JP2018162161A - 基材処理装置および検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺帯状の基材を長手方向に搬送しつつ処理する基材処理装置において、基材の表面に形成されたレジスターマーク等の画像に依存することなく、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出できる技術を提供する。【解決手段】この基材処理装置は、第1エッジセンサ31と、第2エッジセンサ32と、ずれ量算出部41とを有する。第1エッジセンサ31は、第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を検出することにより、第1検出結果R1を取得する。第2エッジセンサ32は、第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を検出することにより、第2検出結果R2を取得する。ずれ量算出部41は、第1検出結果R1および第2検出結果R2に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する。これにより、レジスターマーク等の画像に依存することなく、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出できる。【選択図】図4

Description

本発明は、長尺帯状の基材を搬送しつつ処理する基材処理装置において、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出する技術に関する。
従来、長尺帯状の印刷用紙を長手方向に搬送しつつ、複数の記録ヘッドからインクを吐出することにより、印刷用紙に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置が知られている。画像記録装置は、複数のヘッドから、それぞれ異なる色のインクを吐出する。そして、各色のインクにより形成される単色画像の重ね合わせによって、印刷用紙の表面に多色画像を記録する。従来の画像記録装置については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2016−55570号公報
この種の画像記録装置は、複数のローラにより、印刷用紙を一定の速度で搬送するように設計される。しかしながら、ローラの表面と印刷用紙との間のスリップや、インクによる印刷用紙の伸びによって、記録ヘッドの下方における印刷用紙の搬送速度が、理想的な搬送速度からずれる場合がある。そうすると、印刷用紙の表面における各色のインクの吐出位置が搬送方向にずれる、いわゆる見当ずれが生じる。
このような見当ずれを抑制するために、従来、印刷用紙の表面には、レジスターマーク等の基準画像が形成される。画像記録装置は、基準画像の位置を検出し、その検出結果に基づいて、各記録ヘッドからのインクの吐出位置を補正する。しかしながら、基準画像は、印刷用紙の搬送方向に所定の間隔で形成される。このため、基準画像に基づいて、印刷用紙の位置ずれを連続的に検知することは困難であった。また、印刷用紙の表面に基準画像を形成すると、目的とする印刷画像を記録するためのスペースが狭くなるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、長尺帯状の基材を長手方向に搬送しつつ処理する基材処理装置において、基材の表面に形成されたレジスターマーク等の画像に依存することなく、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第1検出結果を取得する第1検出部と、前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第2検出結果を取得する第2検出部と、前記第1検出結果および前記第2検出結果に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出するずれ量算出部と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の基材処理装置であって、前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間ごとに、前記第2検出結果に含まれる一致性の高いデータ区間を特定し、特定された前記データ区間に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する。
本願の第3発明は、第2発明の基材処理装置であって、前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間ごとに、一致性を示す評価値が最も高くなる前記第2検出結果のデータ区間を特定する。
本願の第4発明は、第2発明または第3発明の基材処理装置であって、前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間に対応する前記第2検出結果のデータ区間を推定し、推定された前記データ区間の近傍において、前記第1検出結果の前記データ区間と一致性の高い前記第2検出結果のデータ区間を特定する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記第1検出部および前記第2検出部から得られる信号に基づいて、基材の幅方向の位置のずれ量を検出する機能をさらに有する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記搬送機構は、複数のローラを有し、前記複数のローラの少なくとも1つを回転駆動する駆動部と、前記ずれ量算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記複数のローラの少なくとも1つの駆動を補正することにより、基材にかかる搬送方向の張力を補正する張力補正部と、をさらに備える。
本願の第7発明は、第6発明の基材処理装置であって、前記張力補正部は、前記ずれ量に基づいて、基材の搬送方向の伸び量を算出し、前記伸び量が第1基準値よりも大きい場合、前記張力を弱め、前記伸び量が第2基準値よりも小さい場合、前記張力を強める。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の基材処理装置であって、前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部をさらに備え、前記ずれ量算出部は、前記処理位置における基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する。
本願の第9発明は、第8発明の基材処理装置であって、前記処理部は、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する画像記録部である。
本願の第10発明は、第9発明の基材処理装置であって、前記処理部は、前記第1検出位置と前記第2検出位置との間において、基材の表面にインクを吐出する。
本願の第11発明は、第9発明または第10発明の基材処理装置であって、前記ずれ量算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記画像記録部からのインクの吐出タイミングまたは吐出位置を補正する吐出補正部をさらに備える。
本願の第12発明は、第11発明の基材処理装置であって、前記画像記録部は、前記搬送方向に沿って配列された複数の記録ヘッドを有し、前記複数の記録ヘッドは、互いに異なる色のインクを吐出する。
本願の第13発明は、長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出する検出方法であって、a)前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第1検出結果を取得する工程と、b)前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第2検出結果を取得する工程と、c)前記第1検出結果および前記第2検出結果に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する工程と、を有する。
本願の第1発明〜第13発明によれば、基材の表面に形成されたレジスターマーク等の画像に依存することなく、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出できる。
特に、本願の第4発明によれば、限られた範囲でデータ区間の特定を行う。これにより、ずれ量算出部の処理負担を軽減できる。
特に、本願の第5発明によれば、基材の幅方向の位置のずれ量を検出するための検出部と、基材の搬送方向の位置ずれ量を検出するための検出部とを、別々に設ける必要がない。これにより、基材処理装置の部品点数を抑制できる。
特に、本願の第6発明、第7発明、および第11発明によれば、基材の表面の適切な位置に画像を記録できる。
特に、本願の第10発明によれば、インクの吐出により基材の搬送方向の長さが伸びることによって生じる搬送方向の位置ずれ量を検出できる。
特に、本願の第12発明によれば、各記録ヘッドにより形成される単色画像の相互の位置ずれを抑制できる。
第1実施形態に係る画像記録装置の構成を示した図である。 第1実施形態に係る画像記録部付近における画像記録装置の部分上面図である。 第1実施形態に係るエッジセンサの構造を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る制御部内の機能を、概念的に示したブロック図である。 第1実施形態に係る第1検出結果および第2検出結果の例を示したグラフである。 第2実施形態に係る制御部内の機能を、概念的に示したブロック図である。 変形例に係る画像記録部付近における画像記録装置の部分上面図である。 変形例に係る画像記録装置の構成を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.画像記録装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る基材処理装置の一例となる画像記録装置1の構成を示した図である。この画像記録装置1は、長尺帯状の基材である印刷用紙9を搬送しつつ、複数の記録ヘッド21〜24から印刷用紙9へ向けてインクを吐出することにより、印刷用紙9に画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示すように、画像記録装置1は、搬送機構10、画像記録部20、2つのエッジセンサ30、および制御部40を備えている。
搬送機構10は、印刷用紙9をその長手方向に沿う搬送方向に搬送する機構である。本実施形態の搬送機構10は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を含む複数のローラを有する。印刷用紙9は、巻き出しローラ11から繰り出され、複数の搬送ローラ12により構成される搬送経路に沿って搬送される。各搬送ローラ12は、水平軸を中心として回転することによって、印刷用紙9を搬送経路の下流側へ案内する。また、搬送後の印刷用紙9は、巻き取りローラ13へ回収される。これらの複数のローラは、後述する制御部40の駆動部45によって回転駆動される。
図1に示すように、印刷用紙9は、複数の記録ヘッド21〜24の下方において、複数の記録ヘッド21〜24の配列方向と略平行に移動する。このとき、印刷用紙9の記録面は、上方(記録ヘッド21〜24側)に向けられている。また、印刷用紙9は、張力が掛かった状態で、複数の搬送ローラ12に掛け渡される。これにより、搬送中における印刷用紙9の弛みや皺が抑制される。
画像記録部20は、搬送機構10により搬送される印刷用紙9に対して、インクの液滴(以下「インク滴」と称する)を吐出する処理部である。本実施形態の画像記録部20は、第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24を有する。第1記録ヘッド21、第2記録ヘッド22、第3記録ヘッド23、および第4記録ヘッド24は、印刷用紙9の搬送経路に沿って配置されている。
図2は、画像記録部20付近における画像記録装置1の部分上面図である。4つの記録ヘッド21〜24は、それぞれ、印刷用紙9の幅方向の全体を覆っている。また、図2中に破線で示したように、各記録ヘッド21〜24の下面には、印刷用紙9の幅方向と平行に配列された複数のノズル201が設けられている。各記録ヘッド21〜24は、複数のノズル201から印刷用紙9の上面へ向けて、多色画像の色成分となるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインク滴を、それぞれ吐出する。
すなわち、第1記録ヘッド21は、搬送経路上の第1処理位置P1において、印刷用紙9の上面に、K色のインク滴を吐出する。第2記録ヘッド22は、第1処理位置P1よりも下流側の第2処理位置P2において、印刷用紙9の上面に、C色のインク滴を吐出する。第3記録ヘッド23は、第2処理位置P2よりも下流側の第3処理位置P3において、印刷用紙9の上面に、M色のインク滴を吐出する。第4記録ヘッド24は、第3処理位置P3よりも下流側の第4処理位置P4において、印刷用紙9の上面に、Y色のインク滴を吐出する。本実施形態では、第1処理位置P1、第2処理位置P2、第3処理位置P3、および第4処理位置P4は、印刷用紙9の搬送方向に沿って、等間隔に配列されている。
4つの記録ヘッド21〜24は、インク滴を吐出することによって、印刷用紙9の上面に、それぞれ単色画像を記録する。そして、4つの単色画像の重ね合わせにより、印刷用紙9の上面に、多色画像が形成される。したがって、仮に、4つの記録ヘッド21〜24から吐出されるインク滴の印刷用紙9上における搬送方向の位置が相互にずれていると、印刷物の画像品質が低下する。このような、印刷用紙9上における単色画像の相互の位置ずれ(いわゆる「見当ずれ」)を許容範囲内に抑えることが、画像記録装置1の印刷品質を向上させるための重要な要素となる。
なお、記録ヘッド21〜24の搬送方向下流側に、印刷用紙9の記録面に吐出されたインクを乾燥させる乾燥処理部が、さらに設けられていてもよい。乾燥処理部は、例えば、印刷用紙9へ向けて加熱された気体を吹き付けて、印刷用紙9に付着したインク中の溶媒を気化させることにより、インクを乾燥させる。ただし、乾燥処理部は、光照射等の他の方法で、インクを乾燥させるものであってもよい。
2つのエッジセンサ30は、印刷用紙9のエッジ(幅方向の端部)91の幅方向の位置を検出する検出部である。本実施形態では、搬送経路上の第1処理位置P1よりも上流側の第1検出位置Paと、第4処理位置P4よりも下流側の第2検出位置Pbとに、エッジセンサ30が配置されている。
図3は、エッジセンサ30の構造を模式的に示した図である。図3に示すように、エッジセンサ30は、印刷用紙9のエッジ91の上方に位置する投光器301と、エッジ91の下方に位置するラインセンサ302とを有する。投光器301は、下方へ向けて平行光を照射する。ラインセンサ302は、幅方向に配列された複数の受光素子321を有する。図3のように、印刷用紙9のエッジ91よりも外側においては、投光器301から照射された光が受光素子321に入射し、受光素子321が光を検出する。一方、印刷用紙9のエッジ91よりも内側においては、投光器301から照射された光が印刷用紙9に遮られるため、受光素子321は光を検出しない。エッジセンサ30は、このような複数の受光素子321における光検出の有無に基づいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。
図1および図2に示すように、以下では、第1検出位置Paに配置されたエッジセンサ30を、第1エッジセンサ31と称する。また、第2検出位置Pbに配置されたエッジセンサ30を、第2エッジセンサ32と称する。第1エッジセンサ31は、本発明における「第1検出部」の一例である。第1エッジセンサ31は、第1検出位置Paにおいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を、断続的に検出する。これにより、第1検出位置Paにおけるエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す検出結果を取得する。そして、得られた検出結果を示す検出信号を、制御部40へ出力する。第2エッジセンサ32は、本発明における「第2検出部」の一例である。第2エッジセンサ32は、第2検出位置Pbにおいて、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を、断続的に検出する。これにより、第2検出位置Pbにおけるエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示す検出結果を取得する。そして、得られた検出結果を示す検出信号を、制御部40へ出力する。
制御部40は、画像記録装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部40は、CPU等のプロセッサ401、RAM等のメモリ402、およびハードディスクドライブ等の記憶部403を有するコンピュータにより構成されている。記憶部403内には、印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムCPが、記憶されている。また、図1中に破線で示したように、制御部40は、上述した搬送機構10、4つの記録ヘッド21〜24、および2つのエッジセンサ30と、それぞれ電気的に接続されている。制御部40は、コンピュータプログラムCPに従って、これらの各部を動作制御する。これにより、画像記録装置1における印刷処理が進行する。
<1−2.検出・補正処理について>
制御部40は、印刷処理の実行時に、第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32から検出信号を取得する。そして、得られた検出信号に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を検出する。また、検出された位置ずれ量に基づいて、4つの記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出タイミングを補正する。これにより、上述した見当ずれを抑制する。
図4は、このような検出・補正処理を実現するための制御部40内の機能を、概念的に示したブロック図である。図4に示すように、制御部40は、ずれ量算出部41、吐出補正部42、印刷指示部43、および駆動部45を有する。ずれ量算出部41、吐出補正部42、印刷指示部43、および駆動部45の各機能は、コンピュータプログラムCPに基づいて、プロセッサ401が動作することにより実現される。なお、駆動部45は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を含む複数のローラの少なくとも1つを一定の回転速度で回転駆動することによって、印刷用紙9を搬送経路に沿って搬送する。
ずれ量算出部41は、第1エッジセンサ31から得られる第1検出結果R1と、第2エッジセンサ32から得られる第2検出結果R2とに基づいて、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を検出する。図5は、第1検出結果R1および第2検出結果R2の例を示したグラフである。図5のグラフにおいて、横軸は時刻を示し、縦軸はエッジ91の幅方向の位置を示す。なお、図5のグラフの横軸は、左端が現在時刻であり、右側へ向かうほど時刻が古くなる。したがって、図5中のデータ線は、時間の経過とともに、白抜き矢印のように右側へ移動する。
印刷用紙9のエッジ91には、微細な凹凸が存在する。第1エッジセンサ31および第2エッジセンサ32は、予め設定された微小時間ごとに(例えば50マイクロ秒ごとに)、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置を検出する。これにより、図5のように、印刷用紙9のエッジ91の幅方向の位置の経時変化を示すデータが得られる。第1検出結果R1は、第1検出位置Paを通過する印刷用紙9のエッジ91の形状を反映したデータとなる。第2検出結果R2は、第2検出位置Pbを通過する印刷用紙9のエッジ91の形状を反映したデータとなる。
ずれ量算出部41は、第1検出結果R1と第2検出結果R2とを比較する。そして、第1検出結果R1と第2検出結果R2とで、印刷用紙9の同一のエッジ91を検出した箇所を特定する。具体的には、第1検出結果R1に含まれるデータ区間(一定の時間範囲)ごとに、第2検出結果R2に含まれる一致性の高いデータ区間を特定する。以下では、第1検出結果R1に含まれるデータ区間を、比較元データ区間D1と称する。また、第2検出結果R2に含まれるデータ区間を、比較先データ区間D2と称する。
データ区間の特定には、例えば、相互相関や残差平方和等のマッチング手法が用いられる。ずれ量算出部41は、第1検出結果R1に含まれる比較元データ区間D1ごとに、第2検出結果R2に含まれる複数の比較先データ区間D2を、対応するデータ区間の候補として選択する。また、選択された複数の比較先データ区間D2のそれぞれについて、比較元データ区間D1との一致性を示す評価値を算出する。そして、評価値が最も高くなる比較先データ区間D2を、比較元データ区間D1に対応する比較先データ区間D2とする。
なお、第1検出結果R1と第2検出結果R2との時間差は、第1検出位置Paから第2検出位置Pbまでの印刷用紙9の理想的な搬送時間から大幅にずれることはない。このため、上述した比較先データ区間D2の探索は、比較元データ区間D1から理想的な搬送時間だけ経過した時刻の近傍のみについて行えばよい。また、比較元データ区間D1に対応する比較先データ区間D2が一旦特定されれば、次回以降の探索は、探索済みの比較先データ区間D2に隣接するデータ区間の近傍のみについて行えばよい。
このように、ずれ量算出部41は、第1検出結果R1の比較元データ区間D1に対応する第2検出結果R2の比較先データ区間D2を推定し、推定されたデータ区間の近傍のみにおいて、比較元データ区間D1と一致性の高い比較先データ区間D2を探索してもよい。このようにすれば、比較先データ区間D2の探索範囲が狭まる。したがって、ずれ量算出部41の演算処理負担を軽減できる。
その後、ずれ量算出部41は、比較元データ区間D1の検出時刻と、それに対応する比較先データ区間D2の検出時刻との時間差に基づいて、第1検出位置Paから第2検出位置Pbまでの印刷用紙9の実際の搬送時間を算出する。また、算出された搬送時間に基づいて、画像記録部20の下方における印刷用紙9の実際の搬送速度を算出する。そして、算出された搬送速度に基づいて、印刷用紙9の各部が、第1処理位置P1、第2処理位置P2、第3処理位置P3、および第4処理位置P4に到達する時刻を算出する。これにより、理想的な搬送速度で搬送される場合に対する、印刷用紙9の各部の搬送方向の位置ずれ量が算出される。なお、当該位置ずれ量は、第1処理位置P1、第2処理位置P2、第3処理位置P3、および第4処理位置P4を含む複数の地点の各位置において、印刷用紙9が理想的な搬送速度で搬送される場合に到達すると想定される時刻と、実際に到達する時刻との差分に、当該実際の搬送速度を掛けることにより、算出される。
このように、本実施形態の画像記録装置1は、印刷用紙9のエッジ91の形状を、第1検出位置Paと第2検出位置Pbの2箇所で検出し、それらの検出結果に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を算出する。このため、印刷用紙9の表面に形成されるレジスターマーク等の画像に依存することなく、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を検出できる。
特に、本実施形態では、第1検出位置Paと第2検出位置Pbとの間において、印刷用紙9の記録面にインク滴が吐出される。このため、インクの付着によって印刷用紙9の搬送方向の長さが局所的に伸びた場合でも、その伸びに起因する搬送方向の位置ずれ量を、第1検出位置Paおよび第2検出位置Pbの検出結果から求めることができる。
図4に戻る。吐出補正部42は、ずれ量算出部41により算出された位置ずれ量に基づいて、各記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出タイミングを補正する。例えば、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1〜P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも遅れる場合には、吐出補正部42は、各記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出タイミングを遅らせる。また、印刷用紙9の画像を記録すべき部分が各処理位置P1〜P4に到達する時刻が、理想的な時刻よりも早くなる場合には、吐出補正部42は、各記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出タイミングを早める。
印刷指示部43は、入稿された画像データIに基づいて、各記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出動作を制御する。このとき、印刷指示部43は、吐出補正部42から出力される吐出タイミングの補正値を参照する。そして、当該補正値に従って、画像データIに基づく本来の吐出タイミングをずらす。これにより、各処理位置P1〜P4において、印刷用紙9上の搬送方向の適切な箇所に、各色のインク滴が吐出される。したがって、各色のインクにより形成される単色画像の相互の位置ずれが抑制される。その結果、見当ずれの少ない高品質な印刷画像を得ることができる。
<2.第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態に係る画像記録装置について説明する。なお、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同等の部分については、重複説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る制御部40B内の機能を、概念的に示したブロック図である。図6に示すように、制御部40Bは、ずれ量算出部41B、印刷指示部43B、張力補正部44B、および駆動部45Bを有する。また、制御部40Bは、搬送機構の巻き出しローラ11Bと、複数の搬送ローラ12Bと、巻き取りローラ13Bとを含む複数のローラ、4つの記録ヘッド21B〜24B、および2つのエッジセンサ30Bと、それぞれ電気的に接続されている。
第1実施形態と同様に、ずれ量算出部41Bは、第1エッジセンサ31Bから得られる第1検出結果R1と、第2エッジセンサ32Bから得られる第2検出結果R2とに基づいて、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量を検出する。これにより、印刷用紙の表面に形成されるレジスターマーク等の画像に依存することなく、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量を検出できる。また、第1実施形態と同様に、第1エッジセンサ31Bが配置された第1検出位置と第2エッジセンサ32Bが配置された第2検出位置との間において、印刷用紙の記録面にインク滴が吐出される。このインクの付着によって印刷用紙の搬送方向の長さが局所的に伸びた場合でも、その伸びに起因する搬送方向の位置ずれ量を、第1検出位置および第2検出位置の検出結果から求めることができる。
張力補正部44Bは、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量に基づいて、複数のローラのうちの巻き取りローラ13Bの駆動を補正する。これにより、印刷用紙にかかる搬送方向の張力を補正し、張力変化に起因する印刷用紙の伸び量を調整する。具体的には、張力補正部44Bは、まず、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量に基づいて、印刷用紙の搬送方向の伸び量を算出する。当該伸び量は、例えば、上述の第1記録ヘッド21Bからインク滴が吐出される第1処理位置における位置ずれ量と、第4記録ヘッド24Bからインク滴が吐出される第4処理位置における位置ずれ量との差分から算出する。ただし、伸び量を算出する区間は、これに限定されない。印刷用紙に加わる張力と印刷用紙の伸び量は、互いに比例する。
駆動部45Bは、張力補正部44Bから出力される印刷用紙の伸び量(補正値)を参照する。そして、伸び量が許容最大値である第1基準値よりも大きい場合、例えば、巻き取りローラ13Bによる印刷用紙を巻き取る方向の回転数を下げる。これにより、印刷用紙にかかる張力を弱め、伸び量を低減する。また、伸び量が許容最小値である第2基準値よりも小さい場合、例えば、巻き取りローラ13Bによる印刷用紙を巻き取る方向の回転数を上げる。これにより、印刷用紙にかかる張力を強め、伸び量を増加させる。なお、駆動部45Bは、印刷用紙にかかる搬送方向の張力を補正するために、複数のローラの少なくとも1つの駆動を補正すればよい。例えば、伸び量が許容最大値である第1基準値よりも大きい場合、巻き出しローラ11Bによる印刷用紙を巻き出す方向の回転数を上げてもよい。
また、張力補正部44Bは、印刷用紙の伸び量(補正値)を算出する代わりに、印刷用紙に実際に加わる張力を補正値として算出してもよい。そして、駆動部45Bは、印刷用紙が理想的な搬送速度で搬送される場合の印刷用紙に加わる張力に近づくように、ローラの駆動を補正してもよい。印刷用紙に加わる張力は、例えば、印刷用紙の伸び量に、印刷用紙のヤング率を掛けることにより算出できる。なお、印刷用紙に加わる張力を補正するために、ローラの駆動を補正する代わりに、ダンサーローラを用いてもよい。
さらに、駆動部45Bは、印刷用紙の伸び量または張力を補正する代わりに、例えば、第1処理位置と第4処理位置に、印刷用紙が実際に到達する時刻が、印刷用紙が理想的な搬送速度で搬送される場合に到達すると想定される時刻に近づくように、ローラの駆動を補正してもよい。
第1実施形態と同様に、印刷指示部43Bは、入稿された画像データIに基づいて、各記録ヘッド21B〜24Bからのインク滴の吐出動作を制御する。ただし、本実施形態では、ずれ量算出部41Bにより算出された印刷用紙の位置ずれ量に基づく、記録ヘッド21B〜24Bからのインク滴の吐出の補正は行わない。上述のとおり、印刷用紙の伸び量または張力が補正されることにより、各記録ヘッド21B〜24Bによる各処理位置において、印刷用紙上の搬送方向の適切な箇所に、各色のインク滴が吐出される。したがって、各色のインクにより形成される単色画像の相互の位置ずれが抑制される。その結果、見当ずれの少ない高品質な印刷画像を得ることができる。なお、本実施形態のとおり、印刷用紙の位置ずれ量に基づき、印刷用紙の伸び量または張力を補正することに加え、さらに記録ヘッド21B〜24Bからのインク滴の吐出を補正してもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の第1実施形態では、吐出補正部42は、入稿された画像データI自体を補正することなく、記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出タイミングを補正していた。しかしながら、吐出補正部42は、ずれ量算出部41により算出された位置ずれ量に基づいて、画像データIを補正してもよい。その場合、印刷指示部43は、補正後の画像データIに従って、各記録ヘッド21〜24からのインク滴の吐出を行えばよい。また、吐出補正部42は、ずれ量算出部41により算出された位置ずれ量に基づいて、各記録ヘッド21〜24からのインクの吐出位置を補正してもよい。すなわち、吐出補正部42は、画像記録部20からのインク滴の吐出タイミングまたは吐出位置を補正するものであればよい。
また、上記の第1実施形態では、第1検出位置Paと第2検出位置Pbの2箇所のみに、エッジセンサ30を配置していた。しかしながら、印刷用紙9の搬送経路上に配置されるエッジセンサ30の数は、3つ以上であってもよい。例えば、図7のように、搬送経路上の第1処理位置P1よりも上流側の第1検出位置Paと、第2処理位置P2と第3処理位置P3との間の中間検出位置Pcと、第4処理位置P4よりも下流側の第2検出位置Pbとの3箇所に、エッジセンサ30を配置してもよい。
この場合、3つのエッジセンサ30の検出結果に基づいて、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量を、より精度よく算出できる。例えば、第1処理位置P1および第2処理位置P2と、第3処理位置P3および第4処理位置P4とで、インクの付着量の差によって、印刷用紙9の搬送方向の位置ずれ量が異なる場合であっても、各処理位置における位置ずれ量を適切に検出できる。
図8は、他の変形例に係る画像記録装置1Cの構成を示した図である。なお、以下では、上述の実施形態との相違点を中心に説明し、上述の実施形態と同等の部分については、一部の符号の説明を含む重複説明を省略する。図8の例では、搬送機構10Cは、巻き出しローラ11C、複数の搬送ローラ12C、および巻き取りローラ13Cを含む複数のローラを有する。搬送ローラ12Cは、印刷用紙9Cを挟んで保持しつつ、回転して搬送方向に送り出す、2対のニップローラ121C,122Cを含む。ニップローラ121Cは、画像記録部20Cよりも搬送方向の上流側に位置する。ニップローラ122Cは、画像記録部20Cよりも搬送方向の下流側に位置する。印刷用紙の伸び量または張力を補正する際、ニップローラ121Cの駆動を補正してもよい。例えば、印刷用紙の伸び量が許容最大値である第1基準値よりも大きい場合、ニップローラ121Cによる印刷用紙を送り出す方向の回転数を上げてもよい。
また、エッジセンサは、記録ヘッドの下方位置に設けられていてもよい。例えば、エッジセンサは、4つの記録ヘッドの各々の下方位置に、設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、印刷用紙の幅方向の一端側のみに、エッジセンサが設けられていた。しかしながら、印刷用紙の幅方向の両側に、エッジセンサが設けられていてもよい。そうすれば、印刷用紙の幅方向の両側のエッジの検出結果に基づいて、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量を検出できる。したがって、位置ずれ量の検出精度を、より向上させることができる。
また、上記の実施形態の画像記録装置は、エッジセンサから得られる信号に基づいて、印刷用紙の搬送速度を算出し、算出された搬送速度に基づいて、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量を算出していた。しかしながら、画像記録装置は、印刷用紙の搬送速度のずれ量に基づき、記録ヘッドからのインク滴の吐出タイミングの補正またはローラの駆動の補正を行ってもよい。すなわち、ずれ量算出部は、印刷用紙の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出するものであればよい。
また、画像記録装置は、エッジセンサから得られる信号に基づいて、印刷用紙の幅方向の位置ずれ量を検出および補正する機能を有していてもよい。また、画像記録装置は、印刷用紙の幅方向の位置ずれ量に基づいて、印刷用紙の蛇行、斜行変化、走行位置、または幅方向の寸法変化を、検出および補正する機能を有していてもよい。このようにすれば、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量を検出するためのエッジセンサと、印刷用紙の幅方向の位置ずれ量を検出するためのエッジセンサとを、別々に設ける必要がない。したがって、画像記録装置の部品点数を抑制できる。
また、上記の図2では、各記録ヘッド21〜24において、ノズル201が幅方向に一列に配置されていた。しかしながら、各記録ヘッド21〜24において、ノズル201が2列以上に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1検出部および第2検出部に、透過式のエッジセンサを用いていた。しかしながら、第1検出部および第2検出部の検出方式は、他の方式であってもよい。例えば、反射式の光学センサや、CCDカメラなどを用いてもよい。第1検出部および第2検出部は、印刷用紙のエッジの位置を、搬送方向および幅方向の二次元において検出するものであってもよい。また、第1検出部および第2検出部による検出動作は、上記の実施形態のように断続的であってもよく、連続的であってもよい。
また、上記の実施形態において、印刷用紙の搬送時間や各地点への到達時刻を計測する際、例えば、画像記録装置とは別途設置されたクロックやカウンタを用いることができる。ただし、これらを用いる代わりに、搬送機構において一定の回転速度で回転駆動するローラに接続するロータリーエンコーダ(図示省略)の信号に基づいて、時間を計測してもよい。
また、上記の実施形態では、画像記録装置内に4つの記録ヘッドが設けられていた。しかしながら、画像記録装置内の記録ヘッドの数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。例えば、K,C,M,Yの各色に加えて、特色のインクを吐出する記録ヘッドが設けられていてもよい。
また、本発明は、印刷用紙の表面に形成されるレジスターマーク等の基準画像に基づいて、印刷用紙の位置ずれ量を検出することを、排除するものではない。例えば、レジスターマーク等の基準画像の検出結果と、上記のようなエッジセンサによるエッジの検出結果とを併用して、印刷用紙の搬送方向の位置ずれ量または搬送速度を検出してもよい。
また、上記の画像記録装置は、インクジェット方式で印刷用紙に画像を記録するものであった。しかしながら、本発明の基材処理装置は、インクジェット以外の方法(例えば、電子写真方式や露光など)で、印刷用紙に画像を記録する装置であってもよい。また、上記の画像記録装置は、基材としての印刷用紙に印刷処理を行うものであった。しかしながら、本発明の基材処理装置は、一般的な紙以外の長尺帯状の基材(例えば、樹脂製のフィルム,金属箔など)に、所定の処理を行うものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1C 画像記録装置
9,9C 印刷用紙
10,10C 搬送機構
11,11B,11C 巻き出しローラ
12,12B,12C 搬送ローラ
13,13B,13C 巻き取りローラ
20 画像記録部
21,21B,21C 第1記録ヘッド
22,22B,22C 第2記録ヘッド
23,23B,23C 第3記録ヘッド
24,24B,24C 第4記録ヘッド
31,31B,31C 第1エッジセンサ
32,32B,32C 第2エッジセンサ
40,40B,40C 制御部
41,41B ずれ量算出部
42 吐出補正部
43,43B 印刷指示部
44B 張力補正部
45,45B 駆動部
91 エッジ
121C ニップローラ
122C ニップローラ
CP コンピュータプログラム
D1 比較元データ区間
D2 比較先データ区間
I 画像データ
P1 第1処理位置
P2 第2処理位置
P3 第3処理位置
P4 第4処理位置
Pa 第1検出位置
Pb 第2検出位置
Pc 中間検出位置
R1 第1検出結果
R2 第2検出結果

Claims (13)

  1. 長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第1検出結果を取得する第1検出部と、
    前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第2検出結果を取得する第2検出部と、
    前記第1検出結果および前記第2検出結果に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出するずれ量算出部と、
    を備える基材処理装置。
  2. 請求項1に記載の基材処理装置であって、
    前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間ごとに、前記第2検出結果に含まれる一致性の高いデータ区間を特定し、特定された前記データ区間に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する基材処理装置。
  3. 請求項2に記載の基材処理装置であって、
    前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間ごとに、一致性を示す評価値が最も高くなる前記第2検出結果のデータ区間を特定する基材処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の基材処理装置であって、
    前記ずれ量算出部は、前記第1検出結果に含まれるデータ区間に対応する前記第2検出結果のデータ区間を推定し、推定された前記データ区間の近傍において、前記第1検出結果の前記データ区間と一致性の高い前記第2検出結果のデータ区間を特定する基材処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記第1検出部および前記第2検出部から得られる信号に基づいて、基材の幅方向の位置のずれ量を検出する機能をさらに有する基材処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記搬送機構は、複数のローラを有し、
    前記複数のローラの少なくとも1つを回転駆動する駆動部と、
    前記ずれ量算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記複数のローラの少なくとも1つの駆動を補正することにより、基材にかかる搬送方向の張力を補正する張力補正部と、
    をさらに備える基材処理装置。
  7. 請求項6に記載の基材処理装置であって、
    前記張力補正部は、前記ずれ量に基づいて、基材の搬送方向の伸び量を算出し、前記伸び量が第1基準値よりも大きい場合、前記張力を弱め、前記伸び量が第2基準値よりも小さい場合、前記張力を強める、基材処理装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の基材処理装置であって、
    前記搬送経路上の処理位置において、基材を処理する処理部
    をさらに備え、
    前記ずれ量算出部は、前記処理位置における基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する基材処理装置。
  9. 請求項8に記載の基材処理装置であって、
    前記処理部は、基材の表面にインクを吐出して画像を記録する画像記録部である基材処理装置。
  10. 請求項9に記載の基材処理装置であって、
    前記処理部は、前記第1検出位置と前記第2検出位置との間において、基材の表面にインクを吐出する基材処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の基材処理装置であって、
    前記ずれ量算出部により算出された前記ずれ量に基づいて、前記画像記録部からのインクの吐出タイミングまたは吐出位置を補正する吐出補正部
    をさらに備える基材処理装置。
  12. 請求項11に記載の基材処理装置であって、
    前記画像記録部は、前記搬送方向に沿って配列された複数の記録ヘッドを有し、
    前記複数の記録ヘッドは、互いに異なる色のインクを吐出する基材処理装置。
  13. 長尺帯状の基材を所定の搬送経路に沿って長手方向に搬送しつつ、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を検出する検出方法であって、
    a)前記搬送経路上の第1検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第1検出結果を取得する工程と、
    b)前記搬送経路上の前記第1検出位置よりも下流側の第2検出位置において、基材のエッジの幅方向の位置を連続的または断続的に検出することにより、第2検出結果を取得する工程と、
    c)前記第1検出結果および前記第2検出結果に基づいて、基材の搬送方向の位置または搬送速度のずれ量を算出する工程と、
    を有する検出方法。
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