JP2018137200A - 車両用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外装設計への影響を抑えつつ、意匠上優れたイルミネーション装飾を実現可能な車両用照明装置を提供する。【解決手段】車両用照明装置は、複数の外装部材より内側に配置される光源を有する。光源からの出力光は、複数の外装部材より内側に配置された導光路によって複数の外装部材間の隙間に沿って導かれ、反射部材によって隙間に向けて反射される。反射部材によって反射された光は、隙間から外部に出射されることで、外部から意匠面の一部として認識される。【選択図】図2
Description
本発明は、発光により車両の外装に意匠面を形成する車両用照明装置に関する。
車両の外装には、車両のデザインや個性を演出するために、様々な装飾が施される。このような装飾の一形態として、発光素子等が発する光を利用したイルミネーションによって装飾を演出する車両用照明装置が知られている。近年では、省電力で高輝度のLEDの普及に伴って、このようなイルミネーションを利用した車両用照明装置が増えている。
イルミネーションを利用する車両用照明装置の例として、例えば特許文献1及び2がある。特許文献1では、ハウジング内に収容される光源ユニットからの光がレンズを介して外部に照射されることで、車両のフロントグリルにおける意匠面を形成する車両外装ガーニッシュが開示されている。また特許文献2では、車両のドアピラー部に設けられるドアピラーガーニッシュであって、内蔵された1つの光源からの光を導光板によって複数の発光部に導くことで、複数の照明用途を実現可能な照明装置が開示されている。
上記特許文献1及び2の車両用照明装置は、いずれも光源等の構成部材をケーシング内に収容されたユニット体を車体に取り付けることによって構成されている。そのため、車両側にこれらの装置に相応の装着エリアを確保する必要があり、外装の設計に大きな影響を与えてしまう。これを回避するために、発光素子を外装の内側に配置することも考えられるが、この場合もまた、発光素子からの光を外部に照射するための隙間や穴を外装に形成する必要があり、やはりデザイン性が損なわれてしまうおそれがある。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、外装設計への影響を抑えつつ、意匠上優れたイルミネーション装飾を実現可能な車両用照明装置を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る車両用照明装置は上記課題を解決するために、複数の外装部材より内側に配置される光源と、前記複数の外装部材より内側に配置され、前記複数の外装部材間の隙間に沿って前記光源の出力光を導くように構成された導光路と、前記導光路によって導かれた前記出力光を前記隙間に向けて反射する反射部材と、を備える。
幾つかの実施形態では、前記複数の外装部材はフロントバンパの構成部材を含んでもよい。
幾つかの実施形態では、前記複数の外装部材はラジエータグリルの構成部材を含んでもよい。
上記構成によれば、内側に配置された光源からの出力光が複数の外装部材間に形成される小さな隙間を介して外部に出射することで、外装設計への影響を抑えつつ、イルミネーション装飾を実現できる。特に、光源からの光を導光路で隙間に沿って導き、反射部材によって反射させることで、隙間に沿ってイルミネーション光を均一に出射でき、高品質なイルミネーション装飾を実現できる。このような構成は、車両外装を構成する既存の外装部材の内側に配置され、これらの外装部材間の隙間を利用してイルミネーション演出が可能であるため、外装設計への影響が少なく、既存車両への導入も容易である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の少なくとも一実施形態に係る車両用照明装置を含む車両のフロント面の拡大図である。車両は車体フレーム前方に乗員が乗車するためのキャブが配置されたトラック車両であり、図1では、キャブフロント面を構成するフロントバンパ1の下部近傍が拡大して示されている。
フロントバンパ1は、板金部材からなるバンパ本体2に対して、ヘッドランプベゼル4、ロアステップ6、アッパーステップ8、センターグリル10、フックカバー12等の樹脂部材がそれぞれ組み付けられて構成されている。
ヘッドランプベゼル4は、車両両側に対応するヘッドランプを収容するために、バンパ本体2の両側にそれぞれ取り付けられている。
ロアステップ6及びアッパーステップ8は、ユーザが車外側からキャブ前面上方にアクセスするために、車体フロント面に設置されたグリップ13を把持しながら乗降する際に、ユーザの足を挿入可能な空間14,15を設けるようにステップを形成する。アッパーステップ8は、ロアステップ6より上方に配置されており、ユーザはロアステップ6及びアッパーステップ8を階段状に使用して乗降できるように構成されている。
尚、ロアステップ6及びアッパーステップ8の上面(ユーザの足裏が接触する面)には、滑り止め用の構成(凹凸や摩擦材)が形成されていてもよい。
ロアステップ6及びアッパーステップ8は、ユーザが車外側からキャブ前面上方にアクセスするために、車体フロント面に設置されたグリップ13を把持しながら乗降する際に、ユーザの足を挿入可能な空間14,15を設けるようにステップを形成する。アッパーステップ8は、ロアステップ6より上方に配置されており、ユーザはロアステップ6及びアッパーステップ8を階段状に使用して乗降できるように構成されている。
尚、ロアステップ6及びアッパーステップ8の上面(ユーザの足裏が接触する面)には、滑り止め用の構成(凹凸や摩擦材)が形成されていてもよい。
センターグリル10は、バンパ本体2に設けられた開口に対応する形状を有し、車両に搭載された水冷ラジエータ(不図示)への導風口を兼ねて形成されたラジエータグリルである。
フックカバー12は、車両を牽引する際に、牽引部材が接続可能な牽引部を外側から覆うことにより、平常時(非牽引時)に牽引部が外部に露出されないように保護するためのカバーである。
このようにフロントバンパ1は、バンパ本体2上に各部材(ヘッドランプベゼル4、ロアステップ6、アッパーステップ8、フックカバー12)が取り付けられることによって構成されているが、これら部材間には、少なからず隙間20(図2を参照)が存在している。隙間20の大きさは、これら部材の寸法によって決定されるが、ロアステップ6、アッパーステップ8、フックカバー12のように使用時に外力によって揺動可能な箇所は、揺動時の変位量を吸収するためにマージンを含んで大きめに設定されていてもよい。
ここで図2は図1のA−A断面図であり、バンパ本体2上に取り付けられる部材のうち、アッパーステップ8とフックカバー12間の隙間20近傍における断面構造が拡大して示されている。
フロントバンパ1のうちバンパ本体2は、アッパーステップ8及びフックカバー12より内側に配置されており、イルミネーション光を出射するための車両用照明装置(イルミネーションユニット)50が設置されている。車両用照明装置50は、不図示の直流電源ラインから供給される電力によって発光するLEDである光源52と、光源52からの光を導くための導光路54と、導光路54によって導かれた光を反射するための反射部材56と、を備える。このような車両用照明装置50は、イルミネーション光が出力される隙間20に沿って配置されており、隙間20に沿った所定長さ領域において外部に向けてイルミネーション光を出射し、フロントバンパ1における照明装飾を構成する。
車両用照明装置50のうち光源52は、イルミネーション領域(隙間20に沿った所定長さ領域)の端部に配置され、光源52からの光は導光路54に沿って導かれる。導光路54は例えば光ファイバから構成されており、導光路54が配設された隙間20に沿った所定長さ領域に亘ってイルミネーション光を出射する。
導光路54は、導光路54に沿って延在する反射部材56上に固定されている。反射部材56の背面側には、バンパ本体2に開口された孔部60に挿入可能なクリップ58が設けられており、当該クリップ58によって反射部材56はバンパ本体2に対して脱着可能に取り付けられている。導光路54は両面テープや接着剤によって、反射部材56の表面に取り付けられている。
反射部材56は、樹脂からなる板状部材の表面上に、反射材料(例えばシルバー塗装)が形成され、導光路54からの光を反射可能に構成されている。また反射材料の上層側には汚れを防止するためのクリアコートがなされており、例えば隙間20から侵入する外気や水分などによって反射部材56の反射性能の低下防止が図られている。
ここで反射部材56の反射率は、一般的なミラーに比べて低くなるように半鏡面状に仕上げられている。これにより、光源52又は導光路54からの光が反射部材56による反射によって適度に分散され、広い範囲にわたって均一なイルミネーション光として反射できるようになっている。
また反射部材56上に設置される導光路54は、隙間20を介して車外側から直接見えない位置に配置されるとよい。すなわち、イルミネーション光として車外側に出射される光は、導光路54からの直接光ではなく、反射部材56による反射光になるように、導光路54が設置される。これにより、車外側に出射されるイルミネーション光がより均一となる。
また反射部材56は、その一端側が隙間20に向けて延びるように構成されている。本実施形態では特に、反射部材56は、導光路54が設置される平坦部56aと、平坦部56aから隙間20に向けて延びる延在部56bとを有する。延在部56bは、バンパ本体2とフックカバー12との間の隙間を塞ぐように、隙間20に向けて延びるように形成されている。これにより、導光路54からの光は、バンパ本体2とフックカバー12との間の隙間に漏れ出ることなく、隙間20に向けて導かれるため、隙間20以外の他の隙間から漏れ出ることなく、意図したパターンのイルミネーションを綺麗に演出できる。つまり、バンパ本体2とフックカバー12との間に隙間20以外の隙間が存在していたとしても、反射部材56の延在部56bによって遮られるため、イルミネーション光が漏れ出ることで、意図するイルミネーションパターンが崩れることを防止できる。
このように車両用照明装置50は、アッパーステップ8及びフックカバー12間の隙間20を介してイルミネーション光を車外に向けて発することで、イルミネーションを演出できる。尚、上記実施形態では、アッパーステップ8及びフックカバー12間の隙間20に沿って車両用照明装置50を配置した場合について例示したが、他の部材間の隙間についても同様の構成を採用することで、イルミネーションを演出できる。例えば、ラジエータグリルであるセンターグリル10とその周辺部材との間に形成される隙間に適用することで、グリル周辺のイルミネーションを演出することもできる。
またこのような車両用照明装置50は、車両外装を構成する既存の外装部材(ヘッドランプベゼル4、ロアステップ6、アッパーステップ8、センターグリル10、フックカバー12等)の内側に配置され、これらの外装部材間の隙間を利用してイルミネーション演出が可能であるため、外装設計への影響が少なく、既存車両への導入も容易である。
本発明は、発光により車両の外装に意匠面を形成する車両用照明装置に利用可能である。
1 フロントバンパ
2 バンパ本体
4 ヘッドランプベゼル
6 ロアステップ
8 アッパーステップ
10 センターグリル
12 フックカバー
13 グリップ
20 隙間
50 車両用照明装置
52 光源
54 導光路
56 反射部材
56a 平坦部
56b 延在部
58 クリップ
60 孔部
2 バンパ本体
4 ヘッドランプベゼル
6 ロアステップ
8 アッパーステップ
10 センターグリル
12 フックカバー
13 グリップ
20 隙間
50 車両用照明装置
52 光源
54 導光路
56 反射部材
56a 平坦部
56b 延在部
58 クリップ
60 孔部
Claims (3)
- 複数の外装部材より内側に配置される光源と、
前記複数の外装部材より内側に配置され、前記複数の外装部材間の隙間に沿って前記光源の出力光を導くように構成された導光路と、
前記導光路によって導かれた前記出力光を前記隙間に向けて反射する反射部材と、
を備える、車両用照明装置。 - 前記複数の外装部材はフロントバンパの構成部材を含む、請求項1に記載の車両用照明装置。
- 前記複数の外装部材はラジエータグリルの構成部材を含む、請求項1に記載の車両用照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017032910A JP2018137200A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 車両用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017032910A JP2018137200A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 車両用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018137200A true JP2018137200A (ja) | 2018-08-30 |
Family
ID=63364910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017032910A Pending JP2018137200A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 車両用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018137200A (ja) |
-
2017
- 2017-02-24 JP JP2017032910A patent/JP2018137200A/ja active Pending
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