JP2005250523A - 電力使用量管理装置、電力使用量管理方法、電力使用量管理用プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

電力使用量管理装置、電力使用量管理方法、電力使用量管理用プログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 需要家の電力使用を電力供給者にとって好ましい状態に誘導する。
【解決手段】 電力使用量管理装置1を、ネットワーク4を介して当日の予想天候情報を取得する通信手段11と、ポイントの算出の基本となる基本ポイントおよび算出後のポイントとを格納するポイント記憶手段122と、基本ポイントを取得した当日の予想天候情報に基づいて修正した値を算出するポイント算出手段131と、算出したポイントを需要家が電力を使用する前にネットワーク4を介して提示する通信制御手段14とを含む構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、需要家の電力使用を供給者側にとって好ましい状態に誘導する電力使用量管理装置に関する。
電力の発電方式として、原子力発電や水力発電の他に、石炭、石油、液化天然ガス等を用いた方法(火力発電)が使用されている。
ここで、供給電力における各発電方式が占める割合は一定ではなく、昼間の時間帯は、火力発電(主に、石油や液化天然ガス等による発電)の割合を多くしている。
図7は、関東地方の1日の平均的な発電供給の組み合わせを、時間帯別に例示したグラフである。
図7に示すように、1日の発電供給は、石炭、原子力および流れ込み式水力(水力)による発電をベースとして、昼間(8時〜20時)等の電力需要の多い時間帯は、石油やLNG、LPG、その他のガス等の火力発電を用いている。
しかし、これらの火力発電による電力供給量の増加は、二酸化炭素の排出量を増加させ、環境に悪影響を与えるというデメリットがある。そこで、電力供給者(電力会社等)は、各電力需要家の電力使用を好ましい状態に誘導するため、朝晩および夜間の電力料金を割安とし、昼間の電力料金を割高とする料金メニューを需要家に選択可能にしている。
ところが、この料金メニューでは、例えば、10:00〜11:00の電力使用も、14:00〜15:00の電力使用も同じ昼間の時間帯の料金として課金するので、電力供給者は、電力使用量のピーク時間帯(例えば、14:00〜15:00)の電力使用を重点的に抑制することができない。また、この料金メニューでは、夏期(7/1〜9/30)の電力料金を、他の季節の料金より割高に設定しているが、7月〜9月の間では料金の差を設けておらず、供給者側が電力使用量を最も抑制したい時期(8月等)の電力使用が抑制されないという問題がある。
ここで、電力供給者が、予め8月の電力使用料金や14:00〜15:00の電力使用料金を割高に設定して、需要家の電力使用の抑制を行うことも考えられる。しかし、電力使用量は、天候や気温に応じて変化するので、前記した時期が必ずしも電力供給者の望む電力使用(使用抑制)量や、使用(使用抑制)タイミングと一致するわけではない。
ここで、特許文献1には、1)電力需要が逼迫する時間帯に電力使用量を抑制したとき、2)外気気温から定まる所定の標準値よりも電力使用量を抑制したとき、3)所定の電力供給に余剰が生じる時間帯での電力使用量が多いとき等にポイント(対価)を発行して、需要家の電力使用(使用抑制)を電力供給者にとって好ましい状態に誘導する技術が開示されている。
特開2002−230097号公報([0008]〜[0010])
しかし、特許文献1に記載の技術において、電力使用のポイントの発行を行うサーバは、当日の天候、気温および電力の供給量が判明してからポイントの算出および発行を行う。すなわち、需用家が取得できたポイント数を把握できるのは、電力を使用した後なので需要家の電力使用を効果的に抑制することができないという問題があった。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、需要家の電力使用を供給者側にとってより好ましい状態に誘導する手段を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、日ごとの電力使用料金の割引率または対価を示したポイントを需要家に提示して、所定日の各需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理装置を、ネットワークを介して当日の予想天候情報を取得する通信手段と、ポイントの算出の基本となる基本ポイントと、算出後のポイントとを格納するポイント記憶手段と、基本ポイントを取得した当日の予想天候情報に基づいて修正するポイント算出手段と、修正したポイントを需要家が電力を使用する前に、ネットワークを介して需要家が操作する端末装置に提示する通信制御手段とを有する構成とした。その他の構成については、実施の形態の項で説明する。
本発明によれば、電力使用により電力使用料金の割引率や取得できる対価であるポイントを需要家に予め提示するので、需要家の電力使用量(特に電力使用量が増加する日や時間における電力使用量)を効果的に抑制し、電力使用(使用抑制)を供給者にとって好ましい状態に誘導することができる。
以下、本発明の電力使用量管理装置等を実施するための最良の形態(以下「実施の形態」という)を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電力使用量管理システムの構成を示すブロック図である。まず、図1を用いて、電力使用量管理システムの概略を説明する。
図1に示すように、電力使用量管理システムは、電力使用量管理装置(サーバ)1と、電力使用量測定装置(メータ)2と、需要家の端末装置3と、これらを接続するネットワーク4とを含んで構成される。
サーバ1は、日時ごとの電力使用料金の割引率(または対価)を示したポイントを算出し、これに基づいた電力使用料金を算出する。
具体的には、まず、ポイント算出のベースとなる基本ポイント情報を読み出し、当日の予想気温、湿度、天気、季節(日にち)等の天候条件でこの基本ポイント情報を修正したポイント情報を作成する。ここで、基本ポイント情報は、1日の典型的なポイント値の推移を時間帯ごとに示した情報であり、例えば、ピーク時間帯(昼間)のポイントは低く、それ以外の時間帯(夜間)のポイントは高く設定したものである。また、天候条件によるポイントの修正は、例えば、夏季で予想最高気温が高い日は、基本ポイント情報の値を全体的に低くするといった修正である。
そして、サーバ1は、修正後の各日時のポイント(ポイント情報)を、各需要家が電力使用をする前、例えば前日までに、端末装置3に提示する。サーバ1が、需要家(端末装置3)にこのような情報を提示することで、需要家は、いつ電力を使用すれば多くのポイントを取得できるか(または、使用しても多くのポイントを取得できないか)を事前に把握して、電力を使用することになる。
その後、サーバ1は、メータ2から各日時における電力使用量を取得すると、前記ポイント情報(需要家に提示したポイント)にしたがって割り引き(値引き)した電力使用料金を算出する。このあと、算出した電力使用料金に基づき、電力会社等が需要家へ料金の請求を行う。
このように、サーバ1が、予め電力使用料金の割引ポイントを明確に提示し、かつ提示したポイントにしたがって電力使用料金を割り引くので、需要家の電力使用量、特にピーク時の電力使用量を効果的に抑制することができる。また、提示されるポイント値は、当日の予想気温等によって修正されたものであるので、各需要家の電力使用(使用抑制)を、電力供給者の望む電力使用(使用抑制)量や使用(使用抑制)タイミングに近い状態にすることができる。
次に、電力使用量管理システムの構成要素を詳細に説明する。
図1に示すように、サーバ1は、通信手段11と、記憶手段12と、処理手段13と、通信制御手段14とを含んで構成される。
通信手段11は、需要家の各日時における電力使用量の測定データと当日の予想気温等の情報とを取得する手段である。
記憶手段12は、需要家に提示するポイント、電力使用料金を含む各需要家の情報、各日時におけるポイントおよび電力使用料金を算出するプログラム等を記憶する手段である。
この記憶手段12は、需要家の日時ごとの電力使用料金等からなる需要家情報を記憶する需要家情報記憶手段121と、各日時におけるポイントを記憶するポイント記憶手段122とを含んで構成される。
需要家情報記憶手段121は、需要家(メータ2)ごとの電力使用料金およびポイント等を示した需要家情報を記憶する手段である。
表1は、需要家情報を例示した表である。表1に示す需要家情報は、需要家IDはaaaaであり、メータIDはbbbbの情報であり、2003/10/12 0:00〜1:00の電力使用量は「cc(kW)」で、この時間帯の電力使用料金は「gg(円)」であり、ポイントは「kk(ポイント)」であり、この時間帯における割り引き後の電力使用料金は「oo(円)」であることを示している。また、ポイントによる割り引き後の電力使用料金の月合計は「jj(円)」であることを示している。
Figure 2005250523
なお、本実施の形態では、「ポイント」を電力使用料金の日時ごとの割引率を示すものとするが、例えば、1ポイント=10円等として需要家が電力使用料金の支払いの際に使える対価としても良い。また、このポイントを翌月の料金支払いに繰り越せるようにしても良い。
ポイント記憶手段122は、各日時ごとの基本ポイントを示した基本ポイント情報(基本ポイントテーブル)と、この情報に基づいてポイント算出手段131が算出した各日時ごとのポイント(ポイント情報)とを記憶する手段である。表2は、この基本ポイント情報を例示した表である。
表2に例示する基本ポイント情報は、0:00〜1:00の基本ポイントは4ポイントであり、1:00〜2:00の基本ポイントは5ポイントであり、13:00〜14:00の基本ポイントは1ポイントであることを示している。
Figure 2005250523
図2(a)は、1日の電気使用量(供給量)を示す日負荷曲線を例示した図であり、(b)は、基本ポイント情報をグラフ化したものを例示した図である。図2(b)に例示されるように基本ポイント情報は、図2(a)に例示される日負荷曲線のグラフを上下反転させて作成しても良い。このようにすることで、電力使用量が多い時間帯は、その使用量に応じてポイントを下げ、電力使用量が少ない時間帯はその使用量に応じてポイントを上げた基本ポイント情報を作成することができる。
また、この基本ポイント情報は、需要家のいる地域(メータ2の設置地域)や季節(日にち)ごとに用意しておいても良い。例えば、夏季は冬季よりもポイントを低くした基本ポイント情報や、夏季の九州地方については、同じ時期の東北地方よりポイントを低くした基本ポイント情報を用意しておいても良い。
サーバ1が、このような基本ポイント情報に基づきポイントを算出すれば、夏季等、電力使用量が増加する(使用抑制をすべき)時期に適切な電力使用抑制をさせたり、同じ時期でも電力使用量が多い(使用抑制をすべき)地域には重点的に電力使用抑制をさせたりすることができる。すなわち、各地域や季節の電力使用特性に合わせた電力使用(使用抑制)を図ることができる。
ちなみに、この基本ポイント情報は、予めポイント記憶手段122に格納しても良いし、適宜ネットワーク4を介して取得してポイント記憶手段122やメモリ上に記憶するようにしても良い。
ポイント算出手段131が基本ポイント情報を読み込み、当日の天候等に基づき、この情報を修正した値を算出する手順は、ポイント算出手段131の項で説明する。
処理手段13は、各需要家の電力使用料金の算出および当日各需要家に提示するポイントを算出する手段であり、ポイント算出手段131と電力料金算出手段132とを含んで構成される。
ポイント算出手段131は、天候等、当日の電力使用量(需要量)に影響を与える要素の情報を取得し、これに基づき各日時の基本ポイントに修正を加えたポイント値を算出する手段である。この算出(修正)した各日時のポイントは、ポイント情報としてポイント記憶手段122に記憶させる。ちなみに、当日の電力使用量(需要量)に影響を与える要素は、例えば、当日の予想気温、予想天気、予想湿度等である。
図3は、予想気温の情報に基づくポイント算出を説明するために引用した図である。図3の符号Aは、各時間帯(時刻)の基本ポイントの値であり、符号Bおよび符号Cは、符号Aの基本ポイントの値を修正したものである。
例えば、ポイント算出手段131は、当日の予想最高気温が30℃という情報を取得したとき、符号Aの基本ポイントの曲線を、符号Bの位置まで下方にスライドさせて、ポイントの値を得る。また、当日の予想最高気温が32℃という情報を取得したときには、符号Cの位置まで下方にスライドさせて、ポイントの値を得る。すなわち、当日の予想最高気温が高いほど、各時間帯のポイントの値を減少させる。
ここで、特に電力使用が集中する時間帯は、ポイントの減少幅を大きくし、それ以外の時間帯は減少幅を小さくしても良く、冬季においては、予想最低気温が低いほど、各時間帯のポイントの値を減少させるようにしても良い。また、この修正幅の値は、各電力会社が供給できる電力供給量等に基づいて決定するようにしても良い。その他、当日の予想天候や電力供給量に対応する様々な修正値(修正方法)をポイント記憶手段122に格納しておき、サーバ1が天候情報を取得すると、ポイント算出手段131がこの情報に基づいて修正値を決定し、当日のポイントを算出するようにしても良い。
なお、この予想天候情報に基づく修正値は、過去における天気、気温、湿度等の天候情報と各地域の電力使用量(供給量)との対応関係から回帰分析等で得た値とし、ポイント記憶手段122が記憶しているものとする。
このように、ポイント算出手段131が、当日の天候や電力供給量に応じて適宜ポイントの修正(算出)を行うことで、より電力供給者側が求める状態に近い電力使用(電力使用抑制)を実現できる。
電力料金算出手段132は、取得した電力使用量測定データに基づいて、電力使用料金を算出する手段である。具体的には、通信手段11がメータ2から各日時における電力使用量測定データを取得すると、記憶手段12に格納された料金算出用の計算式(プログラム)を読み出して、電力使用料金を算出する。そして、ポイント記憶手段122に記憶されたポイント情報(需要家に提示したポイント情報)を参照して、ポイントによる割り引き後の電力使用料金を算出し、これらの算出結果を、需要家情報記憶手段121の需要家情報に書き込む。また、各需要家の1ヶ月分の電力使用料金(ポイントによる割り引き後の料金)の合計を算出する際には、再び記憶手段12に格納された料金算出用の計算式(プログラム)を読み出し、基本料金の加算等を行うようにしても良い。
なお、処理手段13は、CPU(Central Processing Unit)および所定のメモリにより実現されるものとし、このCPUが、記憶手段12に格納された前記した処理内容(電力使用料金算出、ポイント算出)を実行する電力使用量管理用プログラムをメモリ上にロードし、演算処理を行うものとする。
通信制御手段14は、処理手段13が算出したポイント情報を、ネットワーク4を介して端末装置3に提示(送信)する手段である。このサーバ1は、サーバ1をWebサーバとして機能させる手段でも良いし、図示しないWebサーバにアップロードする等して、需要家が電力を使用する前に、端末装置3を介してポイント情報を閲覧できるようにする手段でも良い。
メータ2は、需要者の各日時における電力使用量を測定し、この測定データをサーバ1へ送信する手段である。メータ2は、測定データをサーバ1へ送信する通信手段21と、電力使用量を測定する使用量測定手段22と、測定した電力使用量およびメータ2のID(識別情報)を記憶する記憶手段23とを含んで構成される。また、メータ2は、測定データをサーバ1へ送信する際には、図示しないタイマを参照して、電力使用量の測定時刻や測定時間帯に関する情報(タイムスタンプ)を含めて送信するものとする。
端末装置3は、需要家がサーバ1から提示されるポイントを閲覧するための手段であり、モニタ等の表示手段31を含むPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等である。
ネットワーク4は、例えば地域IP網、インターネット網、電話回線網等である。
なお、説明のため、図1にメータ2および端末装置3はそれぞれ1つずつしか描いていないが、複数個で構成されていても良い。
次に、電力使用量管理システムの各構成要素の動作を説明する。
図4は、サーバがポイント情報を作成する手順を示したフローチャートである。
適宜図1を参照しつつ、図4を用いてサーバ1がポイント情報を作成する手順について説明する。
《ポイント情報の作成手順》
サーバ1は、ネットワーク4および通信手段11を介して、当日の予想天候情報(天気、気温、湿度等)を取得する(ステップS101)。そして、ポイント算出手段131が、ポイント記憶手段122の基本ポイント情報を読み込む。ここで、基本ポイント情報が、地域や日にちごとに異なる情報から構成される場合には、ポイント記憶手段122から、サーバ1がポイントを提示する地域や日にちの基本ポイント情報を選択して、読み込む。
そして、ポイント算出手段131は、ステップS101で読み込んだ基本ポイント情報をもとに、需要家へ提示するポイントの算出を行う(ステップS102)。具体的には、ポイント算出手段131が、ステップS101で取得した当日の予想天候情報を参照して、基本ポイント情報の各基本ポイントに修正を加えた値を算出する。ここで、サーバ1が端末装置3へ複数の地域のポイント情報を提示するときには、各地域の予想天候情報を参照して、それぞれの地域の基本ポイントを算出する。
次に、ポイント算出手段131は、ステップS102で算出したポイントをポイント情報としてポイント記憶手段122へ記憶し(ステップS103)、このポイント情報を公表する(ステップS104)。具体的には、通信制御手段14が、算出したポイント情報を需要家が電力を使用する前(前日まで等)に端末装置3を介してポイント情報を閲覧できるようにする。
そして、需要家は端末装置3を介して、サーバ1へポイント情報の閲覧要求をすると(ステップS105)、サーバ1が端末装置3へポイント情報を提示し(閲覧可能にし)(ステップS106)、いったん処理を終了する。
サーバ1が、以上の処理手順を毎日実行し、電力使用のポイント情報を需要家に電力の使用前に閲覧させるで、需要家の日々の電力使用(電力使用抑制)を好ましい状態に誘導することができる。
図5は、サーバが各需要家の電力使用料金を算出する手順を示したフローチャートである。
適宜図1〜図4を参照しつつ、図5を用いて、サーバ1が各需要家の電力使用料金を算出する手順を説明する。
《電力使用料金の算出手順》
まず、メータ2の使用量測定手段22は、図示しないタイマの値を参照して、所定時間(例えば、1時間)ごとに需要者宅の電力使用量を測定し(ステップS201)、この測定データを測定時刻(時間)に関する情報とともに記憶手段23に記憶していく(ステップS202)。
そして、測定データの記憶を開始してから所定期間(例えば、1ヶ月)経過すると(ステップS203のYes)、記憶手段23に記憶された1ヶ月分の電力使用量の測定データを、通信手段21を介してサーバ1へ送信する(ステップS204)。このとき、各日時の電力使用量の測定データとともに、このデータの測定を行ったメータ2のID(識別情報)も送信する。
ここで、メータ2からサーバ1への測定データの送信は、メータ2がタイマを参照して所定時間(1時間)ごとにサーバ1へ送信しても良いし、サーバ1側が所定時間ごとにメータ2にポーリング等を実施して取得するようにしても良い。
サーバ1の通信手段11は、ステップS204でメータ2から送信されたメータ2のIDおよびこのメータの各日時の測定データを受信すると、このデータをメータ2のIDごとに需要家情報記憶手段121へ格納する(ステップS205)。すなわち、需要家情報記憶手段121の需要家情報にメータ2の各日時ごとの電力使用量を書き込む。そして、記憶手段12に格納された電力使用料金算出用の計算式(プログラム)を読み出して、需要家ごとの電力使用料金(通常の電力使用料金)を算出する(ステップS206)。次に、ポイント記憶手段122に記憶されたポイント情報(需要家へ提示したポイント情報)を参照して、ポイントによる割り引き後の電力使用料金を算出する(ステップS207)。そして、これらの算出結果を、需要家情報記憶手段121の需要家情報に書き込み(ステップS208)、電力使用料金の算出処理を終了し、ステップS208で作成した需要家情報を需要家の端末装置3で閲覧できるようにする。
このように、サーバ1が、1)端末装置3(需要家)に当日の電力使用に対するポイントを提示し、2)需要家の各時間帯ごとの電力使用量をチェックして、需要家に提示したポイントにしたがって割り引きした電力使用料金を算出するので、需要家に電力使用(使用抑制)の明確なインセンティブを与えることができる。つまり、需要家の電力使用(使用抑制)を電力供給者にとってより好ましい状態に誘導することができる。
本発明は、前記した実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く応用可能である。
例えば、前記した実施の形態では、サーバ1は、需要家が電力使用をする前に主として電力料金の割引率(ポイント)を提示するようにしたが、直接割り引き後の電力料金(円)を提示するようにしても良いし、電力使用により需要家が得ることができる対価を提示するようにしても良い。また、ポイントの提示とともに、電力使用抑制による二酸化炭素発生の削減度を提示するようにしても良い。すなわち、処理手段13で、各時間帯における電力の使用抑制が、どの程度二酸化炭素発生削減に貢献したかを算出し、これを端末装置3へ提示するようにしても良い。このような情報の提示することによっても、各需要者の電力使用を好ましい状態に誘導することができる。
また、本実施の形態では、サーバ1が提示(発行)するポイントは、各需要家の電力の「使用」により発行するものとしたが、これを各需要家の電力の「使用抑制」により発行するようにしても良い。このようにすることで、各需要家に電力の使用抑制をより積極的に行わせることができる。
図6は、サーバ1から端末装置3へ提示するポイント情報を例示した図である。例えば、サーバ1は、端末装置3の表示手段31へポイント情報を提示(送信)するとき、図6に例示するように、各地域のポイント情報(グラフ)をタブで選択可能なように提示するようにしても良い。また、日本地図等を表示し、地図上の地点を指示すると、当該地域のポイント情報が表示されるようにしても良い。
このようにすることで、各需要家は自分の住む地域のポイント情報を確認しやすくなる。
ちなみに、サーバ1が提示するポイント情報は1日ごとのものでも良いし、複数日分をまとめたものでも良い。
なお、前記した実施の形態におけるポイントの算出は、基本ポイント情報をベースに当日の予想天候情報等で修正を加える場合を例として説明したが、予めポイント記憶手段122に、需要家の住む地域、日時、当日の予想天候や電力供給量ごとに様々なポイント情報を格納するようにしても良い。すなわち、ポイント算出手段131が、当日の予想天候情報や当日の電力供給量に応じて、ポイント情報を選択するようにしても良い。
本実施の形態に係るサーバ1は、コンピュータ及びプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供することが可能である。また、そのプログラムを、ネットワークを通して提供することも可能である。
ここでいうコンピュータシステムとは、OS(Operating System)等のソフトウェアや周辺機器等のハードウエアを含むものである。
電力使用量管理システムの構成を示すブロック図である。 (a)は、1日の電気供給量を示した日負荷曲線を例示した図であり、(b)は、基本ポイント情報をグラフ化したものを例示した図である。 予想気温の情報に基づくポイント算出を説明するために引用した図である。 図1の電力使用量管理装置(サーバ)のポイント情報の作成手順を示したフローチャートである。 図1の電力使用量管理装置(サーバ)が各需要家の電力使用料金を算出する手順を示したフローチャートである。 図1の電力使用量管理装置(サーバ)が端末装置へ提示するポイント情報を例示した図である。 関東地方の1日の平均的な時間帯別発電供給の組み合わせを例示したグラフである。
符号の説明
1 サーバ(電力使用量管理装置)
2 メータ(電力使用量測定装置)
3 端末装置
4 ネットワーク
11 通信手段
12 記憶手段
13 処理手段
14 通信制御手段
21 通信手段
22 使用量測定手段
23 記憶手段
31 表示手段
121 需要家情報記憶手段
122 ポイント記憶手段
131 ポイント算出手段
132 電力料金算出手段

Claims (7)

  1. 日ごとの電力使用料金の割引率または対価を示したポイントを需要家に提示して、所定日の各需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理装置であって、
    ネットワークを介して当日の予想天候情報を取得する通信手段と、
    前記ポイントの算出の基本となる基本ポイントと、算出後のポイントとを格納するポイント記憶手段と、
    前記基本ポイントを、前記取得した当日の予想天候情報に基づいて修正するポイント算出手段と、
    前記修正したポイントを前記需要家が電力を使用する前に、前記ネットワークを介して前記需要家が操作する端末装置に提示する通信制御手段と、
    を有することを特徴とする電力使用量管理装置。
  2. 前記通信手段は、各日時における前記需要家の電力使用量をさらに取得し、
    前記電力使用量管理装置は、前記各日時における電力使用量および前記修正したポイントに基づいて割り引き後の電力使用料金を算出する電力使用料金算出手段と、前記各日時における電力使用量および前記割り引き後の電力使用料金を記憶する需要家情報記憶手段とをさらに備え、
    前記通信制御手段は、前記需要家が電力を使用した後に、前記ネットワークを介して前記需要家が操作する端末装置に前記割り引き後の電力使用料金をさらに提示することを特徴とする請求項1に記載の電力使用量管理装置。
  3. 日ごとの電力使用料金の割引率または対価を示したポイントを需要家に提示して、所定日の各需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理システムであって、
    請求項1または請求項2に記載の電力使用量管理装置と、
    前記需要家の各日時における電力使用量を測定する電力使用量測定手段と、
    前記修正後のポイントおよび割り引き後の電力使用料金の少なくとも一方を表示させる端末装置と、
    を有することを特徴とする電力使用量管理システム。
  4. 日ごとの電力使用料金の割引率または対価を示したポイントを需要家に提示して、所定日の各需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理方法であって、
    前記需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理装置が、
    ネットワークを介して、当日の予想天候情報を取得するステップと、
    前記電力使用量管理装置の記憶手段に格納されたポイントを読み出し、前記取得した当日の予想天候情報に基づいて、このポイントを修正するステップと、
    前記修正したポイントを前記需要家が電力を使用する前に、前記ネットワークを介して前記需要家が操作する端末装置に提示するステップと、
    を実行することを特徴とする電力使用量管理方法。
  5. 日ごとの電力使用料金の割引率または対価を示したポイントを需要家に提示して、所定日の各需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理方法であって、
    前記需要家の電力の使用または使用抑制を促す電力使用量管理装置が、
    ネットワークを介して、各日時における前記需要家の電力使用量を取得するステップと、
    前記各日時における電力使用量と前記修正したポイントが示す割引率とに基づいて割り引き後の電力使用料金を算出するステップと、
    前記各日時における電力使用量と前記割り引き後の電力使用料金とを記憶するステップと、
    前記需要家が電力を使用した後に、前記ネットワークを介して前記需要家が操作する端末装置に前記割り引き後の電力使用料金を提示するステップと、
    をさらに実行することを特徴とする請求項4に記載の電力使用量管理方法。
  6. コンピュータに、請求項4または請求項5に記載の電力使用量管理方法を実行させることを特徴とする電力使用量管理用プログラム。
  7. 請求項6に記載の電力使用量管理用プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体。
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