JP2018132622A - 狭窄血管モデル及び手技シミュレータ - Google Patents

狭窄血管モデル及び手技シミュレータ Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成により、人体の血管の狭窄部を拡張デバイスによって拡張する手技を訓練することができる狭窄血管モデル及び手技シミュレータを提供する。
【解決手段】手技シミュレータ12を構成する狭窄血管モデル10は、長手方向の途中に位置して拡張可能に縮径した狭窄部50aを有する内側チューブ50と、外側チューブ52とを備える。内側チューブ50は、外側チューブ52に対して長手方向に移動可能であり、外側チューブ52のうち狭窄部50aの外周側に位置する狭窄外側部52aには、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質Mを外側チューブ52の外側に導出可能な導出路60が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、外側チューブ内に内側チューブが挿入された狭窄血管モデル及び手技シミュレータに関する。
特許文献1には、ステント等の拡張デバイスによって血管の狭窄部を拡張させる手技を訓練するための狭窄血管モデルが開示されている。この狭窄血管モデルは、狭窄部と非狭窄部とを有する模擬血管を備え、狭窄部は、模擬血管の内腔側に位置する内側部分と、内側部分の外周側に設けられた外側部分と、外側部分の壁部内に埋設された中間部分とを有する。外側部分は、非狭窄部と同一の材料で構成されている。
特開2010−224069号公報
上述したような特許文献1のような狭窄血管モデルでは、外側部分の壁部内に中間部分が埋設されており、構造が複雑であるため製造コストが高騰化するという問題がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、簡易な構成により、人体の血管の狭窄部を拡張デバイスによって拡張する手技を訓練することができる狭窄血管モデル及び手技シミュレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る狭窄血管モデルは、長手方向の途中に位置して拡張可能に縮径した狭窄部を有する内側チューブと、前記内側チューブの外周側に設けられた外側チューブと、を備え、前記内側チューブは、前記外側チューブに対して長手方向に移動可能であり、前記外側チューブのうち前記狭窄部の外周側に位置する狭窄外側部には、前記狭窄部と前記狭窄外側部との隙間にある物質を前記外側チューブの外側に導出可能な導出路が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、狭窄部にステント等の拡張デバイスを位置させて拡張させることにより、狭窄部と狭窄外側部との隙間にある物質が導出路を介して外側チューブの外側に導出するため、狭窄部を確実に拡張させることができる。これにより、狭窄血管モデルを用いて人体の血管の狭窄部を拡張デバイスによって拡張する手技を訓練することができる。また、外側チューブ内に内側チューブが挿入された二重管構造であるため、チューブの壁部内に別部材を埋設する必要がない。また、外側チューブと、内側チューブとを別々に製造(成型)できるため、内側チューブに設けられた狭窄部分の長さや形状を任意に形成することができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記内側チューブにおける非狭窄部の外周面と前記内側チューブの内周面との隙間には、ゲル状部材が充填されていてもよい。
このような構成によれば、狭窄部をより円滑に拡張させることができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記狭窄部は、弾性部材によって構成されていてもよい。
このような構成によれば、拡張デバイスを内側チューブから取り外すことにより、拡張された狭窄部を元の形状に戻すことができる。これにより、狭窄血管モデルを繰り返し使用することができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記外側チューブの硬度は、前記内側チューブの硬度よりも大きくてもよい。
このような構成によれば、狭窄部の拡張によって狭窄部と狭窄外側部との隙間にある物質を導出路から外側チューブの外側に円滑に導出させることができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記導出路は、前記外側チューブの周方向に複数設けられていてもよい。
このような構成によれば、狭窄部の拡張時に狭窄部と狭窄外側部との隙間にある物質を導出路から外側チューブの外側により円滑に導出させることができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記導出路は、前記狭窄外側部の長手方向の略中央に位置していてもよい。
このような構成によれば、狭窄部の拡張時に狭窄部と狭窄外側部との隙間にある物質を導出路から外側チューブの外側に一層円滑に導出させることができる。
上記の狭窄血管モデルにおいて、前記狭窄外側部は、透明性を有しており、前記狭窄部は、前記狭窄外側部とは異なる色で着色されていてもよい。
このような構成によれば、狭窄部の拡張度合を外側チューブの外側から容易に視認することができる。
本発明に係る手技シミュレータは、人体の血管を模した血管モデルと、前記血管モデルに設けられてカテーテルが挿入可能なカテーテル挿入部と、を備え、前記血管モデルは、上述した狭窄血管モデルを有していることを特徴とする。
このような構成によれば、上述した狭窄血管モデルと同様の作用効果を奏する手技シミュレータを得ることができる。また、カテーテルを用いて拡張デバイスを狭窄血管モデルの狭窄部に留置する手技を実際の手技に近似させた状態で訓練することができる。
本発明によれば、狭窄部にステント等の拡張デバイスを位置させて拡張させることにより、狭窄部と狭窄外側部との隙間にある物質が導出路を介して外側チューブの外側に導出するため、狭窄部を確実に拡張させることができる。これにより、簡易な構成により、人体の血管の狭窄部を医療機器によって拡張する手技を訓練することができる。
本発明の一実施形態に係る狭窄血管モデルを備えた手技シミュレータの模式図である。 図2Aは前記狭窄血管モデルの一部省略縦断面図であり、図2Bは図2AのIIB−IIB線に沿った横断面図である。 図3Aは前記手技シミュレータを用いた訓練の第1説明図であり、図3Bは前記訓練の第2説明図であり、図3Cは前記訓練の第3説明図である。
以下、本発明に係る狭窄血管モデル及び手技シミュレータについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る手技シミュレータ12は、例えば、EVT(Endo Vascular Treatment)と呼ばれる末梢動脈疾患のカテーテル治療を模擬体験するための装置であって、具体的には、血管内に経皮的にカテーテルを挿入し、脚の動脈に発生した狭窄部をステント等の拡張デバイスによって拡張する手技を訓練するものである。
手技シミュレータ12は、模擬血液14が流通する血液回路モデル16を備える。模擬血液14は、人体の血液を模したものであって、例えば、水を赤色で着色したものを用いることができる。血液回路モデル16は、貯留部18、第1通路20、ポンプ22、第2通路24、血管モデル26及び第3通路28を有する。
貯留部18は、模擬血液14を貯留する。第1通路20は、貯留部18とポンプ22とを連結して貯留部18内の模擬血液14をポンプ22に導く。ポンプ22は、血液回路モデル16内に模擬血液14を循環させるためのものである。第2通路24は、ポンプ22と血管モデル26とを連結してポンプ22から導出された模擬血液14を血管モデル26に導く。第3通路28は、血管モデル26と貯留部18とを連結して血管モデル26の模擬血液14を貯留部18に導く。
血管モデル26は、人体の動脈を模擬したものであって、血管支持部30によって支持されている。血管支持部30は、人体の頭部を模した模擬頭部32と、人体の胴体部を模した模擬胴体部34と、人体の左右の脚部を模した左右の模擬脚部36とを有している。ただし、血管支持部30は、血管モデル26を支持することができればどのような形状であっても構わない。
血管モデル26は、人体の頸動脈を模した模擬頸動脈38と、人体の大動脈を模した模擬大動脈40と、人体の左右の腕の動脈を模した模擬腕動脈42と、人体の左右の脚の動脈を模した模擬脚動脈44と、各模擬脚動脈44に設けられた左右の狭窄血管モデル10とを有する。
模擬頸動脈38、模擬大動脈40及び模擬腕動脈42は、模擬胴体部34に支持され、模擬脚動脈44及び狭窄血管モデル10は模擬脚部36に支持されている。模擬頸動脈38は、模擬大動脈40から模擬頭部32に向かって延出しており、コネクタ46を介して第1通路20に連結している。模擬腕動脈42は、模擬大動脈40の模擬頭部32側の端部から左右に分かれて人体の手首に相当する位置まで延出しており、その先端にはカテーテル挿入部48が設けられている。カテーテル挿入部48には、模擬血液14の漏出を防止する図示しない弁部材を有している。模擬脚動脈44は、模擬大動脈40の模擬脚部36側の端部から左右に分かれて延出している。模擬脚動脈44は、総大腿動脈、浅大腿動脈、膝窩動脈等の末梢動脈を模している。
図2A及び図2Bに示すように、狭窄血管モデル10は、長手方向の途中に位置して拡張可能に縮径した狭窄部50aを有する内側チューブ50と、内側チューブ50の外周側に設けられた外側チューブ52とを備えている。
内側チューブ50は、その長手方向の中央に位置する狭窄部50aと、狭窄部50aの長手方向両側に位置する非狭窄部50bとを有する。狭窄部50aの内径は非狭窄部50bの内径よりも縮径しており、狭窄部50aの外径は非狭窄部50bの外径よりも縮径している。狭窄部50aの長さは、10mm〜200mmの範囲が好ましく、10mm〜100mmの範囲がより好ましい。非狭窄部50bは、全長に亘って略一定の内径及び外径を有している。内側チューブ50の一端はコネクタ54を介して模擬脚動脈44に連結し、内側チューブ50の他端はコネクタ56を介して第3通路28に連結している(図1参照)。
内側チューブ50は、外側チューブ52とは異なる色(例えば、赤色)で着色されている。内側チューブ50は、弾性部材である軟質な樹脂材料によって構成されている。具体的には、内側チューブ50は、シリコーンゴムによって構成されている。内側チューブ50の硬度は、ショアA硬さで5°〜15°の範囲が好ましく、10°がより好ましい。
外側チューブ52は、全長に亘って一定の内径及び外径を有している。外側チューブ52の内径は、内側チューブ50の非狭窄部50bの内径よりも僅かに大きい。非狭窄部50bの外周面と外側チューブ52の内周面との隙間には、ゲル状部材58が充填されている。ゲル状部材58としては、例えば、シリコーンゲルが用いられる。つまり、内側チューブ50は、外側チューブ52に対して固着されておらず、外側チューブ52に対して長手方向に移動可能である。
外側チューブ52のうち狭窄部50aの外周側に位置する狭窄外側部52aには、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質M(図示例では空気)を外側チューブ52の外側に導出可能な複数(図示例では4つ)の導出路60が形成されている。つまり、各導出路60は、狭窄外側部52aの壁部を厚さ方向に貫通した貫通孔であって、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間と外側チューブ52の外側とを互いに連通する。複数の導出路60は、狭窄外側部52aの長手方向の略中央に位置するとともに周方向に等間隔(図示例では90°ずつ位相がずれた位置)に設けられている。
ただし、導出路60の数、位置、大きさ等は、任意に変更可能である。つまり、導出路60は、1つであってもよいし、2つ、3つ、5つ以上であってもよい。また、導出路60が複数である場合、狭窄外側部52aの長手方向の両端部と中央部とのそれぞれに導出路60を設けてもよい。導出路60を周方向に複数設ける場合には、等間隔に位置させるのが好ましい。
狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間には、空気が存在している。ただし、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間には、例えば、シリコーンゲル、粘度、粉末状の貝殻等の各種物質Mを介在させてもよい。このように隙間に介在させる物質Mの種類や量を調整することによって、狭窄部50aの完全閉塞、高度狭窄、石灰化、繊維化、粥状等の病変を再現することが可能である。
外側チューブ52は、内側チューブ50よりも硬質な樹脂材料によって構成されている。具体的には、外側チューブ52は、シリコーンゴムによって構成されている。外側チューブ52の硬度は、ショアA硬さで35°〜45°の範囲が好ましく、40°がより好ましい。外側チューブ52は、内側チューブ50よりも肉厚に形成されている。これにより、内側チューブ50の狭窄部50aを比較的容易に拡径することができる。ただし、外側チューブ52は、内側チューブ50と同じ肉厚に形成されていてもよいし、内側チューブ50の肉厚よりも厚く形成されていてもよい。
次に、上記のように構成された手技シミュレータ12による末梢動脈疾患のカテーテル治療の手技の訓練の手順について説明する。具体的には、カテーテル100に設けられたステントである拡張デバイス102を狭窄部50aで拡張して留置する手技について説明する。
まず、図1に示すように手技シミュレータ12をセットして、ポンプ22を駆動することにより、血液回路モデル16に模擬血液14を流通させる。これにより、貯留部18内の模擬血液14は、第1通路20、ポンプ22、第2通路24を通り、血管モデル26に導かれる。血管モデル26に導かれた模擬血液14は、模擬頸動脈38を通り模擬大動脈40に導かれ、左右の模擬腕動脈42と左右の模擬脚動脈44とのそれぞれに分かれて導かれる。各模擬脚動脈44に導かれた模擬血液14は、狭窄血管モデル10の内側チューブ50内を流通した後、第3通路28を介して貯留部18に戻される。
続いて、ユーザは、左右いずれかのカテーテル挿入部48から模擬腕動脈42にカテーテル100を挿入し、模擬大動脈40及び模擬脚動脈44を介してカテーテル100の先端部に設けられた拡張デバイス102を左右のいずれかの狭窄血管モデル10の狭窄部50a内に位置させる(図3A参照)。
続いて、ユーザは、拡張デバイス102を拡張させる。そうすると、図3Bに示すように、狭窄部50aは拡張デバイス102によって径方向外方に拡径し、これに伴って、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある空気(物質M)が各導出路60を介して外側チューブ52の外側に導出される。この際、非狭窄部50bが外側チューブ52に対して長手方向に移動するため、狭窄部50aを円滑に拡径させることができる。
そして、図3Cに示すように、狭窄部50aの外周面が狭窄外側部52aの内周面に接触して、拡張デバイス102が留置される。その後、ユーザは、カテーテル100を抜去する。これにより、末梢動脈疾患のカテーテル治療の手技の訓練が終了する。
次に、本実施形態の作用効果について以下に説明する。
内側チューブ50が外側チューブ52に対して長手方向に移動可能であり、狭窄外側部52aには、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質M(例えば、空気)を外側チューブ52の外側に導出可能な導出路60が形成されている。狭窄部50aにステント等の拡張デバイス102を位置させて拡張させることにより、狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質Mが導出路60を介して外側チューブ52の外側に導出するため、狭窄部50aを確実に拡張させることができる。よって、狭窄血管モデル10を用いて人体の血管の狭窄部を拡張デバイス102によって拡張する手技を訓練することができる。また、外側チューブ52内に内側チューブ50が挿入された二重管構造であるため、チューブの壁部内に別部材を埋設する必要がなく、狭窄血管モデル10の構成を簡素化することができる。外側チューブ52内に内側チューブ50が挿入された二重管構造とすることで、外側チューブ52と、内側チューブ50とを別々に製造(成型)できるため、内側チューブ50に設けられた狭窄部分(狭窄部50a)の長さや形状を任意に形成することができる。また、血管自体の長さが長く、かつ、冠動脈に比べて曲がりが少なく真っ直ぐな末梢動脈の血管走行を模することができる。そして、冠動脈に発生する病変に比べて、病変部の長さが長く、血管自体もあらゆる位置で外力(圧縮、ねじり、屈曲)に応じて動きやすいといった、特に、大腿動脈、膝窩動脈の血管病変を再現することができる。
内側チューブ50の非狭窄部50bの外周面と外側チューブ52の内周面との間にはゲル状部材58が充填されている。そのため、非狭窄部50bの外周面を外側チューブ52の内周面に対して長手方向に滑り易くさせることができる。換言すれば、非狭窄部50bを外側チューブ52に対して長手方向に移動させ易くすることができる。従って、狭窄部50aをより円滑に拡張させることができる。すなわち、狭窄部50aを径方向外方に拡径するときに生じる、内側チューブ50の長手方向の僅かなズレを緩衝させることができ、実際の病変治療と同じ感触をユーザに与えることができる。
狭窄部50aは、弾性部材であるシリコーンゴムによって構成されている。これにより、拡張した拡張デバイス102を内側チューブ50から取り外すことにより、拡張された狭窄部50aを元の形状に戻すことができる。よって、狭窄血管モデル10を繰り返し使用することができる。なお、拡張した拡張デバイス102(ステント)は、例えば、冷水等に浸水させて収縮させることにより内側チューブ50から容易に取り外すことができる。
外側チューブ52の硬度は、内側チューブ50の硬度よりも大きい。これにより、狭窄部50aの拡張によって狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質Mを導出路60から外側チューブ52の外側に円滑に導出させることができる。
導出路60は、外側チューブ52の周方向に複数設けられている。これにより、狭窄部50aの拡張時に狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質Mを導出路60から外側チューブ52の外側により円滑に導出させることができる。
導出路60は、狭窄外側部52aの長手方向の略中央に位置している。そのため、狭窄部50aの拡張時に狭窄部50aと狭窄外側部52aとの隙間にある物質Mを導出路60から外側チューブ52の外側に一層円滑に導出させることができる。
狭窄外側部52aは透明性を有しており、狭窄部50aは狭窄外側部52aとは異なる色で着色されている。これにより、狭窄部50aの拡張度合を外側チューブ52の外側から容易に視認することができる。
手技シミュレータ12は、カテーテル100が挿入可能なカテーテル挿入部48が設けられた血管モデル26を備えている。そのため、カテーテル100を用いて拡張デバイス102を狭窄血管モデル10の狭窄部50aに留置する手技を実際の手技に近似させた状態で訓練することができる。
本発明は、上述した構成に限定されない。手技シミュレータ12は、末梢動脈に発生した狭窄部を拡張デバイス102で拡張する手技の訓練に限らず、様々な位置の血管に発生した狭窄部を拡張デバイス102で拡張する手技の訓練に適用することができる。
本発明に係る狭窄血管モデル及び手技シミュレータは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…狭窄血管モデル 12…手技シミュレータ
26…血管モデル 48…カテーテル挿入部
50…内側チューブ 50a…狭窄部
50b…非狭窄部 52…外側チューブ
52a…狭窄外側部 60…導出路

Claims (8)

  1. 長手方向の途中に位置して拡張可能に縮径した狭窄部を有する内側チューブと、
    前記内側チューブの外周側に設けられた外側チューブと、を備え、
    前記内側チューブは、前記外側チューブに対して長手方向に移動可能であり、
    前記外側チューブのうち前記狭窄部の外周側に位置する狭窄外側部には、前記狭窄部と前記狭窄外側部との隙間にある物質を前記外側チューブの外側に導出可能な導出路が形成されている、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  2. 請求項1記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記内側チューブにおける非狭窄部の外周面と前記内側チューブの内周面との隙間には、ゲル状部材が充填されている、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  3. 請求項1又は2に記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記狭窄部は、弾性部材によって構成されている、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記外側チューブの硬度は、前記内側チューブの硬度よりも大きい、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記導出路は、前記外側チューブの周方向に複数設けられている、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記導出路は、前記狭窄外側部の長手方向の略中央に位置している、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の狭窄血管モデルにおいて、
    前記狭窄外側部は、透明性を有しており、
    前記狭窄部は、前記狭窄外側部とは異なる色で着色されている、
    ことを特徴とする狭窄血管モデル。
  8. 人体の血管を模した血管モデルと、
    前記血管モデルに設けられてカテーテルが挿入可能なカテーテル挿入部と、を備え、
    前記血管モデルは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の狭窄血管モデルを有している、
    ことを特徴とする手技シミュレータ。
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