JP2018195706A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流を流す方向が逆となる第1発光素子と第2発光素子が一つの基板上に配置される場合に、第1発光素子と第2発光素子にそれぞれ最適な電流値を独立して流せるとともに、第1発光素子と第2発光素子から生じる熱を、発光装置の限られたスペースにおいて効率的に放熱する。【解決手段】第1面1aがアノード素子電極1dを含み、第2面1bがカソード素子電極1eを含む第1発光素子1と、第1面2aがカソード素子電極2dを含み、第2面2bがアノード素子電極2eを含む第2発光素子2と、を有し、第1発光素子1の第2面1bのカソード素子電極1eは、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4a上に電気的に実装され、第2発光素子2の第2面2aのアノード素子電極2eは、基板1の第1共通電極4a上に電気的に実装され、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4aと基板3の第2面3bに配置された第2共通電極4bは、連結される。【選択図】図2

Description

本発明は一つの基板上に複数の発光素子が配置される発光装置に関する。
発光素子として発光ダイオード(LED)素子がある。発光素子を有する発光装置は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末や、表示装置や、照明器具に使用されている。発光素子を有する発光装置は、例えば、撮影用のフラッシュ光源として利用されている。また、発光素子を有する発光装置は、バックライト用の光源として、様々な表示装置に使用されている。さらに、発光素子を有する発光装置は、屋内照明器具や屋外照明器具にも実装されている。また、近年では、発光素子を有する発光装置は、高輝度が求められる車載用のランプやプロジェクタの光源として使用されている。さらに、ピーク波長の異なるLED素子を用いた照明器具や表示装置も提案されている。さらに、スマートフォン、タブレット端末、PCを含む電子機器に使用される、赤外LED素子を含む発光装置も提案されている。例えば、赤外LED素子を含む発光装置は、対象物に赤外光を照射して必要な情報を収集することができる。一例として、赤外LED素子を含む発光装置は、生体認証の目的で使用されている。このような発光装置は、ピーク波長の異なる赤外LED素子を一つの基板に配置する場合もある。
特許文献1は、共通電極上に波長の異なるLEDチップが配置された発光装置を開示している。第1のLEDチップにはボンディングワイヤが1つ接続されている。第2のLEDチップの上面に、少なくとも2つ以上のボンディングワイヤが接続されている。第3のLEDチップの上面に、少なくとも2つ以上のボンディングワイヤが接続されている。
特許第3476611号公報(図1、図4)
ところで、基板上に配置されるLED素子は、基板への実装方向が素子メーカーにより限られる場合がある。例えば、赤外LED素子の場合、赤外LED素子の下面を基板の一つの電極上に実装する。赤外LED素子の上面にワイヤボンディングを1本打ち、金属ワイヤの一端をLED素子の上面に、金属ワイヤの他端を基板の別の電極に接続することが考えられる。しかし、ワイヤボンディングが打てる上面にアノード電極が位置し、下面にカソード電極が位置する、第1の赤外LED素子がある。また、ワイヤボンディングが打てる上面にカソード電極が位置し、下面にアノード電極が位置する、第2の赤外LED素子もある。第1の赤外LED素子は第1のピーク波長を有し、第2の赤外LED素子は第2のピーク波長を有し、第1のピーク波長と第2のピーク波長とは互いに異なる。このような構造のピーク波長が異なる二つの発光素子を一つの基板上に実装して赤外光の発光装置とする場合に、考慮しなければならないことがいくつかある。赤外LED素子の上面にアノード電極が位置する赤外LED素子と、赤外LED素子の上面にカソード電極が位置する赤外LED素子とでは、電流の流れる方向が反対となる。また、第1のピーク波長を持つ第1発光素子には、第1発光素子の駆動に必要な第1の電流値の電流を流す必要があり、第2のピーク波長を持つ第2発光素子には、第2の発光素子の駆動に必要な第2の電流値の電流を流す必要がある。第1の電流値と第2の電流値は互いに異なり、先に述べた通り、電流の流れる方向も反対である。
したがって、上記のような発光装置において、第1の電流値を第1発光素子に、第2の電流値を第2発光素子に、それぞれ独立して流せる構造を提案する必要がある。さらに、発光装置が複数の発光素子を有する場合、各発光素子から生じる熱も増える。そのため、第1の電流値を第1発光素子に流す時に第1発光素子から生じる熱と、第2の電流値を第2発光素子に流す時に第2発光素子から生じる熱を、いかに効率的に放熱するか考慮する必要がある。
そこで、本発明の発光装置は、電流を流す方向が逆となる第1発光素子と第2発光素子を有し、第1発光素子と第2発光素子は共通電極上に電気的に実装され、かつ第1の電流値を第1発光素子に、第2の電流値を第2発光素子に、それぞれ独立して流せる構造を提案する。また、本発明の発光装置は、第1の電流値を第1発光素子に、第2の電流値を第2発光素子に、それぞれ独立して流せると共に、第1発光素子と第2発光素子から生じる熱を、発光装置の限られたスペースにおいて、共通電極を介して効率的に放熱するための放熱構造を提案する。
本発明の一実施形態に係る発光装置は、第1面がアノード素子電極を含み、第2面がカソード素子電極を含む第1発光素子と、第1面がカソード素子電極を含み、第2面がアノード素子電極を含む第2発光素子と、を有する。第1発光素子の第2面のカソード素子電極は、基板の第1面に配置された第1共通電極上に電気的に実装され、第2発光素子の第2面のアノード素子電極は、基板の第1共通電極上に電気的に実装される。基板の第1面に配置された第1共通電極と基板の第2面に配置された第2共通電極は、連結されている。
また、本発明の一実施形態に係る発光装置では、基板の第1面は、第1共通電極よりも面積の小さい上面小電極を2つ以上有する。また、本発明の一実施形態に係る発光装置では、第1発光素子の第2面のカソード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着され、第2発光素子の第2面のアノード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着される。
さらに、本発明に係る電子機器は、本発明に係る発光装置と、本発明に係る発光装置の基板の第2共通電極が実装される第1電極を含むマザーボードと、を備えることが提案される。発光装置の第2共通電極は、マザーボードの第1電極に電気的・熱的に連結され、且つマザーボードの第1電極は発光装置の第2共通電極よりも面積が大きくても良い。
本発明の実施形態に係る発光装置によれば、電流を流す方向が逆となる第1発光素子と第2発光素子が、基板の第1面に配置された第1共通電極上に電気的に実装されているが、第1発光素子と第2発光素子のそれぞれに、独立した異なる電流値の電流を流すことができる。また、本発明の実施形態に係る発光装置によれば、限られたスペースに第1発光素子と第2発光素子を配置しながら、基板に配置した第1共通電極及び第2共通電極を通じて第1発光素子と第2発光素子から生じる熱を、発光装置の外へ効率的に放熱することができる。
また、本発明に係る発光装置によれば、基板の第1面に配置された第1共通電極は、基板の第1面に2つ以上有する上面小電極よりも面積が大きい。また、第1発光素子の第2面のカソード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着することができ、第2発光素子の第2面のアノード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着することができる。そのため、第1発光素子と第2発光素子から生じる熱を、発光装置の限られたスペースにおいて、効率的に放熱することができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、発光装置の第2共通電極がマザーボードの第1電極に電気的・熱的に連結され、且つマザーボードの第1電極は発光装置の第2共通電極よりも面積を大きく設定することができる。そのため、発光装置から生じた熱をマザーボードの第1電極を介して発光装置の外に効率的に放熱することができる。
本発明の第1実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1で示した平面図のII−II断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る発光装置の平面図である。 図6で示した平面図のVII-VII断面図である。 電子機器のマザーボードに本発明の発光装置を配置した断面図である。
以下、本発明に係る発光装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は、本発明の発光装置を模式的に表したものである。これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略させることがあり、同一部材には同一符号を付与することがある。さらに、本発明の技術的範囲は以下で説明する各実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態)
図1及び図2には、本発明の第1実施形態に係る発光装置100が示されている。発光装置100は、第1発光素子1と、第2発光素子2と、を含む。第1発光素子1は、第1面1aと、第1面1aの反対側の第2面1bと、第1面1aの周縁と第2面1bの周縁との間の周側面1cと、を有する。第1発光素子1の第1面1aがアノード素子電極1dを含み、第1発光素子1の第2面1bがカソード素子電極1eを含む。第2発光素子2は、第1面2aと、第1面2aの反対側の第2面2bと、第1面2aの周縁と第2面2bの周縁との間の周側面2cと、を有する。第2発光素子2の第1面2aがカソード素子電極2dを含み、第2発光素子2の第2面2bがアノード素子電極2eを含む。
さらに、発光装置100は、基板3を含む。基板3は、第1面3aと、第1面3aの反対側の第2面3bと、を有する。基板3は、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4aと、基板3の第2面3bに配置された第2共通電極4bと、を有する。第1発光素子1の第2面1bのカソード素子電極1eは、基板3の第1共通電極4a上に電気的に実装される。第2発光素子2の第2面2bのアノード素子電極2eは、基板3の第1共通電極4a上に電気的に実装される。基板3の第1共通電極4aと第2共通電極4bは、連結されている。
発光装置100は、第1発光素子1として2つ以上の第1発光素子1と、第2発光素子2として2つ以上の第2発光素子2とが、配置されていても良い。2つ以上の第1発光素子1と2つ以上の第2発光素子2は全て、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4a上に実装されている。
基板3の第1面3aは、第1共通電極4aよりも面積の小さい上面小電極5,7を2つ以上有する。図1では、一例として4つの第1発光素子1と、4つの第2発光素子2と、4つの第1発光素子1及び4つの第2発光素子2が全て実装された第1共通電極4aを含む基板3と、を有する発光装置100を示す。なお、第1発光素子1の数と、第2発光素子2の数は、この限りではなく、適宜選択可能である。
また図1では、4つの第1発光素子1のそれぞれの第2面1bは、基板3の第1面3a上に配置された第1共通電極4a上に、導電性ダイボンドペーストにより実装されている。また、4つの第2発光素子2のそれぞれの第2面2bは、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4a上に、導電性ダイボンドペーストにより実装されている。
詳細には、第1発光素子1の第2面1bのカソード素子電極1eが、導電性ダイボンドペーストによって、基板3の第1共通電極4a上に接着される。また、第1発光素子1の第1面1aのアノード素子電極1dが、金属ワイヤ6によって、第1上面小電極5aの一つに電気的に接続される。第2発光素子2の第2面2bのアノード素子電極2eが、導電性ダイボンドペーストによって、基板3の第1共通電極4a上に接着される。また、第2発光素子2の第1面2aのカソード素子電極2dが、金属ワイヤ8によって、第2上面小電極7aの一つに電気的に接続される。
基板3の第1面3aは、第1共通電極4aよりも面積の小さい上面小電極5,7を2つ以上有する。また、基板3の第2面3bは、第2共通電極4bよりも面積の小さい下面小電極5’,7’を2つ以上有する。
基板3の第1面3aは、第1発光素子1及び第2発光素子2が配置される第1共通電極4aを有する。基板3の第2面3bは、第2共通電極4bを有する。図2で示すように、第1共通電極4aは、スルーホール4cを介して第2共通電極4bに電気的に接続されていても良い。さらには、図6と図7で示すように、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4aは、基板3の側面上を通り、基板3の第2面3bまで延びて、第2共通電極4bと一体的に連結されていても良い。
第1共有電極4aの面積は、2つ以上の第1上面小電極5aと2つ以上の第2上面小電極7aの面積の総和よりも大きく設定しても良い。
図1及び図2で示す発光装置100では、基板3の第1面3aは、さらに4つの第1上面小電極5aを有する。各第1上面小電極5aは、4つの第1発光素子1にそれぞれ対応しており、基板3の左側縁に沿って4つの第1上面小電極5aを配置することができる。各第1上面小電極5aは、第1共通電極4aとの電気的な絶縁を保ちながら第1発光素子1の付近まで配置されている。第1発光素子1の第1面1aのアノード素子電極1dは、第1上面小電極5aに金属ワイヤ6をワイヤボンディングすることによって電気的に接続されている。なお、第1共通電極4aは、基板3に設けられた4つの第1上面小電極5aのそれぞれよりも面積が大きい。また、第1上面小電極5aのそれぞれは、スルーホール5bを介して基板3の第2面3bに設けられる第1下面小電極5cに電気的に接続される。
基板3の第1面3aは、さらに4つの第2上面小電極7aを有する。第2上面小電極7aのそれぞれは、4つの第2発光素子2にそれぞれ対応しており、基板3の右側縁に沿って4つの第2上面小電極7aを配置することができる。第2上面小電極子7aは、第1共通電極4aとの電気的な絶縁を保ちながら第2発光素子2の付近まで配置されている。第2発光素子2の第1面2aのカソード素子電極2dは、第2上面小電極7aに金属ワイヤ8をワイヤボンディングすることによって電気的に接続されている。なお、第1共通電極4aは、基板3に設けられた4つの第2上面小電極7aのそれぞれよりも面積が大きい。また、第2上面小電極7aのそれぞれは、スルーホール7bを介して基板3の第2面3bに設けられる第2下面小電極7cに電気的に接続される。
図3には第1実施形態に係る発光装置100の回路構成が示されている。4つの第1発光素子1の各アノード素子電極1dは、第1電流制御回路9aに接続される。第1電流制御回路9aは、プラス側の共通電源+Vに接続される。一方、4つの第2発光素子2の各カソード素子電極2dは、第2電流制御回路9bに接続される。第2電流制御回路9bは、マイナス側の共通電源−Vに接続される。プラス側の共通電源+Vとマイナス側の共通電源−Vの電圧値は、絶対値が同じでもよいし、異なっていてもよい。例えば、プラス側の共通電源を+3Vに設定した場合に、マイナス側の共通電源を−3Vに設定してもよい。また、−3V以外のマイナスボルト値に設定してもよい。また、第1共通電極4aは、外部回路基板上のグランドに接続してもよい。このとき、第1共通電極4aは基準電圧として0Vとなる。
プラス側の共通電源+Vと基準電圧0Vの電位差により、第1電流制御回路9aと第1発光素子1には第1電流制御回路9aによって制御された電流が流れ、第1発光素子1が発光する。
基準電圧0Vとマイナス側の共通電源−Vとの電位差により、第2発光素子2および第2電流制御回路9bには第2電流制御回路9bによって制御された電流が流れ、第2発光素子2が発光する。
このように、プラス側の共通電源+Vとマイナス側の共通電源−Vとの間に電位差を設け、第1共通電極4aを基準電圧とすることで、第1発光素子1及び第2発光素子2に電流が流れる。そのため、実装方向が異なる第1発光素子1と第2発光素子2を同一の基板3上で同時に発光させることができる。また、ピーク波長が異なる第1発光素子1と第2発光素子2に流れる電流を第1電流制御回路9aと第2電流制御回路9bとでそれぞれ独立に制御することによって、それぞれの発光素子に適正な二つの異なる電流値の電流を流すことができる。
また、本実施形態に係る発光装置では、基板3の第1面3aに第1共通電極4aが大きな面積を占めている。そのため、第1発光素子1及び第2発光素子2から生じた熱を第1共通電極4aで効率的に放熱することができる。また、第1共通電極4aは、スルーホール4cを介して基板3の第2面3bに配置された第2共通電極4bに電気的に接続されている。そのため、第1発光素子1及び第2発光素子2から生じた熱は、第1共通電極4a及びスルーホール4cを介して第2共通電極4bでも放熱される。このように、第1共通電極4aと第2共通電極4bとによって放熱経路が構成される。また、第2共通電極4bは、基板3の第2面3bに大きな面積を占めているので、第2共通電極4bにおいても効率的に放熱することが可能となる。
(第2実施形態)
図4には本発明の第2実施形態に係る発光装置200が示される。この実施形態に係る発光装置200は、第1実施形態と同様、二つ以上の第1発光素子1と、二つ以上の第2発光素子2と、第1発光素子1及び第2発光素子2が配置される1つの基板3とを備える。4つの第1発光素子1は基板3の第1面3aの左側半分に配置され、3つの第2発光素子2は基板3の第1面3aの右側半分に配置される。また、この実施形態では、基板3の第1面3aの中央部に1個のサーミスタ10を備えている。サーミスタ10は、底面素子電極10aと上面素子電極10bとを有する。底面素子電極10aは基板3の第1面3aに大きな面積で設けられた第1共通電極4aにダイボンドペーストによって電気的に接続される。上面素子電極10bは、基板3の第1面3aに設けられた第2上面小電極7aの一つに、金属ワイヤ13をワイヤボンディングすることによって電気的に接続される。第1共通電極4aに接続されているので、第1共通電極4a上の温度をサーミスタ10によってモニタすることができる。サーミスタ10によって効果的な温度補正を行なうことができる。
図5には発光装置200の回路構成が示される。第1実施形態と同様、4つの第1発光素子1の各アノード素子電極1dは、第1電流制御回路9aに接続される。第1電流制御回路9aは、プラス側の共通電源+Vに接続される。一方、3つの第2発光素子2の各カソード素子電極2dは、第2電流制御回路9bに接続される。第2電流制御回路9bは、マイナス側の共通電源−Vに接続される。プラス側の共通電源+Vとマイナス側の共通電源−Vの電圧値は、絶対値が同じでもよいし、異なっていてもよい。また、第1共通電極4aは、外部回路基板上のグランドに接続してもよい。このとき、第1共通電極4aは基準電圧として0Vとなる。
発光装置200は、LEDコントローラ回路11を備えている。LEDコントローラ回路11には2つのCTR11a,11bが規定される。一方のCTR11aは第1電流制御回路9aに接続され、他方のCTR11bは第2電流制御回路9bに接続される。サーミスタ10の上面素子電極10bは、一端が信号系電源VCCに接続された抵抗器12に直接に接続される。その結果、抵抗器12とサーミスタ10の分圧電圧Vtが温度情報としてLEDコントローラ回路11にフィードバックされる。LEDコントローラ回路11では、分圧電圧Vtの値に応じて、第1電流制御回路9aと第2電流制御回路9bを制御する。
このように、本実施形態に係る発光装置200はサーミスタ10を備えている。サーミスタ10を温度検出センサとして用いることで、各発光素子の発光部であるジャンクションの温度を正確に把握することができる。そのため、ピーク波長が異なる第1発光素子1と第2発光素子2に流れる電流を第1電流制御回路9aと第2電流制御回路9bとで独立に制御する際に温度補正も含めることができ、それぞれの発光素子に適切な二つの異なる電流値の電流を流すことができる。
(第3実施形態)
図6及び図7には本発明の第3実施形態に係る発光装置300が示される。基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4aは、基板3の側面上を通り、基板3の第2面3bまで延びて、第2共通電極4bと一体的に連結されている。なお、本実施形態の発光装置300は、この点において、第1実施形態に係る発光装置100と異なる。第1実施形態に係る発光装置100は、基板3の第1面3aに配置された第1共通電極4aと基板3の第2面3bに配置された第2共通電極4bが複数のスルーホール4cで連結されている。この点を除いて、第1実施形態に係る発光装置100と第3実施形態に係る発光装置300は同一の構成とすることも出来る。したがって、同一の構成としても良い部分は図面に同一の符号を付すことによって、第1実施形態の発光装置100と重複する部分の第3実施形態の説明を省略する。
本発明の実施形態に係る発光装置100,200,300において、第1発光素子1が赤外発光素子の場合、ピーク波長は例えば1000nm未満の波長である。また、第2発光素子2が赤外発光素子の場合、ピーク波長は例えば1000nm以上の波長である。
本発明の実施形態に係る発光装置100,200,300は、様々な電子機器に使用することが出来る。例えば、図8には第1実施形態に係る発光装置100と、発光装置100が配置されるマザーボード21と、を含む電子機器20が示されている。電子機器20としては、スマートフォンなどの携帯端末や発光装置を用いた様々な表示装置がある。また、電子機器20としては、車載用のランプやプロジェクタなどの照明器具がある。
マザーボード21の上面21aには第1電極22が配置され、この第1電極22に発光装置100の第2共通電極4bが実装される。この第1電極22は、発光装置100の第2共通電極4bよりも面積が大きく、第2共通電極4bとは電気的・熱的に連結されている。そのため、発光装置100から生じた熱をマザーボード21の第1電極22で効率的に放熱することができる。なお、マザーボード21の第1電極22は、グランドに電気的に接続されていてもよい。
1 第1発光素子
1a 第1発光素子の第1面
1b 第1発光素子の第2面
1c 第1発光素子の周側面
1d 第1発光素子のアノード素子電極
1e 第1発光素子のカソード素子電極
2 第2発光素子
2a 第2発光素子の第1面
2b 第2発光素子の第2面
2c 第2発光素子の周側面
2d 第2発光素子のカソード素子電極
2e 第2発光素子のアノード素子電極
3 基板
3a 基板の第1面
3b 基板の第2面
4a 第1共通電極
4b 第2共通電極
4c スルーホール
5 上面小電極
5a 第1上面小電極
5b,7b スルーホール
5c 第1下面小電極
6,8,13 金属ワイヤ
7 下面小電極
7a 第2上面小電極
7c 第2下面小電極
9a 第1電流制御回路
9b 第2電流制御回路
10 サーミスタ
10a 底面素子電極
10b 上面素子電極
10c サーミスタ端子
11a 一方のCTR
11b 他方のCTR
12 抵抗器
20 電子機器
21 マザーボード
21a マザーボードの上面
22 マザーボード上面の第1電極
100,200,300 発光装置

Claims (14)

  1. 第1面と、第1面の反対側の第2面と、第1面の周縁と第2面の周縁との間の周側面と、を有する第1発光素子であって、第1発光素子の第1面がアノード素子電極を含み、第1発光素子の第2面がカソード素子電極を含む第1発光素子と、
    第1面と、第1面の反対側の第2面と、第1面の周縁と第2面の周縁との間の周側面と、を有する第2発光素子であって、第2発光素子の第1面がカソード素子電極を含み、第2発光素子の第2面がアノード素子電極を含む第2発光素子と、
    第1面と、第1面の反対側の第2面と、を有する基板であって、基板の第1面に配置された第1共通電極と、基板の第2面に配置された第2共通電極と、を有する基板と、を有し、
    第1発光素子の第2面のカソード素子電極は、基板の第1共通電極上に電気的に実装され、第2発光素子2の第2面のアノード素子電極は、基板の第1共通電極上に電気的に実装されて、
    基板の第1共通電極と第2共通電極は、連結されている、発光装置。
  2. 第1発光素子として、2つ以上の第1発光素子と、
    第2発光素子として、2つ以上の第2発光素子と、を有する、請求項1に記載の発光装置。
  3. 基板の第1面は、第1共通電極よりも面積の小さい上面小電極を2つ以上有する、請求項1に記載の発光装置。
  4. 基板の第2面は、第2共通電極よりも面積の小さい下面小電極を2つ以上有する、請求項1に記載の発光装置。
  5. 基板の第1面は、第1共通電極よりも面積の小さい上面小電極を4つ以上有し、
    上面小電極は、2つ以上の第1上面小電極と、2つ以上の第2上面小電極と、を含む、請求項1に記載の発光装置。
  6. 基板の上面は2つ以上の第1上面小電極を有し、
    第1発光素子の第2面のカソード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着され、
    第1発光素子の第1面のアノード素子電極が、金属ワイヤによって、第1上面小電極の一つに電気的に接続される、請求項1に記載の発光装置。
  7. 基板の上面は2つ以上の第2上面小電極を有し、
    第2発光素子の第2面のアノード素子電極が、導電性ダイボンドペーストによって、基板の第1共通電極上に接着され、
    第2発光素子の第1面のカソード素子電極が、金属ワイヤによって、第2上面小電極の一つに電気的に接続される、請求項1に記載の発光装置。
  8. 第1共通電極は、1つ以上のスルーホールを介して第2共通電極に電気的に接続される、請求項1に記載の発光装置
  9. 基板の第1面に配置された第1共通電極は、基板の側面上を通り、基板の第2面まで延びて、第2共通電極と一体的に連結されている、請求項1に記載の発光装置。
  10. 第1発光素子のピーク波長と、第2発光素子のピーク波長とは、互いに異なる、請求項1に記載の発光装置。
  11. 第1発光素子のピーク波長は1000nm未満の波長で、第2発光素子のピーク波長は1000nm以上の波長である、請求項10に記載の発光装置。
  12. さらに、第1共通電極上に実装されたサーミスタを有する、請求項1に記載の発光装置。
  13. 請求項1の発光装置と、
    発光装置の第2共通電極が実装される第1電極を含むマザーボードと、を備えた電子機器であって、
    発光装置の第2共通電極は、マザーボードの第1電極に電気的・熱的に連結され、且つマザーボードの第1電極は発光装置の第2共通電極よりも面積が大きい、電子機器。
  14. マザーボードの第1電極は、グランドに電気的に接続されている、請求項13に記載の電子機器。
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