JP2018122232A - グラビア塗工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗料の塗工幅を調整できるグラビア塗工装置を提供する。
【解決手段】グラビア塗工装置のグラビアロール25は、回転軸31と、回転軸31の軸方向に積層され、回転軸31からの駆動力を得て回転し、軸方向に直交する方向に対して傾斜可能な円板状の複数の斜板32とを備え、基材シートに転写された塗料の幅に応じて、斜板32の傾斜角度αを調整することにより、塗布幅を調整するグラビア塗工装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、グラビアロールによって基材シートに塗料を転写するグラビア塗工装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などがよく知られている。これらの蓄電装置は、集電体の表面に活物質層を備える電極(正極及び負極)を有する。
電極の製造は、一般に、帯状の長尺集電体(例えば金属箔)の両面に活物質層を有する帯状電極に対して、活物質層の表面にセラミックスラリーを塗工する塗工工程を有する。塗工工程により、帯状電極にはセラミックスラリーの塗工部が形成され、帯状電極と塗工部とを有する電極材料が形成される。
塗工工程を行う塗工装置としては、例えばグラビア塗工装置が挙げられる(特許文献1参照)。グラビア塗工装置は、回転可能な円柱状のグラビアロールを備える。セラミックスラリーが付着した状態のグラビアロールを回転させることにより、活物質層の表面にセラミックスラリーを塗工する。セラミックスラリーの塗工幅は、グラビアロールの軸方向の寸法となる。
特開2016−131943号公報
しかしながら、塗工工程の最中にセラミックスラリーの粘度が変化すると、塗工幅は、グラビアロールの軸方向の寸法よりも広くなったり狭くなったりして一定の塗工幅にならない。このため、塗工幅の調整が必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、塗料の塗工幅を調整できるグラビア塗工装置を提供することにある。
上記問題点を解決するためのグラビア塗工装置は、塗料の貯留部と、搬送方向に搬送される基材シートに対して前記貯留部に貯留された塗料を転写するため、表面に前記貯留部の塗料が付着され、かつ回転可能なグラビアロールと、を備えたグラビア塗工装置であって、前記グラビアロールは、回転軸と、前記回転軸の軸方向に積層され、前記回転軸からの駆動力を得て回転し、前記軸方向に直交する方向に対して傾斜可能な円板状の複数の斜板とを備えることを要旨とする。
基材シートに沿い、かつ搬送方向と直交する方向を幅方向としたとき、塗料の塗工幅は、軸方向におけるグラビアロールの寸法によって決まる。グラビアロールの寸法は、複数の斜板のうち軸方向の一端に位置する斜板の周縁部と、軸方向の他端に位置する斜板の周縁部との軸方向の距離によって決まる。この距離は、斜板の傾斜角度によって変化するため、斜板の傾斜角度を変更することで、塗料の塗工幅を調整できる。
また、グラビア塗工装置について、前記斜板の傾斜角度は、前記基材シートに転写された前記塗料の幅の測定結果に基づいて、前記グラビアロールを回転させた状態で変更されるのが好ましい。
これによれば、塗料の塗工幅の測定結果に基づいて斜板の傾斜角度を変更することができる。また、グラビアロールを回転させた状態で斜板の傾斜角度を変更するため、製造ラインを停止させることなく塗料の塗工幅を調整でき、塗料が転写された基板シートの生産性を低下させない。
また、グラビア塗工装置について、前記回転軸は、前記軸方向に往復移動可能であるのが好ましい。
回転軸が軸方向に往復移動できない場合、塗料は、グラビアロールの回転に伴って幅方向に往復移動しながら転写される。一方、回転軸が軸方向に往復移動可能な場合、塗料を幅方向で一定の位置に転写できる。よって、幅方向において塗料が常に塗工される範囲を一定にできる。
また、グラビア塗工装置について、前記斜板は、周縁部に溝を有するのが好ましい。
これによれば、各斜板が備える溝によって、グラビアパターンの一部を構成することができる。
また、グラビア塗工装置について、集電体と、該集電体の少なくとも片面に設けられた活物質層と、該活物質層の表面に設けられた保護層と、を有する電極を製造するために使用され、前記基材シートは前記集電体と前記活物質層を含む電極前駆体であり、前記塗料は前記保護層を形成するためのセラミックスラリーであるのが好ましい。
これによれば、電極前駆体における活物質層の表面に転写されたセラミックスラリーの幅を調整できる。
本発明によれば、塗料の塗工幅を調整できる。
電極の斜視図。 実施形態のグラビア塗工装置を模式的に示す断面図。 実施形態のグラビア塗工装置の平面図。 (a)は塗工幅が最大のときのグラビアロールの概略平面図、(b)はグラビアロールの断面図。 (a)は塗工幅が最小のときのグラビアロールの概略平面図、(b)はグラビアロールの断面図。 別例のグラビアロールの断面図。
以下、グラビア塗工装置を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
蓄電装置としての二次電池は、図示しないが、外観が角型をなす角型電池であり、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間をセパレータで絶縁した状態で交互に積層された積層タイプである。
図1に示すように、二次電池用の電極10は、矩形状の集電体としての金属箔11と、金属箔11の両面に設けられた矩形状の活物質層12と、活物質層12の表面に設けられた保護層19と、を備えている。電極10は、その一辺に沿って、活物質層12が設けられず、金属箔11が露出した未塗工部13を有する。そして、電極10において、未塗工部13の一部には、集電タブ14が突出する状態に設けられている。本実施形態においては、負極の電極10に、活物質層12の表面全体と未塗工部13の一部を覆う保護層19を備えている。保護層19は、セラミック粒子としてのアルミナ粒子と樹脂製のバインダとを含み、バインダを介してアルミナ粒子同士、又はアルミナ粒子と活物質層12表面の活物質粒子とが結合して層構造を有する。
上記構成の電極10の製造方法は、電極としての負極を形成し得る基材シートとしての帯状電極16の片面に、塗料としてのセラミックスラリー15を転写する塗工工程を有する。なお、図2に示すように、帯状電極16は、金属箔11を形成し得る長尺金属箔16aと、長尺金属箔16aの両面に設けられた活物質層12とを有する。そして、塗工工程では、帯状電極16における活物質層12の表面にセラミックスラリー15の塗工部18が形成され、帯状電極16と塗工部18とを有する電極材料17が形成される。
図示しないが、負極の電極10の製造工程は、長尺金属箔16aの両面に活物質層12を形成する工程、活物質層12の表面に保護層19を形成する工程、及び枚葉状の負極の電極10を成形する工程と、を有する。具体的には、活物質ペーストを長尺金属箔16aに塗工した後、乾燥させ、長尺金属箔16a上に活物質層前駆体を形成する。これを、プレス工程にて、ロールプレス機に通すことで、活物質層前駆体の活物質密度を上げ、所定の密度と厚みを有する活物質層12が形成される。
また、これにより負極の電極前駆体である帯状電極16が形成される。次に、活物質層12が形成された帯状電極16を、セラミックスラリー15のグラビア塗工装置20に通し、保護層19を形成する。なお、セラミックスラリー15は、活物質層12の表面全てを覆うように活物質層12と未塗工部13の一部に塗工されるが、図1では未塗工部13への保護層19の塗工は図示していない。
セラミックスラリー15の塗工後、乾燥させることで、保護層19が形成される。さらに、活物質層12と保護層19が形成された電極材料17を、プレスカットにより負極の電極10の形状に打抜き、成形することで、枚葉状の負極の電極10が製造される。
図2及び図3に示すように、セラミックスラリー15の塗工工程を行うためのグラビア塗工装置20は、供給ロール21を有し、この供給ロール21には帯状電極16が巻装されている。供給ロール21は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。また、グラビア塗工装置20は、供給ロール21の上方に巻取ロール22を有し、この巻取ロール22は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されるとともに、一定の回転速度で回転する。さらに、グラビア塗工装置20は、セラミックスラリー15の転写位置で帯状電極16を支持する一対のバックアップローラ23を有する。そして、供給ロール21、巻取ロール22及びバックアップローラ23が回転方向Y1に回転し、供給ロール21から供給された帯状電極16が巻取ロール22に巻き取られることによって、帯状電極16は搬送される。本実施形態では、セラミックスラリー15が帯状電極16の活物質層12に転写される位置(以下、転写位置Pとする)では、帯状電極16は下から上に向けた搬送方向X1に搬送される。帯状電極16に沿い、かつ搬送方向X1と直交する方向を幅方向X2とする。
グラビア塗工装置20は、セラミックスラリー15の貯留部24と、円柱状のグラビアロール25とを備える。貯留部24は、下から上へと搬送される帯状電極16のうち、一対のバックアップローラ23に挟まれた部位の側方に配置されている。グラビアロール25は、帯状電極16と貯留部24との間で回転可能に支持されている。グラビアロール25は、周方向の一部が常に貯留部24内に露出する状態に支持されている。グラビアロール25と、一対のバックアップローラ23は互いに平行に配置されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、グラビアロール25は、回転軸31と、複数の円板状の斜板32と、ガイド部材33とを備える。
回転軸31は、軸方向が幅方向X2と一致するように配置されている(図3参照)。回転軸31は、一端部に接続された図示しないモータによって回転方向Y2に回転駆動される。回転軸31の他端部には、連結体34を介してリヤ軸部35が連結固定されている。リヤ軸部35には、筒状のガイドブッシュ36が嵌合されている。ガイドブッシュ36は、幅方向X2においてスライド可能に嵌合されている。連結体34は、回転軸31の軸方向に延びる長円状のガイド孔34aを有する。
斜板32は、平面部が重なるように幅方向X2に沿って積層されている。斜板32は、中心にガイドブッシュ36が貫通する貫通孔32aを有する。各斜板32は、ユニバーサルジョイント37によってガイドブッシュ36に取り付けられている。各斜板32は、回転軸31の軸方向に直交する方向(以下、軸直交方向)に対して傾斜可能である。軸直交方向に対する斜板32の傾斜角度αは、図示しないアクチュエータによって変更可能である。アクチュエータは、図示しない制御部によって制御される。斜板32は、軸直交方向に対して傾斜した状態で、回転軸31からの駆動力を得て回転可能である。また、各斜板32は、周縁部32bに軸方向の一端から他端に向けて径が大きくなる傾斜面を有する。グラビアロール25は、斜板32の周縁部32bによって構成された山部25aと、幅方向X2に隣り合う斜板32の周縁部32bによって構成された谷部25bとを有する。山部25a及び谷部25bは、グラビアパターンを構成する。
ガイド部材33は、斜板32に当接するブリッジ38と、連結体34のガイド孔34aに挿通されるガイドピン39とを有する。ブリッジ38は、軸方向に積層された複数の斜板32のうち、連結体34に最も近い斜板32の平面部に当接している。ガイドピン39は、連結体34のガイド孔34aにおいて移動可能である。ガイドピン39は、端部にガイド孔34aから抜け落ちるのを規制する規制部39aを有する。ガイド孔34aにおけるガイドピン39の位置は、斜板32の傾斜角度αに応じて移動する。
そして、グラビアロール25が回転すると、貯留部24内のセラミックスラリー15は、グラビアパターンに付着する。すなわち、貯留部24内のセラミックスラリー15は、グラビアロール25の山部25aに付着するとともに、谷部25bに入り込む。グラビアパターンに付着したセラミックスラリー15は、グラビアロール25の回転によって、貯留部24内から帯状電極16に向けて搬送される。転写位置Pにおいて、下から上へと搬送される帯状電極16における活物質層12の表面にセラミックスラリー15が接触することで、活物質層12の表面にセラミックスラリー15が転写される。その結果、帯状電極16にはセラミックスラリー15の塗工部18が形成される。なお、帯状電極16の表面に付着させるセラミックスラリー15の厚みは、グラビアロール25の回転速度と帯状電極16の搬送速度の関係によって決まる。
このようなグラビアロール25において、塗工部18の幅方向X2の寸法(以下、塗工幅Wという)は、グラビアロール25の軸方向の寸法によって決まる。グラビアロール25の軸方向の寸法は、幅方向X2の一端に位置する斜板32の周縁部32bと、幅方向X2の他端に位置する斜板32の周縁部32bとの軸方向の距離(以下、斜板距離Waという)によって決まる。斜板距離Waは、各斜板32の傾斜角度αによって決まる(図3参照)。したがって、アクチュエータにより各斜板32の傾斜角度αを変更することで、斜板距離Waが変わり、塗工部18の塗工幅Wを調整することができる。
ただし、斜板32が傾斜しているとき、塗工部18は、グラビアロール25の回転に伴って幅方向X2に往復形成される。よって、塗工幅Wの両端部も幅方向X2に往復動作する。幅方向X2の一端に位置する斜板32の周縁部32bのうち、一端側に存在する部位を部位Pa1とし、他端側に存在する部位を部位Pa2とする。幅方向X2の他端に位置する斜板32の周縁部32bのうち、一端側に存在する部位を部位Pb1とし、他端側に存在する部位を部位Pb2とする。塗工部18が幅方向X2の一端側に形成されるとき、塗工幅Wの一端は部位Pa1となり、塗工幅Wの他端は部位Pb1となる。塗工部18が幅方向X2の他端側に形成されるとき、塗工幅Wの一端は部位Pa2となり、塗工幅Wの他端は部位Pb2となる。よって、セラミックスラリー15が常に塗工される範囲は、部位Pa2から部位Pb1までの範囲である。
次に、塗工幅Wが最大のときのグラビアロール25、及び塗工幅Wが最小のときのグラビアロール25について説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、塗工幅Wを最大にするとき、回転軸31に対する斜板32の傾斜角度αをα1にする。このとき、ガイド部材33のガイドピン39は、連結体34のガイド孔34aにおいて回転軸31の一端部側に位置する。塗工幅Wは、斜板距離Wa1となる。
図5(a)及び図5(b)に示すように、塗工幅Wを最小にするとき、回転軸31に対する斜板32の傾斜角度αを0にする。つまり、斜板32は、平面部が軸直交方向に沿うように配置される。このとき、ガイド部材33のガイドピン39は、連結体34のガイド孔34aにおいて斜板32側に位置する。塗工幅Wは、Wa1よりも小さい斜板距離Wa2となる。
このように軸直交方向に対する斜板32の傾斜角度αを変更することによって、斜板距離Waが変更する。傾斜角度αを大きくするほど、斜板距離Waは大きくなり、塗工幅Wは大きくなる。
グラビア塗工装置20は、自動化することができ、例えば、斜板32の傾斜角度αは、塗工幅Wの測定結果に基づいて、グラビアロール25が回転した状態で変更される。
詳しくは、本実施形態のグラビア塗工装置20は、塗工部18の側方に配置された図示しないCCDカメラと、CCDカメラに接続された図示しない判定部と、判定部に接続された制御部とを備える。CCDカメラは、帯状電極16の活物質層12の表面に塗工された塗工部18を撮影する。判定部は、CCDカメラが撮影した塗工部18から塗工幅Wを測定するとともに、測定した塗工幅Wと規定幅とを比較する。判定部は、塗工幅Wが規定幅よりも大幅に大きい場合、不良1と判定し、不良1に対応する信号を制御部に送信する。一方、塗工幅Wが規定幅よりも大幅に小さい場合、不良2と判定し、不良2に対応する信号を制御部に送信する。制御部は、不良1に対応する信号を受信すると、斜板32の傾斜角度αが小さくなるように、すなわち斜板距離Waが小さくなるようにアクチュエータを制御する。制御部は、不良2に対応する信号を受信すると、斜板32の傾斜角度αが大きくなるように、すなわち斜板距離Waが大きくなるようにアクチュエータを制御する。
次に、本実施形態の効果を作用とともに記載する。
(1)セラミックスラリー15の塗工幅Wは、グラビアロール25の寸法によって決まる。グラビアロール25の寸法は、複数の斜板32のうち軸方向の一端に位置する斜板32の周縁部32bと他端に位置する斜板32の周縁部32bとの軸方向の距離である斜板距離Waによって決まる。斜板距離Waは、斜板32の傾斜角度αによって変化するため、斜板32の傾斜角度αを変更すれば、セラミックスラリー15の塗工幅Wを調整できる。
(2)斜板32の傾斜角度αは、判定部による塗工幅Wの良否判定に基づいて、グラビアロール25を回転させた状態で変更される。よって、製造ラインを停止させることなく塗工幅Wを調整でき、電極10の生産性を低下させない。
(3)帯状電極16における活物質層12の表面に転写されたセラミックスラリー15の塗工幅Wを調整できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ セラミックスラリー15の転写位置Pでは、帯状電極16は水平方向に延びるように搬送されてもよい。この場合、グラビアロール25及び貯留部24は、帯状電極16の下方に配置されるのが好ましい。
○ CCDカメラ、判定部、及び制御部は、省略してもよい。
○ 斜板32の傾斜角度αは、手動で変更してもよい。
○ セラミックスラリー15を塗工する際、回転軸31を軸方向(幅方向X2)に往復移動させてもよい。この場合、グラビアロール25の回転に伴って塗工部18が幅方向X2に往復移動することを抑制できる。よって、幅方向X2においてセラミックスラリー15が常に塗工される範囲を一定にできる。
○ 斜板32の周縁部32bの形状は、谷部25bを構成できる範囲で変更してもよい。
○ 上記実施形態では、幅方向X2に隣り合う2枚の斜板32によって谷部25bを構成していたが、図6に示すように、1枚の斜板32が周縁部に谷部25bを構成する溝32cを有していてもよい。
○ 集電体は、活物質層12が形成できるものであれば、長尺金属箔16aに限定されるものではない。例えば、織物状や網状のシートを用いてもよい。
○ グラビア塗工装置20は、電極10の製造のために帯状電極16の活物質層12にセラミックスラリー15を転写するものに具体化したが、これに限らない。塗料として活物質、粘着剤、塗料等を用い、これらを基材シートに転写する場合に、グラビア塗工装置20を採用してもよい。
○ セラミックスラリー15の転写は、帯状電極16の長手方向に連続して行う連続塗工としたが、グラビアロール25の回転を間欠的に停止させて、セラミックスラリー15を帯状電極16の長手方向に間隔を空けて塗布する間欠塗工としてもよい。
○ 電極10は、金属箔11の片面だけに活物質層12及び保護層19を有するものであってもよい。この場合、帯状電極16の片面だけに活物質層12が設けられるとともに、その活物質層12にセラミックスラリー15の塗工部18が形成される。
○ 保護層19は、正極の電極10における活物質層12の表面に設けられていてもよいし、負極と正極の両方の電極10における活物質層12の表面に設けられていてもよい。
○ ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電装置に用いる電極の製造にグラビア塗工装置20を採用してもよい。
10…電極、11…集電体としての金属箔、12…活物質層、15…塗料としてのセラミックスラリー、16…基材シートとしての帯状電極、19…保護層、20…グラビア塗工装置、24…貯留部、25…グラビアロール、31…回転軸、32…斜板、32b…周縁部、32c…溝、α…傾斜角度。

Claims (5)

  1. 塗料の貯留部と、
    搬送方向に搬送される基材シートに対して前記貯留部に貯留された塗料を転写するため、表面に前記貯留部の塗料が付着され、かつ回転可能なグラビアロールと、
    を備えたグラビア塗工装置であって、
    前記グラビアロールは、
    回転軸と、
    前記回転軸の軸方向に積層され、前記回転軸からの駆動力を得て回転し、前記軸方向に直交する方向に対して傾斜可能な円板状の複数の斜板と
    を備えることを特徴とするグラビア塗工装置。
  2. 前記斜板の傾斜角度は、前記基材シートに転写された前記塗料の幅の測定結果に基づいて、前記グラビアロールを回転させた状態で変更される請求項1に記載のグラビア塗工装置。
  3. 前記回転軸は、前記軸方向に往復移動可能である請求項1又は請求項2に記載のグラビア塗工装置。
  4. 前記斜板は、周縁部に溝を有する請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のグラビア塗工装置。
  5. 集電体と、該集電体の少なくとも片面に設けられた活物質層と、該活物質層の表面に設けられた保護層と、を有する電極を製造するために使用され、前記基材シートは前記集電体と前記活物質層を含む電極前駆体であり、前記塗料は前記保護層を形成するためのセラミックスラリーである請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のグラビア塗工装置。
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