JP2018155312A - ナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法 - Google Patents

ナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法 Download PDF

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【課題】比較的簡単な構造で、容易に製造できて、フランジ付ナットの落下を防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる、ナット保持部材及びナット保持部材を用いた締結方法を提供する。【解決手段】フランジ付六角ナット20を挿入口から受け入れて、切欠部10cの周面をフランジ付六角ナット20の六角形20aの対辺に当接させて回転を抑制するナット保持部材10において、切欠部10cを有する平面10aと、この平面10aの両側に接続する側面部10bとから構成されており、側面部10bの端面を被締結部材40に固定する固定部10fとすると共に、切欠部10cの形状を、フランジ付六角ナット20の六角形20aの対辺にそれぞれ当接する2つの平行面10caと、フランジ付六角ナット20の六角形20aの頂点の一つに当接する位置決め面10cbとを有する形状にする。【選択図】図1

Description

本発明は、ナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法に関する。
車両の組み立てにおいて、車両のフレーム等に部品や部材を固定する際にボルト・ナットによる締結作業が生じる。この際に、ナットを組付ける部分のクリアランスが狭かったり、締付前のナットが落下したりする恐れがある。
このようなボルト・ナットの締結作業において、ナットを手で差し入れて所定位置に保持することが困難な場合には、ナットを回転不能に保持するナット保持部材(ナットホルダ)を予め被締結部材側に配置しておいて、被締結部材を組み立ててから、作業員が手でナットを保持する代わりに、ナット保持部材にナットを挿入して、このナットをナット保持部材で保持したのち、ボルトを挿入して、ボルト側を締結工具などにより回転させることで締結作業を行っている。
このナット保持部材として、例えば、フランジ付六角ナットの二面幅(対辺間距離)より若干大きい幅寸法を有するとともに略上方に開口する切欠部と、ナットホルダの外周に沿って略半円状に設けられた取付用のフランジ部分とを備え、このフランジ部分がブラケット側板の後面に溶接固定された状態で、両者間の空間部にフランジ付六角ナットのつば部分(フランジ部分)を収納することで、フランジ付六角ナットを回転不能に保持するナット保持手段が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−128608号公報
しかしながら、このナット保持手段では、フランジ付六角ナットの対辺を切欠部で保持させているが、ナット保持部材の取付用のフランジが略半円状に設けられており、製造工程が複雑になっているという問題がある。また、フランジ部分を除くナットの外形が多角形であるフランジ付ナットを挿入する際に、フランジ付ナットの挿入方向に対して、フランジ付ナットの外形の対辺が平行となるように挿入しないと、切欠部へのフランジ付ナットの挿入が困難であり、この挿入作業に手間が掛るという問題もある。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構造で、容易に製造できて、フランジ付ナットの落下を防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる、ナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明のナット保持部材は、フランジ付ナットを挿入口から受け入れて、切欠部の周面を前記フランジ付ナットの多角形外形の対辺に当接させて回転を抑制するナット保持部材において、前記切欠部を有する平面と、この平面の両側に接続する側面部とから構成されており、前記側面部の端面を被締結部材に固定する固定部とすると共に、前記切欠部の形状を、前記フランジ付ナットの多角形外形の対辺にそれぞれ当接する2つの平行面と、前記フランジ付ナットの多角形外形の頂点の一つに当接する位置決め面とを有する形状にして構成されている。
また、上記の目的を達成するための本発明の締結構造は、上記のナット保持部材に挿入された前記フランジ付ナットとボルトで、前記被締結部材を締結して構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明のナット保持部材を用いた締結方法は、上記のナット保持部材を用いて、前記被締結部材を前記フランジ付ナットとボルトで締結することを特徴とする方法である。
本発明のナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法によれば、比較的簡単な構造で、容易に製造できて、フランジ付ナットの落下を防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる。
本発明に係る実施の形態のナット保持部材の構成を示す平面図である。 図1のナット保持部材の構成を示す正面図である。 図1及び図2のY1−Y1の断面を示す側断面である。 本発明に係る実施の形態の締結構造、及び、ナット保持部材を用いた締結方法を説明するためのナット保持部材の平面図である。 本発明に係る実施の形態の締結構造、及び、ナット保持部材を用いた締結方法を説明するためのナット保持部材の正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のナット保持部材、締結構造、及びナット保持部材を用いた締結方法について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5に示すように、この本発明に係る実施の形態のナット保持部材10は、フランジ付六角ナット20を挿入口から受け入れて、切欠部10cの周面をフランジ付六角ナット20の六角形20aの対辺に当接させて回転を抑制するナット固定支持用の部材である。
このナット保持部材10を、切欠部10cを有する平面10aと、この平面10aの両側に接続する側面部10bとから構成する。この構成により、四角形の平面材に切欠き部10cを設けて、その両側を折り曲げるだけで、切欠部10cを有する平面10aと、その両側の側面部10bを形成して、ナット保持部材10を非常に容易に製造できる。
また、側面部10bの端面を被締結板41の被締結板41に固定する固定部10fとする。これにより、ナット保持部材10自体は、取付用のフランジ部分を持たないので、ナット保持部材10が被締結板41の上に占める面積並びにナット保持部材10自体の体積及び重量を小さくすることができる。また、固定部10fが直線状となるので、溶接などにより固定が簡単にでき、この部分の溶接が自動化し易くなる。
また、切欠部10cの形状を、フランジ付六角ナット20の六角形20aの対辺にそれぞれ当接する2つの平行面10caと、フランジ付六角ナット20の六角形20aの頂点の一つに当接する位置決め面10cbとを有する形状に構成する。2つの平行面10caの面間の距離Bはフランジ付六角ナットの二面幅(対辺間距離)よりほんの僅か大きい距離とする。
この位置決め面10cbを六角形20aの面ではなく、六角形20aの頂点の一つに当接させることによりフランジ付六角ナット20の位置決めをすることにしているので、六角形20aの面に当接する面で位置決めする場合に比べて、位置決め面10cbの製作精度を位置決め面10cbの中心部だけに絞ることができるので、ナット保持部材10の製造が容易できるようになる。
さらに、この切欠部10cの形状に関しては、平行面10caのフランジ付六角ナット20の挿入側に向かって開口幅が拡大する案内面10ccを設けて、言い換えれば、切欠部10cおいて、フランジ付六角ナット20の六角形20aが挿入される側の平行面10caに面取りを施して、構成する。この案内面10ccを傾斜面や緩やかなカーブ面で形成することで、この六角形20aの切欠部10cへの挿入時における六角形20aの向きや挿入方向に自由度が生じ、挿入作業を容易にすることができる。
また、本発明に係る実施の形態の締結構造は、上記のナット保持部材10に挿入されたフランジ付六角ナット20とボルト21で、被締結部材40を締結して構成される。
次に、本発明に係る実施の形態のナット保持部材を用いた締結方法について説明する。この方法は、上記のナット保持部材10を用いて、被締結板部材40をフランジ付六角ナット20とボルト21で締結する方法である。
図4及び図5に示すように、先ず、最初に、被締結部材40における、フランジ付六角ナット20側の被締結板41に対して、ナット保持部材10を固定部10fを溶接などで固定する。その後、ナット保持部材10を備えた被締結板41とボルト21側の被締結板42及びその他の部材(図示を省略)を組み付けて、被締結部材40を構成する。この組み付け後の締結作業時においては、ナット保持部材10に対するフランジ付六角ナット20の挿入方向Aが、締結作業状態で上から下向きに、好ましくは斜め上から斜め下向きになっているようにナット保持部材10を被締結板41に固定することが、挿入の容易性と挿入後の落下防止の面から好ましい。
この組み付け後において、フランジ付六角ナット20を、ナット保持部材10の挿入方向Aから挿入する。この挿入時において、案内面10ccを設けてある場合には、必ずしも、六角形20aの方向と挿入方向を厳密に挿入方向Aに合わせる必要はなく、ツバ付六角ナット20を、ナット保持部材10に挿入すると、六角形20aが案内面10ccに沿って落下し、六角形20aの2面が平行面10caに当接し、六角形20aの頂点が位置決め面10cbに当接して位置決めされ、保持される。この保持状態では、フランジ付六角ナット20のフランジ部分20bは、ナット保持部材10と被締結板41との間の空間10eの内部に収容されている状態となる。
この方法によれば、フランジ付六角ナット20をナット保持部材10に挿入するだけで、フランジ付六角ナット20を所定の締結位置に位置決めでき、また、その回転を拘束できるので、反対側の被締結板42側からボルト21を挿入して、被締結板41を挿通させて、フランジ付六角ナット20に対し、ボルト21を軸回り締付方向に回転させることにより、ボルト21とフランジ付六角ナット20により、被締結板41、42を有する被締結部材40を締結することができる。
従って、上記の構成のナット保持部材10及びナット保持部材を用いた締結方法によれば、比較的簡単な構造で、容易に製造できて、フランジ付六角ナット20の落下を防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる。
10 ナット保持部材
10a 切欠部を有する平面
10b 側面部
10c 切欠部
10ca 平行面
10cb 位置決め面
10cc 案内面
10e ナット保持部材と被締結板との間の空間
10f 固定部
20 フランジ付六角ナット
20a フランジ付六角ナットの六角形
20b フランジ付六角ナットのフランジ部分
21 ボルト
40 被締結板部材
41、42 被締結板
A 挿入方向
B 切欠部の平行面の面間の距離

Claims (4)

  1. フランジ付ナットを挿入口から受け入れて、切欠部の周面を前記フランジ付ナットの多角形外形の対辺に当接させて回転を抑制するナット保持部材において、
    前記切欠部を有する平面と、この平面の両側に接続する側面部とから構成されており、前記側面部の端面を被締結部材に固定する固定部とすると共に、前記切欠部の形状を、前記フランジ付ナットの多角形外形の対辺にそれぞれ当接する2つの平行面と、前記フランジ付ナットの多角形外形の頂点の一つに当接する位置決め面とを有する形状にしていることを特徴とするナット保持部材。
  2. 前記切欠部の形状を、さらに、前記平行面の前記フランジ付ナットの挿入側に向かって開口幅が拡大する案内面を設けて構成している請求項1に記載のナット保持部材。
  3. 請求項1または2に記載のナット保持部材に挿入された前記フランジ付ナットとボルトで、前記被締結部材を締結していることを特徴とする締結構造。
  4. 請求項1または2に記載のナット保持部材を用いて、前記被締結部材を前記フランジ付ナットとボルトで締結することを特徴とするナット保持部材を用いた締結方法。
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