JP2018185419A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化できるプロジェクターを提供すること。【解決手段】プロジェクターは、画像を投射する投射光学装置48と、投射光学装置の中心軸CXに対する交差方向に投射光学装置を移動させる移動装置5と、を備え、移動装置は、投射光学装置を保持する保持部材51と、保持部材を上記交差方向に移動可能に支持する支持部材53と、保持部材を上記交差方向に移動させる駆動装置54と、を有し、投射光学装置は、レンズLEを保持する鏡筒本体482と、鏡筒本体に設けられ、保持部材によって保持される被保持部と、を有し、保持部材による被保持部の保持面と、保持部材において支持部材に対する摺動面とは、上記中心軸に沿う方向において離間し、被保持部は、上記中心軸に沿って見て鏡筒本体の外形の内側に位置し、保持部材に固定される被固定部を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、変調された光を投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、投射光学装置による画像の投射位置を調整可能なプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターは、投射光学装置を保持するとともに、投射光学装置の中心軸に対する直交方向に当該投射光学装置を移動させる移動装置(投射位置調整装置)を備える。この移動装置は、第1移動部材、第2移動部材、支持部材、駆動装置、伝達装置及び連結部材を有する。これらのうち、支持部材は、当該支持部材との間に第2移動部材を挟持した状態で、第1移動部材が連結部材によって連結される支持体である。また、駆動装置は、使用者の回転操作によって、伝達装置の第1伝達部を介して第1移動部材を移動させる第1駆動部と、当該伝達装置の第2伝達部を介して第2移動部材を移動させる第2駆動部と、を有する。これらのうち、第1駆動部によって、第1移動部材は、投射光学装置が固定された状態にて、上記直交方向のうち第1方向に移動される。また、第2駆動部によって、第2移動部材は、第1移動部材と係合した状態にて、上記直交方向のうち上記第1方向に直交する第2方向に移動される。
これにより、投射光学装置の位置を上記第1方向及び上記第2方向に移動させることができ、当該投射光学装置による画像の投射位置を調整できる。
特開2015−184352号公報
近年、プロジェクターには小型化の要望が高まっている。これに対し、上記投射光学装置を移動可能で、当該投射光学装置、ひいては、プロジェクターの小型化を実現可能な移動装置の構成が要望されている。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、小型化できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るプロジェクターは、画像を投射する投射光学装置と、前記投射光学装置の中心軸に対する交差方向に前記投射光学装置を移動させる移動装置と、を備え、前記移動装置は、前記投射光学装置を保持する保持部材と、前記保持部材を前記交差方向に移動可能に支持する支持部材と、前記保持部材を前記交差方向に移動させる駆動装置と、を有し、前記投射光学装置は、レンズを保持する鏡筒本体と、前記鏡筒本体に設けられ、前記保持部材によって保持される被保持部と、を有し、前記保持部材による前記被保持部の保持面と、前記保持部材において前記支持部材に対する摺動面とは、前記中心軸に沿う方向において離間し、前記被保持部は、前記中心軸に沿って見て前記鏡筒本体の外形の内側に位置し、前記保持部材に固定される被固定部を有することを特徴とする。
このような構成によれば、保持部材に固定される被保持部の被固定部は、鏡筒本体の中心軸に沿って見て当該鏡筒本体の外形より内側に位置する。これによれば、例えば、ねじ等の固定部材を当該中心軸に沿って被固定部に挿入して、被保持部を保持部材に固定する場合に、当該固定部材が鏡筒本体に当たらないように、被保持部を当該鏡筒本体より外側に広げる必要が無い。従って、投射光学装置及び当該投射光学装置を保持する移動装置を小型化でき、ひいては、プロジェクターを小型化できる。
そして、保持部材による被保持部の保持面と、支持部材に対する保持部材の摺動面とが上記中心軸に沿う方向において離間している。これによれば、保持面を投射光学装置における被保持部の位置に合わせた状態で、当該摺動面を投射光学装置の略中央に位置付けることができる。このため、駆動装置による保持部材及び投射光学装置の移動時に、当該投射光学装置が傾くことを抑制できる。この他、保持面を投射光学装置における端部に位置付けることができるので、被保持部と保持部材との固定を実施しやすくすることができる。
上記一態様では、前記鏡筒本体は、前記画像の入射側及び出射側の一方に向かうに従って、外形が大きくなり、前記被保持部は、前記鏡筒本体において前記一方とは反対側に位置することが好ましい。
このような構成によれば、被固定部が鏡筒本体の外形の内側に位置する被保持部を、より小型化できる。従って、プロジェクターを一層小型化できる。また、上記固定部材を用いて被保持部及び保持部材を固定する場合には、上記一方とは反対側から当該固定部材を挿入することにより、これら被保持部及び保持部材を確実に固定できる。
上記一態様では、前記駆動装置は、前記投射光学装置に対して前記中心軸と直交する第1方向上に位置し、前記保持部材を前記第1方向に沿って移動させることが好ましい。
ここで、保持部材を上記第1方向に沿って移動させる駆動装置が、投射光学装置に対して当該第1方向及び上記中心軸のそれぞれと交差する第2方向側に位置する場合、ギア等の伝達装置を用いて、保持部材の移動方向を変換する必要がある。この場合、伝達装置を設けることによって、移動装置が大型化する。
また、駆動装置が、投射光学装置に対して上記第1方向側で、かつ、上記第2方向にずれている場合、保持部材を上記第1方向に移動させようとすると、当該保持部材において他の方向側の端部に移動力が加わるため、保持部材の移動が安定しづらい。
これに対し、駆動装置が、上記のように配置されていることにより、上記伝達装置を用いる必要がないので、移動装置、ひいては、プロジェクターを小型化できる他、保持部材を上記第1方向に沿って安定して移動させることができる。
上記一態様では、前記移動装置は、前記保持部材と係合する移動部材を有し、前記駆動装置は、前記第1方向に沿う回動軸を中心として回動され、外周に螺旋溝を有するスクリューギアを有し、前記移動部材は、前記スクリューギアと噛合して、前記スクリューギアの回転に伴って前記第1方向に沿って移動されることが好ましい。
このような構成によれば、スクリューギアの回動に伴って、保持部材を確実に移動させることができる。従って、簡易な構成によって、保持部材及び投射光学装置を移動させることができる。
上記一態様では、前記移動部材は、前記保持部材に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、変形可能な特性を有することが好ましい。
なお、このような挿入部は、変形可能な材料(例えば樹脂)により形成できる。
このような構成によれば、挿入部が保持部材に挿入される際に変形(圧潰)することにより、上記第1方向における挿入部と保持部材との間に隙間(遊び)が生じることを抑制できる。従って、保持部材及び投射光学装置の移動を円滑に実施できる他、当該がたつきによる投射光学装置の位置ずれが生じることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターを示す斜視図。 上記実施形態における画像投射装置を示す模式図。 上記実施形態における投射光学ユニットを示す斜視図。 上記実施形態における投射光学ユニットを示す斜視図。 上記実施形態における投射光学ユニットを示す分解斜視図。 上記実施形態における投射光学装置を示す斜視図。 上記実施形態における投射光学装置を光入射側から見た図。 上記実施形態における移動装置を光出射側から見た分解斜視図。 上記実施形態における移動装置を光入射側から見た分解斜視図。 上記実施形態における保持部材及び移動部材を示す斜視図。 上記実施形態における駆動装置を示す分解斜視図。 上記実施形態における駆動装置を示す分解斜視図。 上記実施形態における移動装置を示す断面図。 上記実施形態における投射光学ユニットを示す断面図。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた光源装置41から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射する画像表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2を備える。
このようなプロジェクター1は、詳しくは後述するが、画像を投射する投射光学装置48を移動させて、当該投射光学装置48による画像の投射位置を調整可能な移動装置5(図3参照)の構成に特徴の1つを有する。
以下、プロジェクター1の各構成について説明する。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、全体略直方体形状に形成されている。この外装筐体2は、天面部21、底面部22、正面部23、背面部24、左側面部25及び右側面部26を有する。
これらのうち、正面部23は、後述する投射光学装置48における光出射側の端部を露出させる開口部231を有する。この開口部231は、正面部23の内側に設けられたシャッターSHによって開閉される。
天面部21は、凹部211、開口部212,213及び操作部214を有する。
凹部211は、天面部21において正面部23側に位置し、略矩形状に形成されている。この凹部211における底部には、開口部212が形成されている。この開口部212を介して、投射光学装置48によって投射される画像のフォーカス調整及びズーム調整を行うための操作レバーLV1,LV2が露出される。また、凹部211における背面部24側の内面には、後述する移動装置5を構成するダイヤル543の一部が露出される。
開口部213は、凹部211より正面部23側に位置し、長径が正面部23に沿う長孔状に形成されている。この開口部213の内部には、上記シャッターSHの操作部SH1が配置され、当該操作部SH1を開口部213に沿ってスライドさせることにより、シャッターSHが開口部231を開閉する。
操作部214は、複数のボタン(図示省略)を有し、ユーザーによって入力されたボタンに応じた操作信号を、後述する制御装置に出力する。
[装置本体の構成]
図2は、画像投射装置4を示す模式図である。
装置本体3は、プロジェクター1の内部構造に相当し、上記外装筐体2内に配置される。この装置本体3は、図2に示すように、画像投射装置4を備える他、図示を省略するが、プロジェクター1の動作を制御する制御装置、電子部品に電力を供給する電源装置、及び、冷却対象を冷却する冷却装置を備える。
[画像投射装置の構成]
画像投射装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この画像投射装置4は、設計上の光軸である照明光軸Ax上の所定位置にそれぞれ配置される光源装置41、均一化装置42、色分離装置43、リレー装置44、画像形成装置45、光学部品用筐体46及び投射光学ユニット47を備える。
これらのうち、光学部品用筐体46は、上記装置42〜44と、画像形成装置45のフィールドレンズ451及び入射側偏光板452と、を支持する箱状筐体である。この光学部品用筐体46は、図示を省略するが、投射光学ユニット47の移動装置5(図3及び図4参照)が固定される固定部を有する。
光源装置41は、均一化装置42に光束を出射する。この光源装置41は、光源ランプ411、リフレクター412及び平行化レンズ413と、これらを収納するハウジング414と、を有する。しかしながら、光源装置41は、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の固体光源と、当該固体光源から出射された光の少なくとも一部の波長を変換する波長変換素子と、を有する構成としてもよい。更に、光源装置の数は、2つ以上でもよい。
均一化装置42は、光源装置41から入射される光束の中心軸に直交する面内の照度を均一化する。この均一化装置42は、光源装置41からの光束の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置422、第2レンズアレイ423、偏光変換素子424及び重畳レンズ425を有する。なお、調光装置422は、無くてもよい。
色分離装置43は、均一化装置42から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置43は、ダイクロイックミラー431,432及び反射ミラー433を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、緑色光及び青色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
画像形成装置45は、分離された各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調した後、当該各色光を合成して画像光を形成する。この画像形成装置45は、各色光に応じて設けられるフィールドレンズ451、入射側偏光板452、光変調装置453(赤、緑及び青用の光変調装置をそれぞれ453R,453G,453Bとする)及び出射側偏光板454と、1つの色合成装置455と、を有する。
これらのうち、光変調装置453は、本実施形態では、対応する色光が入射される入射面と、変調された光が出射される出射面とが互いに反対側の面となる透過型の液晶パネルを有する。
色合成装置455は、本実施形態では、略四角柱状のクロスダイクロイックプリズムによって構成されているが、複数のダイクロイックミラーによって構成することも可能である。
なお、図示を省略するが、各色光に応じた光変調装置453及び出射側偏光板454は、色合成装置455において各色光の入射面に固定される保持部材に取り付けられる。すなわち、光変調装置453、出射側偏光板454及び色合成装置455は、画像形成ユニットとして一体化されている。
[投射光学ユニットの構成]
図3及び図4は、投射光学ユニット47を光出射側及び光入射側のそれぞれから見た斜視図である。また、図5は、投射光学ユニット47を示す分解斜視図である。
投射光学ユニット47は、図3〜図5に示すように、画像形成装置45によって形成された画像光を上記被投射面上に拡大投射する投射光学装置48と、当該被投射面への画像光の投射位置を調整可能な投射位置調整装置としての移動装置5と、を有する。
なお、以下の説明では、投射光学装置48の中心軸CXに沿う方向のうち、当該投射光学装置48による画像の出射方向を+Z方向とする。この+Z方向(当該中心軸CX)に交差し、かつ、互いに交差する+X方向及び+Y方向のうち、+Y方向を、上記底面部22から上記天面部21に向かう方向とする。また、+X方向(交差方向)を、左側面部25から右側面部26に向かう方向(換言すると、+Y方向が上側となるように+Z方向側から見た場合の左から右に向かう方向)とする。更に、+Z方向とは反対方向を−Z方向とする。−X方向及び−Y方向も同様である。なお、本実施形態では、+X方向、+Y方向及び+Z方向は、互いに直交する方向と規定している。
更に、投射光学装置48に対する画像光の入射側を光入射側(−Z方向側)と言い、当該画像光の出射側を光出射側(+Z方向側)という場合がある。
[投射光学装置の構成]
図6は、投射光学装置48を光入射側から見た斜視図である。
投射光学装置48は、図5及び図6に示すように、複数のレンズLEと、当該複数のレンズLEを収容する鏡筒481と、2つの装着部材484と、を備える。
複数のレンズLEには、上記画像形成装置45から画像光が入射される入射側レンズLE1(図6)や、当該画像光が出射される出射側レンズLE2(図5)の他、図示を省略するが、ズームレンズ及びフォーカスレンズが含まれる。
[装着部材の構成]
ここで、装着部材484(484A,484B)について、図5及び図6を用いて先に説明する。
2つの装着部材484は、鏡筒481とは別部材として構成され、それぞれ鏡筒481の後述する被保持部483に取り付けられる。これら装着部材484は、投射光学装置48(鏡筒481)と、移動装置5の後述する保持部材51とを組み合わせる際に用いられる部材である。
このような2つの装着部材484のうち、被保持部483における−X方向側の端部に取り付けられる装着部材484は、図5及び図6に示すように、平板部4841、円弧状部4842、2つの取付部4843及び2つのねじ孔4844を有する。
平板部4841は、被保持部483における+Z方向側の面に対向する。
円弧状部4842は、後述する鏡筒本体482の外形に沿う円弧状に形成されている。
2つの取付部4843は、装着部材484を被保持部483に取り付ける部位である。これら取付部4843は、平板部4841において+Y方向側の端部及び−Y方向側の端部に、それぞれ−Z方向に突出する鉤状に形成されている。
2つのねじ孔4844は、平板部4841における+Y方向側及び−Y方向側の端部近傍に形成されている。これらねじ孔4844には、後述する保持部材51の孔部5142(図10参照)及び後述する被保持部483の貫通孔4832(図6参照)を挿通したねじS1が固定される。
なお、被保持部483における+X方向側の端部に取り付けられる装着部材484Aは、+Y方向に沿う軸を中心として装着部材484Bと線対称に形成されている。すなわち、装着部材484Aも、当該装着部材484Bと同様に、平板部4841、円弧状部4842、取付部4843及びねじ孔4844を有する。
[鏡筒の構成]
図7は、投射光学装置48を光入射側から見た図である。
鏡筒481は、図5〜図7に示すように、鏡筒本体482及び被保持部483を備えて構成されている。
鏡筒本体482は、図5及び図6に示すように、−Z方向側から+Z方向側に向かって外径寸法が段階的に大きくなる円筒状に形成されており、上記複数のレンズLEのうち、入射側レンズLE1以外のレンズを保持する。この鏡筒本体482においてズームレンズ及びフォーカスレンズが配置される部位は、上記操作レバーLV1,LV2(図1参照)に対する操作に応じて回動される。これにより、ズームレンズ及びフォーカスレンズが+Z方向に沿って移動され、投射画像のズーム状態及びフォーカス状態が調整される。
被保持部483は、図5〜図7に示すように、鏡筒481において径方向外側に広がるフランジ部を構成する矩形状の板状部分であり、鏡筒本体482における−Z方向側(光入射側)の端部に配置される。
この被保持部483は、図6及び図7に示すように、突出部4831と、複数の貫通孔4832と、を有する。
突出部4831は、−Z方向側の面から−Z方向側に円筒状に突出している。この突出部4831は、上記入射側レンズLE1を把持する把持部として機能する。
複数の貫通孔4832は、被保持部483を−Z方向側から見た場合の四隅に位置する。これら貫通孔4832には、ねじS1が挿通する。すなわち、各貫通孔4832は、ねじS1によって保持部材51に固定される被固定部を構成する。
ここで、図7に示すように、貫通孔4832は、−Z方向側から見て鏡筒本体482の外形より内側に位置する。また、装着部材484の各ねじ孔4844は、−Z方向側から見て各貫通孔4832と一致しており、同様に、鏡筒本体482の外形より内側に位置する。このため、ねじS1の軸部は、被保持部483に対して−Z方向側から+Z方向に沿うように、各貫通孔4832に挿入されて、装着部材484の各ねじ孔4844に固定される。
[移動装置の構成]
図8及び図9は、移動装置5を光出射側及び光入射側のそれぞれから見た分解斜視図である。
移動装置5は、上記のように、投射光学装置48を保持するとともに、当該投射光学装置48を+Y方向に沿って移動させて、当該投射光学装置48による画像の投射位置を+Y方向において調整する。この移動装置5は、図8及び図9に示すように、保持部材51、移動部材52、支持部材53及び駆動装置54を備える。
[保持部材の構成]
図10は、保持部材51を−Z方向側で+Y方向側から見た斜視図である。なお、図10においては、保持部材51に一部が挿入される移動部材52も図示している。
保持部材51は、移動部材52及び駆動装置54によって+Y方向に沿って移動可能に支持部材53に支持され、上記鏡筒481とねじS1によって組み合わされる。この保持部材51は、図8〜図10に示すように、天面部511、底面部512、正面部513、背面部514、左側面部515及び右側面部516を有し、これらにより箱型に形成されている。
なお、天面部511及び底面部512は、+Y方向に交差する部位であり、天面部511は+Y方向側に、底面部512は−Y方向側に位置する。正面部513及び背面部514は、+Z方向に交差する部位であり、正面部513は+Z方向側に、背面部514は−Z方向側に位置する。左側面部515及び右側面部516は、+X方向に交差する部位であり、右側面部516は+X方向側に、左側面部515は−X方向側に位置する。
これらのうち、背面部514は、鏡筒481の被保持部483と組み合わされる部位(鏡筒481を保持する部位)である。この背面部514は、図9及び図10に示すように、−Z方向側から見て略矩形状に形成されている。この背面部514は、略中央に位置する円形状の開口部5141と、四隅に位置する4つの孔部5142と、を有する。
開口部5141は、投射光学装置48に入射される画像光が通過する開口部である。
4つの孔部5142は、ねじS1の軸部が挿通する孔部である。これら孔部5142に挿入されたねじS1の軸部は、上記のように、被保持部483の貫通孔4832を挿通して、上記装着部材484のねじ孔4844に螺合する。これにより、投射光学装置48が保持部材51に固定される。すなわち、保持部材51において、背面部514における+Z方向側の面が、投射光学装置48を保持する保持面となる。
正面部513は、図8〜図10に示すように、+Z方向側から見て+Y方向に長辺を有する矩形状に形成されており、+Y方向側の端部は、天面部511より+Y方向側に位置し、−Y方向側の端部は、底面部512より−Y方向側に位置している。このような正面部513は、開口部5131、4つの摺動面5132、4つの挿入孔5133、2つのガイド孔5134、及び、被挿入部5135を有する。
開口部5131は、図8に示すように、正面部513の+Y方向における中央に位置しており、当該開口部5131の端縁は、上記面部511,512,515,516の各内面と接続されている。この開口部5131内には、上記鏡筒481において背面部514に固定される−Z方向側の端部が挿入される。
4つの摺動面5132は、図9及び図10に示すように、矩形状の正面部513における四隅で、かつ、−Z方向側の面に位置している。すなわち、各摺動面5132は、正面部513において支持部材53と対向する−Z方向側の面の四隅に位置している。これら摺動面5132は、XY平面に沿う平坦面であり、保持部材51と支持部材53とが組み合わされた際に、当該支持部材53において後述する支持面5332(図8参照)と当接する。すなわち、各摺動面5132は、保持部材51において支持部材53に対する移動面を構成する。
4つの挿入孔5133は、図8〜図10に示すように、矩形状の正面部513における四隅、すなわち、上記摺動面5132の形成部位に位置している。これら挿入孔5133には、支持部材53のボス5333がそれぞれ挿入される。
2つのガイド孔5134は、支持部材53のガイド突起5334がそれぞれ挿入されて、保持部材51の+Y方向に沿う移動を案内する部位である。これらガイド孔5134は、+Y方向に長径を有する長孔状に形成されている。このようなガイド孔5134のうち、一方のガイド孔5134は、開口部5131に対して+Y方向側に位置する2つの挿入孔5133の間に位置し、他方のガイド孔5134は、開口部5131に対して−Y方向側に位置する2つの挿入孔5133の間に位置する。
被挿入部5135は、図10に示すように、正面部513における−Z方向側の面に位置する。この被挿入部5135は、移動部材52の挿入部521が挿入される孔部であり、保持部材51において移動部材52と係合する係合部である。この被挿入部5135の内側には、当該被挿入部5135の内径を小さくする突出部5136が突出している。
[移動部材の構成]
移動部材52は、後述する駆動装置54によって+Y方向に沿って移動し、保持部材51を+Y方向に沿って移動させる部材である。この移動部材52は、図8〜図10に示すように、挿入部521、噛合部522及び2つの当接部523を有し、+Y方向側から見て略Y字状に形成されている。
挿入部521は、+Z方向側に突出する突出部であり、保持部材51の被挿入部5135に挿入される。この挿入部521は、XY平面に沿う断面が−Y方向側に開口する略U字状に形成されている。この挿入部521の内部には、図8及び図9に示すように、−Y方向側に突出する2つの凸部5211が形成されている。
これら凸部5211は、挿入部521が被挿入部5135に挿入された際に上記突出部5136に当接し、当該突出部5136によって変形される。これら凸部5211が変形(圧潰)されることによって、被挿入部5135の内側端面と挿入部521との間に隙間(+Y方向における隙間)が生じることが抑制され、当該内側端面と挿入部521との間にがたつきが生じることが抑制される。
このような構成から、移動部材52(少なくとも凸部5211)は、所定の押圧力によって変形可能な材料(例えば樹脂)により形成されている。
噛合部522は、図8〜図10に示すように、+Z方向に凹む円弧状に形成されている。この噛合部522は、図9及び図10に示すように、後述する駆動装置54のスクリューギア541と噛合する複数の歯5221を、−Z方向側の面に有する。
2つの当接部523は、+X方向における噛合部522の両端部から、互いに離間する方向に延出している。すなわち、2つの当接部523は、+X方向において噛合部522を挟む位置に設けられている。これら当接部523は、後述する規制部5316(図11参照)の−Z方向側の面に当接する。これにより、移動部材52が、支持部材53から+Z方向側に脱落することを抑制する他、スクリューギア541の回動とともに+Y方向に沿う軸を中心として回動することが抑制され、当該スクリューギア541の回動が移動部材52の+Y方向に沿う移動に変換される。
[支持部材の構成]
支持部材53は、図3〜図5に示すように、保持部材51、移動部材52及び駆動装置54を支持し、移動装置5の外観を主に構成する筐体であり、上記光学部品用筐体46に固定される。この支持部材53は、図8及び図9に示すように、天面部531、底面部532、正面部533、背面部534、左側面部535及び右側面部536を有し、これらにより、矩形筒状に形成されている。そして、支持部材53の内側には、正面部533に対する+Z方向側、及び、背面部534に対する−Z方向側と連通し、かつ、各面部531,532,535,536によって囲まれた収容空間SP1が形成され、当該収容空間SP1内に、投射光学装置48を保持した保持部材51が配置される。
なお、上記保持部材51と同様に、天面部531及び底面部532は、+Y方向に交差する部位であり、天面部531は+Y方向側に、底面部532は−Y方向側に位置する。正面部533及び背面部534は、+Z方向に交差する部位であり、正面部533は+Z方向側に、背面部534は−Z方向側に位置する。左側面部535及び右側面部536は、+X方向に交差する部位であり、右側面部536は+X方向側に、左側面部535は−X方向側に位置する。
これらのうち、左側面部535及び右側面部536は、上記光学部品用筐体46に固定される腕部5351,5361を有する。これら腕部5351,5361は、各側面部535,536に突設されており、それぞれ+Y方向における両端近傍の位置に、光学部品用筐体46に固定されるねじ(図示省略)が挿通する孔部5352,5362を有する。また、腕部5351は、光学部品用筐体46に挿入される位置決め突起5353を有し、図示を省略するが、腕部5361も、同様の位置決め突起を有する。
正面部533は、図8に示すように、保持部材51が挿入される開口部5331を中央に有する。この他、正面部533は、4つの支持面5332と、それぞれ+Z方向に突出する4つのボス5333及び2つのガイド突起5334と、を有する。
4つの支持面5332は、+Z方向側から見て矩形状の正面部533の四隅にそれぞれ位置し、XY平面に沿う平坦面であり、保持部材51を支持する。これら支持面5332には、保持部材51において対応する上記摺動面5132(図9参照)が当接される。すなわち、保持部材51は、各支持面5332に沿って+Y方向又は−Y方向に移動する。
4つのボス5333は、各支持面5332から+Z方向に長円柱状に突出している。これらボス5333は、保持部材51と組み合わされる際に、上記挿入孔5133を挿通する。そして、この状態にて、各ボス5333に、圧縮コイルばねである付勢部材BMが内部に配置される有底筒状の押圧部材PMが取り付けられ、各ボス5333の突出方向先端部に形成されたねじ孔に、ワッシャーWが取り付けられたねじS2が固定される。これにより、一端がワッシャーWに当接した付勢部材BMの付勢力が、当該付勢部材BMの他端が底部に当接する押圧部材PMを介して保持部材51に作用し、当該保持部材51は、支持部材53側に付勢されつつ当該支持部材53に取り付けられる。すなわち、保持部材51は、付勢部材BMの付勢力が作用される押圧部材PMによって、支持部材53に押圧される。
2つのガイド突起5334は、開口部5331に対する+Y方向側及び−Y方向側で、+X方向における略中央に突設されている。これらガイド突起5334は、上記ガイド孔5134に挿入され、保持部材51の+Y方向に沿う移動を案内するとともに、当該保持部材51の移動範囲を規定する。
背面部534は、図9に示すように、円形状の開口部5341、及び、4つの孔部5342を有する。
開口部5341は、投射光学装置48に入射される画像光が通過する開口部である。
4つの孔部5342は、背面部534の四隅近傍に位置する。これら孔部5342には、上記ねじS1が挿通する。このような孔部5342が背面部534に形成されていることにより、保持部材51が収容空間SP1に設けられた状態にて、保持部材51に投射光学装置48を取り付けることが可能となる。
図11は、支持部材53の天面部531の構成を示す斜視図である。換言すると、図11は、支持部材53に取り付けられる駆動装置54を光出射側(+Z方向側で+Y方向側)から見た分解斜視図である。
天面部531は、図8及び図11に示すように、+Z方向側の端部近傍に、駆動装置54が配置される配置部5311を有する。この配置部5311は、図11に示すように、凹部5312、2つの位置決め突起5313、3つのボス5314、3つの壁部5315及び2つの規制部5316を有する。
凹部5312は、円形状に形成されている。この凹部5312には、駆動装置54を構成するスクリューギア541における−Y方向側の端部が挿入される。
2つの位置決め突起5313は、+X方向において凹部5312を挟む位置に突設されている。これら位置決め突起5313は、駆動装置54を構成する押さえ部材542を挿通して、当該押さえ部材542を位置決めする。
3つのボス5314は、天面部531から+Y方向側に突出しており、先端にねじS3が固定されることにより、押さえ部材542が取り付けられる部位である。これらボス5314のうち、+Z方向側に位置する2つのボス5314は、+X方向において凹部5312を挟み、かつ、上記2つの位置決め突起5313の間に位置する。また、−Z方向側に位置する残り1つのボス5314は、凹部5312に対して−Z方向側に位置する。
3つの壁部5315は、上記複数のボス5314と同様に、天面部531から+Y方向側に起立し、当該複数のボス5314間を接続する。具体的に、3つの壁部5315のうち、2つの壁部5315は、+Y方向側から見て上記凹部5312に対して+X方向側及び−X方向側に位置する2つのボス5314から−Z方向に延出する。また、残りの1つの壁部5315は、上記凹部5312に対して−Z方向側に位置するボス5314から+X方向側及び−X方向側に延出し、上記2つの壁部5315と接続されている。これら壁部5315によって、凹部5312は、三方(+X方向側、−X方向側及び−Z方向側)が囲まれる。
2つの規制部5316は、+X方向において凹部5312を挟む2つのボス5314から互いに近接する方向にそれぞれ延出し、上記移動部材52の各当接部523と−Z方向側にて当接する。具体的に、1つの規制部5316は、凹部5312に対して+X方向側に位置するボス5314から−X方向に沿って延出し、他の1つの規制部5316は、凹部5312に対して−X方向側に位置するボス5314から+X方向に沿って延出している。これら規制部5316に沿って、スクリューギア541の回動とともに、移動部材52が+Y方向又は−Y方向に摺動される。
[駆動装置の構成]
図12は、支持部材53及び駆動装置54を光入射側(−Z方向側で−Y方向側)から見た分解斜視図である。
駆動装置54は、移動部材52を介して保持部材51と連結され、当該保持部材51を+Y方向に沿って移動(進退)させる。この駆動装置54は、図3及び図4に示したように、+Y方向に沿い、かつ、投射光学装置48の中心軸CXに直交する方向上(第1方向上)に位置する。このような駆動装置54は、図11及び図12に示すように、スクリューギア541、押さえ部材542、ダイヤル543、付勢部材544、ワッシャー545及びねじS3,S4を有する。
[スクリューギアの構成]
スクリューギア541は、−Y方向側の端部が上記凹部5312に挿入されることによって、+Y方向に沿う回動軸を中心として回動可能に支持される軸状部材である。このように配置されることによって、スクリューギア541の中心軸の延長線は、投射光学装置48の中心軸CXと直交する。このようなスクリューギア541は、+Y方向における略中央から−Y方向側の端部までの周面に形成され、かつ、移動部材52の噛合部522(歯5221)と噛合する螺旋溝5411を有する。
また、スクリューギア541における+Y方向側の部位(螺旋溝5411に対する+Y方向側の部位)には、螺旋溝5411の形成部位における外径より外側に広がった拡径部5412が形成されている。
更に、スクリューギア541において拡径部5412に対する+Y方向側の部位には、+Y方向側から見て長円形状に形成された嵌合部5413が形成されている。この嵌合部5413は、押さえ部材542を挿通してダイヤル543に挿入され、これにより、ダイヤル543と一体となってスクリューギア541は回動される。
[押さえ部材の構成]
押さえ部材542は、上記天面部531に固定される部材であり、本実施形態では、板金を折曲加工することによって形成されている。この押さえ部材542は、平面状の被覆部5421と、当該被覆部5421から延出して天面部531に固定される脚部5425と、を有する。
これらのうち、被覆部5421は、上記複数のボス5314に3つのねじS3によって固定され、当該複数のボス5314及び複数の壁部5315によって囲まれる天面部531の部位を覆う。すなわち、押さえ部材542が天面部531に取り付けられることによって、被覆部5421、複数のボス5314及び複数の壁部5315によって囲まれる空間SP2(図11)が形成される。この空間SP2内に、スクリューギア541において上記拡径部5412を含む−Y方向側の部位と、上記移動部材52における挿入部521以外の部位とが配置される。
このような被覆部5421は、図11に示すように、2つの位置決め孔5422と、3つの孔部5423と、孔部5424と、を有する。
2つの位置決め孔5422は、上記2つの位置決め突起5313が挿入される。
3つの孔部5423には、上記3つのねじS4の軸部が挿通される。
孔部5424は、上記凹部5312に−Y方向側の端部が挿入されたスクリューギア541の拡径部5412より+Y方向側の部位を+Y方向側に露出させ、拡径部5412を+Y方向側に露出させずにスクリューギア541を保持する。この孔部5424の内径は、上記嵌合部5413の外径より大きく、拡径部5412の外径より小さい。このため、スクリューギア541が配置された配置部5311に押さえ部材542が固定された場合には、+Y方向側へのスクリューギア541の抜けが、押さえ部材542によって抑制される。
[ダイヤルの構成]
ダイヤル543は、押さえ部材542上に載置され、スクリューギア541の嵌合部5413が挿入されて、ユーザーによる回転操作に応じてスクリューギア541を回転させる。このダイヤル543は、図11及び図12に示すように、操作部5431、突出部5432(図12)、孔部5433(図12)及び凹部5434(図11)を有する。
操作部5431は、ダイヤル543の+Y方向に沿う中心軸を中心とする円筒状に形成されている。この操作部5431の一部は、外装筐体2の上記凹部211(図1参照)を介してプロジェクター1の外部に露出され、ユーザーによって操作される。この操作部5431の外周面には、凹凸が形成されている。
突出部5432は、図12に示すように、操作部5431の内側にて、上記中心軸を中心として−Y方向側に円筒状に突出した部位である。この突出部5432には、+Y方向に沿ってダイヤル543を貫通する孔部5433が形成されている。
孔部5433は、−Y方向側から見て、上記スクリューギア541の嵌合部5413に応じた長円形状に形成されている。この孔部5433に当該嵌合部5413が嵌合することにより、ダイヤル543の回転に伴ってスクリューギア541が回転される。
凹部5434は、図11に示すように、円筒状の突出部5432によって囲まれた部位であり、+Y方向側に開口している。この凹部5434内には、孔部5433を挿通したスクリューギア541において嵌合部5413より+Y方向側の部位が位置する。このような凹部5434内には、付勢部材544が配置される他、更に、当該スクリューギア541における+Y方向側の端部にねじS4によって固定されるワッシャー545が配置される。
[付勢部材及びワッシャーの構成]
図13は、YZ平面に沿う移動装置5の断面の一部を拡大して示す図である。詳述すると、図13は、移動装置5の断面のうち、YZ平面に沿い、かつ、スクリューギア541の中心軸を含む断面を拡大して示す図である。
付勢部材544は、スクリューギア541を+Y方向側に付勢する付勢力をワッシャー545に作用させるとともに、ダイヤル543を−Y方向側に付勢する付勢力を当該ダイヤル543に作用させる。本実施形態では、付勢部材544は、圧縮コイルばねにより構成されており、当該スクリューギア541の周囲に配置される。
具体的に、付勢部材544は、図13に示すように、凹部5434の底部5435とワッシャー545との間に、中心軸が+Y方向に沿うように配置される。この付勢部材544における−Y方向側の端部は、ダイヤル543における凹部5434の底部5435に当接し、+Y方向側の端部は、ワッシャー545に当接する。この状態での付勢部材544は、圧縮された状態、すなわち、+Y方向側及び−Y方向側に付勢力を作用可能な状態である。
このため、ワッシャー545を基準とすると、付勢部材544は、押さえ部材542(被覆部5421)における+Y方向側の面と当接するダイヤル543を当該押さえ部材542側(−Y方向側)に付勢する。すなわち、付勢部材544は、ダイヤル543を押さえ部材542に押圧する。この付勢力により、ダイヤル543の回転抵抗(ダイヤル543の回転時の押さえ部材542に対する摺動抵抗)が大きくなることから、ダイヤル543と押さえ部材542との接触面積や表面粗さによって、ダイヤル543の回転力(トルク)を調整できる。これにより、ユーザーが細かい投射位置調整を行う際に、ダイヤル543が意図せず素早く回転してしまうことを抑制できる。従って、当該投射位置調整を行う際のダイヤル543の操作を実施しやすくすることができる。なお、本実施形態においては、ダイヤル543は、上記のように、一部が外装筐体2外に露出されてユーザーの指によって回転される。このため、ダイヤル543の強度を、指先による力にダイヤル543が耐えられる強度とすることによって、トルクリミットを設けずにダイヤル543の破損を抑制している。
一方、上記底部5435を基準とすると、付勢部材544は、ワッシャー545、ひいては、スクリューギア541を+Y方向側に付勢する。これにより、スクリューギア541の螺旋溝5411と、当該螺旋溝5411に対して+Y方向側に位置して、当該螺旋溝5411と噛合する歯5221(移動部材52の噛合部522が有する歯5221)とを当接させることができる。換言すると、螺旋溝5411の+Y方向側において、当該螺旋溝5411と歯5221との間に隙間(遊び)が生じることを抑制できる。これにより、スクリューギア541と移動部材52との間にがたつきが生じることを抑制でき、ダイヤル543及びスクリューギア541の回動に伴う移動部材52及び保持部材51、ひいては、投射光学装置48の+Y方向に沿う移動を円滑に実施できる。
なお、図示を省略するが、スクリューギア541の拡径部5412における+Y方向側の面と押さえ部材542における−Y方向側の面との間には、+Y方向において所定寸法の隙間が設けられている。このため、後述する付勢部材544の付勢力によってスクリューギア541が+Y方向側に付勢された場合、当該隙間によって、スクリューギア541の螺旋溝5411と移動部材52の噛合部522の歯5221とが先に当接されることにより、拡径部5412と押さえ部材542とが当接することが抑制される。
[摺動面と保持面とのずれ]
図14は、投射光学ユニット47の断面のうち、YZ平面に沿い、かつ、スクリューギア541の中心軸を含む断面を示す図である。なお、図14においては、投射光学装置48の内部構成の図示を省略している。
ここで、図14に示すように、支持部材53に対して保持部材51が移動する摺動面MSは、当該保持部材51の摺動面5132を含む平面である。また、保持部材51が投射光学装置48を保持する保持面HSは、背面部514における+Z方向側の面である。これら摺動面MSと保持面HSとは、+Z方向(投射光学装置48の中心軸CXに沿う方向)において離間している。詳述すると、摺動面MSは、保持面HPに対して+Z方向側に位置し、+Z方向における投射光学装置48の略中央に応じて位置付けられている。また、保持面HPは、投射光学装置48における−Z方向側の端部に応じて位置付けられている。
このため、中心軸CXに沿って見て、被保持部483及び装着部材484において鏡筒本体482の外形の内側に位置する貫通孔4832及びねじ孔4844と、保持部材51の孔部5142とに対して−Z方向側からねじS1を挿入することによって、これらを固定できる。これにより、貫通孔4832を上記鏡筒本体482の外形の外側に位置させるように被保持部483を外側に大きく広げる必要がない。従って、移動装置5と組み合わされる投射光学装置48を小型化できる。
また、摺動面MSが、+Z方向における投射光学装置48の略中央に位置することにより、当該摺動面MSが上記保持面HSと同じ−Z方向側の端部に位置する場合に比べて、当該投射光学装置48の+Y方向に沿う移動時の安定性を高めることができる。
従って、投射光学装置48を安定して移動させることができるとともに、当該投射光学装置48を小型化できる。
[実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1は、以下の効果がある。
図7に示したように、投射光学装置48(鏡筒481)において保持部材51に保持される被保持部483の貫通孔4832は、上記中心軸CXに沿って見て当該鏡筒本体482の外形より内側に位置する。これによれば、ねじS1を当該中心軸CXに沿って挿入して被保持部483及び装着部材484と保持部材51とを固定する場合に、鏡筒本体482において外形が小さい端部側(−Z方向側)からねじS1を挿入することにより、これらを固定できる。このため、当該ねじS1が鏡筒本体482に当たらないように、被保持部483を当該鏡筒本体482より外側に広げる必要が無い。従って、投射光学装置48及び移動装置5を小型化でき、ひいては、プロジェクター1を小型化できる。
また、図14に示したように、保持部材51による投射光学装置48(被保持部483)の保持面HSと、保持部材51の支持部材53に対する摺動面MSとは、投射光学装置48の中心軸CXに沿う方向である+Z方向において離間している。これによれば、保持面HSを投射光学装置48における被保持部483の位置に合わせた状態で、+Z方向における投射光学装置48の略中央に当該摺動面MSを位置付けることができる。このため、駆動装置54による保持部材51及び投射光学装置48の移動時に、当該投射光学装置48が傾くことを抑制できる。この他、保持面HSを投射光学装置48における端部に位置付けることができるので、被保持部483と保持部材51との固定を実施しやすくすることができる。なお、保持部材51は、上記付勢部材BMの付勢力によって支持部材53に押圧されることにより、支持部材53に対する姿勢が保たれている。このため、上記摺動面MSが+Z方向における投射光学装置48の略中央に位置していることと併せて、保持部材51の移動時だけでなく、当該保持部材51が支持部材53に支持されている状態において、傾けるモーメントが保持部材51及び投射光学装置48に作用することを抑制できる。従って、適した姿勢に投射光学装置48を維持できる。
鏡筒本体482は、−Z方向側(画像形成装置45からの画像光の入射側)から+Z方向側(画像光の出射側)に向かうに従って、外形が大きくなる。また、被保持部483は、鏡筒本体482において−Z方向側に位置する。これによれば、被固定部としての貫通孔4832が鏡筒本体482の外形の内側に位置する被保持部483を、より小型化できる。従って、プロジェクター1を一層小型化できる。また、−Z方向側からねじS1を挿入することにより、被保持部483及び装着部材484と保持部材51とを確実に固定できる。
駆動装置54は、+Y方向に沿い、かつ、投射光学装置48の中心軸CXと直交する方向上に位置し、当該方向に沿って保持部材51を移動させる。これによれば、駆動装置54が、保持部材51を+Y方向に沿って安定して移動させることができる。この他、駆動装置54の駆動力を伝達する伝達装置を用いる必要がないので、移動装置5を小型化でき、ひいては、プロジェクター1を小型化できる。
駆動装置54は、+Y方向に沿う回動軸を中心として回動され、外周に螺旋溝5411を有するスクリューギア541を有する。このスクリューギア541の回動により、当該スクリューギア541と噛合するとともに、保持部材51と係合する移動部材52が、+Y方向に沿って移動される。これによれば、スクリューギア541の回動に伴って、保持部材51を移動させることができる。従って、簡易な構成によって、保持部材51及び投射光学装置48を+Y方向に沿って移動させることができる。
移動部材52は、保持部材51の被挿入部5135に挿入される挿入部521を有する。この挿入部521が有する凸部5211は、当該被挿入部5135内の突出部5136と当接することによって変形(圧潰)される。これによれば、+Y方向において挿入部521と被挿入部5135との間に隙間(遊び)が生じることを抑制できる。従って、保持部材51及び投射光学装置48の移動を円滑に実施できる他、当該がたつきによる投射光学装置48の位置ずれが生じることを抑制できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、被保持部483は、鏡筒本体482における−Z方向側の端部に位置し、当該鏡筒本体482は、−Z方向側から+Z方向側に向かうに従って、上記中心軸CXに沿って見て外形が段階的に大きくなるとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。
例えば、被保持部483は、鏡筒本体482における−Z方向側の端部から+Z方向側の位置に設けられていてもよく、+Z方向側の端部に設けられていてもよい。被保持部が+Z方向側の端部に設けられている場合には、上記ねじS1を、+Z方向側(光出射側)から挿入すればよい。
また、鏡筒本体482の外形は、被保持部483が位置する側とは反対側の部位が大きければよく、鏡筒本体482は、外形が連続的に大きくなる形状であってもよい。更に、鏡筒本体482は、外形が略一定の筒状であってもよい。
被保持部483の形状も、−Z方向側から見て矩形に限らず、円形状であってもよく、上記のように、鏡筒本体482と一体的に形成されていてもよい。
上記実施形態では、被保持部483は、被固定部としての貫通孔4832を有し、当該被保持部483に装着される装着部材484は、貫通孔4832を挿通したねじS1の軸部が螺合するねじ孔4844を有するとした。しかしながら、これに限らず、装着部材484は無くてもよい。この場合、被保持部483は、貫通孔4832に代えてねじ孔を有する構成としてもよい。また、貫通孔4832は、矩形状の被保持部483の四隅に位置するとしたが、当該貫通孔4832の位置及び数は、適宜変更してよい。装着部材484が用いられる場合におけるねじ孔4844の位置及び数も同様である。
また、被保持部483は、入射側レンズLE1を保持するとした。しかしながら、これに限らず、被保持部は、レンズを保持しなくてもよい。
上記実施形態では、駆動装置54は、投射光学装置48の中心軸CXに直交し、かつ、+Y方向に沿う方向上に位置するとした。しかしながら、これに限らず、駆動装置54の位置は適宜変更可能である。例えば、駆動装置54は、当該中心軸CXに直交し、かつ、+X方向に沿う方向上に位置していてもよい。また、必要に応じて、スクリューギア541の回転を、XY平面に沿う直線運動に変換可能な伝達装置を採用してもよい。
上記実施形態では、移動装置5は、駆動装置54のスクリューギア541と噛合して、当該スクリューギア541の回転に伴って+Y方向に沿って移動する移動部材52を有するとした。しかしながら、これに限らず、移動部材52は、保持部材51と一体化されていてもよい。すなわち、保持部材51が、駆動装置54と直接係合し、当該駆動装置54の駆動力によって保持部材51が移動される構成としてもよい。また、移動部材52が用いられる場合でも、上記挿入部521は、変形可能な材料により形成されていなくてもよい。すなわち、当該挿入部521は、変形可能な特性を有していなくてもよい。
上記実施形態では、駆動装置54は、スクリューギア541、押さえ部材542、ダイヤル543、付勢部材544及びワッシャー545を有するとした。しかしながら、これに限らず、例えば付勢部材544は無くてもよく、ダイヤル543に代えて、スクリューギア541を回動させるアクチュエーターを有する構成としてもよい。また、圧縮コイルばねによって構成された付勢部材に代えて、ゴム等の弾性部材を採用してもよい。すなわち、保持部材51を移動させる駆動装置54の構成は、適宜変更可能である。
上記実施形態では、プロジェクター1は、それぞれ液晶パネルを備えて構成される光変調装置453(453B,453G,453R)を備えるとした。しかしながら、これに限らず、2つ以下、あるいは、4つ以上の光変調装置を備えたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
上記実施形態では、画像投射装置4は、図2に示したように略L字形状に構成されていた。しかしながら、これに限らず、例えば略U字形状等、他のレイアウト及び構成を有していてもよい。
上記実施形態では、光変調装置453は、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルを有するとした。しかしながら、これに限らず、光変調装置は、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを備えていてもよい。また、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を採用してもよい。
1…プロジェクター、47…投射光学ユニット、48…投射光学装置、481…鏡筒、482…鏡筒本体、483…被保持部、4832…貫通孔(被固定部)、5…移動装置、51…保持部材、52…移動部材、521…挿入部、53…支持部材、531…天面部、532…底面部、533…正面部、534…背面部、535…左側面部、536…右側面部、54…駆動装置、541…スクリューギア、542…押さえ部材、543…ダイヤル、545…ワッシャー、CX…中心軸、HS…保持面、LE…レンズ、LE2…出射側レンズ、MS…摺動面、S2,S3,S4…ねじ。

Claims (5)

  1. 画像を投射する投射光学装置と、
    前記投射光学装置の中心軸に対する交差方向に前記投射光学装置を移動させる移動装置と、を備え、
    前記移動装置は、
    前記投射光学装置を保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記交差方向に移動可能に支持する支持部材と、
    前記保持部材を前記交差方向に移動させる駆動装置と、を有し、
    前記投射光学装置は、
    レンズを保持する鏡筒本体と、
    前記鏡筒本体に設けられ、前記保持部材によって保持される被保持部と、を有し、
    前記保持部材による前記被保持部の保持面と、前記保持部材において前記支持部材に対する摺動面とは、前記中心軸に沿う方向において離間し、
    前記被保持部は、前記中心軸に沿って見て前記鏡筒本体の外形の内側に位置し、前記保持部材に固定される被固定部を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記鏡筒本体は、前記画像の入射側及び出射側の一方に向かうに従って、外形が大きくなり、
    前記被保持部は、前記鏡筒本体において前記一方とは反対側に位置することを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記駆動装置は、前記投射光学装置に対して前記中心軸と直交する第1方向上に位置し、前記保持部材を前記第1方向に沿って移動させることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記移動装置は、前記保持部材と係合する移動部材を有し、
    前記駆動装置は、前記第1方向に沿う回動軸を中心として回動され、外周に螺旋溝を有するスクリューギアを有し、
    前記移動部材は、前記スクリューギアと噛合して、前記スクリューギアの回転に伴って前記第1方向に沿って移動されることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記移動部材は、前記保持部材に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部は、変形可能な特性を有することを特徴とするプロジェクター。
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