JP2018103746A - ハイブリッド車両の駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態からエンジンを始動する場合に、エンジンストールを防止できるハイブリッド車両の駆動制御装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態から、エンジンへの燃料噴射を開始してエンジンを始動する際に、モータの駆動トルクを停止した状態で、エンジンが完爆したか否かを判定する(ステップS6、S7)。ECUは、エンジンが完爆していないと判定した場合は、モータに駆動トルクを発生させてエンジンを完爆させる(ステップS8)。ECUは、エンジンの回転数が所定値を上回っている場合に、エンジンが完爆したと判定する(ステップS6)。ECUは、エンジンの回転数が所定値を上回っている状態で、エンジンの点火回数が所定回数になった場合に、エンジンが完爆したと判定する(ステップS7)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両の駆動制御装置に関する。
従来のハイブリッド車両にあっては特許文献1に記載された技術が知られている。また、特許文献1に記載のハイブリッド車両にあっては、エンジンとモータとがベルトを介して接続されている。特許文献1に記載の技術にあっては、モータでエンジンを始動する際に燃料噴射を行うことにより、車両発進時のもたつき感を与えずに、燃費および排気性能を改善するようになっている。
特開2004−251221号公報
ところで、特許文献1に記載のハイブリッド車両のように、モータとエンジンとがベルトを介して接続される構成において、モータのみの駆動力により車両を走行させている状態からエンジンを始動する場合、エンジンが完爆したか否かの判定を誤ることがある。
具体的には、特許文献1に記載のハイブリッド車両において、エンジン回転数が所定の閾値を超えたことでエンジンが完爆したと判定する場合、EV走行時はエンジンがモータに連れ回されておりエンジン回転数が所定の閾値を超えることがある。
このため、特許文献1に記載のハイブリッド車両にあっては、エンジンが完爆したと誤判定することがあり、モータの駆動を停止してエンジンの駆動力で走行する際に、エンジンストールが発生してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態からエンジンを始動する場合に、エンジンストールを防止できるハイブリッド車両の駆動制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、内燃機関と、モータと、前記内燃機関および前記モータを制御する制御部と、を備え、前記内燃機関または前記モータのうち少なくとも一方の駆動トルクで走行するハイブリッド車両の駆動制御装置であって、前記内燃機関の出力軸は車両の駆動軸と接続され、前記モータは前記内燃機関の出力軸と動力伝達機構を介して接続され、前記制御部は、前記モータの駆動トルクにより前記車両を走行させている状態から、前記内燃機関への燃料噴射を開始して前記内燃機関を始動する際に、前記モータの駆動トルクを停止した状態で、前記内燃機関が完爆したか否かを判定し、前記内燃機関が完爆していないと判定した場合は、前記モータに駆動トルクを発生させて前記内燃機関を完爆させることを特徴とするものである。
このように本発明によれば、モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態からエンジンを始動する場合に、エンジンストールを防止できる。
図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置を示す構成図である。 図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置の処理手順を示すタイミングチャートである。
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動制御装置は、内燃機関と、モータと、内燃機関およびモータを制御する制御部と、を備え、内燃機関またはモータのうち少なくとも一方の駆動トルクで走行するハイブリッド車両の駆動制御装置であって、内燃機関の出力軸は車両の駆動軸と接続され、モータは内燃機関の出力軸と動力伝達機構を介して接続され、制御部は、モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態から、内燃機関への燃料噴射を開始して内燃機関を始動する際に、モータの駆動トルクを停止した状態で、内燃機関が完爆したか否かを判定し、内燃機関が完爆していないと判定した場合は、モータに駆動トルクを発生させて内燃機関を完爆させることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動制御装置は、モータの駆動トルクにより車両を走行させている状態からエンジンを始動する場合に、エンジンストールを防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置を搭載した車両1は、エンジン2と、電源システム3と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)4とを含んで構成されている。
エンジン2は、不図示のピストン、シリンダ、コネクティングロッド等を備え、ピストンがシリンダ内を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行なう4サイクルのエンジンによって構成されている。
エンジン2は、燃料を噴射する燃料噴射装置55と、燃料と空気の混合気を点火する点火装置56とが設けられている。燃料噴射装置55および点火装置56はECU4に電気的に接続されており、ECU4により制御される。
シリンダに収納されたピストンは、コネクティングロッドを介して出力軸としてのクランクシャフト2aに連結されている。コネクティングロッドは、ピストンの往復動をクランクシャフト2aの回転運動に変換するようになっている。
エンジン2には、変速機23が接続されている。変速機23は、エンジン2のクランクシャフト2aの回転を所定の変速比で変速して不図示のディファレンシャルギア等を介して駆動軸としてのドライブシャフト25に伝達し、左右の車輪26を回転させるようになっている。
変速機23は例えばCVT(Continuously Variable Transmission)から構成されており、このCVTは、図示しない金属ベルトが巻掛けられた1組のプーリにより無段階に自動で変速を行う。なお、図1では、2つの車輪26のみ図示しており、残りの2つの車輪については図示を省略している。
電源システム3は、メインバッテリ31と、サブバッテリ32と、モータ33と、スイッチ(SW)回路34とを含んで構成されている。
メインバッテリ31は、例えば鉛蓄電池で構成されている。このメインバッテリ31は、スイッチ回路34を介してモータ33と電気的に接続されている。メインバッテリ31には、バッテリ状態センサ31aが設けられている。バッテリ状態センサ31aは、バッテリ31の充放電電流、電圧及びバッテリ温度を検出する。バッテリ状態センサ31aは、ECU4に接続されている。ECU4は、バッテリ状態センサ31aの出力によりメインバッテリ31の充電状態を検知できるようになっている。
サブバッテリ32は、例えばリチウムイオン蓄電池で構成されている。このサブバッテリ32は、スイッチ回路34を介してモータ33と電気的に接続されている。サブバッテリ32には、バッテリ状態センサ32aが設けられている。バッテリ状態センサ32aは、ECU4に接続されている。ECU4は、バッテリ状態センサ32aの出力によりサブバッテリ32の充電状態を検知できるようになっている。
スイッチ回路34は、モータ33に電力を供給する電源として、メインバッテリ31及びサブバッテリ32の少なくともいずれか一方を選択して接続するようになっている。スイッチ回路34は、ECU4の制御によりモータ33とメインバッテリ31及びサブバッテリ32との接続を行なうようになっている。
モータ33は、エンジン2を始動するスタータとしての機能に加え、エンジン2の駆動により発電するオルタネータとしての機能を有するモータである。モータ33は、少なくともメインバッテリ31及びサブバッテリ32のいずれか一方から供給される電力によって駆動される。モータ33は、ECU4の出力するトルク指令信号に従って出力トルクを制御するようになっている。
モータ33は、エンジン2のクランクシャフト2aと動力伝達機構29を介して相互に動力伝達可能に接続されている。動力伝達機構29は、モータ33の回転子軸33aに連結されたモータ用プーリ33bと、エンジン2のクランクシャフト2aに連結されたクランク軸プーリ2bと、クランク軸プーリ2bおよびモータ用プーリ33bに巻き掛けられたベルト28とからなる。動力伝達機構29は、モータ33の回転を減速してエンジン2に伝達する。
ECU4は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU4のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU4として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU4として機能する。
ECU4の入力ポートには、上述のバッテリ状態センサ31a、バッテリ状態センサ32aに加え、エンジン回転数センサ51、車速センサ52、アクセル開度センサ53、ブレーキスイッチ54等の各種センサ類が接続されている。
エンジン回転数センサ51は、エンジン2の機関回転数を検出する。車速センサ52は、車輪26の回転速度などから車両1の速度を検出する。
アクセル開度センサ53は、例えば加速要求時等に運転者によって操作される図示しないアクセルペダルの開度であるアクセル開度を検出する。
ブレーキスイッチ54は、図示しないブレーキペダルが踏まれているか否かを検知する。ブレーキスイッチ54は、ブレーキペダルが踏まれているとオン信号を出力し、ブレーキペダルが踏まれていないとオフ信号を出力する。
一方、ECU4の出力ポートには、エンジン2、モータ33、スイッチ回路34等の各種制御対象類が接続されている。
ECU4は、図2に示すように、バッテリ状態センサ31a、バッテリ状態センサ32a、エンジン回転数センサ51、車速センサ52、アクセル開度センサ53、ブレーキスイッチ54の検出信号に基づいて、エンジン2の燃料噴射装置55および点火装置56と、モータ33と、を制御する。詳しくは、ECU4は、燃料噴射装置55の燃料噴射状態と、点火装置56の点火状態と、モータ33のモータトルクと、を制御する。
ECU4は、ドライバの要求または車両状態に応じて、エンジン2の駆動トルク(エンジントルク)で走行するエンジン走行、またはモータ33の駆動力(モータトルク)で走行するEV走行、またはエンジン2およびモータ33の両方の駆動トルクで走行するHEV走行、を実施する。したがって、車両1は、エンジン2またはモータ33のうち少なくとも一方の駆動トルクで走行するハイブリッド車両を構成する。
ここで、EV走行時は、ECU4は、エンジン2の燃料噴射を停止してエンジン2の運転を停止した状態で、モータ33に駆動トルクを発生させる。EV走行時は、エンジン2はベルト28によってモータ33に連れ回って回転する。
ECU4は、EV走行時は、サブバッテリ32をモータ33に接続し、メインバッテリ31を図示しない他の電気負荷に接続するように、スイッチ回路34を制御する。ここで、電気負荷には、図示しないエアコンディショナ、メータ、灯火類が含まれる。
ECU4は、HEV走行時は、サブバッテリ32をモータ33と電気負荷に接続し、メインバッテリ31をモータ33と電気負荷の何れとも接続しないように、スイッチ回路34を制御する。
ECU4は、EV走行中に所定のエンジン始動条件が成立するとエンジン2を始動させる。エンジン始動条件は、例えば、アクセルペダルの踏み込み量が所定量以上となったこと、メインバッテリ31及びサブバッテリ32のSOC(State Of Charge)が所定値未満になったこと、を含む。
ECU4は、EV走行中にエンジン始動条件が成立した場合、エンジン2の始動のために、燃料噴射装置55による燃料噴射を開始し、エンジン2が完爆したか否かを判定する。
ここで、本実施例の車両1において、EV走行中はエンジン2がモータ33に連れ回って回転しているため、モータ33との連れ回りによりエンジン回転数が完爆判定の閾値を上回っている場合、エンジン2が完爆してないにも関わらず完爆していると誤判定してしまう可能性がある。このため、EV走行からエンジン2を始動してHEV走行に移行する際に、モータ33の停止に伴ってエンジンストールが発生することがあり得る。
そこで、本実施例では、ECU4は、モータ33の駆動トルクを停止した状態で、エンジン2が完爆したか否かを判定する。さらに、ECU4は、エンジン2が完爆していないと判定した場合は、モータ33に駆動トルクを発生させてエンジン2を完爆させる。
ここで、ECU4は、エンジン2の回転数が所定値を上回っている状態で、エンジン2の点火回数が所定回数になった場合、エンジン2が完爆したと判定するようになっている。ECU4は、エンジン2の回転数が所定値を上回っている場合に、エンジン2が完爆したと判定してもよい。
ECU4は、モータ33に駆動トルクを発生させてエンジン2を完爆させる際に、エンジン2の回転数が継続して所定値を上回っている状態でエンジン2の点火回数が所定回数になった場合、エンジン2が完爆したと判定する。
以上のように構成された本実施例に係るハイブリッド車両の駆動制御装置によるエンジン始動処理について、図3を参照して説明する。なお、以下に説明するエンジン始動処理はEV走行時に実施される。また、このエンジン始動処理は、予め設定された時間間隔で繰り返される。
ステップS1において、ECU4は、エンジン始動条件が成立したか否かを繰り返し判定する。エンジン始動条件が成立した場合、ステップS2で、ECU4は、エンジン2への燃料噴射を開始する。
次いで、ステップS3において、ECU4は、エンジン回転数が所定値を上回っているか否かを繰り返し判定する。エンジン回転数が所定値を上回っている場合、ステップS4で、ECU4は、エンジン2の点火回数が所定回数を上回ったか否かを判定する。ステップS4での点火回数は、ステップ2でエンジンへ燃料噴射を開始してからの点火回数である。
このように、ステップS3、S4において、ECU4は、エンジン2がモータ33により連れ回されている状態における完爆判定を、プレ完爆判定として実施している。また、ステップS3、S4において、ECU4は、点火時にエンジン回転数が所定値を上回っている状態での点火回数の積算値が所定回数になった場合、エンジン2が完爆したと判定するようになっている。
ステップS4で点火回数が所定回数を上回った場合、プレ完爆判定が成立したものとし、ステップS5で、ECU4は、モータ33の駆動を停止する。
次いで、ステップS6で、ECU4は、エンジン回転数が所定値を上回っているか否かを判定する。エンジン回転数が所定値を上回っている場合、ステップS7で、ECU4は、点火回数が所定回数を上回ったか否かを判定する。ステップS7での点火回数は、ステップS4でエンジン2の点火回数が所定回数を上回ったと判定されてからの点火回数である。
このように、ステップS6、S7において、ECU4は、モータ33の駆動トルクを停止した状態で完爆判定を実施している。
ステップS7で点火回数が所定回数を上回った場合、完爆判定が成立したものとし、ECU4は、今回の動作を終了する。
一方、ステップS6で、エンジン回転数が所定値以下の場合、ステップS8で、ECU4は、モータ33の駆動を開始する。ここでは、ECU4は、エンジン回転数が完爆判定の所定値より小さくなるように、モータ33を制御する。
次いで、ステップS9で、ECU4は、エンジン回転数が所定値を上回っているか否かを判定する。エンジン回転数が所定値を上回っている場合、ステップS10で、ECU4は、点火回数が所定回数を上回ったか否かを判定する。ステップS10での点火回数は、ステップS9でエンジン回転数が所定値を上回っていると判定されてからの点火回数である。
このように、ステップS9、S10において、ECUは、モータ33の駆動トルクによりエンジン2がアシストされている状態で完爆判定を実施している。また、ステップS9、S10において、ECU4は、エンジン2の回転数が所定値以下に低下した場合は点火回数を0にリセットするようになっている。したがって、ECU4は、エンジン2の回転数が継続して所定値を上回っている状態でエンジン2の点火回数が所定回数になった場合、エンジン2が完爆したと判定する。
ステップS10で点火回数が所定回数を上回った場合、ステップS11で、ECU4は、完爆判定が成立したものとし、モータ33の駆動を停止し、今回の動作を終了する。
図4は、ECU4のエンジン始動処理によりエンジン2が始動されるときの車両状態等の推移を説明するタイミングチャートである。
図4において、縦軸はエンジン回転数、モータトルク、点火駆動状態、燃料噴射状態を示し、横軸は時間を示している。
時刻t0において、燃料噴射がオフ、点火駆動状態がオンとなっており、車両1は、モータ33の駆動トルクにより走行している。この状態では、エンジン2がモータ33に連れ回っており、エンジン回転数が所定値以上で推移する。
その後、時刻t1において、エンジン始動条件の成立によりエンジン2の始動が開始される。この時刻t1では、燃料噴射がオン、点火駆動状態がオンとなり、エンジン2のエンジントルクの発生により、エンジン回転数が上昇する。
その後、時刻t2において、プレ完爆判定が成立(図3のステップS4でYES)したことで、モータ33の駆動が停止され、モータトルクが降下する。
その後、時刻t3において、エンジン回転数が所定値以下(図3のステップS6でNO)となったことで、時刻t4でモータ33の駆動が開始され、モータトルクのアシストを受けてエンジン回転数が上昇する。
その後、時刻t5において、エンジン回転数が所定値を上回り(図3のステップS9でYES)、時刻t6において、点火回数が所定回数を上回る(ステップS10でYES)。時刻t6では、完爆判定が成立し、エンジン2が確実に始動したことが確認されたため、モータ33の駆動が停止される。その後、ECU4は、HEV走行により車両1を走行させる。
以上説明したように、本実施例では、エンジン2のクランクシャフト2aはドライブシャフト25と接続され、モータ33はエンジン2のクランクシャフト2aと動力伝達機構29を介して接続されている。
そして、ECU4は、モータ33の駆動トルクにより車両を走行させている状態から、エンジン2への燃料噴射を開始してエンジン2を始動する際に、モータ33の駆動トルクを停止した状態で、エンジン2が完爆したか否かを判定する。ECU4は、エンジン2が完爆していないと判定した場合は、モータ33に駆動トルクを発生させてエンジン2を完爆させる。
これにより、モータ33の駆動トルクを停止した状態で、エンジン2が完爆していないと判定した場合は、モータ33に駆動トルクを発生させて駆動トルクのアシストによりエンジン2を完爆させることができる。
この結果、モータ33の駆動トルクにより車両を走行させている状態からエンジン2を始動する場合に、エンジンストールを防止できる。
また、本実施例では、ECU4は、エンジン2の回転数が所定値を上回っている場合に、エンジン2が完爆したと判定する。
これにより、駆動トルクを停止した状態で、エンジン2の回転数が所定値を上回っている場合にエンジン2が完爆したと判定しているので、完爆の誤判定を回避でき、エンジンストールを防止できる。
また、本実施例では、ECU4は、エンジン2の回転数が所定値を上回っている状態で、エンジン2の点火回数が所定回数になった場合に、エンジン2が完爆したと判定する。
これにより、駆動トルクを停止した状態で、エンジン2の回転数が所定値を上回っている状態で、エンジン2の点火回数が所定回数になった場合に、エンジン2が完爆したと判定しているので、完爆の誤判定を回避でき、エンジンストールを防止できる。
また、本実施例では、ECU4は、モータ33に駆動トルクを発生させてエンジン2を完爆させる際に、エンジン2の回転数が継続して所定値を上回っている状態で、エンジン2の点火回数が所定回数になった場合に、エンジン2が完爆したと判定する。
これにより、エンジン2の回転数が所定値以下に低下した場合は点火回数が0にリセットされ、モータ33による駆動トルクの発生が継続されるので、エンジンストールを防止できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両(ハイブリッド車両)
2 エンジン(内燃機関)
2a クランクシャフト(出力軸)
4 ECU(制御部)
25 ドライブシャフト(駆動軸)
29 動力伝達機構
33 モータ

Claims (4)

  1. 内燃機関と、モータと、前記内燃機関および前記モータを制御する制御部と、を備え、前記内燃機関または前記モータのうち少なくとも一方の駆動トルクで走行するハイブリッド車両の駆動制御装置であって、
    前記内燃機関の出力軸は車両の駆動軸と接続され、前記モータは前記内燃機関の出力軸と動力伝達機構を介して接続され、
    前記制御部は、
    前記モータの駆動トルクにより前記車両を走行させている状態から、前記内燃機関への燃料噴射を開始して前記内燃機関を始動する際に、
    前記モータの駆動トルクを停止した状態で、前記内燃機関が完爆したか否かを判定し、
    前記内燃機関が完爆していないと判定した場合は、前記モータに駆動トルクを発生させて前記内燃機関を完爆させることを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。
  2. 前記制御部は、前記内燃機関の回転数が所定値を上回っている場合に、前記内燃機関が完爆したと判定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置。
  3. 前記制御部は、前記内燃機関の回転数が所定値を上回っている状態で、前記内燃機関の点火回数が所定回数になった場合に、前記内燃機関が完爆したと判定することを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記モータに駆動トルクを発生させて前記内燃機関を完爆させる際に、
    前記内燃機関の回転数が継続して所定値を上回っている状態で、前記内燃機関の点火回数が所定回数になった場合に、前記内燃機関が完爆したと判定することを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置。
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