JP2018114103A - クッションタイルカーペット - Google Patents

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和文 清水
尭紘 米村
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尭紘 米村
拓弥 井上
Takuya Inoue
拓弥 井上
章太 松田
Shota Matsuda
章太 松田
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Abstract

【課題】さらに上反りを抑制したクッションタイルカーペットを安価に提供することが目的である。【解決手段】本発明のクッションタイルカーペット1は、パイル布帛層2の下面側に目止め層3、接着樹脂層4、不織布層5が積層一体化されたクッションタイルカーペットであって、前記接着樹脂層4は線状樹脂が複数列の線状に形成された層であり、前記不織布層5はポリプロピレン繊維を5%〜20%含有し、前記ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスであることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層の下面に、不織布層が積層一体化されたクッションタイルカーペットに関する。
従来、タイルカーペットはロールカーペットに比べて施工し易く、持ち運びが容易で、部分的な貼り替えが可能などの利点から、オフィスや商業施設の床材として使用されている。タイルカーペットは、表面パイル層とバッキング樹脂を固化したバッキング層とからなり、バッキング層が塩化ビニル樹脂を主体としたタイルカーペットが多い。しかしながら、従来の塩化ビニル樹脂製タイルカーペットは重く、その重量が4〜6kg/mもあり、バッキング樹脂層が硬化しているためクッション性に欠ける等の問題がある。近年では、軽量、かつ、クッション性に優れたクッションタイルカーペットが求められている。
そこで、出願人は特許文献1を出願しており、軽量かつ快適な歩行性を確保するためのクッション性を有するクッションタイルカーペットを開示している。しかし、不織布層の下から加熱し塩化ビニル樹脂を固化させなければならないため、生産性が悪くコストアップになっていることが課題である。
特許文献2においては、タイルカーペットの施工時に問題となる上反りを抑制するため、カーペット本体と不織布層の間に、ガラス繊維布を挿入するタイルカーペットの製造方法が提案されているが、コストアップになり、かつ作業性が複雑になるということが課題である。(上反りとは、タイルカーペットのパイル側を上にして水平においた時に端部が水平面よりも上側に反る現象をいい、好ましくない反りである)
また、出願人は、生産性、コスト及び上反りの課題を解決するために、特許文献3を出願している。軽量でクッション性を保持すると共に、上反りに優れた効果を発揮するが、さらに上反りを抑制したクッションタイルカーペットが求められている。
特開2011−152244号公報 特開2000−354536号公報 特開2016−193121号公報
本発明は、かかる技術的背景を鑑みてなされたものであって、さらに上反りを抑制したクッションタイルカーペットを安価に提供することが目的である。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1] 基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層と、該パイル布帛層の下面側に積層された目止め層と、該目止め層の下面側に積層された接着樹脂層と、該接着樹脂層の下面側に積層された不織布層を備えたクッションタイルカーペットであって、前記接着樹脂層は線状樹脂が複数列の線状に形成された層であり、前記不織布層はポリプロピレン繊維を5%〜20%含有し、前記ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスであることを特徴とするクッションタイルカーペット。
[2] 前記不織布層の目付が、700g/m〜1100g/mである前項1に記載のクッションタイルカーペット。
[1]の発明では、基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層と、パイル布帛層の下面側に積層された目止め層と、目止め層の下面側に積層された接着樹脂層と、接着樹脂層の下面側に積層された不織布層を備えたクッションタイルカーペットであって、接着樹脂層は線状樹脂が複数列の線状に形成された層であるから、隣り合う線状樹脂同士がその長さ方向に沿って部分的にしか溶着せず、線状樹脂が幅方向に収縮しようとする力を抑制することができる。よって、線状樹脂が複数列の線状に形成されたクッションタイルカーペットは、フィルム状に形成されたクッションタイルカーペットよりも、クッションタイルカーペットの幅方向の上反りを抑制することができると共に、安価で軽量化を図ることができる。さらに、不織布層はポリプロピレン繊維を5%〜20%含有し、ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスであるから、上反りを抑制したクッションタイルカーペットを得ることができる。
[2]の発明では、不織布層の目付が700g/m〜1100g/mであるから、軽量でクッション性を保持するクッションタイルカーペットを得ることができる。
この発明に係るクッションタイルカーペットの一実施形態を示す断面図である。 この発明の一実施形態に係るクッションタイルカーペットの加工ラインを示す概略図である。
本発明によるクッションタイルカーペット1は、図1に示すように、パイル布帛層2の下面側に目止め層3が積層され、前記目止め層3の下面側に接着樹脂層4が積層され、さらに前記接着樹脂層4の下面側に不織布層5が積層一体化されたクッションタイルカーペットであって、前記接着樹脂層4は線状樹脂が複数列の線状に形成された層であり、前記不織布層5は、ポリプロピレン繊維を5%〜20%含有し、前記ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスであることを特徴とする。
前記接着樹脂層4は、線状樹脂が複数列の線状に形成された層であることが必要である。この場合、隣り合う線状樹脂同士がその長さ方向に沿って部分的にしか溶着しないため、線状樹脂が幅方向に収縮しようとする力を抑制することができ、クッションタイルカーペット1の幅方向における上反りを抑制することができる。また線状樹脂を複数列の線状に形成させることで、線状樹脂の塗布量を減らし軽量化を図ることができる。さらに接着樹脂層4に多くの樹脂が必要としなくなり、不織布層5のクッション性を保持することができる。接着樹脂をフィルム状に形成した場合、接着樹脂に用いた樹脂が幅方向に収縮しようとする力が強くなり、クッションタイルカーペット1の幅方向における上反りを抑制することができず、軽量化も図ることができない。
前記接着樹脂層4は、線状樹脂を複数列の線状に形成することができる点で、Tダイ型押出機を用いて熱可塑性樹脂を複数列の線状に溶融押出したことにより形成することが好ましい。また、熱可塑性樹脂をTダイ型押出機により複数列の線状に溶融押出した後、熱可塑性樹脂を冷却する製造方法なので加工速度を上げることができ、生産性を向上させることができる。
前記接着樹脂層4を構成する樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系樹脂等が挙げられる。オレフィン系樹脂に炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、シリカ、クレーなどの無機充填剤を含有してもよい。
前記接着樹脂層4における線状樹脂の幅は0.5mm〜5.0mmが好ましい。0.5mm未満では十分な剥離強度を得ることができず、5.0mmを超えるとクッションタイルカーペット1の上反りを抑制できない。中でも、0.5mm〜3.0mmがあることが好ましく、特に好ましくは1.0mm〜1.5mmである。
前記接着樹脂層4における隣り合う線状樹脂の隙間の幅は0.1mm〜5.0mmが好ましい。0.1mm未満ではクッションタイルカーペットの上反りを抑制できず、5.0mmを超えると十分な剥離強度を得ることができない。中でも、0.5〜3.0mmであることが好ましく、特に好ましくは1.0mm〜1.5mmである。
前記接着樹脂層4における線状樹脂の形成量は50g/m〜500g/mが好ましい。形成量が50g/m未満では十分な剥離強度が得られず、500g/mを超えても軽量化の目的に沿わないものになり、コスト的にも好ましくない。中でも、200g/m〜400g/mであることがより好ましい。
前記パイル布帛層2は、特に限定されるものではないが、基布にパイルが植設されてなるものであり、例えば、タフテッドカーペット、織カーペット、編カーペット、電着カーペット等が挙げられる。
前記パイル布帛層2に使用する繊維としては、特に限定されるものではないが、ポリエステル、アクリル、ポリアミド、ポリプロピレンなどの合成繊維、木綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維、あるいは合成繊維と天然繊維との混合繊維などいずれも使用することはできる。
前記パイル布帛層2に使用する基布としては、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂で貼り合わせるために、熱の影響の少ない基布が好ましい。中でも、織基布よりも、不織布が好ましく、ポリプロピレン製よりもポリエステル製の基布が好ましい。
前記目止め層3に使用する樹脂としては、特に限定されるものではないが、接着性及び加工性の面から、ポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾル、SBR樹脂(スチレン−ブタジエン共重合体)ラテックスやEVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合体)ラテックスを用いるのが好ましい。ペーストゾルやラテックスに炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、シリカ、クレーなどの無機充填剤を含有してもよい。
前記目止め層3に使用される樹脂の形成量は100g/m〜1200g/m(乾燥後)が好ましい。形成量が100g/m(乾燥後)未満では、抜糸強度が得られないので好ましくない。また、形成量が1200g/m(乾燥後)を超えても固くなりすぎ、軽量化の目的に沿わないものになり、コスト的にも好ましくない。中でも、450g/m〜1000g/m(乾燥後)であることがより好ましい。
前記不織布層5としては、特に限定されるものではないが、例えば、ニードルパンチ不織布、ウォーターニードル不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等が挙げられる。これらの中でも、ニードルパンチ不織布を用いることがクッション性をより高めることができる点で好ましい。
前記不織布層5の厚みは、2mm〜10mmがあることが好ましい。2mm未満ではクッション性が得られないので好ましくなく、10mmを超えると軽量化の目的に沿わないものになり、コスト的も好ましくない。中でも4mm〜8mmであることがより好ましい。
前記不織布層5の目付として700g/m〜1100g/mであることが好ましい。目付が700g/m未満ではクッション性が得られないので好ましくなく、目付が1100g/mを超えても、軽量化の目的に沿わないものになり、コスト的にも好ましくない。中でも800g/m〜1000g/mであることがより好ましい。
前記不織布層5を構成する繊維としては、ポリプロピレン繊維を5%〜20%含有している必要がある。5%未満では、上反りを抑制することができず、20%を超えても添加量が多くなるだけで、コスト面で好ましくない。中でも8%〜12%であることがより好ましい。この場合、不織布層を加熱した際に、ポリプロピレン繊維が収縮しようとする力が発生するため、タイルカーペットの上反りを抑制させる効果を得ることができる。
前記ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスである必要がある。10デシテックス未満では、上反りを抑制する効果が小さくなり、20デシテックスを超えても不織布を製造しにくくなるため好ましくない。中でも12デシテックス〜18デシテックスであることがより好ましい。この場合、不織布層を加熱した際に、ポリプロピレン繊維が太いので、ポリプロピレン繊維の収縮しようとする力がより大きくなるため、タイルカーペットの上反りを抑制させる効果を向上させることができる。
前記不織布層5を構成する他の繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリオレフィン系繊維等の合成繊維等、熱融着ポリエステル繊維、羊毛、木棉等の天然繊維等を単一または複数混合したものが挙げられるが、中でも、ポリエステル繊維が好ましい。
前記不織布層5を構成する他の繊維の太さとしては、4デシテックス〜8デシテックスであることが好ましい。
不織布を製造する際に、ニードリングパンチ条件を変更することで、10デシテックス〜20デシテックスであるポリプロピレン繊維を不織布のどちらか一方の面に片寄せさせた不織布を製造することができる。どちらか一方の面にポリプロピレン繊維を片寄せさせた不織布を、クッションタイルカーペット1の前記不織布層5として用いる場合には、ポリプロピレン繊維を片寄せさせた面がクッションタイルカーペットの最下層面になるように積層させることで、クッションタイルカーペット1の上反りを抑制させる効果をより一層向上させることができる。前記不織布層5を構成する他の繊維の太さとしては、4デシテックス〜8デシテックスであるため、10デシテックス〜20デシテックスであるポリプロピレン繊維を不織布のどちらか一方の面に片寄せすることができる。前記不織布層5の最下層面の少なくとも一部にポリプロピレン繊維を含んでいることがより好ましい。
次に、本発明のクッションタイルカーペット1の製造方法を以下に示す。図2で示すように、基布にパイルが植設されたパイル布帛層2の下面側にロールコーター6で目止め樹脂を塗布させた後、乾燥機7で加熱することによって目止め樹脂を固化させて目止め層3を形成する。次にTダイ型押出機8で熱可塑性樹脂を複数列の線状に溶融押出して形成させた接着樹脂層4で、前記パイル布帛層2と前記不織布層5を一対の加圧ロール9で積層一体化させた後に、前記不織布層5の下面側を加熱装置10で160℃〜220℃に加熱し、最後に所定形状、例えば500mm角の正方形に裁断すれば、最終製品としてのクッションタイルカーペット1が得られる。
目止め層3をパイル布帛層2へ塗布する方法は、特に限定されるものではないが、公知の塗布方法であるロールコート法を採用することが好ましい。
前記不織布層5の裏面を加熱する装置としては、特に限定されるものではないが、例えば、ガスバーナーまたは遠赤外線ヒーターであることが好ましく、加熱温度としては160℃〜220℃で加熱することが好ましい。前記不織布層5の裏面を加熱し収縮させることで、前記不織布層5内のポリプロピレン繊維が収縮し、クッションタイルカーペット1の長さ方向における上反りを抑制することができる。160℃未満ではクッションタイルカーペット1の上反りを抑制できず、220℃を超えると前記不織布層5の内部まで溶融し固くなるため、好ましくない。中でも、160℃〜180℃であることがより好ましい。
Tダイ型押出機8で熱可塑性樹脂を複数列の線状に溶融押出しする方法と前記不織布層5の下面側を160℃〜220℃で加熱する方法を組み合わせることで、クッションタイルカーペット1の幅方向と長さ方向ともに上反りを抑制することができる。よって、クッションタイルカーペット1の施工時に問題となる上反りを抑制するために必要なガラス繊維布を積層しなくても、クッションタイルカーペット1の上反りを抑制させることができ、作業性を改善し、安価なクッションタイルカーペット1の製造方法とすることができる。
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<使用材料>
(パイル布帛層)
目付90g/mのポリエステル繊維製不織布(基布)に、ナイロン繊維からなるパイル糸がループパイルとしてタフティングされたもの(パイル目付520g/m)。
(不織布層)
ニードルパンチ不織布(7dtexのポリエステル繊維60%、17dtexのポリプロピレン繊維10%、7dtexの熱融着ポリエステル繊維30%、厚み7mm、目付1000g/m
<実施例1>
図2に示すカーペット加工ラインにおいて、まず、パイル布帛層2の下面側に、SBRラテックス(無機充填剤として炭酸カルシウム50%含有)をロールコーター6で600g/m(乾燥重量)塗布させた後、乾燥機7で150℃、3分間加熱キュアすることにより目止め層3を形成し、続いてポリエチレン樹脂をTダイ型押出機8により線状樹脂の幅が1.2mm、隣り合う線状樹脂の間の隙間の幅が1.3mm、塗布量が300g/mで複数列の線状に溶融押出して形成させた接着樹脂層4で、パイル布帛層2の目止め層3と不織布層5を重ねあわせて一対の加圧ロール9で挟圧して圧着した後、さらに不織布層5の下面側を加熱装置10により180℃に加熱し、最後に500mm角の正方形に裁断することによって、図1に示すクッションタイルカーペット1を得た。
<実施例2>
不織布層5におけるポリプロピレン繊維を7%、ポリエステル繊維を63%、熱融着ポリエステル繊維を30%に設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すクッションタイルカーペット1を得た。
<実施例3>
不織布層5におけるポリプロピレン繊維の太さを11デシテックスに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すクッションタイルカーペット1を得た。
<実施例4>
不織布層5の目付を800g/mに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1に示すクッションタイルカーペット1を得た。
<実施例5>
ニードルパンチ不織布(7dtexのポリエステル繊維を60%、17dtexのポリプロピレン繊維を10%、7dtexの熱融着ポリエステル繊維を30%)を製造する際、17dtexのポリプロピレン繊維を不織布の一方の片面に片寄せ加工を行い、厚み7mm、目付1000g/mの不織布を得た。作成した不織布のポリプロピレン繊維を片寄せした面がクッションタイルカーペットの最下層面となるようにして用いた以外は、実施例1と同様にして、クッションタイルカーペット1を得た。
<比較例1>
不織布層5におけるポリプロピレン繊維を3%、ポリエステル繊維を67%、熱融着ポリエステル繊維を30%に設定した以外は、実施例1と同様にして、クッションタイルカーペットを得た。
<比較例2>
不織布層5におけるポリプロピレン繊維の太さを7デシテックスに設定した以外は、実施例1と同様にして、クッションタイルカーペットを得た。
<反り評価方法>
JIS L 4406−2000に準拠してクッションタイルカーペットの反り量(mm)を測定した。即ち、各クッションタイルカーペットを(20±2)℃、(65±2)RH%の標準状態の環境に24時間放置した後、クッションタイルカーペットを水平な試験台の上に載置し、クッションタイルカーペットの四隅と試験台上面との隙間の間隔を測定し、その平均値を反り量(mm)とした。反り量が0mm以上0.1mm未満であるものを「◎」、反り量が0.1mm以上0.4mm未満であるものを「○」、反り量が0.4mm以上0.5mm未満であるものを「△」、反り量が0.5mm以上を「×」とし、「○」以上を合格とした。
表1から明らかなように、本発明の実施例1〜4のクッションタイルカーペットは、反りに優れていた。実施例5のクッションタイルカーペットは、反りがより優れていた。
これに対して、比較例1のクッションタイルカーペットは、反りが少し劣っていた。比較例2のクッションタイルカーペットは、反りが少し劣っていた。
本発明に係るクッションタイルカーペットは、例えば、一般家庭、オフィス等の床面などに敷設して使用される。
1・・・クッションタイルカーペット
2・・・パイル布帛層
3・・・目止め層
4・・・接着樹脂層
5・・・不織布層
6・・・ロールコーター
7・・・乾燥機
8・・・Tダイ型押出機
9・・・一対の加圧ロール
10・・・加熱装置

Claims (2)

  1. 基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層と、該パイル布帛層の下面側に積層された目止め層と、該目止め層の下面側に積層された接着樹脂層と、該接着樹脂層の下面側に積層された不織布層を備えたクッションタイルカーペットであって、前記接着樹脂層は線状樹脂が複数列の線状に形成された層であり、前記不織布層はポリプロピレン繊維を5%〜20%含有し、前記ポリプロピレン繊維の太さが10デシテックス〜20デシテックスであることを特徴とするクッションタイルカーペット。
  2. 前記不織布層の目付が、700g/m〜1100g/mである請求項1に記載のクッションタイルカーペット。
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