JP2018203501A - ワイヤロープ清掃器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤロープの付着物を適切に除去し得るワイヤロープ清掃器を提供する。【解決手段】ワイヤロープの付着物を除去するワイヤロープ清掃器であって、ワイヤロープの付着物を除去するためのワイヤロープが通過可能な第1の孔部を有する第1の清掃部と、第1の孔部よりワイヤロープに全体的または部分的に近接する内部構造を含み、第1の孔部を通過した後のワイヤロープの付着物を除去するためのワイヤロープが通過可能な第2の孔部を有する第2の清掃部と、を設けるようにした。【選択図】図1

Description

本発明はワイヤロープ清掃器に関し、例えばエレベーターに用いられるワイヤロープに適用して好適なものである。
一般に、エレベーター、リフト、ケーブルカー、クレーン等に使用されているワイヤロープは、ストランドと呼ばれる複数本の鋼線を撚ったものを複数撚り合わせて構成されているため、長手方向に螺旋状に溝のある構造になっている。
ワイヤロープには、摩耗、錆防止等を目的として油が塗布されているが、経年的に使用する場合、ワイヤロープ表面に埃、砂などのゴミの付着、ワイヤロープに塗布された油の硬化等が発生するため、ゴミ、油などを除去して新しい油を塗布する必要がある。清掃の際にはワイヤロープ全周にわたって表面の螺旋状の溝から油を除去する必要があるため、作業に多大な時間がかかっている。
この点、ワイヤロープ表面の油を除去する技術として、ワイヤロープ表面の溝部に噛み合うワイヤロープ表面の清掃部を有し、ワイヤロープの送り出しにより清掃部がワイヤロープの周方向に回転しながらワイヤロープ表面を清掃する技術が開示されている(特許文献1参照。)。
特開2016−188126号公報
上記の特許文献1に係る技術では、ワイヤロープ表面にゴミ、油などが多量に付着している場合、清掃部の目詰まりによる回転不足により、清掃効果を十分に得ることができないという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ワイヤロープの付着物を適切に除去し得るワイヤロープ清掃器を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、ワイヤロープの付着物を除去するワイヤロープ清掃器であって、前記ワイヤロープの付着物を除去するための前記ワイヤロープが通過可能な第1の孔部を有する第1の清掃部と、前記第1の孔部より前記ワイヤロープに全体的または部分的に近接する内部構造を含み、前記第1の孔部を通過した後の前記ワイヤロープの付着物を除去するための前記ワイヤロープが通過可能な第2の孔部を有する第2の清掃部と、を設けるようにした。
上記構成によれば、例えば、ワイヤロープに多量の付着物がある場合であっても、第1の清掃部で大まかに付着物を除去した後、第2の清掃部で細かに付着物を除去するというように、多段式の清掃が行われるので、ワイヤロープの清掃効果を十分に確保し、効率よくワイヤロープの清掃を実施することができる。
本発明によれば、ワイヤロープの付着物を適切に除去し得るワイヤロープ清掃器を実現することができる。
第1の実施の形態によるワイヤロープ清掃器の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるワイヤロープ清掃器の一部を分解したときの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による外周清掃部の構成と外周清掃部を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。 第1の実施の形態による粗仕上げ用溝清掃部の構成と粗仕上げ用溝清掃部を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。 第1の実施の形態による本仕上げ用溝清掃部の構成と本仕上げ用溝清掃部を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。 第1の実施の形態によるエレベーターにおけるワイヤロープ清掃器の設置例を示す概念図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として第1の実施の形態によるワイヤロープ清掃器を示す。ワイヤロープ清掃器1は、清掃部2、清掃部2を効率よく回転させるための軸受け部3を有する回転支持部4、および清掃部2と回転支持部4とを支持するための本体支持部5を備える。かかるワイヤロープ清掃器1は、エレベーターのワイヤロープ6に取り付けられ、ワイヤロープ6を清掃する。
より具体的には、清掃部2は、ワイヤロープ6の表面6Aを清掃可能な外周清掃部7、ワイヤロープ6の溝部6Bの第1の深さまで清掃可能な粗仕上げ用溝清掃部8、上記第1の深さより深い第2の深さまで(粗仕上げ用溝清掃部8よりワイヤロープ6に密着して)清掃可能な本仕上げ用溝清掃部9を備える。
かかる清掃部2では、外周清掃部7、粗仕上げ用溝清掃部8、および本仕上げ用溝清掃部9により多段式の清掃が行われる。例えば、外周清掃部7は、ワイヤロープ6の表面6Aに付着した油、ゴミ等の付着物を除去し、粗仕上げ用溝清掃部8は、外周清掃部7を通過したワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに付着した油、ゴミ等を除去し、本仕上げ用溝清掃部9は、粗仕上げ用溝清掃部8を通過したワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに付着した油、ゴミ等を除去する。なお、清掃部2は、ワイヤロープ6を損傷させないように、プラスチック、ウレタン樹脂などにより形成される。
図2は、ワイヤロープ清掃器1の一部を分解したときの構成を示す斜視図である。
ワイヤロープ清掃器1を構成する清掃部2、回転支持部4、および本体支持部5の各々は、複数に分解(半割、四分割など)可能な構造を有する。かかる構造によれば、ワイヤロープ6の任意の場所にワイヤロープ清掃器1を取付可能となる。なお、本実施の形態では、本体支持部5、回転支持部4、清掃部2の順に、ワイヤロープ6に取付けられる。また、清掃部2においては、本仕上げ用溝清掃部9、粗仕上げ用溝清掃部8、外周清掃部7の順に、ワイヤロープ6に取付けられる。
図3は、外周清掃部7の構成と外周清掃部7を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。
外周清掃部7は、ワイヤロープ6に容易に取付可能とするため、半割部材7Aおよび半割部材7Bによる半割構造を有し、半割部材7Aおよび半割部材7Bを固定するための固定部7Cを備える。半割部材7Aおよび半割部材7Bは、ワイヤロープ6を挟んで嵌め合わされる。また、固定部7Cには、図示しない固定部材(面ファスナー、ゴムバンド等)が巻き付けられ、半割部材7Aおよび半割部材7Bが嵌め合わされた状態で固定される。
また外周清掃部7は、ワイヤロープ6が通過可能な孔部7Dを有し、孔部7Dの一端部(ワイヤロープ6の通過方向と反対側の前部)には、ワイヤロープ6に付着した油、ゴミ等をこそぎ落とす内部構造7Eが設けられる。孔部7Dの内部構造7Eにおける直径(外周清掃部7における最も狭い内径)は、清掃の対象とするワイヤロープ6の断面の外接円の直径と同径であり、孔部7Dは、ワイヤロープ6を通過させた際にワイヤロープ6外周に接しながら、ワイヤロープ6の表面6Aに付着した油、ゴミ等をこそぎ落とす(除去する)。
また外周清掃部7は、他の清掃部2の凹部と連結するための多段式構造の凸部7Fを上記一端部に有し、他の清掃部2の凸部と連結するための凹部7Gを他端部に有すると共に、連結された他の清掃部2によってこそぎ落とされた油、ゴミ等を排出するための排出口7H,7Iを2つずつ備える。なお、排出口7Iは、半割部材7Aおよび半割部材7Bを容易に分解(分割)可能とするため、半割部材7Aおよび半割部材7Bが係合する部分を切り欠いて形成される。
図4は、粗仕上げ用溝清掃部8の構成と粗仕上げ用溝清掃部8を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。
粗仕上げ用溝清掃部8は、ワイヤロープ6に容易に取付可能とするため、半割部材8Aおよび半割部材8Bによる半割構造を有し、半割部材8Aおよび半割部材8Bを固定するための固定部8Cを備える。半割部材8Aおよび半割部材8Bは、ワイヤロープ6を挟んで嵌め合わされる。また、固定部8Cには、図示しない固定部材(面ファスナー、ゴムバンド等)が巻き付けられ、半割部材8Aおよび半割部材8Bが嵌め合わされた状態で固定される。
また粗仕上げ用溝清掃部8は、ワイヤロープ6が通過可能な孔部8Dを有し、孔部8Dの一端部(ワイヤロープ6の通過方向と反対側の前部)には、外周清掃部7で清掃が漏れたワイヤロープ6の外周に付着した油、ゴミ等をこそぎ落し、かつワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに付着した油、ゴミ等をこそぎ落す内部構造8Eが設けられる。内部構造8Eは、例えば、ワイヤロープ6の外周の凹凸に合わせて型抜きされた形状であり、内部構造8Eには、ワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに合わせた突起部が設けられる。清掃の際にワイヤロープ6を通過させた場合、ワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに沿って粗仕上げ用溝清掃部8が回転しながら、ワイヤロープ6の表面6Aおよび溝部6Bの油、ゴミ等をこそぎ落とす。つまり、内部構造8Eには、ワイヤロープ6の送り出しまたは巻き取り動作に合わせてワイヤロープ6の周方向に粗仕上げ用溝清掃部8が回転するように、ワイヤロープ6に係合する係合部が設けられ、係合部によりワイヤロープ6の表面6Aおよび溝部6Bの付着物が除去される。
また粗仕上げ用溝清掃部8は、他の清掃部2の凹部と連結するための多段式構造の凸部8Fを上記一端部に有し、他の清掃部2の凸部と連結するための凹部8Gを他端部に有すると共に、連結された他の清掃部2によってこそぎ落とされた油、ゴミ等を排出するための排出口8H,8Iを2つずつ備える。なお、排出口8Iは、半割部材8Aおよび半割部材8Bを容易に分解(分割)可能とするため、半割部材8Aおよび半割部材8Bが係合する部分を切り欠いて形成される。
図5は、本仕上げ用溝清掃部9の構成と本仕上げ用溝清掃部9を分解したときの構成の一部とを示す斜視図である。
本仕上げ用溝清掃部9は、ワイヤロープ6に容易に取付可能とするため、4分割部材9A,9B,9C,9Dによる4分割構造を有し、4分割部材9A,9B,9C,9Dを固定するための固定部9Eを備える。4分割部材9A,9B,9C,9Dは、ワイヤロープ6を挟んで嵌め合わされる。また、固定部9Eには、図示しない固定部材(面ファスナー、ゴムバンド等)が巻き付けられ、4分割部材9A,9B,9C,9Dが嵌め合わされた状態で固定される。
また本仕上げ用溝清掃部9は、ワイヤロープ6が通過可能な孔部9Fを有し、孔部9Fの一端部(ワイヤロープ6の通過方向と反対側の前部)には、粗仕上げ用溝清掃部8で清掃が漏れたワイヤロープ6の外周に付着した油、ゴミ等をこそぎ落し、かつワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに付着した油、ゴミ等をこそぎ落す内部構造9Gが設けられる。内部構造9Gは、例えば、ワイヤロープ6の外周の凹凸に合わせて型抜きされた形状であり、内部構造9Gには、ワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに合わせた突起部であって、粗仕上げ用溝清掃部8に比べてワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bにさらに密着する突起部(粗仕上げ用溝清掃部8に比べて溝部6Bとのすき間がより小さくなるように形成された突起部)が設けられる。清掃の際にワイヤロープ6を通過させた場合、ワイヤロープ6の螺旋状の溝部6Bに沿って本仕上げ用溝清掃部9が回転しながら、ワイヤロープ6の表面6Aおよび溝部6Bに付着した油、ゴミ等をこそぎ落とす。つまり、内部構造9Gには、ワイヤロープ6の送り出しまたは巻き取り動作に合わせてワイヤロープ6の周方向に本仕上げ用溝清掃部9が回転するように、ワイヤロープ6に係合する係合部が設けられ、本係合部は、粗仕上げ用溝清掃部8の係合部よりもワイヤロープ6に密着し、本係合部によりワイヤロープ6の表面6Aおよび溝部6Bの付着物が除去される。なお、ワイヤロープ6の密着度が高い本仕上げ用溝清掃部9については、4分割構造とすることで、ワイヤロープ6への取り付けを容易に行うことができる。
また本仕上げ用溝清掃部9は、他の清掃部2の凹部と連結するための多段式構造の凸部9Hを上記一端部に有すると共に、4分割部材9A,9B,9C,9Dを容易に分解(分割)可能とするため、4分割部材9A,9B,9C,9Dが係合する部分を切り欠いて形成される分解支援部9Iを有する。
なお、外周清掃部7の半割部材7A,7B、粗仕上げ用溝清掃部8の半割部材8A,8B、本仕上げ用溝清掃部9の4分割部材9A,9B,9C,9Dについては、誤った嵌め合わせが行われないように、嵌め合わせのための突起物および挿入口の位置、大きさ、形が部材の種類に応じて異なるように構成されている。
図6は、エレベーター20におけるワイヤロープ清掃器1の設置例を示す。
エレベーター20は、乗りかご21および釣合錘22を備える。乗りかご21および釣合錘22は、昇降路23の上部に設けられた機械室24の巻上機25を介して主ロープ26でつるべ式に懸垂され、それぞれ昇降路23の壁に固定配置された図示しない乗りかご用ガイドレールおよび図示しない釣合錘用ガイドレールに沿って昇降する。巻上機25は、乗りかご21を昇降駆動する昇降機構であり、乗りかご21の昇降運転を制御する図示しない制御盤と共に機械室24に設置される。また乗りかご21の底部および釣合錘22の底部には、主ロープ26の重量差を補償するコンペンロープ27が、枠28により回転可能に支持されるコンペンプーリ29を介して連結されている。
コンペンロープ27の清掃時、作業員は、コンペンロープ27の汚れに応じて少なくとも1つ以上の清掃部2を選定して取り付けたワイヤロープ清掃器1を枠28上に設置する。そして、コンペンロープ27を清掃部2から本体支持部5の方向へ移動するようにエレベーター20を動作させ、コンペンロープ27と共に移動する油、ゴミ等を清掃部2に通過させることでこそぎ落とす。
上記構成によれば、例えば、外周清掃部7、粗仕上げ用溝清掃部8、および本仕上げ用溝清掃部9の2つ以上の清掃部2を組み合わせて、ワイヤロープ6の表面6A、溝部6Bというように段階的に油、ゴミ等を除去することで、ワイヤロープ6に多量の油、ゴミ等がある場合にも目詰まりによる回転不足を防止し、清掃効率の向上が可能となる。
また上記構成によれば、ワイヤロープ6の汚れ具合に応じて清掃部2を自在に組み合わせることができるので、ワイヤロープ6を適切に清掃することができる。
また上記構成によれば、仮に目詰まりが生じた場合でも、固定部材が外れる、ちぎれる、伸びる等することにより、清掃部2を破損してしまう事態を低減することができる。
(2)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をエレベーターに用いられるワイヤロープに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、機械、建設、船舶、漁業、林業、鉱業、索道などに用いられるこの他種々のロープに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、外周清掃部として外周清掃部7を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外周清掃部として外周清掃部7とは内径が異なる複数の外周清掃部を設けるようにしてもよい。例えば、外周清掃部7よりも内径が大きい第1の内径である中型外周清掃部、中型外周清掃部よりも内径が大きい第2の内径である大型外周清掃部、大型外周清掃部よりも内径が大きい第3の内径である極大型外周清掃部を設けてもよい。つまり、外周清掃部の内径(孔部)は、ワイヤロープの外周の付着物を除去するように、ワイヤロープの外接円の直径以上の直径を有するものである。
また上述の実施の形態においては、外周清掃部と溝清掃部とを組み合わせた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、内径の異なる外周清掃部のみを組み合わせてもよいし、係合部(突起部)の寸法が異なる溝清掃部のみを組み合わせてもよい。
また上述の実施の形態においては、外周清掃部7、粗仕上げ用溝清掃部8、および本仕上げ用溝清掃部9を互いに連結可能な場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ワイヤロープ6の付着物を段階的に除去できるように複数種類の清掃器が予め一体となって構成されていてもよい。
また上述の実施の形態においては、外周清掃部7が排出口7H,7Iを2つずつ備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外周清掃部7は、排出口を1つ備えるようにしてもよいし、排出口をその他の数だけ備えるようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、粗仕上げ用溝清掃部8が排出口8H,8Iを2つずつ備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、粗仕上げ用溝清掃部8は、排出口を1つ備えるようにしてもよいし、排出口をその他の数だけ備えるようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、本仕上げ用溝清掃部9は、上述の構成に限られるものではなく、他の清掃部2の凸部と連結するための凹部を他端部に有し、連結された他の清掃部2によってこそぎ落とされた油、ゴミ等を排出するための排出口を他端部に有してもよい。この場合、分解支援部9Iが排出口を兼ねるように構成してもよい。
なお、排出口の形状、寸法、設置位置については、適宜に採用可能である。
また上述の実施の形態においては、外周清掃部7が排出口7H,7Iが備え、粗仕上げ用溝清掃部8が排出口8H,8Iを備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外周清掃部7および粗仕上げ用溝清掃部8(清掃部2)は、排出口を備えなくてもよい。この場合、第1の清掃部2と、第1の清掃部2に続いて設けられる第2の清掃部との間に、第2の清掃部2によってこそぎ落とされた付着物を排出するための排出部が設けられることが好適である。例えば、外周清掃部7と粗仕上げ用溝清掃部8との間に、粗仕上げ用溝清掃部8によってこそぎ落とされた油、ゴミ等を排出するための排出部が設けられ、粗仕上げ用溝清掃部8と本仕上げ用溝清掃部9との間に、本仕上げ用溝清掃部9によってこそぎ落とされた油、ゴミ等を排出するための排出部が設けられる。なお、排出部の形状、寸法、設置位置については、適宜に採用可能である。
また上述の実施の形態においては、複数の清掃部を組み合わせる場合について述べたが、清掃部の識別を容易にすべく、清掃部ごとにまたは清掃部の種類(外周清掃部、溝清掃部)ごとに色を異ならせてもよい。また、ワイヤロープの清掃後に、ワイヤロープ清掃器1の取り忘れを回避すべく、清掃部の色を目立つ色とすることが好適である。なお、清掃部にテープなどを貼ってもよいし、清掃部に色を付けてもよいし、その他の方法を用いて清掃部の色を目立つ色としてもよい。
また上述の実施の形態においては、ワイヤロープ清掃器1をコンペンロープ27に装着した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ワイヤロープ清掃器1を主ロープ26に装着するようにしてもよい。この場合、ワイヤロープ清掃器1を機械室24に設けることができる。
また上述の実施の形態においては、ワイヤロープ清掃器1が回転支持部4および本体支持部5を備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、回転支持部4を設けずに、本体支持部5が軸受け部3を有する等して清掃部2を回転(回動)可能に支持するものとしてもよい。
上述のように、本発明に係るワイヤロープ清掃器は、例えば、ワイヤロープが通過可能な第1の孔部を有する第1の清掃部(外周清掃部、溝清掃部等)と、第1の孔部よりワイヤロープに全体的に近接する内部構造(例えば、外周清掃部の内部構造)、または部分的に近接する内部構造(例えば、突起部を含む溝清掃部の内部構造)を含み、ワイヤロープが通過可能な第2の孔部を有する第2の清掃部(例えば、第1の清掃部が外周清掃部である場合、第1の清掃部よりも内径の小さい外周清掃部または溝清掃部、第1の清掃部が溝清掃部である場合、第1の溝清掃部の係合部よりもワイヤロープにより密着する係合部を有する溝清掃部)と、を備えることを特徴とする。
1……ワイヤロープ清掃器、2……清掃部、3……軸受け部、4……回転支持部、5……本体支持部、6……ワイヤロープ、7……外周清掃部、8……粗仕上げ用溝清掃部、9……本仕上げ用溝清掃部。

Claims (5)

  1. ワイヤロープの付着物を除去するワイヤロープ清掃器であって、
    前記ワイヤロープの付着物を除去するための前記ワイヤロープが通過可能な第1の孔部を有する第1の清掃部と、
    前記第1の孔部より前記ワイヤロープに全体的または部分的に近接する内部構造を含み、前記第1の孔部を通過した後の前記ワイヤロープの付着物を除去するための前記ワイヤロープが通過可能な第2の孔部を有する第2の清掃部と、
    を備えることを特徴とするワイヤロープ清掃器。
  2. 前記第1の孔部は、前記ワイヤロープの外周の付着物を除去するように、前記ワイヤロープの外接円の直径以上の直径を有し、
    前記第2の孔部は、前記ワイヤロープの溝の付着物を除去するように、前記ワイヤロープに係合する係合部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープ清掃器。
  3. 前記第2の清掃部を回転可能に支持する本体支持部を備え、
    前記第2の清掃部は、前記ワイヤロープの送り出しまたは巻き取り動作に合わせて、前記ワイヤロープの周方向に回転しながら前記ワイヤロープの溝の付着物を除去する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤロープ清掃器。
  4. 前記第1の清掃部に前記第2の清掃部を連結可能であり、
    前記第1の清掃部は、前記第2の清掃部で除去された付着物を排出する排出口を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープ清掃器。
  5. 前記第1の清掃部は、複数の第1の部材に分解可能であり、
    前記複数の第1の部材の各々は、前記ワイヤロープを挟んで固定部材により固定され、
    前記第2の清掃部は、複数の第2の部材に分解可能であり、
    前記複数の第2の部材の各々は、前記ワイヤロープを挟んで固定部材により固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープ清掃器。
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