JP2018102710A - 心電計測装置、方法及びプログラム - Google Patents

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巌 棚橋
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達哉 延永
徹也 小林
Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
隆司 市原
Takashi Ichihara
隆司 市原
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Abstract

【課題】電極構造の簡易化及びS/N比が高い心電信号の取得【解決手段】加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成された複数の背部電極14が、シート12のシートバック部12Aのうちの互いに異なる位置に配置され、心電信号検出部18は、シート12に着座した乗員の体表と個々の背部電極14との間に発生する静電容量を通じて個々の背部電極14毎に心電信号を検出し、圧力検出部20(の電気抵抗検出部28及び圧力換算部30)は、複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力を、個々の背部電極14の電気抵抗に基づいて各々検出し、心電信号選択部24は、心電信号検出部18によって個々の背部電極14毎に検出された心電信号から、圧力検出部20によって検出された圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は心電計測装置、心電計測方法及び心電計測プログラムに関する。
特許文献1には、複数の測定用電極に接触している被験者の生体信号を、それぞれの測定用電極を介して検出し、その生体信号に基づいて、心電信号生成部が生成した心電信号を増幅率が可変の増幅器によって増幅する技術が開示されている。この技術では、それぞれの測定用電極の裏面に設けた複数の圧力センサにより、測定用電極と被験者との間の静電容量を推定し、静電容量の推定結果に基づいて増幅器の増幅率を設定することで、心電信号の信号レベルを補正している。
特開2009−219554号公報
上記の特許文献1に記載の技術は、センサ部を、測定用電極に圧力センサを積層した構造とし、測定用電極と被験者との接触状態に応じて変化する、測定用電極と被験者との間の静電容量を、圧力センサによって検出された圧力を用いて推定している。このため、特許文献1に記載の技術は、センサ部の構造が複雑で、コストが嵩むという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術は、測定用電極と被験者との接触の面積や圧力の低下に伴って心電信号の信号レベルが低下することを、増幅器の増幅率を増大させることで補っている。しかし、増幅器の増幅率を増大させると、測定用電極に混入する電源ノイズや静電気ノイズなどの外来ノイズもより強く増幅されることで、心電信号のS/N比(信号とノイズの比率)が低下し、心電信号がノイズに埋もれてしまうために、1心拍毎のピークを検出できない等の問題が生ずる可能性もある。
一つの側面では、本発明は、電極構造の簡易化及びS/N比が高い心電信号の取得を実現することが目的である。
請求項1記載の発明に係る心電計測装置は、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極と、前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号を検出する心電信号検出部と、前記複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて各々検出する圧力検出部と、前記心電信号検出部によって個々の前記背部電極毎に検出された心電信号から、前記圧力検出部によって検出された前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する心電信号選択部と、を含んでいる。
請求項1記載の発明では、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に背部電極が各々配置されており、背部電極は、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成されている。そして、心電信号検出部は、シートに着座した人体の体表と個々の背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の背部電極毎に心電信号を検出し、圧力検出部は、複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の背部電極の電気抵抗に基づいて各々検出する。このように、請求項1記載の発明では、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成された背部電極により、心電信号及び圧力を各々検出することができるので、背部電極の構造を簡単にすることができる。
また、請求項1記載の発明では、心電信号選択部が、心電信号検出部によって個々の背部電極毎に検出された心電信号から、圧力検出部によって検出された圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する。圧力検出部によって検出される圧力の分布は、シートに着座した人体の体格や姿勢などに応じて変化し、シートに着座した人体の体表と対向している背部電極、すなわちシートに人体が着座していない場合よりも高い圧力が圧力検出部によって検出された背部電極で心電信号が検出される。また、圧力検出部によって検出される背部電極のそれぞれに加わった圧力と、心電信号検出部によって個々の背部電極毎に検出される心電信号の信号レベルと、には正の相関がある。
これにより、圧力検出部によって検出された圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択することで、信号レベルの高い心電信号を出力対象として選択することができ、電源ノイズや静電気ノイズなどの外来ノイズに対する心電信号の信号レベルの比率、すなわちS/N比が向上する。従って、請求項1記載の発明によれば、電極構造の簡易化及びS/N比が高い心電信号の取得を実現することができる。
なお、請求項1記載の発明において、心電信号選択部は、例えば請求項2に記載したように、個々の背部電極毎に検出された心電信号のうち、検出された圧力が最大の背部電極を含む背部電極から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択することが好ましい。これにより、信号レベルがより高い心電信号を出力対象として選択することができ、S/N比がより高い心電信号を取得することができる。
また、請求項1記載の発明において、心電信号選択部は、例えば請求項3に記載したように、個々の背部電極毎に検出された心電信号のうち、検出された圧力の分布から人体の体表に対向しかつ配置位置が人体の右肩に最も近いと推定される背部電極を含む背部電極から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択することが好ましい。人体の背面における生体電位には勾配があり、一例として、人体の左肩における生体電位を0[V]とすると、人体の右肩における生体電位は-0.8〜-0.6[mV]、人体の臀部における生体電位は0.2〜0.4[mV]で、右肩から臀部にかけて生体電位が徐々に変化している(詳細は後述)。そして、心電信号検出部によって個々の背部電極毎に検出される心電信号の信号レベルは、人体の背面の体表のうち個々の背部電極が対向する部分における生体電位に応じて変化する。
このため、請求項3記載の発明では、検出された圧力の分布から配置位置が人体の右肩に最も近いと推定される背部電極、すなわち、人体の背中のうち臀部を基準とする生体電位の差が最も大きい右肩に最も近いことで、信号レベルがより高い心電信号が検出されると推定される背部電極を含む背部電極から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択している。これにより、信号レベルがより高い心電信号を出力対象として選択することができ、S/N比がより高い心電信号を取得することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、心電信号選択部は、例えば請求項4に記載したように、個々の背部電極毎に検出された心電信号から圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択することを、シートへの人体の着座が検出されている間、定期的に行うことが好ましい。前述のように、背部電極に加わった圧力と、背部電極から検出される心電信号の信号レベルと、には正の相関があり、圧力検出部によって検出される圧力の分布は、シートに着座した人体の姿勢によっても変化する。従って、シートに着座している人体の姿勢が経時的に変化すると、これに伴って個々の背部電極から検出される心電信号の信号レベルも変化する。
このため、請求項4記載の発明では、個々の背部電極毎に検出された心電信号から圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択することを、シートへの人体の着座が検出されている間、定期的に行う。これにより、シートに着座している人体の姿勢が経時的に変化しても、S/N比が高い心電信号を安定的に取得することができる。
また、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、例えば請求項5に記載したように、シートのシートクッション部に配置された臀部電極と、シートに着座した人体の体表と臀部電極との間に発生する静電容量を通じて臀部心電信号を検出する臀部心電信号検出部と、心電信号選択部によって選択された出力対象の心電信号と臀部心電信号検出部によって検出された臀部心電信号との差分から心電出力信号を生成する心電出力生成部と、を更に含むことが好ましい。
前述のように、人体の背面は右肩から臀部にかけて生体電位が徐々に変化しており、一例として、人体の左肩における生体電位を0[V]とすると、人体の右肩における生体電位と人体の臀部における生体電位は極性が相違している。このため、シートに着座した人体の体表と臀部電極との間に発生する静電容量を通じて臀部心電信号を検出し、心電信号選択部によって選択された出力対象の心電信号と臀部心電信号との差分から心電出力信号を生成することで、出力対象の心電信号を出力する場合と比較して、S/N比がより高い心電出力信号を出力することができる。
請求項6記載の発明に係る心電計測方法は、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて検出し、前記複数の背部電極の各々と前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号検出部が検出した心電信号から、検出した前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する処理をコンピュータが実行するので、請求項1記載の発明と同様に、構造が簡単な電極からS/N比が高い心電信号を取得することができる。
請求項7記載の発明に係る心電計測プログラムは、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて検出し、前記複数の背部電極の各々と前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号検出部が検出した心電信号から、検出した前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する処理をコンピュータに実行させるので、請求項1記載の発明と同様に、構造が簡単な電極からS/N比が高い心電信号を取得することができる。
一つの側面として、電極構造の簡易化及びS/N比が高い心電信号の取得を実現できる、という効果を有する。
心電計測装置の一例の概略構成図である。 背部電極の一例を示す斜視図である。 背部電極に加わった圧力と背部電極の電気抵抗との関係の一例を示す線図である。 人体の背面における生体電位の分布の一例を示すイメージ図である。 心電計測装置の一例の構成図である。 心電信号検出部による心電信号検出の原理を説明するためのイメージ図である。 心電計測ECUによって行われる心電計測処理の一例を示すフローチャートである。 心電計測処理の他の例を示すフローチャートである。 人体の背面と対向する背部電極の一例を説明するための斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には本実施形態に係る心電計測装置10が示されている。心電計測装置10は、シート12のシートバック部12Aのうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極14と、シート12のシートクッション部12Bに配置された臀部電極16と、を含んでいる。なお、以下ではシート12の一例として、シート12が車両に搭載され、車両の乗員がシート12に着座する場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、心電計測装置10は、互いに異なる背部電極14に接続された複数の心電信号検出部18と、複数の背部電極14に各々接続された圧力検出部20と、臀部電極16に接続された臀部心電信号検出部22と、複数の心電信号検出部18及び圧力検出部20が各々接続された心電信号選択部24と、心電信号選択部24及び臀部心電信号検出部22が接続された心電出力生成部26と、を含んでいる。また、圧力検出部20は、互いに異なる背部電極14に接続された複数の電気抵抗検出部28と、複数の電気抵抗検出部28に各々接続された圧力換算部30と、を含んでいる。
背部電極14は、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成されている。これにより、後述するように、個々の背部電極14により、心電信号の検出及び圧力の検出が可能になり、背部電極14の構造が簡単になる。上記の導電性材料の一例としては、図2に示すように、発泡材料32の中に、例えば炭素繊維等の導電材34を所定の比率で分布させた導電性材料36が挙げられる。
導電性材料36は、発泡材料32の中に分布している導電材34により導電性を示す。また導電性材料36は、圧力が加わり、加わった圧力に応じて発泡材料32が圧縮変形すると、発泡材料32の中で隣り合っている導電材34同士が接触する部分が増えることで、一例として図3に示すように、加わった圧力に応じて電気抵抗が低下する特性を示す。また導電性材料36は、加わっている圧力が減少、或いはゼロになり、発泡材料32が復元変形すると、発泡材料32の中で隣り合っている導電材34同士が接触する部分が減ることで、図3に示すように、加わった圧力の減少に応じて電気抵抗が復元(増大)する特性を示す。
但し、導電性材料36における圧力と電気抵抗の関係には、図3に示すように、圧力が変化しても電気抵抗が変化しない不感領域がある。このため、導電性材料36によって背部電極14を形成する場合は、シート12に乗員が着座した場合に背部電極14(導電性材料36)に加わる圧力の変化範囲が、前記関係のうち圧力の変化に応じて電気抵抗が変化する領域(不感領域以外の領域)に合致するように、導電材34の分布比率を予め調整しておくことが望ましい。なお、背部電極14を形成する導電性材料は、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料であればよく、図2に示す導電性材料36に限定されるものではない。
ところで、人体の背面における生体電位には勾配があり、一例として図4に示すように、人体の左肩における生体電位を0[V]とすると、人体の右肩における生体電位は-0.8〜-0.6[mV]、人体の臀部における生体電位は0.2〜0.4[mV]で、右肩から臀部にかけて生体電位が徐々に変化している。そして、心電信号検出部18が個々の背部電極14毎に検出する心電信号の信号レベルは、人体の背面の体表のうち個々の背部電極が対向する部分における生体電位に応じて変化する。
このため、複数の背部電極14は、シート12のシートバック部12Aにおける配置位置が、図1における左側かつ上側、すなわちシート12に着座した乗員の右肩に近い側に偏って配置されている。但し、シート12に着座する乗員の体格や姿勢は一定ではなく、シート12に着座した乗員の右肩の位置は、当該乗員の体格や姿勢に応じて変化する。このため、図1に示す例では、4個の背部電極14をマトリクス状に配列し、この4個の背部電極14の配列を、図1における左側かつ上側、すなわちシート12に着座した乗員の右肩に近い側に偏って配置している。これにより、シート12に着座した乗員の体格や姿勢に拘わらず、4個の背部電極14の少なくとも1つは、シート12に着座した乗員の右肩の位置から所定距離以内に位置する。
なお、背部電極14の個数、面積及び配置位置は、図1に示す例に限られるものではなく、例えばシートバック部12Aの全面に多数個の背部電極14を配置してもよい。しかし、背部電極14の数が増えれば心電信号検出部18及び圧力検出部20の数も増えるので、心電計測装置10の構成が複雑になる。
また、背部電極14の数を抑制することを目的として背部電極14の面積を増大させると、1つの背部電極14が人体の背面における生体電位が異なる部位を跨ぐ可能性が高くなり、この場合、背部電極14から検出される心電信号は、背部電極14が跨いでいる生体電位が異なる複数の部位のうち、生体電位がより低い部位における生体電位に応じた信号レベルになる。このため、背部電極14の個数、面積は抑制し、複数の背部電極14の配置位置を、すなわちシート12に着座した乗員の右肩に近い側に偏らせることが望ましい。
複数の心電信号検出部18は、シート12に着座した乗員40の体表と心電信号検出部18に接続された背部電極14との間の静電容量Cext(図6参照)を通じて、互いに異なる背部電極14から心電信号を検出する。複数の心電信号検出部18は同一の構成であり、図5には1個の心電信号検出部18の構成を示す。
心電信号検出部18は、一端が電気抵抗検出部28との分岐点42を介して背部電極14に接続された高インピーダンスの抵抗44と、入力端が抵抗44の一端に接続されたオペアンプ46と、入力端がオペアンプ46の出力端に接続されたA/D(アナログ/デジタル)変換器48と、を含んでいる。抵抗44の他端は接地されている。オペアンプ46は、増幅率=1で入力インピーダンスが高くされたバッファアンプとして動作する。
図6に示すように、シート12に着座した乗員40の心電信号をVa、乗員40の体表と背部電極14との間のインピーダンスをZext、オペアンプ46の入力インピーダンスをZinとすると、オペアンプ46の出力信号Voutは次の(1)式で表される。
Vout=Zin/(Zext+Zin) …(1)
また、乗員40の体表と背部電極14との間の静電容量をCextとすると、インピーダンスZextは次の(2)式で表される。
Zext=1/jωCext …(2)
また、オペアンプ46の入力抵抗をRin、入力静電容量をCinとすると、オペアンプ46の入力インピーダンスZinは次の(3)式で表される。
Zin=Rin/(1+jωCin・Rin) …(3)
先の(1)式から、オペアンプ46の入力インピーダンスZinが、乗員40の体表と背部電極14との間のインピーダンスZextに対して十分大きければ、オペアンプ46の出力信号Voutは乗員40の心電信号Vaにほぼ等しくなる。
また、心電信号検出部18のA/D変換器48の出力端は、シート12が搭載された車両に設けられた車載システムのバス60を介して、心電計測ECU62(詳細は後述:ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)はCPU、メモリ及び不揮発性の記憶部を含む制御ユニット)に接続されている。オペアンプ46の出力信号VoutはA/D変換器48によってデジタルの心電信号データに変換され、心電計測ECU62へ出力される。
なお、車載システムは、互いに異なる制御を行うECUを含み、これらはバス60に各々接続されているが、図5は車載システムに含まれる各ECUのうち、心電計測ECU62のみ示している。
臀部心電信号検出部22は、詳細の図示は省略するが、背部電極14に代えて臀部電極16に接続されている点を除いては、心電信号検出部18と同様の構成である。すなわち、臀部心電信号検出部22は、シート12に着座した人体の体表と臀部電極16との間に発生する静電容量を通じて臀部心電信号を検出し、デジタルの臀部心電信号データに変換して心電計測ECU62へ出力する。
圧力検出部20は複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力を検出する。圧力検出部20に含まれる複数の電気抵抗検出部28は同一の構成であり、図5には1個の電気抵抗検出部28の構成を示す。図5に示すように、電気抵抗検出部28は、一端が心電信号検出部18との分岐点42を介して背部電極14に接続され、電気抵抗検出時に導通状態になるスイッチ53と、一端がスイッチ53の他端に接続され他端が接地された抵抗素子50と、入力端が抵抗素子50の一端に接続されたオペアンプ52と、入力端がオペアンプ52の出力端に接続されたA/D変換器54と、を含んでいる。
背部電極14は、電気抵抗検出部28(及び心電信号検出部18)と接続されている側と反対側が、電気抵抗検出時に導通状態になるスイッチ51を介して直流電源56のプラス端子に接続されており、直流電源56のマイナス端子は接地されている。これにより、オペアンプ52の入力端は、電気抵抗検出時に、直流電源56の電圧を背部電極14と抵抗素子50とで分圧した電位になり、背部電極14に圧力が加わったり、当該圧力が変化することで背部電極14の電気抵抗が変化すると、オペアンプ52の入力端の電位も背部電極14の電気抵抗の変化に応じて変化する。オペアンプ52は入力端の電位を増幅して出力する。
電気抵抗検出部28のA/D変換器54の出力端は、バス60を介して心電計測ECU62に接続されている。オペアンプ52の出力信号はA/D変換器54によって背部電極14の電気抵抗を表すデジタルの電気抵抗データに変換され、心電計測ECU62に入力される。
圧力検出部20の圧力換算部30は、複数の電気抵抗検出部28によって各々検出された複数の背部電極14の電気抵抗を、複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力の大きさへ換算する。
心電信号選択部24は、心電信号検出部18によって個々の背部電極14毎に検出された心電信号から、圧力検出部20によって検出された、複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する。より詳しくは、心電信号選択部24は、個々の背部電極14毎に検出された心電信号のうち、検出された圧力が最大の背部電極14から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択する。
心電出力生成部26は、心電信号選択部24によって選択された出力対象の心電信号と、臀部心電信号検出部22によって検出された臀部心電信号と、の差分から心電出力信号を生成する。
上述した圧力検出部20の圧力換算部30、心電信号選択部24及び心電出力生成部26は図5に示す心電計測ECU62によって実現される。心電計測ECU62はCPU64、メモリ66、心電計測プログラム70及び電気抵抗−圧力換算テーブル78を記憶する不揮発性の記憶部68を備えている。CPU64は、心電計測プログラム70を記憶部68から読み出してメモリ66に展開し、心電計測プログラム70が有するプロセスを順次実行する。
心電計測プログラム70は、圧力換算プロセス72、心電信号選択プロセス74及び心電出力生成プロセス76を含む。CPU64は、圧力換算プロセス72を実行することで、図1に示す圧力換算部30として動作する。また、CPU64は、心電信号選択プロセス74を実行することで、図1に示す心電信号選択部24として動作する。また、CPU64は、心電出力生成プロセス76を実行することで、図1に示す心電出力生成部26として動作する。
電気抵抗−圧力換算テーブル78は、一例として図3に示すような、背部電極14に加わる圧力と、背部電極14の電気抵抗と、の関係をテーブル形式で記憶している。なお、テーブル形式に代えて関数などの別の形式で記憶しておいてもよい。
次に本第1実施形態の作用として、心電計測ECU62のCPU64が心電計測プログラム70を実行することで実現される心電計測処理について、図7を参照して説明する。なお、心電計測処理は、シート12に乗員が着座したことを契機として実行される。なお、シート12への乗員の着座は、臀部心電信号検出部22から出力される臀部心電信号の変化に基づいて検出するようにしてもよいし、心電計測装置10とは別にシート12に設けられた着座センサ等によって検出することも可能である。
心電計測処理のステップ100において、圧力検出部20の圧力換算部30は、個々の背部電極14を識別するための変数iに1を設定する。ステップ102において、圧力換算部30は、i番目の背部電極14に接続されたi番目の電気抵抗検出部28から、i番目の背部電極14の電気抵抗Riを表す電気抵抗データを取得する。ステップ104において、圧力換算部30は、ステップ102で取得した電気抵抗データが表すi番目の背部電極14の電気抵抗Riを、電気抵抗−圧力換算テーブル78に基づいて、i番目の背部電極14に加わった圧力Piへ換算する。
次のステップ106において、圧力換算部30は、変数iが背部電極14の総数sに達したか否か判定する。ステップ106の判定が否定された場合はステップ108へ移行し、ステップ108において、圧力換算部30は、変数iを1だけインクリメントし、ステップ102に戻る。これにより、ステップ106の判定が肯定される迄、ステップ102〜ステップ108が繰り返され、s個の背部電極14のそれぞれに加わった圧力P1〜Psが算出される。
s個の背部電極14のそれぞれに加わった圧力P1〜Psの算出が完了すると、ステップ106の判定が肯定されてステップ110へ移行する。ステップ110において、心電信号選択部24は、圧力検出部20の圧力換算部30によって算出された圧力P1〜Psの最大値を抽出する。
ここで、s個の背部電極14のそれぞれに加わった圧力P1〜Psと、心電信号検出部18によって個々の背部電極14毎に検出される心電信号の信号レベルと、には正の相関がある。このため、次のステップ112において、心電信号選択部24は、ステップ110で抽出した圧力の最大値が得られた背部電極14から検出した心電信号を出力対象として選択する。これにより、s個の背部電極14のそれぞれから検出した心電信号のうち、信号レベルの高いと推定される心電信号を出力対象として選択することができる。
次のステップ114において、心電出力生成部26は、心電信号選択部24によって出力対象として選択された心電信号と臀部心電信号との差分に相当する心電出力信号を生成し、生成した心電出力信号を、車載システムに含まれるECUのうち心電出力信号を利用して所定の処理を行う他のECUへ供給する処理を開始する。なお、他のECUが行う所定の処理としては、例えば、本願出願人等が既に出願した特願2016-029662号等に記載の、シート12に着座した乗員を識別する個人識別処理、或いは、シート12に着座した乗員の健康状態等を監視する状態監視処理などが挙げられる。
また、次のステップ116において、心電出力生成部26は、ステップ114で心電出力信号の生成・供給を開始してから所定時間が経過したか否か判定する。ステップ116の判定が否定された場合はステップ118へ移行し、ステップ118において、心電出力生成部26は、シート12への乗員の着座が終了したか(シート12から乗員が離席したか)否か判定する。ステップ118の判定も否定された場合はステップ116に戻り、ステップ116又はステップ118の判定が肯定される迄、ステップ116,118を繰り返す。この間、心電出力生成部26は、心電出力信号の生成・供給を継続する。
ステップ114で心電出力信号の生成・供給を開始してから所定時間が経過すると、ステップ116の判定が肯定されてステップ100に戻り、ステップ100以降の処理を繰り返す。これにより、シート12に着座した乗員の姿勢が経時的に変化し、この乗員の姿勢の変化に応じて複数の背部電極14のそれぞれに加わる圧力が変化した場合、心電信号選択部24が出力対象として選択する心電信号が、変化後の圧力が最大値を示す背部電極14から検出した心電信号へ変更される。また、乗員がシート12から離席すると、ステップ118の判定が肯定されて心電計測処理を終了する。
このように、第1実施形態では、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成された複数の背部電極14が、シート12のシートバック部12Aのうちの互いに異なる位置に配置されている。また、心電信号検出部18は、シート12に着座した乗員の体表と個々の背部電極14との間に発生する静電容量を通じて、個々の背部電極14毎に心電信号を検出する。また、圧力検出部20(の電気抵抗検出部28及び圧力換算部30)は、複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力を、個々の背部電極14の電気抵抗に基づいて各々検出する。そして、心電信号選択部24は、心電信号検出部18によって個々の背部電極14毎に検出された心電信号から、圧力検出部20によって検出された圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する。これにより、背部電極14の構造の簡易化及びS/N比が高い心電信号の取得を実現することができる。
また、第1実施形態では、心電信号選択部24が、個々の背部電極14毎に検出された心電信号のうち、検出された圧力が最大の背部電極14から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択する。これにより、信号レベルがより高い心電信号を出力対象として選択することができ、S/N比がより高い心電信号を取得することができる。
また、第1実施形態では、シート12のシートクッション部12Bに臀部電極16が配置され、臀部心電信号検出部22は、シート12に着座した乗員の体表と臀部電極16との間に発生する静電容量を通じて臀部心電信号を検出する。そして、心電出力生成部26は、心電信号選択部24によって選択された出力対象の心電信号と臀部心電信号検出部22によって検出された臀部心電信号との差分から心電出力信号を生成する。これにより、出力対象の心電信号をそのまま出力する場合と比較して、S/N比がより高い心電出力信号を出力することができる。
更に、第1実施形態では、心電信号選択部24が、個々の背部電極14毎に検出された心電信号から複数の背部電極14のそれぞれに加わった圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択することを、シート12への乗員の着座が検出されている間、定期的に行う。これにより、シート12に着座している乗員の姿勢が経時的に変化しても、S/N比が高い心電信号を安定的に取得することができ、S/N比が高い心電出力信号を安定的に出力することができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は第1実施形態と同一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説明を省略する。以下、第2実施形態の作用として、図8を参照し、第2実施形態に係る心電計測処理について、第1実施形態で説明した心電計測処理(図7)と相違する部分のみ説明する。
第2実施形態に係る心電計測処理は、第1実施形態で説明した心電計測処理と比較して、ステップ110,112の処理に代えて、ステップ120,122の処理を行う点で相違している。ステップ120において、心電信号選択部24は、複数の背部電極14の中から、圧力検出部20の圧力換算部30によって算出された圧力Pが所定値以上の背部電極14を、シート12に着座している乗員の背面に対向する背部電極14として抽出する。
一例として、シート12に着座している乗員の背面が、図9に範囲90として示す範囲であった場合には、圧力Pが所定値以上の背部電極14として、4個の背部電極14の全てが、シート12に着座している乗員の背面に対向する背部電極14として抽出される。また一例として、シート12に着座している乗員の背面が、図9に範囲92として示す範囲であった場合には、圧力Pが所定値以上の背部電極14として、4個の背部電極14のうち図9における右下隅に位置する1個の背部電極14が、シート12に着座している乗員の背面に対向する背部電極14として抽出される。
次のステップ122において、心電信号選択部24は、ステップ120で乗員の背面に対向する背部電極14として抽出した背部電極14のうち、乗員の右肩に最も近いと推定される背部電極14からの心電信号を出力対象として選択する。乗員の右肩に最も近いと推定される背部電極14は、ステップ120で抽出した背部電極14のうち、図9における左上隅に位置する背部電極14である。
一例として、シート12に着座している乗員の背面が、図9に範囲90として示す範囲であった場合、前述のように、乗員の背面に対向する背部電極14として4個の背部電極14の全てが抽出される。このため、ステップ122では、乗員の右肩に最も近いと推定される背部電極14として、図9における左上隅に位置する背部電極14が選択され、当該左上隅に位置する背部電極14から検出した心電信号が出力対象として選択される。
また一例として、シート12に着座している乗員の背面が、図9に範囲92として示す範囲であった場合、前述のように、乗員の背面に対向する背部電極14として、図9における右下隅に位置する1個の背部電極14抽出される。このため、ステップ122では、乗員の右肩に最も近いと推定される背部電極14として、図9における右下隅に位置する背部電極14が選択され、当該右下隅に位置する背部電極14から検出した心電信号が出力対象として選択される。
このように、第2実施形態では、心電信号選択部24が、個々の背部電極14毎に検出された心電信号のうち、圧力検出部20によって検出された圧力の分布から、シート12に着座している乗員の背面に対向しかつ配置位置が乗員の右肩に最も近いと推定される背部電極14から検出された心電信号を、出力対象の心電信号として選択する。これにより、第1実施形態で説明した効果に加えて、信号レベルがより高い心電信号を出力対象として選択することができ、S/N比がより高い心電信号を取得することができる。
なお、上記では出力対象の心電信号として1つの心電信号を選択する態様を説明したが、これに限定されるものではなく、出力対象の心電信号として複数の心電信号を選択し、心電出力生成部26が出力対象の複数の心電信号の平均と臀部心電信号との差分に相当する心電出力信号を生成するようにしてもよい。
但し、出力対象の複数の心電信号に対応する複数の背部電極14の中に、対向する乗員の背面の部位における生体電位が他の背部電極14よりも低い特定の背部電極14が混在していると、出力対象の複数の心電信号の平均は、特定の背部電極14が対向する乗員の背面の部位における生体電位に応じた信号レベルになる。このため、出力対象の心電信号の選択にあたっては、背部電極14の中に、それぞれが対向する乗員の背面の部位における生体電位が最大レベルになっている背部電極14が複数存在する場合に、当該最大レベルになっている複数の背部電極14から各々検出した複数の生体信号を、出力対象として選択することが好ましい。
また、上記では臀部電極16を形成する材料について特に説明していないが、臀部電極16についても、背部電極14と同様に、加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成してもよい。これにより、臀部電極16を着座センサとしても機能させることが可能になる。
また、上記では本発明に係る心電計測プログラムの一例である心電計測プログラム70が心電計測ECU62の記憶部68に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、本発明に係る心電計測プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
10…心電計測装置、12…シート、12A シートバック部、12B…シートクッション部、14…背部電極、16…臀部電極、18…心電信号検出部、20…圧力検出部、22…臀部心電信号検出部、24…心電信号選択部、26…心電出力生成部、28…電気抵抗検出部、30…圧力換算部、32…発泡材料、34…導電材、36…導電性材料、46…オペアンプ、50…抵抗素子、52…オペアンプ、56…直流電源、62…心電計測ECU、64…CPU、66…メモリ、68…記憶部、70…心電計測プログラム

Claims (7)

  1. 加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極と、
    前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号を検出する心電信号検出部と、
    前記複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて各々検出する圧力検出部と、
    前記心電信号検出部によって個々の前記背部電極毎に検出された心電信号から、前記圧力検出部によって検出された前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する心電信号選択部と、
    を含む心電計測装置。
  2. 前記心電信号選択部は、個々の前記背部電極毎に検出された心電信号のうち、検出された前記圧力が最大の背部電極を含む前記背部電極から検出された心電信号を、前記出力対象の心電信号として選択する請求項1記載の心電計測装置。
  3. 前記心電信号選択部は、個々の前記背部電極毎に検出された心電信号のうち、検出された前記圧力の分布から人体の体表に対向しかつ配置位置が人体の右肩に最も近いと推定される背部電極を含む前記背部電極から検出された心電信号を、前記出力対象の心電信号として選択する請求項1記載の心電計測装置。
  4. 前記心電信号選択部は、個々の前記背部電極毎に検出された心電信号から前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択することを、前記シートへの人体の着座が検出されている間、定期的に行う請求項1〜請求項3の何れか1項記載の心電計測装置。
  5. 前記シートのシートクッション部に配置された臀部電極と、
    前記シートに着座した人体の体表と前記臀部電極との間に発生する静電容量を通じて臀部心電信号を検出する臀部心電信号検出部と、
    前記心電信号選択部によって選択された前記出力対象の心電信号と前記臀部心電信号検出部によって検出された前記臀部心電信号との差分から心電出力信号を生成する心電出力生成部と、
    を更に含む請求項1〜請求項4の何れか1項記載の心電計測装置。
  6. 加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて検出し、
    前記複数の背部電極の各々と前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号検出部が検出した心電信号から、検出した前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する
    処理をコンピュータが実行する心電計測方法。
  7. 加わった圧力に応じて電気抵抗が変化する導電性材料で形成され、シートのシートバック部のうちの互いに異なる位置に配置された複数の背部電極のそれぞれに加わった圧力を、個々の前記背部電極の電気抵抗に基づいて検出し、
    前記複数の背部電極の各々と前記シートに着座した人体の体表と個々の前記背部電極との間に発生する静電容量を通じて、個々の前記背部電極毎に心電信号検出部が検出した心電信号から、検出した前記圧力の分布に基づいて出力対象の心電信号を選択する
    処理をコンピュータに実行させるための心電計測プログラム。
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