JP2018191100A - 熱源システムの遠隔操作システム - Google Patents

熱源システムの遠隔操作システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018191100A
JP2018191100A JP2017091028A JP2017091028A JP2018191100A JP 2018191100 A JP2018191100 A JP 2018191100A JP 2017091028 A JP2017091028 A JP 2017091028A JP 2017091028 A JP2017091028 A JP 2017091028A JP 2018191100 A JP2018191100 A JP 2018191100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat source
management system
router
user terminal
source system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017091028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6844407B2 (ja
Inventor
真行 杉岡
Masayuki Sugioka
真行 杉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2017091028A priority Critical patent/JP6844407B2/ja
Publication of JP2018191100A publication Critical patent/JP2018191100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6844407B2 publication Critical patent/JP6844407B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】 システム構成の簡素化を図りつつも、ユーザ端末が熱源システムに近い場所にあるか否かを判断して、ユーザ端末を用いた熱源システムの操作可能な内容を自動的に切り替えることのできる熱源システムの遠隔操作システムを提供する。【解決手段】 管理システム2と、自宅ルータ6を介して管理システム2に通信接続される熱源システム1と、自宅ルータ6を介して管理システム2に通信接続可能であるとともに公衆ルータ10を介して管理システム2に通信接続することも可能なユーザ端末3とを備え、ユーザ端末3が公衆ルータ10を介して管理システム2に通信接続されているときは、ユーザ端末3が自宅ルータ6を介して管理システム2に通信接続されているときよりも、ユーザ端末3を用いた給湯システム1の遠隔操作可能な操作内容を制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、給湯器や暖房機器などの熱源システムを遠隔操作するための熱源システムの遠隔操作システムに関する。
本願出願人は、熱源システムの一形態である給湯システムを遠隔監視するための遠隔監視システムの開発を行っており、特開2017−58026号公報(特許文献1)に開示している。
この遠隔監視システムは、給湯システムに付設される通信アダプタ(4)を備えている。この通信アダプタは、例えば2芯通信線を介して給湯システムと通信可能に接続され、給湯システムから各種情報を取得する。また、通信アダプタは、インターネットなどの通信網に接続されたルータ(5)に接続され、ルータ及び通信網を介して管理システム(1)と通信可能に接続され、給湯システムから取得した各種情報を管理システムに送信するよう構成されている。
特開2017−58026号公報
本願出願人は、ユーザの利便性を一層高めるために、スマートフォンなどのユーザ端末を用いて通信アダプタに接続された熱源システムの遠隔操作を行えるようにすることを検討しているところ、熱源システムの使用状況によっては、遠隔地からの操作を禁止することが好ましい場合がある。
例えば、自宅で家族がシャワーを使用しているときに自宅外から遠隔で給湯設定温度を例えば50℃以上の高温に設定する操作や、寒冷地において家族が在宅中、特に睡眠中に暖房を停止することはできないようにすることが好ましい。
その一方、自分自身も在宅中であれば、スマートフォンによって上記操作を含む種々の操作を行えるようにすることで、安全性を担保しつつ利便性を向上できる。
そこで、本発明は、システム構成の簡素化を図りつつも、ユーザ端末が熱源システムに近い場所にあるか否かを判断して、ユーザ端末を用いた熱源システムの操作可能な内容を自動的に切り替えることのできる熱源システムの遠隔操作システムを提供することを目的とする。
本発明は、管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備える熱源システムの遠隔操作システムは、上記目的を達成するために、ユーザ端末が第2のルータを介して管理システムに通信接続されているときは、ユーザ端末が第1のルータを介して管理システムに通信接続されているときよりも、ユーザ端末を用いた熱源システムの遠隔操作可能な操作内容を制限する。
すなわち、本発明の第1態様に係る熱源システムの遠隔操作システムは、管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備えている。前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有している。前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されている。前記管理システムは、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されるとともに、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記ユーザ端末に対して操作指令の入力を制限するための制限指令を送信するよう構成されている。前記ユーザ端末は、さらに、前記管理システムから前記制限指令を受信すると、前記第1の操作指令の入力制限を行うよう構成されている(請求項1)。
かかる本発明の第1態様に係る熱源システムの遠隔操作システムによれば、ユーザ端末が第1のルータを介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システム及びユーザ端末の双方が第1のルータの同じ識別情報を管理システムに送信する。このときは、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認し、ユーザ端末に対して制限指令を送信しないため、ユーザ端末から熱源システムに対して管理システムを介して第1の操作指令を行うことが可能である。
一方、ユーザ端末が第2のルータ(熱源システムに接続されているルータとは異なる別のルータ)を介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システムは第1のルータの識別情報を管理システムに送信するが、ユーザ端末は第2のルータの識別情報を管理システムに送信することとなる。したがって、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できず、ユーザ端末が熱源システムから遠く離れている可能性が高いため、ユーザ端末に対して制限指令を送信する。すると、ユーザ端末は、第1の操作指令の入力制限を行い、これによりユーザ端末から熱源システムに対して第1の操作指令を行うことができなくなり、遠隔地からのユーザ端末を用いた操作を制限できる。
好ましくは、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない状態から、一致を確認できる状態に状態遷移した場合には、ユーザ端末に対して第1の操作指令の入力制限を解除するための制限解除指令を送信するよう構成することができる。
また、ユーザ端末における第1の操作指令の入力制限の具体的な態様や方法は適宜設計できる。例えば、制限指令を受信すると、第1の操作指令の入力メニューや入力ボタン等が表示されないように構成することもできるし、第1の操作指令の入力メニューや入力ボタン等の表示は行われるがその入力操作が受け付けられなくするように構成することもできる。
また、第1の操作指令は適宜のものであってよく、例えば、給湯設定温度を50℃を超える高温に設定する操作指令(すなわち、より具体的には給湯設定温度50℃から設定温度を上げる操作指令)であってよい。かかる給湯設定温度の高温設定操作のための入力操作制限を行うためには熱源システムにおける現在の給湯設定温度情報をユーザ端末に取得させておくことが好ましく、例えば、管理システムが熱源システムから各種情報を取得した上で、ユーザ端末に取得させておくべき情報を予め管理システムからユーザ端末に送信しておくことが好ましい。
上記本発明の第1態様に係る熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記熱源システムは、さらに、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有し、前記ユーザ端末は、さらに、前記制限指令を受信したか否かにかかわらず、前記第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成されるとともに、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されており、前記管理システムは、さらに、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されていてよい(請求項2)。
かかる構成によれば、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を許可したい操作内容を第2の操作指令に割り当てるとともに、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を禁止したい操作内容については第1の操作指令に割り当てることで、操作内容に応じて遠隔操作を許可したり禁止したりすることができる。
また、本発明の第2態様に係る熱源システムの遠隔操作システムは、管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備えている。前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有している。前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されている。前記管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できた場合には、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するが、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信しないよう構成されている(請求項3)。
かかる本発明の熱源システムの遠隔操作システムによれば、ユーザ端末が第1のルータを介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システム及びユーザ端末の双方が第1のルータの同じ識別情報を管理システムに送信する。このときは、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認し、ユーザ端末から受信する第1の操作指令を熱源システムに送信し、該第1の操作指令によって熱源システムに対して第1の操作が行われる。
一方、ユーザ端末が第2のルータ(熱源システムに接続されているルータとは異なる別のルータ)を介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システムは第1のルータの識別情報を管理システムに送信するが、ユーザ端末は第2のルータの識別情報を管理システムに送信することとなる。したがって、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できず、ユーザ端末が熱源システムから遠く離れている可能性が高いため、ユーザ端末から受信する第1の操作指令を熱源システムに送信せずに破棄する。これによりユーザ端末から熱源システムに対して第1の操作指令を行うことができなくなり、遠隔地からのユーザ端末を用いた操作を制限できる。
上記した本発明の第2態様に係る熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記熱源システムは、さらに、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有し、前記ユーザ端末は、さらに、前記第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成されるとともに、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成され、前記管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できたか否かにかかわらず、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されていてよい(請求項4)。
かかる構成によれば、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を許可したい操作内容を第2の操作指令に割り当てるとともに、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を禁止したい操作内容については第1の操作指令に割り当てることで、操作内容に応じて遠隔操作を許可したり禁止したりすることができる。
また、本発明の第3態様に係る熱源システムの遠隔操作システムは、管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備えている。前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有している。前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されている。前記管理システムは、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されているとともに、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記熱源システムに対して第1遠隔操作機能を制限するための制限指令を送信するよう構成されている。前記熱源システムは、さらに、前記管理システムから前記制限指令を受信すると、前記第1遠隔操作機能を制限するよう構成されている(請求項5)。
かかる本発明の第3態様に係る熱源システムの遠隔操作システムによれば、ユーザ端末が第1のルータを介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システム及びユーザ端末の双方が第1のルータの同じ識別情報を管理システムに送信する。このときは、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認し、熱源システムに対して制限指令を送信しないため、ユーザ端末から熱源システムに対して管理システムを介して第1の操作指令を行うことが可能である。
一方、ユーザ端末が第2のルータ(熱源システムに接続されているルータとは異なる別のルータ)を介して管理システムに通信接続されている場合は、熱源システムは第1のルータの識別情報を管理システムに送信するが、ユーザ端末は第2のルータの識別情報を管理システムに送信することとなる。したがって、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できず、ユーザ端末が熱源システムから遠く離れている可能性が高いため、熱源システムに対して制限指令を送信する。すると、熱源システムは第1遠隔操作機能の制限を行い、これによりユーザ端末から熱源システムに対して第1の操作指令による第1の操作を行うことができなくなり、遠隔地からのユーザ端末を用いた操作を制限できる。
好ましくは、管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない状態から、一致を確認できる状態に状態遷移した場合には、熱源システムに対して第1遠隔操作機能の制限を解除するための制限解除指令を送信するよう構成することができる。
また、熱源システムの第1遠隔操作機能の制限の具体的な態様や方法は適宜設計できる。例えば、制限指令を受信した場合には、管理システムから受信する通信データに含まれる第1の操作指令をすべて無視乃至廃棄するよう構成することもできるし、第1の操作指令を受信はするが、第1の操作指令に対応する第1の操作を行えないよう熱源システムを構成する機器の動作制御(例えば、第1の操作指令が暖房運転の開始である場合は電磁弁の強制遮断制御など)を行ったり制御設定値の変更制限処理(例えば、第1の操作指令が所定温度を超える設定温度への変更操作である場合は、設定温度の変更可能範囲を所定温度以下に制限するなど)を行うよう構成することもできる。
上記本発明の第3態様に係る熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記ユーザ端末は、所定の第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成され、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成され、前記管理システムは、さらに、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されおり、前記熱源システムは、さらに、前記制限指令を受信したか否かにかかわらず、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有していてよい(請求項6)。
かかる構成によれば、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を許可したい操作内容を第2の操作指令に割り当てるとともに、遠隔地からのユーザ端末を用いた遠隔操作を禁止したい操作内容については第1の操作指令に割り当てることで、操作内容に応じて遠隔操作を許可したり禁止したりすることができる。
上記本発明の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、第1の操作は熱源システムを安全状態から非安全状態に状態変更させる操作であり、第2の操作は熱源システムを非安全状態から安全状態に状態変更させる操作若しくは安全状態である範囲内での操作であってよい。これによれば、熱源システムを非安全側に状態変更させる操作は遠隔地からユーザ端末を用いて行うことができないが、熱源システムを安全側に状態変更させる操作については遠隔地から行うことができ、安全性を担保しつつユーザの利便性を向上できる。
また、前記熱源システムは給湯システムであり、第1の操作は、給湯設定温度を変更する操作であってよい(請求項7)。これによれば、家族がシャワー使用中であることを認識していないユーザによって遠隔操作で給湯設定温度が高温若しくは低温に変更されてしまうことを防止できる。
また、前記熱源システムは浴槽内に湯はり設定温度で湯はりを行う湯はり機能を有する風呂装置であり、第1の操作は、湯はり設定温度を変更する操作であってよい(請求項8)。これによれば、家族の入浴中、若しくは、入浴直前に、その家族の行動を認識していないユーザによって遠隔操作で湯はり設定温度が高温若しくは低温に変更されてしまうことを防止できる。
また、前記熱源システムは暖房機器であり、第1の操作は、暖房機器の運転開始操作又は運転停止操作であってよい(請求項9)。これによれば、例えば家族が暖房機器の近くで就寝していることを認識しないユーザによって遠隔操作で暖房機器の運転開始操作がなされてしまうことで、家族に低温やけどや脱水症状を引き起こしてしまったり、寒冷地において遠隔操作で暖房機器の運転停止操作がなされてしまうことで家族に低体温症を引き起こしてしまうことなどを防止できる。
さらに、上記本発明の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記第1及び第2のルータは無線LANルータであり、第1のルータの識別情報は第1のルータのBSSIDであり、第2のルータの識別情報は第2のルータのBSSIDであってよい(請求項10)。これによれば、BSSIDはルータの製造メーカによって出荷時に設定され、ユーザによって変更設定することはできないものであるため、より確実に遠隔地からの遠隔操作を制限できる。なお、BSSIDとしては、通常、ルータのMACアドレスが割り当てられるが、MACアドレス以外の固有の識別情報がBSSIDとして割り当てられていてもよい。
また、上記識別情報は、BSSIDに限定されるものではなく、各ルータのSSIDや、IPアドレスなど、各ルータに固有の情報を用いることができる。
なお、上記本発明において、熱源システムが第1のルータの識別情報を管理システムに送信するタイミングは適宜設計でき、例えば、熱源システムが管理システムとの通信接続を確立するときであってもよいし、熱源システムの動作情報を管理システムに送信する際に第1のルータの識別情報を動作情報に付加して送信してもよい。また、ユーザ端末が第1又は第2のルータの識別情報を管理システムに送信するタイミングも適宜設計でき、例えば、ユーザ端末から管理システムに一のユーザアカウントを用いてログインしたときであってもよいし、ログイン後にユーザ端末から各種指令を送信する際に上記識別情報を付加することもできる。
また、第1の操作指令は、暖房運転の停止操作指令や、暖房運転の開始操作指令などであってもよく、第2の操作指令は、所定温度以下(例えば50℃以下)の範囲内での給湯温度の設定操作指令や、その他安全性に支障のない操作指令であってよい。
本発明の熱源システムの遠隔操作システムによれば、システム構成の簡素化を図りつつも、ユーザ端末が熱源システムに近い場所にあるか否かを判断して、ユーザ端末を用いた熱源システムの操作可能な内容を自動的に切り替えることができる。
本発明の第1実施形態に係る熱源システムの遠隔操作システム(ユーザ端末が熱源システムの近くに存在する場合)の全体構成図である。 同遠隔操作システム(ユーザ端末が熱源システムから遠く離れている場合)の全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る熱源システムの遠隔操作システムの全体構成図である。 本発明の第3実施形態に係る熱源システムの遠隔操作システムの全体構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯システム1(熱源システムの一例)を遠隔操作するための管理システム2を備える遠隔操作システムのシステム構成の一例を示している。
管理システム2は、本実施形態では、インターネット網(通信網)にそれぞれ接続されたクラウドサーバ2a及びアプリケーションサーバ2bによって構成されており、これらクラウドサーバ2a及びアプリケーションサーバ2bは、インターネット網若しくは専用回線を介して相互に通信可能に接続されており、互いに連携して各種サービスを提供する。
クラウドサーバ2aは、主として、各家庭に設置された多数の給湯システム1が常時接続され、これら給湯システム1との間で通信することにより、各給湯システム1の各種情報を収集管理する。収集する情報は必要に応じて適宜設計できるが、例えば、単位時間毎の給湯量、消費燃料量及び給湯温度などの動作情報、並びに、各給湯システム1で発生したエラー情報や、給湯システム1のシステム構成情報などを含むことができる。
アプリケーションサーバ2bは、各家庭の多数のユーザのための多数のユーザアカウントを管理するとともに、ユーザが保有するスマートフォンなどのユーザ端末3からのログインを受け付けて、ユーザ端末3に対して各種サービスを提供する。好ましくは、アプリケーションサーバ2bが提供するサービスを利用するための専用アプリケーションをユーザ端末3にインストールして、該専用アプリケーションからログイン操作及びログイン後の各種操作を行えるようにすることができるが、Webベースのサービス提供を行うことで適宜のWebブラウザを用いてログインその他の操作を行えるようにすることもできる。各ユーザアカウントには、各ユーザに関する種々の情報を関連付けて管理することができる。例えば、ログインに必要なログインアカウント名及びパスワード、ユーザの氏名及び住所、ユーザが保有する通信アダプタ4の識別情報、ユーザが保有する通信アダプタ4に接続された給湯システム1のシステム構成やシリアルナンバーなどをユーザアカウントに関連付けて管理することができる。
なお、アプリケーションサーバ2bは、ユーザ端末3などのユーザ端末に対するアプリケーションサービスのみを提供するものとし、ユーザアカウントを含む顧客情報はさらに別の顧客情報管理サーバによって管理するよう構成することもできる。
これらサーバ2a,2bによって提供するサービスは適宜必要に応じて設計することができ、例えば、接続機器確認サービス、接続機器動作情報収集管理サービス、エラー監視サービス、メンテナンスモニタサービス、遠隔操作サービスなどを提供できる。
接続機器確認サービスは、後述する通信アダプタ4に接続されている給湯システム1の機種やシステム構成を確認するためのサービスであり、通信アダプタ4が給湯システム1から収集した情報に基づいて機種やシステム構成を判別する。
接続機器動作情報収集管理サービスは、単位時間毎(例えば1時間毎)に定期的に給湯システム1の動作情報を通信アダプタ4から収集して管理するためのサービスである。収集する動作情報は適宜のものであって良いが、例えば、単位時間毎の累積給湯量、累積消費燃料量などであってよい。収集された動作情報は、例えばビッグデータ解析による開発資料の作成に好適に利用できる。
エラー監視サービスは、給湯システム1でエラーが発生した場合に、かかるエラー情報を通信アダプタ4から取得して、サポートセンターの端末(図示せず)に通知したり、ユーザのメールアドレス宛にエラー通知を行うためのサービスである。
メンテナンスモニタサービスは、給湯システム1の修理作業を行う場合などに、給湯システム1の動作状況をリアルタイムでモニタリングするためのサービスであり、クラウドサーバ2aに通信接続した現場作業員用のタブレット端末(図示せず)などの適宜の端末で、指定した通信アダプタ4に接続された給湯システム1の動作状況をリアルタイムでモニタリングすることが可能である。
遠隔操作サービスは、給湯システム1を遠隔操作するためのサービスであり、サポートセンターの端末や、ユーザ所有のユーザ端末3などから、給湯システム1の所定の操作、例えば、給湯運転のオン/オフの切替操作や、給湯設定温度の変更操作など、を遠隔で行うことを可能にする。ユーザによる遠隔操作は、ユーザ端末3などからアプリケーションサーバ2bにログインすることによって行えるようになっている。すなわち、アプリケーションサーバ2bにログインすると、当該ユーザアカウントに関連付けられた通信アダプタ4に対して所定の操作を行えるように構成されている。さらに、ログインした状態で、関連付けられた通信アダプタ4から収集した動作情報をユーザ端末3で閲覧可能に構成されている。
この遠隔管理システムによって遠隔監視及び遠隔操作される給湯システム1は、給湯器1aと、給湯器1aの運転操作指令用のリモコン1bと、給湯器1aをインターネットなどの通信網に接続するための通信アダプタ4とを備えている。給湯器1a、リモコン1b及び通信アダプタ4は、2芯通信線などの通信線5を介して相互に通信可能に接続されている。より詳細には、給湯器1a及びリモコン1bにはそれぞれ制御マイコンなどからなる制御部(図示せず)が内蔵されており、これら制御部同士が所定の通信プロトコルで通信線5を介してシリアル通信可能に接続されている。また、給湯器1aは、外部機器用の電源電圧を2芯通信線5に出力するよう構成でき、この場合、通信データは電源電圧に重畳させることができる。リモコン1b及び通信アダプタ4は、通信線5を介して給湯器1bから供給される電源電圧によって動作するものであってもよく、独自に電源回路を内蔵するものであってもよい。通信アダプタ4は、給湯システム1から動作情報を含む各種情報を収集して管理システム2へ提供するとともに、管理システム2乃至ユーザが所有するユーザ端末3から管理システム2を経由して受信する操作指令を給湯器1a及び/又はリモコン1bに対して提供する。
なお、図示例では、給湯システム1及び通信アダプタ4は、屋外、例えば住宅の外壁の周辺やガレージなど、に設置されている。
また、屋内には、無線LANルータ6(第1のルータ)が設置されており、該無線LANルータ6はインターネット網(通信網)に接続されている。無線LANルータ6は、無線LANの親機として機能し、複数台の無線LAN子機を無線接続可能である。各無線LAN子機と無線LANルータ6との無線リンクの確立には、各子機において、無線LANルータ6のSSID及び暗号化キーからなる無線LAN接続情報を設定する必要がある。かかる設定作業の容易化のため、無線LANルータ6は、WPS(Wi−Fi Protected Setup)機能を有しており、各子機に備えられたWPSボタンをプッシュするとともに、無線LANルータ6に備えられたWPSボタンをプッシュすることによって、子機と無線LANルータ6との無線リンクが確立する。各子機は、手動による無線LAN接続情報の設定操作を行えるように構成することもでき、かかる手動設定操作は、子機に通信可能に接続されたユーザ端末3やパーソナルコンピュータなどを用いて行えるよう構成することもできる。
ユーザ端末3及び通信アダプタ4は、無線LAN子機として動作可能であり、無線LANルータ6のSSID及び暗号化キーからなる無線LAN接続情報の設定を行うことによって無線LANルータ6との無線リンクが確立され、無線LANルータ6を介してインターネットに接続できる。ユーザ端末3は、公衆無線LAN基地局10(第2のルータ)などの複数の無線LAN親機の無線LAN接続情報を記憶保持することができ、ユーザが指定した無線LAN接続情報を用いて無線LAN親機との無線リンクを確立するとともに、現在接続している無線LAN親機との無線リンクが切断された場合には、複数の無線LAN接続情報に基づいて無線LAN親機を探索して自動で無線リンクの確立が行われるよう構成されている。記憶保持している無線LAN接続情報のいずれにも接続不可の場合、ユーザ端末3は、4G回線や3G回線などの移動体通信網(図示せず)を介してインターネット網に接続するよう構成されている。
通信アダプタ4は、無線LANルータ6と所定の通信プロトコル(例えばIEEE802.11n/IEEE802.11g/IEEE802.11b など)で無線通信を行うための無線通信コントローラ(図示せず)を内蔵している。無線通信コントローラとしては、例えば、カスタムプログラミング可能な市販の無線LANモジュールを利用でき、この無線通信コントローラを通信アダプタ4の主たる制御部として機能させることができる。なお、無線通信コントローラとは別のマイクロプロセッサを主たる制御部として実装することもできる。
通信アダプタ4の制御部は、無線LANルータ6との無線リンクが確立すると、クラウドサーバ2aに自動的に接続して、接続時に各種システム構成情報を送信する。各種システム構成情報には、通信アダプタ4のシリアルナンバー(S/N)、無線LANルータ6との通信によって取得した無線LANルータ6のBSSID1(第1のルータに固有の識別情報)を含むことができる。なお、無線LANルータ6とクラウドサーバ2aとの通信はTCP/IP通信により行うことができ、上記システム構成情報は、TCPパケットのデータ部に含ませることができる。第1のルータに固有の識別情報は、TCP/IP通信のIPヘッダ及びTCPヘッダのいずれにも含まれないものとすることができる。
また、通信アダプタ4の制御部は、給湯器1a及びリモコン1bとの通信によってそれらの制御部が記憶保持している給湯システム1に関する各種情報を収集する情報収集機能と、収集した情報をクラウドサーバ2aに送信する情報送信機能とを有していてよい。クラウドサーバ2aに送信された各種情報は、必要に応じてアプリケーションサーバ2bにも提供され、ユーザ端末3に対する各種遠隔監視サービスや遠隔操作サービスに利用される。
これら各機能は、無線通信コントローラに初期状態で実装されている機能や、無線通信コントローラのカスタムプログラミングによって実現でき、各機能が実行されるタイミングは適宜設計できる。例えば、情報収集機能並びに情報送信機能は、所定時間毎に定期的に実行されるものであってもよいし、クラウドサーバ2aからの情報送信要求を受信したときに実行されるものであってもよい。
さらに、本実施形態では、ユーザがスマートフォンなどのユーザ端末3から自己のユーザーアカウントを用いてアプリケーションサーバ2bにログインすると、ユーザ端末3は、現在接続している無線LAN親機(図1においては無線LANルータ6)との通信により無線LAN親機のBSSIDを取得して、アプリケーションサーバ2bに送信するよう構成されている。アプリケーションサーバ2bは、ユーザ端末3からBSSIDを受信すると、そのユーザアカウントに関連付けられている通信アダプタ4から受信しているBSSIDとの一致確認をクラウドサーバ2aと連携して行う。
同一の無線LANルータ6に通信アダプタ4及びユーザ端末3が無線接続されている場合には、図1に示すように、ユーザ端末3から受信したBSSID1と通信アダプタ4から受信したBSSID1との一致が確認されるため、アプリケーションサーバ2bはBSSID一致通知(制限解除指令)をユーザ端末3へ送信する。
図2に示すように、ユーザ端末3が宅外の公衆無線LAN基地局に無線接続されている場合は、ユーザ端末3から受信したBSSID2と通信アダプタ4から受信したBSSID1とが不一致となるため、アプリケーションサーバ2bはBSSID不一致通知(制限指令)をユーザ端末3へ送信する。
BSSID不一致通知を受信したユーザ端末3は、BSSID一致通知を受信した場合よりも、管理システム2を介して給湯システム1に対して送出可能な操作指令の内容が制限されるよう構成されている。例えば、BSSID一致通知を受信した場合には、所定温度(例えば50℃)を超える給湯温度設定操作指令(第1の操作指令)、並びに、所定温度以下の範囲内での給湯温度設定操作指令(第2の操作指令)が可能であるが、BSSID不一致通知を受信した場合には、所定温度以下の範囲内での給湯温度設定操作指令の入力は可能であるが所定温度を超える給湯温度設定操作指令の入力ができなくなるよう構成されている。また、BSSID一致通知を受信した場合には、給湯運転ON操作指令(第1の操作指令)、並びに、給湯運転OFF操作指令(第2の操作指令)のいずれも入力可能に構成できる。一方、BSSID不一致通知を受信した場合には、給湯運転OFF操作指令の入力は可能であるが給湯運転ON操作指令の入力ができなくなるよう構成できる。
ユーザが希望する操作指令をユーザ端末3に入力すると、該操作指令はまずアプリケーションサーバ2bに送信される。アプリケーションサーバ2bは、ユーザ端末3から操作指令を受信すると、該操作指令をクラウドサーバ2aに送信する。クラウドサーバ2aは、アプリケーションサーバ2bから操作指令を受信すると、該操作指令を給湯システム1の通信アダプタ4に送信する。これにより、ユーザ端末3に入力された操作指令が、管理システム2を介して給湯システム1に即座に供給されるようになっている。なお、上記操作指令は、各送受信経路におけるコマンド形式やフォーマットが同一である必要はなく、各送受信経路の通信プロトコルその他の事情に応じて各操作指令の表現形式は種々であってよい。
通信アダプタ4は、給湯温度設定操作指令を受信すると、該指令で指定された給湯温度に設定するための操作指令を給湯器1a若しくはリモコン1bに送信し、これによって給湯温度の設定変更操作がなされる。ここで、所定温度を超える給湯温度の設定変更操作を第1の操作といい、該第1の操作を行う機能を第1遠隔操作機能という。また、所定温度以下の給湯温度の設定変更操作を第2の操作といい、該第2の操作を行う機能を第2遠隔操作機能という。この場合、第1の操作指令は、変更設定するべき給湯温度を「60℃に設定」のように直接指定する指令であってもよいし、現在の給湯温度設定が50℃であるときに1℃設定温度を上げる指令であってもよい。
上記第1実施形態に係る遠隔操作システムによれば、ユーザ端末3が自宅の無線LANルータ6に無線接続されている場合には、ユーザ端末3から操作可能なすべての操作指令を入力することができ、例えば居間で寛ぎながらユーザ端末3を用いて給湯器1aの各種操作を行うことができる。一方、外出時など、ユーザ端末3が公衆無線LAN基地局10に無線接続されているか、或いは、3G若しくは4G移動体通信網に接続されている場合には、上記したように非安全側へ給湯システム1を状態変更させるような操作指令を入力できないよう制限されるため、安全性を担保できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、熱源システムが給湯システムである場合は、第1の操作は、給湯設定温度を変更する操作すべてであってよい。また、熱源システムが、浴槽内に湯はり設定温度で湯はりを行う湯はり機能(自動追い焚き機能を含む。)を有する風呂装置である場合は、第1の操作は、湯はり設定温度を変更する操作であってよい。また、熱源システムが温水式床暖房システムやガスファンヒータなどの暖房機器である場合は、第1の操作は、暖房機器の運転開始操作であってよいし、暖房機器の運転停止操作であってもよい。また、熱源システムが暖房機器である場合は、第1の操作は、暖房機器の暖房設定温度を変更する操作、或いは、暖房能力を変更する操作であってよい。
また、上記第1実施形態では、ユーザ端末3が公衆無線LAN基地局10に接続されている場合にユーザ端末3で入力可能な操作指令を制限したが、管理システム2において中継する操作指令を制限することもできる。すなわち、給湯システム1から受信したBSSIDとユーザ端末3から受信したBSSIDとの一致を確認できた場合には、ユーザ端末3から受信する第1及び第2の操作指令をいずれも給湯システム1に送信するよう管理システム2を構成する。一方、図3に示すように、給湯システム1から受信したBSSID1とユーザ端末3から受信したBSSID2との一致を確認できない場合には、第2の操作指令は給湯システム1に送信するが、ユーザ端末3から受信する第1の操作指令を給湯システム1に送信しない(例えば、アプリケーションサーバ2bからクラウドサーバ2aへの第1の操作指令の送信を禁止する)よう管理システム2を構成することもできる。
また、図4に示すように、ユーザ端末3が公衆無線LAN基地局10に接続されている場合に、通信アダプタ4の第1遠隔操作機能を無効化し、第2遠隔操作機能のみを有効とするよう構成することもできる。すなわち、管理システム2は、給湯システム1から受信したBSSID1とユーザ端末3から受信したBSSID2との一致を確認できない場合には、給湯システム1に対してBSSID不一致通知(第1遠隔操作機能を制限するための制限指令)を送信するよう構成できる。給湯システム1は、管理システム2からBSSID不一致通知を受信すると、第1遠隔操作機能を無効化することで、上記した第1の操作が行われないよう構成できる。
1 熱源システム(給湯システム)
2 管理システム
3 ユーザ端末(スマートフォン)
4 通信アダプタ
6 第1のルータ
10 第2のルータ

Claims (10)

  1. 管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備え、
    前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有し、
    前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成され、
    前記管理システムは、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されるとともに、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記ユーザ端末に対して操作指令の入力を制限するための制限指令を送信するよう構成され、
    前記ユーザ端末は、さらに、前記管理システムから前記制限指令を受信すると、前記第1の操作指令の入力制限を行うよう構成されている、熱源システムの遠隔操作システム。
  2. 請求項1に記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、
    前記熱源システムは、さらに、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有し、
    前記ユーザ端末は、さらに、前記制限指令を受信したか否かにかかわらず、前記第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成されるとともに、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されており、
    前記管理システムは、さらに、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されている、熱源システムの遠隔操作システム。
  3. 管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備え、
    前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有し、
    前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成され、
    前記管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できた場合には、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するが、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信しないよう構成されている、熱源システムの遠隔操作システム。
  4. 請求項3に記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、
    前記熱源システムは、さらに、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有し、
    前記ユーザ端末は、さらに、前記第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成されるとともに、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成され、
    前記管理システムは、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できたか否かにかかわらず、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されている、熱源システムの遠隔操作システム。
  5. 管理システムと、第1のルータを介して前記管理システムに通信接続される熱源システムと、前記第1のルータを介して前記管理システムに通信接続可能であるとともに前記第1のルータとは異なる第2のルータを介して前記管理システムに通信接続することも可能なユーザ端末とを備え、
    前記熱源システムは、前記第1のルータから該第1のルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記管理システムからの所定の第1の操作指令により所定の第1の操作を行う第1遠隔操作機能を有し、
    前記ユーザ端末は、前記第1の操作指令の入力を受け付けて入力された第1の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成されるとともに、前記第1又は第2のルータから該ルータに固有の識別情報を取得して、該識別情報を前記管理システムに送信するよう構成され、
    前記管理システムは、前記ユーザ端末から受信する第1の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されているとともに、前記熱源システムから受信した前記識別情報と前記ユーザ端末から受信した前記識別情報との一致を確認できない場合には、前記熱源システムに対して第1遠隔操作機能を制限するための制限指令を送信するよう構成され、
    前記熱源システムは、さらに、前記管理システムから前記制限指令を受信すると、前記第1遠隔操作機能を制限するよう構成されている、熱源システムの遠隔操作システム。
  6. 請求項5に記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、所定の第2の操作指令の入力をも受け付け可能に構成され、入力された第2の操作指令を前記管理システムに送信するよう構成され、
    前記管理システムは、さらに、前記ユーザ端末から受信する第2の操作指令を前記熱源システムに送信するよう構成されおり、
    前記熱源システムは、さらに、前記制限指令を受信したか否かにかかわらず、前記管理システムからの所定の第2の操作指令により所定の第2の操作を行う第2遠隔操作機能をも有している、
    熱源システムの遠隔操作システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記熱源システムは給湯システムであり、第1の操作は、給湯設定温度を変更する操作である、熱源システムの遠隔操作システム。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記熱源システムは浴槽内に湯はり設定温度で湯はりを行う湯はり機能を有する風呂装置であり、第1の操作は、湯はり設定温度を変更する操作である、熱源システムの遠隔操作システム。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記熱源システムは暖房機器であり、第1の操作は、暖房機器の運転開始操作又は運転停止操作である、熱源システムの遠隔操作システム。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の熱源システムの遠隔操作システムにおいて、前記第1及び第2のルータは無線LANルータであり、第1のルータの識別情報は第1のルータのBSSIDであり、第2のルータの識別情報は第2のルータのBSSIDである、熱源システムの遠隔操作システム。
JP2017091028A 2017-05-01 2017-05-01 熱源システムの遠隔操作システム Active JP6844407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017091028A JP6844407B2 (ja) 2017-05-01 2017-05-01 熱源システムの遠隔操作システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017091028A JP6844407B2 (ja) 2017-05-01 2017-05-01 熱源システムの遠隔操作システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018191100A true JP2018191100A (ja) 2018-11-29
JP6844407B2 JP6844407B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=64480294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017091028A Active JP6844407B2 (ja) 2017-05-01 2017-05-01 熱源システムの遠隔操作システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6844407B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019161493A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 接続ルータ判定方法、および、機器制御システム
JP2021021532A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社ノーリツ 給湯装置、給湯システム、サーバおよびプログラム
JP2021032471A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 リンナイ株式会社 熱源装置及び冷房装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032655A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 制御端末及び機器制御方法
JP2009147517A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sharp Corp 通信端末装置、データ中継装置、携帯電話機、通信システム、通信端末装置の制御方法、データ中継装置の制御方法、通信端末装置制御プログラム、データ中継装置制御プログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2012253756A (ja) * 2011-05-09 2012-12-20 Glamo Inc リモートコントロール端末、サーバ、方法、及びコンピュータプログラム
CN103760862A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 东莞维锐光电科技有限公司 智能家居管理方法及智能家居管理***
WO2014103304A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 パナソニック株式会社 制御方法
JP2014195196A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Mitsubishi Electric Corp 遠隔制御システム、電気機器、端末装置、および、コントローラ
JP2015050565A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 シャープ株式会社 制御方法、遠隔操作装置、制御プログラム、およびサーバ
JP2015082782A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 三菱電機株式会社 機器制御システム
JP2015108891A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 シャープ株式会社 初期化処理装置、電子機器、初期化処理方法、初期化処理プログラム及び記録媒体
US20160335423A1 (en) * 2015-05-12 2016-11-17 Echostar Technologies L.L.C. Restricted access for home automation system

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032655A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 制御端末及び機器制御方法
JP2009147517A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sharp Corp 通信端末装置、データ中継装置、携帯電話機、通信システム、通信端末装置の制御方法、データ中継装置の制御方法、通信端末装置制御プログラム、データ中継装置制御プログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2012253756A (ja) * 2011-05-09 2012-12-20 Glamo Inc リモートコントロール端末、サーバ、方法、及びコンピュータプログラム
WO2014103304A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 パナソニック株式会社 制御方法
JP2014195196A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Mitsubishi Electric Corp 遠隔制御システム、電気機器、端末装置、および、コントローラ
JP2015050565A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 シャープ株式会社 制御方法、遠隔操作装置、制御プログラム、およびサーバ
JP2015082782A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 三菱電機株式会社 機器制御システム
JP2015108891A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 シャープ株式会社 初期化処理装置、電子機器、初期化処理方法、初期化処理プログラム及び記録媒体
CN103760862A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 东莞维锐光电科技有限公司 智能家居管理方法及智能家居管理***
US20160335423A1 (en) * 2015-05-12 2016-11-17 Echostar Technologies L.L.C. Restricted access for home automation system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019161493A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 接続ルータ判定方法、および、機器制御システム
JP2021021532A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社ノーリツ 給湯装置、給湯システム、サーバおよびプログラム
JP7299491B2 (ja) 2019-07-29 2023-06-28 株式会社ノーリツ 給湯装置、給湯システム、サーバおよびプログラム
JP2021032471A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 リンナイ株式会社 熱源装置及び冷房装置
JP7316879B2 (ja) 2019-08-23 2023-07-28 リンナイ株式会社 熱源装置及び冷房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6844407B2 (ja) 2021-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250922B2 (ja) 無線接続システム
US20140121786A1 (en) Smart gateway, smart home system and smart remote control method thereof
KR101576670B1 (ko) 스마트 폰 앱을 이용한 난방시스템의 원격 제어 및 관리 장치와 이를 이용한 난방시스템의 원격 제어 및 관리방법
JP5870729B2 (ja) 遠隔操作システムおよび住宅設備機器
WO2015033594A1 (ja) 遠隔操作システムにおける登録支援システム、通信端末装置、および電子機器
KR20150097254A (ko) 무선 통신 시스템에서 인증 정보 송수신 방법 및 장치
JP6844407B2 (ja) 熱源システムの遠隔操作システム
US10841118B2 (en) Automatic pairing method and server
JP6469770B2 (ja) 遠隔操作システムにおける登録支援システム
JP2017204872A (ja) 遠隔操作システムにおける登録支援システム
JP6904022B2 (ja) 温水利用設備の遠隔管理用ペアリングシステム、並びに、このシステムに用いられる通信アダプタ
JP2018186452A (ja) 温水利用設備の遠隔管理用ペアリングシステム、並びに、このシステムに用いられる通信アダプタ
CN103888980B (zh) 一种访问控制列表的管理方法和小型基站
JP6270491B2 (ja) 認証方法及び認証システム
JP6798398B2 (ja) 通信システム
JP2019097027A (ja) 通信システム、通信システムの制御方法、及び、中継装置
WO2018186204A1 (ja) 通信システム
JP5726159B2 (ja) 機器制御システム、ネットワークアダプタ、制御端末およびサーバ
JP2019129395A (ja) 中継装置、ルータ、通信装置および通信システム
JP2020027546A (ja) 中継装置、これを備えた設備機器および設備機器システム
JP2018207527A (ja) 遠隔操作システムにおける登録支援システム
JP2018182457A (ja) 通信システム
JP6407394B2 (ja) 無線接続システム
JP7052288B2 (ja) 中継装置
KR20170016418A (ko) 블루투스 기반 콘센트장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6844407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150