JP2018109809A - 電力取引システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ポイントを需要家(ユーザ)に提供する仕組みを利用して、ネガワットを対象とする小口の電力取引を間接的に実現させることが可能な電力取引システム等を提供する。【解決手段】複数の需要家の各々が所有する端末と、前記端末と通信可能に接続され、前記複数の需要家に対する電力供給を管理するサーバと、を含む、電力取引システムであって、前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出部と、前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家ごとの前記電力削減量に応じて、前記複数の需要家ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能な所定のポイントを付与するポイント付与部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ネガワット(電力削減量)を対象とする間接的な電力取引システムに関する。
従来、ネガワットの電力取引市場を対象とする電力取引システムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また、ネガワットの生成に寄与するデマンドレスポンスイベントの期間において、物理的な位置(実店舗)で利用可能なクーポン(インセンティブ)をユーザに電子的に提供する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5875971号公報 特開2016−143412号公報
しかしながら、特許文献1では、電力取引市場を対象とするため、売買金額が比較的小さい小口取引では利益を得ることができない可能性が高い。また、ネガワットを売りたい需要家と、買いたい需要家とが、直接取引を行う場合でも、基本的に、同じ時間帯を対象として取引を行う必要があるため、売りたい需要家のネガワットが供給される時間帯と、買いたい需要家がネガワットを必要とする時間帯に少しでも相違があると、双方にメリットがある取引が成立しない可能性がある。また、仮に、ネガワットを売りたい需要家と、買いたい需要家との間で同じ時間帯での取引が可能であるとしても、電力の託送費用が必要となるため、小口取引では、託送費用が双方のメリットを阻害し、取引が成立しない可能性がある。
また、特許文献2のように、ユーザにインセンティブ(例えば、ポイント等)を提供し、デマンドレスポンスの実行(ネガワットの生成)を促進できるが、ネガワットの取引を促進することはできない。
そこで、上記課題に鑑み、ポイントを需要家(ユーザ)に提供する仕組みを利用して、ネガワットを対象とする小口の電力取引を間接的に実現させることが可能な電力取引システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
複数の需要家の各々が所有する端末と、前記端末と通信可能に接続され、前記複数の需要家に対する電力供給を管理するサーバと、を含む、電力取引システムであって、
前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出部と、
前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家ごとの前記電力削減量に応じて、前記複数の需要家ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能な所定のポイントを付与するポイント付与部と、を備える、
電力取引システムが提供される。
本実施形態によれば、一の需要家がネガワットの生成によりポイントを取得し、他の需要家が既に付与されたポイントで電力を購入するという仕組みを構築できるため、需要と供給とが同時同量でなくとも、間接的なネガワットの電力取引を実現することができる。
また、上述の実施形態において、
前記端末は、
当該端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられている前記ポイントを購入費用として利用する態様で、当該需要家に供給される電力を購入する要求を行う第1要求信号を前記サーバに送信する第1送信部を備え、
前記サーバは、
前記第1要求信号を前記端末から受信する第1受信部と、
前記第1受信部により前記第1要求信号が受信された場合、当該第1要求信号の送信元である前記端末を利用する前記需要家に供給された電力の一部が、前記ポイントで購入されたと擬制する処理を行う電力購入支援処理部と、を備えてもよい。
本実施形態によれば、ユーザ(需要家)は、具体的に、ポイントを利用して電力購入を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応付ける態様で付与された前記ポイントは、付与されてから所定期間が経過すると、価値がゼロになってもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、なるべく早期にポイントを利用しようとするため、ポイントの利用による間接的な電力取引を更に促進させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応づける態様で付与された前記ポイントは、時間の経過に応じて、その価値が減少してもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、なるべく早期にポイントを利用しようとするため、ポイントの利用による間接的な電力取引を更に促進させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応づける態様で付与された前記ポイントは、1日の時間帯、及び1年の季節の少なくとも一方に応じて、その価値が変化してもよい。
本実施形態によれば、ユーザには、価値が比較的高くなった状態でのポイント利用に対する動機付けが生まれ、ポイントの利用による間接的な電力取引を促進させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記ポイントは、前記電力の購入費用としての利用と異なる他の用途に利用可能であり、
前記端末は、
当該端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられた前記ポイントを前記他の用途に利用する要求を行う第2要求信号を前記サーバに送信する第2送信部を備え、
前記サーバは、
前記第2要求信号を前記端末から受信する第2受信部と、
前記第2受信部により前記第2要求信号が受信された場合、当該第2要求信号の送信元である前記端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられた前記ポイントを前記他の用途に利用するための処理を実行する他用途利用支援処理部と、を備えてもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、付与されたポイントを他の用途(例えば、他のポイント制度に係るポイントへの交換)に利用することができ、ユーザの電力使用量の削減への動機づけを与えることができる。
また、上述の実施形態において、
前記サーバは、
前記端末に対して、デマンドレスポンス要求を送信する第3送信部を備え、
前記端末は、
前記サーバから前記デマンドレスポンス要求を受信する第3受信部と、
前記第3受信部により受信される前記デマンドレスポンス要求に基づき、前記需要家の消費電力を削減するデマンドレスポンス実行処理部を備えてもよい。
本実施形態によれば、ユーザは、サーバから送信されるデマンドレスポンス要求に応じて、使用電力を削減するデマンドレスポンスを実行することができると共に、デマンドレスポンスの実行に応じて、ポイントを取得することができるため、デマンドレスポンスを効果的に促進することができる。
また、本発明の他の実施形態では、
複数の需要家の各々が所有する端末と、前記端末と通信可能に接続され、前記複数の需要家に対する電力供給を管理するサーバと、を含む、電力取引システムにより実行される電力取引方法であって、
前記端末又は前記サーバが、前記複数の需要家の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出ステップと、
前記端末又は前記サーバが、前記複数の需要家ごとの前記電力削減量に応じて、前記複数の需要家ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能な所定のポイントを付与するポイント付与ステップと、を備える、
電力取引方法が提供される。
本実施形態によれば、ポイントを需要家(ユーザ)に提供する仕組みを利用して、ネガワットを対象とする小口の電力取引を間接的に実現させることが可能な電力取引シスネガワットを対象とする小口の電力取引を間接的に実現させることが可能な電力取引システム等を提供することができる。
デマンドレスポンスシステムの構成の一例を示す構成図である。 デマンドレスポンス管理サーバの機能構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 携帯端末の機能構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 ポイント管理部により需要家に対して付与されるポイントを規定する関数の一例を示す図である。 デマンドレスポンス実行処理部、電力削減量算出部、ポイント付与部及びポイント管理部による、デマンドレスポンスの実行、電力削減量の算出、ポイントの付与、及び所持ポイントの更新に係る一連の処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 ポイント管理部による所持ポイントを更新する処理(ポイント更新処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。 1日の時間帯に応じて変動するポイント電力換算価値の一例を示す図である。 1年の季節に応じて変動するポイント電力換算価値の一例を示す図である。 電力購入処理部による蓄積ポイントを電力購入に利用する際の価値(ポイント電力換算価値)を表示部に表示させる処理(ポイント電力換算価値表示処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。 電力購入処理部による電力購入処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 他用途利用処理部による蓄積ポイントを電力と異なる他の用途に利用する際の価値(ポイント他用途換算価値)を表示部に表示させる処理(ポイント他用途利用換算価値表示処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。 他用途利用処理部による他用途利用処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデマンドレスポンスシステム1(電力取引システムの一例)の構成の一例を示す図である。デマンドレスポンスシステム1は、電力供給事業者2、アグリゲータ3、複数の需要家4を含む。以下、電力供給事業者2から具体的に電力供給を受ける対象は、需要家4が所有する宅内或いは施設内に設置される後述の電気機器43であるところ、抽象的に、需要家4が電力供給の対象である旨の説明をする場合がある。
尚、図中、太い実線は、電力系統を表し、細い実線は、制御・情報系統を表す。また、図示される需要家4は、複数の需要家4を代表する形で図示されており、他の需要家4についても同様の構成を有する。また、図中、需要家4の宅内或いは施設内に設置される各種機器(後述のスマートメータ41、分電盤42、電気機器43、遮断部44、連動スイッチ45等)や需要家4が所持する携帯端末46(後述)は、便宜上、需要家4に内包される態様で図示されている。
電力供給事業者2は、複数の需要家4に電力供給を行う。電力供給事業者2は、電力供給の管理を行う電力供給管理サーバ21、発電を行う発電所22を含む。
電力供給管理サーバ21は、例えば、電力リソースの不足が生じる可能性がある場合、デマンドレスポンス制御指令(DR制御指令)をアグリゲータ3(後述のデマンドレスポンス管理サーバ31)に送信する。電力供給管理サーバ21は、所定のネットワーク(例えば、インターネット網)等を介して、デマンドレスポンス管理サーバ31と通信可能に接続される。
発電所22は、任意の方式、例えば、水力発電、火力発電、原子力発電、風力発電、太陽光発電、その他の方式の発電、或いはこれらの任意の組み合わせにより発電を行う。発電所22で発電された電力は、送電網PLを通じて、複数の需要家4の各々に供給される。
アグリゲータ3は、電力供給事業者2と複数の需要家4との間に入り、デマンドレスポンス制御を行う。アグリゲータ3は、デマンドレスポンス管理サーバ(DR管理サーバ)31を含む。
DR管理サーバ31(サーバの一例)は、デマンドレスポンス制御に関する各種処理を行う。DR管理サーバ31は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはその組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU,RAM,ROM,I/O等を含む1又は複数のサーバコンピュータを中心に構成されてよい。以下、図2を参照して、DR管理サーバ31の機能構成について説明をする。
DR管理サーバ31は、例えば、ROMに格納される1つ以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部311、デマンドレスポンス制御部(DR制御部)312、ポイント管理部313、電力購入支援処理部314を含む。また、DR管理サーバ31は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の内部の記憶装置(内部メモリ)等に規定される記憶領域として、記憶部319を含む。
通信処理部311(第1受信部、第3送信部の一例)は、所定のネットワークを通じて、DR管理サーバ31の外部の機器、例えば、電力供給管理サーバ21や需要家4が所有する携帯端末46等との間での各種信号(情報信号、制御信号)の送受信を行う。例えば、通信処理部311(第1受信部)は、携帯端末46から送信される、後述の電力購入要求(第1要求信号)を受信する。また、例えば、通信処理部311(第3送信部)は、DR制御部312からの送信要求に応じて、後述するデマンドレスポンス要求を需要家4の携帯端末46に送信する。
DR制御部312は、通信処理部311を通じて電力供給管理サーバ21から受信するDR制御指令に応じて、複数の需要家4に対するデマンドレスポンス制御を行う。例えば、DR制御部312は、複数の需要家4の全てに対して、デマンドレスポンス要求(DR要求)を送信する。DR要求には、デマンドレスポンスが必要とされる時間帯等の情報が含まれてよい。また、DR制御部312は、通信処理部311を通じて需要家4の携帯端末46から受信するデマンドレスポンス実績情報(DR実績情報)に基づき、複数の需要家4を対象とするデマンドレスポンスの実績を取りまとめる。また、DR制御部312は、通信処理部311を介して、取りまとめたデマンドレスポンスの実績に関する情報を電力供給管理サーバ21に送信する。
ポイント管理部313は、後述の如く、デマンドレスポンスの実行による電力削減量(ネガワット)に応じて、複数の需要家4の各々に対して付与される(具体的には、需要家4ごとに規定される識別情報、例えば、ユーザID(Identification)等に対応付ける態様で付与される)ポイント(金銭とは異なる仮想的な対価)を管理する。例えば、ポイント管理部313は、通信処理部311を通じて複数の需要家4の各々が所有する携帯端末46から受信する最新のポイント情報を記憶部319に登録(保存)する処理を行う。記憶部319に記憶されるポイント情報3191は、当然の如く、複数の需要家4の各々のポイント情報を含み、各ポイント情報は、複数の需要家4ごとに規定される識別情報(ユーザID等)に紐づけられる態様で保存される。
電力購入支援処理部314は、通信処理部311を通じて需要家4の携帯端末46から受信する電力購入要求及び電力購入終了通知(共に後述)に応じて、上述のポイントの利用による需要家4の電力購入を支援する処理を行う。例えば、電力購入支援処理部314は、電力購入終了通知に含まれる電力購入量に関する情報を、通信処理部311を介して、電力供給管理サーバ21に送信する。これにより、電力供給事業者2は、ポイント利用による電力購入分を需要家4の使用料金に反映させること、即ち、電力供給事業者2は、ポイント利用による電力購入分を使用料金から減算させることができ、需要家4は、間接的に、ポイントで電力を購入することができる。換言すれば、電力購入支援処理部314は、電力供給事業者2から需要家4に供給された電力の一部が、ポイント利用により購入されたと擬制する処理を行う。
また、電力購入支援処理部314は、通信処理部311を介して、電力を購入する際のポイントの価値(ポイント電力換算価値)を算出するための情報(記憶部319に格納されるポイント電力換算価値情報3192)を携帯端末46に送信する。
尚、記憶部319に格納されるポイント電力換算価値情報3192は、更新される場合がありうる。この場合、電力購入支援処理部314は、ポイント電力換算価値情報3192が更新される度に、更新データを携帯端末46に送信する。
図1に戻り、需要家4が所有或いは専有する宅内或いは施設内には、スマートメータ41、分電盤42、電気機器43、遮断部44、連動スイッチ45が設けられる。また、需要家4は、携帯端末46を所持する。
スマートメータ41は、送電網PLから宅内に引き込まれた電力線(宅内線)に設けられる電力量計である。スマートメータ41は、送電網PLから分電盤42を介して電気機器43に供給される電力の使用量を計測する。また、スマートメータ41は、通信機器(不図示)を内蔵し、例えば、所定のネットワークを介して、所定期間(例えば、30分)毎の電力使用量に関する情報(電力使用量情報)を電力供給管理サーバ21に送信する。また、スマートメータ41は、同様に、例えば、宅内のローカルネットワーク(WiFi(登録商標)ネットワーク)や所定の近距離通信手段(例えば、ブルートゥース(登録商標)やNFC(Near Field Communication)通信等)を介して、電力使用量情報を携帯端末46に送信する。
分電盤42は、宅内線を複数の分岐線に分岐させて、各分岐線に繋がる各電気機器43(電気機器43−1〜43−N)に電力を供給する。分電盤42は、分岐線毎に遮断器(ブレーカ)が設けられる。
電気機器43は、需要家4の宅内に設置され、例えば、エアコン、照明、IHコンロ、床暖房機器等であってよい。電気機器43は、電気機器43−1〜43−N(N:1以上の整数)を含む。
尚、図中、各電気機器43−1〜43−Nは、便宜上、異なる分岐線に接続されるが、例えば、複数口のコンセントを通じて、同じ分岐線に複数の電気機器43が接続されてもよい。
遮断部44は、分電盤42から電気機器43−1〜43−Nに接続される各分岐線に設けられ、後述する連動スイッチ45からの制御指令に応じて、各分岐線を電気的に遮断された状態に切り替えたり、電気的に遮断された状態から電気的に接続された状態に戻したりする。遮断部44は、例えば、機械式リレー、半導体リレー等であってよい。遮断部44は、各分岐線(各電気機器43−1〜43−N)に対応する遮断部44−1〜44−Nを含む。
尚、遮断部44は、全ての分岐線に設けられるが、一部の分岐線(具体的には、電力使用量が比較的多い電気機器43が接続される分岐線)だけに設けられる態様であってもよい。
連動スイッチ45は、携帯端末46と通信可能に接続され、携帯端末46から送信される遮断要求に応じて、遮断要求で指定される分岐線に設けられる遮断部44(遮断部44−1〜44−Nのうちの1又は複数)に遮断指令を送信する。これにより、携帯端末46におけるユーザ(需要家4)の所定操作に応じて指定される遮断部44が対応する分岐線を電気的に遮断する。そのため、当該分岐線に接続される電気機器43(電気機器43−1〜43−Nのうちの1又は複数)には電力供給がされなくなり、当該電気機器43による電力使用量は、略ゼロになる。また、連動スイッチ45は、携帯端末46から送信される接続要求に応じて、接続要求で指定される分岐線に設けられる遮断部44(遮断部44−1〜44−Nのうちの1又は複数)に接続指令を送信する。これにより、接続指令を受信した遮断部44は、電気的に遮断されていた分岐線を電気的に接続された状態に復帰させる。連動スイッチ45は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはその組み合わせにより実現されてよい。
携帯端末46は、ユーザ(需要家4)が携帯可能な任意の端末である。携帯端末46は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、携帯型のコンピュータ等の汎用端末である。以下、図3を参照して、携帯端末46の機能構成について説明する。
尚、携帯端末46は、後述する同様の機能が実現可能であれば、例えば、デスクトップ型のコンピュータ等の定置端末であってもよい。
図3は、携帯端末46の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。携帯端末46は、例えば、携帯端末46(具体的には、携帯端末46に内蔵されるCPU,RAM,ROM,I/O等を中心に構成される処理装置)にインストールされる所定のアプリケーション(プログラム)を携帯端末46にインストールされるOS(Operating System)上で起動させることにより実現される機能部として、通信処理部461、表示処理部462、デマンドレスポンス実行処理部(DR実行処理部)463、電力削減量算出部464、ポイント付与部465、ポイント管理部466、電力購入処理部467を含む。また、携帯端末46は、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等の内蔵される記憶装置(内蔵メモリ)に規定される記憶領域としての記憶部469を含む。
通信処理部461は、携帯端末40に標準で装備される通信機器(例えば、モバイル通信モジュール、WiFiモジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、NFCモジュール等)を制御し、外部の機器、即ち、アグリゲータ3のDR管理サーバ31、スマートメータ41、連動スイッチ45、との間での制御信号、情報信号等の送受信を行う。例えば、通信処理部461(第1送信部)は、電力購入処理部467からの送信要求に応じて、後述する電力購入要求(第1要求信号)をDR管理サーバ31に送信する。また、例えば、通信処理部461(第3受信部)は、DR管理サーバ31から送信されるDR要求を受信する。
表示処理部462は、携帯端末46の表示部(例えば、タッチパネル式液晶ディスプレイ等)に各種画面を表示させる処理を行う。例えば、表示処理部462は、DR実行処理部463からの要求等に応じて、ユーザ(需要家4)がデマンドレスポンスの実行及び終了等を行うための操作画面(DR操作画面)を表示部に表示させる処理を行う。また、例えば、表示処理部462は、電力購入処理部467の機能により、ユーザ(需要家4)がポイントを利用して電力を購入する操作を行うための操作画面(電力購入操作画面)を表示部に表示させる。また、例えば、表示処理部462は、電力購入処理部467からの要求に応じて、携帯端末46を利用する需要家4に対応する識別情報に対応付けられている現在のポイントの合計値(所持ポイント)の電力購入に利用する際の価値(ポイント電力換算価値)を表示部に表示させる。
尚、所持ポイントは、換言すれば、後述するポイント管理部466によって、需要家4に対応する識別情報に対して既に付与されたポイント(蓄積ポイント)のうち、既に電力の購入に利用された分を除くポイントの現在の合計値(総価値)を表す。
DR実行処理部463は、通信処理部461を通じてDR管理サーバ31からDR要求が受信された場合、ユーザ(需要家4)による携帯端末46における所定操作に応じて、デマンドレスポンスを実行する。具体的には、DR実行処理部463は、表示処理部462を介して、表示部にDR操作画面を表示させる。より具体的には、例えば、表示処理部462は、DR実行処理部463による要求に応じて、表示部にデマンドレスポンスの実行及び終了を選択するための操作部、及びデマンドレスポンス対象の電気機器43(43−1〜43−N)を選択するための操作部等を含むDR操作画面を表示部に表示させる。各操作部は、例えば、表示部としてのタッチパネル式液晶ディスプレイの表面に対するタッチ操作により操作可能な仮想的なボタンアイコン等として実現される。そして、DR実行処理部463は、当該DR操作画面上でのユーザ(需要家4)の操作内容(例えば、操作画面上で指定されたデマンドレスポンス対象の電気機器43)に応じて、遮断要求を生成し、通信処理部461を介して、該遮断要求を連動スイッチ25に送信する。これにより、上述の如く、DR操作画面上の操作内容に対応する遮断部44が分岐線を電気的に遮断するため、当該分岐線に接続される電気機器43(電気機器43−1〜43−Nのうちの1又は複数)には電力供給がされなくなり、デマンドレスポンス(使用電力の削減)が実行される。
また、DR実行処理部463は、デマンドレスポンスの実行中のユーザ(需要家4)による携帯端末46における所定操作に応じて、デマンドレスポンスを終了させる。具体的には、DR実行処理部463は、DR操作画面上でデマンドレスポンスを終了する旨の操作(終了操作)が行われた場合、接続要求を生成し、通信処理部461を介して、該接続要求を連動スイッチ25に送信する。これにより、連動スイッチ25は、分岐線を遮断状態にしている遮断部44に対して接続指令を送信するため、電気的に遮断されていた分岐線が全て電気的に接続された状態になり、デマンドレスポンスが終了する。
尚、DR実行処理部463は、上述のDR操作画面上での操作内容に応じて、デマンドレスポンスの実行期間(例えば、終了時間等)を決定してもよい。この場合、DR実行処理部463は、当該実行期間の経過を確認すると、デマンドレスポンスを終了させる。
電力削減量算出部464は、デマンドレスポンスの実行中、デマンドレスポンスの実績、即ち、デマンドレスポンスの実行による電力削減量(ネガワット)を算出する。例えば、電力削減量算出部464は、通信処理部461を通じてスマートメータ41から受信する電力使用量情報の履歴、遮断状態にある遮断部44(遮断状態の分岐線)に接続されている電気機器43に関する情報等に基づき、既知の手法、例えば、特開2016−1987号公報、特開2014−178066号公報、特許第5875971号公報等に開示される手法等を任意に適用して、電力削減量を算出してよい。例えば、電力削減量算出部464は、予め需要家4により規定される電力使用パターン、具体的には、時間帯毎に使用する電気機器43等のパターンに基づき、電力削減量を算出してよい。
尚、DR実行処理部463は、通信処理部461によるDR要求の受信の有無に関わらず、需要家4の宅内或いは施設内における使用電力を削減する処理、即ち、ネガワットを生成する処理を行ってもよい。即ち、DR実行処理部463は、表示処理部462を通じて、DR操作画面を表示部に表示させると共に、当該DR操作画面上におけるユーザ(需要家4)の操作内容に応じて、遮断部44に対して遮断指令を送信してよい。この場合、電力削減量算出部464は、デマンドレスポンスの実行中か否かに依らず、使用電力を削減する処理を行っている状態で、電力削減量を算出する。また、携帯端末46(通信処理部461)は、電力使用量情報を電力供給事業者2(例えば、電力供給管理サーバ21)から取得する態様であってもよい。この場合、携帯端末46は、DR管理サーバ31経由で、電力使用量情報を電力供給管理サーバ21から取得してもよいし、直接、電力供給管理サーバ21に接続し、電力供給管理サーバ21からスマートメータ41の電力使用量情報を取得してもよい。
ポイント付与部465は、電力削減量算出部464により算出される電力削減量(の大きさ)に応じて、その対価(インセンティブ)として、需要家4に対してポイントを付与する。具体的には、ポイント管理部466は、上述の如く、複数の需要家4ごとに規定される識別情報(ユーザID等)に対応付ける態様で、当該識別情報に対してポイントを付与する。以下、簡単のため、需要家4に対応する識別情報に対してポイントを付与することを、単に、需要家4にポイントを付与すると説明する場合がある。
尚、ポイント付与部465は、例えば、1kWの電力削減量に対して1ポイントを付与する等、一定の付与比率でポイントを付与してよい。また、ポイント付与部465は、例えば、デマンドレスポンスによる電力削減量の大小、時間帯、季節等に応じて、電力削減量に対するポイントの付与比率を変動させてよい。また、ポイント付与部465は、例えば、電力削減量が大きくなるほど、付与するポイントを大きくしてよい。
ポイント管理部466は、ポイント付与部465により付与されたポイントをポイント情報4691として保存すると共に、ポイント情報4691の管理(例えば、ポイントの更新)を行う。具体的には、ポイント管理部466によるポイント情報4691の管理において、各回の使用電力の削減により付与されたポイントP(i)(i:各回の使用電力の削減に対するポイント付与を識別するための識別番号。例えば、i=1,2,3,...)は、利用期限が設けられ、利用期限までの期間で利用しないと失効する、即ち、価値がゼロになる態様であってよい。また、例えば、各回の使用電力の削減により付与されたポイントP(i)は、ポイント付与からの経過時間に応じて、その価値、即ち、ポイント自体が変動する態様であってもよい。
例えば、図4は、各回の使用電力の削減により付与されたポイントP(i)を規定する関数F(x)の一例である。変数xをポイント付与からの経過時間として、関数F(x)は、付与されてからの経過時間xの増加に応じて減少し、所定期間(本例では、365日)が経過するとゼロになる。また、関数F(x)は、付与されてからの経過時間が増加するほど、減少率が大きくなっている。例えば、関数F(x)に電力削減量の大きさに応じて決定される係数α(>0)を乗じた値をポイントP(i)としてよい(P(i)=α・F(x))。これにより、ポイント付与からの時間経過に応じて、その価値が減少し、且つ、所定期間が経過すると価値がゼロになるポイントP(i)を実現できる。
尚、使用電力の削減により付与されるポイントP(i)は、利用期限と価値変動の何れか一方が適用される態様であってもよい。即ち、ポイントP(i)は、利用期限だけが設けられ、その利用期限まで価値(ポイント自体)が変動しない態様であってもよい。また、逆に、ポイントP(i)は、利用期限が設けられない前提で、ポイント付与からの経過時間に応じて、その価値(ポイント自体)が変動する態様であってもよい。
図3に戻り、ポイント管理部466は、ポイント付与部465により付与されたポイントを記憶部469に保存する際、各回のポイントP(i)が付与された日時等に関する情報(例えば、取得日)と紐付け、過去に付与されたポイントP(i)と区別できる態様で、ポイント情報4691を生成し、記憶部469に保存するよい。これにより、付与された時点が異なる複数のポイントの価値を事後的に更新させることができる。
以下、図5、図6を参照して、DR実行処理部463、電力削減量算出部464、ポイント付与部465、ポイント管理部466による処理フローについて説明をする。
まず、図5は、DR実行処理部463、電力削減量算出部464、ポイント付与部465、及びポイント管理部466による一連の処理、即ち、デマンドレスポンスの実行から使用電力の削減により需要家4にポイントが付与され、所持ポイントが更新されるまでの一連の処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、通信処理部461によりDR管理サーバ31からDR要求が受信された場合に実行されてよい。
ステップS102にて、DR実行処理部463は、上述のDR操作画面における操作内容に応じて、デマンドレスポンスを実行する。具体的には、DR実行処理部463は、上述の如く、DR操作画面における操作内容に応じて、連動スイッチ45に遮断要求を送信する。
ステップS104にて、DR実行処理部463は、DR実績の記録を行う。具体的には、DR実行処理部463は、通信処理部461を通じてスマートメータ41から受信する電力使用量情報や、遮断されている遮断部44に関する情報をメモリのバッファ等にバッファリングする。
ステップS106にて、DR実行処理部463は、デマンドレスポンスを継続するか否かを判定する。例えば、DR実行処理部463は、デマンドレスポンスの実行中、DR操作画面上でデマンドレスポンスを終了させる操作(終了操作)がおこなわれたか否かによりデマンドレスポンスを継続するか否かを判定してよい。また、例えば、DR実行処理部463は、上述のDR操作画面における操作内容に応じて、デマンドレスポンスの実行期間等が規定されている場合、当該実行期間を経過したか否かによりデマンドレスポンスを継続するか否かを判定してよい。DR実行処理部463は、デマンドレスポンスを継続する場合、ステップS104に戻って、ステップS104,S106の処理を繰り返し、デマンドレスポンスを継続しない場合、ステップS108に進む。
ステップS108にて、電力削減量算出部464は、今回のデマンドレスポンスの実行による電力削減量を算出する。
ステップS110にて、ポイント付与部465は、今回のデマンドレスポンス(使用電力の削減)により需要家4に付与されるポイントP(i)(以下、今回ポイントP(i)と称する)を算出する。また、ポイント管理部466は、過去のデマンドレスポンス(使用電力の削減)により需要家4に付与された各回のポイントのうち、未だ利用されていないポイント(以下、蓄積ポイントP(i)と称する)を付与からの経過時間に応じて更新する。
ステップS112にて、ポイント管理部466は、今回ポイントP(i)に関する情報をポイント情報4691に追加(蓄積)すると共に、ステップS110で算出及び更新された各回で需要家4に付与されたポイント(今回ポイントP(i)及び蓄積ポイントP(i))の合計値によりポイント情報4691の所持ポイントを更新する。
ステップS114にて、DR実行処理部463及びポイント管理部466は、それぞれ、通信処理部461を介して、DR実績情報及びポイント情報をDR管理サーバ31に送信し、今回の処理を終了する。
続いて、図6は、ポイント管理部466による所持ポイントを更新する処理(ポイント更新処理)の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、所定周期ごと(例えば、24時間ごと)に実行されてよい。
ステップS202にて、ポイント管理部466は、記憶部469のポイント情報4691を参照する。
ステップS204にて、ポイント管理部466は、各蓄積ポイントP(i)を付与からの経過時間に応じて更新する。
ステップS206にて、ポイント管理部466は、ステップS204で更新された各蓄積ポイントP(i)の合計値でポイント情報4691の所持ポイントを更新する。
ステップS208にて、ポイント管理部466は、通信処理部461を介して、ポイント情報をDR管理サーバ31に送信し、今回の処理を終了する。
図3に戻り、電力購入処理部467は、上述の電力購入操作画面におけるユーザ(需要家4)の操作内容に応じて、所持ポイントで需要家4に供給される電力を購入する処理を行う。具体的には、表示処理部462は、ポイント電力換算価値を表示させるための操作部、所持ポイントで電力購入を実行するための操作部等を含む電力購入操作画面を表示部に表示させる。
電力購入処理部467は、電力購入操作画面上での所定操作(即ち、ポイント電力換算価値を表示させるための操作部に対する操作)が行われると、表示処理部462を介して、表示部にポイント電力換算価値を表示させる処理(ポイント電力換算価値表示処理)を実行する。ポイント電力換算価値を算出するための情報(ポイント電力換算価値情報4692)、例えば、単位ポイント当たりで購入可能な電力量等は、上述の如く、DR管理サーバ31(電力購入支援処理部314)から携帯端末46に送信され、通信処理部461により受信されたポイント電力換算価値情報は、記憶部469に保存される(ポイント電力換算価値情報4692)。ポイント電力換算価値は、ポイント電力換算価値情報4692が更新されない限り、一定の値である態様であってもよいし、例えば、所定期間内(1日、1年等)における時間的な区分に応じて、変動する態様であってもよい。
例えば、図7は、1日の時間帯に応じて、ポイント電力換算価値が変動する一例を示す図である。本例では、ポイント電力換算価値は、昼間に比較的高く、夜間に比較的低くなるように緩やかに変動している。通常、昼間の電力は比較的高値であるところ、ポイント電力換算価値が昼間に比較的高く設定されることにより、ユーザ(需要家4)は、安価に電力を購入できる機会を得ることができると共に、ユーザに対して付与されたポイントを利用した電力購入やデマンドレスポンスの実行を促すことができる。また、例えば、図8は、1年の季節に応じて、ポイント電力換算価値が変動する一例を示す図である。本例では、ポイント電力換算価値は、夏に最も高く、その他の季節は、比較的低くなるように緩やかに変動している。通常、夏は、電力使用量のピークとなり、電力が比較的高値であるところ、ポイント電力換算価値が夏に最も高く設定されることにより、ユーザ(需要家4)は、安価に電力を購入できる機会を得ることができると共に、ユーザに対して付与されたポイントを利用した電力購入やデマンドレスポンスの実行を促すことができる。
図3に戻り、また、電力購入処理部467は、電力購入操作画面上での所定操作(即ち、所持ポイントで電力購入を実行するための操作部に対する操作)が行われると、所持ポイントで電力を購入する処理(電力購入処理)を行う。
以下、図9、図10を参照して、電力購入処理部467によるポイント電力換算価値表示処理、電力購入処理の処理フローについて説明する。
まず、図9は、電力購入処理部467によるポイント電力換算価値表示処理の一例を示す図である。
ステップS302にて、電力購入処理部467は、記憶部469のポイント情報4691(に含まれる所持ポイント)及びポイント電力換算価値情報4692を参照する。ポイント電力換算価値情報4692は、上述の如く、DR管理サーバ31の記憶部319に格納されるポイント電力換算価値情報3192が、通信処理部461を介して、DR管理サーバ31から受信され、記憶部469に保存された情報である。また、ポイント電力換算価値情報4692は、上述の如く、ポイント電力換算価値情報3192が更新された場合に、DR管理サーバ31から携帯端末46に送信される、更新されたポイント電力換算価値情報3192により更新される。
尚、携帯端末46(電力購入処理部467)は、通信処理部461を介して、DR管理サーバ31にアクセスし、記憶部319に格納されるポイント電力換算価値情報3192を参照することにより、記憶部469のポイント電力換算価値情報4692を更新と共に、当該情報を利用する態様であってもよい。
ステップS304にて、電力購入処理部467は、ポイント電力換算価値を算出する。
ステップS306にて、電力購入処理部467は、表示処理部462に対して、ポイント電力換算価値の表示要求を送る。表示処理部462は、表示要求に応じて、表示部にポイント電力換算価値を表示する。これにより、ユーザ(需要家4)は、ポイント電力換算価値(電力を購入する際の現在の所持ポイントの価値)を確認することができる。
続いて、図10は、電力購入処理部467による電力購入処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
ステップS402にて、電力購入処理部467は、表示処理部462を介して、ポイント電力換算価値を表示部に表示させる処理を行う。即ち、ステップS402にて、電力購入処理部467は、図9のステップS302〜S306と同じ処理を行う。これにより、所持ポイントで購入可能な電力量を把握することができる。
ステップS404にて、電力購入処理部467は、電力購入操作画面上での操作内容に応じて、電力購入量及び電力購入スケジュール(開始日時、期間等)を決定する。この際、電力購入処理部467は、表示処理部462を介して、電力購入量及び電力購入スケジュールを決定するための操作画面を表示部に表示させる。
ステップS406にて、電力購入処理部467は、通信処理部461を介して、購入量及び購入スケジュールを含む電力購入要求(第1要求信号の一例)をDR管理サーバ31に送信する。
ステップS408にて、電力購入処理部467は、決定した購入スケジュール(開始日時)に応じて、電力購入を開始し、通信処理部461を通じてスマートメータ41から受信する電力使用量情報に基づき、電力使用量をモニタリングする。
ステップS410にて、電力購入処理部467は、電力購入を継続するか否かを判定する。例えば、電力購入処理部467は、購入スケジュールで決定された期間が経過したか否かにより電力購入を継続するか否かを判定してよい。また、例えば、電力購入処理部467は、電力購入操作画面上で、電力購入を強制的に終了させる操作が行われたか否かにより、電力購入を継続するか否かを判定してもよい。電力購入処理部467は、電力購入を継続する場合、本ステップの処理を繰り返し、電力購入を継続しない場合、ステップS412に進む。
ステップS412にて、電力購入処理部467は、電力購入を終了し、通信処理部461を通じてスマートメータ41から受信した電力使用量情報に基づき、電力購入量を確定させる。例えば、電力購入期間における電力使用量が現在のポイント電力換算価値以上である場合、所持ポイントによる電力購入量は、所持ポイントを全て利用して購入可能な電力量(ポイント電力換算価値に相当)に決定され、需要家4の識別情報に対応付けられたポイントはなくなり、所持ポイントはゼロになる。一方、電力購入期間における電力使用量が現在のポイント電力換算価値よりも小さい場合、電力購入量は、当該期間における電力使用量に決定され、需要家4の識別情報に対応づけられたポイントが付与からの経過時間が長い方から無くなる態様で、所持ポイントは、電力購入量に応じて減少する。
ステップS414にて、電力購入処理部467は、通信処理部461を介して、所持ポイントの利用による電力購入量に関する情報を含む電力購入終了通知をDR管理サーバ31に送信する。これにより、所持ポイントの利用による電力購入量に関する情報は、上述の如く、DR管理サーバ31から電力供給事業者2(電力供給管理サーバ21)に転送されるため、所持ポイントの利用による電力購入分を需要家4の使用料金から減算させることができる。即ち、需要家4は、間接的に、ポイントで電力を購入することができる。
尚、電力購入処理部467は、通信処理部461を通じて、直接、電力供給事業者2(電力供給管理サーバ21)に所持ポイントの利用による電力購入量に関する情報を送信する態様であってもよい。
このように、本実施形態に係るデマンドレスポンスシステム1は、複数の需要家4の各々が所持する携帯端末46は、複数の需要家4の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出部464と、複数の需要家4ごとの電力削減量に応じて、複数の需要家4ごとに規定される識別情報(ユーザID等)に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能なポイントを付与するポイント付与部465を備える。換言すれば、本実施形態に係るデマンドレスポンスシステム1は、携帯端末46(デマンドレスポンス実行処理部463)が、複数の需要家4の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出ステップと、携帯端末46が、複数の需要家4ごとの電力削減量に応じて、複数の需要家4ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能なポイントを付与するポイント付与ステップと、を備える電力取引方法を実行する。これにより、一の需要家4がネガワットの生成によりポイントを取得し、他の需要家4が既に付与されたポイントで電力を購入するという仕組みを構築することができるため、需要と供給とが同時同量でなくとも、間接的なネガワットの電力取引を実現することができる。
また、本実施形態では、携帯端末46は、当該携帯端末46を利用する需要家4の識別情報(ユーザID等)に対応付けられているポイントを購入費用として利用する態様で、需要家4に供給される電力を購入する要求を行う電力購入要求(第1要求信号)をDR管理サーバ31に送信する通信処理部461(第1送信部)を備え、DR管理サーバ31は、電力購入要求を携帯端末46から受信する通信処理部311(第1受信部)と、通信処理部311により電力購入要求が受信された場合、電力購入要求の送信元である携帯端末46を利用する需要家に供給された電力の一部が、ポイントで購入されたと擬制する処理を行う電力購入支援処理部314と、を備える。これにより、各需要家4は、具体的に、ポイントを利用して電力購入を行うことができる。
また、本実施形態では、ポイント付与部465により、需要家4の識別情報に対応付ける態様で付与されたポイントは、付与されてから所定期間が経過すると、価値がゼロになる。これにより、ユーザ(需要家4)は、なるべく早期にポイントを利用しようとするため、ポイントの利用による間接的な電力取引を更に促進させることができる。
また、本実施形態では、ポイント付与部465により、需要家4の識別情報に対応づける態様で付与されたポイントは、時間の経過に応じて、その価値が減少する。これにより、ユーザ(需要家4)は、なるべく早期にポイントを利用しようとするため、ポイントの利用による間接的な電力取引を更に促進させることができる。
また、本実施形態では、ポイント付与部465により、需要家4の識別情報に対応づける態様で付与されたポイントは、1日の時間帯、及び1年の季節の少なくとも一方に応じて、その価値が変化する。これにより、ユーザ(需要家4)には、価値が比較的高くなった状態でのポイント利用に対する動機付けが生まれ、ポイントの利用による間接的な電力取引を促進させることができる。
また、本実施形態では、DR管理サーバ31は、携帯端末46に対して、DR要求を送信する通信処理部311(第3送信部)を備え、携帯端末46は、DR管理サーバ31からDR要求を受信する通信処理部461(第3受信部)と、通信処理部461により受信されるDR要求に基づき、需要家4の使用電力を削減するDR実行処理部463と、を備える。これにより、各需要家4は、DR管理サーバ31から送信されるDR要求に応じて、使用電力を削減するデマンドレスポンスを実行することができると共に、デマンドレスポンスの実行に応じて、ポイントを取得することができるため、デマンドレスポンスを効果的に促進することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
<第1変形例>
上述した実施形態では、ユーザが自己の識別情報(ユーザID)に対応づけられる態様で付与されたポイントを電力購入に利用できるが、更に、電力購入とは異なる他の用途(以下、他用途と称する)に利用可能な仕組みが採用されてもよい。例えば、本変形例では、ユーザが自己の識別情報に対応づけられる態様で付与されたポイントを、他のポイント制度に係るポイントへの交換に利用可能な仕組みが採用されてよい。これにより、ユーザ(需要家4)に対して、使用電力の削減、即ち、ネガワットの生成を更に促すことができる。
この場合、携帯端末46には、電力購入処理部467と同様、所持ポイントを他用途に利用する際の価値(ポイント他用途換算価値)を表示部に表示させる機能や、具体的にユーザが所持ポイントを他用途に利用するための処理を行う機能等に対応する機能部(他用途利用処理部)が設けられる。また、DR管理サーバ31には、電力購入支援処理部314と同様、所持ポイントの他用途への利用を支援する機能(例えば、通信処理部311を介して、他のポイント制度の管理・運営を行うサーバに交換を要求する信号を送信する機能や、通信処理部311を介して、他用途を利用する際のポイントの価値(ポイント他用途換算価値)を算出するための情報(記憶部319に格納されるポイント他用途換算価値情報)を携帯端末46に送信する機能等)に対応する機能部(他用途利用支援処理部)が設けられる。
尚、記憶部319に格納されるポイント他用途換算価値情報は、更新される場合がありうる。この場合、他用途利用支援処理部は、ポイント他用途換算価値情報が更新される度に、更新データを携帯端末46に送信する。また、他用途利用支援処理部、及びポイント他用途換算価値情報を保存する記憶部は、DR管理サーバ31とは異なる他のサーバにあってもよく、当該他のサーバからDR管理サーバ31或いは携帯端末46に対するポイント他用途換算価値情報の更新データの送信が行われてもよい。
携帯端末46の他用途利用処理部は、表示処理部462によって携帯端末46の表示部に表示される所定の操作画面(他用途利用操作画面)に対する所定の所定操作が行われると、表示処理部462を介して、表示部にポイント換算価値を表示させる処理(ポイント他用途換算価値表示処理)を実行する。ポイント他用途換算価値を算出するための情報(ポイント他用途換算価値情報)、例えば、単位ポイント当たりの通貨価値等は、ポイント電力換算価値情報4692と同様、DR管理サーバ31から携帯端末46に送信され、通信処理部461により受信されたポイント換算価値情報は、記憶部469に保存される態様であってよい。また、ポイント他用途換算価値は、ポイント電力換算価値と同様、記憶部469に保存されるポイント他用途換算価値情報が更新されない限り、一定の値である態様であってもよいし、例えば、所定期間内(1日、1年等)における時間的な区分に応じて、変動する態様であってもよい。
また、携帯端末46の他用途利用処理部は、他用途利用操作画面上での所定操作が行われると、所持ポイントで他用途を利用する処理(他用途利用処理)を行う。
以下、図11、図12を参照して、他用途利用処理部によるポイント他用途換算価値表示処理、他用途利用処理の処理フローについて説明する。
まず、図11は、携帯端末46の他用途利用処理部による他用途換算価値表示処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
ステップS502にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、記憶部469のポイント情報4691(に含まれる所持ポイント)及びポイント他用途換算価値情報を参照する。ポイント他用途換算価値情報は、上述の如く、DR管理サーバ31の記憶部319に格納されるポイント他用途換算価値情報が、通信処理部461を介して、DR管理サーバ31から受信され、記憶部469に保存された情報である。また、ポイント他用途換算価値情報は、上述の如く、ポイント他用途換算価値情報が更新された場合に、DR管理サーバ31から携帯端末46に送信される、更新されたポイント他用途換算価値情報により更新される。
尚、携帯端末46(他用途利用処理部)は、通信処理部461を介して、DR管理サーバ31にアクセスし、記憶部319に格納されるポイント他用途換算価値情報を参照することにより、記憶部469のポイント他用途換算価値情報を更新すると共に、当該情報を利用する態様であってもよい。
ステップS504にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、ポイント他用途換算価値を算出する。
ステップS506にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、表示処理部462に対して、ポイント他用途換算価値の表示要求を送る。表示処理部462は、表示要求に応じて、表示部にポイント他用途換算価値を表示する。これにより、ユーザ(需要家4)は、ポイント他用途換算価値を確認することができる。
続いて、図12は、携帯端末46の他用途利用処理部による他用途利用処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
尚、本例では、所持ポイントの利用対象である他用途が複数あることを前提とする。
ステップS602にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、表示処理部462を介して、ポイント他用途換算価値を表示部に表示させる処理を行う。即ち、ステップS602にて、他用途利用処理部は、図11のステップS502〜S506と同じ処理を行う。これにより、所持ポイントでどのような他用途の利用が可能かをある程度把握することができる。
ステップS604にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、他用途利用操作画面上での操作内容に応じて、利用する他用途の選択及び決定を行う。この際、他用途利用処理部は、表示処理部462を介して、所持ポイントを利用して利用可能な他用途のリストやカタログ情報を表示部に表示させる。これにより、ユーザ(需要家4)は、表示部に表示された複数の他用途の中から利用する他用途を選択し、決定する操作を行うことができる。
ステップS606にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、通信処理部461(第2送信部)を介して、決定した他用途に関する情報を含む他用途利用要求(第2要求信号)をDR管理サーバ31に送信する。これにより、DR管理サーバ31の通信処理部311(第2受信部)は、他用途利用要求を受信すると共に、DR管理サーバ31の他用途利用支援処理部は、所持ポイントの他用途への利用を支援する処理を行い、ユーザは、所持ポイントを他用途に利用することができる。
ステップS608にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、他用途の利用処理を継続するか否かを判定する。例えば、他用途利用処理部は、他用途利用操作画面上で、他用途の利用を継続する旨の操作が行われたか否かにより、他用途の利用処理を継続するか否かを判定してよい。他用途利用処理部は、他用途の利用処理を継続する場合、ステップS602に戻り、ステップS602〜ステップS608の処理を繰り返し、他用途の利用処理を終了する場合、ステップS612に進む。
ステップS610にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、他用途の利用処理を終了する。
ステップS612にて、携帯端末46の他用途利用処理部は、通信処理部461を介して、他用途利用終了通知をDR管理サーバ31に送信し、今回の処理を終了する。
<第2変形例>
上述した実施形態では、電力削減量の算出に関する処理(図5のステップS108の処理)、ポイントの付与に関する処理(図5のステップS110の処理)、及び所持ポイントの更新に関する処理(図5のステップS112、及び図6の処理)は、各需要家4の所持する携帯端末46で行われるが、少なくとも一部の処理は、DR管理サーバ31で行われてもよい。例えば、携帯端末46は、電力削減量の算出に関する処理及びポイントの付与に関する処理を行うと共に、付与したポイントに関する情報をDR管理サーバ31に送信し、DR管理サーバ31は、携帯端末46から受信する情報に基づき、所持ポイントの更新に関する処理を行う態様であってもよい。また、例えば、携帯端末46は、電力削減量の算出に関する処理だけを行うと共に、算出した電力削減量に関する情報をDR管理サーバ31に送信し、DR管理サーバ31は、携帯端末46から受信する電力削減量に関する情報に基づき、ポイントの付与に関する処理、及び所持ポイントの更新に関する処理を行う態様であってもよい。また、例えば、DR管理サーバ31は、対象となる需要家4のスマートメータ41の電力使用量情報等の各種情報を携帯端末46或いは電力供給管理サーバ21から取得することにより、電力削減量を算出すると共に、算出した電力削減量に関する情報に基づき、ポイントの付与に関する処理、及び所持ポイントの更新に関する処理を行う態様であってもよい。これらの場合、DR管理サーバ31は、更新した所持ポイントに関する情報を、定期的に、或いは、携帯端末46から送信される要求に応じて、需要家4の携帯端末46に配信すればよい。
<第3変形例>
上述した実施形態及び変形例では、アグリゲータ3が設けられるが、アグリゲータ3が省略されてもよく、この場合、アグリゲータ3の機能は、電力供給事業者2(具体的には、電力供給管理サーバ21)が担う。
<第4変形例>
上述した実施形態及び変形例では、分電盤42のブレーカとは別に各分岐線に遮断部44(遮断部44−1〜44−N)が設けられるが、連動スイッチ25により分電盤42のブレーカの制御が可能な構成とした上で、遮断部44を省略してもよい。
<第5変形例>
上述した実施形態及び変形例では、需要家4のデマンドレスポンスの実行、即ち、使用電力の削減に際して、携帯端末46で行われる所定操作に応じて、自動的に、分電盤42で分岐される特定の分岐線が電気的に遮断されたり、接続されたりするが、当該態様には限定されない。即ち、需要家4のデマンドレスポンスの実行、即ち、使用電力の削減に際して、手動で、分電盤42のブレーカ、各電気機器43(電気機器43−1〜43−N)の主電源、或いは各遮断部44の切り替え操作が行われてもよい。この場合、携帯端末46(DR実行処理部463)は、例えば、通信処理部461を通じてスマートメータ41から受信する電力使用量情報をモニタリングし、過去の電力使用量情報の履歴と比較する等により、デマンドレスポンスが実行されているか否か(使用電力の削減、即ち、ネガワットの生成が行われているか否か)を判定してよい。
1 デマンドレスポンスシステム(電力取引システム)
2 電力供給事業者
3 アグリゲータ
4 需要家
21 電力供給管理サーバ
22 発電所
31 デマンドレスポンス管理サーバ(サーバ)
41 スマートメータ
42 分電盤
43,43−1〜43−N 電気機器
44,44−1〜44−N 遮断部
45 連動スイッチ
46 携帯端末
311 通信処理部(第1受信部、第2受信部、第3送信部)
312 デマンドレスポンス制御部
313 ポイント管理部
314 電力購入支援処理部
319 記憶部
461 通信処理部(第1送信部、第2送信部、第3受信部)
462 表示処理部
463 デマンドレスポンス実行処理部
464 電力削減量算出部
465 ポイント付与部
466 ポイント管理部
467 電力購入処理部
469 記憶部
3191 ポイント情報
3192 ポイント電力換算価値情報
4691 ポイント情報
4692 ポイント電力換算価値情報
PL 送電網

Claims (8)

  1. 複数の需要家の各々が所有する端末と、前記端末と通信可能に接続され、前記複数の需要家に対する電力供給を管理するサーバと、を含む、電力取引システムであって、
    前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出部と、
    前記端末又は前記サーバに設けられ、前記複数の需要家ごとの前記電力削減量に応じて、前記複数の需要家ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能な所定のポイントを付与するポイント付与部と、を備える、
    電力取引システム。
  2. 前記端末は、
    当該端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられている前記ポイントを購入費用として利用する態様で、当該需要家に供給される電力を購入する要求を行う第1要求信号を前記サーバに送信する第1送信部を備え、
    前記サーバは、
    前記第1要求信号を前記端末から受信する第1受信部と、
    前記第1受信部により前記第1要求信号が受信された場合、当該第1要求信号の送信元である前記端末を利用する前記需要家に供給された電力の一部が、前記ポイントで購入されたと擬制する処理を行う電力購入支援処理部と、を備える、
    請求項1に記載の電力取引システム。
  3. 前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応付ける態様で付与された前記ポイントは、付与されてから所定期間が経過すると、価値がゼロになる、
    請求項1又は2に記載の電力取引システム。
  4. 前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応づける態様で付与された前記ポイントは、時間の経過に応じて、その価値が減少する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の電力取引システム。
  5. 前記ポイント付与部により、前記識別情報に対応づける態様で付与された前記ポイントは、1日の時間帯、及び1年の季節の少なくとも一方に応じて、その価値が変化する、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の電力取引システム。
  6. 前記ポイントは、前記電力の購入費用としての利用と異なる他の用途に利用可能であり、
    前記端末は、
    当該端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられた前記ポイントを前記他の用途に利用する要求を行う第2要求信号を前記サーバに送信する第2送信部を備え、
    前記サーバは、
    前記第2要求信号を前記端末から受信する第2受信部と、
    前記第2受信部により前記第2要求信号が受信された場合、当該第2要求信号の送信元である前記端末を利用する前記需要家の前記識別情報に対応付けられた前記ポイントを前記他の用途に利用するための処理を実行する他用途利用支援処理部と、を備える、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の電力取引システム。
  7. 前記サーバは、
    前記端末に対して、デマンドレスポンス要求を送信する第3送信部を備え、
    前記端末は、
    前記サーバから前記デマンドレスポンス要求を受信する第3受信部と、
    前記第3受信部により受信される前記デマンドレスポンス要求に基づき、前記需要家の消費電力を削減するデマンドレスポンス実行処理部を備える、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の電力取引システム。
  8. 複数の需要家の各々が所有する端末と、前記端末と通信可能に接続され、前記複数の需要家に対する電力供給を管理するサーバと、を含む、電力取引システムにより実行される電力取引方法であって、
    前記端末又は前記サーバが、前記複数の需要家の各々の電力削減量を算出する電力削減量算出ステップと、
    前記端末又は前記サーバが、前記複数の需要家ごとの前記電力削減量に応じて、前記複数の需要家ごとに規定される識別情報に対応付ける態様で、電力の購入費用として利用可能な所定のポイントを付与するポイント付与ステップと、を備える、
    電力取引方法。
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