JP2018127255A - 包装箱 - Google Patents

包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2018127255A
JP2018127255A JP2017021891A JP2017021891A JP2018127255A JP 2018127255 A JP2018127255 A JP 2018127255A JP 2017021891 A JP2017021891 A JP 2017021891A JP 2017021891 A JP2017021891 A JP 2017021891A JP 2018127255 A JP2018127255 A JP 2018127255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
piece
body box
face plate
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017021891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6885744B2 (ja
Inventor
永長 朗
Akira Einaga
朗 永長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP2017021891A priority Critical patent/JP6885744B2/ja
Publication of JP2018127255A publication Critical patent/JP2018127255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6885744B2 publication Critical patent/JP6885744B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】身箱に対する閉塞体の接続を容易に行うための包装箱を提供する。【解決手段】本発明の包装箱1は、一面に下面開口部を有する身箱2と、下面開口部を塞いだ状態で身箱2に接続されるトレイ3と、を備え、トレイ3は、下面開口部を閉塞可能に形成されている底面板30と、底面板30の周縁に連なった状態で設けられ、底面板30が下面開口部16Dを閉塞する場合に下面開口部から身箱2の内部に進入する内側片31と、内側片31から周方向にずれて身箱2を挟む位置において底面板30の周縁に連なった状態で設けられ、底面板30が下面開口部を閉塞した状態で身箱2の外面に接続される一対の外側片32と、を含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
身箱の開口部をトレイ等で塞いで封緘される包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載のケースは、トレイ上に箱状の蓋(以下、「身箱」ともいう。)を配置して略直方体状に形成されている。トレイは、長方形状の中央フラップの四辺に立てた一対の矩形壁と一対のサイドフラップと(以下、両者をまとめて「側壁」ともいう。)含んでいる。身箱は、中央フラップを囲んだ4枚の側壁の内側に配置され、一対の矩形壁に接着されている。
特許第4454158号公報
しかし、上記したケースでは、作業者が手作業で身箱を4枚の側壁の内側に差し込む作業が困難であった。他にも、手作業でトレイを身箱に固定する方法として、身箱の下面開口部をトレイで覆った後に各側壁を折り曲げることも考えられる。しかし、この場合、側壁を身箱に接着(または粘着テープで固定)するときに、トレイが身箱の下面開口部からずれることがあった。一方、上記したケースを製函機で成形する場合、トレイの内側に固定する身箱を成形するためにマンドレルを用いた専用の製函機が必要であった。
仮に、手作業でトレイの4枚の側壁を身箱の内側に差し込む場合を考えてみても、上記と同様に、各側壁を差し込む作業が困難であった。また、4枚の側壁を身箱の内側に入れた場合、トレイが身箱の内部に入り込んでしまうことがあった。
本発明は、上記課題を解決するために、身箱に対する閉塞体の接続を容易に行うための包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、一面に開口部を有する身箱と、前記開口部を塞いだ状態で前記身箱に接続される閉塞体と、を備え、前記閉塞体は、前記開口部を閉塞可能に形成されている面板と、前記面板の周縁に連なった状態で設けられ、前記面板が前記開口部を閉塞する場合に前記開口部から前記身箱の内部に進入する内側片と、前記内側片から周方向にずれて前記身箱を挟む位置において前記面板の周縁に連なった状態で設けられ、前記面板が前記開口部を閉塞した状態で前記身箱の外面に接続される一対の外側片と、を含んでいる。
この場合、前記内側片は、前記外側片よりも前記面板の周縁から自由端までの距離が長く形成されていることが好ましい。
この場合、前記内側片と前記面板との間には第1折線が形成され、前記外側片と前記面板との間には、平行した2本の第2折線が形成され、前記2本の第2折線の間隔は、前記身箱の板厚よりも広く形成されていることが好ましい。
この場合、前記面板は、前記開口部を閉塞した状態で前記身箱の底面を構成し、前記内側片は、前記面板を挟む位置に一対設けられ、前記一対の内側片は、前記身箱から分離した前記閉塞体を持つための一対の把持部を含んでいることが好ましい。
この場合、前記身箱は、前記閉塞体を分離する場合に開口して前記外側片との接続を解除する開封部を含んでいることが好ましい。
本発明によれば、身箱に対する閉塞体の接続を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の身箱および蓋体のブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の手作業による組立工程を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を上下反転させた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の封函機による組立工程を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の開封手順を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す分解斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書では、方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<包装箱の概要>
図1ないし図3を参照して、本実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1を示す分解斜視図である。図3は身箱2およびトレイ3のブランク2A,3Aを示す平面図である。
図1および図2に示すように、包装箱1は、身箱2と、トレイ3と、を備えている。身箱2は、A式の段ボール箱から下面を無くした略直方体状の箱である。すなわち、身箱2は、下面に下面開口部16Dを有する角筒形状に形成されている。閉塞体の一例としてのトレイ3は、下面開口部16Dを塞いだ状態で身箱2に接続されるようになっている(図1参照)。この包装箱1は、身箱2の上面開口部16Uを複数のフラップ12,13で塞ぎ、且つ身箱2の下面開口部16Dをトレイ3で塞ぐことで封緘される所謂半A式の段ボール箱である。また、包装箱1は、各フラップ12,13を開く、または身箱2とトレイ3とを分離することで開封されるようになっている。
身箱2およびトレイ3は、それぞれ、図3に示すブランク2A,3Aを組み立てることで形成されている。ブランク2A,3Aは、一枚の紙製の段ボールを紙器打抜装置で打ち抜いて形成されている。段ボールは、例えば、波状の中しん4Aに表ライナー4Bと裏ライナー4C(図2参照)とを貼り合せたものである。なお、図3は、表ライナー4B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん4Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
<身箱の構成>
図3に示すように、身箱2のブランク2Aは、一対の側面板10と、一対の端面板11と、一対の外フラップ12と、一対の内フラップ13と、を含んでいる。
一対の側面板10と一対の端面板11とは、流れ方向に交互に連なった状態で設けられている。各面板10,11は、それぞれ、段方向に同一寸法となる略長方形状に形成されている。側面板10は、端面板11よりも流れ方向の寸法が長く形成されている。一方の側面板10の流れ方向一端には、継代面板14が連なった状態で設けられている。継代面板14の段方向一端には、継代片14Aが連なった状態で設けられている。
一対の外フラップ12は、それぞれ、側面板10の段方向一端に連なった状態で設けられている。一対の内フラップ13は、それぞれ、端面板11の段方向一端に連なった状態で設けられている。各フラップ12,13は、それぞれ、段方向に同一寸法となる略長方形状に形成されている。各フラップ12,13の段方向の寸法は、端面板11の流れ方向の寸法の略半分である。外フラップ12の流れ方向の寸法は、側面板10の流れ方向の寸法と略同一である。内フラップ13の流れ方向の寸法は、端面板11の流れ方向の寸法と略同一である。
各面板10,11、各フラップ12,13および継代面板14並びに継代片14Aの境界部分には、罫線15が形成されている。罫線15は、段ボールを裏ライナー4C側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。端面板11と内フラップ13との間の罫線15の一部には、複数の切目15Aが略等間隔で切り込まれている。複数の切目15Aは、端面板11の流れ方向中央部に形成されている。
一対の端面板11は、それぞれ、身箱2とトレイ3とを分離する場合に開口する一対の開封部20を含んでいる。一対の開封部20は、端面板11の流れ方向中央部において段方向に離間して形成されている。なお、身箱2を組み立てた状態で上方に位置する開封部20は下方に位置する開封部20を上下反転させた形状であるため(図2参照)、以下の説明では、身箱2を組み立てた状態(図1および図2参照)を基準として下方の開封部20について説明する。
図2および図3に示すように、開封部20は、押込片21と、摘み片22と、を含んでいる。押込片21は、上側一辺を残して略U字状の全切線21Aを端面板11に切り込むことで構成されている。押込片21は、上側一辺から下方に延びた状態に形成されている。押込片21の上側一辺には、開封罫線21B(罫線15と同様のもの)が形成されている。摘み片22は、押込片21の下部から下方に円弧を延ばした略半円状のミシン線22Aを端面板11に切り込むことで構成されている。摘み片22の上部には、押込片21の下部形状に沿って略半円状に凹んだ欠損部22Bが形成されている。
<トレイの構成>
図3に示すように、トレイ3のブランク3Aは、底面板30と、一対の内側片31と、一対の外側片32と、を含んでいる。
底面板30は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。底面板30の段方向の寸法は端面板11の流れ方向の寸法と略同一であり、底面板30の流れ方向の寸法は側面板10の流れ方向の寸法と略同一である。つまり、底面板30は、身箱2の下面開口部16Dを閉塞可能に形成されている。
一対の内側片31は、底面板30の段方向両端(周縁)に連なった状態で設けられている。つまり、一対の内側片31は、底面板30を挟む位置に設けられている。内側片31は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。内側片31の流れ方向の寸法は、底面板30の流れ方向の寸法と略同一である。内側片31の段方向外側において流れ方向両角部は、丸く面取りされている。内側片31と底面板30との間(境界)には第1折線33が形成されている。第1折線33は、身箱2の罫線15と同様であって、段ボールを裏ライナー4C側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。
一対の内側片31は、身箱2から分離したトレイ3を持つための一対の把持部34を含んでいる(図2も参照)。把持部34は、内側片31の中央部に形成されている。把持部34は、段方向外側の一辺を残して略角丸長方形状の全切線34Aを内側片31に切り込むことで構成されている。把持部34の段方向外側の一辺には、把持罫線34B(罫線15と同様のもの)が形成されている。
一対の外側片32は、底面板30の流れ方向両端(周縁)に連なった状態で設けられている。すなわち、一対の外側片32は、一対の内側片31から周方向に略90度ずれて身箱2を挟む位置に設けられている。外側片32は、段方向に長い略長方形状に形成されている。外側片32の段方向の寸法は、底面板30の段方向の寸法と略同一である。外側片32の流れ方向外側において段方向両角部は、丸く面取りされている。
外側片32と底面板30との間には、平行した2本の第2折線35(罫線15と同様のもの)が形成されている。2本の第2折線35の間隔Gは、身箱2(端面板11)の板厚T(段ボール板厚(図4参照))よりも僅かに広く形成されている。この間隔Gは、例えば、約6mmに設定されている。底面板30の流れ方向の寸法に一対の間隔Gを加えた長さは、組み立てた身箱2の長手方向の長さよりも僅かに長くなる。
また、上記した内側片31は、外側片32よりも底面板30の周縁から自由端(先端)までの距離が長く形成されている。つまり、内側片31は、外側片32よりも底面板30の端部から外側に長く延びている。詳細には、外側の第2折線35から外側片32の先端までの長さ(以下、「突出し寸法S2」ともいう。)は、第1折線33から内側片31の先端までの長さ(以下、「突出し寸法S1」ともいう。)の約60%に設定されている。また、内側片31の突出し寸法S1と外側片32の突出し寸法S2との差は約25mmになっている。
<包装箱の組立工程>
次に、包装箱1の組立工程について説明する。包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられる場合と、製函機によって自動または半自動で組み立てられる場合とがある。
主に図4および図5を参照して、作業者が手作業で包装箱1を組み立てる場合について説明する。図4は包装箱1の手作業による組立工程を説明する断面図である。図5は包装箱1を上下反転させた状態を示す斜視図である。
<作業者による組立工程>
まず、作業者は、身箱2を組み立てる。作業者は、各面板10,11,14を罫線15に沿って折り曲げて継代面板14を端面板11の内側端部に接着する。また、作業者は、継代片14Aを内フラップ13の内面に接着する。続いて、作業者は、一対の内フラップ13を罫線15に沿って折り曲げ、一対の外フラップ12を罫線15に沿って折り曲げる。この状態で、身箱2の上面開口部16Uが4枚のフラップ12,13によって閉塞されている。一対の内フラップ13の先端は離間しており、一対の外フラップ12の先端は略中央で突き合わされている(図2参照)。
続いて、作業者は、一方の端面板11から身箱2の上面(外フラップ12)を経由して他方の端面板11までの間に粘着テープ36を貼り付ける(図1参照)。粘着テープ36は、一対の外フラップ12の突き合わせ部分に沿って貼り付けられている。また、粘着テープ36の両端部は、上方(各フラップ12,13)の開封部20の摘み片22を覆い、且つ押込片21を完全に覆わないように貼り付けられることが好ましい(図5参照)。
以上によって、身箱2の組立作業が完了する。作業者は、組み立てた身箱2を上下反転させて下面開口部16Dを上方に向け(図4参照)、商品等の内容物を下面開口部16Dから身箱2内に収容する。
次に、作業者は、身箱2の下面開口部16Dをトレイ3で閉塞する。図4に示すように、作業者は、一対の内側片31を第1折線33に沿って折り曲げる。作業者は、トレイ3の向きを身箱2に合わせ(図4の二点鎖線参照)、折り曲げた内側片31を下面開口部16Dから身箱2の内部に進入させる。一対の内側片31は一対の側面板10の内面(裏ライナー4C)に沿って身箱2内に進入し、底面板30は一対の端面板11の間に架け渡されて下面開口部16Dを塞ぐ(図4の実線参照)。この状態で、一対の外側片32は、一対の端面板11よりも外側に延びている。また、端面板11の端面(下面開口部16Dの縁部)は、2本の第2折線35の間において外側片32に当接している。続いて、作業者は、一対の外側片32を外側の第2折線35に沿って端面板11側に折り曲げる(図4の破線矢印参照)。
次に、図5に示すように、作業者は、一方の端面板11からトレイ3を経由して他方の端面板11までの間に粘着テープ36を貼り付ける。また、粘着テープ36の両端部は、トレイ3側(下方)の開封部20の摘み片22を覆い、且つ押込片21を完全に覆わないように貼り付けられることが好ましい。
以上によって、作業者による包装箱1の組立作業が完了する。つまり、包装箱1が封緘された状態になる。なお、作業者は、身箱2の外フラップ12を上方に向けるように包装箱1を上下反転させる(図1参照)。トレイ3の底面板30は、下面開口部16Dを閉塞した状態で身箱2の底面を構成している。また、この状態で、一対の内側片31は身箱2の内部に入り、一対の外側片32は身箱2を外側から挟み込むように固定されている。
なお、上記した各外フラップ12に対する粘着テープ36の貼り付け作業は、トレイ3を身箱2に接続した後に行ってもよい。この場合、作業者は、罫線15で折り曲げた各フラップ12,13を再び延ばして上面開口部16Uから身箱2内に内容物を収容することが好ましい。
<製函機による組立工程>
次に、図6を参照して、製函機(図示せず)で包装箱1を組み立てる場合について説明する。図6は包装箱1の封函機による組立工程を説明する断面図である。なお、説明を簡単にするために、身箱2は、上下両面に開口した角筒形状に形成されているものとする。また、上記した手作業による包装箱1の組立作業と同様の説明は省略する。
製函機は、一対の内側片31を第1折線33に沿って折り曲げ、一対の外側片32を内側の第2折線35に沿って折り曲げる(図6の一点鎖線参照)。製函機は、トレイ3の向きを身箱2に合わせ、底面板30を下方に向けたトレイ3を上面開口部16Uから身箱2の内部に進入させる。各内側片31は側面板10の内面に接触した状態で下降し、各外側片32は端面板11の内面に接触した状態で下降する(図6の二点鎖線参照)。トレイ3は、全体的に撓みながら略水平な姿勢で下方に押し込まれて行く。
各外側片32の上端が各端面板11の下端よりも下方に移動すると、製函機はトレイ3の押し込みを停止する(図6の実線参照)。各外側片32は、下面開口部16Dから下方に抜け出しているため、底面板30との折曲部分の復元力(弾性力)によって第2折線35を支点として外側に倒れる(図6の破線矢印参照)。このとき、各内側片31は、下面開口部16Dから抜け出すことなく、身箱2の内部に留まっている。
次に、製函機は、トレイ3を上昇させて下面開口部16Dを塞ぎ、一対の外側片32を外側の第2折線35に沿って上方に折り曲げる。そして、製函機は、一方の端面板11からトレイ3を経由して他方の端面板11までの間に粘着テープ36を貼り付ける(図5等参照)。以上によって、製函機による包装箱1の組立作業が完了する。商品等の内容物は上面開口部16Uから包装箱1の内部に収容され、包装箱1は各フラップ12,13を閉じることで封函される。
<包装箱の開封>
次に、図7および図8を参照して、包装箱1の開封手順等について説明する。図7は包装箱1の開封手順を説明する斜視図である。図8は包装箱1を開封した状態を示す分解斜視図である。
ユーザーは、端面板11の下方に位置する一対の開封部20を利用して端面板11と外側片32との接続を解除する。なお、一対の開封部20の作用は同一であるため、以下、1つの開封部20の作用について説明する。
図7に示すように、ユーザーは、端面板11に形成された開封部20の押込片21を指で押し込む。すると、押込片21は、開封罫線21Bに沿って身箱2の内側に折り曲げられる。
続いて、ユーザーは、押込片21を押した指を摘み片22の欠損部22Bに引っ掛けて、摘み片22を手前に引っ張る。摘み片22は、ミシン線22Aに沿って切断されて端面板11から分離される。このとき、摘み片22に貼られた粘着テープ36の端部も端面板11から分離される。また、粘着テープ36を介して摘み片22と繋がっている外側片32も端面板11から分離される。以上によって、端面板11と外側片32との接続が解除される。なお、この状態で、端面板11には、押込片21および摘み片22に対応する穴が開口している。
そして、図8に示すように、ユーザーは、身箱2を上方に引き上げ、身箱2とトレイ3とを分離する。以上によって、包装箱1が開封される。
包装箱1を開封すると、内容物は、トレイ3(底面板30)上に載置された状態になっている(図8の二点鎖線参照)。ユーザーは、一対の内側片31に形成された一対の把持部34を指で内側に押し込む。すると、各把持部34は、把持罫線34Bに沿って内側に折り曲げられる。ユーザーは、一対の把持部34を折って形成した一対の穴に両手を入れて内側片31を両手で把持する。ユーザーは、内側片31を両手で把持した状態でトレイ3を持ち上げ、内容物を目的の場所まで運搬する。ユーザーは、目的の場所においてトレイ3の一方の外側片32を下方に傾ける。すると、内容物は、底面板30に沿って滑り落ち、目的の場所に投入される。
なお、包装箱1は、身箱2とトレイ3とを分離せずに、身箱2の各フラップ12,13を開いて開封されてもよい。この場合、ユーザーは、端面板11の上方に位置する一対の開封部20を利用して一対の外フラップ12に貼り付いた粘着テープ36を引き剥がす。具体的には、ユーザーは、開封部20の押込片21を指で押し込んだ後、摘み片22を摘んで粘着テープ36を引き剥がす。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、底面板30が下面開口部16Dを閉塞する場合に、一対の内側片31が下面開口部16Dから身箱2の内部に進入する構成とした。また、底面板30が下面開口部16Dを閉塞した状態で、一対の外側片32が身箱2を挟持するように身箱2の外面に接続されていた。この構成によれば、一対の内側片31を身箱2の内部に進入させるだけで、下面開口部16Dを塞ぐ位置にトレイ3を配置することができる。また、一対の内側片31を身箱2の内部に進入させた状態にすることで、下面開口部16Dに対するトレイ3のずれを防止することができる。さらに、一対の外側片32が身箱2の外側に配置された状態にすることで、トレイ3が身箱2の内部に入り込むことを規制することができる。これにより、作業者が手作業でトレイ3を身箱2の下面開口部16Dに簡単にセットすることができ、身箱2とトレイ3との接続作業を適切に行うことができる。そして、包装箱1を手早く組み立てることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外側片32の突出し寸法S2が内側片31の突出し寸法S1よりも長く形成されていた(図3参照)。この構成によれば、製函機を用いてトレイ3を身箱2の上面開口部16Uから押し込む製函方法において、各内側片31を身箱2の内部に留めつつ、各外側片32のみを身箱2の外側に出すことができる(図6参照)。また、各内側片31が身箱2の内部に進入した状態であるため、各側面板10の内面に接した各内側片31をガイドにしてトレイ3を円滑に上昇させ、下面開口部16Dを塞ぐことができる。これにより、上記した製函方法によって円滑に包装箱1を成形することができる。以上のように、身箱2やトレイ3は、作業者の手作業による製函方法のみならず製函機を用いた製函方法にも適切に対応することができる。これにより、身箱2やトレイ3を様々な製函方法に適用させることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、外側片32が外側の第2折線35で折れ曲がることで、外側片32を身箱2の外面(端面板11)に沿わせることができる。これにより、端面板11と外側片32とを密着させた状態で粘着テープ36等を用いて接続することができる。また、内側片31が第1折線33で折れ曲がり、外側片32が内側の第2折線35で折れ曲がることで、トレイ3を身箱2の上面開口部16Uから押し込む製函方法を採用することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、ユーザーは一対の把持部34を掴んでトレイ3を持ち運ぶことができる。これにより、トレイ3上に載置された内容物(商品)を目的の場所まで容易に運ぶことができる。また、ユーザーは一対の把持部34を掴んでトレイ3を傾けるだけで、内容物を目的の場所に投入することができる。これにより、内容物の品出し作業を簡単、且つ迅速に行うことができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、身箱2は、トレイ3を分離する場合に開口して外側片32との接続を解除する開封部20を含む構成とした。この構成によれば、作業者は開封部20に差し込んだ指を外側に引くだけで、外側片32を身箱2から引き離すことができる。つまり、包装箱1を容易に開封することができる。また、開封後に身箱2およびトレイ3を廃棄する場合、ユーザーは、身箱2の粘着テープ36を剥がして各フラップ12,13を開き、身箱2を平坦に折り畳んで廃棄する。一方、トレイ3の内側片31と外側片32とは互に分離しているため、トレイ3は身箱2から分離されるだけで1枚の段ボール板になる。これにより、使用済みのトレイ3を解体する手間を省くことができる。つまり、トレイ3の廃棄作業を容易化することができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、外側片32の突出し寸法S2が内側片31の突出し寸法S1の約60%で、両者の差が約25mmに設定されていたが、本発明はこれに限定されない。外側片32の突出し寸法S2は、内側片31の突出し寸法S1の40%〜70%の範囲で設定することができる。また、内側片31の突出し寸法S1と外側片32の突出し寸法S2との差は25mm以上になることが好ましい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、2本の第2折線35の間隔Gが約6mmに設定されていたが、本発明はこれに限定されない。この間隔Gは、身箱2を構成する段ボール板(または厚紙)等の板厚に応じて変更することが好ましい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、内側片31が側面板10の内面に沿って設けられ、外側片32が端面板11の外面に沿って設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、内側片31が端面板11の内面に沿って設けられ、外側片32が側面板10の外面に沿って設けられていてもよい。この場合、下方の開封部20は側面板10に形成されることが好ましい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、トレイ3の底面板30が略長方形状に形成され、一対の内側片31と一対の外側片32とが互いに周方向に略90度ずれて配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、底面板は三角形、五角形または六角形等、長方形以外の多角形状に形成されていてもよい(図示せず)。この場合、1つまたは一対の内側片31が底面板に連設され、1組以上の一対の外側片32が内側片31から周方向にずれた位置で底面板に連設されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、閉塞体の一例としてトレイ3が身箱2の底面を構成していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、包装箱は、有底の筒形状に形成された身箱の上面開口部を閉塞する蓋体(閉塞体の他の例)を備えていてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外フラップ12が粘着テープ36を介して端面板11に固定され、トレイ3(外側片32)が粘着テープ36を介して身箱2に固定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、外フラップ12は、ホットメルト接着剤等の接着剤を介して内フラップ13に接着されていてもよい。これにと同様に、外側片32は、接着剤を介して端面板11に接着されていてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、上下一対の開封部20が端面板11に形成されていたが、上方の開封部20は省略してもよい。すなわち、開封部20は、少なくともトレイ3の外側片32を端面板11から分離することができる位置に形成されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1は、半A式の段ボール箱であったが、これに限らず、例えば、C式の段ボール箱等のツーピース構造の箱であってもよい。また、包装箱1は、紙製の段ボールで形成されていたが、これに限らず、例えば、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
2 身箱
3 トレイ(閉塞体)
16D 下面開口部(開口部)
20 開封部
30 底面板(面板)
31 内側片
32 外側片
33 第1折線
34 把持部
35 第2折線
G 間隔
S1,S2 突出し寸法
T 板厚

Claims (5)

  1. 一面に開口部(16D)を有する身箱(2)と、
    前記開口部を塞いだ状態で前記身箱に接続される閉塞体(3)と、を備え、
    前記閉塞体は、
    前記開口部を閉塞可能に形成されている面板(30)と、
    前記面板の周縁に連なった状態で設けられ、前記面板が前記開口部を閉塞する場合に前記開口部から前記身箱の内部に進入する内側片(31)と、
    前記内側片から周方向にずれて前記身箱を挟む位置において前記面板の周縁に連なった状態で設けられ、前記面板が前記開口部を閉塞した状態で前記身箱の外面に接続される一対の外側片(32)と、を含んでいることを特徴とする包装箱(1)。
  2. 前記内側片は、前記外側片よりも前記面板の周縁から自由端までの距離(S1,S2)が長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記内側片と前記面板との間には第1折線(33)が形成され、
    前記外側片と前記面板との間には、平行した2本の第2折線(35)が形成され、
    前記2本の第2折線の間隔(G)は、前記身箱の板厚(T)よりも広く形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記面板は、前記開口部を閉塞した状態で前記身箱の底面を構成し、
    前記内側片は、前記面板を挟む位置に一対設けられ、
    前記一対の内側片は、前記身箱から分離した前記閉塞体を持つための一対の把持部(34)を含んでいることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 前記身箱は、前記閉塞体を分離する場合に開口して前記外側片との接続を解除する開封部(20)を含んでいることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
JP2017021891A 2017-02-09 2017-02-09 包装箱 Active JP6885744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017021891A JP6885744B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017021891A JP6885744B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018127255A true JP2018127255A (ja) 2018-08-16
JP6885744B2 JP6885744B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=63172012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017021891A Active JP6885744B2 (ja) 2017-02-09 2017-02-09 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6885744B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062871A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 王子ホールディングス株式会社 包装箱及び梱包方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2540595A (en) * 1948-05-22 1951-02-06 Fort Wayne Corrugated Paper Co Carton
JPS5220423U (ja) * 1975-02-28 1977-02-14
JPH0582816U (ja) * 1992-04-10 1993-11-09 中津川包装工業株式会社 包装箱
JP2012076820A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Nichiei Shikosha:Kk 底部材の連結構造
JP3175414U (ja) * 2012-02-22 2012-05-10 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2540595A (en) * 1948-05-22 1951-02-06 Fort Wayne Corrugated Paper Co Carton
JPS5220423U (ja) * 1975-02-28 1977-02-14
JPH0582816U (ja) * 1992-04-10 1993-11-09 中津川包装工業株式会社 包装箱
JP2012076820A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Nichiei Shikosha:Kk 底部材の連結構造
JP3175414U (ja) * 2012-02-22 2012-05-10 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062871A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 王子ホールディングス株式会社 包装箱及び梱包方法
JP7302422B2 (ja) 2019-10-10 2023-07-04 王子ホールディングス株式会社 包装箱及び梱包方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6885744B2 (ja) 2021-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6831391B2 (ja) シガレットのためのパック
KR101837834B1 (ko) 포장용 상자
JP6382643B2 (ja) ティシュペーパー収納箱
JP5836101B2 (ja) 包装用箱
JP2018127255A (ja) 包装箱
JP2018150061A (ja) 包装箱
JP2020033045A (ja) 包装箱
JP6808938B2 (ja) 包装箱
JP7046749B2 (ja) 包装箱
JP2011168282A (ja) 包装用箱
JP6183290B2 (ja) ディスプレイ機能付き包装箱
JP6748722B2 (ja) 不織布製の衛生ふきんのシート収納容器
JP7133296B2 (ja) 包装用箱
JP6912286B2 (ja) ロック構造および包装箱
JP5971967B2 (ja) 包装箱
JP2018203343A (ja) 包装箱
JP3211067U (ja) 包装箱
JP6602998B1 (ja) オブラート支持容器
JP5761622B2 (ja) 包装用箱
JP2019151344A (ja) トレー及び包装箱
JP2020169052A (ja) 蓋体およびこれを備えた包装箱
JP2021041962A (ja) 包装箱
JP3196642U (ja) 再封可能な包装箱
JP3230840U (ja) 包装箱
JP2019108151A (ja) 包装用箱及びそのブランクシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6885744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250