JP2018171811A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エジェクタロッドの先端面の片当たりを抑制できる、射出成形機の提供。【解決手段】金型が取付けられるプラテンと、前記プラテンの貫通穴に進退自在に配設され、前記金型から成形品を突き出すエジェクタロッドと、前記プラテンの前記貫通穴の内部に設けられる軸受とを有し、前記軸受は、前記エジェクタロッドと接触して、前記エジェクタロッドの軸方向に前記エジェクタロッドを案内する、射出成形機。【選択図】図7

Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機は、前端をキャビティ空間に臨ませて進退自在に配設されたエジェクタピンと、エジェクタプレートを介してエジェクタピンに固定されたエジェクタロッドとを有する。ボールねじナットはボールねじ軸と螺合させられ、ボールねじ軸の前端にクロスヘッドが連結される。さらに、クロスヘッドの前端にエジェクタロッドが固定され、エジェクタロッドの前端にエジェクタプレートが固定される。ボールねじナットを回転させることによってボールねじ軸を進退させると、エジェクタロッドやエジェクタプレート、エジェクタピンが進退させられる。エジェクタピンを前進させることによって成形品を可動金型から突き落とすことができる。
特開平10−113957号公報
エジェクタロッドは、可動金型などの金型が取付けられるプラテンの貫通穴に進退自在に配設される。
従来、取付け誤差や寸法誤差などを許容するため、プラテンの貫通穴の内径はエジェクタロッドの外径よりも大きかった。また、エジェクタロッドはクロスヘッドで片持ち支持されることがあった。
エジェクタロッドは、長いため、重力などによって撓むことや取付け誤差や寸法誤差などによって傾くことがあった。そのため、エジェクタロッドの先端面がエジェクタプレートなどに片当たりすることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エジェクタロッドの先端面の片当たりを抑制できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
金型が取付けられるプラテンと、
前記プラテンの貫通穴に進退自在に配設され、前記金型から成形品を突き出すエジェクタロッドと、
前記プラテンの前記貫通穴の内部に設けられる軸受とを有し、
前記軸受は、前記エジェクタロッドと接触して、前記エジェクタロッドの軸方向に前記エジェクタロッドを案内する、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、エジェクタロッドの先端面の片当たりを抑制できる、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 一実施形態によるエジェクタ装置の待機時の状態を示す図である。 一実施形態によるエジェクタ装置の圧縮成形時の状態を示す図である。 一実施形態によるエジェクタ装置の成形品脱圧時の状態を示す図である。 一実施形態によるエジェクタ装置の成形品突き出し時の状態を示す図である。 一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。 図7に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。 別の一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。 図9に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。 さらに別の一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。 図11に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
(射出成形機)
図1は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1〜図2に示すように、射出成形機は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700とを有する。以下、射出成形機の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置10の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレームFrに対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型11が取付けられる。
可動プラテン120は、フレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされる。フレームFr上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型12が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型11と可動金型12とで金型装置10が構成される。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレームFr上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレームFr上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレームFrに対し固定され、トグルサポート130がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレームFrに対し固定され、固定プラテン110がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型12を固定金型11にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
型締工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型12と固定金型11との間にキャビティ空間14が形成され、射出装置300がキャビティ空間14に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間14の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型12を固定金型11から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型12から成形品を突き出す。
型閉工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および型締工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(速度の切替位置、型閉完了位置、型締位置を含む)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。尚、クロスヘッド151の速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置10の交換や金型装置10の温度変化などにより金型装置10の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型12が固定金型11にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転は、回転伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
尚、本実施形態では、ねじナット182がトグルサポート130に対し回転自在に保持され、ねじ軸181が形成されるタイバー140が固定プラテン110に対し固定されるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ねじナット182が固定プラテン110に対し回転自在に保持され、タイバー140がトグルサポート130に対し固定されてもよい。この場合、ねじナット182を回転させることで、間隔Lを調整できる。
また、ねじナット182がトグルサポート130に対し固定され、タイバー140が固定プラテン110に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで、間隔Lを調整できる。
さらにまた、ねじナット182が固定プラテン110に対し固定され、タイバー140がトグルサポート130に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで間隔Lを調整できる。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。
型厚調整機構180は、互いに螺合するねじ軸181とねじナット182の一方を回転させることで、間隔Lを調整する。複数の型厚調整機構180が用いられてもよく、複数の型厚調整モータ183が用いられてもよい。
尚、本実施形態の型厚調整機構180は、間隔Lを調整するため、タイバー140に形成されるねじ軸181とねじ軸181に螺合されるねじナット182とを有するが、本発明はこれに限定されない。
例えば、型厚調整機構180は、タイバー140の温度を調節するタイバー温調器を有してもよい。タイバー温調器は、各タイバー140に取付けられ、複数本のタイバー140の温度を連携して調整する。タイバー140の温度が高いほど、タイバー140は熱膨張によって長くなり、間隔Lが大きくなる。複数本のタイバー140の温度は独立に調整することも可能である。
タイバー温調器は、例えばヒータなどの加熱器を含み、加熱によってタイバー140の温度を調節する。タイバー温調器は、水冷ジャケットなどの冷却器を含み、冷却によってタイバー140の温度を調節してもよい。タイバー温調器は、加熱器と冷却器の両方を含んでもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。竪型の型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、タイバー、トグル機構、および型締モータなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取付けられ、上プラテンには上金型が取付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設され、タイバーを介して上プラテンと連結される。タイバーは、上プラテンとトグルサポートとを型開閉方向に間隔をおいて連結する。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設され、可動プラテンを昇降させる。型締モータは、トグル機構を作動させる。型締装置が竪型である場合、タイバーの本数は通常3本である。尚、タイバーの本数は特に限定されない。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型装置10から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型12の内部に進退自在に配設される可動部材15と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材15と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材15を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で後退させ、可動部材15を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレームFrに対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型装置10に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型装置10にタッチし、金型装置10内のキャビティ空間14に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置10に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置10内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、充填工程、保圧工程、計量工程などを行う。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置10内のキャビティ空間14に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置10に向けて押す。金型装置10内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型装置10内のキャビティ空間14の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間14の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間14からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間14内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転数で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転数は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置10に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置10に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切り替えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型11に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型11から離間される。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、図1〜図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、型閉工程や型締工程、型開工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。また、制御装置700は、型締工程の間に、計量工程や充填工程、保圧工程などを行う。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」とも呼ぶ。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた操作画面を表示する。
操作画面は、射出成形機の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される操作画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
(エジェクタ装置の詳細)
図3は、一実施形態によるエジェクタ装置の待機時の状態を示す図である。図4は、一実施形態によるエジェクタ装置の圧縮成形時の状態を示す図である。図5は、一実施形態によるエジェクタ装置の成形品脱圧時の状態を示す図である。図6は、一実施形態によるエジェクタ装置の成形品突き出し時の状態を示す図である。
エジェクタ装置200は、可動プラテン120に取付けられる。可動プラテン120は、可動金型12が取り付けられる可動プラテン本体部121と、第1リンク152の揺動軸が取付けられる可動プラテンリンク取付部125とを有する。可動プラテン本体部121と可動プラテンリンク取付部125とは、鋳造などで一体に形成されてよい。
可動プラテン本体部121は、型開閉方向視で略矩形状に形成される板状部を有する。板状部の4つの隅部には、タイバー140に沿って切欠きが形成されてよい。切欠きの代わりに、タイバー140が挿し通される貫通穴が形成されてもよい。板状部は、エジェクタロッド230が挿し通される貫通穴122を中央部に有する。
尚、可動プラテン本体部121は、板状部の他に、板状部の外周縁部から後方に突出する筒状部をさらに有してもよい。筒状部は、型開閉方向視で四角枠状に形成され、エジェクタ装置200の少なくとも一部を収容する空間を内部に形成する。
可動プラテンリンク取付部125は、可動プラテン本体部121におけるトグルサポート130との対向面(後面)に、例えば上下一対設けられる。各可動プラテンリンク取付部125の先端部には貫通穴が形成され、その貫通穴に揺動軸が挿通されることで、揺動軸を介して第1リンク152が可動プラテンリンク取付部125に揺動自在に取付けられる。
エジェクタ装置200は、図3〜図6に示すように、例えばエジェクタモータ210、運動変換機構220、エジェクタロッド230、クロスヘッド240、および継手250などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に対し固定される。エジェクタモータ210の回転運動は、ベルトやプーリを介して運動変換機構220に伝達されるが、直接に運動変換機構220に伝達されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をクロスヘッド240の直線運動に変換する。クロスヘッド240の直線運動は、継手250を介して、エジェクタロッド230に伝達される。
運動変換機構220は、ねじ軸221と、ねじ軸221に螺合されるねじナット222とを有する。ねじ軸221とねじナット222の間には、ボールまたはローラが介在してよい。ねじ軸221は、可動プラテン本体部121の後方に可動プラテン本体部121と所定の間隔をおいて設けられる取付板223を貫通し、前端部においてクロスヘッド240に固定される。一方、ねじナット222は、取付板223によって回転自在に且つ進退不能に保持される。
エジェクタモータ210を駆動してねじナット222を回転させると、ねじ軸221やクロスヘッド240が進退する。尚、ねじ軸221やねじナット222の配置は特に限定されない。例えば、ねじ軸221が取付板223に回転自在に且つ進退不能に保持され、ねじナット222がクロスヘッド240に固定されてもよい。この場合、エジェクタモータ210を駆動してねじ軸221を回転させると、ねじナット222やクロスヘッド240が進退する。
クロスヘッド240は、取付板223と可動プラテン本体部121との間に架け渡されるガイドロッド241に沿って進退自在とされる。ガイドロッド241は、クロスヘッド240の回転防止のため、複数本設けられてよい。尚、ガイドロッド241は、取付板223と可動プラテン本体部121のいずれか一方に片持ち支持されてもよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120(より詳細には可動プラテン本体部121)を前後方向に貫通する貫通穴122において進退自在とされ、クロスヘッド240の進退に伴い進退させられる。エジェクタロッド230の本数は、図3〜図6では1本であるが、複数本でもよい。
エジェクタロッド230の前端部は、可動金型12の内部に進退自在に配設される可動部材15と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材15と連結されていないが、可動部材15と連結されていてもよい。尚、エジェクタロッド230の前端部が可動部材15と連結されている場合、ばね16は無くてもよい。
エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を前進させると、可動部材15が前進して、成形材料2の圧縮が行われる。その後、エジェクタロッド230を駆動してエジェクタロッド230を後退させると、ばね16の弾性復元力によって可動部材15がエジェクタロッド230に押し当てられながら後退し、成形品の脱圧が行われる。脱圧がなされた成形品は、エジェクタロッド230の前進によって可動金型12から突き出される。
金型装置10は、固定プラテン110に取付けられる固定金型11と、可動プラテン120に取付けられる可動金型12とを含む。図3に示すように型締時に固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間14が形成される。成形材料2は、固定金型11に形成されるスプルー17、スプルー17の終端部で分岐するランナー18、およびランナー18の終端部に設けられるゲート19を経て、キャビティ空間14に至る。
金型装置10は、可動金型12の内部に進退自在に配設される可動部材15を有する。可動部材15は、図7に示すように、前後方向に対し垂直な板状のエジェクタプレート21と、エジェクタプレート21から前方に延びる棒状の圧縮コアピン22と、エジェクタプレート21から前方に延びる棒状のエジェクタピン23とを有する。
エジェクタプレート21は、エジェクタプレート21よりも後方に配置されるエジェクタロッド230によって前方に押される。また、エジェクタプレート21は、エジェクタプレート21よりも前方に配置されるばね16によって後方に押される。
圧縮コアピン22は、エジェクタプレート21から前方に延びて、可動金型12を貫通する。圧縮コアピン22の前端面は、キャビティ空間14の壁面の一部となる。圧縮コアピン22は、エジェクタプレート21と共に進退し、成形材料2の圧縮、圧縮成形された成形品の脱圧、脱圧がなされた成形品の突き出しを行う。
エジェクタピン23は、エジェクタプレート21から前方に延びて、可動金型12を貫通する。エジェクタピン23の前端部には、図3に示すようにランナー18を流れる成形材料2が抱き付いて固化する。エジェクタピン23は、ランナー18で固化した成形材料2の突き出しに用いられる。
エジェクタ装置200は、金型装置10のキャビティ空間14に充填されている成形材料の圧縮、その圧縮によって成形された成形品(以下、「圧縮成形された成形品」とも呼ぶ。)の金型装置10からの突き出しの両方に用いられる。成形材料の圧縮は、成形材料が完全に固化する前に行われる。以下、エジェクタ装置200の動作について説明する。
制御装置700は、充填工程の開始から保圧工程の完了までの間に、エジェクタロッド230を図3に示す圧縮待機位置から図4に示す圧縮成形位置まで前進させる。これにより、可動部材15が前進させられ、キャビティ空間14に充填されている成形材料2が圧縮される。
尚、エジェクタロッド230は、圧縮待機位置にあるときに、図3では可動部材15に接触していないが、可動部材15に接触していてもよい。後者の場合、エジェクタロッド230は、可動部材15と連結されてもよい。
制御装置700は、エジェクタロッド230を図4に示す圧縮成形位置で所定時間位置保持した後、エジェクタロッド230を図5に示す脱圧位置まで後退させ、圧縮成形された成形品の脱圧を行う。エジェクタロッド230が図5に示す脱圧位置で所定時間位置保持される間に、キャビティ空間14に充填された成形材料が固化され、成形品が得られる。脱圧位置は、圧縮待機位置と同じ位置でも異なる位置でもよい。
制御装置700は、金型装置10の型開の後に、エジェクタロッド230を図6に示す突き出し位置まで前進させる。これにより、可動部材15が再び前進させられ、成形品が可動金型12から突き出される。その後、制御装置700は、エジェクタロッド230を図7に示す圧縮待機位置まで後退させる。
尚、本実施形態では、エジェクタロッド230を、図4に示す圧縮成形位置で所定時間位置保持した後、図3に示す脱圧位置まで後退させるが、後退させずに、キャビティ空間14に充填された成形材料を固化させてもよい。
図7は、一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。射出成形機は、可動プラテン120(詳細には可動プラテン本体部121)の貫通穴122の内部に設けられる軸受123を有する。
軸受123は、エジェクタロッド230と接触して、エジェクタロッド230の軸方向にエジェクタロッド230を案内する。これにより、エジェクタロッド230が重力などで撓むことやエジェクタロッド230が取付け誤差や寸法誤差などで傾くことを抑制でき、エジェクタロッド230の前端面がエジェクタプレート21に片当たりすることを抑制できる。その結果、図4に示す圧縮成形時に、複数のキャビティ空間14において成形材料を均等に圧縮できる。また、図6に示す成形品突出し時に、複数の成形品を均等に突き出すことができる。これらの効果は、エジェクタロッド230の前端部がエジェクタプレート21に連結されておらず、エジェクタロッド230がクロスヘッド240で片持ち支持される場合に顕著である。この場合に仮に軸受123が無いと、エジェクタロッド230の前端部は、拘束されていないため、重力などによって垂れたり、取付け誤差や寸法誤差などによって傾いたりしやすい。
軸受123は、エジェクタロッド230を滑り案内してもよいが、エジェクタロッド230を転がり案内してよい。軸受123は、エジェクタロッド230と接触する転動体124を含んでよい。転動体124としては、ボールが用いられるが、ローラが用いられてよい。軸受123は、複数の転動体124が循環する循環路を内部に有してよい。
軸受123が転動体124を有する場合、軸受123とエジェクタロッド230とのクリアランスを小さくすることができる。転動体124が転がることで、軸受123にエジェクタロッド230を挿し通すことができる。
軸受123とエジェクタロッド230とのクリアランスを小さくすることができるため、エジェクタロッド230の撓みや傾きをさらに抑制でき、エジェクタロッド230の前端面の片当たりをさらに抑制できる。よって、図4に示す圧縮成形時に、複数のキャビティ空間14において成形材料をさらに均等に圧縮できる。また、図6に示す成形品突出し時に、複数の成形品をさらに均等に突き出すことができる。
エジェクタロッド230の外周面は円柱面を含む。軸受123の転動体124はエジェクタロッド230の円柱面に接触してよい。エジェクタロッド230の外周面に前後方向に延びる溝が形成され、その溝の内部を転動体124が転がる場合とは異なり、軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができる。よって、後述するように、エジェクタロッド230の交換作業が容易になる。
図8は、図7に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。エジェクタロッド230および継手250は、いずれか一方(例えばエジェクタロッド230)にねじ穴が形成され、他方(例えば継手250)にねじ軸が形成され、螺合される。エジェクタロッド230を回転させることで、エジェクタロッド230を継手250に取付けたり、エジェクタロッド230を継手250から取外したりすることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転できるように、エジェクタロッド230の外周面は円柱面を含む。軸受123の転動体124はエジェクタロッド230の円柱面に接触してよい。エジェクタロッド230の外周面に前後方向に延びる溝が形成され、その溝の内部を転動体124が転がる場合とは異なり、軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができるため、クロスヘッド240をガイドロッド241で回り止めした状態でエジェクタロッド230を交換できる。クロスヘッド240の取外しなどが不要であるため、エジェクタロッド230の交換作業が容易である。
ところで、エジェクタロッド230は、軸受123で案内されるため、軸受123によって芯出しがなされる。一方、クロスヘッド240は、図7に示すガイドロッド241に沿って進退自在とされる。
そのため、継手250によるエジェクタロッド230とクロスヘッド240との連結を解除した状態で、芯ずれが生じることがある。芯ずれとは、エジェクタロッド230の軸直交方向における位置ずれのことである
そこで、継手250は、エジェクタロッド230とクロスヘッド240の芯ずれを吸収するように、エジェクタロッド230とクロスヘッド240とを連結する。これにより、芯ずれを許容でき、芯ずれによって生じうる応力を低減でき、エジェクタ装置200の部品の破損などを抑制できる。
例えば、継手250は、エジェクタロッド230に対しクロスヘッド240を傾動自在に連結することで、エジェクタロッド230とクロスヘッド240との芯ずれを吸収する。クロスヘッド240は、クロスヘッド240とガイドロッド241とのクリアランスに応じて傾く。
継手250は、例えば球面軸受260を含む。球面軸受260は、内面に球面部を含む外輪261と、外面に球面部を含む内輪262とを含む。外輪261の球面部と、内輪262の球面部とは、図8に示すように接触してよい。尚、外輪261の球面部と内輪262の球面部との間に、ボールやローラなどの転動体が介在してもよい。
外輪261および内輪262は、一方(例えば外輪261)がクロスヘッド240に対し固定され、他方(例えば内輪262)がエジェクタロッド230の後端部に対し固定される。これにより、エジェクタロッド230に対しクロスヘッド240を傾動自在に連結でき、エジェクタロッド230とクロスヘッド240との芯ずれを吸収できる。よって、芯ずれによって生じうる応力を低減でき、エジェクタ装置200の部品の破損などを抑制できる。
図9は、別の一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。図9に示す継手250Aは、自在継手(ユニバーサルジョイント)260Aを含む点で、図7に示す継手250とは相違する。以下、相違点について主に説明する。
自在継手260Aは、十字に交差する第1軸261Aおよび第2軸262Aで構成されるスパイダ263Aと、第1軸261Aを中心に揺動自在とされる第1ヨーク264Aと、第2軸262Aを中心に揺動自在とされる第2ヨーク265Aとを有する。第1ヨーク264Aは、二股に分岐して、第1軸261Aの軸方向両端部を回転自在に支持する。第2ヨーク265Aは、二股に分岐して、第2軸262Aの軸方向両端部を回転自在に支持する。
第1ヨーク264Aおよび第2ヨーク265Aは、一方(例えば第1ヨーク264A)がクロスヘッド240に対し固定され、他方(例えば第2ヨーク265A)がエジェクタロッド230の後端部に対し固定される。これにより、エジェクタロッド230に対しクロスヘッド240を傾動自在に連結でき、エジェクタロッド230とクロスヘッド240との芯ずれを吸収できる。よって、芯ずれによって生じうる応力を低減でき、エジェクタ装置200の部品の破損などを抑制できる。
図10は、図9に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。エジェクタロッド230および継手250Aは、いずれか一方(例えばエジェクタロッド230)にねじ穴が形成され、他方(例えば継手250A)にねじ軸が形成され、螺合される。エジェクタロッド230を回転させることで、エジェクタロッド230を継手250Aに取付けたり、エジェクタロッド230を継手250Aから取外したりすることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転できるように、エジェクタロッド230の外周面は円柱面を含む。軸受123の転動体124はエジェクタロッド230の円柱面に接触してよい。エジェクタロッド230の外周面に前後方向に延びる溝が形成され、その溝の内部を転動体124が転がる場合とは異なり、軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができるため、クロスヘッド240をガイドロッド241で回り止めした状態でエジェクタロッド230を交換できる。クロスヘッド240の取外しなどが不要であるため、エジェクタロッド230の交換作業が容易である。
図11は、さらに別の一実施形態によるクロスヘッドおよびエジェクタロッドの周辺構造を示す図である。図11に示す継手250Bは、エジェクタロッド230に対しクロスヘッド240をエジェクタロッド230の軸直交方向に移動自在に連結する点で、図7に示す継手250や図9に示す継手250Aとは相違する。以下、相違点について主に説明する。
継手250Bは、例えばオルダム継手260Bを含む。オルダム継手260Bは、第1ハブ261Bと、第2ハブ262Bと、第1ハブ261Bと第2ハブ262Bの間に設けられるスペーサ263Bとを有する。スペーサ263Bは、第1ハブ261Bのキー264Bが嵌り合うキー溝265Bと、第2ハブ262Bのキー266Bが嵌り合うキー溝267Bとを有する。2つのキー溝265B、267Bは、互いに垂直とされる。キー264Bとキー溝265Bは滑り合い、キー266Bとキー溝267Bとは滑り合う。
第1ハブ261Bおよび第2ハブ262Bは、一方(例えば第1ハブ261B)がクロスヘッド240に対し固定され、他方(例えば第2ハブ262B)がエジェクタロッド230の後端部に対し固定される。これにより、エジェクタロッド230に対しクロスヘッド240をエジェクタロッド230の軸直交方向に移動自在に連結でき、エジェクタロッド230とクロスヘッド240との芯ずれを吸収できる。よって、芯ずれによって生じうる応力を低減でき、エジェクタ装置200の部品の破損などを抑制できる。
図12は、図11に示すエジェクタロッドの交換作業を示す図である。エジェクタロッド230および継手250Bは、いずれか一方(例えばエジェクタロッド230)にねじ穴が形成され、他方(例えば継手250B)にねじ軸が形成され、螺合される。エジェクタロッド230を回転させることで、エジェクタロッド230を継手250Bに取付けたり、エジェクタロッド230を継手250Bから取外したりすることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転できるように、エジェクタロッド230の外周面は円柱面を含む。軸受123の転動体124はエジェクタロッド230の円柱面に接触してよい。エジェクタロッド230の外周面に前後方向に延びる溝が形成され、その溝の内部を転動体124が転がる場合とは異なり、軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができる。
軸受123に対しエジェクタロッド230を回転させることができるため、クロスヘッド240をガイドロッド241で回り止めした状態でエジェクタロッド230を交換できる。クロスヘッド240の取外しなどが不要であるため、エジェクタロッド230の交換作業が容易である。
(変形および改良)
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
上記実施形態のエジェクタ装置200は、金型装置10のキャビティ空間14に充填されている成形材料の圧縮、その圧縮によって成形された成形品の金型装置10からの突き出しの両方に用いられるが、成形品の金型装置10からの突き出しのみに用いられてもよい。
上記実施形態のエジェクタ装置200は、可動プラテン120に取付けられるが、固定プラテン110に取付けられてもよい。また、型締装置100が竪型である場合、エジェクタ装置200は下プラテンに取付けられてよい。下プラテンは、上述の如く、可動プラテンでも固定プラテンでもよい。
上記実施形態では、エジェクタロッド230とクロスヘッド240を連結する継手として、球面軸受260や自在継手260A、オルダム継手260Bが単独で用いられるが、複数の任意の組合せで用いられてもよい。継手の数は特に限定されない。また、継手の種類も特に限定されない。例えば、継手として、ばね付きのフランジが用いられてもよい。ばねが、エジェクタロッド230とクロスヘッド240との芯ずれを吸収する。
10 金型装置
12 可動金型
100 型締装置
120 可動プラテン
121 可動プラテン本体部
122 貫通穴
123 軸受
124 転動体
125 可動プラテンリンク取付部
200 エジェクタ装置
210 エジェクタモータ
220 運動変換機構
230 エジェクタロッド
240 クロスヘッド
250 継手
260 球面軸受
260A 自在継手
260B オルダム継手

Claims (6)

  1. 金型が取付けられるプラテンと、
    前記プラテンの貫通穴に進退自在に配設され、前記金型から成形品を突き出すエジェクタロッドと、
    前記プラテンの前記貫通穴の内部に設けられる軸受とを有し、
    前記軸受は、前記エジェクタロッドと接触して、前記エジェクタロッドの軸方向に前記エジェクタロッドを案内する、射出成形機。
  2. 前記エジェクタロッドを進退させるクロスヘッドと、
    前記エジェクタロッドと前記クロスヘッドの芯ずれを吸収するように前記エジェクタロッドと前記クロスヘッドとを連結する継手とを有する、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記継手は、前記エジェクタロッドに対し前記クロスヘッドを傾動自在に連結する、請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記継手は、前記エジェクタロッドに対し前記クロスヘッドを前記エジェクタロッドの軸直交方向に移動自在に連結する、請求項2または3に記載の射出成形機。
  5. 前記軸受は、前記エジェクタロッドと接触する転動体を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記エジェクタロッドの外周面は円柱面を含み、
    前記転動体は前記円柱面に接触する、請求項5に記載の射出成形機。
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