンは、有利には、測定ゾーンとしての役目を果たし、それにより例えばモールドを出た際の点検ステップ中に摩耗インジケータの高さHが法律を遵守しているかどうかを確認しやすくなる。測定ゾーンのテキスチャなし外観により、摩耗インジケータの高さHを正確かつ信頼性をもって点検することが可能である。
変形例として、テキスチャは、溝の底部に対して引っ込められている。かかる引っ込み配置は、水の流れが乱される恐れを減少させるが、摩耗インジケータの高さHの計測または測定を妨げることはない。
定義
「タイヤ」は、内部圧力を受けるにせよそうでないにせよいずれにせよ、あらゆる形式の弾性トレッドを意味している。
「ゴム材料」は、ジエンエラストマー、即ち、知られているように、ジエンモノマー(モノマーは、2つの共役または非共役炭素‐炭素二重結合を有する)を少なくとも部分的に主成分とする(即ち、ホモポリマーまたはコポリマーである)エラストマーを意味している。
タイヤの「トレッド」は、側方の表面および2つの主要な表面によって画定されたある量のゴム材料を意味し、2つの主要な表面のうち一方は、トレッド表面と呼ばれていて、タイヤが駆動されているときに路面に接触するようになっている。
タイヤの「サイドウォール」は、タイヤの側方の表面を意味し、この表面は、タイヤのトレッドとこのタイヤのトレッドのビードとの間に配置されている。
「テキスチャ」は、複数の要素の組織化された配列体を意味し、この配列体の要素の全てまたは何割かは、同一の基本要素、例えばストランドまたは薄板状体を繰り返し並べたものである。
「ストランド」は、糸状の要素を意味し、この糸状要素の高さは、ストランドの平均断面積と同一の表面積を有する円板の直径の少なくとも2倍に等しい。
「薄板状体」は、長さが高さの少なくとも2倍に等しい細長いストランドを意味している。
「明度」または「輝度」は、程度の差はあれ光を反射する表面を特徴付けるパラメータを意味している。明度は、国際照明委員会(International Commission on Illumination:CIE)によって1976年に採用されたL***色モデルまたは等色空間に従って0から100までの範囲にある尺度を用いて表される。値100は、白色または全反射を表し、値0は、黒色または全吸収を表している。この色モデルでは、a*およびb*は、色度座標である。L***色モデルもまた、色度図を定める。この図では、a*およびb*は、色の方向を指示し、+a*は、赤色に向かって進み、−a*は、緑色に向かって進み、+b*は、黄色に向かって進み、−b*は、青色に向かって進む。色度図の中心は、無色である。彩度は、値a*およびb*が高くなるにつれて、かくして色度図の中心からの距離が増すに連れて増大する。
実施形態の細部の全てが以下の説明で与えられており、この説明は、図1〜図11によって補完され、これらの図は、非限定的な例によって与えられているに過ぎない。
本発明のタイヤのトレッドの部分図である。 本発明の摩耗インジケータの実施例の断面図である。 図2の摩耗インジケータの変形実施形態の断面図である。 テキスチャなし摩耗インジケータの一実施例の断面図であり、このテキスチャなし摩耗インジケータが同様にテキスチャなしである測定ゾーンによって包囲されている図である。 テキスチャなし摩耗インジケータの一実施例の断面図であり、このテキスチャなし摩耗インジケータがテキスチャ付き溝内に挿入されている図である。 テキスチャがストランドの形態をした突出要素を有する第1の例示の実施形態としての溝のテキスチャの一部を示す図である。 テキスチャが薄板状体の形態をした突出要素を有する第2の例示の実施形態としての溝のテキスチャの一部を示す図である。 テキスチャが平行六面体の形態をした突出要素を有する第3の例示の実施形態としての溝のテキスチャの一部を示す図である。 テキスチャが、突出要素相互の形状および距離が可変である突出要素を有する第2の例示の実施形態としての溝のテキスチャの一部を示す図である。 テキスチャがこの実施例では円錐形である引っ込み要素を有する第5の例示の実施形態としての溝のテキスチャの一部を示す図である。 図10のテキスチャの凹み要素の空所の拡大図である。
図1は、タイヤ1のトレッド8の一部分の略図である。トレッド8は、トレッドパターンのトップ9で構成されていて路面に接触する表面を備えている。タイヤ1のトレッドパターンのボトムまたはベース10は、溝2または畦状凹みを形成している。溝2は、摩耗インジケータ3を位置決めするためのハウジングとして作用する。溝2は、特定の機能に適合するために種々の仕方で配置されても良い。図示の実施例では、溝2は、周方向であり、これら溝は、溝底部10のところにテキスチャ4を備えている。かかる覆いは、数多くの機能的および視覚的利点を有する。しかしながら、摩耗インジケータ3の視認性に悪影響をおよぼす可能性が多分にある。したがって、本発明によれば、図示のように、摩耗インジケータ3、特に摩耗インジケータの接触フェース7は、有利には、テキスチャなしであり、かかる接触フェースは、テキスチャ付き畦状凹みの隣接の表面と明度に関してコントラストをなす表面を備えている。畦状凹みの底部と摩耗インジケータ3とのコントラスト効果により、摩耗インジケータは、明確に視認できるようになり、これら摩耗インジケータの存在場所を突き止めるのは容易になる。かかる特徴は、視認性が制限される状況にトレッド8があるときに特に有利である。
図2に示されているように、テキスチャなし摩耗インジケータ3は、テキスチャ4を備えた溝2内に配置されている。摩耗インジケータ3にテキスチャがないことにより、テキスチャ付き溝2に対して強調されたコントラストを作ることができる。
摩耗インジケータ3は、テキスチャ付き表面、例えば側方フェース6を有するのが良い。図3は、かかる例示の実施形態を示している。しかしながら、摩耗インジケータの接触フェース7(または機能的部分)は、テキスチャなしであることが好ましく、その結果、溝のテキスチャ4とのコントラストが強調されるようになる。テキスチャなし摩耗インジケータ3をテキスチャ付き溝4中に組み込むことにより、コントラスト効果により特に明度によって摩耗インジケータ3の視認性を強調させるという作用効果が得られる。かくして、摩耗インジケータ3は、より明確に視認できる。
上述のコントラスト効果は、テキスチャを備えたゾーンの明度がテキスチャなしゾーンの明度よりも低いことに起因して生じる。テキスチャ4の種々の配列または形態により、かかる作用効果を生じさせることができ、これについては、図6〜図11を参照して以下において説明する。
明度を測定する適当な器械は、Konica-Minolta CM 700D型分光比色計(登録商標)である。この器械は、
‐溝のゾーン(テキスチャで覆われたゾーン、テキスチャで覆われていないゾーン)の明度L*1,L*2
‐赤色と緑色との間の第1の色あいを定める成分a*
‐黄色と青色との間の第2の色あいを定める成分b*を測定するのに適している。
かかる器械は、測定されるべきタイヤの部分上に位置決めされ、この器械は、テキスチャに対する3つのパラメータL*、a*およびb*の値を与える。これら測定値は、特に10°の角度をなして設定されかつD65型光設定値(CIEによって定められた設定値)を備えた“SCI(specular component included:反射成分を含む)モードを用いて取られる。この器械により、溝4のテキスチャの明度が測定され、次に、これを摩耗インジケータのテキスチャなし部分の明度と比較する。
上述した溝4の底部のところの摩耗インジケータ3の視認性を促進する構成を任意形式のタイヤ1のために使用できるので有利である。
図4および図5は、本発明の摩耗インジケータ3の別の実施形態の概略断面図である。テキスチャなしゾーン5がタイヤの製造プロセス中、摩耗インジケータを点検するステップの際に摩耗インジケータ3の高さHを信頼性を持ってかつ繰り返し極めて正確に測定することができるようにするために摩耗インジケータ3のすぐ近くで離れたままになっている。図4の例示の実施形態では、溝10の底部に位置するテキスチャのベースは、摩耗インジケータ3に隣接して位置する測定ゾーン5と同一の半径方向位置に配置されている。図5の実施例では、溝内のテキスチャのトップは、摩耗インジケータ3に隣接して位置する測定ゾーン5と同一の半径方向位置に配置されている。これら2つの例示の実施形態では、測定ゾーンは、実質的に平坦でありかつテキスチャなしである。
図6〜図11は、本発明にしたがって溝2内に配置できるテキスチャ4の実施例を示している。
図6は、テキスチャが複数のストランド11を有する実施形態を示している。ストランド11は、1mm2)当たり少なくとも1本のストランドに等しい密度でテキスチャ全体にわたって分布して配置され、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面積Sを有している。注目されるように、各ストランドの平均断面積は、ストランドの基部から一定間隔で測定された断面積Sの平均値に一致している。ストランドは、これらストランドの高さHbにわたって減少する断面積を備えた全体として円錐形の形を有している。
図7は、テキスチャが複数の相互に平行なブレード12を有する実施形態を示しており、このテキスチャ中のブレード12の間隔は、多くとも0.5mmに等しく、各ブレード12は、0.02mm〜0.5mmの平均幅を有する。注目されるように、平均幅は、ブレードの高さHlにわたって一定間隔で測定された幅lの平均値に一致し、各ブレードの高さは、0.05mm〜0.5mmである。
別の変形実施形態では、テキスチャは、ストランド11とブレード12の組み合わせを有する。
本発明は、上述するとともに図示した実施例には限定されず、本発明の範囲から逸脱することなくこれら実施例の種々の改造を行うことができる。かくして、別の非限定的な変形実施形態によれば、図7のブレード12は、不連続であっても良い。これらブレードは、相互に平坦な部分を有する。これらブレードはまた、相互間に断面の差を有しても良い。加うるに、ブレードは、特にこれらの長さに沿って曲線または角度を有しても良い。これらブレードは、可変長さを有しても良い。
図8の実施例では、テキスチャは、0.05mm〜0.5mmの辺長さCおよび0.05mm〜0.5mmの高さHpを有する平行六面体断面13を有し、テキスチャ中の2つの隣り合う空所相互間の距離Dpは、0.05mm〜0.5mmである。変形例として、テキスチャの断面は、円形、多角形(例えば、六角形)であって良い。正方形または多角形構造により、これら要素を互いに対して容易に組織化して要素相互間の中間ゾーンの表面積を制限することが可能である。
図9の変形例では、要素14は、相互に可変の形状および距離を有する。この変形例により、テキスチャ4の細部を見えにくくすることができる。
図10は、別の非限定的な変形例によるテキスチャを示している。この変形例では、テキスチャは、複数の空所16によって形成されている。空所16は、この場合、表面の深さ中へ延びるとともにこの表面上に開口した円錐の形をしており、円形開口部15を形成している。かくして、空所16は、深さにつれて減少する断面を有する。注目されるように、この変形例では、空所16の開口部15は互いに接触していない。開口部15は、中間ゾーン17によって互いに隔てられている。さらに、開口部15は、各開口部15相互間の距離dが全体としてほぼ同じであるように規則的に分布して配置されている。
図11は、図10のテキスチャの拡大図である。この場合、空所の全てまたは幾つかは、少なくとも1つの壁18を有し、かかる壁18は、断面で見て、テキスチャに垂直な方向Zに対して10°〜60°の角度βをなしている。
上記において与えられた図およびこれらの説明は、本発明を説明するものであって、本発明を限定するものではない。
特許請求の範囲に記載された参照符号は、全てが本発明を限定するものではない。原文明細書に記載された動詞“comprise”(訳文では、「〜を有する」または「〜を含む」としている場合が多い)および“have”(訳文では、「〜を備える」または「〜を有する」としている場合が多い)は、特許請求の範囲に記載された要素以外の要素の存在を排除するものではない。
1 タイヤ
2 溝
3 摩耗インジケータ
4 テキスチャ
5 テキスチャなしゾーン
6 摩耗インジケータのフェース
7 摩耗インジケータの接触フェース
8 トレッド
9 トレッドパターンのトップ
10 溝の底部
11 ストランド
12 ブレード
13 平行六面体断面
14 突出要素
15 開口部
16 空所
17 中間ゾーン
18 空所壁

Claims (10)

  1. トレッド(8)を有するタイヤ(1)であって、前記タイヤは、少なくとも1本の溝(2)と、前記溝(2)内に設けられた少なくとも1つの摩耗インジケータ(3)とを有し、前記摩耗インジケータは、前記タイヤが摩耗限度に達したときに路面に接触するようになった接触フェース(7)を有する、タイヤ(1)において、前記溝(2)は、前記溝(2)の底部(10)と一体に作られたテキスチャ(4)を有し、前記テキスチャ(4)は、複数の要素を組織化して配列したものであり、該配列体の前記要素の全てまたは幾つかは、単一の基本要素、例えばストランドまたは薄板状体を繰り返し並べたものであり、前記テキスチャ(4)は、前記摩耗インジケータ(3)を包囲するとともに前記摩耗インジケータの前記接触フェース(7)とコントラストをなしている、タイヤ(1)。
  2. 前記テキスチャ(4)は、第1の明度(L*1)と呼ばれている明度を有し、前記摩耗インジケータの前記接触フェース(7)は、第2の明度(L*2)と呼ばれている明度を有し、前記第1の明度と前記第2の明度の明度差は、少なくとも5明度ユニットである、請求項1記載のタイヤ(1)。
  3. 前記第1の明度(L*1)は、5〜18ユニット、好ましくは8〜16ユニットである、請求項2記載のタイヤ(1)。
  4. 前記接触フェース(7)の明度は、20〜35ユニットである、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  5. 前記摩耗インジケータ(3)は、前記摩耗インジケータの前記接触フェース(7)を前記底部(10)に連結した少なくとも1つの側方フェース(6)を有し、前記側方フェース(6)は、前記テキスチャ(4)を備えていない、請求項1〜4のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  6. 前記溝(4)は、テキスチャ(4)を備えたゾーンと前記摩耗インジケータの側方フェース(6)との間に設けられたテキスチャなしゾーン(5)を有し、前記テキスチャなしゾーン(5)は、3〜10mmの長さを有する、請求項5記載のタイヤ(1)。
  7. 前記テキスチャ(4)は、複数のストランド(11)から成り、前記ストランド(11)は、1mm2当たり少なくとも1本のストランドに等しい密度で前記テキスチャ中に分布して配置され、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面積Sを有する、請求項1〜6のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  8. 前記テキスチャ(4)は、複数の相互に平行なブレード(12)から成り、前記テキスチャ(4)中の前記ブレード(12)の間隔は、多くとも0.5mmに等しく、各ブレード(12)は、0.02mm〜0.5mmの平均幅を有する、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  9. 前記テキスチャは、0.05mm〜0.5mmの辺長さCおよび0.05mm〜0.5mmの高さHpを備えた平行六面体断面(13)を有する、請求項1〜8のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  10. 前記テキスチャ(4)は、複数の空所(16)のによって形成され、前記空所(16)は、円錐の形をしており、前記空所は、前記表面の深さ中に延びるとともに前記表面上に開口し、円形開口部(15)を形成している、請求項1〜9のうちいずれか一に記載のタイヤ。
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