JP2018101358A - 紙幣識別収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投入紙幣を一時保留庫に収容するまでの紙詰まりなどのトラブルを防止することを課題とする。【解決手段】外部から紙幣を投入する紙幣投入口と、投入された1または複数の紙幣を一時的に収容する一時保留庫と、紙幣投入口に投入された紙幣が、所定の投入確認位置を通過しているか否かを検出する紙幣投入検出部と、投入確認位置を通過している紙幣を前記一時保留庫の方向に搬送する投入紙幣制御部とを備え、紙幣投入検出部によって、紙幣投入口に投入された紙幣の先端が、投入確認位置を通過したことを検出した場合、投入紙幣制御部が、紙幣投入口に投入された紙幣を、間欠動作によって、一時保留庫の方向に搬送する。【選択図】図6

Description

この発明は、紙幣識別収納装置に関し、特に例えば、商品の購入のために投入された紙幣の種類を識別し、識別された紙幣を搬送してその種類ごとに異なる収納庫に収納する紙幣識別収納装置に関する。
従来から、自動販売機やATMなどに設けられた紙幣や硬貨の識別装置では、紙幣や硬貨の入金口から投入された紙幣や硬貨の種類を、画像、重量および大きさなどに基づいて識別している。また、紙幣等の種類を識別した後、識別された紙幣等を種類別にそれぞれ設けられた収納庫に収納させる。
特に、紙幣の入金処理をするために、入金口付近に、紙幣が入金口に挿入されたことを検出する入金確認センサを備え、入金確認センサによって、紙幣が入金口に挿入されたことを検出した場合に、1組のローラーを回転させ、その紙幣を1組のローラーの間に取り込んで、装置内部に搬送するようにしている。
また、取り込んだ紙幣の識別ができない場合などにおいて、その紙幣の出金処理をするために、1組のローラーを逆回転させ、その紙幣を1組のローラーの間に取り込んで入金口のほうに搬送し、入金口から装置外部に排出するようにしている。
また、特許文献1では、紙幣を搬送する搬送路として、投入された紙幣を装置内部に繰り出す入出金口部搬送路と、入出金口部搬送路に接続された第1搬送路と、第1搬送路に接続され紙幣を判別する判別部が配置された第2搬送路とを備え、投入された紙幣を、判別部を通過させる場合に、入出金口部搬送路で紙幣を繰り出す速度よりも第1搬送路上の紙幣の搬送速度を速く、第1搬送路上の紙幣の搬送速度よりも第2搬送路上の紙幣の搬送速度を速くするように制御することによって、紙幣の破れやジャムの発生を防止して搬送信頼性を高めた紙幣取扱装置が提案されている。
特開2014−241168号公報
しかし、利用者が、紙幣を入金口に挿入する場合、紙幣の一端を指で挟んだ状態で、紙幣の先端を入金口に挿入しようとするが、紙幣が入金口に挿入されたことを検出した後紙幣の取込動作を開始した状態でも、利用者が、しばらくの間、その紙幣を指で所持している場合がある。
このような場合、紙幣の装置内部への取込動作と、利用者の所持とによって、紙幣を互いに引っ張り合う状態となり、紙幣がやや斜めに傾いた状態で、装置内部へ取り込まれてしまう場合があった。特に、利用者が、紙幣の長方形の角を指で所持していた場合に、斜めに傾いた状態で装置内部に取り込まれることが多かった。
紙幣が斜めに傾いた状態で装置内部に取り込まれると、その後の搬送経路で正常に搬送されない状態や、一時的な収容庫に正常に収容されない状態となり、紙幣の破れや紙詰まりなどのジャムが発生する場合があった。
また、特許文献1のように、複数の搬送路上の紙幣の搬送速度を制御したとしても、入出金口付近で紙幣が斜めに傾き、装置内部の搬送路上に紙幣が導かれる前に、すでに紙幣の破れや紙詰まりが発生する場合があり、入出金口に挿入された紙幣の紙詰まり等の発生を防止できない場合があった。
さらに、紙幣が斜めに傾いた状態で搬送されると、一時的な収容庫に収容する途中で、搬送経路の側面の壁に紙幣が衝突して、紙幣の角折れが発生し、一時的な収容庫内で紙詰まりとなり収容庫から紙幣を取り出すことができない場合や、さらに、その後紙幣が搬送されたとしても、角折れした紙幣の識別処理が正常にできないという問題があった。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、入金口に投入された紙幣を装置内部に取り込む場合に、入金口直後付近で発生していた紙幣の傾きを軽減させ、投入紙幣の紙詰まりや角折れの発生を防止することのできる紙幣識別収納装置を提供することを課題とする。
この発明は、外部から紙幣を投入する紙幣投入口と、投入された1または複数の紙幣を一時的に収容する一時保留庫と、前記紙幣投入口に投入された紙幣が、所定の投入確認位置を通過しているか否かを検出する紙幣投入検出部と、前記投入確認位置を通過した紙幣を前記一時保留庫の方向に搬送する投入紙幣制御部とを備え、前記紙幣投入検出部によって、前記紙幣投入口に投入された紙幣の先端が、前記投入確認位置を通過したことを検出した場合、前記投入紙幣制御部が、前記紙幣投入口に投入された紙幣を、前記一時保留庫の方向に間欠動作によって搬送することを特徴とする紙幣識別収納装置を提供するものである。
また、前記間欠動作は、前記紙幣投入口に投入された紙幣を、所定の時間だけ一時保留庫の方向に移動させる動作と、所定の時間だけ移動を停止させる動作とを交互に継続して行うことである。
また、前記一時保留庫内に配置され、前記一時保留庫に搬送されてきた紙幣を検出する1または複数の保留検出部と、投入紙幣が所定の通過確認位置を通過したことを検出する紙幣通過検出部とをさらに備え、前記通過確認位置は、前記投入確認位置と前記一時保留庫との間にあり、紙幣が一時保留庫に完全に収容された場合に、その紙幣の先端の収容位置の近傍であってその紙幣を検出できる位置に、少なくとも1つの保留検出部が配置されていることを特徴とする。
また、前記紙幣通過検出部が、紙幣の後端が前記通過確認位置を通過したことを検出し、かつ、紙幣の先端の収容位置の近傍に配置された前記保留検出部が、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合に、前記投入紙幣制御部が、前記間欠動作を停止することを特徴とする。
また、前記保留検出部の少なくとも1つが、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合、前記投入紙幣制御部が、前記間欠動作を停止した後、紙幣が前記一時保留庫に完全に収容されるまで、紙幣を一時保留庫の方向に連続的に移動させる搬送動作を行うことを特徴とする。
また、前記投入紙幣制御部は、投入ローラと投入ベルトとを回転動作させる投入駆動モータからなり、前記投入ローラは、一対の円筒状部材からなり、前記投入確認位置と前記一時保留庫との間であって、前記紙幣投入口から投入された紙幣が一対の円筒状部材の間に導かれるように配置され、前記投入ベルトは、前記投入ローラと前記一時保留庫との間に配置され、前記投入駆動モータが、前記投入ローラを所定の方向に回転させることにより、一対の円筒状部材の間に導かれた紙幣は、前記投入ベルトの上に搬送され、さらに前記投入ベルトによって、前記一時保留庫の方向に搬送されることを特徴とする。
また、前記一対の円筒状部材は、紙幣が進入できる程度の所定の空間を空けて配置され、一対の円筒状部材のうち、一方の円筒状部材は固定配置され、他方の円筒状部材は、円筒状部材間への紙幣の進入の有無に対応して移動可能なように配置され、前記円筒状部材間へ進入した紙幣を所定の押圧力で押さえることを特徴とする。
また、前記紙幣投入検出部は、所定の光を出射する発光部と、前記光を受光する受光部とからなり、前記発光部と受光部は、前記発光部から出射された光が前記受光部に受光されるように、前記投入確認位置を挟んで対向配置され、前記投入確認位置を紙幣が通過しているときは、前記発光部から出射された光が、前記紙幣によって遮光され、前記受光部に受光されないことを特徴とする。
また、前記保留検出部と前記紙幣通過検出部は、所定の光を出射する発光部と、前記光を受光する受光部とからなり、前記発光部と受光部は、前記発光部から出射された光が前記受光部に受光されるように、所定の位置を挟んで対向配置され、前記所定の位置を紙幣が通過しているときは、前記発光部から出射された光が、前記紙幣によって遮光され、前記受光部に受光されないことを特徴とする。
この発明によれば、紙幣投入検出部によって、紙幣投入口に投入された紙幣の先端が、所定の投入確認位置を通過したことを検出した場合、投入紙幣制御部が、紙幣投入口に投入された紙幣を、間欠動作によって、一時保留庫の方向に搬送するので、紙幣投入口に投入された紙幣が斜めに傾いて取り込まれることを軽減し、紙幣が紙幣投入口から投入され一時保留庫に収容されるまでの間に、紙幣の紙詰まりや角折れが発生することを防止することができる。
この発明の紙幣識別収納装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の紙幣識別収納装置において、紙幣投入口から紙幣を一時保留庫に取り込む部分の構成の一実施例の概略説明図である。 この発明において、紙幣を一時保留庫に取り込む処理の一実施例の説明図である。 この発明において、紙幣を一時保留庫に取り込む処理の一実施例の説明図である。 この発明の一時保留庫に設けられる保留庫センサの配置の一実施例の説明図である。 この発明の紙幣識別収納装置において、紙幣を一時保留庫へ取り込む処理の一実施例のフローチャートである。 一時保留庫内に、4つの保留庫センサ18を配置した一実施例の説明図である。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
この発明の紙幣識別収納装置は、紙幣投入口に投入された紙幣を検出した場合に、その紙幣を一時保留庫に取り込んだ後、一時保留庫から紙幣を1枚ずつ取り出して所定の搬送路に導き、投入された紙幣が搬送路上を移動しているときに、紙幣の種類を識別し、紙幣の種類ごとに所定の異なる位置に配置された複数の収納庫のうち、識別された紙幣の種類に予め対応付けられた収納庫に、投入された紙幣を収納させるものである。また、この発明では、特に、投入紙幣を一時保留庫に取り込む場合に、紙詰まりや角折れを防止することのできる紙幣の取込処理について説明する。
この発明の紙幣識別収納装置に投入される紙幣としては、主として、日本の紙幣を対象とする。現在日本国内で流通している日本国の紙幣には、1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、1万円紙幣があるが、これらの紙幣が紙幣投入口に投入された場合に、その紙幣の種類を識別し、それぞれ対応する収納庫に収納する。また、紙幣としてはこれに限るものではなく、たとえば、他国の紙幣、特定の店舗でのみ利用されている紙幣を、投入される紙幣の対象としてもよい。
また、以下の実施例では、紙幣識別収納装置の紙幣投入口から紙幣が入金される場合について説明するが、紙幣識別収納装置には、装置内部に収納されていた紙幣を、紙幣投入口から外部に排出する出金機能を備えてもよい。
<この発明の紙幣識別収納装置の構成>
図1に、この発明の紙幣識別収納装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
図1に示すように、この発明の紙幣識別収納装置は、主として、制御部11、投入紙幣制御部12、紙幣通過検出部13、保留紙幣判定部14、紙幣搬送部15、紙幣識別部16、紙幣投入検出部17、保留検出部18、収納制御部19、紙幣投入口20、一時保留庫21、収納庫22、記憶部30を備える。
紙幣投入口20は、外部から紙幣を投入する入口であり、一時保留庫21は、投入された1又は複数の紙幣を一時的に収容する容器であり、収納庫22は、種類が識別された後の紙幣を、その種類別に保管した容器である。
図2に、この発明の紙幣識別収納装置において、紙幣投入口から紙幣を一時保留庫に取り込む部分の構成の一実施例の概略説明図を示す。ここでは、装置の横方向から見た概略断面図を示している。
図2(a)において、紙幣投入口20から紙幣を一時保留庫21に取り込む部分は、主として、紙幣投入部1と、一時保留部2とに分けられる。
紙幣投入部1は、外部から紙幣投入口20に投入された紙幣を検出し、その紙幣を一時保留庫21の方向に送り出す部分である。以下、投入は、挿入とも呼ぶ。
紙幣投入部1は、紙幣投入口20と、紙幣投入検出部17に相当する投入センサと、紙幣通過検出部13に相当する通過センサと、投入ローラ25と、投入ベルト26と、図示しない投入紙幣制御部12に相当する投入駆動モータとを含む。
一時保留部2は、投入された1または複数枚の紙幣を一時的に収容する部分であり、一時保留庫21と、保留検出部18に相当する保留庫センサと、投入ベルト26とを含む。また、図示しないが、紙幣投入口20から一時保留庫21までの間の紙幣が通過する経路には、紙幣が傾くことなく正しい姿勢で搬送されるように、投入紙幣の幅に対応する距離を空けて形成された2つの側壁を持つ搬送ガイドを備えることが好ましい。投入紙幣は、2つの側壁を持つ搬送ガイドの内部を進行する。
一時保留庫21に収容された紙幣は、図示しない一時保留庫の排出口から1枚ずつ取り出され、紙幣搬送部15に相当する搬送ベルトによって、紙幣識別部16および収納庫22の方向に搬送される。
紙幣投入口20は、少なくとも1つ設ければよいが、2つ以上の紙幣投入口20を設けてもよい。複数の紙幣投入口20を設ける場合は、各紙幣投入口20に対応した紙幣投入部1と一時保留部2とを、それぞれ備えればよい。
制御部11は、この発明の紙幣識別収納装置の各種機能を実行させる部分であり、主として、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータにより実現され、ROM等に格納されたプログラムに基づいて、CPUが、各種ハードウェアを有機的に動作させることによって、この発明の紙幣投入検出機能、投入紙幣制御機能、紙幣搬送機能などを実行する。
なお、上記した保留紙幣判定部14、紙幣識別部16は、主に、ソフトウェア的に特定の機能を実行する機能ブロックである。
投入紙幣制御部12は、紙幣投入口20に投入され後述する投入確認位置を通過した紙幣を、一時保留庫21の方向に搬送する部分である。投入紙幣制御部12としては、投入ローラ25と投入ベルト26とを回転動作させる投入駆動モータを用いる。
投入ローラ25は、投入紙幣が進入できる程度の所定の距離を空けて配置された一対の円筒状の部材である。投入ベルト26は、環状に形成された帯であり、その帯の上に紙幣を搭載して、紙幣を搬送する搬送部材である。
投入駆動モータ12が、投入ローラ25を所定の方向に回転させることにより、一対の円筒状部材の間に導かれた紙幣を投入ベルト26の上に搬送する。投入ベルト26の上に搭載された紙幣は、投入ベルト26によって、一時保留庫21の方向に搬送される。
利用者が紙幣を紙幣投入口に投入した時、紙幣投入口20から進入した紙幣が、一対の円筒状部材の間に導かれるように、投入ローラ25が配置される。また、投入ローラ25は、後述する投入確認位置と一時保留庫との間に配置される。
投入ベルト26は、投入ローラ25によって送り出された紙幣を一時保留庫の方向に搬送するように、投入ローラ25と一時保留庫との間に配置される。また、投入ベルト26の上に搭載された紙幣を一時保留庫に確実に収容するために、投入ベルト26は、一時保留庫の上流側の領域にまで配置することが好ましい。
投入ローラ25である2つの円筒状部材の回転駆動軸は、どちらも固定配置すればよい。
ただし、一対の円筒状部材25のうち、一方の円筒状部材25のみを固定配置し、他方の円筒状部材25は、円筒状部材間への紙幣の進入の有無に対応して、移動可能なように配置してもよい。
また、紙幣が円筒状部材間へ進入した場合に、他方の円筒状部材25を一方の投入ローラ25に近づくように移動させ、円筒状部材間へ進入した紙幣を所定の押圧力で押さえるようにしてもよい。適切な押圧力で紙幣を挟持することにより、投入紙幣が斜めに傾くことを防止し、より正常な状態で紙幣を一時保留庫21まで搬送することができる。
また、図2(b)に示すように、投入駆動モータ12によって、投入ローラ25を、互いに逆方向に回転させることによって、一対の円筒状部材間へ進入した紙幣を、一時保留庫21の方向に搬送する。
ただし、この発明では、投入紙幣の紙詰まりや角折れを防止するために、投入ローラ25の回転速度を、一定速度に固定するのではなく、所定の基準で制御することを特徴とする。
投入ローラ25の回転速度を、所定の基準で制御する1つの方法として、たとえば、投入ローラ25の回転を、所定の時間間隔で、間欠動作させる。
間欠動作とは、紙幣投入口に投入された紙幣を、所定の時間だけ一時保留庫の方向に移動させる動作と、所定の時間だけ移動を停止させる動作とを交互に継続して行うことを意味する。
たとえば、20ミリ秒間だけ投入ローラ25を0.15m/秒程度の速度で回転させた後、20ミリ秒間だけ投入ローラ25を停止させ、この回転動作と停止を、交互に複数回繰り返す。
上記間欠動作の時間間隔の数値は、一例であって、この値に限るものではなく、投入紙幣が傾くことが起こりにくくなるように、適切な数値を設定すればよい。また、使用状況や紙詰まりの発生頻度などを考慮して、装置ごとに、間欠動作の時間間隔を設定変更できるようにしてもよい。
また、投入紙幣が一時保留庫に完全に収容されたのを確認した後、この間欠動作を停止させればよい。たとえば、後述する紙幣通過検出部13が、紙幣の後端が通過確認位置を通過したことを検出し、かつ、紙幣の先端の収容位置の近傍に配置された保留検出部18が、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合に、投入紙幣が一時保留庫に完全に収容されたと判定し、投入紙幣制御部12が、間欠動作を停止する。
このような間欠動作をさせた場合、投入紙幣は、比較的ゆっくりした速度で、紙幣投入口20から取り込まれることになり、紙幣の取り込みの比較的初期段階で、紙幣を投入した利用者は、その紙幣の取込動作が開始されたことに気づき、紙幣を所持していた指を離す可能性を高めることができる。これにより、投入紙幣が斜めに傾いた状態で一時保留庫に取り込まれる可能性を減らすことができ、投入紙幣の紙詰まりや角折れを防止することができる。
紙幣通過検出部13は、投入紙幣が所定の通過確認位置を通過したことを検出する部分であり、図2(a)に示すように、投入ローラ25と一時保留庫21との間に配置される。紙幣通過検出部13によって、通過確認位置を投入紙幣の先端が通過したことを検出し、さらに、通過確認位置を投入紙幣の後端が通過したことを検出したことを検出する。通過確認位置は、紙幣通過検出部13のある位置に相当し、後述する投入確認位置と一時保留庫との間であればよいが、投入ローラ25によって紙幣が取り込まれたことを確認するために、紙幣の取込方向に対し投入ローラ25の直後に設けることが好ましい。
紙幣通過検出部13としては、たとえば、図2に示すように、所定の光を出射する発光部と、その光を受光する受光部とからなる通過センサが用いられる。通過センサとしては、赤外線を出射し受光する赤外線センサなどを用いればよい。
発光部と受光部は、紙幣が通過する搬送路をほぼ中央に挟んだ位置である通過確認位置に対向配置され、この通過確認位置に紙幣が搬送されていない場合には、発光部から出射された光(赤外線)が、受光部に受光されるように配置される。一方、通過確認位置を紙幣が通過しているときは、発光部から出射された光が、紙幣によって遮光され、受光部に受光されない。
また、通過センサ13は、投入ベルト26によって、出射光が遮光されないような位置に設けられる。
受光部に光が受光された場合、受光部に光が受光したことを示す電気信号、すなわち通過確認位置を紙幣が通過していないことを示す電気信号が受光部から出力され、この電気信号を確認することにより、紙幣が通過確認位置を通過していないことが検出される。
一方、受光部に光が受光されない場合は、この電気信号は出力されない。すなわち、この電気信号が出力されていないことを確認することによって、現在、通過確認位置を紙幣が通過していることが検出される。
たとえば、受光部に光が受光された状態(電気信号が出力されるオン状態)から、受光部に光が受光されない状態(電気信号が出力されないオフ状態)に変化した場合は、通過確認位置を投入紙幣の先端が通過したことがわかる。
図2(a)は、紙幣通過検出部13の発光部から出射された光が受光部に受光される場合であって、紙幣が通過確認位置を通過していない状態を示している。また、図2(b)は、紙幣通過検出部13の発光部から出射された光が受光部に受光されない場合であって、紙幣が通過確認位置を通過している状態を示している。
保留紙幣判定部14は、一時保留庫内に、投入紙幣が収容されたか否かを判定する部分である。この判定には、通過センサ13と、後述する保留庫センサ18から取得される情報を利用する。保留庫センサ18は、一時保留庫内に配置されるが、保留庫センサ18の受光部に光が受光されない状態では、保留庫センサ18の発光部と受光部の対向位置に、紙幣が存在すると判定される。
たとえば、一時保留庫21の最も下流側にある保留庫センサ18によって紙幣の存在が確認され、通過センサ13によって、現在、通過確認位置に紙幣が確認されていない場合に、一時保留庫内に、投入紙幣が収容されたと判定する。
一方、一時保留庫21の最も上流側にある保留庫センサ18によって紙幣の存在が確認されているが、最も下流側にある保留庫センサ18によって紙幣の存在が確認されていない場合や、通過センサ13によって、紙幣の通過が確認されている場合は、一時保留庫内に、投入紙幣がまだ収容されていないと判定する。
紙幣搬送部15は、一時保留庫21に収容された紙幣を所定の紙幣搬送路に導き、その紙幣搬送路上を移動させる部分であり、紙幣搬送路には、たとえば、搬送ベルトが設置される。
搬送ベルトは、一定速度で、モータ等によって一方向に駆動され、搬送ベルト上に搭載された紙幣を、所定の搬送方向に移動させる。
紙幣搬送路上に搭載された紙幣は、紙幣識別部16のある方向に搬送され、所定の収納庫22まで搬送される。
紙幣を搬送する紙幣搬送路は、直線でもよいが、必ずしも直線でなくてもよく、たとえば、一部に曲線部分を持つ搬送路であってもよく、蛇行する搬送路であってもよく、紙幣搬送路の途中に、紙幣の種類を識別する紙幣識別領域を配置できればよい。
また、複数の紙幣投入口20および一時保留庫21を備えた場合、紙幣投入口20ごとにそれぞれ別々の紙幣搬送部15を設けてもよいが、装置の小型化等の観点から、1つの紙幣搬送部15のみを設け、各一時保留庫から取り出される紙幣を、時間差を設けて1枚ずつその紙幣搬送部に送り出し、1つの紙幣搬送部15を共通に利用してもよい。
紙幣識別部16は、図示しない搬送路上の所定の紙幣識別領域に搬送された紙幣の種類を識別する部分である。特に、紙幣識別部16は、CIS(Contact Image Sensor) またはカメラを備え、CIS等によって撮影された紙幣識別領域の入力画像データを利用して、紙幣識別領域内に搬送された紙幣の種類を識別する。
たとえば、取得された紙幣の入力画像データ33と、後述する記憶部30に予め記憶された複数の紙幣の基準画像(紙幣判定情報32)とを比較する。
記憶部30に予め記憶された複数の紙幣の基準画像(紙幣判定情報32)のうち、取得された紙幣の画像と一致可能なものがあった場合は、一致可能な基準画像に対応付けられた紙幣の種類を、現在、紙幣識別領域に搬送された紙幣の種類と判断する。
紙幣投入検出部17は、紙幣投入口20に投入された紙幣を検出する部分である。図2(a)に示すように、紙幣投入検出部17は、紙幣投入口20と、投入ローラ25との間にある所定の投入確認位置に配置される投入センサに相当し、投入された紙幣が所定の投入確認位置を通過しているか否かを検出する。
紙幣投入口20は、自動販売機やPOS端末などに設けられているのと同様に、利用者が外部から紙幣を投入する入口(入金口)である。ただし、紙幣投入口20は、識別できない紙幣やおつりの紙幣などを返金する出口(出金口)でもある。
紙幣投入検出部17によって、たとえば、投入紙幣の先端が投入確認位置を通過したことを検出する。投入紙幣の先端が投入確認位置を通過したことを検出した場合、投入紙幣制御部(投入駆動モータ)12が、一対の投入ローラ25を、図2(b)に示す方向に回転させ、紙幣投入口20に投入された紙幣を、上記したように、間欠動作によって、一時保留庫21のある方向に搬送する。
紙幣投入検出部17としては、たとえば、図2に示すように、所定の光を出射する発光部と、その光を受光する受光部とからなる投入センサが用いられる。投入センサとしては、紙幣通過検出部13の通過センサと同様に、赤外線を出射し受光する赤外線センサなどを用いればよい。
発光部と受光部は、投入紙幣が進行してくる経路上の位置である投入確認位置を挟んで対向配置され、この対向位置に紙幣がない場合には、発光部から出射された光が、受光部に受光されるように配置される。一方、投入確認位置を紙幣が通過しているときは、発光部から出射された光が、紙幣によって遮光され、受光部に受光されない。
受光部に光(赤外線)が受光された場合、受光部に光が受光したことを示す電気信号、すなわち投入確認位置を紙幣が通過していないことを示す電気信号が受光部から出力される。この電気信号を確認することにより、紙幣が投入確認位置を通過していないことが検出される。
一方、受光部に光が受光されない場合は、この電気信号は出力されない。すなわち、この電気信号が出力されていないことを確認することによって、現在、投入確認位置を紙幣が通過していることが検出される。
たとえば、図2(a)は、紙幣投入検出部17の発光部から出射された光が受光部に受光される場合であって、紙幣が投入確認位置を通過していない状態を示している。また、図2(b)は、紙幣投入検出部17の発光部から出射された光が受光部に受光されない場合であって、紙幣が投入確認位置を通過しており、紙幣投入口20から紙幣が投入されている状態を示している。
紙幣投入検出部17としては、上記投入センサの他に、紙幣投入口20の直後に、紙幣投入口20に投入された紙幣が通過したことを検出するためのスイッチを、設けてもよい。
たとえば、スイッチは、投入された紙幣が通過するときに接点が閉じるように配置すればよく、接点が閉じた場合に、紙幣が投入されたことを検出する。
保留検出部18は、一時保留庫21に搬送されてきた紙幣を検出する部分であり、一時保留庫内に配置された1または複数の保留庫センサからなる。
紙幣が一時保留庫に確実に収容されたことを確認するために、紙幣が一時保留庫に完全に収容された場合に、その紙幣の先端の収容位置の近傍であってその紙幣を検出できる位置に、少なくとも1つの保留検出部18を配置することが好ましい。
図2(a)には、2つの保留庫センサ18を備えたものを示している。たとえば、1つの保留庫センサ18は、紙幣の搬送方向に対して一時保留庫21の上流側に配置し、他の保留庫センサ18は一時保留庫21の下流側に配置する。
この一時保留庫21の下流側に配置される保留庫センサ18の位置が、紙幣の先端の収容位置の近傍であってその紙幣を検出できる位置に相当する。
複数枚の紙幣が、紙幣投入口20に同時に投入される場合もあるが、紙幣識別部16では、投入紙幣を1枚ずつ識別する必要がある。そこで、一時保留庫21は、投入された1又は複枚の紙幣を1枚ずつ紙幣識別部16の方向に搬送するために、一時的に、1又は複枚の投入紙幣を収容しておく容器である。また、投入紙幣は、大きさが異なる場合もあるので、一時保留庫21は、少なくとも、投入される紙幣のうち最も大きな紙幣を収容できる面積を持つ容器である。
保留検出部である保留庫センサ18としては、上記した通過センサ13や投入センサ17と同様に、図2に示すように、所定の光を出射する発光部と、その光を受光する受光部とからなるセンサが用いられる。たとえば、赤外線を出射し受光する赤外線センサなどを用いればよい。
発光部と受光部は、一時保留庫の紙幣が収容される位置をほぼ中央に挟んで対向する位置に配置される。たとえば、図2に示すように、発光部を一時保留庫の下方に配置し、受光部を一時保留庫の上方に配置する。また、一時保留庫の底面に、発光部から出射された光が受光部に到達するように、光が通過する一時保留庫の底面の位置に、所定の大きさの空間を設ける。また、上流側に配置された保留庫センサ18は、投入ベルト26によって、出射光が遮光されないような位置に設けられる。
図2(a)のように、2つの保留庫センサ18の発光部から出射された光(赤外線)が、どちらも受光部に受光されている場合は、一時保留庫21に紙幣がないと判断される。
また、一時保留庫の大きさと投入紙幣の大きさとの関係にもよるが、図2(b)のように、2つの保留庫センサ18の発光部から出射された光が、どちらも受光部に受光されない場合は、一時保留庫21に紙幣が収容されていると判断される。
図5に、この発明の一時保留庫に設けられる保留庫センサの配置の他の実施例の説明図を示す。
図5(a)には、2つの保留庫センサ18を備えたものを示しているが、図2(a)と異なり、投入ベルト26のない一時保留庫の位置に、2つの保留庫センサ18を配置している。紙幣Pが完全に一時保留庫に収容された場合において、上流側の保留庫センサ18は、収容紙幣の後端の位置にできるだけ近い部分に配置し、下流側の保留庫センサ18は、収容紙幣の先端の位置にできるだけ近い部分に配置することが好ましい。
この図5(a)の場合、2つの保留庫センサ18の発光部から出射された光が、どちらも受光部に受光されない場合であって、通過センサ13の発光部から出射された光が受光部に受光されている場合に、紙幣Pが完全に一時保留庫に収容されたと判断される。
図5(b)には、3つの保留庫センサ18を備えたものを示している。ここでは、図2(a)に示した2つの保留庫センサ18に加えて、これらの保留庫センサ18の間で、投入ベルト26のない一時保留庫の位置に、1つの保留庫センサ18を配置している。
この場合、一時保留庫21の底面の長手方向の長さが、紙幣の長辺の長さよりも十分に長いとすると、下流側の2つの保留庫センサ18の発光部から出射された光が、どちらも受光部に受光されない場合であって、上流側の1つの保留庫センサ18の発光部から出射された光が、受光部に受光されている場合に、紙幣Pが完全に一時保留庫に収容されたと判断される。
図5(c)には、2つの保留庫センサ18を備えたもので、一時保留庫21の底面の長手方向の長さが、紙幣の長辺の長さよりもわずかに長い場合を示している。
この場合は、2つの保留庫センサ18の発光部から出射された光が、どちらも受光部に受光されない場合であって、さらに、通過センサ13の発光部から出射された光が、受光部に受光されている場合に、紙幣Pが完全に一時保留庫に収容されたと判断される。
また、保留庫センサ18を設ける位置や、保留庫センサ18の数は、図2や図5に示したものに限るものではない。たとえば、保留庫センサ18を1つだけ備え、紙幣が完全に一時保留庫に収容された場合において、収容紙幣の先端の位置にできるだけ近い一時保留庫の下流側の部分に、その保留庫センサ18を配置してもよい。
あるいは、一時保留庫に収容された紙幣の傾きや角折れを検出可能なように、紙幣が完全に一時保留庫に収容された場合における長方形の紙幣の4つの頂点の近傍に、それぞれ保留庫センサ18を配置してもよい。
図7に、一時保留庫内に、4つの保留庫センサ18を配置した実施例の説明図を示す。この図は、一時保留庫21を上方向から見た平面図である。
図7(a)に示すように、4つの保留庫センサ18は、それぞれ収容紙幣Pの4つの頂点の近傍であって、正常に収容された紙幣Pによって、出射された光が遮光されるような位置に配置している。
この場合、図7(a)のように、4つの保留庫センサ18の受光部すべてに、光が受光されない場合は、紙幣Pが完全に一時保留庫に収容されたと判断する。
ただし、図7(b)のように、少なくとも1つ以上の保留庫センサ18の受光部に光が受光される場合は、紙幣Pが一時保留庫に正常に収容されておらず、傾きや角折れが発生している可能性があると判断する。
収納制御部19は、搬送されてきた紙幣を、その紙幣の種類に対応した収納庫22に、収納させる部分であり、主として、各収納庫の紙幣入口となる部分に取り付けられた収納ゲートを開閉させる。
収納ゲートは、収納制御部18によって与えられる所定の開閉信号に基づいて自動開閉させられる。
紙幣が収納庫の方向に搬送されていない場合は、各収納ゲートは、閉鎖状態(クローズ)であるが、紙幣が搬送されてきた場合、その紙幣に対応する収納ゲートのみを開放状態(オープン)にして、搬送されてきた紙幣を、開放状態にした収納ゲートの下の収納庫に収納させる。
収納庫22は、複数の紙幣の種類ごとに、紙幣搬送路の異なる位置に、所定の間隔をあけて複数個配置され、各収納庫は、紙幣の種類に予め対応づけられている。
記憶部30は、この発明の紙幣識別収納装置の各機能を実行するのに必要な情報や、プログラムを記憶する部分であり、主として、ROM,RAM,フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD,SSDなどの記憶装置、その他CD−ROMなどの記憶媒体が用いられる。
記憶部30には、たとえば、取込タイマー設定値31、紙幣判定情報32、入力画像データ33などが記憶される。
取込タイマー設定値31は、紙幣投入口20に投入された紙幣が投入確認位置を通過した後の経過時間を計測する取込タイマーに予め設定される時間Tである。
紙幣投入検出部17によって、紙幣の先端が投入確認位置を通過したことを検出した場合に、取込タイマーが起動され、予め設定された取込タイマー設定値Tのカウントが開始される。
後述するように、取込タイマーがタイムアウトした場合、投入紙幣が正常に一時保留庫に収容されなかった可能性があることを意味するので、投入駆動モータの動作を停止し、紙幣の取込に異常が発生したことを通知する。
紙幣判定情報32(以下、基準画像とも呼ぶ)は、識別すべき複数の紙幣の画像データを、紙幣の種類ごとに予め記憶したものであり、紙幣の種類を識別するために、入力画像データの比較画像として利用される情報である。
たとえば、4種類の日本の紙幣について、それぞれ、紙幣の種類と対応付けて、基準画像となるファイルを予め記憶しておく。
また、基準画像32としては、日本の4種類の紙幣だけでなく、利用される店舗や使用状況に応じて、他の紙幣(他国の紙幣、特定の店舗でのみ使用される専用紙幣など)の画像ファイルを記憶してもよい。
入力画像データ33は、紙幣識別部16のカメラで撮影された画像データである。
入力画像データ33は、所定時間間隔で連続撮影された静止画でもよく、あるいは、動画でもよい。
たとえば、最初の紙幣が投入された後に、入力画像データ33の記憶を開始し、収納庫への紙幣の収納が終了するまで、入力画像データ33を記憶する。
また、つり銭の支払処理のような特定のイベント処理が終了した後、記憶されていた入力画像データ33を消去してもよい。
なお、この発明の紙幣識別搬送装置は、図1に示した機能以外の機能ブロックを備えてもよい。
たとえば、紙幣投入部1や一時保留部2において、紙幣の取込に異常が発生したことや、収納庫などにトラブルが発生したことや、その他の何らかの動作異常や不具合が発生したことを、装置の利用者や、メンテナンスの管理会社に通知する異常通知部を備えてもよい。異常通知部としては、異常内容を表示装置に表示する機能、異常内容を音声で報知する機能、ネットワークを介して異常内容を管理会社や管理担当者に送信する通信機能などを備えてもよい。
<紙幣の投入検出と一時保留庫への取込処理>
図3、図4に、紙幣投入口に投入された紙幣の投入検出処理と、一時保留庫への取込処理の一実施例の説明図を示す。
図3は、紙幣Pが紙幣投入口20に挿入され、投入紙幣Pが通過センサのある位置に搬送されるまでを示している。
図4は、投入紙幣Pが通過センサのある位置を通過した後、一時保留庫に収容されるまでを示している。
まず、図3(a)において、利用者が、紙幣投入口20に、最初の紙幣Pを挿入しようとしている状態を示している。この場合、紙幣投入部1と一時保留部2の内部には、紙幣がないので、投入センサ17、通過センサ13、および2つの保留庫センサ18の受光部に光が受光される。また、投入センサ17の受光部に光が受光されているので、紙幣が投入されていないと判断され、投入ローラ25と投入ベルト26は、静止したままとする。
次に、図3(b)において、利用者が、紙幣投入口20から、紙幣Pをさらに右方向に、挿入した状態を示している。ここで、紙幣Pの先端が、投入センサ17の発光部と受光部とが対向する位置(投入確認位置)よりも、投入ローラ25側にきたとする。
この状態では、投入センサ17の発光部から出射された光は、紙幣Pに当たって、受光部に受光されない。したがって、受光部から、受光したことを示す電気信号が出力されなくなるので、紙幣Pが、紙幣投入口20から投入されたと判断される。
紙幣Pが紙幣投入口20から投入されたと判断されると、投入駆動モータ12が、投入ローラ25と投入ベルト26の回転を開始させる。投入ローラ25の回転は、上記したように、一定時間回転させ、その後一定時間停止させる間欠動作とする。
図3(c)において、利用者が、紙幣Pをさらに右方向に挿入したとすると、紙幣Pの先端が、2つの投入ローラ25の間に挿入される。このとき、投入ローラ25はすでに回転を開始しているので、投入ローラ25の回転によって、紙幣Pは、一時保留庫21の方向に引き込まれる。
ただし、投入ローラ25は間欠動作しているので、紙幣Pは、一定速度で連続的に引き込まれることはなく、たとえば数ミリメートル程度引き込まれた後、しばらく停止し、その後また数ミリメートル程度引き込まれるという動作が繰り返される。
その後、この引き込み動作が継続されると、紙幣Pの先端が、通過センサ13のある通過確認位置までくる。このとき、通過センサ13の発光部から出射された光は、紙幣Pに当たって、受光部に受光されなくなる。したがって、通過センサ13の受光部から、受光したことを示す電気信号が出力されなくなるので、紙幣Pが、通過確認位置まで搬送されたと判断される。
利用者が紙幣Pを紙幣投入口20に挿入する場合、一般的に、紙幣Pの後端を指で所持しているが、紙幣Pが数ミリメートル程度引き込まれた場合、利用者は、所持している指で、紙幣Pが装置内部に引き込まれようとしていることを認識できる。たとえば、数ミリメートルの紙幣Pの引き込み動作が、2回から3回程度行われた場合、利用者は、所持している指で、紙幣Pが装置内部に引き込まれようとしていることに気づくと考えられる。
そして、紙幣Pが装置内部に引き込まれようとしていることを認識した利用者は、紙幣Pから指を離せばよい。利用者が指を離すことによって、投入ローラ25の回転によって、紙幣Pは、装置内部に自動的に取り込まれる。
紙幣Pが数ミリメートル程度引き込まれた初期段階で、利用者が紙幣Pから指を離した場合は、紙幣Pが斜めに傾いて取り込まれる可能性は少ない。また、紙幣Pが数ミリメートル程度引き込まれる間に、紙幣Pが斜めに傾いたとしても、その後の搬送に重大な支障を与える可能性は少なく、紙詰まりや角折れが発生するおそれも少ないと考えられる。
すなわち、投入紙幣の取込処理を、間欠動作させることにより、投入紙幣が斜めに傾いて取り込まれる可能性を減らし、紙詰まりや角折れが発生する可能性も減らすことができる。
次に、図4(a)において、さらに、投入ローラ25と投入ベルト26の回転が継続されると、紙幣Pは、搬送ベルト26によって、一時保留庫21の中に搬送される。
たとえば、図4(a)に示すように、紙幣Pの先端が、一時保留庫の上流側にある保留庫センサ18のある位置を越えた場合、その保留庫センサ18の発光部から出射された光は、紙幣Pに当たって、受光部に受光されなくなる。したがって、その保留庫センサ18の受光部から、受光したことを示す電気信号が出力されなくなるので、紙幣Pが、上流側にある保留庫センサ18のある位置まで搬送されたと判断される。
また、図4(a)に示すように、紙幣Pの後端が、投入センサ17がある投入確認位置を通り過ぎた場合、投入センサ17の発光部から出射された光は、紙幣Pに当たることなく、受光部に受光されるようになる。したがって、投入センサ17の受光部から、受光したことを示す電気信号が出力されるので、紙幣Pが、投入確認位置を通り過ぎ、利用者の指が離されて、紙幣投入部1の内部に取り込まれたと判断される。
この後、投入ローラ25は間欠動作を継続してもよいが、すでに利用者の指が離されているので、紙幣が斜めに傾くことはないと考えられる場合は、間欠動作を停止し、投入ローラ25の回転動作を連続的に行ってもよい。
次に、図4(b)において、さらに、投入ローラ25と投入ベルト26の回転が継続されると、紙幣Pは、搬送ベルト26によって、一時保留庫21の中に搬送され、紙幣Pの後端が、通過確認位置を通りすぎる。この場合、通過センサ13の発光部から出射された光は、紙幣Pに遮光されることなく、受光部に受光されるようになる。したがって、通過センサ13の受光部に受光したことを示す電気信号が出力されない状態から出力される状態に変化するので、紙幣Pの後端が、通過センサ13のある通過確認位置を通りすぎたと判断される。
この状態では、投入ローラ25と投入ベルト26の間欠動作を継続させてもよいが、一時保留庫への収容を早くするために、間欠動作を停止し、投入ベルト26を連続的に動作させるようにしてもよい。また、紙幣Pの後端が、投入ローラ25の位置を通り過ぎているので、投入ローラ25の動作を停止させてもよい。
次に、図4(c)において、さらに、投入ベルト26の回転が継続されると、紙幣Pは、一時保留庫21の中の所定の位置に、収容される。
図4では、一時保留庫21の底面の長手方向の長さが、紙幣の長辺の長さよりも十分に長い場合を示している。たとえば、図4(c)に示すように、下流側の保留庫センサ18の発光部から出射された光が、受光部に受光されない状態であって、上流側の保留庫センサ18の発光部から出射された光が、受光部に受光される状態の場合に、紙幣Pが、一時保留庫21の中の所定の位置に、正常に収容されたと判断する。
<紙幣の一時保留庫への取込処理>
図6に、この発明の紙幣識別収納装置において、紙幣を一時保留庫へ取り込む処理の一実施例のフローチャートを示す。
以下のフローチャートでは、紙幣投入検出部の投入センサ17は、紙幣が紙幣投入口20に投入されることを検出するために、常に起動状態とし、投入センサ17の発光部から光を出射しておくものとする。投入センサ17の受光部に光が受光されている場合は、紙幣が紙幣投入口20に投入されていない状態である。
また、紙幣通過検出部の通過センサ13と、保留検出部の保留庫センサ18も常に起動状態とする。ただし、紙幣が投入されていない通常状態では、発光部から光を出射しないものとし、投入センサ17によって紙幣が紙幣投入口に投入されたことを検出した後に、起動状態としてもよい。
また、保留庫センサ18は、1又は複数個備えられるが、複数個の保留庫センサ18からなる場合、以下のフローチャートでは、すべての保留庫センサ18の受光部に光が受光されていない場合に、紙幣が一時保留庫に取り込まれたと判断するものとする。
図6のステップS1において、紙幣投入検出部(投入センサ)17により、紙幣が紙幣投入口に投入されたか否かをチェックする(紙幣投入検出処理)。
たとえば、投入センサ17の受光部から出力されていた受光を示す電気信号が、出力されなくなるか否かを確認する。
受光を示す電気信号が、出力有りの状態から出力無しの状態に変化した場合に、紙幣の投入が検出されたと判断する。
ステップS2において、紙幣の投入が検出された場合は、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1を繰り返す。
ステップS3において、投入紙幣制御部(投入駆動モータ)12が、投入紙幣の取込処理を開始する。ここでは、制御部11が、投入駆動モータ12に所定の駆動信号を与え、投入駆動モータ12を間欠動作させる。
投入駆動モータ12を間欠動作させることにより、投入ローラ25と投入ベルト26が、一定時間間隔で、起動と停止を繰り返す。これにより、数ミリメートルずつ、投入紙幣が一時保留庫21の方向に取り込まれる。
ステップS4において、取込タイマー設定値31を取込タイマーに設定し、取込タイマーを起動させる。
ステップS5において、紙幣通過検出部(通過センサ)13により、通過センサのある通過確認位置を、投入紙幣が通過したか否かをチェックする。
すなわち、通過センサ13の受光部から出力されていた受光を示す電気信号が、出力されなくなるか否かを確認する。
受光を示す電気信号が、出力有りの状態から出力無しの状態に変化した場合に、投入紙幣の先端が、通過確認位置を通過したと判断する。
ステップS6において、紙幣の先端が通過確認位置を通過したと判断した場合は、ステップS8に進み、そうでない場合は、ステップS7に進む。
ステップS7において、取込タイマー設定値に相当する時間が経過し、取込タイマーがタイムアウトした場合、ステップS12に進み、そうでない場合は、ステップS5に戻る。
ステップS8において、通過センサ13による投入紙幣の通過チェックと、保留庫センサ18による投入紙幣の取込チェックをする。
ここでは、まず、通過センサ13により、通過センサ13のある通過確認位置を、投入紙幣の後端が通過したか否かをチェックする。すなわち、通過センサ13の受光部から出力される受光を示す電気信号が、出力無しの状態から出力有りの状態に変化したことを確認する。
また、保留庫センサ18により、投入紙幣の全体が一時保留庫21に取り込まれたことを確認する。
投入紙幣の全体が一時保留庫21に取り込まれた場合に、全ての保留庫センサ18の発光部から出射された光が遮光されるものとすると、全ての保留庫センサ18の受光部から出力される受光を示す電気信号が、出力有りの状態から出力無しの状態に変化したことを確認する。
ステップS9において、通過センサ13によって投入紙幣の後端が通過確認位置を通過したことを確認し、かつ、保留庫センサ18によって投入紙幣の全体が一時保留庫21に取り込まれたことを確認した場合、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS11に進む。
ステップS11において、取込タイマー設定値に相当する時間が経過し、取込タイマーがタイムアウトした場合、ステップS12に進み、そうでない場合は、ステップS8に戻る。
ステップS10において、投入紙幣の全体が一時保留庫21に取り込まれたことが確認されたので、投入紙幣の取込処理を終了する。すなわち、投入駆動モータ12の動作を停止し、投入ローラ25と投入ベルト26を止める。
その後、ステップS1に戻る。
ステップS12において、投入紙幣が一時保留庫21に取り込まれずに、取込タイマーがタイムアウトしたので、まず、投入紙幣の取込処理を終了する。すなわち、投入紙幣の取込に異常が発生したと考えられるので、投入駆動モータ12の動作を停止し、投入ローラ25と投入ベルト26を止める。
ステップS13において、投入紙幣の取込に異常が発生したので、一時保留庫21への紙幣の取込に異常が発生したことを、利用者や管理会社などに通知する。異常発生の通知は、たとえば、表示、音声、データ通信などのいずれか1つ以上の手段によって行えばよい。
<その他の実施形態>
(その他の実施形態1)
上記実施例では、投入紙幣を一時保留庫へ取り込むときに、紙幣の傾きを軽減させ、装置内での紙詰まりや角折れを防止するために、紙幣の一時保留庫への取込処理が完了するまで、投入紙幣制御部(投入駆動モータ)12を間欠動作させるものを示した。ただし、紙幣の一時保留庫への取込処理は、これに限るものではない。
たとえば、保留検出部18である保留庫センサの少なくとも1つが、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合、投入紙幣制御部12が、間欠動作を停止した後、紙幣が一時保留庫に完全に収容されるまで、紙幣を一時保留庫12の方向に連続的に移動させる搬送動作を行ってもよい。
また、投入紙幣の先端が一時保留庫の上流側の保留庫センサ18のある位置まで搬送されたことを確認した場合、投入紙幣の後端が投入センサ17のある投入確認位置を通過したことを確認した場合、通過センサ13が投入紙幣の先端の通過を確認した後所定の時間を経過した場合、投入駆動モータ12の間欠動作を停止し、紙幣が一時保留庫に完全に収容されたことを確認するまで、投入駆動モータ12を連続動作させてもよい。
これにより、間欠動作を継続して行う場合よりも早く、投入紙幣を一時保留庫に収容することができる。
(その他の実施形態2)
また、紙幣の一時保留庫への取込処理を、間欠動作させずに、最初から連続動作させてもよい。ただし、最初から速い速度で紙幣を取り込むと、紙幣の傾きや紙詰まり等が発生する可能性が高くなるので、紙幣の取込速度を可変にすることが好ましい。
たとえば、紙幣の取込の初期段階では取込速度を最も遅くし、その後紙幣が一時保留庫に完全に収容されるまで、徐々に加速してもよく、あるいは、段階的に取込速度を上げるようにしてもよい。
(その他の実施形態3)
上記実施例では、紙幣通過検出部13として、通過確認位置に設けられた発光部と受光部からなる通過センサを用いて、投入紙幣の通過を検出したが、これに限るものではない。
通過センサとしては、赤外線センサの他に、磁気センサなどを用いてもよい。
また、紙幣投入検出部17の投入センサや、保留検出部18の保留庫センサについても、磁気センサを用いてもよい。
(その他の実施形態4)
上記実施例では、紙幣を紙幣投入口に投入し、一時保留庫に取り込む場合について説明した。ただし、紙幣識別収納装置は、お釣りの紙幣を紙幣投入口20から出金する機能や、識別できない紙幣を紙幣投入口20から外部へ排出する機能を有するものがある。
このように、装置内部に収容された紙幣を、紙幣投入口20から外部に出金等する場合において、迅速に、紙幣を外部に排出するためには、投入駆動モータ12を、連続的に逆回転することが好ましい。
ただし、紙幣を外部に排出する際に、紙幣の紙詰まり等が発生するのを防止するために、投入駆動モータ12の逆回転を、間欠動作させてもよい。
1 紙幣投入部、 2 一時保留部、11 制御部、 12 投入紙幣部、 13 紙幣通過検出部、 14 保留紙幣判定部、 15 紙幣搬送部、 16 紙幣識別部、 17 紙幣投入検出部、 18 保留検出部、 19 収納制御部、 20 紙幣投入口、 21 一時保留庫、 22 収納庫、 25 投入ローラ、 26 投入ベルト、 30 記憶部、 31 取込タイマー設定値、 32 紙幣判定情報(基準画像)、 33 入力画像データ

Claims (8)

  1. 外部から紙幣を投入する紙幣投入口と、
    投入された1または複数の紙幣を一時的に収容する一時保留庫と、
    前記紙幣投入口に投入された紙幣が、所定の投入確認位置を通過したか否かを検出する紙幣投入検出部と、
    前記投入確認位置を通過した紙幣を前記一時保留庫の方向に搬送する投入紙幣制御部とを備え、
    前記紙幣投入検出部によって、前記紙幣投入口に投入された紙幣の先端が、前記投入確認位置を通過したことを検出した場合、
    前記投入紙幣制御部が、前記紙幣投入口に投入された紙幣を、前記一時保留庫の方向に間欠動作によって搬送することを特徴とする紙幣識別収納装置。
  2. 前記間欠動作は、前記紙幣投入口に投入された紙幣を、所定の時間だけ一時保留庫の方向に移動させる動作と、所定の時間だけ移動を停止させる動作とを交互に継続して行うことである請求項1に記載の紙幣識別収納装置。
  3. 前記一時保留庫内に配置され、前記一時保留庫に搬送されてきた紙幣を検出する1または複数の保留検出部と、
    投入紙幣が所定の通過確認位置を通過したことを検出する紙幣通過検出部とをさらに備え、
    前記通過確認位置は、前記投入確認位置と前記一時保留庫との間にあり、
    紙幣が一時保留庫に完全に収容された場合に、その紙幣の先端の収容位置の近傍であってその紙幣を検出できる位置に、少なくとも1つの保留検出部が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣識別収納装置。
  4. 前記紙幣通過検出部が、紙幣の後端が前記通過確認位置を通過したことを検出し、かつ、紙幣の先端の収容位置の近傍に配置された前記保留検出部が、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合に、前記投入紙幣制御部が、前記間欠動作を停止することを特徴とする請求項3に記載の紙幣識別収納装置。
  5. 前記保留検出部の少なくとも1つが、紙幣が搬送されてきたことを検出した場合、前記投入紙幣制御部が、前記間欠動作を停止した後、紙幣が前記一時保留庫に完全に収容されるまで、紙幣を一時保留庫の方向に連続的に移動させる搬送動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の紙幣識別収納装置。
  6. 前記投入紙幣制御部は、投入ローラと投入ベルトとを回転動作させる投入駆動モータからなり、
    前記投入ローラは、一対の円筒状部材からなり、前記投入確認位置と前記一時保留庫との間であって、前記紙幣投入口から投入された紙幣が一対の円筒状部材の間に導かれるように配置され、
    前記投入ベルトは、前記投入ローラと前記一時保留庫との間に配置され、
    前記投入駆動モータが、前記投入ローラを所定の方向に回転させることにより、一対の円筒状部材の間に導かれた紙幣は、前記投入ベルトの上に搬送され、さらに前記投入ベルトによって、前記一時保留庫の方向に搬送されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の紙幣識別収納装置。
  7. 前記一対の円筒状部材は、紙幣が進入できる程度の所定の空間を空けて配置され、一対の円筒状部材のうち、一方の円筒状部材は固定配置され、他方の円筒状部材は、円筒状部材間への紙幣の進入の有無に対応して移動可能なように配置され、前記円筒状部材間へ進入した紙幣を所定の押圧力で押さえることを特徴とする請求項6に記載の紙幣識別収納装置。
  8. 前記紙幣投入検出部と、前記保留検出部と、前記紙幣通過検出部は、所定の光を出射する発光部と、前記光を受光する受光部とからなり、
    前記発光部と受光部は、前記発光部から出射された光が前記受光部に受光されるように、所定の位置を挟んで対向配置され、前記所定の位置を紙幣が通過しているときは、前記発光部から出射された光が、前記紙幣によって遮光され、前記受光部に受光されないことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の紙幣識別収納装置。


JP2016248287A 2016-12-21 2016-12-21 紙幣識別収納装置 Active JP6823450B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109230796A (zh) * 2018-09-17 2019-01-18 北京兆维电子(集团)有限责任公司 一种票据投递完整性检测装置

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