JP2018119603A - ダンパ構造体及びその組立方法 - Google Patents

ダンパ構造体及びその組立方法 Download PDF

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章人 江間
洋平 今西
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洋平 今西
鈴木 義和
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Abstract

【課題】 ダイナミックダンパをシャフトに容易に装着して位置決めし得るダンパ構造体を提供する。
【解決手段】 シャフト14にダイナミックダンパ42を装着したダンパ構造体41であって、ダイナミックダンパ42は、シャフト14にバンド48の締め付けにより外嵌固定された筒状の取付部43と、その取付部43に連設され、シャフト14との間に形成された内部空間51を有する筒状の本体部45と、その本体部45に収容された筒状のダンパ部46とを備え、取付部43に、シャフト14への装着時に本体部45の内部空間51にエアを充填するための注入孔52を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の動力伝達系、例えば自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれ、回転軸の振動を抑制するダンパ構造体及びその組立方法に関する。
例えば、自動車の動力伝達系を構成するシャフトには、エンジンと車輪軸受装置を繋ぐドライブシャフトや、変速機から減速歯車装置に動力を伝達するプロペラシャフトがある。この種のシャフトでは、高速回転に伴って曲げ振動や捩り振動などの有害振動が発生することがある。
自動車に要求される乗り心地や静粛性などを確保するためには、前述の有害振動を抑制する必要がある。この有害振動を抑制するため、シャフトにダイナミックダンパを取り付けたダンパ構造体を採用することにより、固有振動数を調整するようにしている。
従来のダンパ構造体141は、図7に示すように、シャフト114に外嵌固定された一対の筒状取付部143,144と、一対の取付部143,144間に一体的に配置された筒状本体部145とからなるダイナミックダンパ142を具備する。
一方の取付部143の外周面には環状の凹溝147が形成されている。この凹溝147にバンド148を嵌合して締め付けることによりダイナミックダンパ142をシャフト114に位置決め固定している。本体部145には、筒状のダンパ部146が収容されている。この本体部145とシャフト114との間には内部空間151が形成されている。
ダイナミックダンパ142は、取付部143,144と本体部145との間に配された支持部149,150により、取付部143,144に対して本体部145を弾性的に支持する構造を具備する。このダイナミックダンパ142は、支持部149,150のばね定数とダンパ部146の質量とによって固有振動数が決定される部品である。
以上の構成からなるダンパ構造体141では、シャフト114に発生する有害振動の卓越振動数にダイナミックダンパ142の固有振動数を合わせる。これにより、シャフト114の振動エネルギーをダイナミックダンパ142の共振により吸収することで、有害振動を抑制するようにしている。
一方、ダンパ構造体141では、ダンパ部146が収容された本体部145とシャフト114との間に内部空間151が形成されている。この内部空間151に水分が侵入すると、その水分によりシャフト114が腐食して強度低下を引き起こす可能性がある。
このような問題を解消するため、ダイナミックダンパ142の内部へ水分が侵入することを防止したダンパ構造体141が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1で開示されたダンパ構造体141は、ダイナミックダンパ142の取付部143,144の内径をシャフト114の外径よりも小さくすることにより、シャフト114に対してダイナミックダンパ142に締め代を設けている。
このダンパ構造体141では、シャフト114にダイナミックダンパ142を装着するに際して、ダイナミックダンパ142の取付部143,144をシャフト114に圧入することにより、ダイナミックダンパ142の取付部143,144をシャフト114に密着させることで、外部からの水分の侵入を防止している。
特許第4664262号公報
ところで、特許文献1で開示されたダンパ構造体141は、シャフト114に対してダイナミックダンパ142に締め代を設けた構造を具備する。この締め代でもって、ダイナミックダンパ142の取付部143,144をシャフト114に圧入することにより、ダイナミックダンパ142をシャフト114に位置決め固定するようにしている。
このダンパ構造体141では、ダイナミックダンパ142をシャフト114に確実に固定しようとすると、シャフト114に対するダイナミックダンパ142の圧入代が大きくなる。このことから、圧入荷重の増大、位置決め不良などの不具合が発生し易く、良好なダイナミックダンパ142の装着状態を得ることが困難となる。
そこで、本発明は前述の課題に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ダイナミックダンパをシャフトに容易に装着して位置決めし得るダンパ構造体及びその組立方法を提供することにある。
本発明のダンパ構造体は、回転軸にダイナミックダンパを装着した構造を具備する。
本発明のダイナミックダンパは、回転軸にバンドの締め付けにより外嵌固定された筒状の取付部と、その取付部に連設され、回転軸との間に形成された内部空間を有する筒状の本体部と、その本体部に収容された筒状のダンパ部とを備えている。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係るダンパ構造体は、取付部に、回転軸への装着時に本体部の内部空間にエアを充填するための注入孔を設けたことを特徴とする。また、本発明に係るダンパ構造体の組立方法は、取付部に注入孔を設け、ダイナミックダンパを回転軸に装着する時、注入孔から内部空間にエアを充填することを特徴とする。
なお、取付部は、本体部の軸方向両側に設けられていることが好ましい。この場合、少なくとも一方の取付部に注入孔が設けられていればよい。
本発明では、ダイナミックダンパの回転軸への装着時、取付部の注入孔から本体部の内部空間にエアを充填する。これにより、外部からの水分の侵入を防止するため、回転軸に対してダイナミックダンパに締め代を設けた場合であっても、回転軸に対するダイナミックダンパの圧入代を小さくすることができる。この圧入荷重の低減により、ダイナミックダンパを回転軸に圧入して位置決め固定することが容易となる。
本発明における注入孔は、取付部のバンド締め付け部位に開口し、バンドにより注入孔の開口部が閉塞されている構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、ダイナミックダンパの回転軸への圧入および位置決め後、取付部のバンド締め付け部位に設けられた注入孔の開口部をバンドで閉塞することができる。これにより、外部からの水分の侵入を未然に防止することができる。
本発明において、取付部の内周面に、注入孔と本体部の内部空間とに連通するスリットが形成されている構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、ダイナミックダンパの回転軸への装着時、取付部の注入孔から供給されるエアがスリットを介して本体部の内部空間へ流入することになる。そのため、取付部の注入孔から本体部の内部空間にエアを充填することが容易となる。
本発明によれば、外部からの水分の侵入を防止するため、回転軸に対してダイナミックダンパに締め代を設けた場合であっても、ダイナミックダンパの回転軸への装着時、回転軸に対するダイナミックダンパの圧入代を小さくすることができる。この圧入荷重の低減により、ダイナミックダンパを回転軸に圧入して位置決め固定することが容易となる。
その結果、ダンパ構造体において、ダイナミックダンパを回転軸に装着する上で組み付け性の向上が図れる。
本発明の実施形態で、ダイナミックダンパの組み付け完了状態を示す部分断面図である。 図1のダイナミックダンパの組み付け途中状態を示す部分断面図である。 図1のP−P線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態で、ダイナミックダンパの組み付け完了状態を示す部分断面図である。 図4のダイナミックダンパの組み付け途中状態を示す部分断面図である。 本発明のダイナミックダンパを装着したドライブシャフトを示す断面図である。 従来のダンパ構造体を示す部分断面図である。
本発明に係るダンパ構造体及びその組立方法の実施形態を図面に基づいて以下に詳述する。
例えば、自動車の動力伝達系を構成するシャフトには、エンジンと車輪軸受装置を繋ぐドライブシャフトや、変速機から減速歯車装置に動力を伝達するプロペラシャフトがある。この種のシャフトでは、高速回転に伴って曲げ振動や捩り振動などの有害振動が発生することがある。
自動車に要求される乗り心地や静粛性などを確保するためには、前述の有害振動を抑制する必要がある。この有害振動を抑制するため、シャフトにダイナミックダンパを取り付けたダンパ構造体を採用することにより、固有振動数を調整するようにしている。
図6に示す実施形態は、ドライブシャフト11にダイナミックダンパ42を取り付けたダンパ構造体41を例示する。なお、このダンパ構造体41は、ドライブシャフト11以外に、プロペラシャフトにも適用可能である。
ドライブシャフト11は、一般的に、エンジン側(インボード側)に摺動式等速自在継手12を、車輪側(アウトボード側)に固定式等速自在継手13をそれぞれ装備し、両者の等速自在継手12,13をシャフト14で連結した構造を具備する。
摺動式等速自在継手12にはトリポード型やダブルオフセット型がある。例えば、トリポード型等速自在継手12は、外側継手部材15と、トリポード部材16と、複数個のローラ17とで主要部が構成されている。この等速自在継手12は、トリポード部材16およびローラ17からなる内部部品18が外側継手部材15に対して角度変位および軸方向変位可能な構造を具備する。
外側継手部材15は、軸方向に延びる直線状トラック溝19が円筒状内周面20に形成されている。トラック溝19は、外側継手部材15の軸線方向に直線状に延びる断面円弧状のローラ案内面21を有する。トリポード部材16は、先端がトラック溝19の底部付近まで半径方向に延在した脚軸22を有する。
ローラ17は、外側継手部材15のローラ案内面21と脚軸22の外周面との間に複数の針状ころ(図示せず)を介して回転自在に配設される。このローラ17は、トリポード部材16の脚軸22に対して回転しながら、外側継手部材15のトラック溝19のローラ案内面21上を転動する。
この等速自在継手12は、継手内部に封入されたグリース等の潤滑剤の漏洩を防ぐと共に継手外部からの異物侵入を防止するため、外側継手部材15とシャフト14との間に、外側継手部材15の開口部を閉塞するゴム製の蛇腹状ブーツ23をブーツバンド24,25により締め付け固定したシール構造を具備する。
固定式等速自在継手13にはツェッパ型やアンダーカットフリー型がある。例えば、ツェッパ型等速自在継手13は、外側継手部材26と、内側継手部材27と、複数個のボール28と、ケージ29とで主要部が構成されている。この等速自在継手13は、内側継手部材27、ボール28およびケージ29からなる内部部品30が外側継手部材26に対して角度変位可能な構造を具備する。
外側継手部材26は、軸方向に延びる円弧状トラック溝31が球面状内周面32に形成されている。内側継手部材27は、外側継手部材26のトラック溝31と対をなして軸方向に延びる円弧状トラック溝33が球面状外周面34に形成されている。
ボール28は、外側継手部材26のトラック溝31と内側継手部材27のトラック溝33との間に介在して回転トルクを伝達する。ケージ29は、外側継手部材26の内周面32と内側継手部材27の外周面34との間に配されてボール28を保持する。
この等速自在継手13は、継手内部に封入された潤滑剤の漏洩を防止すると共に継手外部からの異物侵入を防止するため、外側継手部材26とシャフト14との間に、外側継手部材26の開口部を閉塞する樹脂製の蛇腹状ブーツ35をブーツバンド36,37により締め付け固定したシール構造を具備する。
以上の構成からなる摺動式等速自在継手12と固定式等速自在継手13とをシャフト14で連結することによりドライブシャフト11を構成する。シャフト14の一端は、スプライン嵌合により摺動式等速自在継手12のトリポード部材16とトルク伝達可能に連結されている。シャフト14の他端は、スプライン嵌合により固定式等速自在継手13の内側継手部材27とトルク伝達可能に連結されている。
この実施形態のダンパ構造体41は、以上で説明したドライブシャフト11のシャフト14にダイナミックダンパ42を装着した構造を具備する。
この実施形態のダンパ構造体41におけるダイナミックダンパ42は、図1および図3に示すように、回転軸であるシャフト14に外嵌固定された筒状の取付部43,44と、その取付部43,44に連設された筒状の本体部45と、その本体部45に収容された筒状のダンパ部46とからなる。
取付部43,44は、本体部45の軸方向両側に対をなして配置されている。一方の取付部43の外周面には環状の凹溝47が形成され、この凹溝47に固定用バンド48が嵌合している。なお、この実施形態では、一方の取付部43に固定用バンド48の凹溝47を形成しているが、他方の取付部44にも凹溝を形成し、その凹溝に固定用バンドを嵌合してもよい。
本体部45は、その軸方向両側に一体的に形成された支持部49,50により一対の取付部43,44に対して弾性的に支持されている。この本体部45の内周面とシャフト14の外周面との間に内部空間51が形成されている。
ダンパ部46は、金属製の錘部材で構成されている。また、取付部43,44と本体部45とは、ゴム等の弾性部材からなる一体成形品であり、ダンパ部46をインサート部材として金型を用いたインサート成形によって形成される。
このダイナミックダンパ42は、ダンパ部46が収容された本体部45を取付部43,44に対して弾性的に支持する支持部49,50のばね定数とダンパ部46の質量とによって固有振動数が決定される部品である。
以上の構成からなるダンパ構造体41では、シャフト14に発生する有害振動の卓越振動数にダイナミックダンプ42の固有振動数を合わせる。これにより、シャフト14の振動エネルギーをダイナミックダンパ42の共振により吸収することで、有害振動を抑制する。
このダンパ構造体41では、本体部45の内周面とシャフト14の外周面との間に形成された内部空間51に水分が侵入することを防止するため、ダイナミックダンパ42の取付部43,44の内径D1をシャフト14の外径D2よりも小さくしている(D1<D2)。つまり、シャフト14に対してダイナミックダンパ42の取付部43,44に締め代Sを設けている(図2参照)。
このダンパ構造体41では、一方の取付部43に、シャフト14への装着時に本体部45の内部空間51にエアを充填するための注入孔52が設けられている。この注入孔52は、一方の端部が取付部43の外周面に開口し、他方の端部が取付部43の内周面に開口する貫通孔である。この注入孔52は、注入孔用軸をインサート部材として前述のインサート成形により容易に形成することが可能である。
また、取付部43の内周面には、注入孔52と本体部45の内部空間51と連通するスリット53が軸方向に沿って形成されている。つまり、スリット53の一端は、取付部43の内周面で注入孔52と連通し、スリット53の他端は、本体部45の内部空間51と連通する。
なお、この実施形態では、一方の取付部43に注入孔52を設けた場合を例示しているが、他方の取付部44にも凹溝を形成し、その凹溝に固定用バンドを嵌合する場合には、他方の取付部44にも注入孔およびスリットを形成してもよい。
以上の構成からなるダンパ構造体41では、ダイナミックダンパ42のシャフト14への装着時、図2に示すように、ダイナミックダンパ42の取付部43,44をシャフト14に圧入する。この時、取付部43の注入孔52の開口部55から本体部45の内部空間51にエアをノズル54により充填する。
この本体部45の内部空間51へのエアの充填により、ダイナミックダンパ42がシャフト14に対して微小に拡径することになる。つまり、内部空間51でのエア圧により、取付部43,44の内周面が微小に拡径することになる。
これにより、外部からの水分の侵入を防止するため、シャフト14に対してダイナミックダンパ42に締め代Sを設けた場合であっても、シャフト14に対するダイナミックダンパ42の圧入代を小さくすることができる。
この圧入荷重の低減により、ダイナミックダンパ42をシャフト14に圧入して位置決め固定することが容易となる。その結果、ダンパ構造体41において、ダイナミックダンパ42をシャフト14に装着する上で組み付け性の向上が図れる。
ダイナミックダンパ42の位置決め後は、ノズル54によるエアの供給を停止すれば、本体部45の内部空間51に充填されたエアをスリット53および注入孔52を介して外部に排出することができる。これにより、ダイナミックダンパ42がシャフト14に対して微小に縮径することになる。
その結果、シャフト14に対するダイナミックダンパ42の締め代が初期状態に復帰することで、シャフト14に対するダイナミックダンパ42の位置決めが確実となる。その上で、バンド48を取付部43の凹溝47に嵌合させ、そのバンド48の締め付けによりダイナミックダンパ42をシャフト14に対して強固に固定することができる。
このダンパ構造体41は、注入孔52が取付部43のバンド締め付け部位である凹溝47に開口し、バンド48により注入孔52の開口部55が閉塞されている構造を具備する(図1参照)。
このような構造を採用することにより、ダイナミックダンパ42のシャフト14への圧入および位置決め後、取付部43の凹溝47に設けられた注入孔52の開口部55をバンド48で閉塞することができる。これにより、外部からの水分の侵入を確実に防止することができる。
以上で説明した実施形態では、取付部43の内周面に、注入孔52と本体部45の内部空間51とに連通するスリット53が形成されている構造を例示したが、このスリット53は必ずしも必要なものではない。
つまり、取付部43の内周面に開口する注入孔52から本体部45の内部空間51にエアをスムーズに充填することが可能であれば、取付部43の内周面にスリット53を形成する必要はない。
一方、この実施形態のように、取付部43の内周面にスリット53を形成すれば、ダイナミックダンパ42のシャフト14への装着時、取付部43の注入孔52から供給されるエアがスリット53により本体部45の内部空間51へスムーズに流入する。そのため、内部空間51へのエアの充填が容易となる。
また、図1および図2に示す実施形態では、注入孔52を軸方向と直交する方向に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図4および図5に示す構造であってもよい。なお、図4および図5において、図1および図2と同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。
図4および図5に示す実施形態では、注入孔56を軸方向に対して傾斜する方向に形成した構造を例示する。この場合、注入孔56は、取付部43の凹溝47の外周面に形成された開口部57から、取付部43の内周面に向けて本体部45の内部空間51に近づくように傾斜している。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
14 回転軸(シャフト)
41 ダンパ構造体
42 ダイナミックダンパ
43,44 取付部
45 本体部
46 ダンパ部
47 バンド締め付け部位(凹溝)
48 バンド
51 内部空間
52,56 注入孔
53 スリット
55,57 開口部

Claims (5)

  1. 回転軸にダイナミックダンパを装着したダンパ構造体であって、
    前記ダイナミックダンパは、前記回転軸にバンドの締め付けにより外嵌固定された筒状の取付部と、前記取付部に連設され、回転軸との間に形成された内部空間を有する筒状の本体部と、前記本体部に収容された筒状のダンパ部とを備え、前記取付部に、回転軸への装着時に前記本体部の内部空間にエアを充填するための注入孔を設けたことを特徴とするダンパ構造体。
  2. 前記注入孔は、前記取付部のバンド締め付け部位に開口し、バンドにより注入孔の開口部が閉塞されている請求項1に記載のダンパ構造体。
  3. 前記取付部の内周面に、前記注入孔と本体部の内部空間とに連通するスリットが形成されている請求項1又は2に記載のダンパ構造体。
  4. 前記取付部は、前記本体部の軸方向両側に設けられ、少なくとも一方の取付部に前記注入孔が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のダンパ構造体。
  5. 回転軸にダイナミックダンパを装着するダンパ構造体の組立方法であって、
    前記ダイナミックダンパは、前記回転軸にバンドの締め付けにより外嵌固定された筒状の取付部と、前記取付部に連設され、回転軸との間に形成された内部空間を有する筒状の本体部と、前記本体部に収容された筒状のダンパ部とを備え、前記取付部に注入孔を設け、前記ダイナミックダンパを回転軸に装着する時、前記注入孔から前記内部空間にエアを充填することを特徴とするダンパ構造体の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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