JP2018203450A - 画像読取装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の斜行量に応じて、ユーザの意図に反しない斜行補正を好適に行う仕組みを提供する。【解決手段】本実施形態に係る画像読取装置は、読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する。また、本画像読取装置は、選択された斜行補正モードに応じて、読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する。【選択図】 図3

Description

本発明は、画像読取装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、複写機等に使用される原稿読取装置には、原稿搬送装置により原稿を1ページずつ原稿台ガラス上に搬送し、その搬送路に肯定して設けられたイメージセンサによって原稿の画像が読み取られる、いわゆる「流し読み」を行うものが知られている。この流し読みでは、傾いた状態で搬送された原稿を読み取ると、原稿画像が傾いて読み取られてしまう問題がある。このような問題を解決するために、原稿の傾き及び位置を検出し、検出した結果から原稿の傾き及び位置を調整する、いわゆる原稿の幾何補正を行うものがある。
当該幾何補正には、メモリ容量等の制限により、大きく傾いた原稿に対して補正可能な角度が限定されてしまうことがある。そこで、特許文献1では、斜行補正用のメモリの容量、変倍率及び原稿サイズから最大補正角度を演算し、原稿が最大補正角度よりも大きく傾いた時には最大角度の警告を表示する技術が提案されている。
特開2000−244728号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。原稿の幾何補正を行うための画像データの処理は、画像データをメモリに記憶し、メモリに記憶された画像データを随時処理していくことで行われる。よって処理される画像データを記憶しておくメモリ容量により、幾何補正を行う幾何補正量が制限される。しかし、原稿はユーザによって原稿台に載置されるため、原稿の斜行量は変化し、大きな斜行量を持ったまま原稿が読みとられる可能性もある。その結果、画像データを記憶しておくメモリが限定的な場合には、斜行補正が適切に実施されない虞もある。
また、ユーザが原稿台に載置する原稿は様々な種類があり、中にはそもそも原稿端が直線ではない原稿が存在したり、ユーザが幾何補正の実施を要望しない場合もある。そのような原稿に対しても幾何補正を行うと、誤った幾何補正が行われる等の誤作動を起こす結果となる。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、原稿の斜行量に応じて、ユーザの意図に反しない斜行補正を好適に行う仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、画像読取装置であって、読取対象の原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記斜行補正モードに応じて、前記読取手段によって読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する制御手段とを備えることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、原稿の斜行量に応じて、ユーザの意図に反しない斜行補正を好適に行うことができる。
一実施形態に係る原稿読取装置の構成図。 一実施形態に係る原稿読取ユニットの詳細図。 一実施形態に係る原稿読取装置の制御構成を示す図。 一実施形態に係る処理手順を示すフローチャート。 一実施形態に係る斜行補正動作モードを決定するフローチャート。 一実施形態に係る斜行補正非実施のフローチャート。 一実施形態に係る斜行補正を補正角度限界まで実施するフローチャート。 一実施形態に係る斜行補正を最大補正角度指定まで実施するフローチャート。 一実施形態に係る原稿読取装置の操作部を示す図。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確立されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1の実施形態>
<画像読取装置の構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像読取装置の構成について説明する。本実施形態では、画像読取装置の一例として自動原稿搬送機構を搭載した原稿読取装置を例に説明する。
まず、図1(a)を参照して説明する。101は原稿トレイであり、読取対象の原稿102を積載する。原稿トレイ101には原稿ガイド103と連動して動く不図示の原稿幅検出用ボリューム抵抗器104が設けられている。さらに、原稿トレイ101には原稿102の長手方向(以下では、副走査方向と称する。)検出用の不図示の原稿長検出センサ110が設けられている。原稿搬送モーター105は、原稿トレイ101上に載置された原稿102を機内に給紙し、原稿読取ユニット106と、不図示の原稿背景板109との間の原稿読取位置107上を通過させる。原稿読取ユニット106は、原稿読取位置107を通過する原稿102の画像情報を読み取る。原稿読取ユニット106で原稿102の画像読取が終了すると、原稿102は、原稿搬送モーター105によって排紙トレイ108に排出される。
図1(b)は、原稿トレイ101を上から見た図である。載置した原稿102に合わせてユーザは原稿ガイド103をスライドさせることができる。スライドさせた幅aによって載置されている原稿102の幅(以下では、主走査幅と称する。)を検出できる。110は、原稿102の副走査サイズを判定する原稿長検出センサであり、原稿幅検出用ボリューム抵抗器104の検出値との組み合わせにより、原稿サイズを決定する。111は、原稿検知センサであり、原稿トレイ101に原稿が搭載されたか否かを判断することができる信号を出力する。
<原稿読取ユニットの構成>
次に、図2を参照して、原稿読取ユニット106の詳細な構成について説明する。原稿読取ユニット106は、LED光源201、208、レンズ202、CCDラインセンサ203、及びミラー204、205、206、207を備える。
LED光源201、208は、原稿読取位置107を通過する原稿に対して光を照射する。レンズ202は、ミラー204、205、206、207によって導かれた、原稿102からの反射光を受光する。CCDラインセンサ203は、レンズ202によって導かれた原稿102からの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。原稿読取装置では、原稿102を図中の進行方向に向けて搬送させながら、原稿読取位置107で原稿102の画像を読み取る。
<制御構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係る原稿読取装置の制御構成について説明する。なお、既に説明した構成については同一の参照符号を付し、説明を省略する。CPU301は、原稿読取装置を制御するためのメインCPUであり、操作部312に入力されたユーザからの指示に基づき、LED光源201、208、CCDラインセンサ203、及び原稿搬送モーター105を制御し、原稿読取制御を統括的に制御する。
ここで、画像信号の流れについて説明する。CCDラインセンサ203によって出力される、読み取られた原稿の濃度に応じた電気信号は、A/D変換部303に入力される。A/D変換部303は、入力信号を、アナログ電気信号からデジタル画像信号に変換して、変換したデジタル画像信号をシェーディング補正部304に出力する。シェーディング補正部304は、LED光源201、208の光量の不均一性の影響やCCDラインセンサ203の画素感度の影響を補正したデジタル画像信号を出力する。シェーディング補正部304から出力されたデジタル画像信号は、斜行量検知部305、エッジ連続性判断部306、傾き式算出部308、補正基準位置算出部309、斜行補正部310、斜行補正制御部311、及びメモリ307へ入力される。
斜行量検知部305は、シェーディング補正部304からのデジタル画像信号を基に、原稿読取ユニット106の読み取りばらつきによるランダムノイズ除去機能や、原稿のエッジを検出し、その結果をCPU301に通知する機能を有する。また、斜行量検知部305は、原稿のエッジ位置情報を取得し、その結果をメモリ307に格納する機能を有する。また、斜行量検知部305は、メモリ307に格納された画像データを読み出し、読み出した画像データを基にエッジ位置情報を取得してその結果をメモリ307に格納する機能も有する。
エッジ連続性判断部306は、斜行量検知部305の結果をメモリ307から読み出し、CPU301から指示された原稿エッジ判断値を用いて原稿のエッジを判断する。例えば、エッジ連続性判断部306は、上記原稿エッジ判断値以上に原稿エッジが連続した場合、原稿の先端が存在すると判断し、原稿エッジの連続性開始位置が原稿の端部であると確定し、原稿先端開始位置(左・右端部主走査位置)として出力する。
傾き式算出部308は、エッジ連続性判断部306で算出された左・右端部主走査位置から原稿サイズを求め、一次式算出用のデータ範囲を判断する処理を実行する。さらに、傾き式算出部308は、斜行量検知部305で検出しメモリ307に格納されたエッジ位置情報から判断した範囲のデータを取得して一次式(斜行量(傾き量)、傾き方向、切片、切片向き)を算出し、その結果をCPU301に出力する。
傾き補正基準位置算出部309は、CPU301からの指示によりエッジ位置情報と、斜行量とを含む一次式情報に基づき、原稿の左角(または、右角)の位置をエッジ連続性判断部306で算出した左・右端部主走査位置から主走査位置を微調整する。そして、傾き式算出部308で算出した一次式へ微調整した主走査位置を代入することで左・右端部副走査位置を推定算出し、これにより原稿劣化及び原稿斜行量に関わらず正確な原稿角位置を確定し、CPU301へ出力する。
斜行補正部310は、CPU301から指示により、原稿斜行量と傾き方向、傾き補正基準位置(左角または、右角位置情報)に基づいてメモリ307に格納されたデジタル画像信号の傾きを補正し、画像データを出力する。
<アフィン変換>
ここで幾何補正処理として一般的に用いられるアフィン変換と、アフィン変換の演算簡略化処理について説明する。なお、幾何補正処理は、斜行補正部310でハードウェアとして実現される。しかしながら、本発明はこれに限定されず、CPU301でソフトウェアとして実現することも可能である。
アフィン変換は、斜行量に応じた角度θを補正するための画素の位置(主走査(X)、副走査(Y))を算出する。x0及びy0は傾き補正されたデータを平行移動させるための移動量であり、画像の先端部及び端部の出力位置を合わせることが可能となる。アフィン変換の一般式を示す。
式1
X = xcosθ ‐ ysinθ + x0
Y = xsinθ + ycosθ + y0
X:主走査方向の補正後の画素位置、Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置、y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
θ:原稿先端から算出された傾き基づく角度

上記で述べたアフィン変換は、一般式であり集積回路で実現する際にcosθ=1として、下記演算式が用いられている。
式2
X = x ‐ ytanθ + x0
Y = xtanθ + y + y2

X:主走査方向の補正後の画素位置、Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置、y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
tanθ:原稿の斜行量。
<斜行補正処理>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る、ユーザが斜行補正動作モードを選択してから斜行補正動作を行う際のCPU301による斜行補正の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がメモリ307等の記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S400で、CPU301は、操作部312からの選択情報に基づいて、斜行補正動作モードを決定する。斜行補正動作モードには、補正角度限界まで補正を行う第1斜行補正モードと、最大補正角度まで補正を行う第2斜行補正モードと、斜行補正を実施しない斜行補正非実施モードとが含まれる。第1斜行補正モードと第2斜行補正モードとは、それぞれ斜行補正により解消される斜行量の程度が異なる。なお、斜行補正動作モードの詳細及びその選択については図5を用いて後述する。続いて、S401で、CPU301は、原稿トレイ101に搭載された原稿検知センサ111で原稿102の有無を判断する。原稿が無ければ待機状態となり、原稿が存在すればS402に移行する。
S402で、CPU301は、操作部312からの情報に基づき、スタートボタンが操作されたか否かを判断する。操作されていなければ待機状態となり、操作さ有れていれば、S403へ移行する。S403で、CPU301は、原稿搬送モーター105を駆動させ、原稿102の搬送を開始する。さらに、CPU301は、LED光源201を点灯させ、駆動させたCCDラインセンサ203によって原稿102の画像情報の読み取りを開始する。
次に、S404で、CPU301は、S400で選択した斜行補正動作モードを判断する。斜行補正非実施モードが選択されていればS409へ移行する。一方、斜行補正を行う場合、即ち、第1斜行補正モード又は第2斜行補正モードが選択されている場合はS405へ移行する。
S405で、CPU301は、斜行量検出処理及び回転補正基準座標検出処理を行う。なお、斜行量検出方法及び回転補正基準座標検出方法に関しては、一般的に知られているハフ変換や、2値化によるエッジ検出方法を用いればよい。よって、詳細な説明は省略する。続いて、S406で、CPU301は、斜行量及び回転補正基準座標が検出されたか否か判断する。検出されなければ待機状態となり、検出されればS407に移行する。
S407で、CPU301は、S400で選択した斜行補正動作モードを判断する。斜行補正を斜行補正限界まで実施する第1斜行補正モードが選択されていればS409へ移行し、斜行補正の最大角度まで補正を行う第2斜行補正モードが選択されていればS410へ移行する。
S408で、CPU301は、斜行補正非実施モードが選択されているため、読み取った画像データに対し斜行補正は施さず、そのまま出力し、S411へ移行する。一方、S409で、CPU301は、第1斜行補正モードが選択されているためS406で確定した斜行量・回転基準座標を使用して斜行補正を施しデジタル画像データを出力し、S411へ移行する。また、S410で、CPU301は、第2斜行補正モードが選択されているため、S406で確定した斜行量・回転基準座標を使用して斜行補正を施し、デジタル画像データを出力し、S411へ移行する。
S411で、CPU301は、原稿トレイ101に搭載された原稿検知センサ111にて原稿102の有無を判断する。原稿があればS403に移行し、原稿がなければ一連の動作を終了する。
<モード選択処理>
次に、図5を参照して、図4中のS400で行われる斜行補正動作モードの選択処理について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がメモリ307等の記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S500で、CPU301は、斜行補正を実施するか否かをユーザに選択させる。なお、選択方法としては、図9を用いて後述する操作部312からのユーザ入力に従った選択情報で決定される。斜行補正を実施する場合は、S501へ移行する。一方、斜行補正を実施しない場合はS505へ移行する。
S501で、CPU301は、斜行補正の限界角度まで斜行補正を実施するか否かを操作部312を介してユーザに選択させる。実施する場合はS503へ移行し、実施しない場合はS502へ移行する。S502で、CPU301は、最大斜行補正角度を操作部312を介してユーザに指定させる。最大斜行補正角度の指定範囲は、装置の斜行補正角度限界までであり、それ以上を選択することはできない。その後、S504に進み、CPU301は、斜行補正の動作モードを、第2斜行補正モードに決定し、処理を終了する。本動作モードは、読取原稿端の状態によっては斜行補正角度を大きく検知してしまう場合に有効である。
一方、S503で、CPU301は、斜行補正の動作モードを、第1斜行補正モードとして決定し、処理を終了する。本動作モードは、全ての読取原稿に対して読取原稿がどのような状態であっても斜行角度を検知し、斜行補正したい場合に有効である。また、S505で、CPU301は、斜行補正の動作モードを、斜行補正非実施モードとして決定し、処理を終了する。本動作モードは、例えば読取原稿端がそもそも曲がっている場合や、斜行補正をせずそのまま出力したい場合に使用される。
このように、本実施形態によれば、斜行補正モードとして、斜行補正を実施するモードと、斜行補正を実施しないモードとをユーザ入力に従って選択する。また、第1斜行補正モードにおいては、原稿の斜行量が、補正限界角度以下の場合は、読み取った画像データへ斜行補正が実施されて斜行の影響が解消される。一方、原稿の斜行量が、補正限界角度を超える場合は、読み取った画像データへ補正限界角度までの斜行補正が実施され、可能な範囲で斜行の影響が解消される。
また、本実施形態によれば、第2斜行補正モードにおいては、原稿の斜行量が、ユーザ入力によって指定された補正角度以下であれば、読み取った画像データへ斜行補正が実施され、斜行の影響が解消される。一方、原稿の斜行量が、ユーザ入力によって指定された補正角度を超える場合は、読み取った画像データへの斜行補正は実施されない。
<斜行補正非実施処理>
次に、図6を参照して、図4中のS408で行われる斜行補正非実施処理について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がメモリ307等の記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S601で、CPU301は、斜行補正を行わず、原稿を読み取った画像データをそのまま出力し、処理を終了する。
<第1斜行補正処理>
次に、図7を参照して、図4中のS409で行われる斜行角度限界斜行補正処理について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がメモリ307等の記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S700で、CPU301は、S406で確定した斜行量及び回転基準座標をメモリ307から読み出す。続いて、S701で、CPU301は、読み出した斜行量が斜行補正部310で斜行補正可能な斜行量か否かを判断する。補正可能であればS702へ移行し、補正不可能であればS703へ移行する。
S702で、CPU301は、S700で読み出した斜行量及び回転基準座標に基づき、斜行補正部310で斜行補正を行い、処理を終了する。一方、S703で、CPU301は、S700で読み出した斜行量が斜行補正部310の斜行補正限界を超えているため、斜行補正部310の補正限界値の斜行量まで斜行補正を行い、処理を終了する。
<第2斜行補正処理>
次に、図8を参照して、図4中のS410で行われる最大補正角度指定斜行補正処理について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU301がメモリ307等の記憶部に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S800で、CPU301は、S406で確定した斜行量及び回転基準座標をメモリ307から読み出す。続いて、S801で、CPU301は、読み出した斜行量がS502で指定した最大補正角度以下か否かを判断する。最大補正角度以下であれば、S802へ移行し、最大補正角度を超える場合はS803へ移行する。
S802で、CPU301は、S800で読み出した斜行量及び回転基準座標に基づき、斜行補正部310で斜行補正を行い、処理を終了する。一方、S803で、CPU301は、S800で読み出した斜行量がS502で指定した最大補正角度を超えているため、斜行補正をせずに、そのまま原稿から読み取った画像データを出力し、処理を終了する。
<操作部>
次に、図9を参照して、本実施形態に係る斜行補正モードを選択するための操作部312について説明する。操作部312に表示された選択画面では、斜行補正動作モード及び斜行補正角度に関する設定を行うことができる。
900は、斜行補正を実施するか否かの設定領域であり、斜行補正を実施する(=ON)901か、斜行補正を実施しない(=OFF)902かを選択可能である。ON901が押下されると前述した原稿の傾きを検知し、斜行補正部310にて斜行補正が実施される。即ち、ON901が選択されると、第1斜行補正モード又は第2斜行補正モードが選択されたことになる。OFF902が押下されると、前述した斜行補正処理は実施されず、読み取られた原稿のまま出力される。即ち、OFF902が選択されると、斜行補正非実施モードとなる。
903は、補正角度を設定する領域であり、ON901が選択されたときに有効(入力可能)になる。OFF902が選択された場合には、矛盾する設定を防ぐため、入力できないように制御され、例えばグレーアウト表示に制御される。
補正角度最大904が選択された場合は、第1斜行補正モードとして動作する。一方、補正角度指定905が選択された場合は、補正角度を入力する補正角度入力欄906が有効となり、最大補正角度をユーザが入力し、前述した図8の第2斜行補正モードとして動作する。
選択画面における設定内容を反映する場合は、ユーザは、最終的にOKボタン907を操作し、設定内容をキャンセルしたい場合はキャンセルボタン908を操作する。これにより、斜行補正動作モード及び斜行補正角度設定が終了となる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像読取装置は、読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する。また、本画像読取装置は、選択された斜行補正モードに応じて、読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する。また、斜行補正モードとしては、斜行補正を実施するモードと斜行補正を実施しない補正モードが含まれ、斜行補正を実施するモードには、それぞれ斜行補正の程度が異なる第1斜行補正モードと第2斜行補正モードとが含まれる。これにより、ユーザの指示に従い斜行補正を実施する場合はメモリ容量の制限まで最適に原稿の傾きを補正することができ、ユーザの指示に応じた傾きまで斜行補正が実施することで、誤った幾何補正を防止することが可能となる。また斜行補正を実施したくない原稿に対しても最適な動作を選択することで、誤った幾何補正やユーザの意図に反した幾何補正を防止することが可能となり、誤動作のない斜行補正機能を搭載した画像読取装置を提供できる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:原稿トレイ、102:原稿、103:原稿ガイド、105:原稿搬送モーター、104:原稿幅検出用ボリューム抵抗、106:原稿読み取りユニット、107:原稿読み取り位置、108:排紙トレイ、109:原稿背景板、110:原稿副走査位置検出ユニット、111:原稿検知センサ、201、208:LED光源、202:レンズ、203:CCDラインセンサ、204、206、207:ミラー、301:CPU、303:A/D変換部、304:シェーディング補正部、305:斜行量検知部、306:エッジ連続性判断部、307:メモリ、308:傾き式算出部、309:補正基準位置算出部、310:斜行補正部、312:操作部、314:倍率誤差係数算出部

Claims (10)

  1. 画像読取装置であって、
    読取対象の原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記斜行補正モードに応じて、前記読取手段によって読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記複数の斜行補正モードは、斜行補正を実施するモードと、斜行補正を実施しないモードとが含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記斜行補正を実施するモードには、
    前記画像読取装置が斜行を補正可能な補正限界角度まで斜行補正を実施する第1斜行補正モードと、
    前記原稿の斜行量が前記ユーザ入力によって指定された補正角度以下であれば、斜行補正を実施する第2斜行補正モードと、が含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1斜行補正モードにおいて、
    前記原稿の斜行量が、前記補正限界角度以下の場合は、前記読取手段によって読み取った画像データへ斜行補正を実施し、
    前記原稿の斜行量が、前記補正限界角度を超える場合は、前記読取手段によって読み取った画像データへ前記補正限界角度までの斜行補正を実施することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2斜行補正モードにおいて、
    前記原稿の斜行量が、前記ユーザ入力によって指定された補正角度以下であれば、前記読取手段によって読み取った画像データへ斜行補正を実施し、
    前記原稿の斜行量が、前記ユーザ入力によって指定された補正角度を超える場合は、前記読取手段によって読み取った画像データへ斜行補正を実施しないことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像読取装置。
  6. 前記読取手段によって読み取った画像データに対して、斜行補正を実施するか否かをユーザ入力により設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記設定手段は、さらに、前記第1斜行補正モード及び前記第2斜行補正モードをユーザ入力により設定することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記設定手段は、さらに、前記第2斜行補正モードがユーザ入力により設定された場合には、補正角度を指定するユーザ入力をさらに受け付けることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 読取対象の原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、を備える画像読取装置の制御方法であって、
    選択手段が、前記読取手段によって読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する選択工程と、
    制御手段が、前記選択工程で選択された前記斜行補正モードに応じて、前記読取手段によって読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する制御工程と
    を実行することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  10. 読取対象の原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、を備える画像読取装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
    選択手段が、前記読取手段によって読み取った画像データに対して斜行補正を実施する程度がそれぞれ異なる複数の斜行補正モードのうちのいずれかの斜行補正モードを、ユーザ入力によって設定された設定内容に従って選択する選択工程と、
    制御手段が、前記選択工程で選択された前記斜行補正モードに応じて、前記読取手段によって読み取った画像データへの斜行補正の実施を制御する制御工程と
    を実行することを特徴とするプログラム。
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