JP2018130037A - 冷凍クッキー及びこれを使用した冷凍複合菓子 - Google Patents

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Abstract

【課題】クッキー用生地作製時の作業性が良好であって、冷凍してから(−8〜−30℃)食べた時の噛み出しが柔らかで、崩れ易く且つ口ごなれが良い食感のクッキーの提供。【解決手段】生地全体中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂59〜119重量部、糖類26〜67重量部含有し、生地全体中の水分が5〜27重量%である冷凍クッキー用生地を焼成して製造した冷凍クッキーであって、クッキー全体中、穀粉由来の澱粉31〜51重量%、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂22〜46重量%、糖類9〜28重量%、水分0.5〜10重量%を含有する冷凍クッキー。前記冷凍クッキー用生地は、穀粉由来の澱粉100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.4〜24単位含有することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、冷凍して食べるクッキー及びこのクッキーを使用した冷凍複合菓子に関する。
最近、夏場を中心に、菓子を今までと違った食感で美味しく食べるために「冷やしたり、或いは凍らせて食べる」ことがブームになっている。これらの菓子は、菓子メーカーにとっても消費が落ちる夏場に売り上げを見込める重要なアイテムになってきている。
例えば、冷やして食べる菓子としては、油脂を50〜100重量%含み、該油脂中に液油を65〜85重量%とパームステアリンを非選択的エステル交換して得られた油脂を15〜35重量%含有するチルドパン・ケーキ類用可塑性油脂組成物を5〜30重量%含有したケーキ類(特許文献1)が開示されているが、保管温度領域が0〜10℃のチルド菓子を対象としたものであり、更にケーキ類もバターケーキ、パウンドケーキ、バームクーヘン、マドレーヌ、マフィン、ドーナツなどの水分が多いものが記載されているに過ぎない。
特開2013−34418号公報
我々は、比較的水分の少ないクッキーも、冷凍すると、澱粉の老化が進んだり、菓子生地に添加した油脂が冷却により硬化するため、噛み出しの食感が硬くなり、更に口どけが悪くなってぱさつくといった問題に着目した。
そこで本発明の目的は、クッキー用生地作製時の作業性が良好であって、冷凍してから(−8〜−30℃)食べた時の噛み出しが柔らかで、崩れ易く且つ口ごなれが良い食感のクッキーを提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、穀粉、−10℃及び−20℃のSFCが特定範囲の油脂、糖類、水分をそれぞれ特定量含有したクッキーは、−20℃で冷凍して食べたときの噛み出しが柔らかで、崩れて且つ口ごなれが良い食感であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、(1)クッキー全体中、穀粉由来の澱粉31〜51重量%、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂22〜46重量%、糖類9〜28重量%、水分0.5〜10重量%を含有する冷凍クッキーに関する。
本発明の第二は、(2)生地全体中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂59〜119重量部、糖類26〜67重量部含有し、生地全体中の水分が5〜27重量%である冷凍クッキー用生地、(3)穀粉由来の澱粉100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.4〜24単位(U)含有する上記記載の冷凍クッキー用生地、(4)油脂組成物全体中、水相を含まない油脂組成物を含まず、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が70〜85重量%、水分が0.1〜15重量%である油中水型乳化油脂組成物を、前記生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して45〜140重量部含有する上記記載の冷凍クッキー用生地、(5)油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.7〜17単位(U)含有する油中水型乳化油脂組成物である、上記記載の冷凍クッキー用生地、(6)油脂組成物全体中、前記油中水型乳化油脂組成物を含まず、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が90〜100重量%である水相を含まない油脂組成物を、前記生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して34〜119重量部含有する上記記載の冷凍クッキー用生地、(7)油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.9〜20単位(U)含有する水相を含まない油脂組成物である、上記記載の冷凍クッキー用生地、に関する。
本発明の第三は、(8)油脂組成物全体中、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が70〜85重量%、水分が0.1〜15重量%である冷凍クッキー用油中水型乳化油脂組成物、(9)油脂組成物全体中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.7〜17単位(U)含有する上記記載の冷凍クッキー用油中水型乳化油脂組成物、(10)油脂組成物全体中、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が90〜100重量%である水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物、(11)油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.9〜20単位(U)含有する上記記載の水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物、に関する。
本発明の第四は、(12)上記冷凍クッキーを使用した冷凍複合菓子、(13)上記記載の冷凍クッキーとクリームを使用した上記記載の冷凍複合菓子、(14)クリームの比重が0.35〜1であって、且つクリーム/クッキーが重量比で0.3〜5である上記記載の冷凍複合菓子、(15)クッキーの表面が、チョコレートでコーティングされている、上記記載の冷凍複合菓子に関する。
本発明に従えば、クッキー用生地作製時の作業性が良好であって、冷凍して(−8〜−30℃)食べたときの噛み出しが柔らかで、崩れて且つ口ごなれが良い食感のクッキーを提供することができる。また、このクッキーを使用すると、クッキーは湿気った感じが少なく、口ごなれが良好で、クリームとの口溶けのバランスが良い、今までにない新食感の冷凍複合菓子を提供することもできる。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。本発明の冷凍クッキーは、所定時間冷凍庫で保管してから食べるクッキーのことで、該クッキー中には、穀粉由来の澱粉、特定の油脂、糖類、水分をそれぞれ特定量含有することが特徴である。
前記穀粉は、食用の穀粉であれば特に限定はないが、例えば、小麦粉、米粉、大麦粉、ライ麦粉、燕麦粉、タピオカ粉・馬鈴薯粉・甘藷粉などの芋粉、大豆粉・アーモンド粉・グリーンピース粉・小豆粉・そら豆粉・インゲン豆粉・エンドウ豆粉などの豆類の粉、蕎麦粉、とうもろこし粉、レンコン粉、ユリ根粉、カボチャ粉などを例示でき、それらの群より選ばれる少なくとも1種を澱粉の由来とすることができる。前記冷凍クッキー全体中の穀粉由来の澱粉の量は、31〜51重量%が好ましく、35〜50重量%がより好ましく、39〜49重量%が更に好ましい。含有量が31重量%より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。51重量%より多いと、食べたときの噛み出しが硬く感じられる場合がある。ここで、澱粉の量が上記範囲にあれば、穀粉をそのまま使用しても良いし、澱粉を抽出して使用しても良いし、修飾して加工澱粉にしてから使用しても良い。
前記油脂は、−10℃のSFC(固体脂含量)が20〜75%であることが好ましく、30〜70%がより好ましく、40〜65%が更に好ましい。SFCが20%よりも少ないと、食べた時の噛み出しが硬く感じられる場合がある。また75%を超えると、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。
また前記油脂は、20℃のSFCが3〜20%であることが好ましく、5〜18%がより好ましく、5〜15%が更に好ましい。SFCが3%よりも少ないと、クッキー作製時の作業性が悪くなる場合がある。また20%を超えると、食べた時の噛み出しが硬く感じられる場合がある。
なお、前記−10℃のSFCは、対象となる油脂をその融点以上に加温して完全に溶融させた後に、20℃で12時間、−20℃で1週間、−15℃で1.5時間、−10℃で1.5時間保持した後、公知の方法で測定することにより求められる。また、前記20℃のSFCは、対象となる油脂をその融点以上に加温して完全に溶融させた後に、60℃で1時間、0℃で30分間、25℃で30分間、0℃で30分間、20℃で30分間保持した後、公知の方法で測定することにより求められる。油脂のSFCは、社団法人日本油化学会編、「基準油脂分析試験法」の「2.2.9‐2003 固体脂含量(NMR法)」の測定方法に従って測定することができる。
前記油脂の種類は、SFCが上記範囲内であれば、特に限定はないが、従来からマーガリンやショートニングに用いられている食用油脂が好ましい。例えば、菜種油、大豆油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、米油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、椰子油、ゴマ油、パーム核油、カカオ脂、シア脂、等の植物油や、魚油、牛脂、豚脂、乳脂等の動物油から選ばれる少なくとも1種が挙げられ、また、これらの油脂をエステル交換して得られた油脂や、硬化及び/又は分別して得られた油脂等、通常食用に供されるすべての油脂類を用いることができる。
前記油脂の含有量は、冷凍クッキー全体中22〜46重量%が好ましく、28〜46重量%がより好ましく、34〜46重量%が更に好ましい。含有量が22重量%より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また46重量%より多いと、生地がまとまりにくく、クッキー作製時の作業性が劣る場合がある。
前記糖類は、ぶどう糖、果糖などの単糖類、砂糖、乳糖、麦芽糖などの二糖類、オリゴ糖、デキストリン、でんぷんなどの三糖類以上の多糖類、還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトールなどの糖アルコール等をいう。本発明において、崩れて且つ口ごなれが良い食感のクッキーを得る上では、粉末状の砂糖、乳糖、麦芽糖などの二糖類やオリゴ糖が好ましく、またその粒径は1〜100μmが好ましく、2〜85μmがより好ましく、3〜70μmが更に好ましい。前記糖類の含有量は、冷凍クッキー全体中9〜28重量%(乾燥重量)が好ましく、12〜23重量%(乾燥重量)がより好ましく、14〜21重量%(乾燥重量)が更に好ましい。含有量が9重量%より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また28重量%より多いと、食べたときの噛み出しが硬かったり、甘く感じられる場合がある。
前記水分量は、冷凍クッキー全体中0.5〜10重量%が好ましく、1〜8重量%がより好ましく、1〜7重量%が更に好ましく、1〜6重量%が特に好ましい。水分量が0.5重量%より少ないと、食べた時の噛み出しが硬く感じられる場合がある。また10重量%より多いと、生地がまとまりにくくて、べたつく場合がある。
なお、前記冷凍クッキー中の水分は、科学技術庁資源調査会編、「五訂日本食品成分表」の11項記載「加熱乾燥法」の測定方法に従って測定することができる。
前記冷凍クッキーは、前記冷凍クッキーに含まれる物と同様の油脂や糖類、さらには水分を特定量含有するクッキー用生地を加熱調理することで容易に得ることができる。
加熱調理前の生地中の前記油脂の含有量は、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して、59〜119重量部が好ましく、65〜119重量部がより好ましく、79〜113重量部が更に好ましい。含有量が59重量部より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また119重量部より多いと、生地がまとまりにくく、クッキー作製時の作業性が劣る場合がある。
加熱調理前の生地中の前記糖類の含有量は、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して、26〜67重量部(乾燥重量)が好ましく、26〜59重量部(乾燥重量)がより好ましく、35〜57重量部(乾燥重量)が更に好ましい。含有量が26重量部より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また67重量部より多いと、食べたときの噛み出しが硬かったり、甘く感じられる場合がある。
加熱調理前の生地中の前記冷凍クッキー用生地中の水分量は、5〜27重量%が好ましく、8〜23重量%がより好ましく、10〜18重量%が更に好ましい。5重量%より少ないと、食べたときの噛み出しが硬く感じられる場合がある。また27重量%より多いと、生地がまとまりにくくて、べたつく場合がある。
前記冷凍クッキー用生地は、クッキーの崩れて且つ口ごなれが良い食感を向上さるために、耐糖性α−アミラーゼを含有することが好ましい。前記耐糖性α−アミラーゼは、糖濃度10重量%の水溶液中において、糖濃度0重量%水溶液中の活性に対して、20%以上の相対活性を有し、澱粉中の糖鎖を主にマルトース単位で切断するα−アミラーゼを意味する。具体例としてはNovozymes A/S社製「OPTICAKE FRESH 50BG」などが挙げられる。
前記冷凍クッキー用生地中に含有する耐糖性α−アミラーゼの量は、前記穀粉由来の澱粉100gに対して0.4〜24単位(U)が好ましく、0.8〜20単位(U)がより好ましく、1〜15単位(U)が更に好ましい。含有量が0.4単位(U)より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感を向上させる効果が弱い場合がある。また24単位(U)を超えるとクッキー製造時の成形性が劣る場合がある。
前記耐糖性α−アミラーゼの相対活性は、例えば以下のように測定できる。まず、耐糖性α−アミラーゼに対し、希釈液(100mM酢酸バッファー(pH5.0)、5mM塩化カルシウム)を加え、100倍希釈の酵素液を調製する。この酵素液1mlを試験管に入れ、40℃で5分間加温した後、タブレット(Meazyme社製「AMYLAZYME」)を1錠入れて、40℃で正確に10分間反応させる。次に、酵素反応停止液(1重量%リン酸ナトリウム水溶液)を10ml加えて撹拌し、5分間室温で静置する。その後、ろ過を行い、ろ液の吸光度を波長590nmで測定する。得られた値は、既知活性の酵素より作成した検量線を用いて酵素活性値(U)に換算し、「ショ糖を含まない酵素液の酵素活性値」とする。また、ショ糖10重量%を含有する酵素液を調製し、前記と同様にして酵素活性値を算出し、「ショ糖10重量%を含有する酵素液の酵素活性値」とする。ショ糖10重量%を含有する酵素液の酵素活性値の相対活性は、ショ糖10重量%を含有する酵素液の酵素活性値/ショ糖を含まない酵素液の酵素活性値×100(%)、を算出して得られる。
本発明の冷凍クッキーに使用できる前記以外の原材料としては、通常クッキーに使用される如何なる原材料を使用してもよく、必要に応じて、前記以外の油脂製品、卵、乳原料、ココア、食塩、フルーツ、ナッツ、香辛料、乳化剤、香料、着色料、膨張剤、酸化剤、酸化防止剤、増粘剤、酸味料、甘味料、pH調整剤、保存料、前記以外の酵素等の食品添加物を添加してもよい。
前記冷凍クッキー用生地を作製するためには、前記穀粉由来の澱粉に、前記油脂、前記糖類、前記耐糖性α−アミラーゼなどを別添する方法と、該穀粉由来の澱粉に、該油脂や該耐糖性α−アミラーゼを含有する油中水型乳化油脂組成物及び/又は水相を含まない油脂組成物と前記糖類を添加する方法があり、生地に耐糖性α−アミラーゼを均一に分散させることができるため、油中水型乳化油脂組成物及び/又は水相を含まない油脂組成物として添加する方が、本発明の効果が発揮され易い。
但し、該油中水型乳化油脂組成物及び/又は水相を含まない油脂組成物に加えて、生地に直接前記油脂や前記耐糖性α−アミラーゼなどを添加しても良い。その場合、油脂組成物から持ち込まれる前記油脂/生地全体中の前記油脂の重量比は、0.5以上が好ましく、0.7以上がより好ましく、0.9以上が更に好ましく、1.0が特に好ましい。0.5より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また、油脂組成物から持ち込まれる前記耐糖性α−アミラーゼ/生地全体中の前記耐糖性α−アミラーゼの酵素活性比は、0.7以上が好ましく、0.8以上がより好ましく、0.9以上が更に好ましく、1.0が特に好ましい。0.7より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。
前記油中水型乳化油脂組成物は、前記油脂、前記水と必要に応じて前記耐糖性α−アミラーゼを特定量含有することが特徴である。
前記油中水型乳化油脂組成物中の油脂の種類は、前記冷凍クッキーの油脂と同様であり、その含有量は、前記油中水型乳化油脂組成物全体中70〜85重量%が好ましく、75〜85重量%がより好ましく、80〜85重量%が更に好ましい。含有量が70重量%より少ないと、相対的に水分が多くなり生地がまとまりにくくて、べたつく場合がある。含有量が85重量%を超えると、相対的に油分が多くなり、生地がまとまりにくく、クッキー作製時の作業性が劣る場合がある。
前記油中水型乳化油脂組成物中の水の含有量は、前記油脂組成物全体中0.1〜15重量%が好ましく、1〜15重量%がより好ましく、5〜15重量%が更に好ましい。含有量が0.1重量%より少ないと、均一な状態の油中水型乳化油脂組成物が得られない場合がある。また15重量%を超えると、生地がまとまりにくくて、べたつく場合がある。
前記油中水型乳化油脂組成物中の耐糖性α−アミラーゼは、前記冷凍クッキー用生地の耐糖性α−アミラーゼと同様であり、その含有量は、前記油中水型乳化油脂組成物100gに対して、0.7〜17単位(U)が好ましく、0.8〜12単位(U)がより好ましく、1〜8単位(U)が更に好ましい。含有量が0.7単位(U)より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感を向上させる効果が弱い場合がある。17単位(U)を超えるとクッキー製造時の成形性が劣る場合がある。
本発明の油中水型乳化油脂組成物においては、前記記載の原材料の他に、必要に応じて、糖類、食塩、乳化剤、増粘剤、香料、酸化剤及び前記以外の各種酵素などを添加することもできる。
前記糖類としては、前記冷凍クッキー用生地の糖類と同様である。
前記油中水型乳化油脂組成物の含有量は、前記水相を含まない油脂組成物を併用しない場合、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して45〜140重量部が好ましく、50〜135重量部がより好ましく、55〜115重量部が更に好ましい。添加量が45重量より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また140重量部より多いと、生地がまとまりにくくなる場合がある。
前記水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物は、前記油脂と必要に応じて前記耐糖性α−アミラーゼを含有することが特徴である。
前記水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物中の油脂の種類は、前記冷凍クッキーの油脂と同様であり、その含有量は、前記水相を含まない油脂組成物全体中90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%がより好ましく、97〜100重量%が更に好ましい。含有量が90重量%より少ないと、油溶性副原料が増えて可塑性が損なわれる場合がある。
前記水相を含まない油脂組成物中の耐糖性α−アミラーゼは、前記冷凍クッキー用生地の耐糖性α−アミラーゼと同様であり、その含有量は、前記水相を含まない油脂組成物100gに対して、0.9〜20単位(U)が好ましく、1.2〜15単位(U)がより好ましく、1.5〜10単位(U)が更に好ましい。含有量が0.9単位(U)より少ないと、崩れて且つ口ごなれが良い食感を向上させる効果が弱い場合がある。また20単位(U)を超えるとクッキー製造時の成形性が劣る場合がある。
本発明の水相を含まない油脂組成物においては、前記記載の原材料の他に、必要に応じて、油溶性の乳化剤、香料、酸化剤及び前記以外の各種酵素などを添加することもできる。
前記水相を含まない油脂組成物の含有量は、前記油中水型乳化油脂組成物を併用しない場合、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して34〜119重量部が好ましく、45〜115重量部がより好ましく、50〜90重量部が更に好ましい。含有量が34重量より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また119重量部より多いと、生地がまとまりにくくなる場合がある。
前記油中水型乳化油脂組成物と前記水相を含まない油脂組成物とを併用する場合、前記油中水型乳化油脂組成物の含有量は、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して5〜135重量部が好ましく、29〜120重量部がより好ましく、45〜100重量部が更に好ましい。含有量が5重量より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また135重量部より多いと、生地がまとまりにくくなる場合がある。そして、前記水相を含まない油脂組成物の含有量は、前記冷凍クッキー用生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して4〜114重量部が好ましく、17〜95重量部がより好ましく、34〜80重量部が更に好ましい。含有量が4重量より少ないと崩れて且つ口ごなれが良い食感が劣る場合がある。また114重量部より多いと、生地がまとまりにくくなる場合がある。
本発明で使用できる油中水型乳化油脂組成物は、例えば次のように製造することができる。まず油脂に、必要に応じてその他油溶性成分を溶解させた後、20〜80℃に温調しながら耐糖性α−アミラーゼがダマにならないように分散させて油相部を調製する。次に、水や、必要に応じて糖類や糖アルコール類、その他水溶性成分を溶解させた水相部を調製する。それから前記油相部を攪拌しながら20〜80℃に温調し、そこへ前記水相部投入して油中水型の乳化液を調製し、この乳化液を常法通り冷却捏和し、必要に応じてテンパリング処理して油中水型乳化油脂組成物を得ることができる。
本発明の水相を含まない油脂組成物は、常法のショートニングの製造方法に従い製造すればよく、その性状は固形でも液状でもよい。その際、前記耐糖性α−アミラーゼは油脂組成物中に20〜80℃に温調しながら添加され、油脂組成物中に分散した状態となる。その製造方法は特に限定はないが、溶解させた油脂を冷却捏和し、必要に応じてテンパリング処理して水相を含まない油脂組成物を得ることができる。
本発明の冷凍クッキーの製造法を以下に例示する。まず、前記穀粉由来の澱粉に対して、前記油脂、前記糖類、必要に応じて前記耐糖性α−アミラーゼを所定量になるように、前記油脂組成物を添加し、更にはその他原材料を添加して、生地中の水分量が5〜27重量%になるように調製後、オールインミックス法、後粉法、シュガーバッター法、フラワーバッター法等、公知の方法に準じてクッキー用を作製し、これを加熱調理してクッキーを得ることができる。ここで加熱調理とは、焼いたり、揚げたり、蒸したり、蒸し焼きにしたり、レンジ調理したりする加工のことを言い、加熱中の生地温度が80〜120℃で1〜90分間加熱調理することが好ましい。
得られたクッキーは、−8〜−30℃で冷凍庫に保管しても、食べた時の噛み出しが柔らかで、崩れて且つ口ごなれが良い食感を得ることができる。
本発明の冷凍クッキーを使用した冷凍複合菓子とは、クリーム類、チョコレート、ナッツ類等を組み合わせた菓子をいう。本発明においては、冷凍クッキーとクリームを使用した冷凍複合菓子は、クッキーの湿気った感じが少なく口ごなれが良好でクリームとの口溶けのバランスが良い、今までにない新食感を有するものであり、該冷凍クッキーでクリームをサンドしたものや、該冷凍クッキーをクリームに混ぜ込んだものなどが例示できる。
前記冷凍クッキーとクリームを使用した冷凍複合菓子は、そのクリームの比重は0.35〜1が好ましく、0.5〜1がより好ましく、0.5〜0.95が更に好ましい。比重が0.35より低い、或いは1を超えると冷凍クッキーとの好ましい食感のバランスが崩れる場合がある。また、前記冷凍クッキーとクリームを使用した冷凍複合菓子は、前記冷凍クリーム/前記クッキーが重量比で、0.3〜5が好ましく、0.5〜3がより好ましく、0.6〜1.5が更に好ましい。重量比が0.3より小さい、或いは5を超えると冷凍クッキーとの好ましい食感のバランスが崩れる場合がある。
更に、前記冷凍クッキーの表面をチョコレートでコーティングすることで、クッキーの湿気った感じがより低減され、崩れて且つ口ごなれが良い食感を維持することができる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
<油脂のSFCの測定>
(−10℃のSFC)
−10℃のSFCは、対象となる油脂をその融点以上に加温して完全に溶融させた後に、20℃で12時間、−20℃で1週間、−15℃で1.5時間、−10℃で1.5時間保持した後、社団法人日本油化学会編、「基準油脂分析試験法」の「2.2.9‐2003 固体脂含量(NMR法)」の測定方法に従って測定した。
(20℃のSFC)
20℃のSFCは、対象となる油脂をその融点以上に加温して完全に溶融させた後に、60℃で1時間、0℃で30分間、25℃で30分間、0℃で30分間、20℃で30分間保持した後、社団法人日本油化学会編、「基準油脂分析試験法」の「2.2.9‐2003 固体脂含量(NMR法)」の測定方法に従って測定した。
<冷凍クッキー用生地作製時の作業性>
実施例・比較例のクッキー用生地作製時の作業性を、熟練した5人の作業員に評価してもらい、その評価点の平均値を作業性の評価値とした。その際の評価基準は以下の通りであった。
(作業性)
5点:生地が大変まとまり易く、作業性が極めて良好
4点:生地がまとまり易く、作業性が良好
3点:生地が少し硬い或いは柔らかく、まとまりが若干劣るが作業性は問題ない
2点:生地が硬い或いは柔らかくて、まとまり難く作業性が劣る
1点:生地が非常に硬い或いは柔らかく、非常にまとまり難く作業性が悪い
<冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさの評価(破断荷重の測定)>
実施例・比較例で作製した冷凍クッキーを−20℃で1週間保存後、レオメーター(株式会社山電製「クリープメータ」、MODEL:RE2-3305S)を用い、プランジャーガイド(直径60mmの円形で、中央部に幅30mm、深さ15mmの溝あり)の中央に載せ、破断強度解析モードで、剪断用プランジャー:(破断面)1mm×30mmのくさび形、測定スピード:1mm/秒、測定歪率:120%、で測定を行った値をとし、この値を基に、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさを以下のような基準で評価した。
5点:40N以上60N以下。
4点:32N以上40N未満、又は60Nを超えて65N以下。
3点:25N以上32N未満、又は65Nを超えて70N以下。
2点:20N以上25N未満、又は70Nを超えて72N以下。
1点:20NN未満、又は72Nを超える。
<冷凍クッキーの食感評価>
実施例・比較例で得られた冷凍クッキーを、−20℃で1週間保存後、熟練した10人のパネラーに食べてもらい、噛み出しの柔らかさ、崩れて口ごなれが良い食感の観点で各々食感を評価し、その評価点の平均値を食感の評価値とした。その際の評価基準は以下の通りであった。
(噛み出しの柔らかさ)
5点:柔らかい
4点:やや柔らかい
3点:柔らかさに欠け、やや硬い
2点:柔らかさに欠け、硬い
1点:柔らかさに欠け、非常に硬い
(崩れて口ごなれが良い食感)
5点:崩れやすく、口ごなれが非常に良い
4点:崩れやすく、口ごなれが良い
3点:崩れやすさや、口ごなれがやや劣る
2点:崩れにくく、口ごなれが悪い
1点:崩れにくく、口ごなれが非常に悪い
<冷凍クッキーの総合評価>
冷凍クッキー用生地作製時の作業性、冷凍クッキーの破断強度、冷凍クッキーを食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の各評価結果を基に、総合評価を行った。その際の評価基準は以下の通りである。
A:作業性、破断荷重、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が全て4.5点以上5.0点以下を満たすもの。
B:作業性、破断荷重、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が全て4.0点以上5.0点以下であって、且つ4.0以上4.5未満が少なくとも一つあるもの。
C:作業性、破断荷重、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が全て3.0点以上5.0点以下であって、且つ3.0以上4.0未満が少なくとも一つあるもの。
D:作業性、破断荷重、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が全て2.0点以上5.0点以下であって、且つ2.0以上3.0未満が少なくとも一つあるもの。
E:作業性、破断荷重、冷凍クッキーの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価において、2.0未満が少なくとも一つあるもの。
<クリームをサンドした冷凍クッキーの官能評価>
実施例・比較例で作製したクリームをサンドした冷凍クッキーを、−20℃で4週間保存後、熟練した10人のパネラーに食べてもらい、クッキーの湿気った感じの少なさ、クッキーの口ごなれ及びクッキーとクリームとの口溶けのバランスの観点で各々食感を評価し、その評価点の平均値を食感の評価値とした。その際の評価基準は以下の通りであった。
(クッキーの湿気った感じの少なさ)
5点:クッキーの湿気が全く感じられない
4点:クッキーの湿気が殆ど感じられない
3点:クッキーの湿気が少し感じられるが、問題ないレベルである
2点:クッキーの湿気が感じられ、食感が劣る
1点:クッキーの湿気が非常に感じられ、食感が悪い
(クッキーの口ごなれ)
5点:口ごなれが極めて良好である
4点:口ごなれが良好である
3点:口ごなれがやや劣るが、問題ないレベルである
2点:口ごなれが悪く、口の中でダマになる感じがある
1点:口ごなれが非常に悪く、口の中でダマになる
(クッキーとクリームとの口溶けのバランス)
5点:クリームとクッキーがほぼ同時に口の中で溶けて、そのバランスが極めて良好である
4点:クリームに比べクッキーの口溶けが若干劣るものの、そのバランスが良好である
3点:クリームに比べクッキーの口溶けが劣るものの、そのバランスが比較的良好である
2点:クリームに比べクッキーの口溶けが遅く、そのバランスが悪い
1点:クリームに比べクッキーの口溶けが非常に遅く、そのバランスが極めて悪い
<クリームをサンドした冷凍クッキーの総合評価>
クリームをサンドした冷凍クッキーの湿気った感じの少なさ、クッキーの口ごなれ及びクッキーとクリームとの口溶けのバランスの各評価結果を基に、総合評価を行った。その際の評価基準は以下の通りである。
A:クッキーの湿気った感じの少なさ、口ごなれ及びクリームとの口溶けのバランスが全て4.5点以上5.0点以下を満たすもの
B:クッキーの湿気った感じの少なさ、口ごなれ及びクリームとの口溶けのバランスが全て4.0点以上5.0点以下であって、且つ4.0以上4.5未満が少なくとも一つあるもの
C:クッキーの湿気った感じの少なさ、口ごなれ及びクリームとの口溶けのバランスが全て3.0点以上5.0点以下であって、且つ3.0以上4.0未満が少なくとも一つあるもの
D:クッキーの湿気った感じの少なさ、口ごなれ及びクリームとの口溶けのバランスが全て2.0点以上5.0点以下であって、且つ2.0以上3.0未満が少なくとも一つあるもの
E:クッキーの湿気った感じの少なさ、口ごなれ及びクリームとの口溶けのバランスの評価において、2.0未満が少なくとも一つあるもの
<実施例及び比較例で使用した原料>
1)(株)カネカ製「パームオレイン」
2)(株)カネカ製「パーム油」
3)(株)カネカ製「菜種油」
4)理研ビタミン(株)製「エマルジーMS」
5)理研ビタミン(株)製「ポエムO−80V」
6)ADM社製「Yelkin TS」
7)Novozymes A/S社製「OPTICAKE FRESH 50BG:51.6単位(U)」
8)日清製粉(株)製「バイオレット(澱粉76%、水分14%)」由来の澱粉
9)東洋精糖(株)製「上白糖(水分1%)」
10)Church&Dwight製「Sodium BicarbonateUSP-FCC Grade5(重曹)(水分0%)」
11)昭和産業(株)製「Cブラン(澱粉76%、水分14%)」由来の澱粉
12)キュピータマゴ(株)製「液全卵(殺菌)(水分76%)」
13)(株)徳倉製「NGP粉糖(水分0.02%)」
14)公益財団法人塩事業センター製「精製塩(水分0.1%)」
(製造例1) エステル交換した油脂Aの作製
パーム油(株式会社カネカ製):75重量部及びパーム核油(株式会社カネカ製):25重量部を混合し、90℃、真空下で脱水を行った。ナトリウムメチラート(東ソー株式会社製):0.3重量部を加え、90℃、窒素気流下で30分間ランダムエステル交換反応を行い、水を加えて反応停止後、水洗した。次に、活性白土(水澤化学工業株式会社製):3.0重量部を加え、減圧下で攪拌して20分後に全量濾過してエステル交換油脂Aを得た。
(製造例2) エステル交換した油脂Bの作製
パーム分別硬質油(ヨウ素価32.5、株式会社カネカ製):50重量部、パーム核分別軟質油(ヨウ素価24.5、株式会社カネカ製):30重量部、パーム硬化油(ヨウ素価10、株式会社カネカ製):20重量部を混合し、90℃、真空下で脱水を行った。ナトリウムメチラート(東ソー株式会社製):0.3重量部を加え、90℃で30分間、窒素気流下でランダムエステル交換反応を行い、水を加えて反応停止後、水洗した。次に、活性白土(水澤化学工業株式会社製):3.0重量部を加え、減圧下で攪拌して20分後に全量濾過してエステル交換油脂Bを得た。
(製造例3) エステル交換分別油脂Cの作製
脱酸処理されたパームステアリン(ヨウ素価35、株式会社カネカ製):100重量部を500Paの減圧下90℃に加熱し、ナトリウムメチラート(東ソー株式会社製):0.2重量部を加えて30分攪拌してランダムエステル交換し、水洗した後、500Paの減圧下、90℃で白土(水澤化学工業株式会社製):2重量部を加えて脱色した。脱色後の油脂を、70℃に加熱して完全に溶解し、46℃で攪拌しながら24時間晶析した。晶析後3.0MPaでフィルタープレスして液状部を得た。得られた液状部を240℃、200Paの条件で1時間脱臭してヨウ素価43のエステル交換分別油脂Cを得た。
(実施例1) 水相を含まない油脂組成物の作製
表1に示す配合に従い、油脂組成物を作製した。即ち、エステル交換油脂A:34.2重量部、エステル交換油脂B:10.8重量部、パームオレイン:12重量部、パーム油:3重量部および菜種油:39.75重量部を混合してから70℃に加熱した後、グリセリン脂肪酸エステル:0.05重量部およびソルビタン脂肪酸エステル:0.2重量部を混合し、攪拌混合しながら60℃に品温を調節後、掻き取り式チューブラー冷却捏和装置にて冷却捏和して水相を含まない油脂組成物を得た。得られた水相を含まない油脂組成物中の油脂の−10℃および20℃のSFCは表1に示した。
Figure 2018130037
(実施例2、比較例1及び2) 水相を含まない油脂組成物の作製
表1の配合に従い、油脂の合計量は同じで、エステル交換油脂A、エステル交換油脂B、パームオレイン、パーム油および菜種油の含有比率を変更した以外は、実施例1と同様にして水相を含まない油脂組成物を得た。得られた水相を含まない油脂組成物中の油脂の−10℃および20℃のSFCは表1に示した。
(実施例3) 油中水型乳化油脂組成物の作製
表1の配合に従い、油中水型乳化油脂組成物を作製した。即ち、エステル交換油脂C:51.5重量部および菜種油:33.4重量部を混合してから70℃に加熱した後、レシチン:0.015重量部を溶解し、更に耐糖性α−アミラーゼ(Novozymes A/S製「OPTICAKE FRESH 50BG」、酵素活性:51.6単位(U)):0.05重量部(油脂組成物100gに対して2.6単位(U))を混合して油相部とした。また、脱脂粉乳:0.7重量部、水:14.335重量部を混合し、65℃に温調して完全に溶解させて水相部とした。前記油相部を撹拌しながら、そこへ前記水相部を投入して油中水型エマルジョンを調製した。この乳化液を60℃に温調し、プロペラミキサーにて攪拌混合した後、常法通り掻き取り式チューブラー冷却捏和装置にて冷却捏和して、油中水型乳化油脂組成物を得た。得られた油中水型乳化油脂組成物中の油脂の−10℃および20℃のSFCは表1に示した。
(実施例4) 冷凍クッキーの作製(オールインミックス法)
表2の配合に従い、篩を通した薄力粉:131.6重量部(穀粉由来の澱粉100重量部に相当)、上白糖:39.5重量部をミキサーボールに投入し、低速で1分間混合した。次いで、水:17.1重量部に重曹:2重量部を溶解したもの、室温に調整した水相を含まない油脂組成物(実施例1):65.8重量部を投入し、低速で30秒間、中速で1分間混合し、クッキー用生地を得た。得られた生地をシーターで7.5mmの厚さに伸ばした後、直径60mmの円形のセルクルで型抜きし、200℃の固定窯で13分間焼成し、その後−20℃で1週間保存して冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表2に示した。
Figure 2018130037
(実施例5、比較例3及び4) 冷凍クッキーの作製(オールインミックス法)
表2の配合に従い、水相を含まない油脂組成物(実施例1)を他の水相を含まない油脂組成物(実施例2、比較例1,2)に変更した以外は、実施例4と同様にして各冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表2に示した。
(実施例6) 冷凍クッキーの作製(オールインミックス法)
表2の配合に従い、耐糖性α−アミラーゼ:0.13重量部を添加した以外は、実施例5と同様にして冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表2に示した。
表2から明らかなように、油脂の−10℃のSFCが64.6%、20℃のSFCが11.1%の水相を含まない油脂組成物(実施例1)及び油脂の−10℃のSFCが55.4%、20℃のSFCが6.1%の水相を含まない油脂組成物(実施例2)を使用した冷凍クッキー(実施例4及び5)は、作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感は何れも良好であった。また、実施例2の水相を含まない油脂組成物(実施例2)を使用し、更に耐糖性α−アミラーゼを添加した冷凍クッキー(実施例6)は、耐糖性α−アミラーゼを添加していない冷凍クッキー(実施例5)に比べ、作製時の作業性は同等であったものの、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が格段に向上し、極めて良好な食感であった。
一方、油脂の−10℃のSFCが76.7%、20℃のSFCが17.6%の水相を含まない油脂組成物(比較例1)を使用した冷凍クッキー(比較例3)は、作製時の作業性は良好であったものの、食べたときの噛み出しがやや硬く、崩れて且つ口ごなれの良い食感も劣っていた。また、油脂の−10℃のSFCが39.8%、20℃のSFCが2.1%の水相を含まない油脂組成物(比較例2)を使用した冷凍クッキー(比較例4)は、食べたときの噛み出しの柔らかさと崩れて且つ口ごなれの良い食感は良好であったものの、作製時の生地がベタついて作業性が非常に悪かった。
(実施例7、比較例5及び6) 冷凍クッキーの作製(オールインミックス法)
表3の配合に従い、水相を含まない油脂組成物(実施例2)の添加量を変更した以外は、実施例5と同様にして各冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表3に示した。
Figure 2018130037
表3から明らかなように、冷凍クッキー中の穀粉由来の澱粉の含有量が44.7重量%で油脂の含有量が29.4重量%のクッキー(実施例5)及び穀粉由来の澱粉の含有量が39.0重量%で油脂の含有量が38.4重量%の冷凍クッキー(実施例7)は、作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感は何れも良好であり、特に実施例7の冷凍クッキーの食感は極めて良かった。一方、冷凍クッキー中の穀粉由来の澱粉の含有量が52.4重量%で油脂の含有量が17.2重量%の冷凍クッキー(比較例5)は、作製時の作業性は良好であったものの、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感が極めて悪く、商品性のないものであった。また、冷凍クッキー中の穀粉由来の澱粉の含有量が33.8重量%で油脂の含有量が46.6重量%の冷凍クッキー(比較例6)は、食感は良好であったものの、作製時に生地がまとまりにくく作業性が劣った。
(実施例8及び9、比較例7) 冷凍クッキーの作製(オールインミックス法)
表4の配合に従い、添加水の量を変更した以外は、実施例5と同様にして各冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べた時の噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表4に示した。
Figure 2018130037
表4から明らかなように、冷凍クッキー中の水分が0.8〜3.0重量%の冷凍クッキー(実施例5,8,9)は、作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感は何れも良好であった。一方、冷凍クッキー中の水分が10.1重量%の冷凍クッキー(比較例7)は、作製時の生地がベタついて作業性が悪く、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感も劣った。
(実施例10) 冷凍クッキーの作製(フラワーバッター法)
表5の配合に従い、室温に調整した油中水型の油脂組成物(実施例3):138.2重量部をミキサーボールに投入し、低速で1分間混合した。篩を通した薄力粉:131.6重量部(穀粉由来の澱粉100重量部に相当)を投入し、低速で30秒間、中速で30秒間混合した後、粉糖:32.9重量部、食塩:1.3重量部を投入し、低速で30秒間、中速で30秒間混合した。更に、室温に調整した液卵:5.9重量部を投入し、低速で30秒間、中速で30秒間混合し、クッキー用生地を得た。得られた生地をシーターで7.5mmの厚さに伸ばした後、直径60mmの円形のセルクルで型抜きし、200℃の固定窯で13分間焼成し、冷凍クッキーを得た。得られた冷凍クッキーの作製時の作業性、破断荷重、食べた時の噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感の評価を表5に示した。
Figure 2018130037
表5から明らかなように、得られた冷凍クッキーは、作製時の作業性、破断荷重、食べたときの噛み出しの柔らかさ及び崩れて且つ口ごなれの良い食感は何れも良好であった。
(実施例11) クリームをサンドした冷凍クッキー
表6の配合に従い、実施例5の冷凍クッキー2枚の間に、比重が0.6g/mlのクリームを冷凍クッキー2枚の合計重量の0.91倍量サンドして、クリームをサンドした冷凍クッキーを得た。なおクリームは、アイスクリームミックス(山田乳業(株)製「ナチュラルプレーン」)を原料とし、アイスクリームマシン(タイジ製「TGM−1000N」)を使用して作製した。得られたクリームをサンドした冷凍クッキーの湿気った感じの少なさ、冷凍クッキーの口ごなれ及び冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスの評価を表6に示した。
Figure 2018130037
(実施例12及び13、比較例8) クリームをサンドした冷凍クッキー
表6の配合に従い、実施例5の冷凍クッキーを他の冷凍クッキーに変更した以外は、実施例11と同様にして、各クリームをサンドした冷凍クッキーを得た。得られたクリームをサンドした冷凍クッキーの湿気った感じの少なさ、冷凍クッキーの口ごなれ及び冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスの評価を表6に示した。
表6から明らかなように、食べたときの噛み出しが柔らかく、崩れて且つ口ごなれの良い食感の冷凍クッキー(実施例5〜7)を使用したクリームをサンドした冷凍クッキー(実施例11〜13)は、何れも冷凍クッキーの湿気った感じが少なく、冷凍クッキーの口ごなれや冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスが、今までにない食感のクリームをサンドした冷凍クッキーであった。一方、食べたときの噛み出しの柔らかさと崩れて且つ口ごなれの良い食感が劣る冷凍クッキー(比較例5)を使用したクリームをサンドした冷凍クッキー(比較例8)は、冷凍クッキーの湿気った感じが少なかったものの、冷凍クッキーの口ごなれや冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスが悪かった。
(実施例14及び15) クリームをサンドした冷凍クッキー
表6の配合に従い、クッキーにサンドするクリームの重量を変更した以外は、実施例12と同様にして、各クリームをサンドした冷凍クッキーを得た。得られたクリームをサンドした冷凍クッキーの湿気った感じの少なさ、冷凍クッキーの口ごなれ及び冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスの評価を表6に示した。
表6から明らかなように、クッキーに対するクリームの重量比が0.46(実施例14)、1.37(実施例15)のどちらの冷凍クッキーも、クッキーの湿気った感じが少なく、冷凍クッキーの口ごなれや冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスが良好であった。
(実施例16) クリームをサンドした冷凍クッキー
表6の配合に従い、クッキーのクリームと接触する側の表面をチョコレートでコーティングした以外は、実施例12と同様にして、クリームをサンドした冷凍クッキーを得た。得られたクリームをサンドした冷凍クッキーの湿気った感じの少なさ、冷凍クッキーの口ごなれ及び冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスの評価を表6に示した。
表6から明らかなように、クッキーのクリームと接触する側の表面をチョコレートでコーティングすることで、冷凍クッキーの湿気った感じが全く感じられず、冷凍クッキーの口ごなれや冷凍クッキーとクリームとの口溶けのバランスも極めて良好であった。

Claims (15)

  1. 冷凍クッキー全体中、穀粉由来の澱粉31〜51重量%、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂22〜46重量%、糖類9〜28重量%、水分0.5〜10重量%を含有する冷凍クッキー。
  2. 生地全体中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂59〜119重量部、糖類26〜67重量部含有し、生地全体中の水分が5〜27重量%である冷凍クッキー用生地。
  3. 穀粉由来の澱粉100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.4〜24単位(U)含有する請求項2に記載の冷凍クッキー用生地。
  4. 油脂組成物全体中、水相を含まない油脂組成物を含まず、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が70〜85重量%、水分が0.1〜15重量%である油中水型乳化油脂組成物を、前記生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して45〜140重量部含有する請求項2又は3に記載の冷凍クッキー用生地。
  5. 油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.7〜17単位(U)含有する油中水型乳化油脂組成物である、請求項4に記載の冷凍クッキー用生地。
  6. 油脂組成物全体中、前記油中水型乳化油脂組成物を含まず、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が90〜100重量%である水相を含まない油脂組成物を、前記生地中の穀粉由来の澱粉100重量部に対して34〜119重量部含有する請求項2又は3に記載の冷凍クッキー用生地。
  7. 油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.9〜20単位(U)含有する水相を含まない油脂組成物である、請求項6に記載の冷凍クッキー用生地。
  8. 油脂組成物全体中、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が70〜85重量%、水分が0.1〜15重量%である冷凍クッキー用油中水型乳化油脂組成物。
  9. 油脂組成物全体中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.7〜17単位(U)含有する請求項8に記載の冷凍クッキー用油中水型乳化油脂組成物。
  10. 油脂組成物全体中、−10℃のSFCが20〜75%、20℃のSFCが3〜20%である油脂が90〜100重量%である水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物。
  11. 更に油脂組成物中、油脂組成物100gに対して耐糖性α−アミラーゼを0.9〜20単位(U)含有する請求項10に記載の水相を含まない冷凍クッキー用油脂組成物。
  12. 請求項1の冷凍クッキーを使用した冷凍複合菓子。
  13. 請求項1の冷凍クッキーとクリームを使用した請求項12に記載の冷凍複合菓子。
  14. クリームの比重が0.35〜1であって、且つクリーム/クッキーが重量比で0.3〜5である請求項13に記載の冷凍複合菓子。
  15. クッキーの表面が、チョコレートでコーティングされている、請求項13又は14に記載の冷凍複合菓子。
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