JP2018141341A - プレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法 - Google Patents

プレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工現場での労力を削減し、かつ工期を短縮し、更に接合に関与する部材の連結を担保できるプレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法を提供する。【解決手段】プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分から下方に縦方向定着筋7が突出している。床版3の側部に設けられた地覆4には、縦方向定着筋7を受容する受容孔9が形成されている。縦方向定着筋7の先端部には、こぶ状の機械式定着の定着具が設けられている。受容孔9に充填材10を充填した後に、縦方向定着筋7が受容孔9に受容されるように、プレキャスト壁高欄部材2が設置される。【選択図】図2

Description

本開示は、橋梁の壁高欄としてプレキャストコンクリート部材を使用する場合における、プレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法に関する。
橋梁では通常、床版の幅方向(橋面に平行かつ橋軸に直交する方向)の両端部に壁高欄が設けられる。壁高欄は、一般的には床版架設後に場所打ち施工にて構築されることが多い。一方、工期の短縮等を目的として、壁高欄を予めプレキャストコンクリートで製作しておき、床版架設後に床版上にプレキャスト壁高欄を配置して床版との連結部にコンクリートを打設することで床版に接合する壁高欄の取付構造及び方法(例えば、特許文献1、2及び3)が知られている。また、床版から立設させた炭素繊維等の連続繊維補強材を、プレキャスト壁高欄に設けた貫通孔に挿入し、貫通孔に無収縮モルタルを充填する取付方法もある(例えば、特許文献4)。
特許第2859158号公報 特開2013−36205号公報 特開2015−169031号公報 特開2016−160690号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術は、プレキャスト高欄部材を床版に連結するために、プレキャスト高欄部材のコンクリート部分から延出した鉄筋と、床版のコンクリート部分から延出した鉄筋とを、橋軸に直交する断面視で、ループを形成するように鉄筋を重ね合わせ、更に橋軸方向に沿って補強鉄筋を配筋する等の配筋作業や、足場及び型枠の設置を含むコンクリート打設のための作業等が施工現場で必要であり、施工現場での労力の削減及び工期の短縮が求められていた。特許文献4に記載の技術は、連続繊維補強材と無収縮モルタルとの付着が確認できないこと、鉄筋の代わりに比較的高価な炭素繊維等の連続繊維補強材が用いられること、また、床版に連続繊維補強材が立設しているため、床版をプレキャスト部材とした場合に保管及び運搬するのに嵩張ること等の問題があった。
本発明はこのような背景に鑑み、施工現場での労力を削減し、かつ工期を短縮し、更に接合に関与する部材の連結を担保できるプレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付構造(1,31)は、上下方向に延在して上方に開放された受容孔(9,37)を有する、床版(3)又は前記床版に設けられた地覆(4)と、コンクリート部分及び該コンクリート部分の下端から下方に突出する端部を有する縦方向定着筋(7a、7b、36b)を有し、前記床版又は前記地覆上に配置されたプレキャスト壁高欄部材(2,32)とを備え、前記縦方向定着筋の前記端部の下端に機械式定着の定着具(11)が設けられ、前記縦方向定着筋の該端部が前記受容孔内に充填された第1充填材(10)内に埋設されていることを特徴とする。ここで、「機械式定着の定着具」とは、機械式定着において鉄筋に作用する引張力をコンクリートに伝達するために鉄筋端部に設けられる、鉄筋の延在方向に直交する断面において鉄筋本体よりも断面積の大きな、板又はこぶ状のものを意味する。
この構成によれば、壁高欄を床版に接合するための作業において、配筋作業やコンクリートの打設作業を行う必要がないため、施工現場での作業を削減し、工期を短縮することができる。また、機械式定着の定着具があることによって、プレキャスト壁高欄の車両用防護柵としての強度性能及び変形性能を満たすことができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付構造は、上記構成において、前記プレキャスト壁高欄部材の橋軸方向の一方の端縁に上下方向に延在する受容溝(15,38)が設けられており、前記プレキャスト壁高欄部材の前記一方の端縁に隣接する他の前記プレキャスト壁高欄部材は、前記一方の端縁に対向する前記コンクリート部分の端縁から橋軸方向に突出してする端部を有する横方向定着筋(8a)を有し、前記横方向定着筋の前記端部の突出端に機械式定着の定着具(11)が設けられ、前記横方向定着筋の前記端部が、前記受容溝内に充填された第2充填材(16)内に埋設されていることを特徴とする。
この構成によれば、橋軸方向に互いに隣接する壁高欄同士の接合も、施工現場での作業を削減し、工期を短縮することができ、強度性能及び変形性能を満たすことができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付構造は、上記構成において、前記縦方向定着筋及び/又は前記横方向定着筋の前記定着具は、先端側が後端側よりも細い円錐台形状であって、該定着具が設けられた鉄筋の延在方向に直交する断面において、該後端側の断面積が該鉄筋の本体部の断面積よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、プレキャスト壁高欄部材と、床版又は地覆との接合の確実性を高めることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付方法は、床版(3)又は該床版に設けられた地覆(4)の上面から下方に向かって形成された受容孔(9,37)に第1充填材(10)を充填するステップと、コンクリート部分の下端から下方に突出する端部を有する縦方向定着筋(7a,7b,36b)を有するプレキャスト壁高欄部材(2,32)を、前記縦方向定着筋の該端部が前記第1充填材の充填された前記受容孔に受容されるように配置するステップとを備え、前記縦方向定着筋の下方に突出した前記端部の端縁に機械式定着の定着具(11)が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、壁高欄を床版に接合するための作業において、配筋作業やコンクリートの打設作業を行う必要がないため、施工現場での作業を削減し、工期を短縮することができる。また、機械式定着の定着具があることによって、プレキャスト壁高欄の車両用防護柵としての強度性能及び変形性能を満たすことができる。また、第1充填材が充填された受容孔に縦方向定着筋を挿入するため、第1充填材と縦方向定着筋との付着の確実性を高めることができる。また、縦方向定着筋が、プレキャスト壁高欄の延在方向に沿って延出するため、プレキャスト壁高欄を積み重ねて保管及び運搬する際に嵩張らない。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付方法は、上記方法の構成において、前記プレキャスト壁高欄部材は、橋軸方向の一方の端縁に上下方向に延在する受容溝(15,38)と、橋軸方向の他方の端縁の前記コンクリート部分から橋軸方向に突出する端部を有する横方向定着筋(8a)とを有し、前記配置するステップは、配置しようとする前記プレキャスト壁高欄部材を、該配置しようとする前記プレキャスト壁高欄部材の前記横方向定着筋の前記端部及び前記受容溝の一方を、配置済みの前記プレキャスト壁高欄部材の前記横方向定着筋の前記端部及び前記受容溝の他方に対して上下方向に整合させるように、該配置済みの前記プレキャスト壁高欄部材の上方に配置した後、下方に移動させることを含み、該移動を可能にするべく、前記プレキャスト壁高欄部材の前記受容溝は、上方又は下方の少なくとも一方が開放されており、前記横方向定着筋の橋軸方向に突出した前記端部の端縁に機械式定着の定着具(11)が形成されており、当該取付方法は、前記配置するステップの後に、前記床版又は前記地覆と前記プレキャスト壁高欄部材の前記コンクリート部分との間に、目地材(6)を注入するステップと、前記受容溝に第2充填材(16)を充填するステップとを更に備えることを特徴とする。
この構成によれば、プレキャスト壁高欄部材間の接合についても、施工現場での作業を削減し、工期を短縮することができ、強度性能及び変形性能を満たすことができる。また、縦方向定着筋及び横方向定着筋が、プレキャスト壁高欄部材の主面に対して平行に延出するため、プレキャスト壁高欄を積み重ねて保管及び運搬する際に嵩張らない。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付方法は、上記方法の構成において、前記目地材を注入するステップは、上方が開放された前記受容溝を介して挿入された注入ホースから、ポンプにより圧送された前記目地材を注入することを含むことを特徴とする。
この構成によれば、型枠に注入口を設けずとも、プレキャスト壁高欄部材の下端近傍から目地材を注入することができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付方法は、上記構成において、前記縦方向定着筋及び/又は前記横方向定着筋の前記定着具は、先端側が後端側よりも細い円錐台形状であって、該定着具が設けられた鉄筋の延在方向に直交する断面において、該後端側の断面積が該鉄筋の本体部の断面積よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、第1充填材が充填された受容孔に縦方向定着筋を挿入するときに、円錐台形状の定着具の先端側に気泡がたまり難く、かつ後端側の定着力が大きくなるため、プレキャスト壁高欄部材と、床版又は地覆との接合の確実性を高めることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付方法は、上記の方法の構成の何れかにおいて、前記受容孔(9)は、前記地覆に設けられ、前記地覆は、工場で、プレキャストコンクリート部材からなる前記床版と一体化させるように製造されることを特徴とする。
この構成によれば、床版の厚さが、縦方向定着筋の定着長さに足りない場合でも、地覆を設けることにより定着長さを確保でき、かつ、地覆が工場二次製品であるため、施工現場での作業を増やさない。
本発明によれば、施工現場での労力を削減し、かつ工期を短縮し、更に接合に関与する部材の連結を担保できるプレキャスト壁高欄の取付構造及び取付方法を提供することができる。
第1実施形態に係る壁高欄の模式的斜視図 第1実施形態に係る壁高欄の縦断面図 第1実施形態に係る壁高欄の施工手順を示す断面図 第1実施形態に係る壁高欄の施工手順を示す正面図 第2実施形態に係る壁高欄の縦断面図 第2実施形態に係る壁高欄の施工手順を示す断面図 第2実施形態に係る壁高欄の施工手順を示す正面図 第1試験体の静的載荷試験結果を示す写真 第2試験体の静的載荷試験結果を示す写真(端部) 第2試験体の静的載荷試験結果を示す写真(橋軸方向目地部)
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図2〜図7においては、各部材のコンクリート部分はその輪郭のみを実線で示し、その中に配置される鉄筋等をコンクリート部分を透視したように示す。
<第1実施形態>
図1及び図2は、それぞれ、第1実施形態に係る壁高欄の取付構造1を示す模式的斜視図及び橋軸方向に直交する断面での断面図である。橋梁に於けるプレキャスト壁高欄部材2は、床版3の橋軸に直交し、橋面に平行な方向(以下、幅方向という)の側端部に、地覆4を介して接合されるとともに、橋軸方向に隣接する他のプレキャスト壁高欄部材2と接合されている。
床版3はプレキャストコンクリート部材からなる。プレキャスト床版3の側端部からは、地覆4と床版3とを接合する接合鉄筋5の一部が露出している。接合鉄筋5は、橋軸方向から見てループ形状を呈しており、ループ形状の上部及び幅方向の外側部分がプレキャスト床版3の側端部の上面及び側面から露出している。なお、床版3を施工現場で作成してもよい。また、床版3は、プレストレストコンクリートであってもよく、鉄筋コンクリートであってもよい。
地覆4は、工場二次製品であることが好ましい。地覆4は、接合鉄筋5の床版3から露出した部分を埋設するようにコンクリートを打設することによって形成され、床版3の側端部の上面と幅方向の外面とを覆う。
プレキャスト壁高欄部材2は、地覆4の上方に配置され、両者のコンクリート部分の間には無収縮モルタル等の目地材6が配置される。プレキャスト壁高欄部材2は、橋軸に直交する方向に延在する縦方向鉄筋7と、橋軸方向に延在する横方向鉄筋8とを有する。プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の下面からは、縦方向鉄筋7の下端部が下方に向かって突出しており、地覆4の上面には、下方に向かって非貫通孔が形成されて、縦方向鉄筋7の下端部を受容する受容孔9となっている。縦方向鉄筋7の下端部は、無収縮モルタル等の充填材10によって受容孔9に定着している。1つの受容孔9に1つの縦方向鉄筋7の下端部が受容されることが好ましいが、受容孔9を長孔とし、1つの受容孔9に複数の縦方向鉄筋7の下端部が受容されてもよい。縦方向鉄筋7の下端部の端縁には、機械式定着の定着具11が設けられている。機械式定着の定着具11とは、機械式定着において鉄筋に作用する引張力をコンクリートに伝達するために鉄筋端部に設けられる、鉄筋の延在方向に直交する断面において鉄筋本体よりも断面積の大きな、板又はこぶ状のものを意味する。本実施形態における定着具11は、こぶ状のものであることが好ましく、先端側が後端側よりも細い円錐台形状であって、定着具11が設けられた鉄筋の延在方向に直交する断面において、後端側の断面積が鉄筋の中間部の断面積よりも大きい形状とすることが更に好ましい。
縦方向鉄筋7は、第1縦方向定着筋7aと、第1縦方向定着筋7aよりも幅方向の内側のコンクリート部分から下方に突出する第2縦方向定着筋7bとを含む。第1縦方向定着筋7aと第2縦方向定着筋7bとは、橋軸方向に沿ってずれた位置に交互に配置されることが好ましい(図4参照)。
第1縦方向定着筋7aの全体は、鉛直方向に沿って延在する。第2縦方向定着筋7bのプレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分に埋設された部分は、第1縦方向定着筋7aを囲うように、プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の内側の側面、上部及び外側の側面に沿って配置され、上部で湾曲している。プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の内部で、第2縦方向定着筋7bと協働して鉄筋がループ形状となるように、コンクリート部分の下部において、第2縦方向定着筋7bの幅方向の内側部分と外側部分との下側を繋ぐように連結したコ字状の補強鉄筋12を設けることが好ましい。
また、地覆4とプレキャスト壁高欄部材2との間のせん断補強のため、地覆4の上面には、幅方向の外側が内側よりも高くなるような段差によって形成されたせん断キー13が形成され、プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の下面には、せん断キー13に対応するように、幅方向の外側が内側よりも上方に凹んだ肩部14が形成され、せん断キー13と肩部14とは、目地材6を挟んで対向している。
横方向鉄筋8は、プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の橋軸方向の一方の側面から端部が突出した横方向定着筋8aと、全体がプレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分に埋設された横方向筋8bとを含む。横方向定着筋8aは、第1縦方向定着筋7aに沿って並ぶように配置される。横方向定着筋8aの突出した先端には、機械式定着の定着具11が設けられている。本実施例では、横方向鉄筋8の定着具11は、縦方向鉄筋7の定着具11と同じ形状を有するが、異なる形状の定着具11としてもよい。プレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分における、横方向定着筋8aが設けられた側と反対側の橋軸方向の側面には、鉛直方向に沿って受容溝15が設けられており、受容溝15は、橋軸方向に隣接して配置された他のプレキャスト壁高欄部材2の横方向定着筋8aの突出した端部を受容する。受容溝15の上端及び下端は開放されている。受容溝15には、無収縮モルタル等の充填材16が充填されている。横方向筋8bは、第2縦方向定着筋7bに沿って並ぶように配置されている。受容溝15は、幅方向に互いに対向する2つの内側面を有することが好ましいが、内側面を1つとして、充填材16を充填する際に、その反対側に型枠を設けてもよい。
目地材6や、充填材10,16内に配置される第1縦方向定着筋7a、第2縦方向定着筋7b及び横方向定着筋8aは、腐食を防ぐためにエポキシ樹脂等で塗装されていることが好ましい。
図3及び図4を参照して、第1実施形態に係る取付構造1の施工手順を説明する。図3は、橋軸に直交する断面視において、施工手順を示しており、図4は、図3(b)に相当する工程を幅方向の内側から見た正面図である。
まず、プレキャスト部材として床版3が製造される。次に、図3(a)に示すように地覆4が、工場二次製品として床版3に結合するように製造される。受容孔9は、箱抜き孔として形成されることが好ましく、その内面は、充填材10の付着を高めるために螺旋状のねじが切ってあることが好ましい。
地覆4が結合された床版3は、施工現場に搬送され、所定の位置に設置される。図4に示すように、橋軸方向に沿って互いに隣接する床版3のプレキャスト部材は、互いの橋軸方向に延在する互いの主筋17を正面視でループ状に重ね合わせ、そのループに沿って幅方向に延在する補強鉄筋18を設置し、その部分にコンクリートを打設して現場打ちコンクリート部19を形成することによって接合される。
次に、図3(b)及び図4に示すように受容孔9に充填材10を充填する。クレーン等により、プレキャスト壁高欄部材2は配置すべき位置の上方まで移動させ、受容孔9に第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bが受容され、かつ受容溝15に設置済みの隣接するプレキャスト壁高欄部材2の横方向定着筋8aが受容されるように、プレキャスト壁高欄部材2を下ろしていき、所定の位置に配置する。地覆4の上面には据付用アンカーボルト20が設けられているため、地覆4の上面とプレキャスト壁高欄部材2のコンクリート部分の下面との間には、目地材6を注入するべき空間が形成される。なお、プレキャスト壁高欄部材2を下ろすときに、設置しようとするプレキャスト壁高欄部材2の受容溝15に、設置済みのプレキャスト壁高欄部材2の横方向定着筋8aを挿入することに代えて、設置しようとするプレキャスト壁高欄部材2の横方向定着筋8aを、設置済みのプレキャスト壁高欄部材2の受容溝15に挿入してもよい。この場合は、受容溝15の下端部は、横方向定着筋8aが通過させる必要がないため、下方に向かって閉じていてもよい。
図3(c)に示すように、目地材6用及び受容溝15の充填材16用の型枠21を設置する。次に、目地材6の注入ホースを、受容溝15の上部から挿入し、その先端を受容溝15の下端付近に配置し、モルタルポンプにより目地材6を圧送する。目地材6の注入が終わったら、注入ホースの位置を変えずに、又は注入ホースを引き上げながら受容溝15用の充填材16を注入する。
この方法によれば、機械式定着の定着具11を有する鉄筋を使用することにより、プレキャスト壁高欄部材2を地覆4及び床版3に接合するための必要な接合強度が得られるため、従来工法で行われていたループ継手や、PC鋼材での連結、コンクリートの打設等を行う必要がない。また、型枠21の設置も目地材6及び充填材16用のものだけで済むため、外部足場設置作業や、型枠21の設置作業が簡易になる。よって、施工現場での作業を大幅に削減でき、工期も短縮できる。
床版3の厚さが第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bの定着長さに足りない場合でも、地覆4を設けることにより定着長さを確保できる。
互いに隣接するプレキャスト壁高欄部材2同士の接合も、機械式定着の定着具11を有する鉄筋を使用することによって必要な強度が得られるため、接合用の鉄筋の結束作業等が不要となり、施工現場での作業を軽減できる。第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bの定着具11が円錐台形状であるため、充填材10が充填された受容孔9に第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bを挿入するときに、定着具11の先端に気泡がたまり難い。
また、機械式定着の定着具11を有することにより、定着長さを短くすることができ、プレキャスト壁高欄部材2ではなく、床版3及び地覆4の側に受容孔9を設けることができる。床版3及び地覆4の側に受容孔9を設けるため、受容孔9に充填材10を充填した後に、第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bを受容孔9に挿入できる。そのため、鉄筋を孔に挿入後に充填材10を充填する場合に比べて、充填材10の第1縦方向定着筋7a及び第2縦方向定着筋7bへの付着の確実性が高い。
また、プレキャスト壁高欄部材2において、コンクリート部分から延出する第1縦方向定着筋7a、第2縦方向定着筋7b及び横方向定着筋8aが、壁状のプレキャスト壁高欄部材2の主面に平行に突出しているため、積み重ねて保管及び運搬する際に嵩張らない。
<第2実施形態>
次に、図5〜7を参照して、第2実施形態に係る取付構造31について説明する。説明に当たって、第1の実施形態と共通する構成は、その説明を省略し同一の符号を付す。
図5は、それぞれ、第2実施形態に係る壁高欄の取付構造31を示す橋軸方向に直交する断面での断面図である。橋梁に於けるプレキャスト壁高欄部材32は、床版33の幅方向の側端部に接合されるとともに、橋軸方向に隣接する他のプレキャスト壁高欄部材32と接合されている。
床版33は、プレキャスト部分33aと後施工部分33bとを有する。プレキャスト部分に対しては、PC鋼材34による横締め緊張が施工現場においてなされる。また、プレキャスト部分33aは、後施工部分33bを接合させるための、プレキャスト部分33aから露出から部分的に露出する鉄筋35を有する。鉄筋35は、コ字状に屈曲した中間部分が、プレキャスト部分33aから露出している。後施工部分33bは、鉄筋35のコ字状に屈曲した中間部分及びPC鋼材34の定着端部を埋設し、床版33の幅方向の端部を構成している。
プレキャスト壁高欄部材32は、床版33の側端部の上方に配置され、両者のコンクリート部分の間には無収縮モルタル等の目地材6が配置される。プレキャスト壁高欄部材32は、橋軸に直交する方向に延在する縦方向鉄筋36と、橋軸方向に延在する横方向鉄筋8とを有する。縦方向鉄筋36は、プレキャスト壁高欄部材32のコンクリート部分に全体が埋設され、該コンクリート部分の壁面に沿ってループ状に形成されたループ筋36aと、両端部が該コンクリート部分から突出し、該コンクリート部分に埋設された中間部がループ筋36aの下側部分とループを形成するように配置されたU字状の縦方向定着筋36bとを有する。床版33のプレキャスト部分33aの側端部及び後施工部分33bの上面には、それぞれ1列ずつ、縦方向定着筋36bの突出した端部を受容する受容孔37が設けられている。縦方向定着筋36bの両端部は、無収縮モルタル等の充填材10によって受容孔37に定着している。縦方向定着筋36bの下方を向いた両端部の先端部には、機械式定着の定着具11が設けられている。縦方向定着筋36bは、橋軸に直交するように配置されるため、その両端部は幅方向に整合している。従って、2列の受容孔37も幅方向に整合している。受容孔37は、PC鋼材34に対して橋軸方向にずれた位置に設けられる。
プレキャスト壁高欄部材32のコンクリート部分における、横方向定着筋8aが設けられた側と反対側の橋軸方向の側面には、鉛直方向に沿って受容溝38が設けられており、受容溝38は、橋軸方向に隣接して配置された他のプレキャスト壁高欄部材32の横方向定着筋8aの突出した端部を受容する。受容溝38の上端側は開放されているが、下端側は閉じている。受容溝38には、無収縮モルタル等の充填材16が充填されている。横方向筋8bは、ループ筋36aに沿って並ぶように配置され、横方向定着筋8aは、ループ筋36aの幅方向の外側部分と内側部分との中間位置に配置され、鉛直方向に沿って並んでいる。
目地材6や、充填材10,16内に配置される縦方向定着筋36b及び横方向定着筋8aは、腐食を防ぐためにエポキシ樹脂等で塗装されていることが好ましい。
図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る取付構造31の施工手順を説明する。図6は、橋軸に直交する断面視において、施工手順を示しており、図7は、図6(c)に相当する工程を幅方向の内側から見た正面図である。
まず、プレキャスト部材として床版33のプレキャスト部分33aが製造される。プレキャスト部分33aに設けられる受容孔37は、工場製作の時点で箱抜き孔として設けられる。次に、プレキャスト部分33aが施工現場に搬送され、図6(a)に示すように、ジャッキ39を用いてPC鋼材34の横締め緊張が行われる。
次に、図6(b)に示すように、型枠40を設置し、床版33の後施工部分33bが、PC鋼材34の端部及び鉄筋35の露出した部分を埋設するように打設される。後施工部分33bの受容孔37は、箱抜き孔として設けられる。なお、第1実施形態と同様に、プレキャスト部分33a及び後施工部分33bの受容孔37の内面は、充填材10の付着を高めるために螺旋状のねじが切ってあることが好ましい。
次に、図6(c)及び図4に示すように受容孔37に充填材10を充填する。クレーン等により、プレキャスト壁高欄部材32は配置すべき位置の上方まで移動させ、受容孔37に縦方向定着筋36bの両端部が受容され、かつ横方向定着筋8aが、設置済みの隣接するプレキャスト壁高欄部材32の受容溝38に受容されるように、プレキャスト壁高欄部材32を下ろして行き、所定の位置に配置する。床版33の上面には据付用アンカーボルト20が設けられているため、床版33の上面とプレキャスト壁高欄部材32のコンクリート部分の下面との間には、目地材6を注入するべき空間が形成される。なお、設置済みのプレキャスト壁高欄部材32の受容溝38に上方から横方向定着筋8aを挿入できるように、受容溝38に対して上下方向に重なる位置に配置されるループ筋36aには、受容溝を通過する部分の鉄筋が設けられていない。そこで、補強のため、受容溝38が形成される部分の橋軸方向における上部のないループ筋36aの配置間隔は、中間部のループ筋36aの配置間隔に比べて短くなっている。
なお、プレキャスト壁高欄部材32を下ろすときに、設置しようとするプレキャスト壁高欄部材32の横方向定着筋8aを、設置済みのプレキャスト壁高欄部材32の受容溝38に挿入することに代えて、設置しようとするプレキャスト壁高欄部材32の受容溝38に、設置済みのプレキャスト壁高欄部材32の横方向定着筋8aを挿入してもよい。この場合は、受容溝38は、横方向定着筋8aが通過できるように、下端部が下方に向かって開放されるように構成される。
図6(d)に示すように、目地材6用及び受容溝38の充填材16用の型枠21を設置し、第1実施形態と同様に目地材6及び充填材16を注入する。
この方法によれば、第1実施形態と同様に、プレキャスト壁高欄部材32を床版33に接合するために、従来工法で行われていたループ継手や、PC鋼材での連結、コンクリートの打設等を行う必要がなく、外部足場及び型枠21の設置も簡略化できるため、施工現場での作業を大幅に削減でき、工期も短縮できる。互いに隣接するプレキャスト壁高欄部材32同士の接合についても第1実施形態と同様に、施工現場での作業を削減できる。充填材10の縦方向定着筋36bへの付着の確実性が高い点も第1実施形態と同様である。
第2実施形態は、床版3の厚さによって縦方向定着筋36bの定着長さを確保できる場合に好適である。
第1実施形態に係るプレキャスト壁高欄の取付構造に対応する試験体について静的載荷試験を行った。
第1試験体は、橋軸方向の長さが2.4mの試験体である。第1試験体に幅方向の内側から第1試験体が破壊するまで荷重を加えた。図8は、試験後の第1試験体の写真である(a:橋軸方向から見た写真、b:幅方向内側から撮った写真、c:幅方向外側から撮った写真)。終局荷重は、424kNであり、設計荷重(138kN)の約3倍であった。また、破壊形式は、地覆部の曲げ引張破壊であった。
第2試験体は、橋軸方向の長さが6.0mの試験体である。第2試験体の端部に対し、幅方向の内側から設計荷重(138kN)を3回載荷した。図9は、試験後の第2試験体の写真である(a:橋軸方向から見た写真、b:幅方向内側から撮った写真、c:幅方向外側から撮った写真)。端部に生じたひび割れの幅は、0.2mm以下であった。
また、第2試験体の橋軸方向の目地部、すなわち2つのプレキャスト壁高欄部材間の目地部に幅方向の内側から第2試験体が破壊するまで荷重を加えた。図10は、試験後の第2試験体の写真である(a:幅方向内側から撮った写真、b:幅方向外側から撮った写真)。橋軸方向の目地部の一体性は、破壊に至るまで保持された。また、破壊形式は、プレキャスト壁高欄部材の本体部分の押しぬきせん断破壊であった。
以上の試験によって、第1実施形態に係る取付構造に構成されたプレキャスト壁高欄は、車両用防護柵としての強度性能・変形性能に関する要求性能を満足していることが確認された。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第1実施形態において受容溝の上端側は、充填材注入用のホースを挿入するために開放されているが、別途、挿入口を確保すれば、受容溝の上端側を閉じた形状としてもよい。また、受容孔は、1列としても3列以上としてもよい。各定着筋に設けられた機械式定着の定着具は、同一の形状であっても、異なる形状であってもよい。また、本発明は、橋梁の新設工事、床版の更新工事のいずれにも適用できる。プレキャスト壁高欄部材の、幅方向外側に下方に向かって延出して、床版又は地覆の側面に当接する突起を設けて、この突起を目地材の幅方向外側の型枠として使用してもよい。このような突起を設けることにより、型枠を設けるための外部足場が不要になる。
1,31:壁高欄の取付構造
2,32:プレキャスト壁高欄部材
3,33:床版
4:地覆
6:目地材
7:縦方向鉄筋
7a:第1縦方向定着筋
7b:第2縦方向定着筋
8:横方向鉄筋
8a:横方向定着筋
8b:横方向筋
9:受容孔
10:充填材(受容孔用)
11:機械式定着の定着具
15:受容溝
16:充填材(受容溝用)
36:縦方向鉄筋
36a:ループ筋
36b:縦方向定着筋
37:受容孔
38:受容溝

Claims (8)

  1. プレキャスト壁高欄の取付構造であって、
    上下方向に延在して上方に開放された受容孔を有する、床版又は前記床版に設けられた地覆と、
    コンクリート部分及び該コンクリート部分の下端から下方に突出する端部を有する縦方向定着筋を有し、前記床版又は前記地覆上に配置されたプレキャスト壁高欄部材とを備え、
    前記縦方向定着筋の前記端部の下端に機械式定着の定着具が設けられ、前記縦方向定着筋の該端部が前記受容孔内に充填された第1充填材内に埋設されていることを特徴とする取付構造。
  2. 前記プレキャスト壁高欄部材の橋軸方向の一方の端縁に上下方向に延在する受容溝が設けられており、
    前記プレキャスト壁高欄部材の前記一方の端縁に隣接する他の前記プレキャスト壁高欄部材は、前記一方の端縁に対向する前記コンクリート部分の端縁から橋軸方向に突出する端部を有する横方向定着筋を有し、
    前記横方向定着筋の前記端部の突出端に機械式定着の定着具が設けられ、前記横方向定着筋の前記端部が、前記受容溝内に充填された第2充填材内に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 前記縦方向定着筋及び/又は前記横方向定着筋の前記定着具は、先端側が後端側よりも細い円錐台形状であって、該定着具が設けられた鉄筋の延在方向に直交する断面において、該後端側の断面積が該鉄筋の本体部の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の取付構造。
  4. プレキャスト壁高欄の取付方法であって、
    床版又は該床版に設けられた地覆の上面から下方に向かって形成された受容孔に第1充填材を充填するステップと、
    コンクリート部分の下端から下方に突出する端部を有する縦方向定着筋を有するプレキャスト壁高欄部材を、前記縦方向定着筋の該端部が前記第1充填材の充填された前記受容孔に受容されるように配置するステップとを備え、
    前記縦方向定着筋の下方に突出した前記端部の端縁に機械式定着の定着具が形成されていることを特徴とするプレキャスト壁高欄の取付方法。
  5. 前記プレキャスト壁高欄部材は、橋軸方向の一方の端縁に上下方向に延在する受容溝と、橋軸方向の他方の端縁の前記コンクリート部分から橋軸方向に突出する端部を有する横方向定着筋とを有し、
    前記配置するステップは、配置しようとする前記プレキャスト壁高欄部材を、該配置しようとする前記プレキャスト壁高欄部材の前記横方向定着筋の前記端部及び前記受容溝の一方を、配置済みの前記プレキャスト壁高欄部材の前記横方向定着筋の前記端部及び前記受容溝の他方に対して上下方向に整合させるように、該配置済みの前記プレキャスト壁高欄部材の上方に配置した後、下方に移動させることを含み、該移動を可能にするべく、前記プレキャスト壁高欄部材の前記受容溝は、上方又は下方の少なくとも一方が開放されており、
    前記横方向定着筋の橋軸方向に突出した前記端部の端縁に機械式定着の定着具が形成されており、
    当該取付方法は、前記配置するステップの後に、
    前記床版又は前記地覆と前記プレキャスト壁高欄部材の前記コンクリート部分との間に、目地材を注入するステップと、
    前記受容溝に第2充填材を充填するステップとを更に備えることを特徴とする請求項4に記載のプレキャスト壁高欄の取付方法。
  6. 前記目地材を注入するステップは、上方が開放された前記受容溝を介して挿入された注入ホースから、ポンプにより圧送された前記目地材を注入することを含むことを特徴とする請求項5に記載のプレキャスト壁高欄の取付方法。
  7. 前記縦方向定着筋及び/又は前記横方向定着筋の前記定着具は、先端側が後端側よりも細い円錐台形状であって、該定着具が設けられた鉄筋の延在方向に直交する断面において、該後端側の断面積が該鉄筋の本体部の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項5又は6に記載のプレキャスト壁高欄の取付方法。
  8. 前記受容孔は、前記地覆に設けられ、
    前記地覆は、工場で、プレキャストコンクリート部材からなる前記床版と一体化させるように製造されることを特徴とする請求項4〜7の何れか一項に記載のプレキャスト壁高欄の取付方法。
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