JP2018165110A - 空調制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空調装置が搭載された車両が置かれた状況に応じて、空調装置の稼働状態を消費エネルギーが低減された稼働状態に設定することが可能な空調制御システムを提供する。【解決手段】対象空調装置100aの稼働状態を制御する空調制御システム1であって、対象車両とは異なる複数の他車両10bにおいて、種々の状況においてそれぞれの他車両で用いられる他車空調装置100bの稼働状態を示す稼働統計データのうち、対象車両のおかれている状況である対象車両状況と類似の状況における、他車空調装置の平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する他車稼働抽出部を備え、稼働制御部は、対象空調装置の稼働状態の消費エネルギーが他車稼働状態の消費エネルギーよりも大きい場合に、対象空調装置の稼働状態を、当該他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用の空調装置を制御する空調制御システムに関する。
特許文献1には、運転モードの切り替え条件が成立した場合に、運転モードを標準モードから省エネモードに切り替える空調制御システムが開示されている。
特開2007−269275号公報
空調装置により消費されるエネルギーの増加を抑制する方法の一例として、空調装置による冷却もしくは加熱が過剰である、すなわち空調装置が過剰に稼働していると判断される場合に、空調装置の稼働を抑制し、消費エネルギーを低下させることがあげられる。例えば特許文献1では、車両用の空調制御システムにおいて、目的地までの所要時間、すなわち空調を利用する残り時間が短いと予想される場合に、空調装置の作動率が小さい省エネモードに切り替える。これにより空調装置が過剰に稼働することを抑制し、消費されるエネルギーの量を抑制する。
しかし、特許文献1では、目的地が設定され、目的地までの所要時間が短いと予想される状況において過剰な稼働を抑制するのみであり、広くその他の状況において空調装置の過剰な稼働を抑制することはできなかった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、空調装置が搭載された車両が置かれた状況に応じて、空調装置の稼働状態を消費エネルギーが低減された稼働状態に設定することが可能な空調制御システムを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本発明は、空調制御の対象となる対象車両(10a)で用いられる対象空調装置(100a)の稼働状態を制御する稼働制御部(113)を備えた空調制御システム(1)であって、対象車両とは異なる複数の他車両(10b)において、種々の状況においてそれぞれの他車両で用いられる他車空調装置(100b)の稼働状態を示す稼働統計データのうち、対象車両のおかれている状況である対象車両状況と類似の状況における、他車空調装置の平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する他車稼働抽出部(224)を備え、稼働制御部は、対象空調装置の稼働状態の消費エネルギーが他車稼働状態の消費エネルギーよりも大きい場合に、対象空調装置の稼働状態を、当該他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。
以上の構成によれば、他車稼働抽出部は、対象車両状況と類似の状況における他車空調装置の稼働状態を示す統計データに基づいて、類似の状況における平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する。稼働制御部は、他車稼働状態が対象空調装置の稼働状態よりも消費エネルギーが小さい場合に、対象空調装置の稼働状態を他車稼働状態が示す稼働状態に変更する。
これにより、対象車両状況と類似の状況における平均的な稼働状態より、対象空調装置の稼働状態の消費エネルギーが大きいと推定される場合、対象空調装置の稼働状態をその平均的な稼働状態に変更させる。すなわち、他車両の平均的な稼働状態よりも消費エネルギーが大きく、過剰に空調装置が稼働していると推定される状況において、自動で空調装置の消費エネルギーを低減された稼働状態に変更することができる。
空調制御システム1の概略を示す図である。 空調装置100の構成を示す図である。 携帯端末200の構成を示す図である。 データ管理装置300の構成を示す図である。 空調装置100の作動を示すフローチャートである。 携帯端末200の作動を示すフローチャートである。 データ管理装置300作動を示すフローチャートである。 許可判断部225が表示させる設定画面の例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態としての空調制御システム1を図面に基づいて説明する。空調制御システム1は、制御の対象である対象車両の対象空調装置が消費するエネルギーの量が抑制されるように、稼働状態を制御するための制御システムである。具体的には、対象車両以外の複数の他車両でそれぞれ用いられている他車空調装置について、その稼働状態の平均的な稼働状態に基づき、対象空調装置が過剰に稼働していると判定される場合に、対象空調装置の稼働を抑制する。
ただし、稼働状態は、空調装置がある稼働状態で稼働している場合に消費するエネルギーと、他のある稼働状態で稼働している場合に消費するエネルギーとの大小を比較することが可能な空調装置の状態を示す。例えば、空調装置が備えるブロワやコンプレッサの回転数や、エバポレータを通過した空気の温度の目標温度、またはそれらの組み合わせを、空調制御システム1によって制御される稼働状態とすればよい。
なお、ブロワやコンプレッサの回転数は、小さいほど消費エネルギーが小さく、エバポレータを通過した空気の目標温度は、小さいほどコンプレッサの回転数が高くなったり、稼働時間の割合が増えたりするため、消費エネルギーが大きくなる。また、稼働状態が示す空調装置の状態はこの例に限られず、空調装置の構成に従って適宜決定すればよい。例えば、コンプレッサがエンジン駆動であるなど回転数の制御が困難な場合、コンプレッサが稼働している時間と停止している時間の比率を稼示せばよい。あるいは、吹き出す空気の目標温度を示すとしてもよい。
空調制御システム1の構成及び詳細な説明に入る前に、空調制御システム1の作動概略を図1に沿って説明する。空調制御システム1は、車両10aで用いられる空調装置100aおよび携帯端末200aと、車両10bで用いられている空調装置100bおよび携帯端末200bと、データセンタ30で用いられるデータ管理装置300とを備える。
ただし、本実施形態では、空調装置100aと空調装置100bは同一の構成であり、また携帯端末200aと携帯端末200bは同一の構成である。これ以降、車両10aと車両10bとを区別しない場合車両10と総称し、空調装置100aと空調装置100bとを区別しない場合空調装置100と総称する。また、携帯端末200aと携帯端末200bとを区別しない場合携帯端末200と総称する。
なお、実際にはこの2台以外にも、同一の構成の空調装置100および携帯端末200を用いており、空調制御システム1によって当該空調装置100の作動を同様に制御される車両10が存在する。しかし、以下の本実施形態の説明では、図1に示したこの2台の車両10における作動に着目して空調制御システム1を説明する。
具体的には、車両10aを請求項の対象車両に、携帯端末200aが請求項の対象携帯端末に、空調装置100aが請求項の対象空調装置に相当するものとして、空調装置100aの稼働状態を制御する場合を説明する。このとき、車両10a以外の車両10が請求項の他車両に相当することとなるため、車両10bを他車両の一例とする。これに伴い、車両10bで用いられる空調装置100bが他車空調装置に相当し、携帯端末200bが他車端末に相当することとなる。
ただし、空調装置100aと空調装置100bは同一の構成であり、また携帯端末200aと携帯端末200bは同一の構成である。このため、車両10bにおいても、請求項の対象車両に相当する作動を行うことができ、また車両10aにおいて他車両としての作動を行うこともできる。すなわち、車両10aにおける作動と車両10bにおける作動とが入れ替わっていてもよい。
空調装置100は、車両10の車室内の空調を行う装置であり、携帯端末200との間で無線通信を行い、稼働状態を携帯端末200に周期的に送信するとともに、携帯端末200から送信された後述の制御信号が示す稼働状態で稼働する。
携帯端末200は、基地局2との間で無線通信を行うとともに、基地局2及び公衆回線網3を介してデータ管理装置300と通信を行う装置であり、例えばスマートフォンやタブレット端末を用いることができる。
なお、公衆回線網3は、例えば携帯電話網やインターネットである。また、基地局2は、携帯端末200などの無線通信機能を有する装置が公衆回線網3に接続するための無線基地局である。ただし、基地局2は1つのみ図示しているが、実際には複数存在しており、例えば携帯端末200aが通信する基地局2と、携帯端末200bが通信する基地局2とが異なっていてもよい。
携帯端末200bは、車両10bの置かれた状況である他車両状況に、空調装置100bから送信された稼働状態を対応付けた稼働記録を、データ管理装置300に送信する。なお、稼働記録の送信は、所定の周期で一括して行えばよい。
携帯端末200aは、データ管理装置300との通信により稼働統計データを取得する。この稼働統計データと、車両10aの置かれた状況である対象車両状況とに基づいて、対象車両状況と類似の状況における平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する。ただし、平均的な稼働状態とは、例外的でない普通の稼働状態を意味するものであり、必ずしも平均値を用いて決定する必要はない。例えば、中央値や最頻値などを用いて決定してもよい。また、携帯端末200aは、抽出した他車稼働状態よりも、空調装置100aの稼働状態の消費エネルギーが大きいと判断した場合、他車稼働状態を空調装置100aに送信し、他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。
データ管理装置300は、複数の車両10でそれぞれ用いられる携帯端末200から稼働記録を受信し、それらの稼働記録が含む車両状況に従って稼働記録が含む稼働状態を分類し、稼働統計データを生成する。データ管理装置300は、例えば一つまたは複数のサーバ装置を用いて実現することができる。
本実施形態の稼働統計データが示す内容は、車両状況を分類した車両状況の集合それぞれに対して、その集合に含まれる車両状況における稼働状態の傾向を示す傾向データを対応づけたものである。
車両状況の集合は、地域、季節、時間帯、および天候に従って、車両状況を類似の車両状況の集合に分類することによって決定する。地域は、例えば市町村ごと、あるいは1km四方ごとなどに分類すればよい。季節および時間帯は、例えば1か月ごと、および2時間ごとに区分すればよい。天候は、例えば晴れ、曇り、雨に分類すればよい。従って、車両状況が分類される車両状況の集合の一例を示すと、ある市における、8月の晴れた18時〜20時などとなる。
傾向データは、車両状況の集合ごとの、その車両状況の集合に分類された車両状況に対応する稼働状態の傾向を示す、平均的な稼働状態を決定可能なデータである。例えば稼働状態としてコンプレッサの回転数を用いるとした場合、稼働記録に含まれる各回転数の頻度の分布そのものや、その分布から抽出される平均的な稼働状態を示す統計値、例えば回転数の平均値や中央値、最頻値などを用いることができる。本実施形態では、コンプレッサの回転数の平均値を傾向データの例として説明する。
従って、このような稼働統計データが示す内容の一例を示すと、ある市における、8月の晴れた18時〜20時という車両状況の集合に対して、コンプレッサの回転数の平均値が毎分4000回転である、などの他車空調装置の稼働状況の傾向が対応付けられている。
空調制御システム1は、このような稼働統計データを用いて、車両10のおかれた状況に類似する状況における平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する。この他車稼働状態よりも、対象空調装置の稼働状態の消費エネルギーが大きい場合、対象空調装置の稼働状態が過剰にエネルギーを所費する稼働状態であるとして、空調装置100を他車稼働状態が示す稼働状態に制御する。
なお、本実施形態では、稼働統計データは携帯端末200に対して1週間おきや1か月おきなど所定の配信周期で配信され、新たに配信されるまでは直近に配信された稼働統計データを保持し、保持した稼働統計データを用いて制御を行う。従って、制御に用いる稼働統計データを取得するために逐次通信を行う必要がないため、通信コストを抑制することが可能である。
[空調装置100の構成]
図2を用いて空調装置100の構成を説明する。空調装置100は、近距離通信部101と、空調機能ユニット102と、温度設定部103と、制御部110とを備える。近距離通信部101は、空調装置100を用いる車両10で用いられている携帯端末200と無線通信するための通信装置であり、例えばWi-Fi(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って携帯端末200との通信を行えばよい。
空調機能ユニット102は、車室内の空調を実現するための各種の空調機能部品によって構成される。例えば、空調機能ユニット102は、内外気を切り替える内外気切替ドア、送風するためのブロワ、コンプレッサやエバポレータなどで構成された空気を冷却するための冷凍サイクルユニット、空気を加熱するためのヒータコアなどで構成される。すなわち、空調装置100の稼働状態は、この空調機能ユニット102に含まれる各種の空調機能部品の稼働状態を示している。
温度設定部103は、ユーザが車室内の気温の目標温度を設定するための入力装置であり、例えばスライドスイッチを用いて、スイッチ位置に応じた温度を目標温度として設定するとすればよい。
制御部110と、携帯端末200とデータ管理装置300がそれぞれ備える後述の制御部205と制御部310とは、CPU、ROM、RAM等よりなるコンピュータとして構成されている。これらの制御部は、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible storage medium)に記憶されているプログラムを実行することにより、あらかじめ定められた機能を発揮する。非遷移的実体的記憶媒体は、ROMやRAMなどの半導体記憶装置や、磁気ディスクなどの磁気記憶媒体を用いて実現すればよい。なお、これらの制御部が発揮する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に実現してもよい。制御部110は、稼働決定部111と、稼働送信部112と、稼働制御部113としての機能を発揮する。
稼働決定部111は、他車稼働状態を受信しない場合における空調装置100の稼働状態を通常稼働状態として決定する。通常稼働状態は、車両10に設けられた外気温センサ11、内気温センサ12、および日射センサ13が取得する車外の気温、車室内の気温および日射量と、ユーザが温度設定部103を操作して設定した、目標温度とに基づいて決定される。
具体的には、まず車室内に吹き出す空気の目標温度である目標吹出温度を算出する。目標吹出し温度は、あらかじめ決定された、気温、日射量、および目標温度から目標吹出温度を算出するための関係式に、車外および車室内の気温、日射量、および目標温度を代入することにより算出する。次に、算出された目標吹出温度を実現するための稼働状態を、あらかじめ決定された、稼働状態と車室内に吹き出す空気の温度との関係に基づいて、通常稼働状態として決定する。
稼働送信部112は、近距離通信部101に、稼働制御部113が決定する通常稼働状態を携帯端末200に対して送信させる。稼働制御部113は、稼働決定部111が決定した通常稼働状態が示す稼働状態となるように空調機能ユニット102を構成する各種の空調機能部品を制御する。
ただし、稼働送信部112は、近距離通信部101が携帯端末200から送信された他車稼働状態を受信した場合、空調装置100の稼働状態を、受信した他車稼働状態が示す稼働状態となるように空調機能部品を制御する。本実施形態では、コンプレッサの回転数が稼働状態であるとしているため、コンプレッサの回転数が、決定した稼働状態が示す回転数となるようにコンプレッサを制御する。
なお、他車稼働状態は、後述の稼働変更送信部226によって、他車稼働状態の消費エネルギーよりも、通常稼働状態の消費エネルギーが大きいと判断した場合に空調装置100に対して送信される。このため、稼働制御部113は、他車稼働状態の消費エネルギーよりも、対象空調装置である空調装置100aの稼働状態の消費エネルギーが大きいと判断された場合に、空調装置100aの稼働状態を他車稼働状態が示す稼働状態に変更することとなる。
[携帯端末200の構成]
図3を用いて携帯端末200の構成を説明する。本実施形態では、携帯端末200としてスマートフォンのような多機能携帯電話機を用いる場合を例として説明する。携帯端末200は、近距離通信部201と、広域通信部202と、タッチパネル203と、制御部205とを備える。なお、携帯端末200は、図示しないスピーカやマイク、カメラなども備える。
近距離通信部201は、携帯端末200を用いている車両10で用いられる空調装置100と通信するための通信装置であり、近距離通信部101と同一の近距離通信規格に従って通信を行えばよい。
広域通信部202は、基地局2との間で無線通信を行うことにより、基地局2を介して公衆回線網3に接続するための通信装置である。タッチパネル203は、画像を表示するディスプレイと、指によるタッチ操作が可能な入力装置とが一体となった入出力装置である。
GNSS受信機204は、GNSS(Global Navigation Satellite System)を構成する複数の測位衛星から送信される測位信号を受信し、当該GNSS受信機204の位置を測定するための受信機である。
制御部205は、ROMにあらかじめ記憶されたプログラムを実行し、携帯端末200のとしてのあらかじめ定められた機能を実現する端末機能部210として作動する。端末機能部210は、位置取得部211と、日時取得部212と、天候取得部213としての機能を含む。なお、端末機能部210は、これらの機能以外にも通話機能などの図示しない機能も含んでいる。
また制御部205は、携帯端末200の外部から取得してROMに追加で記憶した、空調制御システム1による空調制御を実現するためのアプリケーションプログラムを実行する。これにより、制御部205は、空調制御機能を実現する制御機能部220としても作動する。制御機能部220は、稼働状態取得部221と、車両状況取得部222と、統計保持部223と、他車稼働抽出部224と、許可判断部225と、稼働変更送信部226と、稼働記録取得部227と、稼働記録送信部228と、燃費算出部229と、燃費報知部230としての機能を含む。
位置取得部211は、携帯端末200の位置を取得する。具体的には、GNSS受信機204が受信した測位信号に基づいて測位を行うことによって取得すればよい。日時取得部212は、現在の日時を逐次取得する。日時取得部212は、例えば制御部205が時計としての機能を備えることによって実現すればよい。天候取得部213は、携帯端末200の位置における現在の天候を取得する。例えば、基地局2および公衆回線網3を介して所定のサーバと接続し、位置取得部211が取得した携帯端末200の位置を送信して、その位置における天候を返送させればよい。
携帯端末200は、端末機能部210が含むこれらの機能により、日時、当該携帯端末200の位置、およびその位置における天候を、当該携帯端末200がおかれた状況である端末状況として周期的に取得する機能をあらかじめ備えている。携帯端末200は車両10で用いられていることから、端末状況は車両の置かれた状況である車両状況とみなすことができるため、この取得した端末状況を車両状況として用いる。
すなわち、対象携帯端末である携帯端末200aが取得する、携帯端末200aがおかれた状況を示す対象端末状況を、対象車両状況として用いる。また、他車携帯端末である携帯端末200bが取得する、携帯端末200bがおかれた状況を示す他車端末状況を、他車両状況として用いる。
本実施形態では、空調制御システム1を構成するにあたり、このような機能をあらかじめ備えた携帯端末200を用いているため、車両状況を取得する部材を車両10に設けることなく、対象車両状況および他車両状況を取得することが可能である。
稼働状態取得部221は、近距離通信部101を用いて空調装置100と通信することにより、通常稼働状態を取得する。
車両状況取得部222は、現在の日時、車両10の位置、車両10の位置における天候のうち少なくとも一つを車両10の置かれた状況である車両状況として取得する。本実施形態では、端末機能部210が含む機能によって取得された現在の日時、携帯端末200の位置、および携帯端末200の位置における天候をそれぞれ現在の日時、車両10の位置、車両10の位置における天候とみなし、車両状況として取得する。従って、対象携帯端末である携帯端末200aが備える車両状況取得部222が、対象車両である車両10aのおかれた状況、すなわち対象車両状況を取得する。また、他車携帯端末である携帯端末200bが備える車両状況取得部222が、他車両である車両10bのおかれた状況を取得する。
統計保持部223は、広域通信部202を用いてデータ管理装置300と通信することにより取得した稼働統計データを保持する。例えば、制御部205が備えるROMに記憶することによって保持すればよい。なお、稼働統計データは、例えば空調制御を実現するためのアプリケーションプログラムをROMに追加で記憶した際に取得し、それ以降は所定の配信周期で稼働統計データを取得して、取得した稼働統計データで保持している稼働統計データを更新すればよい。
他車稼働抽出部224は、統計保持部223が保持する稼働統計データに基づいて、車両状況取得部222が取得する車両状況と類似の状況における平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する。
本実施形態では、車両状況が分類される車両状況の集合を決定し、決定された集合に対応づけられた傾向データが示す、稼働状態の傾向から決定された稼働状態の一例である、コンプレッサの回転数の平均値を他車稼働状態として決定する。これにより、車両10が位置する市町村における、同じ月の同じ時間帯、同じ天候という類似の車両状況におけるコンプレッサの回転数の平均値が、他車稼働状態として決定される。
許可判断部225は、車両10のユーザがタッチパネル203を操作することにより、空調装置100の稼働状態を、他車稼働状態が示す稼働状態に変更することを許可する旨を示しているか否かを判断する。本実施形態では、ユーザがタッチパネル203をタッチして操作するたびに、許可している旨を示す状態と許可しない旨を示す状態との二つの状態を切り替え可能な仮想ボタンをタッチパネルに表示する。これにより、ユーザは許可する状態と許可しない状態とを仮想ボタンの操作によって設定し、許可判断部225は、仮想ボタンの表示状態に従って許可する旨を示しているか否かを判断することが可能となる。
稼働変更送信部226は、許可判断部225が、許可する旨を示していると判断し、かつ他車稼働状態が示す稼働状態の消費エネルギーよりも通常稼働状態の消費エネルギーが大きい場合に、近距離通信部201に、空調装置100に対して他車稼働抽出部224が抽出した他車稼働状態を送信させる。これにより、空調装置100の稼働状態を、他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。
稼働変更送信部226は、許可判断部225によって、ユーザが、他車稼働状態が示す稼働状態に変更することを許可する旨を示していると判断された場合のみ、他車稼働状態を空調装置100に送信し、他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。すなわち、通常稼働状態が、他車稼働状態よりも消費エネルギーが大きい場合であっても、変更を許可していない場合は、通常稼働状態で稼働することを継続させる。このため、ユーザの意図に反して稼働状態が自動で変更されることをより抑制することが可能となる。
稼働記録取得部227は、空調装置100の稼働状態と、車両状況取得部222が取得した車両状況とを含む稼働記録を取得する。これにより、携帯端末200bが備える稼働記録取得部227においては、稼働状態取得部221が取得した、他車両である車両10bの状況、すなわち他車両状況と、他車空調装置である空調装置100bの稼働状態とを含む稼働記録を取得することとなる。
なお、空調装置100の稼働状態は、稼働変更送信部が他車稼働状態を送信した場合は、他車稼働状態が示す稼働状態であり、他車稼働状態が送信されていない場合は、稼働状態取得部221が取得した通常稼働状態が示す稼働状態となる。したがって稼働記録は、他車稼働状態を送信した場合は他車稼働状態が示す稼働状態を含み、送信していない場合は通常稼働状態が示す稼働状態を含むこととなる。
稼働記録送信部228は、広域通信部202に、稼働記録取得部227が取得した稼働記録をデータ管理装置300に対して送信させる。
燃費算出部229は、他車稼働状態に変更させる前の稼働状態、すなわち通常稼働状態における車両10の燃費と、変更させた後の稼働状態、すなわち他車稼働状態が示す稼働状態における車両10の燃費とを算出する。ただし、燃費の算出は、あらかじめ決定した、稼働状態と燃費との関係に通常稼働状態および他車稼働状態が示す稼働状態を当てはめて算出すればよい。
燃費報知部230は、燃費算出部229が算出した、他車稼働状態に変更させる前の車両10の燃費と、変更させた後の車両10の燃費とをタッチパネル203に表示し、車両10のユーザに報知する。これにより、車両10のユーザは、他車稼働状態に変更させたことにより、燃費が改善された旨を容易に認識することが可能となる。
[データ管理装置300の構成]
図4を用いてデータ管理装置300の構成を説明する。データ管理装置300は、広域通信部301と、制御部310とを備える。広域通信部301は、公衆回線網3に接続するための通信装置である。
制御部310は、稼働記録収集部311と、稼働記録保持部312と、稼働統計部313と、稼働統計配信部314としての機能を発揮する。稼働記録収集部311は、広域通信部301が受信した、複数の車両10でそれぞれ用いられる携帯端末200から送信される稼働記録を収集する。
稼働記録保持部312は、稼働記録収集部311が収集した稼働記録を、図示しないデータベースに保持する。データベースは、制御部302が備えるROMや、磁気ディスクなどを用いて実現すればよい。
稼働統計部313は、稼働記録保持部312が保持する稼働記録を用いて、稼働統計データを生成する。稼働統計配信部314は、広域通信部301に、稼働統計データを送信するあらかじめ定められた条件が成立すると、稼働統計部313が生成する稼働統計データを携帯端末200に対して送信させる。送信する条件は、例えば携帯端末200から稼働統計データの送信を求められた場合や、稼働統計データを配信する配信周期が経過した場合である。
[空調装置100の作動]
空調装置100の作動を、図5のフローチャートに沿って説明する。空調装置100は、電力などの空調装置100が作動するための動力が車両10からが供給されている場合に、図5に示す処理をS1から周期的に実行する。
S1では、車外および車室内の気温と日射量、および設定温度を取得する。S2では、S1で取得した車外および車室内の気温と日射量、および設定温度に基づいて、空調装置100が吹き出す空気の温度の目標温度である目標吹出温度を決定する。S3では、S2で決定した目標吹出温度を実現する空調装置100の稼働状態を通常稼働状態として決定する。S1、S2、S3は稼働決定部111としての処理である。
S4では、近距離通信部101に、S3で決定した通常稼働状態を携帯端末200に対して送信させる。S4は稼働送信部112としての処理である。S5では、近距離通信部101が、携帯端末200が送信した他車稼働状態を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合はS7に進み、受信していない場合はS6に進む。
S6では、空調機能ユニット102を、S3で決定した通常稼働状態が示す稼働状態となるように制御し、図5に示す処理を終了する。S7では、空調機能ユニット102を、S5で受信した他車稼働状態が示す稼働状態となるように制御し、図5に示す処理を終了する。
[携帯端末200の作動]
携帯端末200の作動を、図6のフローチャートに沿って説明する。携帯端末200は、空調制御システム1による空調制御を実現するためのアプリケーションプログラムを実行すると、図6に示す処理をS11から周期的に実行し、制御機能部220としての機能を発揮する。
S11では、端末機能部210が含む機能が取得する端末状況を、車両状況として取得する。S11は車両状況取得部としての処理である。S12では、近距離通信部201が受信した、通常稼働状態を取得する。S12は稼働状態取得部221としての処理である。
S13では、広域通信部202に、S11で取得した車両状況と、S12で取得した稼働状態とを稼働記録として取得し、データ管理装置300に対して送信させる。S13は稼働記録取得部227および稼働記録送信部228としての処理である。
S14では、S11で取得した車両状況と、統計保持部223が保持する稼働統計データとに基づいて、S11で取得した車両状況と類似の車両状況における平均的な稼働状態である他車稼働状態を抽出する。S14は他車稼働抽出部224としての処理である。
S15では、車両10のユーザがタッチパネル203を操作し、他車稼働状態が示す稼働状態に変更することを許可する旨を示しているか否かを判断する。S15は許可判断部225としての処理である。許可している場合はS16に進み、許可していない場合は図6に示す処理を終了する。
S16では、S14で抽出した他車稼働状態が示す稼働状態よりも、S12で取得した空調装置100の稼働状態が、消費エネルギーが大きいか否かを判断する。大きい場合はS17に進み、大きい場合は図6に示す処理を終了する。
S17では、近距離通信部201に、S14で抽出した他車稼働状態を、空調装置100に対して送信させる。これにより、空調装置100の稼働状態を、S14で抽出した他車稼働状態が示す稼働状態に変更させる。S16およびS17は稼働変更送信部226としての処理である。
S18では、S12で取得した通常稼働状態、すなわち他車稼働状態に変更させる前の稼働状態における車両10の燃費と、S14で抽出した他車稼働状態が示す稼働状態、すなわち変更させた後の稼働状態における車両10の燃費とを算出する。S18は燃費算出部229としての処理である。
S19では、S18で算出した通常稼働状態における車両10の燃費と、他車稼働状態における車両10の燃費とをタッチパネル203に表示させ、図6に示す処理を終了する。S19は燃費報知部230としての処理である。
[データ管理装置300の作動]
データ管理装置300の作動を、図7のフローチャートに沿って説明する。データ管理装置300は、図7に示す処理をS21から周期的に実行する。これにより、受信した稼働記録を収集し、収集した稼働記録から生成した稼働統計データを携帯端末200に対して配信する。
S21では、各携帯端末200から送信され、広域通信部301が受信する稼働記録を収集する。S21は稼働記録収集部311としての処理である。S22では、S21で収集した稼働記録をデータベースに保持する。S22は稼働記録保持部312としての処理である。
S23では、稼働統計データを携帯端末に送信する条件が成立し、稼働統計データを送信する必要があるか否かを判断する。送信する必要がある場合はS24に進み、送信する必要がない場合は図7に示す処理を終了する。
S24では、S22の処理によってデータベースに保持されている稼働記録を用いて、稼働統計データを生成する。S24は稼働統計部としての処理である。S25では、広域通信部301に、S24の処理で生成された稼働統計データを携帯端末200に対して送信させる。S24は稼働統計配信部314としての処理である。
[実施形態のまとめ]
以上、説明した実施形態によれば、対象端末である携帯端末200aが備える他車稼働抽出部224は、稼働統計データに基づいて、対象車両状況に類似の状況における平均的な稼働状態を他車稼働状態として抽出する。稼働制御部113は、他車稼働抽出部224が抽出した他車稼働状態が、対象空調装置である空調装置100aの稼働状態よりも消費エネルギーが小さいと判断された場合に、空調装置100aの稼働状態を他車稼働状態が示す稼働状態に変更する。
このとき、稼働統計データは、空調装置100bなど他車空調装置が稼働した際の、他車両状況と稼働状態との対応を示す稼働記録に基づいて、車両状況の集合に対応する他車空調装置の稼働状態の傾向を示すように生成されている。従って、稼働制御部113は、対象空調装置である空調装置100aの稼働状態を、平均的な稼働状態であり、かつ消費エネルギーが低下する稼働状態に自動で変更することとなる。これにより、車両の置かれた状況に応じて、対象空調装置である空調装置100aの消費エネルギーが低減された稼働状態とすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
実施形態において、設定温度は、空調装置100に設けられた温度設定部103を車両ユーザが操作することによって入力した設定温度を用いていた。しかし、車両ユーザが携帯端末200を操作して設定温度を入力し、携帯端末から空調装置100に送信した設定温度を用いるとしてもよい。
<変形例2>
実施形態において、空調制御システム1は、稼働記録取得部227、稼働記録収集部311、および稼働統計部313を備え、稼働記録の取得、収集、および統計を行い、稼働統計データを送信する条件が成立するごとに新たな稼働統計データを生成していた。しかし、これらのあらたに稼働統計データを生成するための構成を備えることなく、あらかじめ生成した稼働統計データのみを用いる構成としてもよい。
<変形例3>
実施形態において、制御機能部220としての機能は、携帯端末200が備えるとしていた。しかし、制御機能部220としての機能を備える装置はこれに限られない。例えば、携帯端末200を用いず、空調装置100が制御機能部220としての機能を備えるとしてもよい。
<変形例4>
実施形態において、稼働制御部113は、通常稼働状態が他車稼働状態の消費エネルギーよりも大きいと判断された場合に、空調機能ユニット102を、他車稼働状態が示す稼働状態となるように制御していた。しかし、より消費エネルギーが小さい稼働状態に変更する条件はこれに限られない。例えば、車両10aのアクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である場合に、車両10aから空調装置100aに供給される動力を停止させて車両10aの駆動に利用させるために、空調装置100aの稼働状態を、稼働が停止した稼働停止状態としてもよい。
ただし、所定の閾値は、車両10aのユーザが空調装置100aを稼働させることよりも車両10aを駆動することを優先する意図を示しているか否かを判断するための閾値である。また、稼働停止状態は、例えば車両10aのエンジンと、空調機能ユニット102が備えるコンプレッサとを接続する電磁クラッチを遮断し、エンジンの回転力がコンプレッサに供給されることを停止することによって実現すればよい。これにより、ユーザが空調装置100aを稼働させることよりも車両10aを駆動することを優先する意図を示していると判断した場合に、エンジンの回転力のうち、空調装置100aの稼働に利用されていた部分も車両10aの駆動に利用させることが可能となる。
<変形例5>
実施形態において、許可判断部225は、ユーザが許可するか否かの2択で設定可能な仮想ボタンを表示するとしていた。しかし、ユーザが許可するより詳細な状況の設定をあらかじめ取得し、対象車両状況と、あらかじめ設定した許可する状況とに応じて許可するか否かを判断してもよい。ユーザが変更を許可する詳細な状況を設定するための操作を含む、各種の設定操作が可能な画面表示の例を図8に示す。図8の画面には、ユーザが許可するか否かの設定を可能な項目と、各項目に対する許可する状態および許可しない状態を切り替え可能な仮想ボタンが表示されている。
「山、川、高速道は冷房弱め」の項目に対応する仮想ボタンをあらかじめONの位置、すなわち許可する旨を示す状態とすることにより、許可する旨を示す設定を行ってある場合を例に説明する。この場合、対象車両状況が含む車両10aの位置が、山、川、高速道のいずれかであると判断される所定の範囲に位置する場合に、許可判断部225は、ユーザが他車稼働状態に変更することを許可していると判断する。一方、車両10aの位置がそれらの範囲外である場合には、ユーザが他車稼働状態に変更することを許可していないと判断する。これにより、ユーザが逐次許可するか否かを決定することなく、ユーザの意図に従って空調装置100aの消費エネルギーを低下させることが可能となる。
同様に、「夜間は冷房弱め」の項目に対応する仮想ボタンをONの位置とすると、夜間と判断される所定の時間帯である場合に、他車稼働状態に変更することが許可される。また、「雨と曇りは冷房弱め」の項目に対応する仮想ボタンをONの位置とすると、雨および曇りの場合は他車稼働状態に変更することが許可される。
「夏以外はコンプレッサ停止」の項目に対応する仮想ボタンをONの位置とすると、夏以外と判断される時期である場合、他車稼働状態に従ってコンプレッサを停止することを許可する。具体的には、他車稼働状態としてコンプレッサが停止した状態が抽出された場合に、コンプレッサを停止させることを許可する。
また、これらの他車稼働状態に変更することを許可するか否かを設定するための4項目のほかにも、各種の設定項目が図8の画面には表示されている。例えば、コンプレッサの停止条件や、風量および風向等の設定、車両10aがハイブリッドカーである場合のエンジン利用についての設定などを行うための項目が表示されている。
1:空調制御システム 2:基地局 3:公衆回線網 10:車両 11:外気温センサ 12:内気温センサ 13:日射センサ 30:データセンタ 100:空調装置 101:近距離通信部 102:空調機能ユニット 103:温度設定部 110:制御部 111:稼働決定部 112:稼働送信部 113:稼働制御部 125:統計保持部 126:他車稼働抽出部 200:携帯端末 201:近距離通信部 202:広域通信部 203:タッチパネル 204:GNSS受信機 205:制御部 210:端末機能部 211:位置取得部 212:日時取得部 213:天候取得部 220:制御機能部 221:稼働状態取得部 222:車両状況取得部 223:統計保持部 224:他車稼働抽出部 225:許可判断部 226:稼働変更送信部 227:稼働記録取得部 228:稼働記録送信部 229:燃費算出部 230:燃費報知部 300:データ管理装置 301:広域通信部 302:制御部 310:制御部 311:稼働記録収集部 312:稼働記録保持部 313:稼働統計部 314:稼働統計配信部

Claims (7)

  1. 空調制御の対象となる対象車両(10a)で用いられる対象空調装置(100a)の稼働状態を制御する稼働制御部(113)を備えた空調制御システム(1)であって、
    前記対象車両とは異なる複数の他車両(10b)において、種々の状況においてそれぞれの当該他車両で用いられる他車空調装置(100b)の前記稼働状態を示す稼働統計データのうち、前記対象車両のおかれている状況である対象車両状況と類似の状況における前記他車空調装置の平均的な前記稼働状態を他車稼働状態として抽出する他車稼働抽出部(224)を備え、
    前記稼働制御部は、前記対象空調装置の前記稼働状態の消費エネルギーが前記他車稼働状態の消費エネルギーよりも大きい場合に、前記対象空調装置の前記稼働状態を、当該他車稼働状態が示す前記稼働状態に変更させる空調制御システム。
  2. 請求項1において、
    前記他車空調装置の前記稼働状態と、当該稼働状態で前記他車空調装置が稼働した際の当該他車空調装置を用いる前記他車両のおかれている状況である他車両状況として、日時、当該他車両の位置、および当該他車両の位置における天候の少なくとも一つをとを含む稼働記録を取得する稼働記録取得部(227)と、
    複数の前記他車両との通信により、当該他車両で用いられる前記他車空調装置の前記稼働記録をそれぞれ収集する稼働記録収集部(311)を備えたデータ管理装置(300)とを備え、
    前記データ管理装置は、
    前記稼働記録収集部が収集した複数の前記他車両についての前記稼働記録を、当該稼働記録に含まれる前記他車両状況に従って、当該稼働記録に含まれる前記稼働状態を分類することによって前記稼働統計データを生成する稼働統計部(313)とを備える空調制御システム。
  3. 請求項2において、
    前記他車両で用いられている携帯端末であって、日時、当該携帯端末の位置、および当該携帯端末の位置における天候を、当該携帯端末が置かれた状況を示す他車端末状況として周期的に取得する他車携帯端末(200b)を備え、
    前記稼働記録取得部は、前記他車端末状況を、前記他車両状況として取得する空調制御システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記対象車両のユーザが、前記対象空調装置の前記稼働状態を、前記他車稼働状態が示す前記稼働状態に変更することを許可しているか否かを判断する許可判断部(225)を備え、
    前記稼働制御部は、前記対象空調装置の前記稼働状態が、前記他車稼働状態よりも消費エネルギーが大きい場合であっても、前記許可判断部が、前記他車稼働状態が示す前記稼働状態を許可していない旨を示していると判断している場合、前記対象空調装置の前記稼働状態を同一の前記稼働状態としたまま稼働を継続させる空調制御システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記対象車両で用いられている携帯端末であって、日時、当該携帯端末の位置、および当該携帯端末の位置における天候を、当該携帯端末が置かれた状況を示す対象端末状況として周期的に取得する対象携帯端末(200a)を備え、
    前記対象携帯端末は、
    当該携帯端末の外部からあらかじめ取得した前記稼働統計データを保持する統計保持部(223)を備え、
    前記他車稼働抽出部は、前記対象携帯端末に設けられ、前記対象端末状況を前記対象車両状況として、前記統計保持部が保持する前記稼働統計データに基づいて前記他車稼働状態を抽出する空調制御システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記稼働制御部が、前記対象空調装置の前記稼働状態を、前記他車稼働状態が示す前記稼働状態に変更して稼働させた場合に、変更させる前の前記稼働状態の前記消費エネルギーと、変更させた後の前記稼働状態の前記消費エネルギーとに基づいて、変更させる前の前記稼働状態で稼働した場合の前記対象車両の燃費と、変更させた後の前記稼働状態で稼働した場合の前記対象車両の燃費とを算出する燃費算出部(229)と、
    前記燃費算出部が算出した変更させる前の前記稼働状態で稼働した場合の前記対象車両の燃費と、変更させた後の前記稼働状態で稼働した場合の前記対象車両の燃費とを報知する燃費報知部(230)とを備える空調制御システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記稼働制御部は、前記対象車両のアクセルペダルの踏み込み量が、前記対象車両のユーザが前記対象空調装置を稼働させることよりも前記対象車両を駆動することを優先する意図を示していると判断する所定の閾値以上である場合に、前記対象空調装置の前記稼働状態を、稼働を停止した稼働停止状態とする空調制御システム。
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