JP2018147379A - 真贋判定方法、装置、及びプログラム - Google Patents

真贋判定方法、装置、及びプログラム Download PDF

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伸行 峯嶋
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Abstract

【課題】二次元コード等の表示をコピー機等によって複製された場合にも、そのようにして複製された真正ではない表示と複製されたものではない真正の表示とを区別することができる真贋判定方法を提供する。【解決手段】下記の工程を含んで、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する、真贋判定方法を提供する:表示の可視画像及び赤外画像を得ること(120、130)、可視画像及び赤外画像における第1の領域の画像を比較(140)し、かつ可視画像及び赤外画像における第2の領域の画像を比較(160)すること、並びに可視画像及び赤外画像における第1の領域の画像が一致し、かつ可視画像及び赤外画像における第2の領域の画像が一致しない場合に、表示を真正な表示であると判定(150)し、かつそれ以外の場合に表示を真正な表示ではないと判定(170)すること。【選択図】図1

Description

本発明は、真贋判定方法、装置、及びプログラム、特に二次元コードの真贋判定方法、装置、及びプログラムに関する。
二次元コードのような表示の偽造防止のためには、様々な案が提案されている。
例えば、特定の波長の光で読み取る2次元コードと、この2次元コードの上に形成され、かつこの特定の波長の光を吸収しない色材からなる隠蔽ベタ印刷層との組合せのみによって、コピー機による複製を防止することが検討されている。しかしながら、この場合、この2次元コードをサーマル印字によって得ると、サーマルヘッドによる熱擦過によって隠蔽ベタ印刷層が変質し、それによって隠蔽ベタ印刷層上からも二次元コードを実質的に認識でき、したがって複製が可能になるという問題があった。
このような問題に対して、特許文献1では、上記の隠蔽ベタ印刷層上に更に、第1及び第2のカモフラージュ印刷層、並びに透明マット系色材の層を積層することによって、隠蔽ベタ印刷層上からも二次元コードを実質的に認識できるという問題を解消することを意図している。
特開2013−1078号公報
特許文献1では、隠蔽ベタ印刷層、第1及び第2のカモフラージュ印刷層、並びに透明マット系色材の層を組み合わせて用いることによって、コピー機による複製という問題を少なくとも部分的に解決しているものの、2次元コードをサーマル印字によって得る場合に、表面層上からも二次元コードを認識でき、それによって複製が可能になるという問題を本質的に解決するものではない。また、特許文献1の方法では、隠蔽ベタ印刷層、第1及び第2のカモフラージュ印刷層、並びに透明マット系色材の層といった多くの層が必要になるので、製造コストに関して改良の余地があった。
したがって、本発明では、二次元コード等の表示をコピー機等によって複製された場合にも、そのようにして複製された真正ではない表示と複製されたものではない真正の表示とを区別することができる真贋判定方法、装置、及びプログラムを提供する。
〈1〉下記の工程を含んで、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する、真贋判定方法:
上記表示の可視画像及び赤外画像を得ること、
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とを比較し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とを比較すること、並びに
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とが一致し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とが一致しない場合に、上記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に上記表示を真正な表示ではないと判定すること。
〈2〉上記表示が、情報コード、文字、数字、マーク、記号、絵、図形、写真、又はそれらの組合せである、上記〈1〉項に記載の方法。
〈3〉上記表示が情報コードである、上記〈2〉項に記載の方法。
〈4〉上記表示が二次元コードである、上記〈3〉項に記載の方法。
〈5〉上記二次元コードの上記第1の領域が、位置検出パターン領域を含み、かつ/又は上記コードの上記第2の領域が、データ領域を含む、上記〈4〉項に記載の方法。
〈6〉上記二次元コードの上記第1の領域が、位置検出パターン領域であり、かつ上記二次元コードの上記第2の領域が、データ領域である、上記〈5〉項に記載の方法。
〈7〉真正な表示であると判定された上記可視画像に基づいて、上記情報コードの解析を行う、上記〈3〉〜〈6〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈8〉上記判定の前又は後であって、上記情報コードの解析の前に、上記可視画像の第1及び/又は第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化処理する、上記〈7〉項に記載の方法。
〈9〉上記判定の前又は後であって、上記情報コードの解析の前に、上記可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、上記可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節する、上記〈7〉又は〈8〉項に記載の方法。
〈10〉上記判定の前又は後であって、上記情報コードの解析の前に、上記可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、上記可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節する、上記〈7〉〜〈9〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈11〉上記表示が商品の包装容器に付されている、上記〈1〉〜〈10〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈12〉上記表示が紙又はプラスチックカードに付されている、上記〈1〉〜〈10〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈13〉下記を具備して、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する、真贋判定装置:
上記表示の可視画像及び赤外画像を取得する、画像取得部、
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とを比較し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とを比較する、画像比較部、並びに
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とが一致し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とが一致しない場合に、上記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に上記表示を真正な表示ではないと判定する、真贋判定部。
〈14〉プロセッサに下記の工程を行わせて、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定させる、真贋判定プログラム:
上記表示の可視画像及び赤外画像を、画像取得部に取得させること、
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とを比較し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とを比較すること、並びに
上記可視画像における上記第1の領域の画像と、上記赤外画像における上記第1の領域の画像とが一致し、かつ上記可視画像における上記第2の領域の画像と、上記赤外画像における上記第2の領域の画像とが一致しない場合に、上記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に上記表示を真正な表示ではないと判定すること。
本発明の真贋判定方法、装置、及びプログラムによれば、二次元コード等の表示をコピー機等によって複製された場合にも、そのようにして複製された真正ではない表示と複製されたものではない真正の表示とを識別することができる。
図1は、本発明の真贋判定方法を説明するためのフローチャートである。 図2は、本発明を説明するための図であって、二次元コードにおいて、位置検出パターン領域が赤外線吸収性印刷で印刷されており、かつデータ領域が赤外線非吸収性印刷である場合、すなわち二次元コードが真正である場合の、(a)可視画像及び(b)赤外画像である。 図3は、本発明を説明するための図であって、二次元コードにおいて、位置検出パターン領域及びデータ領域がいずれも、赤外線吸収性印刷である場合、すなわち二次元コードが真正ではない場合の、(a)可視画像及び(b)赤外画像である。 図4は、本発明を説明するための図であって、二次元コードにおいて、位置検出パターン領域及びデータ領域がいずれも、赤外線非吸収性印刷である場合、すなわち二次元コードが真正ではない場合の、(a)可視画像及び(b)赤外画像である。 図5は、本発明で真贋を判定される表示の層構成を例示する図である。 図6は、可視画像の第1及び/又は第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化する処理を説明するためのフローチャートである。 図7は、図6で説明される処理を説明するための図である。 図8は、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節する処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、図8で説明される処理を説明するための図である。 図10は、可視画像の第1及び第2の領域の位置の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の位置を調節する処理を説明するためのフローチャートである。 図11は、図10で説明される処理を説明するための図である。 図12は、本発明の真贋判定装置の概略図である。
《真贋判定方法》
表示の真贋を判定する本発明の方法では、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する。ここで、この本発明の方法では、第1の領域が赤外線吸収性印刷を有し、かつ第2の領域が赤外線非吸収性印刷を有する表示を、真正な表示として判断する。
この本発明の方法は、下記の工程を含む:
表示の可視画像及び赤外画像を得ること、
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とを比較すること、並びに
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とが一致し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とが一致しない場合に、表示を真正な表示であると判定し、それ以外の場合に表示を真正な表示ではないと判定すること。
この本発明の方法は、可視光カメラ、赤外線カメラ、及びプロセッサを用いて行うことができ、すなわち可視光カメラ赤外線カメラによって表示の可視画像及び赤外画像を得、そしてプロセッサによって画像の比較及び真正か否かの判定を行うことができる。特にこの本発明の方法は、プロセッサが可視光カメラ及び赤外線カメラを制御するようにして行うことができる。
この本発明の方法は、可視光カメラ、赤外線カメラ、及びプロセッサを一体として有することができる下記で示す本発明の真贋判定装置を用いて実施することができる。また、この本発明の方法は、プロセッサに可視光カメラ及び赤外線カメラを制御させる本発明の真贋判定プログラムを用いて実施することができる
この本発明の方法では、表示は、情報コード、文字、数字、マーク、記号、絵、図形、写真、又はそれらの組合せ等であってよい。
表示の任意の部分を、第1及び第2の領域とすることができる。したがって例えば、表示を、情報コード、文字、数字、マーク、記号、絵、図形、又は写真のいずれかとして、そのうちの一部の領域を、第1の領域とし、かつ他の一部の領域を、第2の領域とすることができる。また、表示を、情報コード、文字、数字、マーク、記号、絵、図形、及び写真の組合せとして、そのうちの1つを第1の領域とし、かつ他の1つを第2の領域とすることができる。
表示が、絵又は写真である場合、そのうちの一部の領域を、第1の領域とし、かつ他の一部の領域を、第2の領域とすることができる。具体的には、特定の絵又は写真の上側半分を第1の領域とし、かつその絵又は写真の下側半分を第2の領域とすることができる。
表示が、絵及び/又は写真と、文字及び/又は数字との組合せである場合、この組合せとしては例えば、学生証、社員証のような身分証の顔写真と氏名又は整理番号との組合せが挙げられる。
この場合、例えば、第1の領域が、レーザー印刷等の赤外線吸収性吸収印刷で得られた顔写真欄であり、かつ第2の領域が、混色黒インキ印刷等の赤外線非吸収印刷で得られた氏名又は整理番号欄であってよい。
表示が情報コードである場合、この情報コードとしては、一次元コード及び一次元コードが挙げられる。さらに一次元コードとしては、例えばCODE39(商標)、CODE128(商標)、JAN(商標)、ITF(商標)等のバーコードが挙げられ、二次元コードとしては、例えばQRコード(商標)、PDF417(商標)、データマトリックス(商標)、CPコード(商標)、MaxiCode(商標)等が挙げられる。
表示が二次元コードである場合、二次元コードの第1の領域が、位置検出パターン領域を含み、かつ/又はコードの第2の領域が、データ領域を含むことができる。また更に、二次元コードの第1の領域が、位置検出パターン領域であり、かつ二次元コードの第2の領域が、データ領域であってよい。
更に、この本発明の方法では、表示が情報コードである場合、真正な表示であると判定された可視画像に基づいて、情報コードの解析を行うことができる。
なお、本発明の方法では、真贋を判定される表示の一部であってよい位置検出パターンを基準に、第1及び第2の領域の位置を予め定めておくことができる。また、本発明の方法では、可視画像及び/又は赤外画像に基づいて、それぞれ所定の条件を満たす領域を第1及び第2の領域として特定することができる。
以下では、この本発明の方法について、表示が二次元コードである態様について説明する。
特に、以下では、この本発明の方法について、表示が二次元コードであり、二次元コードの第1の領域が、赤外線吸収性印刷を有する位置検出パターン領域であり、かつ二次元コードの第2の領域が、赤外線非吸収性印刷を有するデータ領域である場合について説明する。ただし、表示が二次元コードである場合にも、本発明の方法はこのような態様に限定されず、二次元コードの第1の領域が、位置検出パターン領域及びその他の領域を含み、かつ/又は二次元コードの第2の領域が、データ領域及びその他の領域を含んでいてもよい。
本発明の方法でははじめに、図1に示すように、処理を開始し(110)、そして二次元コードの可視画像及び赤外画像を得る(120、130)。
その後、本発明の方法では、可視及び赤外画像における第1の領域が一致するか否かを判定し(140)、そして可視及び赤外画像における第1の領域が一致しない場合には、二次元コードが真正なものではないと判断し(150)、他方で可視及び赤外画像における第1の領域が一致する場合には、更に可視及び赤外画像における第2の領域が一致するか否かを判定する(160)。そして、可視及び赤外画像における第2の領域が一致しない場合には、二次元コードが真正なものであると判断し(170)、他方で可視及び赤外画像における第2の領域が一致する場合には、二次元コードが真正なものではないと判断する(180)。
〈二次元コードが真正なものである場合〉
具体的には、表示が二次元コードであり、かつこの二次元コードが、二次元コードの第1の領域が、赤外線吸収性印刷を有する位置検出パターン領域であり、かつ二次元コードの第2の領域が、赤外線非吸収性印刷を有するデータ領域である二次元コードである場合、すなわち二次元コードが真正なものである場合、二次元コードの可視画像(200)では、図2(a)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線吸収性印刷(200a)、及びデータ領域の赤外線非吸収性印刷(200b)の両方が表示される。これに対して、この場合、二次元コードの赤外画像(300)では、図2(b)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線吸収性印刷(300a)のみ表示されており、データ領域の赤外線非吸収性印刷(300a)は表示されない。
したがって、可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とを比較すると、上記で図1のフローチャートに関して説明したように、可視画像における第1の領域の画像(200a)と、赤外画像における第1の領域の画像(300a)とが一致し(140)、かつ可視画像における第2の領域の画像(200b)と、赤外画像における第2の領域の画像(300b)とが一致せずに(160)、それによってこの二次元コードが真正であることが判断される(170)。
〈二次元コードが真正なものではない場合1〉
これに対して、二次元コードにおいて、位置検出パターン領域及びデータ領域の両方が赤外線吸収性印刷である場合、すなわち二次元コードが真正ではない場合、二次元コードの可視画像(210)では、図3(a)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線吸収性印刷(210a)、及びデータ領域の赤外線吸収性印刷(210b)の両方が表示される。これに対して、この場合、二次元コードの赤外画像(310)でも、図3(b)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線吸収性印刷(310a)、及びデータ領域の赤外線吸収性印刷(310b)の両方が表示される。
したがって、可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とを比較すると、上記で図1のフローチャートに関して説明したように、可視画像における第1の領域の画像(210a)と、赤外画像における第1の領域の画像(310a)とが一致し(140)、かつ可視画像における第2の領域の画像(210b)と、赤外画像における第2の領域の画像(310b)とが一致し(160)、それによってこの二次元コードが真正なものではないことが判断される(180)。
〈二次元コードが真正なものではない場合2〉
更に、二次元コードにおいて、位置検出パターン領域及びデータ領域の両方が赤外線非吸収性印刷である場合、すなわち二次元コードが真正ではない場合、二次元コードの可視画像(220)では、図4(a)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線非吸収性印刷(220a)、及びデータ領域の赤外線非吸収性印刷(220b)の両方が表示される。これに対して、この場合、二次元コードの赤外画像(320)では、図4(b)に示すように、位置検出パターン領域の赤外線非吸収性印刷(320a)、及びデータ領域の赤外線非吸収性印刷(320b)の両方が表示されない。
したがって、可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較すると、上記で図1のフローチャートに関して説明したように、可視画像における第1の領域の画像(220a)と、赤外画像における第1の領域の画像(320a)とが一致せず(140)、それによってこの二次元コードが真正なものではないことが判断される(150)。
〈第1及び第2の領域を有する表示及び表示を付されている物品〉
本発明の方法において真贋を判定される表示は、第1及び第2の領域を有し、第1の領域が赤外線吸収性印刷を有し、かつ第2の領域が赤外線非吸収性印刷を有する。このような表示の製造に関しては、例えば特許文献1の記載を参照することができる。
具体的には、本発明の方法において真贋を判定される表示では、第1の領域において用いられる赤外線吸収性印刷は、第2の領域において用いられる赤外線非吸収性印刷と比較して、同じ色濃度では赤外線の吸収率が大きい任意の印刷であってよい。このような印刷は例えば、カーボン等の赤外線吸収性が高い顔料を含むインキによって形成された印刷であってよい。
また、本発明の方法において真贋を判定される表示では、第2の領域において用いられる赤外線非吸収性印刷は、第1の領域において用いられる赤外線吸収性印刷と比較して、同じ色濃度では赤外線の吸収率が小さい任意の印刷であってよい。このような印刷は例えば、書換可能印刷、カーボン等の赤外線吸収性が高い顔料を含まないインキによって形成された印刷、具体的には赤系、緑系、及び青系の顔料又は染料を混合して得た混色黒インキによって形成された印刷であってよい。
ここで、書換可能印刷は、使用の態様において書き換えることができる任意の印刷であってよく、特に熱によって可逆性感熱記録層に印刷された書換可能印刷であってよい。また、可逆性感熱記録層は、例えば樹脂母材中に有機低分子が分散されている白濁タイプの可逆性感熱記録層、又はロイコ染料、可逆性顕色剤及び樹脂を含有するロイコタイプの可逆性感熱記録層であってよい。
したがって、例えば本発明の方法において真贋を判定される表示において、赤外線非吸収性印刷が、ロイコ染料を用いた書換可能印刷であり、かつ赤外線吸収性印刷が、カーボン等の赤外線吸収性が高い顔料を含むインキによって形成された印刷である場合、表示を有する媒体の製造時に、第2の領域をロイコ染料で書換可能にしておくと共に、第1の領域に、カーボン含有インキによって赤外線吸収性印刷をしておくことができる。これによれば、表示を構成している媒体の製造後に、実際にその媒体を使用する段階で、サーマルプリンタ等によって、第2の領域のロイコ染料を変色させて、書換可能印刷を行うことができる。この態様では、第2の領域のロイコ染料によって書換可能にしつつ、本発明の真贋判定方法を適用することができる。
本発明の方法によって真贋を判定される表示を付されている物品は、商品の包装容器、タグ、ラベル、カード、例えばプラスチックカード及び紙カードであってよい。
表示を付されている物品が、商品の包装容器であることは、表示の真贋を判定することによって、その包装容器に収納されている商品の真贋を実質的に判定することができる点で好ましい。
特に、表示を付されている物品が、商品の包装容器であり、かつ表示が情報コードであることは、表示の真贋を判定することによって、その包装容器に収納されている商品の真贋、及びその情報コードが示す情報の真贋を実質的に判定することができる点で好ましい。
また、表示を付されている物品が、カード、例えばプラスチックカード及び紙カードであることは、表示の真贋を判定することによって、そのカードの真贋を実質的に判定することができる点で好ましい。
特に、表示を付されている物品が、カードであり、かつ表示が情報コードであることは、表示の真贋を判定することによって、そのカードの真贋、及びその情報コードが示す情報の真贋を実質的に判定することができる点で好ましい。
より特に、表示を付されている物品が、カードであり、表示が情報コードであり、赤外線非吸収性印刷が、ロイコ染料を用いた書換可能印刷であり、かつ赤外線吸収性印刷が、カーボンを含むインキによって形成された印刷であることは、赤外線非吸収性印刷が書換可能であるという利点を、上記の利点に加えて提供できる点で好ましい。
本発明の方法において真贋を判定される表示を構成している媒体の層構成は、例えば図5に示すようなものであってよい。
すなわち例えば、図5(a)に示すように、本発明の方法において真贋を判定される表示を構成している媒体(510)は、コア基材(512)上に、レーザー発色基材(514)、透明基材(516)、及び書換可能層(518)を有することができる。
表示を付されている物品がカードである場合、コア基材として、紙、PETG、PC、PVC(ポリ塩化ビニル)のフィルム又はシートを用いることができ、レーザー発色基材として、PETG(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)フィルムを用いることができ、透明基材として、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用いることができ、かつ書換可能層としてロイコ染料を有する書換可能層を用いることができる。
図5(a)に示す態様では、表示を構成している媒体の製造時に、レーザー発色基材(514)にレーザーによって赤外線吸収性印刷(510a)を提供し、そしてその後の任意のときに、書換可能層にサーマルプリンタによって赤外線非吸収性印刷(510b)を提供することができる。
したがって、表示を付されている物品がカードである場合、カードの製造時にカード製造者が、又はカードの仮発行時にカードを発行するサービス提供者が、レーザー発色基材にレーザーによって赤外線吸収性印刷を提供し、そしてその後、カードの正式発行時にカードを発行するサービス提供者が、書換可能層にサーマルプリンタによって赤外線非吸収性印刷を提供することができる。
また、図5(b)に示すように、本発明の方法において真贋を判定される表示を構成している媒体(520)は、コア基材(522)上に、赤外線吸収性印刷(520a)及び赤外線非吸収性印刷(520b)、並びにそれらを覆う透明基材(526)を有することができる。
表示を付されている物品がカードである場合、コア基材として、紙、PETG、PC、又はPVCのフィルム又はシートを用いることができ、赤外線吸収性印刷としてカーボン入りインキによる印刷を用いることができ、赤外線非吸収性印刷としてカーボンを含有しないインキによる印刷を用いることができ、かつ透明基材として、PET、PETG、PC、又はPVCのフィルムを用いることができる。
図5(b)に示す態様では、表示を構成している媒体の製造時に、赤外線吸収性印刷(520a)及び赤外線非吸収性印刷(520b)を提供することができる。
したがって、表示を付されている物品がカードである場合、カードの製造時にカード製造者が、赤外線吸収性印刷及び赤外線非吸収性印刷を提供することができる。
また、図5(c)に示すように、本発明の方法において真贋を判定される表示を構成している媒体(530)は、コア基材(532)上に、赤外線吸収性印刷(530a)、及びそれを覆う透明基材(536)を有し、更にその上に赤外線非吸収性印刷(530b)を有することができる。
表示を付されている物品がカードである場合、コア基材として、紙、PETG、PC、PVCのフィルム又はシートを用いることができ、赤外線吸収性印刷としてカーボン入りインキによる印刷を用いることができ、透明基材として、PET、PETG、PC、又はPVCのフィルムを用いることができ、かつ赤外線非吸収性印刷として熱転写印刷を用いることができる。
図5(c)に示す態様では、媒体の製造時に、赤外線吸収性印刷(530a)を提供し、そしてその後の任意のときに、透明基材(536)上に、赤外線非吸収性印刷(530b)を提供することができる。
したがって、表示を付されている物品がカードである場合、カードの製造時にカード製造者が、赤外線吸収性印刷を提供し、そしてその後、カードの発行時にカードを発行するサービス提供者が、透明基材上に熱転写プリンタによって赤外線非吸収性印刷を提供することができる。
〈画像補正(二値化処理)〉
表示の真贋を判定する本発明の方法は、判定の前又は後であって、情報コードの解析の前に、可視画像の第1及び/又は第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化処理することを含んでもよい。
具体的にはこの処理は、図6に示すように、処理を開始し(610)、情報コードの可視画像を得(620)、可視画像の第1及び/又は第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化処理し(630)、そして処理を終了(680)することを含む。ここで、この二値化処理は、あらかじめ定めた閾値の値と比較して、画素の値が大きければ白、小さければ黒に変換することによって、画像を白と黒の2階調に変換する処理であるであってよい。
このような二値化処理は、表示の第2の領域の赤外線非吸収性印刷が書換可能印刷であり、印刷及び消去を繰り返し行われている場合に、表示の第2の領域について行うことが特に好ましい。すなわち、この場合、繰り返しの印刷及び消去によって、印刷の消し残り及び発色不足が生じることがあり、このような場合に可視画像の第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化処理すると、情報コードの解析のエラーを抑制することができる。
このような二値化は、具体的には、情報コードが二次元コードである場合、図7(a)に示すように、第1の領域(710)及び第2の領域(720)を有する二次元コードの可視画像(700)を得、図7(b)及び(c)に示すように、そのうちの第2の領域(720)について、所定のしきい値を用いて、色の濃淡に基づいて二値化を行い、図7(d)に示すような補正画像を得ることができる。具体的にはこのしきい値は、本来は印刷が存在して黒であるべきにもかかわらず印刷の色が薄くなっている箇所(720a)が、黒に変換され、かつ本来は印刷が存在せずに白であるべきにもかかわらず汚れ等によって色がついている箇所(720b)が、黒に変換されるように選択することが好ましい。
〈画像補正(色濃度の調節)〉
表示の真贋を判定する本発明の方法は、判定の前又は後であって、情報コードの解析の前に、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節することを含んでもよい。
具体的にはこの処理は、図8に示すように、処理を開始し(810)、情報コードの可視画像を得(820)、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節し(830)、そして処理を終了(880)することを含む。
本発明の方法で真贋を判定される表示は、真正なものである場合、第1の領域が、赤外線吸収性印刷を有し、かつ第2の領域が、赤外線非吸収性印刷を有することができる。すなわち、本発明の方法で真贋を判定される表示は、真正なものである場合、第1及び第2の領域が互いに異なる種類の印刷を有する。
この場合、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度は互いに異なっていることがあり、このような場合に可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節すると、情報コードの解析のエラーを抑制することができる。
このような色濃度の調節は、具体的には、情報コードが二次元コードである場合、図9(a)に示すように、第1の領域(910)及び第2の領域(920)を有する二次元コードの可視画像(900)を得、図9(b)に示すように、第1及び第2の領域の印刷部の色濃度を比較し、印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節して、図9(c)に示すような補正画像を得ることができる。
〈画像補正(位置の調節)〉
表示の真贋を判定する本発明の方法は、判定の前又は後であって、情報コードの解析の前に、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節することを含んでもよい。
具体的にはこの処理は、図10に示すように、処理を開始し(1010)、情報コードの可視画像を得(1020)、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節し(1030)、そして処理を終了(1080)することを含む。
本発明の方法で真贋を判定される表示は、真正なものである場合、第1の領域が、赤外線吸収性印刷を有し、かつ第2の領域が、赤外線非吸収性印刷を有することができる。すなわち、本発明の方法で真贋を判定される表示は、真正なものである場合、第1及び第2の領域が互いに異なる種類の印刷を有し、したがって通常は異なるタイミングで印刷されている。
この場合、可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の相対的な位置がずれていることがあり、このような場合に可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節すると、情報コードの解析のエラーを抑制することができる。
このような相対的な位置の調節は、具体的には、情報コードが二次元コードである場合、図11(a)に示すように、第1の領域(1110)及び第2の領域(1120)を有する二次元コードの可視画像(1100)を得、図11(b)に示すように、第1の領域の印刷部(1110)と第2の領域(1120)の印刷部とを分けて認識し、そしてそれらの相対的な位置が予め定められた位置関係になるように、可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節して、図11(c)に示すような補正画像を得ることができる。
ここで、第1及び第2の領域の印刷部を分けて認識するためには、第1の領域(1110)の印刷部及び第2の領域(1120)の印刷部を表示している二次元コードの可視画像(1100)と、第1の領域(1110)の印刷部のみを表示している二次元コードの赤外画像の差分から、第2の領域(1120)の印刷部の画像を得ることができる。
《表示の真贋判定装置》
本発明の真贋判定装置は、下記を具備しており、かつ第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する:
表示の可視画像及び赤外画像を取得する、画像取得部、
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とを比較する、画像比較部、並びに
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とが一致し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とが一致しない場合に、表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に表示を真正な表示ではないと判定する、真贋判定部。
図12に示すように、本発明の真贋判定装置において、画像取得部(1220)は、可視画像カメラ及び赤外画像カメラであってよく、画像比較部及び真贋判定部は、プロセッサ(1210)であってよい。また、図12に示すように、本発明の装置(1200)は、メモリのような記憶部(1230)、ディスプレイのような表示部(1240)、及びタッチパネル又は操作ボタンのような操作部(1250)を有することができる。したがって、本発明の装置では、取得する画像を選択するために操作部を用いること、真贋判定結果を表示部に表示すること、及び真贋判定結果を記憶部に記憶することができる。本発明の真贋判定装置の詳細については、本発明の真贋判定方法に関する記載を参照することができる。
《表示の真贋判定プログラム》
本発明の真贋判定プログラムは、プロセッサに下記の工程を行わせて、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する:
表示の可視画像及び赤外画像を、画像取得部に取得させること、
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とを比較し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とを比較すること、
可視画像における第1の領域の画像と、赤外画像における第1の領域の画像とが一致し、かつ可視画像における第2の領域の画像と、赤外画像における第2の領域の画像とが一致しない場合に、表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に表示を真正な表示ではないと判定すること。
本発明の真贋判定プログラムの詳細については、本発明の真贋判定方法及び装置に関する記載を参照することができる。
200、210、220 二次元コードの可視画像
200a、210a、220a 二次元コードの可視画像における第1の領域
200b、210b、220b 二次元コードの可視画像における第2の領域
300、310、320 二次元コードの赤外画像
300a、310a、320a 二次元コードの赤外画像における第1の領域
300b、310b、320b 二次元コードの赤外画像における第2の領域
510、520、530 真贋を判定される表示を構成している媒体
510a、520a、530a 赤外線吸収性印刷
510b、520b、530b 赤外線非吸収性印刷

Claims (14)

  1. 下記の工程を含んで、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する、真贋判定方法:
    前記表示の可視画像及び赤外画像を得ること、
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とを比較し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とを比較すること、並びに
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とが一致し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とが一致しない場合に、前記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に前記表示を真正な表示ではないと判定すること。
  2. 前記表示が、情報コード、文字、数字、マーク、記号、絵、図形、写真、又はそれらの組合せである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記表示が情報コードである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記表示が二次元コードである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記二次元コードの前記第1の領域が、位置検出パターン領域を含み、かつ/又は前記コードの前記第2の領域が、データ領域を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記二次元コードの前記第1の領域が、位置検出パターン領域であり、かつ前記二次元コードの前記第2の領域が、データ領域である、請求項5に記載の方法。
  7. 真正な表示であると判定された前記可視画像に基づいて、前記情報コードの解析を行う、請求項3〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記判定の前又は後であって、前記情報コードの解析の前に、前記可視画像の第1及び/又は第2の領域を色の濃淡に基づいて二値化処理する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記判定の前又は後であって、前記情報コードの解析の前に、前記可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の色濃度の差が予め定められた範囲内になるように、前記可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の色濃度を調節する、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記判定の前又は後であって、前記情報コードの解析の前に、前記可視画像の第1及び第2の領域の印刷部の位置関係が、予め定められた位置関係になるように、前記可視画像の第1及び/又は第2の領域の印刷部の位置を調節する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記表示が商品の包装容器に付されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記表示が紙又はプラスチックカードに付されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  13. 下記を具備して、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定する、真贋判定装置:
    前記表示の可視画像及び赤外画像を取得する、画像取得部、
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とを比較し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とを比較する、画像比較部、並びに
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とが一致し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とが一致しない場合に、前記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に前記表示を真正な表示ではないと判定する、真贋判定部。
  14. プロセッサに下記の工程を行わせて、第1及び第2の領域を有する表示の真贋を判定させる、真贋判定プログラム:
    前記表示の可視画像及び赤外画像を、画像取得部に取得させること、
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とを比較し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とを比較すること、並びに
    前記可視画像における前記第1の領域の画像と、前記赤外画像における前記第1の領域の画像とが一致し、かつ前記可視画像における前記第2の領域の画像と、前記赤外画像における前記第2の領域の画像とが一致しない場合に、前記表示を真正な表示であると判定し、かつそれ以外の場合に前記表示を真正な表示ではないと判定すること。
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