JP2018104069A - 台紙付包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装された商品を,台紙から大きく突出させることができる台紙付包装体を提供する。【解決手段】台紙付包装体は,前後方向に対向するように設けられる前面部10Aおよび後面部20Aと,前面部10Aと後面部20Aとの間に設けられかつ固定された,商品50を包装する筒状シュリンクフィルム41を備え,シュリンクフィルム41は熱収縮によって商品50の表面にピッタリと貼り付いている。前面部10Aに,商品50に対応する形を有しており,かつ商品50の一部を外に露出させる大きさの商品窓11Aがあけられている。商品窓11Aの窓枠には,商品50の輪郭よりも内側にせり出したせり出し部分12Aが連設されており,せり出し部分12Aが商品50の裏側に押し込まれている。【選択図】図3

Description

この発明は,フィルム等によって包装された商品と台紙とが一体化された台紙付包装体に関する。
商品を台紙に固定し,商品と台紙とを一体にした状態で商品を陳列することがある。台紙表面には,台紙に固定される商品の商品名,商品の特徴等が印刷され,さらには色とりどりの彩色が施される。
特許文献1には,筒状シュリンクフィルムによって包装された商品を台紙表面に接着固定した包装体が記載されている。台紙表面に塗布される接着剤によって台紙表面に筒状シュリンクフィルムが貼着される。筒状シュリンクフィルムを介して商品が台紙表面に固定される。
印刷の発色を良好とするために台紙表面には一般に塗料がコートされる。このため,台紙裏面に比べて台紙表面は高い接着強度の確保が難しい。
特許文献2は,表シートと裏シートとを備え,表シートに窓部を形成した包装体を記載する。表シートと裏シートの間にブリスターパックが固定され,ブリスターパックの収納凸部が窓部の外に突出する。塗料コートを要しない表シートないし裏シートの内側(裏面)にブリスターパックを固定することができるので,比較的高い接着強度を確保することができる。
しかしながら,表シートに形成された窓部から商品(ブリスターパックの凸部)を突出させたときに,表シート(窓枠)によって隠れる商品範囲が発生し,商品の外形が確認しづらくなる。
特開平8−244832号公報 特開2012−229045号公報
この発明は,包装商品を台紙(商品窓)から大きく突出させることができる台紙付包装体を提供することを目的とする。
この発明による台紙付包装体は,前後方向に対向して設けられる前面部および後面部と,上記前面部と上記後面部との間に設けられかつ固定された,商品を包装する商品包装体とを備え,上記前面部に,商品が包装された商品包装体に対応する形を有しており,かつ上記商品包装体の少なくとも一部を外に露出させる大きさの商品窓があけられており,上記商品窓の窓枠に,商品窓内に向かって上記商品包装体の輪郭よりも内側まで部分的にせり出すせり出し部分が連設されていることを特徴とする。
商品包装体は,商品の表面を覆い,商品を保護するためのもので,商品の表面に密着するフィルムおよび商品を収納する凸状部分を備えるブリスターパックを含む。台紙付包装体は,前後方向に対向するように設けられる前面部および後面部を備え,商品包装体は上記前面部および後面部との間に設けられかつ固定される。前面部と後面部の間,すなわち前面部の裏面(内面)がわないし後面部の裏面(内面)がわに商品包装体を固定することができるので,塗料がコートされる前面部ないし後面部の表面(外面)に固定する場合に比べて,商品包装体を前面部と後面部との間にしっかりと固定することができる。
一実施態様では,上記前面部および上記後面部が折り線を介して連設されている。前面部と後面部とはこれらの側縁部において連設させておいてもよいし,前面部の下縁部に後面部を連設させてもよい。前面部の裏面と後面部の裏面とが対向するように連設縁部(折り線)において台紙が折られる。商品包装体によって覆われ,商品包装体を介して前面部と後面部の間に固定された商品は,台紙を折ったときに前面部にあけられた商品窓を通して商品窓の外に露出する。
この発明によると,上記前面部に,商品が包装された商品包装体に対応する形を有しており,かつ上記商品包装体の少なくとも一部を外に露出させる大きさの商品窓があけられており,上記商品窓の窓枠に,商品窓内に向かって上記商品包装体の輪郭よりも内側まで部分的にせり出すせり出し部分が連設されている。せり出し部分が商品包装体の輪郭よりも内側までせり出しているので,前面部にあけられた商品窓に商品包装体を通すときに一旦引っかかりを生じさせるが,せり出し部分は上記商品窓の窓枠に部分的に連設されたものであるから,後面がわに向けて押し込むことができ,押し込まれたせり出し部分を商品包装体の裏側に位置させることができる。せり出し部分は窓枠(前面部)と連設されているので,商品包装体の裏側に前面部を位置させることができ,したがって商品包装体を前面部にあけられた商品窓から外に大きく突出させ,その状態を維持することができる。
台紙付包装体によって包装される商品が柔らかい容器であれば,容器に一時的生じる凹みを利用して,せり出し部分を商品包装体の裏側に至らせることもできる。
一実施態様では,上記商品窓の下縁が上記前面部の下縁に位置している。商品窓から外に突出する商品の底面を用いて包装体を自立させることができる。
他の実施態様では,上記前面部の下縁および上記後面部の下縁に底面部が連設されている。底面部を用いて包装体を安定して自立させることができる。
好ましい実施態様では,上記前面部と上記後面部とを対向させた状態を保持するための保持機構を備えている。保持機構は,接着剤,テープ等を用いて,または差込み片を用いた係合等によって達成される。
第1実施例の台紙付包装体を構成する台紙の展開図および筒状シュリンクフィルムを示す。 台紙付包装体の製造工程を示す。 台紙付包装体の斜視図である。 台紙付包装体の正面図である。 台紙付包装体の右側面図である。 第2実施例の台紙付包装体を構成する台紙の展開図および筒状シュリンクフィルムを示す。 第2実施例の台紙付包装体の斜視図である。 第2実施例の台紙付包装体の背面図である。 第3実施例の台紙付包装体を構成する台紙の展開図および筒状シュリンクフィルムを示す。 第3実施例の台紙付包装体の斜視図である。 第4実施例の台紙付包装体を構成する台紙の展開図および筒状シュリンクフィルムを示す。 第4実施例の台紙付包装体の斜視図である。 第4実施例の台紙付包装体の正面図である。 第4実施例の台紙付包装体の背面図である。
(1)第1実施例(図1から図5)
図1から図5を参照して第1実施例の台紙付包装体を説明する。第1実施例の台紙付包装体は,台紙1Aと筒状シュリンクフィルム41とを含む。図1は台紙1Aの型紙(ブランク図,展開図)を,台紙1Aに接着された筒状シュリンクフィルム41とともに示している。図2は台紙付包装体の製造工程を示している。図3から図5は,完成した台紙付包装体を正面(前面)がわから見た斜視図,正面図,右側面図をそれぞれ示している。
図1を参照して,図1は台紙1Aの型紙を裏面がわ(内面がわ)から示している。
台紙1Aは1枚の厚紙から構成される。厚紙に代えてボール紙,板紙,ミルクカートン用紙,画用紙,ケント紙,段ボール等を用いてもよく,いわゆる合成紙(積層紙),複合紙でも,各種プラスチックを積層(たとえば表面にラミネート)したものを用いてもよい。
台紙1Aは,折り線L1,L2を介して上下方向に連設された矩形の前面部10A,底面部30A,および後面部20Aを備えている。前面部10Aおよび後面部20Aは上下方向に長く,底面部30Aは左右方向に長い。折り線L1,L2は台紙を折りやすくするために形成されるもので,押罫または折罫,ハーフカット,ミシン目等が,折り線L1,L2に沿って適宜形成される。
前面部10Aに縦長の商品窓11Aがあけられている。商品窓11Aはその下縁(下辺)が折り線L1に沿って形成されている。後述するように,前面部10Aにあけられた商品窓11Aを通して,シュリンクフィルムによって包装された商品が前面部10Aの前方外側に突出(露出)する。
商品窓11Aは,包装される商品の正面がわの形状に応じた,好ましくはほぼ合致した形状を持ち,その大きさも包装される商品の大きさに応じたものとされるが,その一部に,包装される商品の大きさ(輪郭)よりも小さい(狭い)部分がつくられる。第1実施例では,商品窓11Aの上部両側の窓枠に,商品窓11A内に向けてせり出す一対のせり出し片12Aが形成されており,この一対のせり出し片12Aによって商品窓11Aの一部の幅が狭められている。せり出し片12Aは,商品窓11A内に向かう向きに先細の概略三角形の形状を有しており,先細の先端と反対側(三角形の底辺)が折り線L4を介して前面部10Aとつながっている。
また,商品窓11Aの上部は,図1に示す展開図において,折り線L3を介して前面部10Aにつながる概略台形の屋根部13によって閉じられている。後述するように,包装体が組み立てられるときに,屋根部13は商品窓11Aに通される商品によって前方に押され,商品の頭部(頂部)上に被さるようにして用いられる。
後面部20Aの裏面に,透明または半透明の筒状シュリンクフィルム41が接着剤Nによって接着されている。筒状シュリンクフィルム41には,ポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリオレフィン,ポリエチレンテレフタレートその他の熱収縮を生じる素材が用いられる。筒状シュリンクフィルム41内に商品を入れ,その後に筒状シュリンクフィルム41に熱を加えることで熱収縮が生じ,筒状シュリンクフィルム41は商品表面に密着する。筒状シュリンクフィルム41は接着剤Nによって後面部20Aの裏面に接着されているので,商品は筒状シュリンクフィルム41を介して台紙1A(台紙1Aの後面部20Aの裏面)に固定されることになる。
前面部10Aと後面部20Aとの間に底面部30Aが位置している。前面部10Aと底面部30Aの境界には切り込みによって脚部用小突片31が間隔をあけて形成されている。後面部20Aと底面部30Aとの境界にも切り込みによって脚部用小突片32が形成されている。
前面部10Aの商品窓11Aの上方の枠部に円形のフック孔14があけられている。フック孔14は,フックを用いて台紙付包装体を店舗等において陳列するために用いられる。
図2を参照して,上述したように,台紙1Aの後面部20Aの裏面に接着剤Nが塗布され,接着剤Nによって筒状シュリンクフィルム41が後面部20Aの裏面に接着される。接着剤Nは,前面部10Aと後面部20Aとを向かい合わせたときに前面部10Aに形成された商品窓11Aに対応する位置に塗布される。接着剤Nによって台紙1Aの後面部20Aの裏面に接着された筒状シュリンクフィルム41内に商品50が挿入される。筒状シュリンクフィルム41を熱収縮させると,熱収縮した筒状シュリンクフィルム41は商品50の表面に密着し,商品50のほぼ全体が筒状シュリンクフィルム41によって覆われる。筒状シュリンクフィルム41を介して商品50は後面部20Aの裏面に固定される。
図3〜図5を参照して,折り線L1,L2に沿って台紙1Aを折り,前面部10Aの裏面と後面部20Aの裏面とを向かい合わせる。後面部20Aはほぼ直角に折り曲げ,前面部10Aは直角を超える角度まで折り曲げる。底面部30Aの後端から後面部20Aがほぼ垂直に起立し,底面部30Aの前端から前面部10Aが後方にやや斜めに起立する形態が形成される。前面部10Aの下端には脚部用小突片31が,後面部20Aの下端には脚部用小突片32が,それぞれ下向きにわずかに突出する。台紙1Aの下部に向かうほど前面部10Aと後面部20Aとの間に間隔があくので,包装体を安定して自立させることができる。
前面部10Aと後面部20Aとを向かい合わせる途中,筒状シュリンクフィルム41によって覆われて後面部20Aの裏面に固定された商品50は,前面部10Aにあけられた商品窓11Aを潜り,前面部10Aの外に突出する。商品窓11Aの上端の屋根部13は商品50によって押されることで折り線L3において折られて前方に突き出し,商品50の頭部上に載る。
上述したように,商品窓11Aの上部両側には,商品窓11A内に向けてせり出す一対のせり出し片12Aが形成されており,せり出し片12Aが形成されている部分の商品窓11Aの幅は商品50の輪郭(最大幅)よりも狭くなっている。このため,商品50を商品窓11Aに潜らせると,せり出し片12Aは商品50によって前方に押される。前方に押された一対のせり出し片12Aを後面部20Aの向きに押し込むと,せり出し片12Aは商品50の裏側に潜り込む。台紙1Aにシュリンク包装された商品50が固定された台紙付包装体の組立てが完成する。
せり出し片12Aは前面部10Aと連続しているので,せり出し片12Aを商品50の裏側に潜り込ませることで,せり出し片12Aが形成されている箇所(第1実施例では商品50の上部)では,前面部10Aを商品50の裏側に位置させることができ,商品50のほぼ全体が前面部10Aよりも前に位置し,したがって商品窓11Aから商品50を前方に大きく突出させ,その状態を維持することができる。商品50の全体形状が視認しやすくなり,ディスプレー効果が高められる。また,せり出し片12Aによって商品50が背面がわから支えられるので,商品50の包装体内側への戻りも防止される。さらに,せり出し片12Aが前面部10Aにつながっているので,商品50の裏側にせり出し片12Aを潜り込ませることで,接着剤等によって接着しなくても,前面部10Aと後面部20Aを対向させた状態を維持することができる。
(2)第2実施例(図6から図8)
図6から図8は第2実施例を示すもので,図6は第2実施例の台紙付包装体を構成する台紙1Bの裏面を,台紙1Bに接着された筒状シュリンクフィルム41とともに示している。図7は第2実施例の台紙付包装体を前面がわから見た斜視図を示している。図8は第2実施例の台紙付包装体の背面図である。
図6を参照して,台紙1Bに底面部が設けられていない点が,第1実施例の台紙1Aと異なる。折り線L1を介して前面部10Bと後面部20Bとが上下方向に連設されている。前面部10Bに商品窓11Bが形成され,後面部20Bの裏面には接着剤Nによって筒状シュリンクフィルム41が接着されている。
また,第2実施例の台紙1Bは,前面部10Bにあけられた商品窓11Bの上端窓枠に,商品窓11B内に向かうせり出し片12Bが形成されており,せり出し片12Bによって商品窓11Bの高さが商品51の高さよりも低くされている。
第1実施例と同様に,後面部20Bの裏面に接着剤Nによって接着された筒状シュリンクフィルム41内に商品51を挿入し,筒状シュリンクフィルム41に熱を加えることで筒状シュリンクフィルム41を収縮させる。熱収縮した筒状シュリンクフィルム41は商品51の表面に密着し,商品51のほぼ全体が筒状シュリンクフィルム41によって覆われる。商品51は筒状シュリンクフィルム41を介して後面部20Bの裏面に固定される。
図7および図8を参照して,折り線L1に沿って台紙1Bを折り,前面部10Bの裏面と後面部20Bの裏面とを向かい合わせる。向かい合わせる途中,筒状シュリンクフィルム41によって覆われて後面部20Bの裏面に固定された商品51は,前面部10Bにあけられた商品窓11Bを潜り,前面部10Bの外に突出する。せり出し片12Bによって商品窓11Bの高さが商品51の高さよりも低くされているので,商品51を商品窓11Bに潜らせると,せり出し片12Bは商品51によって前方に押される。前方に押されたせり出し片12Bを後面部20Bの向きに押し込み,後面部20Bの裏側にまで至らせる。せり出し片12Bは後面部20Bの縁部にかけられ,これによって前面部10Bと後面部20Bとを向かい合わせた状態が保持される。台紙1Bにシュリンク包装された商品51が固定された台紙付包装体の組立てが完成する。せり出し片12Bは,後面部20Bの裏側ではなく,商品51の裏側(商品51と後面部20Bの間)に位置させてもよい。
第2実施例では商品51のほぼ全体が前面部10Bよりも前に位置するので,商品51のほぼ全体の形状を確認することができ,ディスプレー効果が高い。また,第2実施例においても,接着剤等を用いて接着しなくても,前面部10Bと後面部20Bを対向させた状態を維持することができる。
(3)第3実施例(図9および図10)
図9および図10は第3実施例を示すもので,図9は第3実施例の台紙付包装体を構成する台紙1Cの裏面を,台紙に接着された筒状シュリンクフィルム41とともに示している。図10は第4実施例の台紙付包装体の斜視図である。
台紙1Cは,中央に位置する前面部10Cと,その左右の両側縁に折り線L1,L2を介してそれぞれ連設された第1,第2の後面部20C1,20C2を備えている。前面部10Cに商品窓11Cがあけられている。商品窓11Cの上部の左右の両側縁に,商品窓11C内に向かって商品窓11Cの一部の幅を狭めるせり出し片12Cが,窓枠(前面部10C)に連続して形成されている。商品窓11Cは,その上部は商品52の輪郭(前面投影形状)よりも少し大きくあけられているが,下部については商品52の輪郭よりも少し小さくあけられている。
前面部10Cの右側縁につながる第1後面部20C1の裏面に,接着剤Nによって筒状シュリンクフィルム41が接着されている。筒状シュリンクフィルム41の内部に商品52を入れ,その後に筒状シュリンクフィルム41に熱を加える。商品52は,筒状シュリンクフィルム41を介して第1後面部20C1の裏面に固定される。
前面部10Cの商品窓11Cの上方の枠部に円形のフック孔14があけられている。第1,第2後面部20C1,20C2の上部にもそれぞれ円形のフック孔26a,26bがあけられており,折り線L1,L2の位置で台紙1Cが折られると,これらの3つのフック孔14,26a,26bが重なり合う。
折り線L1に沿って第1後面部20C1を折り返し,次に折り線L2に沿って第2後面部20C2を折り返す。第1後面部20C1の裏面に筒状シュリンクフィルム41によって接着された商品53を前面部10Cの商品窓11Cに潜らせる。
前面部10Cの左側縁につながる第2後面部20C2の側縁に,差込み片71が側方に突出して連設されており,前面部10Cの右側縁につながる第1後面部20C1には,上記差込み片71を差し込むための切り込みK1が形成されている。差込み片71の両端には互いに反対向きにのびる係合突出片71a,71bが形成されており,この係合突出片71a,71bが切り込みK1に引っ掛かることで,折り線L1に沿って折り返される第1後面部20C1と,折り線L2に沿って折り返される第2後面部20C2上とを重ね合わせて前面部10Cに対向させた状態を保持することができる。
商品52を商品窓11Cに潜らせるとき,せり出し片12Cが商品52によって前方に押される。前方に押されたせり出し片12Cを第1,第2の後面部20C1,20C2の向きに押し込み,商品52の裏側に潜り込ませる。せり出し片12Cが形成されている箇所では商品52の大部分が前面部10Cよりも前に位置することになり,商品窓11Cから商品52を大きく突出させることができる。
また,上述したように,商品窓11Cは,その下部については商品52の輪郭よりも少し小さくあけられているので,台紙1Cの下部に向かうほど商品窓11Cからの商品52の突出量が小さくなり,台紙1Cの下部に向かうほど,前面部10Cと第1,第2後面部20C1,20C2との間に大きな間隔があくことになる。前面部10Cの下縁と第1,第2後面部20C1,20C2の下縁とが,下部に向うほど前後方向に大きく離間するので,台紙付包装体を安定して自立させることができる。
(4)第4実施例(図11から図14)
図11から図14は第4実施例を示すもので,図11は第4実施例の台紙付包装体を構成する台紙1Dの展開図の裏面を,接着剤Nによって台紙1Dの裏面に接着されたフィルム42とともに示している。図12,図13,図14は,第4実施例の台紙付包装体を前面がわから見た斜視図,正面図,背面図をそれぞれ示している。
台紙1Dは,商品窓11Dがあけられた縦長の矩形の前面部10Dと,前面部10Dの上縁に折り線L1を介して連設された第1後面部20D1と,前面部10Dの下縁に折り線L2を介して連設された第2後面部20D2と,前面部10Dの左右の側縁に折り線L3,L4を介してそれぞれ連設された,互いに反対方向にのびる折り片15L,15Rとを備えている。
前面部10Dにあけられた商品窓11Dの両側縁が商品窓11D内に向けてわずかに湾曲してせり出しており,商品窓11Dの幅を狭めている。商品窓11Dの幅を狭める部分をせり出し部12Dと呼ぶ。また,図11に示す展開図において,商品窓11Dの下部は折り線L7を介して前面部10Dにつながる一対の脚部片33によって閉じられている。後述するように,包装体が組み立てられると一対の脚部片33は商品によって前方に押されることになる。商品窓11Dの下縁(下辺)は折り線L2(前面部10Dの下縁)に沿っている。
前面部10Dの上縁に折り線L1を介して連設された第1後面部20D1に円形のフック孔26があけられている。フック孔26は,折り線L1において第1後面部20C1を折り返したときに前面部10Dにあけられたフック孔14と重なる位置にあけられている。
第1後面部20D1の上端に,弧状のミシン目K1を介して差し込み片27が連設されている。差し込み片27は,後述する第2後面部20D2の内側に差し込まれて,第1後面部20D1の折り返し状態を保持するために用いられる。第2後面部20D2の内側に差し込まれたときの係合のために,差し込み片27の両端には互いに反対向きにのびる係合突出片27aが形成されている。
前面部10Dの下縁に折り線L2を介して連設された第2後面部20D2の折り線L2に近い位置の両側縁に,折り線L5,L6を介して互いに反対方向にのびる補強片25L,25Rが設けられている。また,第2後面部20D2には2本のミシン目K2が間隔をあけて縦向きに形成されており,第2後面部20D2は湾曲しやすくなっている。
上述した第1,第2,第3実施例と異なり,第4実施例では,円筒状のシュリンクフィルム41ではなく,平面状のフィルム42が接着剤Nによって台紙1Dの裏面に貼られており,前面部10Dにあけられた商品窓11Dの全体が平面状フィルム42によって覆われている。平面状フィルム42は,その上部が前面部10Dの商品窓11Dの上方の枠部に接着され,左右の側部のそれぞれが左右の折り片15L,15Rに接着され,下部が第2後面部20D2およびその両側の補強片25L,25Rに接着されている。折り線L2,L3,L4を跨ぐようにして左右の折り片15L,15R,ならびに第2後面部20C2およびその両側の補強片25L,25Rに至るまで平面状フィルム42を延在させておくことで,左右の折り片15L,15R,および第2後面部20D2を折り返したときに,商品窓11Dから外向きに突出する商品を覆う余裕分を平面状フィルム42に持たせることができる。
前面部10Dの裏面がわにおいて商品窓11Dの位置に商品53を配置する。折り線L3,L4に沿って左右の折り片15L,15Rを折り返し,さらに折り線L5,L6に沿って左右の補強片25L,25Rを折り返した状態で,折り線L2に沿って第2後面部20D2を折り返す。左右の折り片15L,15Rおよび補強片25L,25Rと第2後面部20D2とが重なり合い,重なり合った箇所が接着剤(図示略)によって適宜接着される。もちろん,上部を開口させた封筒貼りを先に形成し,上部開口から商品53を入れるようにしてもよい。
左右の折り片15,15R,および第2後面部20D2を折り返すときに,または封筒貼りの中に商品53を入れたときに,商品53は商品窓11Dを潜って前面部10Dの外に突出する。商品窓11Dを覆うように貼られた平面状フィルム42が商品53の正面にピッタリと貼り付き,商品窓11Dから外に突出する部分が平面状フィルム42によって覆われる。また,商品53によって押されることで,商品窓11Dの下部を閉じていた一対の脚部片33が前方に押し出される。脚部片33によって包装体を自立させることができる。
商品53を商品窓11Dに潜らせるとき,商品窓11Dの両側のせり出し部12Dが商品53によって前方に押される。前方に押し出されたせり出し部12Dを後方に押し込むことで,せり出し部12Dを商品53の裏側に潜らせる。最後に,前面部10Dの上縁に連設された第1後面部20D1を折り返し,差し込み片27を第2後面部20D2の裏側に差し込む(図14参照)。台紙1Dにフィルム包装された商品53が固定された台紙付包装体の組立てが完成する。せり出し部12Dを商品53の裏側に潜らせることで,商品53を前面部10Dよりも前に大きく突出させることができ,商品53の全体を確認しやすい。
1A,1B,1C,1D 台紙
10A,10B,10C,10D 前面部
11A,11B,11C,11D 商品窓
12A,12B,12C,12D せり出し片(せり出し部)
20A,20B,20C,20C1,20C2,20D1,20D2 後面部
30A 底面部
33 脚部片
50,51,52,53 商品
N 接着剤

Claims (5)

  1. 前後方向に対向して設けられる前面部および後面部と,
    上記前面部と上記後面部との間に設けられかつ固定された,商品を包装する商品包装体とを備え,
    上記前面部に,商品が包装された商品包装体に対応する形を有しており,かつ上記商品包装体の少なくとも一部を外に露出させる大きさの商品窓があけられており,
    上記商品窓の窓枠に,商品窓内に向かって上記商品包装体の輪郭よりも内側まで部分的にせり出すせり出し部分が連設されている,
    台紙付包装体。
  2. 上記前面部および上記後面部が折り線を介して連設されている,
    請求項1に記載の台紙付包装体。
  3. 上記商品窓の下縁が上記前面部の下縁に位置している,
    請求項1または2に記載の台紙付包装体。
  4. 上記前面部の下縁および上記後面部の下縁に折り線を介して底面部が連設されている,
    請求項1から3のいずれか一項に記載の台紙付包装体。
  5. 上記前面部と上記後面部を対向させた状態を保持するための保持機構を備えている,
    請求項1から4のいずれか一項に記載の台紙付包装体。
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