JP2018183433A - 遊技釘検査基準情報登録装置 - Google Patents

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奨 高宮
健一 赤木
Kenichi Akagi
健一 赤木
正己 神尾
Masami Kamio
正己 神尾
正男 松永
Masao Matsunaga
正男 松永
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Abstract

【課題】遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録可能な遊技釘検査基準情報登録装置を提供する。【解決手段】複数の遊技釘が植設された遊技盤を有する遊技機におけるこれら遊技釘の検査合否の基準となる情報が登録されている遊技釘検査基準情報登録データベースを有する遊技釘検査基準情報登録装置であって、遊技釘検査基準情報登録データベースは、複数の遊技釘の検査合否の基準となる情報として、複数の遊技釘夫々に対応したID(TB1a〜TB5a)と、複数の遊技釘夫々の位置関係を所定データに基づいて算定した平面座標(TB1b〜TB5b,TB1c〜TB5c)と、複数の遊技釘夫々に対応した方向(TB1d〜TB5d)と、複数の遊技釘夫々に対応した角度(TB1e〜TB5e)と、を少なくとも登録してなる。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録可能な遊技釘検査基準情報登録装置に関する。
近年、複数の遊技釘が植設された遊技盤を有する遊技機において、これら遊技釘が、メーカ出荷時等の基準となる遊技釘位置から変化しているか否かを検査したいという要望が高まってきている。
この点、遊技釘の調整状態を判定できるものとして特許文献1に記載のような発明が知られている。
特許第5812742号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明は、単に、前回の遊技釘調整と今回の遊技釘調整の比較を行っているだけであるため、検査結果の合否を決める基準となるデータがなく、検査には不向きであるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録可能な遊技釘検査基準情報登録装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る遊技釘検査基準情報登録装置の発明によれば、複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)が植設された遊技盤(例えば、図4に示す遊技盤YB)を有する遊技機(例えば、図2に示すパチンコ遊技機10)におけるこれら遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)の検査合否の基準となる情報が登録されている登録手段(例えば、図5に示す遊技釘検査基準情報登録データベース105)を有する遊技釘検査基準情報登録装置であって、
前記登録手段(例えば、図5に示す遊技釘検査基準情報登録データベース105)は、前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)の検査合否の基準となる情報として、
前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応したID(例えば、図8に示すTB1a,TB2a,TB3a,TB4a,TB5a)と、
前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々の位置関係を所定データに基づいて算定した平面座標(例えば、図8に示すTB1b,TB1c,TB2b,TB2c,TB3b,TB3c,TB4b,TB4c,TB5b,TB5c)と、
前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応した方向(例えば、図8に示すTB1d,TB2d,TB3d,TB4d,TB5d)と、
前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応した角度(例えば、図8に示すTB1e,TB2e,TB3e,TB4e,TB5e)と、を少なくとも登録してなることを特徴としている。
また、請求項2に係る遊技釘検査基準情報登録装置の発明によれば、上記請求項1に記載の遊技釘検査基準情報登録装置において、
前記登録手段(例えば、図5に示す遊技釘検査基準情報登録データベース105)は、前記複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)の検査合否の基準となる情報として、
前記遊技盤(例えば、図4に示す遊技盤YB)が仮想的に複数の領域に分割された際の分割領域(例えば、図8に示すTB1,TB2,TB3,TB4,TB5)毎における複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応したID(例えば、図8に示すTB1a,TB2a,TB3a,TB4a,TB5a)と、
前記分割領域(例えば、図8に示すTB1,TB2,TB3,TB4,TB5)毎における複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々の位置関係を所定データに基づいて算定した平面座標(例えば、図8に示すTB1b,TB1c,TB2b,TB2c,TB3b,TB3c,TB4b,TB4c,TB5b,TB5c)と、
前記分割領域(例えば、図8に示すTB1,TB2,TB3,TB4,TB5)毎における複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応した方向(例えば、図8に示すTB1d,TB2d,TB3d,TB4d,TB5d)と、
前記分割領域(例えば、図8に示すTB1,TB2,TB3,TB4,TB5)毎における複数の遊技釘(例えば、図4に示す遊技釘48)夫々に対応した角度(例えば、図8に示すTB1e,TB2e,TB3e,TB4e,TB5e)と、を少なくとも登録してなることを特徴としている。
本発明によれば、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技釘検査システムを示す全体図である。 同実施形態に係るパチンコ遊技機の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係るパチンコ遊技機の扉を開放し、使用者が使用者端末を用いて遊技盤を撮像しようとしている状態を示す斜視図である。 同実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 同実施形態に係る遊技釘検査基準情報登録サーバを示すブロック図である。 遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録する制御手順を示すフローチャート図である。 同実施形態に係る遊技盤を簡易的に示した正面図を示し、(a)は、実際の遊技盤の実寸値を示し、(b)は、PNG画像のピクセル値を示す図である。 遊技釘毎に設定されたID及びX,Y座標のピクセル値並びに方向及び角度が記憶されているテーブルを示す図である。 同実施形態に係る使用者端末を示すブロック図である。 遊技釘の調整状態を検査する手順を示すフローチャート図である。 (a)は、使用者端末の表示部に表示される設定画面の画面例を示し、(b)は、パチンコ遊技機の傾き状態を説明する説明図である。 使用者端末の表示部に表示されるセグメント領域一覧選択画面の画面例を示す図である。 (a)は同実施形態に係る遊技盤に植設されている遊技釘を撮像する前に、使用者端末の表示部に表示される画面例を示し、(b)は同実施形態に係る遊技盤に植設されている遊技釘を、使用者端末を用いて撮像しようとする際、使用者端末の表示部に表示される画面例を示す図である。 (a)は複数の遊技釘を撮像した撮像画像から遊技釘を特定する方法を説明するための説明図、(b)は(a)に示す撮像画像の一部を示した説明図である。 (a)は、遊技釘の検査合否の判断基準を説明する説明図、(b)は、使用者端末の表示部に表示される検査結果の画面例を示す図である。
<遊技釘検査システムの概略説明>
以下、本発明の一実施形態に係る遊技釘検査システムについて、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1に示すように、遊技釘検査システムは、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録可能な遊技釘検査基準情報登録サーバ1と、使用者が使用する使用者端末2とがネットワークNを介して接続されている。この使用者端末2は、iphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等で構成されており、図2に示すパチンコ遊技機10が有する複数の遊技釘48(図4参照)が植設された遊技盤YB(図4参照)を撮像することにより、遊技釘の調整状態を検査するものである。
より具体的に説明すると、検査対象となるパチンコ遊技機10は、図2に示すように、木製の外枠11と、この外枠11の前面に、左側面に設けられているヒンジ12aを介して縦軸心廻りに開閉自在及び着脱自在に枢着された矩形状の前面枠13とを備えている。
この前面枠13は、図3に示すように、上部装着部14と、この上部装着部14の下側に設けられた下部装着部15とを備えている。この上部装着部14の前側には、上記ヒンジ12aを介して縦軸心廻りに開閉自在及び着脱自在に枢着された透明ガラスを支持した上部開閉扉16が設けられ、下部装着部15の前側には、下部開閉扉17がヒンジ12aと同じ側に設けられたヒンジ12bにより開閉自在及び着脱自在に枢着されている。
そして、この下部開閉扉17には、図1に示すように、排出された遊技球を貯留する上受け皿18と、この上受け皿18が満杯になったときにその余剰球を受けて貯留する下受け皿19とが一体形成されている。また、下部開閉扉17には、球貸しボタン20及びプリペイドカード排出ボタン21(カード返却ボタン21)が設けられ、そして、上受け皿18の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置22が設けられている。また、この上受け皿18には、当該上受け皿18に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン23が設けられ、さらに、略十字キーからなる設定ボタン24が設けられている。この設定ボタン24は、遊技者による操作が可能なもので、中央部に設けられた円形の決定キー24aと、その決定キー24aの図示上側に設けられた三角形状の上キー24bと、その決定キー24aの図示左側に設けられた三角形状の左キー24cと、その決定キー24aの図示右側に設けられた三角形状の右キー24dと、その決定キー24aの図示下側に設けられた三角形状の下キー24eとで構成されている。
一方、下部開閉扉17の右端部側には、図1に示すように、発射ユニットを作動させるための発射ハンドル25が設けられ、図2及び図3に示すように、前面枠13の上部両側面側及び発射ハンドル25の近傍には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ26が設けられている。そして、上部開閉扉16及び下部開閉扉17の各所には、光の装飾による演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
他方、上部装着部14には、図3に示すように、遊技盤装着枠27が設けられており、この遊技盤装着枠27に遊技盤YB(図1参照)が、図4に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、遊技盤装着枠27内に固定されることとなる。これにより、遊技盤装着枠27内に遊技盤YBが装着され、もって、その遊技盤YBの遊技領域40の前側に、透明ガラスを支持した上部開閉扉16が設けられることとなる(図1参照)。なお、上記遊技領域40は、遊技盤YBの面上に配設された球誘導レールUR(図4参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、上記遊技盤YBの遊技領域40には、図4に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配設されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタあるいは装飾図柄等の特別図柄の変動表示が可能なものである。また、この液晶表示装置41は、当該液晶表示装置41の真下に配設されている特別図柄始動口42の内部に設けられている特別図柄始動口スイッチが検出した有効入賞球数、すなわち、始動保留球数を所定数(例えば、4個)表示可能なものである。この始動保留球数は、特別図柄始動口42へ遊技球が入賞し、特別図柄始動口スイッチにて検出されると、1加算(+1)され、数字やキャラクタあるいは装飾図柄等の特別図柄の変動表示が開始されると、1減算(−1)されるというものである。
他方、特別図柄始動口42の右側には、大入賞口43が配設され、その内部には入賞球を検出する大入賞口スイッチが設けられている。そして、上記液晶表示装置41の右上部にはゲートからなる普通図柄始動口44が配設され、その内部には、遊技球の通過を検出する普通図柄始動口スイッチが設けられている。また、上記大入賞口43の右側及び上記特別図柄始動口42の左側には、一般入賞口45が夫々配設され(図示では、右側に1つ、左側に3つ)、その内部には、夫々、遊技球の通過を検出する一般入賞口スイッチが設けられている。
一方、上記遊技盤YBの遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置46であり、他の7セグメントは始動保留球数等を表示するものである。この特別図柄表示装置46の左側には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置47が設けられている。そして、上記遊技盤YBの遊技領域40には、複数の遊技釘48が植設されており、遊技球の落下方向変換部材としての風車49が配設されている。
かくして、このように構成されるパチンコ遊技機10の前面枠13を、図3に示すように、ヒンジ12aを介して縦軸心廻りに開放し、遊技盤装着枠27に図4に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着された遊技盤YB(図1参照)に植設された複数の遊技釘48を使用者端末2が備えるカメラ機能を用いて撮像することにより、遊技釘の調整状態を検査することができる。
<遊技釘の調整状態を検査する方法の説明>
ここで、遊技釘の調整状態を検査する方法をより詳しく説明することとする。
<遊技釘検査基準情報登録サーバの説明>
まず、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を遊技釘検査基準情報登録サーバ1(図1参照)に登録する方法を説明する。
図5に示すように、遊技釘検査基準情報登録サーバ1は、登録サーバCPU100と、マウスやキーボード、タッチパネル、或いは、USBコネクタ、Lightningコネクタ等を用いて外部から所定データを遊技釘検査基準情報登録サーバ1に入力することができる登録サーバ入力部101と、USBコネクタ、Lightningコネクタ等を用いて遊技釘検査基準情報登録サーバ1外に所定データを出力することができる登録サーバ出力部102と、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録する制御手順を記述したプログラム等を格納した書込み可能なフラッシュROM等からなる登録サーバROM103と、作業領域やバッファメモリ等として機能する登録サーバRAM104と、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報が登録される遊技釘検査基準情報登録データベース105と、無線LAN,有線LAN,ダイヤルアップ等の通信手段でネットワークNに接続が可能な登録サーバ通信部106とで構成されている。
かくして、このように構成される遊技釘検査基準情報登録サーバ1は、登録サーバROM103内に格納されているプログラムが起動すると、図6に示すような処理を行う。以下、図6を参照して説明する。
すなわち、図6に示すように、まず、登録サーバCPU100(図5参照)は、基準データをPNG(Portable Network Graphics)画像に変換する処理を行う(ステップS1)。より具体的に説明すると、予め作成されている遊技盤YB(図4参照)のCADデータ、又は、メーカ出荷時に予め写真撮影された画像データ等を、登録サーバ入力部101(図5参照)を用いて登録サーバROM103(図5参照)内に格納しておき、その登録サーバROM103(図5参照)内に格納された遊技盤YB(図4参照)のCADデータ、又は、メーカ出荷時に予め写真撮影された画像データ等を基準データとして、登録サーバCPU100(図5参照)は、その基準データをPNG画像に変換する処理を行う。
次いで、登録サーバCPU100(図5参照)は、その変換したPNG画像(ピクセル)と実寸(mm)の換算スケールを生成する(ステップS2)。具体的に説明すると、図7(a)に示す簡易的に図示した実際の遊技盤YBに、左上隅を原点としてその原点から右方向(X方向)に100mm、下方向(Y方向)に100mmの位置に遊技釘48が遊技盤YBに植設されていた場合、その遊技釘48が、図7(b)に示す簡易的に図示したPNG画像の遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点から右方向(X方向)に200ピクセル(200px)、下方向(Y方向)に200ピクセル(px)の位置に対応していたとすると、1ピクセル(px)=0.5mmであることが分かる。これにより、遊技釘の調整状態を検査した際、基準と比べ何mmズレているのかが分かることとなる。この点の詳細は後述することとする。
かくして、このようにして、登録サーバCPU100(図5参照)は、変換したPNG画像(ピクセル)の1ピクセル(px)が、実寸何mmに該当するのかを算出することとなる。なお、実際の遊技盤YBに植設されている複数の遊技釘48の位置は、パチンコ遊技機10(図2参照)を製造する際、予め決められているため、実際の位置情報(実寸)を、登録サーバ入力部101(図5参照)を用いて登録サーバROM103(図5参照)内に格納しておけば良い。
次いで、登録サーバCPU100(図5参照)は、変換したPNG画像を、図4に示すように、右上のセグメント領域R1,右下のセグメント領域R2,中央のセグメント領域R3,左下のセグメント領域R4,左上のセグメント領域R5の複数のセグメント領域に分割する。そして登録サーバCPU100(図5参照)は、そのセグメント領域毎に存する複数の遊技釘48毎にIDを設定する。すなわち、図8に示すように、右上のセグメント領域(TB1参照)に存する複数の遊技釘48毎にIDを1から順番に設定(TB1a参照)し、右下のセグメント領域(TB2参照)に存する複数の遊技釘48毎にIDを1から順番に設定(TB2a参照)し、中央のセグメント領域(TB3参照)に存する複数の遊技釘48毎にIDを1から順番に設定(TB3a参照)し、左下のセグメント領域(TB4参照)に存する複数の遊技釘48毎にIDを1から順番に設定(TB4a参照)し、左上のセグメント領域(TB5参照)に存する複数の遊技釘48毎にIDを1から順番に設定(TB5a参照)する(ステップS3)。
次いで、登録サーバCPU100(図5参照)は、セグメント領域毎に存する複数の遊技釘48毎にX,Y座標のピクセル値を設定する(ステップS4)。すなわち、図8に示すように、右上のセグメント領域(TB1参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、そのIDに対応する遊技釘48が図7(b)に示す遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点からX方向に何ピクセル(TB1b参照)、Y方向に何ピクセル(TB1c参照)の位置に存するかを示すX,Y座標のピクセル値を設定し、右下のセグメント領域(TB2参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、そのIDに対応する遊技釘48が図7(b)に示す遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点からX方向に何ピクセル(TB2b参照)、Y方向に何ピクセル(TB2c参照)の位置に存するかを示すX,Y座標のピクセル値を設定し、中央のセグメント領域(TB3参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、そのIDに対応する遊技釘48が図7(b)に示す遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点からX方向に何ピクセル(TB3b参照)、Y方向に何ピクセル(TB3c参照)の位置に存するかを示すX,Y座標のピクセル値を設定し、左下のセグメント領域(TB4参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、そのIDに対応する遊技釘48が図7(b)に示す遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点からX方向に何ピクセル(TB4b参照)、Y方向に何ピクセル(TB4c参照)の位置に存するかを示すX,Y座標のピクセル値を設定し、左上のセグメント領域(TB5参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、そのIDに対応する遊技釘48が図7(b)に示す遊技盤YBの左上隅を原点としてその原点からX方向に何ピクセル(TB5b参照)、Y方向に何ピクセル(TB5c参照)の位置に存するかを示すX,Y座標のピクセル値を設定する(ステップS4)。
次いで、登録サーバCPU100(図5参照)は、メーカ出荷時に、各遊技釘48が、何時の方向に何度傾いているかを予め調べているデータが、登録サーバ入力部101(図5参照)を用いて入力されると、セグメント領域毎に存する複数の遊技釘48毎に方向及び角度を設定する(ステップS5)。すなわち、図8に示すように、右上のセグメント領域(TB1参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、何時の方向(TB1d参照)に何度傾いているかの角度(TB1e参照)を設定し、右下のセグメント領域(TB2参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、何時の方向(TB2d参照)に何度傾いているかの角度(TB2e参照)を設定し、中央のセグメント領域(TB3参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、何時の方向(TB3d参照)に何度傾いているかの角度(TB3e参照)を設定し、左下のセグメント領域(TB4参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、何時の方向(TB4d参照)に何度傾いているかの角度(TB4e参照)を設定し、左上のセグメント領域(TB5参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したID毎に、何時の方向(TB5d参照)に何度傾いているかの角度(TB5e参照)を設定する(ステップS5)。
次いで、登録サーバCPU100(図5参照)は、上記設定したID及び座標のピクセル値並びに方向及び角度を図8に示すようなテーブルTBLに記憶し、そのテーブルTBLをCSVファイルとして遊技釘検査基準情報登録データベース105(図5参照)に登録する(ステップS6)。
しかして、このようにすれば、遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を登録することができ、もって、この登録された情報を用いることにより、遊技釘の調整状態の検査合否を判定することができることとなる。
ところで、ステップS2にて算出した、変換したPNG画像(ピクセル)の1ピクセル(px)が、実寸何mmに該当するのか算出結果は、図8に示すテーブルTBLに記憶され、遊技釘検査基準情報登録データベース105(図5参照)に登録されることとなる。
なお、本実施形態においては、変換したPNG画像を、複数のセグメント領域に分割する例を示したが、それに限らず、分割しなくても良い。しかしながら、図3に示すように、ヒンジ12aを介して縦軸心廻りに前面枠13を開放し、遊技盤装着枠27に図4に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着された遊技盤YBに植設された複数の遊技釘48を使用者端末2が備えるカメラ機能を用いて撮像した際、カメラ機能の解像度が低ければ、不鮮明な画像となり正確な検査が出来なくなる可能性があるため、カメラ機能の解像度を考慮し、複数のセグメント領域に分割した方が好ましい。
さらに、本実施形態においては、予め作成されている遊技盤YB(図4参照)のCADデータ、又は、メーカ出荷時に予め写真撮影された画像データ等の基準データをPNG画像に変換する例を示したが、PNG画像に変換せずとも、基準データを元に、ID及び座標値並びに方向及び角度を設定するようにしても良い。なお、基準データをPNG画像に変換しない際、ステップS1の処理が不要となる。
また、本実施形態においては、理解を容易にするために、ステップS3〜ステップS5の処理を別々に処理する例を示したが、一度のステップで処理しても良い。
<使用者端末の説明>
次に、上記遊技釘検査基準情報登録サーバ1に登録された遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報を用いて、遊技釘の調整状態を検査する方法を使用者端末2の構成並びに使用方法を説明することにより説明することとする。
図9に示すように、使用者端末2は、使用者CPU200と、マウスやキーボード、タッチパネル、或いは、USBコネクタ、Lightningコネクタ等を用いて外部から所定データを使用者端末2に入力することができる使用者入力部201と、USBコネクタ、Lightningコネクタ等を用いて使用者端末2外に所定データを出力することができる使用者出力部202と、遊技釘の調整状態を検査する手順を記述したプログラム等を格納した書込み可能なフラッシュROM等からなる使用者ROM203と、作業領域やバッファメモリ等として機能する使用者RAM204と、被写体を撮像可能なカメラ機能からなる撮像部205と、種々の画像を表示可能な表示部206(図3も参照)と、使用者端末2の傾きを検出する傾きセンサ207と、無線LAN,有線LAN,ダイヤルアップ等の通信手段でネットワークNに接続が可能な使用者通信部208とで構成されている。
かくして、このように構成される使用者端末2は、使用者ROM203内に格納されているプログラムが起動すると、図10に示すような処理を行う。以下、図10を参照して説明する。
すなわち、図10に示すように、まず、使用者CPU200(図9参照)は、使用者通信部208(図9参照)より、ネットワークN(図1参照)を介して、上記遊技釘検査基準情報登録サーバ1(図1参照)に登録された遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準となる情報が欲しい旨の内容を送信する。これを受けて、遊技釘検査基準情報登録サーバ1の登録サーバCPU100(図5参照)は、遊技釘検査基準情報登録データベース105(図5参照)に登録されている図8に示すようなテーブルTBL(登録されている情報はCSVファイル)を読み出し、登録サーバ通信部106(図5参照)より、ネットワークN(図1参照)を介して、使用者端末2に送信する。これを受けて、使用者端末2は、送信された図8に示すようなテーブルTBL(送信された情報はCSVファイル)を、使用者通信部208(図9参照)を介して受信し、使用者ROM203(図9参照)に記憶する(ステップS20)。
次いで、使用者CPU200(図9参照)は、図11(a)に示すような設定画面を表示部206に表示させる。すなわち、表示部206には、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)を用いて被写体を撮像した後、セグメント領域を自動切替するか否かを設定することができる画像P1と、遊技釘48(図4参照)の調整位置が基準位置と比べどの程度(何mm)ズレていると異常とするかを設定することができる画像P2と、図11(b)に示すように、パチンコ遊技機10を設置面Gに対する垂直方向から後ろ向きにθ度傾けて設置していた場合、その角度を設定することができる画像P3と、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)を用いて被写体を撮像した画像を保存するか否かを設定することができる画像P4とが主に表示されている(ステップS21)。
かくして、上記のような画像P1〜P4(図11(a)参照)が使用者端末2の表示部206に表示されることにより、使用者は、使用者入力部201(図9参照)を用いて各種設定をすることができる。
次いで、使用者CPU200(図9参照)は、使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いてセグメント領域の選択操作を行うと(ステップS22:セグメント領域の選択)、表示部206(図9参照)にセグメント領域一覧選択画面を表示させる(ステップS23)。すなわち、使用者CPU200(図9参照)は、表示部206に図11(a)に示すような設定画面が表示されていた際、使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いて、画像P5に示すような「<もどる」を選択すると、表示部206は、図12に示すような画面を表示させる。具体的には、図12に示す画像P10に示す現在選択されているセグメント領域(図示では、右上のセグメント領域(図4に示す右上のセグメント領域R1参照))を使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いて選択すると、表示部206の中央部に、「右上」「右下」「中央」「左下」「左上」「キャンセル」が表示されているセグメント領域一覧選択画像P11が表示されることとなる。これにより、使用者は、使用者入力部201(図9参照)を用いてセグメント領域を選択することができることとなる。なお、以下の説明において、本実施形態においては、「右下」が選択されたものとして説明することとする。
一方、表示部206に図12に示すような画面が表示され、使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いて、図11(a)に示すような設定画面を表示させようと(ステップS22:設定)、画像P12を選択すると、使用者CPU200(図9参照)は、図11(a)に示すような設定画面を表示させる(ステップS24)。なお、図12に示す画像P13は、ピッチ角、すなわち、使用者端末2の上下方向(図3に示す上下方向参照)に対する前後の傾きを示すものであり、図12に示す画像P14は、カメラ機能からなる撮像部205を使用する際に選択するものである。
他方、使用者CPU200(図9参照)は、使用者が、セグメント領域を選択すると、図13(a)に示すように、表示部206に画像P15に示す画面を表示させる。すなわち、使用者CPU200(図9参照)は、使用者ROM203(図9参照)に記憶された図8に示すようなテーブルTBLから、右下のセグメント領域(図8に示すTB2参照)の内容を読み出し、その情報に基づき、撮像枠(画像P15a参照)を表示させると共に、右下のセグメント領域(図8に示すTB2参照)に存する複数の遊技釘48毎に設定したX,Y座標のピクセル値並びに方向及び角度からその撮像枠(画像P15a参照)上に、遊技釘48夫々の頭部位置関係を簡易的に示す画像P15bを表示させる。これにより、使用者は、図3に示すように、前面枠13を、ヒンジ12aを介して縦軸心廻りに開放し、使用者端末2の表示部206に表示された撮像枠(画像P15a参照)内に、図4に示す右下のセグメント領域R2に存する全ての遊技釘48が映り込むように、図13(b)に示すように、遊技釘48夫々の頭部位置関係を簡易的に示す画像P15bをガイド情報として、使用者端末2の位置を調整する(ステップS25)。しかして、このようにすれば、使用者は、どの遊技釘48をどのように撮像すれば良いのか容易に分かることとなる。なお、遊技釘48夫々の頭部位置関係を簡易的に示す画像P15bは、あくまでガイドの役割であるため、図13(b)に示すように、図4に示す右下のセグメント領域R2に存する全ての遊技釘48が映り込むようにしておけばよく、画像P15bの位置に遊技釘48の頭部がしっかりと重なるように、使用者端末2の位置を調整する必要はない。なおまた、本実施形態においては、遊技釘48夫々の頭部位置関係を簡易的に示す画像P15bとして、全て同じ画像が表示部206に表示される例を示したが、それに限らず、これら画像P15bのうち、どこを中心に撮像すれば良いのか分かり易くするため、基準となる部分だけ別の色で表示する等しても良い。
一方、使用者CPU200(図9参照)は、図13(a)に示す画像P13のピッチ角が、例えば、「0°」となるまで(ステップS25:NO)、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)が使用できないように制御すると共に、表示部206に、図13(a)に示すような画像P14を表示させる(図示では、使用できないことを斜線で表示している)。すなわち、図11(a)に示すように、パチンコ遊技機10を設置面Gに対する垂直方向から後ろ向きにθ度傾けて設置していた場合(図11(b)参照)、その角度が設定(画像P3参照)されていると、使用者CPU200(図9参照)は、その設定された角度並びに傾きセンサ207(図9参照)にて検出した角度に基づいて、ピッチ角、すなわち、使用者端末2の上下方向(図3に示す上下方向参照)に対する前後の傾きを算出する。この際、使用者が、使用者端末2の上下方向(図3に示す上下方向参照)に対する前後の傾きを遊技盤YB(図4参照)に対して、略平行となるように使用者端末2の位置を調整すると、使用者CPU200(図9参照)にて算出されるピッチ角が、図13(b)に示すように、「0°」と表示(画像P13A参照)されることとなる。これにより、使用者CPU200(図9参照)は、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)が使用できるように制御すると共に、表示部206に、図13(b)に示すような画像P14Aを表示させる(ステップS25:YES)。しかして、このようにして、表示部206に、図13(b)に示す画像P14Aが表示されると、使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いて画像P14Aを選択可能となるから、カメラ機能からなる撮像部205を用いて、図4に示す右下のセグメント領域R2に存する全ての遊技釘48を撮像することができる。しかるに、このように、使用者端末2の上下方向(図3に示す上下方向参照)に対する前後の傾きが遊技盤YB(図4参照)に対して、略平行となるように使用者端末2の位置を調整しないと、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)を使用できないようにすれば、撮像画像に遊技釘48の影が映り込む等する事態を低減させることができるため、検査精度を向上させることができる。なお、この撮像した画像(図14(a)に示す撮像画像SG参照)は、図9に示す使用者RAM204内に一時的に記憶される。
ところで、本実施形態においては、表示部206に、図13(b)に示す画像P14Aが表示されると、使用者が使用者入力部201(図9参照)を用いて画像P14Aを選択可能となり、もって、カメラ機能からなる撮像部205を用いて、図4に示す右下のセグメント領域R2に存する全ての遊技釘48を撮像することができる例を示したが、それに限らず、使用者CPU200(図9参照)が、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)が使用できるように制御した際、自動で、カメラ機能からなる撮像部205を用いて、図4に示す右下のセグメント領域R2に存する全ての遊技釘48を撮像するようにしても良い。このようにすれば、使用者の手間を削減することができる。
次いで、使用者CPU200(図9参照)は、使用者RAM204(図9参照)内に一時的に記憶されている撮像した画像(図14(a)に示す撮像画像SG参照)を読み出し、遊技釘48の位置特定を行う(ステップS26)。具体的に説明すると、まず、使用者CPU200(図9参照)は、図14(a)に示す撮像画像SGの中から、遊技釘48が存在していると思われる箇所を複数の枠(画像P20参照)でランダムに囲んで行く。そして、使用者CPU200(図9参照)は、その枠(画像P20参照)の中で遊技釘の頭部であろうと思われる画像候補を、図14(b)に示すように、実線の×印で示した画像P21a,破線の×印で示した画像P21bのように探し出す。そしてその後、使用者CPU200(図9参照)は、これら画像P21aとこれら画像P21b同士を比較していき、遊技釘の頭部らしき画像はどの画像かを選定し、最終的に最も遊技釘の頭部らしいと判断した画像を最終画像候補として選定する。そしてその選定後、使用者CPU200(図9参照)は、その選定した最終画像候補と、予め図9に示す使用者ROM203(図9参照)内に格納されている一般的な遊技釘の頭部の画像データとを比較し、その選定した最終画像候補が遊技釘の頭部か否かを特定する。これにより、遊技釘の頭部であると特定されたものが、図14(b)に示す実線の×印で示した画像P21aである。しかして、このようにして、撮像画像SGの中から、全ての遊技釘48の頭部を特定し、その特定した遊技釘48の頭部位置を、使用者CPU200(図9参照)は、撮像画像SGのピクセル値から、遊技釘の頭部であると特定された画像のX,Y座標のピクセル値を算出すると共に、何時の方向に何度傾いているかの角度も算出する。これにより、撮像画像SGにおける遊技釘の頭部の正確な位置特定が行われることとなる。なお、遊技釘の頭部であると特定された画像のX,Y座標のピクセル値を算出するにあたって、使用者CPU200(図9参照)は、遊技盤YB(図4参照)の左上隅から右下のセグメント領域R2(図4参照)までどの程度離れているかも考慮して算出することとなる。
次いで、使用者CPU200(図9参照)は、その特定した位置(X,Y座標のピクセル値及び何時の方向に何度傾いているかの角度)と、使用者ROM203(図9参照)に記憶されている図8に示すようなテーブルTBLから、右下のセグメント領域(図8に示すTB2参照)の内容を読み出し、複数の遊技釘48毎に設定されているID毎に設定されているX,Y座標のピクセル値並びに何時の方向に何度傾いているかの角度とを比較する(ステップS27)。これにより、使用者CPU200(図9参照)は、特定した位置と基準データとの誤差を算出できることとなる。なお、使用者ROM203(図9参照)に記憶された図8に示すようなテーブルTBLには、図6に示すステップS2にて、変換したPNG画像(ピクセル)の1ピクセル(px)が、実寸何mmに該当するのかを算出したデータが記憶されているから、ピクセル値の誤差を算出すれば、何mmズレているかを算出することができる。
次いで、使用者CPU200は、上記算出した誤差に基づいて、図15(b)に示すように、表示部206に検査結果(画像P30参照)を表示させる(ステップS28)。すなわち、図15(a)に示すように、基準値Aに位置する遊技釘48と、図11(a)に示す画像P2にて設定した閾値Cに位置する遊技釘48との距離(例えば、0.3mm)の間に位置する遊技釘48のうち、基準値Aに位置する遊技釘48と、位置Bに位置する遊技釘48との距離(例えば、0.25mm)の間に位置する遊技釘48は、正常と判断し、位置Bに位置する遊技釘48と、閾値Cに位置する遊技釘48との距離(例えば、0.05mm)の間に位置する遊技釘48は、警告と判断し、閾値Cに位置する遊技釘48と、位置Dに位置する遊技釘48との距離(例えば、0.05mm)の間に位置する遊技釘48は、警告と判断し、位置D以降(位置E側のこと)に位置する遊技釘は全て異常と判断する。
かくして、このような判断基準に基づいて、使用者CPU200(図9参照)は、特定した全ての遊技釘48に対して、正常、警告、異常の何れかを判断し、表示部206に、図15(b)に示すような検査結果(画像P30参照)を表示させる。すなわち、図15(b)に示すような検査結果(画像P30参照)は、遊技釘48の頭部と特定した実線の×印で示した画像P21aを表示させ、その画像P21aを丸で囲ったものを表示している。具体的には、画像P21を破線の丸で囲っている画像P30aは、正常と判断したことを示しており、画像P21を実線の細線の丸で囲っている画像P30bは、警告と判断したことを示しており、画像P21を実線の太線の丸で囲っている画像P30cは、異常と判断したことを示している。そして、このような画像P30が表示部206に表示された際、使用者が、使用者入力部201を用いて、例えば、画像P30cを選択すると、使用者CPU200は、その遊技釘48が、画像P31aに示す方向に、何度傾いており(図示では、4.13°)、基準値から何mmズレている(図示では、0.424mm)かを表示部206に表示させるとともに、遊技釘の頭部であると特定した画像P31cを表示させるようにする。
しかして、このようにすれば、遊技釘の検査合否の基準となる情報に基づき、遊技釘の調整状態を検査できることとなるから、もって、遊技釘の調整状態を検査することができる。
なお、上記のような処理を終えた後、図10に示すようにステップS22の処理に戻ることとなり、図11(a)に示す画像P1にて、セグメント領域を自動切替する設定をしていた場合は、セグメント領域は、自動的に、次のセグメント領域(本実施形態においては、「右下」から次の「中央」)に設定されることとなる。
ところで、本実施形態においては、遊技釘の調整状態を検査するにあたって、何時の方向に何度傾いているかの角度の情報も用いて説明したが、もし、遊技釘が植設されている位置のみで検査する簡易検査のような場合は、何時の方向に何度傾いているかの角度の情報は不要で、X,Y座標のピクセル値の情報のみで十分である。しかしながら、本実施形態に示したように、遊技釘の頭部位置を特定し、精度の高い検査をするにあたっては、X,Y座標のピクセル値に加え、何時の方向に何度傾いているかの角度情報が必要となる。
また、本実施形態において示した図15(b)に示すよう検査結果の表示は、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。例えば、基準データとしてメーカ出荷時の情報を用いて検査した場合は、正常範囲内のものは、丸で囲む等の表示をせず、警告、異常に関するものだけ丸で囲む等の表示をするようにしても良い。このようすれば、メーカ出荷後に調整(あるいは、出荷時の搬送過程で変化)した遊技釘がどの遊技釘かを一目で判別することができる。
一方、本実施形態においては、ピッチ角、すなわち、使用者端末2の上下方向(図3に示す上下方向参照)に対する前後の傾きのみを算出する例を示したが、それに限らず、検査精度をさらに向上させるため、ヨー角、すなわち、使用者端末2の左右方向(図3に示す左右方向参照)に対する前後の傾きも算出するようにしても良い。この場合、まず、図2に示すパチンコ遊技機10に対し、透明ガラスを支持した上部開閉扉16の透明ガラスに対し平行となるように使用者端末2を接触させ、その位置を、使用者端末2に新たに備えさせておいたGPS等の位置情報取得部を用いて図9に示す使用者ROM203内に記憶させておく。そして、その位置情報に基づいて、使用者端末2の左右方向(図3に示す左右方向参照)に対する前後の傾きのズレを使用者CPU200(図9参照)にて算出すると共に、上記説明したようにピッチ角も算出し、その算出結果に基づいて、カメラ機能からなる撮像部205(図9参照)の使用可否を制御することもできる。このようにすれば、撮像画像に遊技釘48の影が映り込む等する事態をより低減させることができるため、検査精度をさらに向上させることができる。
また、本実施形態においては、遊技釘48の位置特定を行う例として、図10に示すステップS26の処理方法を説明したが、それに限らず、遊技釘48の位置特定を行う方法はどのような方法でも良い。例えば、図4に示す遊技盤YBに対する配置位置が固定されている図4に示す大入賞口43等の構造物を基準位置として、そこからの離間距離によって、遊技釘48の位置特定をしても良い。しかしながら、構造物は、樹脂成型されていることから、樹脂成型の精度や経年劣化等により配置位置が微妙に変化してしまう可能性がある。そのため、構造物を基準とすると検査精度が低くなってしまう可能性があるため、何らかの基準を設けてそこからの離間距離によって、遊技釘48の位置特定を行うのであれば、基準となる遊技釘48を決めてそこからの離間距離によって、各遊技釘48の位置特定を行うか、或いは、構造物を遊技盤YBに固定配置させる際、その構造物にはねじ孔が穿設されているから、そのねじ孔に二次元バーコード埋め込む等してそのねじ孔を基準位置とし、そこからの離間距離によって、遊技釘48の位置特定を行うようにしても良い。しかしながら、基準位置を設けると、その基準位置のズレ等によって検査精度が大きく変化することとなるため、基準位置を設けず遊技釘48の位置特定を行っている図10に示すステップS26の処理方法が好ましい。
さらに、本実施形態においては、使用者入力部201(図9参照)を用いてセグメント領域を選択し、その選択した領域毎に検査する例を示したが、それに限らず、カメラ機能の解像度が高ければ(検査に十分な解像度があれば)、領域毎に分割せず、遊技盤YBに植設された複数の遊技釘48を使用者端末2が備えるカメラ機能を用いて全て撮像して検査しても良い。この場合、図12に示すようなセグメント領域を選択する機能(図10に示すステップS23)は不要となる。なお、言うまでも無いが、領域毎に分割せず、遊技盤YBに植設された複数の遊技釘48を使用者端末2が備えるカメラ機能を用いて全て撮像する場合、検査手法は、上記説明したステップS25〜ステップS28の処理と同様である。
一方、本実施形態においては、遊技釘検査基準情報登録サーバ1と、使用者端末2とがネットワークNを介して接続されている例を説明したが、それに限らず、遊技釘検査基準情報登録サーバ1と使用者端末2とがLightningケーブル等のケーブルを介して接続されていても良い。この際、遊技釘検査基準情報登録サーバ1に登録された遊技釘の調整状態を検査するにあたり検査合否の基準を使用者端末2に入力するにあたっては、遊技釘検査基準情報登録データベース105(図5参照)に登録されている図8に示すようなテーブルTBL(登録されている情報はCSVファイル)を遊技釘検査基準情報登録サーバ1の登録サーバ出力部102(図5参照)より出力し、使用者端末2の使用者入力部201(図9参照)より入力するようにすれば良い。
また、本実施形態においては、遊技釘検査基準情報登録サーバ1を一台で構築する例を示したが、勿論、処理を分散させ複数台で構築しても良い。
さらに、本実施形態においては、使用者端末2として、カメラ機能からなる撮像部205を備えたものを例示したが、それに限らず、使用者端末2としては、カメラ機能を備えたデジタルカメラで撮像した画像を、カメラ機能を備えないPC(パーソナルコンピュータ)等で処理するものも含まれる。
1 遊技釘検査基準情報登録サーバ
10 パチンコ遊技機(遊技機)
48 遊技釘
105 遊技釘検査基準情報登録データベース(登録手段)
YB 遊技盤

Claims (2)

  1. 複数の遊技釘が植設された遊技盤を有する遊技機におけるこれら遊技釘の検査合否の基準となる情報が登録されている登録手段を有する遊技釘検査基準情報登録装置であって、
    前記登録手段は、前記複数の遊技釘の検査合否の基準となる情報として、
    前記複数の遊技釘夫々に対応したIDと、
    前記複数の遊技釘夫々の位置関係を所定データに基づいて算定した平面座標と、
    前記複数の遊技釘夫々に対応した方向と、
    前記複数の遊技釘夫々に対応した角度と、を少なくとも登録してなる遊技釘検査基準情報登録装置。
  2. 前記登録手段は、前記複数の遊技釘の検査合否の基準となる情報として、
    前記遊技盤が仮想的に複数の領域に分割された際の分割領域毎における複数の遊技釘夫々に対応したIDと、
    前記分割領域毎における複数の遊技釘夫々の位置関係を所定データに基づいて算定した平面座標と、
    前記分割領域毎における複数の遊技釘夫々に対応した方向と、
    前記分割領域毎における複数の遊技釘夫々に対応した角度と、を少なくとも登録してなる請求項1に記載の遊技釘検査基準情報登録装置。
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