JP2018119029A - 撥水液、撥水性物品及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[発明1]
少なくとも、
下記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物、
下記一般式[2]で表されるケイ素化合物、
有機溶媒、水、及び、酸
を含み、該フルオロアルキルシラン系化合物と該ケイ素化合物の質量比が1:0.25〜1:0.7である、撥水性被膜を形成するための撥水液。
R1 2SiY2 [2]
(式[2]中、R1は、それぞれ独立して炭素数が1〜20の炭化水素基である。また、Yは、それぞれ独立してアルコキシ基、クロロ基、イソシアネート基又はヒドロキシル基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基である。なお、R1は、分岐状の炭化水素基や環状の炭化水素基であっても良い。)
[発明2]
前記一般式[2]で表されるケイ素化合物において、R1が、それぞれ独立して炭素数が1〜5の炭化水素基であり、Yが、それぞれ独立してアルコキシ基であることを特徴とする、発明1に記載の撥水液。
[発明3]
前記一般式[2]で表されるケイ素化合物において、R1が、それぞれ独立して炭素数が1〜3の炭化水素基であり、Yが、それぞれ独立してメトキシ基、エトキシ基及びプロポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基であることを特徴とする、発明1に記載の撥水液。
[発明4]
前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物と、前記一般式[2]で表されるケイ素化合物の質量比が、1:0.25〜1:0.6の質量比であることを特徴とする、発明1乃至3のいずれか1項に記載の撥水液。
[発明5]
前記酸が、有機スルホン酸であることを特徴とする、発明1乃至4のいずれか1項に記載の撥水液。
[発明6]
前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物において、mが2〜7の整数であり、nが1〜3の整数であり、Xがそれぞれ独立してアルコキシ基であり、pが3であることを特徴とする、発明1乃至5のいずれか1項に記載の撥水液。
[発明7]
前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物において、mが4〜6の整数であり、nが1〜3の整数であり、Xがそれぞれ独立してアルコキシ基であり、pが3であることを特徴とする、発明1乃至5のいずれか1項に記載の撥水液。
[発明8]
少なくとも、
下記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物、
下記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物、
有機溶媒、水、及び、有機スルホン酸
を含み、該フルオロアルキルシラン系化合物と該ケイ素化合物の質量比が1:0.25〜1:0.6である、撥水性被膜を形成するための撥水液。
R1 2SiY2 [2−A]
(式[2−A]中、R1は、それぞれ独立して炭素数が1〜3の炭化水素基である。また、Yは、それぞれ独立してメトキシ基、エトキシ基及びプロポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基である。なお、R1は、分岐状の炭化水素基や環状の炭化水素基であっても良い。)
[発明9]
前記有機スルホン酸のモル数が、前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物のモル数と前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物のモル数の合計の0.1〜13倍であり、
前記水のモル数が、前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物のモル数と前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物のモル数の合計の0.1〜130倍であることを特徴とする、発明8に記載の撥水液。
[発明10]
前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物と、前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物との部分加水分解重縮合物を含むことを特徴とする、撥水性被膜。
[発明11]
基材と、該基材上に撥水性被膜を有する撥水性物品の製造方法であって、該撥水性被膜が、発明1乃至9のいずれか1項に記載の撥水液を該基材の表面上に塗布することにより形成されることを特徴とする、撥水性物品の製造方法。
[発明12]
前記撥水液を基材の表面上に塗布した後、30〜100℃で1〜60分間加熱することを特徴とする、発明11に記載の撥水性物品の製造方法。
[発明13]
前記撥水液を基材の表面上に塗布した後、35〜90℃で3〜30分間加熱することを特徴とする、発明11に記載の撥水性物品の製造方法。
[発明14]
前記撥水液を基材の表面上に塗布する方法が、手塗り法であることを特徴とする、発明11乃至13のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
[発明15]
撥水性被膜の膜厚が、10nm未満1nm以上であることを特徴とする、発明11乃至14のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
[発明16]
前記基材がガラスであることを特徴とする、発明11乃至15のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
本発明の撥水液においては、下記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物が用いられる。
本発明の撥水液に使用されるケイ素化合物としては、下記一般式[2]で示されるケイ素化合物が用いられる。
R1 2SiY2 [2]
(式[2]中、R1は、それぞれ独立して炭素数が1〜20の炭化水素基である。また、Yは、それぞれ独立してアルコキシ基、クロロ基、イソシアネート基又はヒドロキシル基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基である。なお、R1は、分岐状の炭化水素基や環状の炭化水素基であっても良い。)
本発明の撥水液においては、前記フルオロアルキルシラン系化合物と前記ケイ素化合物の質量比が1:0.25〜1:0.7であり、該質量比の下限としては1:0.25、1:0.3、1:0.35とすることができ、該質量比の上限としては、1:0.7、1:0.6、1:0.5、1:0.45とすることが出来る。該質量比が1:0.25未満の場合は、前記ケイ素化合物の割合が少なくなり、滑水性が低下しやすくなる。一方、1:0.7超の場合は、前記フルオロアルキルシラン系化合物の割合が少なくなり、耐候性が低下しやすくなる。
本発明の撥水液に用いる有機溶媒には、フルオロアルキルシラン系化合物、酸触媒を溶解させる有機溶媒を用いることができ、該有機溶媒として、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素溶媒類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類やそれらの混合物を用いることが好ましい。また、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、パーフルオロエーテル、ハイドロフルオロエーテルなどのフッ素系溶剤を用いることもできる。中でも、イソプロピルアルコール等の低級アルコールは、フルオロアルキルシラン系化合物、酸触媒の溶解性が高く、さらに、撥水液の塗布性(塗り伸ばしやすさ)や乾燥時間(作業時間)が適度になるので特に好ましい。
本発明の撥水液に用いる水は、該フルオロアルキルシラン系化合物と前記ケイ素化合物とを少なくとも部分的に加水分解、重縮合反応を生じさせるための成分である。前記水の添加量は、前記フルオロアルキルシラン系化合物のモル数と前記ケイ素化合物のモル数の合計の0.1〜130倍のモル数とすることが好ましく、3〜30倍がより好ましい。0.1倍未満では、撥水液中で加水分解、重縮合反応が進行しにくく、基材に十分量の前記フルオロアルキルシラン系化合物や前記ケイ素化合物が接着しにくいため、撥水性や滑水性を十分には得にくい。また、130倍を超えると、撥水液中で加水分解、重縮合反応が進行しすぎて、ポットライフが短くなりやすい。また、撥水液中の含有水分量を調整するために、撥水液に脱水剤を添加し、所定時間脱水処理を行っても良い。脱水剤としては、シリカゲル、合成ゼオライト、活性アルミナ等を用いることが出来るが、これに限定するものではない。
本発明の撥水液に用いる酸は、前記フルオロアルキルシラン系化合物及び前記ケイ素化合物の重縮合反応を促進するための成分であり、無機酸、有機酸のいずれも用いることができる。酸の中では、有機スルホン酸が、撥水性被膜の耐候性を良好にしやすいため好ましい。
次に本発明の撥水液の好ましい調製方法について説明する。
撥水液は、一般式[1]で表される前記フルオロアルキルシラン系化合物、一般式[2]で表されるケイ素化合物、有機溶媒の混合物に、水及び酸を添加、混合し、該フルオロアルキルシラン系化合物や該ケイ素化合物を重縮合することにより得られる。ここで、該フルオロアルキルシラン系化合物、該ケイ素化合物、有機溶媒を先に混合するのは、該フルオロアルキルシラン系化合物と該ケイ素化合物を撥水液中に均質に混合させるためである。しかしながら、上記の原料を同時に混合しても良い。
次に、得られた撥水液を使用して、撥水性物品を製造する方法について説明する。
上記で得られた撥水液を基材表面に塗布する塗布方法としては、手塗り法、ノズルフローコート法、ディッピング法、スプレー法、リバースコート法、フレキソ法、印刷法、フローコート法、スピンコート法、ロールコート法、それらの併用等各種塗布方法が適宜採用され得る。これらの塗布方法の中では、手塗り法が、塗着効率が高く塗布ロスが少ない点、塗布設備の導入費用を削減できる点、透明性に優れ、キズが目立ちにくい、nmオーダーの膜厚の被膜を形成できる点などから好ましい。なお、本発明で「手塗り法」とは、塗布液を部材に給液した後、該部材を基材に接触させる手段、及び、塗布液を基材に給液した後、部材で該塗布液を引き延ばす手段から選ばれる少なくとも一つの手段で基材上に塗布液を塗布する技術手段のことを指す。塗布液を給液される部材、又は塗布液を引き延ばす部材としては、布、紙、不織布、ガーゼ、スポンジ、フェルトなどが挙げられる。塗布液を給液された部材を基材に接触させる手段、又は部材で塗布液を引き延ばす手段は、人の手によるもの、ロボットや機械などによるものなどがある。
撥水性物品の撥水層表面に、純水約2μlを置いたときの水滴とサンプル表面とのなす角を接触角計で測定した。尚、接触角計には協和界面科学製DM−501型を用い、大気中(約25℃)で測定した。初期接触角において、接触角が105°以上を合格(表中で○と表記)、105°未満を性能不足とし、不合格(表中で×と表記)とした。
サンプルを水平に保持した状態で、サンプル表面上に約50μlの純水を滴下した後、サンプルを徐々に傾けていき、水滴が移動し始めた時点の傾斜角度を転落角(°)とした。尚、転落角は協和界面科学製DM−501型を用いて大気中(約25℃)で測定した。転落角が小さいほど滑水性が良好であるといえ、転落角の初期性能が、15°以下を合格(表中で○と表記)、16°以上を性能不足とし、不合格(表中で×と表記)とした。
メタルハライドランプのUV光を以下の条件でサンプルの撥水膜面に対して2時間照射した後の接触角(°)を測定して評価した。ここでは試験後の水滴の接触角が90°以上を合格(表中で○と表記)、90°未満のものを不合格とし、表中で×と表記した。
・ ランプ:アイグラフィックス製M015−L312
・ ランプ強度:1.5kW
・ 照度:下記照度計における測定値が92mW/cm2
・ 照度計:紫外線強度計(岩崎電気製、UVP365−03)
(受光波長域;300〜400nm)
(塗布液の調製)
フルオロカーボンユニットの数が6のフルオロアルキルトリアルコキシシランである(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル)トリエトキシシラン〔CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH2CH3)3〕(C6FAS):1.0g、ケイ素化合物であるジメチルジメトキシシラン(DMDMS):0.4g、イソプロピルアルコール:32gを混合し、約5分間攪拌した。次いで、メタンスルホン酸:0.30g、水:0.91gを添加し、室温で2時間攪拌して、フルオロアルキルシラン:ジメチルジメトキシシラン=1:0.4(wt%)、固形分濃度(フルオロアルキルシランとジメチルジメトキシシランの濃度の合計):4.0wt%の塗布液を得た。なお、メタンスルホン酸の添加量は、フルオロアルキルシラン系化合物のモル数と、ジメチルジメトキシシランのモル数の合計の0.75倍のモル数のメタンスルホン酸を添加した。また、水の添加量も同様に、フルオロアルキルシラン系化合物のモル数と、ジメチルジメトキシシランのモル数の合計の12倍のモル数の水を添加した。
10cm角で厚さ3.0mmのフロートガラス板の表面を酸化セリウムで十分に研磨した後、精製水で洗浄後、乾燥させて基材を準備した。
調製した塗布液;1.0mlをガラス基板上に滴下し、手塗り法により綿布(商品名;ベンコット)でガラス全面に十分引き伸ばした後、5分程度風乾した。その後、ガラスを電気炉に入れ10分間熱処理した。このとき、ガラスの到達した最高温度(熱処理温度)は80℃であった。熱処理温度は、電気炉内の温度計によって測定した。最後に、目視で白くまだらに残留している余剰な撥水成分をイソプロピルアルコールで湿らした紙タオルで拭き上げて、目視観察で問題の無い透明なサンプルを得た。
表1に示すとおり、フルオロアルキルシラン系化合物とジメチルジメトキシシランの質量比、熱処理温度を変え、それ以外は実施例1と同様に実施した。
フルオロアルキルシラン系化合物とジメチルジメトキシシランの質量比を1:0、1:0.1(wt%)とした以外は実施例1と同様にして撥水物品を作製した。上記の評価方法に記載した要領で評価したところ、優れた耐候性を示したが、ケイ素化合物が無い又は少ないため、滑水性が不十分であった。
フルオロアルキルシラン系化合物とジメチルジメトキシシランの質量比を1:0.75、1:1、1:5(wt%)とした以外は実施例1と同様にして撥水物品を作製したが、撥水性被膜のフッ素濃度が低いことから、耐候性が不十分であった。
フルオロアルキルシラン系化合物とジメチルジメトキシシランの質量比を0:1(wt%)とした以外は実施例1と同様にして撥水物品を作製したが、フルオロアルキルシラン系化合物を含まず、耐候性や撥水性が不十分であった。
Claims (16)
- 少なくとも、
下記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物、
下記一般式[2]で表されるケイ素化合物、
有機溶媒、水、及び、酸
を含み、該フルオロアルキルシラン系化合物と該ケイ素化合物の質量比が1:0.25〜1:0.7である、撥水性被膜を形成するための撥水液。
R1 2SiY2 [2]
(式[2]中、R1は、それぞれ独立して炭素数が1〜20の炭化水素基である。また、Yは、それぞれ独立してアルコキシ基、クロロ基、イソシアネート基又はヒドロキシル基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基である。なお、R1は、分岐状の炭化水素基や環状の炭化水素基であっても良い。) - 前記一般式[2]で表されるケイ素化合物において、R1が、それぞれ独立して炭素数が1〜5の炭化水素基であり、Yが、それぞれ独立してアルコキシ基であることを特徴とする、請求項1に記載の撥水液。
- 前記一般式[2]で表されるケイ素化合物において、R1が、それぞれ独立して炭素数が1〜3の炭化水素基であり、Yが、それぞれ独立してメトキシ基、エトキシ基及びプロポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基であることを特徴とする、請求項1に記載の撥水液。
- 前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物と、前記一般式[2]で表されるケイ素化合物の質量比が、1:0.25〜1:0.6の質量比であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撥水液。
- 前記酸が、有機スルホン酸であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撥水液。
- 前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物において、mが2〜7の整数であり、nが1〜3の整数であり、Xがそれぞれ独立してアルコキシ基であり、pが3であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撥水液。
- 前記一般式[1]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物において、mが4〜6の整数であり、nが1〜3の整数であり、Xがそれぞれ独立してアルコキシ基であり、pが3であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撥水液。
- 少なくとも、
下記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物、
下記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物、
有機溶媒、水、及び、有機スルホン酸
を含み、該フルオロアルキルシラン系化合物と該ケイ素化合物の質量比が1:0.25〜1:0.6である、撥水性被膜を形成するための撥水液。
R1 2SiY2 [2−A]
(式[2−A]中、R1は、それぞれ独立して炭素数が1〜3の炭化水素基である。また、Yは、それぞれ独立してメトキシ基、エトキシ基及びプロポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基である。なお、R1は、分岐状の炭化水素基や環状の炭化水素基であっても良い。) - 前記有機スルホン酸のモル数が、前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物のモル数と前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物のモル数の合計の0.1〜13倍であり、
前記水のモル数が、前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物のモル数と前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物のモル数の合計の0.1〜130倍であることを特徴とする、請求項8に記載の撥水液。 - 前記一般式[1−A]で表されるフルオロアルキルシラン系化合物と、前記一般式[2−A]で表されるケイ素化合物との部分加水分解重縮合物を含むことを特徴とする、撥水性被膜。
- 基材と、該基材上に撥水性被膜を有する撥水性物品の製造方法であって、該撥水性被膜が、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撥水液を該基材の表面上に塗布することにより形成されることを特徴とする、撥水性物品の製造方法。
- 前記撥水液を基材の表面上に塗布した後、30〜100℃で1〜60分間加熱することを特徴とする、請求項11に記載の撥水性物品の製造方法。
- 前記撥水液を基材の表面上に塗布した後、35〜90℃で3〜30分間加熱することを特徴とする、請求項11に記載の撥水性物品の製造方法。
- 前記撥水液を基材の表面上に塗布する方法が、手塗り法であることを特徴とする、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
- 撥水性被膜の膜厚が、10nm未満1nm以上であることを特徴とする、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
- 前記基材がガラスであることを特徴とする、請求項11乃至15のいずれか1項に記載の撥水性物品の製造方法。
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JP2017009749A JP2018119029A (ja) | 2017-01-23 | 2017-01-23 | 撥水液、撥水性物品及びその製造方法 |
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