JP2018097996A - 圧縮スリーブ補助具 - Google Patents

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鶴雄 長谷川
Tsuruo Hasegawa
鶴雄 長谷川
石川 和典
Kazunori Ishikawa
和典 石川
雅規 武用
Masaki Buyo
雅規 武用
浩二郎 平野
Kojiro Hirano
浩二郎 平野
毅 角野
Takeru Kadono
毅 角野
祐也 上田
Yuya Ueda
祐也 上田
康博 中元
Yasuhiro Nakamoto
康博 中元
卓生 川本
Takuo Kawamoto
卓生 川本
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Abstract

【課題】簡便に運搬可能で取り付け及び取り外しが容易であり、圧縮接続の際により線の線材の間に隙間が生じる「笑い」現象を確実に防止する圧縮スリーブ補助具を提供する。【解決手段】圧縮スリーブ補助具1は、より線にて構成された一対の電線20を送電線の建設時等に圧縮接続するために圧縮スリーブ10に挿入し、その両端に装着する補助具であり、略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く外周部2と、圧縮スリーブ10の両端が接触される第1の内周部3と、電線20が挟持される第2の内周部4と、弾性ヒンジ5と、締付具6と、係止部7とを備えている。第2の内周部4にて電線20を挟持した状態で圧縮接続を行うと、第2の内周部4が電線20を挟持するので、よりが外れるのを防止することができる。【選択図】 図1

Description

この発明は、複数の線材が結束されたより線を圧縮接続するための圧縮スリーブの両端に隣接するように装着され、圧縮接続の際に線材の間に隙間が生じる「笑い」現象を防止する圧縮スリーブ補助具に関する。
送電線の建設時や事故による断線から復旧する場合、一対の電線を軸方向に接続させる接続作業が行われる。この電線の接続作業は、一対の電線の端部を円筒状の圧縮スリーブの両端から挿入し、圧縮器による圧縮を行い、圧縮接続させることにより行われる。この圧縮器による圧縮は、主に複数回行われることが多い。ここで、このような電線には、複数の導電性の線材が結束されているより線が使用されているので、圧縮接続の際、電線を構成する線材のよりが外れ、電線の外側に移動して線材間に隙間が生じる「笑い」現象が起こることがある。この「笑い」現象は、電線の引張強度を低下させるものであるため、防止する必要がある。
この「笑い」現象を防止するため、従来、圧縮スリーブにゴム製のチューブを螺旋状に巻き付け、線材のよりが外れないように圧力を加えた状態で圧縮接続を行っていた。しかし、作業者の手作業によってチューブを巻きつけるため、作業者の熟練度によってチューブの巻きつけ方に差異があり、「笑い」現象の防止にならない場合もあった。また、チューブを巻きつける際、チューブが切断してしまうことで作業者が怪我をする恐れがあった。さらに、チューブを巻きつけるための工具が別途必要になり、この作業は煩わしいものであった。
そのため、例えば、圧縮接続を行う電線を接続用スリーブに対して直線状に保持することで電線の「笑い」現象を防止する電線保持装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この電線保持装置は、接続用スリーブを圧縮する圧縮機構と、圧縮機構の下部に配置されるベース架台と、このベース架台内に収納されて電線に沿って移動自在なスライド架台と、スライド架台の先端に配置されて電線を保持する電線固定金具とから構成されているものである。
実開昭61−096490号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電線保持装置は、一体の装置であるため重量及び寸法が大きいものであるが、電線の圧縮接続の作業は山岳地等において行うこともあり、重量及び寸法が大きい装置を運搬するのは容易ではなかった。また、圧縮機による電線の圧縮を複数回行う場合、その都度電線を保持する位置を変更する必要があるが、この作業に手間がかかり、実用的なものではなかった。
そこでこの発明は、簡便に運搬可能で、取り付け及び取り外しが容易であり、圧縮接続の際により線の線材の間に隙間が生じる「笑い」現象を確実に防止する圧縮スリーブ補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、複数の導電性の線材が結束された一対のより線を圧縮スリーブの両端から挿入して、前記圧縮スリーブを圧縮させて前記一対のより線を接続する際に、前記線材の間に隙間が生じるのを防止する圧縮スリーブ補助具であって、略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く形状であり、略半円筒形状の第1の枠体と、前記第1の枠体に対向して設けられた略半円筒形状の第2の枠体と、を有し、前記第1の枠体及び前記第2の枠体の円周方向における一端が接続され、他端が開く外周部と、前記外周部の長手方向端部の開口部から内周面側に設けられ、前記圧縮スリーブの両端の外径と略同一の内径を有する第1の内周部と、前記第1の内周部から長手方向に沿って設けられ、前記より線の外径と略同一の内径を有する第2の内周部と、を備え、前記一対のより線に前記圧縮スリーブと隣接するように装着され、前記第2の内周部により前記より線を挟持して前記線材の間に隙間が生じるのを防止し、前記第1の内周部により前記圧縮スリーブが圧縮されて延伸した部分を受け入れる、ことを特徴とする。
この発明では、圧縮スリーブ補助具の外周部が略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く形状に設けられ、外周部の長手方向端部の開口部から内周面側には、圧縮スリーブの両端の外径と略同一の内径を有する第1の内周部が設けられ、第1の内周部から長手方向に沿って、より線の外径と略同一の内径を有する第2の内周部が設けられている。この圧縮スリーブ補助具は、より線を圧縮接続する際に圧縮スリーブの両端に隣接するように装着される。そして、第1の内周部は、より線を圧縮接続する際に圧縮スリーブが両端方向に延伸するのを受け入れ、第2の内周部は、より線を挟持して線材の間に隙間が生じるのを防止する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の圧縮スリーブ補助具において、前記第2の内周部には、内周面に沿って弾性材が敷設されている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の圧縮スリーブ補助具において、前記外周部は、前記より線の太さに応じて内径の太さを調整可能な内径調整部を備えた、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧縮スリーブ補助具において、前記第1の内周部は、前記外周部の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、前記第2の内周部は、2つの前記第1の内周部の間に設けられている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧縮スリーブ補助具がより線を圧縮接続する際に圧縮スリーブの両端に隣接するように装着され、この圧縮スリーブ補助具には、より線の外径と略同一の内径を有する第2の内周部が設けられてより線を挟持するので、圧縮接続の際に圧縮スリーブの両端の線材に対してよりが外れる方向に力が加わっても、第2の内周部のより線の挟持によって、よりが外れるのを防止する。これにより、線材がより線の外側に移動して線材間に隙間が生じる「笑い」現象を防止することができる。また、略円筒状の外周部が、略半円筒形状の第1の枠体と略半円筒形状の第2の枠体とが軸方向に沿って略半分に開く形状であるため、より線への取り付け及び取り外しが容易であり、簡便に運搬することが可能になる。
請求項2の発明によれば、第2の内周部には内周面に沿って弾性材が敷設されているので、圧縮接続の際に圧縮スリーブが第2の内周部の弾性材によって挟持されることにより、線材のよりが外れるのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、外周部がより線の太さに応じて内径の太さを調整可能な内径調整部を備えたので、圧縮スリーブ及びより線は複数種類の太さのものがあるが、それらに対応することが可能になる。
請求項4の発明によれば、第1の内周部が外周部の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、第2の内周部が2つの第1の内周部の間に設けられているので、複数箇所の圧縮接続に対応することが可能になるため、送電線の建設や事故による断線復旧の工事に対して柔軟に適用することが可能になる。
この発明の実施の形態に係る圧縮スリーブ補助具1を開いた状態を示す斜視図である。 図1の圧縮スリーブ補助具1を圧縮スリーブ10の両端の電線20に装着する状態を示す図であり、圧縮スリーブ補助具1を装着する前の状態を示す正面図(a)、及び圧縮スリーブ補助具1を装着した後の状態を示す正面図(b)である。 電線20の圧縮接続前における図2(b)のA−A線を示す断面図である。 電線20の圧縮接続後における図2(b)のA−A線を示す断面図である。 図2(b)のB−B線を示す断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1ないし図5は、この発明の実施の形態に係る圧縮スリーブ補助具1を示し、図1は、圧縮スリーブ補助具1を開いた状態を示す斜視図である。この圧縮スリーブ補助具1は、複数の導電性の線材が結束されたより線にて構成された送電線等の電線を、送電線の建設時や事故による断線から復旧する場合等に圧縮接続するためにより線を円筒状の圧縮スリーブに挿入し、その圧縮スリーブの両端に装着される補助具であり、線材がより線の外側に移動して線材間に隙間が生じる「笑い」現象を防止する目的で装着されるものである。この圧縮スリーブ補助具1は、主として外周部2と、第1の内周部3と、第2の内周部4と、弾性ヒンジ5と、締付具6と、係止部7とから構成されている。
外周部2は、圧縮スリーブ補助具1の枠体であり、略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く形状であり、例えば、硬質プラスチック等により形成されている。この外周部2は、半分に開いた略半円筒状に形成された第1の枠体2aと、第1の枠体2aに対向して略同一の半円筒状に形成された第2の枠体2bとを有し、第1の枠体2aと第2の枠体2bとの円周方向端部をそれぞれ嵌め合わせることで円筒状になるように形成されている。
第1の内周部3は、外周部2の長手方向端部の開口部から内周面側に、例えば、スポンジ材等の柔軟材が敷設されている箇所であり、圧縮スリーブの両端に隣接するように装着され、圧縮接続する際に圧縮スリーブが両端方向に延伸するのを受け入れる箇所であり、圧縮スリーブの両端の外径と略同一の内径に形成されている。この第1の内周部3は、第1の枠体2a側における両端の開口部に設けられた第1の内周部3a,3bと、第2の枠体2b側における両端の開口部に設けられた第1の内周部3c,3dとから構成されている。第1の内周部3a,3b,3c,3dには、それぞれ開口部31a,31b,31c,31dと、後述する第2の枠体4との境界である境界部32a,32b,32c,32dとを有している。この第1の内周部3a,3b,3c,3dにおいて、開口部31a,31b,31c,31dから柔軟材が敷設された長手方向の長さL1は、圧縮スリーブの両端が延伸するのを考慮して、例えば、30mmに形成されている。この第1の内周部3は、圧縮スリーブの両端の延伸を受け入れるために設けられているが、この延伸の長さは外気温によって異なるので、外気温に関わらずに受け入れられるようにするために柔軟材が敷設されている。なお、この第1の内周部3には、柔軟材を敷設せずに隙間を設けても良い。
第2の内周部4は、第1の枠体2a側における第1の内周部3aと第1の内周部3bとの間、及び第2の枠体2b側における第1の内周部3cと第1の内周部3dとの間を内周面の長手方向に沿って、例えばゴム材等の弾性材が敷設されている箇所であり、電線の外径と略同一の内径に形成され、圧縮スリーブが装着されていない電線を挟持することで電線の線材のよりが外れるのを防止する箇所である。この第2の内周部4は、第1の枠体2a側における第2の内周部4aと、第2の枠体2b側における第2の内周部4bとから構成されている。
弾性ヒンジ5は、第1の枠体2aと第2の枠体2bとの円周方向の一端を開閉自在に連結し、他端が嵌め合わされて円筒状になるように設けられた連結具である。この弾性ヒンジ5は、例えば、第1の枠体2a及び第2の枠体2bの一端を長手方向に沿って、3つの弾性ヒンジ5a,5b,5cを有している。締付具6及び係止部7は、第1の枠体2a及び第2の枠体2bの円周方向端部における弾性ヒンジ5が設けられた側の他端を接合するためのものであり、締付具6が第1の枠体2a側に、係止部7が第2の枠体2b側に設けられ、締付具6が係止部7に係止して固定されるように形成されている。この締付具6及び係止部7は、第1の枠体2a及び第2の枠体2bの他端を長手方向に沿って、締付具6a,6b及び係止部7a,7bを有している。
係止部7a,7bは、圧縮スリーブ及びより線は複数種類の太さのものがあるが、この複数種類の太さに対応するためにそれぞれの太さに合わせて内径の太さを調整可能にするために複数(例えば、2つ)設けられ、それぞれ締付具6a,6bに係止されるように設けられ、締付具6a,6bと係止部7a,7bとにより内径調整部を構成している。これに対応するため、外周部2、第1の内周部3a,3b,3c,3d、及び第2の内周部4a,4bにおける締付具6及び係止部7が設けられている円周方向端部は、斜めに形成され、内側に巻き込まれるように形成されている。
次に、このような圧縮スリーブ補助具1の使用方法及び作用等について、以下に説明する。
図2は、図1の圧縮スリーブ補助具1を圧縮スリーブ10の両端の電線20に装着する状態を示す図であり、圧縮スリーブ補助具1を装着する前の状態を示す正面図(a)、及び圧縮スリーブ補助具1を装着した後の状態を示す正面図(b)である。この圧縮スリーブ10は、送電線の建設時や事故による断線から復旧する場合等に、一対の電線(より線)20を圧縮接続するために使用されるものであり、2本の電線20の端部を圧縮スリーブ10に挿入した状態で、油圧式等の圧縮器により圧縮スリーブ10を圧縮して2本の電線20を接続するために使用されるものである。この圧縮器による圧縮は、主に複数回行われる。圧縮スリーブ10には、圧縮器により圧縮される箇所である筒状部11と、筒状部11の両端にスロープ状に設けられたスロープ部12と、電線20が挿入されている開口部13とが設けられている。開口部13から突出している電線20は、複数の導電性の線材が結束されて形成されたより線であり、例えば、電線の中心に亜鉛メッキ鋼線を配置し、その周囲を硬アルミ線が螺旋状により合わされた鋼心アルミより線である。なお、図2(a)は圧縮スリーブ10の左側のみ図示しているが、圧縮スリーブ補助具1は圧縮スリーブ10の両端にそれぞれ装着されるものである。
図2(a)に示すように、圧縮スリーブ補助具1の第1の枠体2aと第2の枠体2bとを開いた状態にする。この状態で、圧縮スリーブ10における開口部13が、図2(a)に示す第1の内周部3bの開口部31bに接触するように、電線20を載置する。電線20を第1の内周部3bと第1の内周部3dとの間で挟持するようにして第1の枠体2a及び第2の枠体2bを閉じ、締付具6a,6bを係止部7a,7bに係止する。このとき、電線20が第2の内周部4aと第2の内周部4bとの間で締め付けられるように固く係止する。図2(a)に図示しない圧縮スリーブ10の右側についても、同様に圧縮スリーブ補助具1を装着すると、図2(b)に示すように、圧縮スリーブ10の両端の開口部13が圧縮スリーブ補助具1に接触するように挟持される。電線20は、第2の内周部4aと第2の内周部4bとにより挟持される。
図3は、電線20の圧縮接続前における図2(b)のA−A線を示す断面図である。図4は、電線20の圧縮接続後における図2(b)のA−A線を示す断面図である。また、図5は、図2(b)のB−B線を示す断面図である。ここで、図3ないし図5における電線20は、硬アルミ線(線材)20a及び亜鉛メッキ鋼線(線材)20bから構成される鋼心アルミより線であり、中心に亜鉛メッキ鋼線20bが配置され、その周囲を硬アルミ線20aが螺旋状により合わされるように形成されている。電線20が圧縮接続される前、図2(b)のA−A線の位置では、図3に示すように、電線20が第1の内周部3に接触した状態で挟持される。このとき、第1の内周部3はスポンジ等の柔軟材であるため、電線20は、外周部2の範囲内で押圧されることなく挟持されている。図2(b)のB−B線の位置では、図5に示すように、電線20が第2の内周部4に挟持されるが、第2の内周部4はゴム材等の弾性材であり、締付具6a,6b及び係止部7a,7bにより固く締め付けられているため、電線20は、強い押圧力により挟持されている。
この状態で、筒状部11に圧縮器を装着して圧縮接続すると、圧縮器の圧力が圧縮スリーブ10及び電線20に加えられる。そして、その圧力によって、圧縮スリーブ10が左右に延伸される。そのため、圧縮スリーブ10の開口部13が圧縮スリーブ補助具1の第1の内周部3の中に入り込み、第1の内周部3によって保持される。図2(b)のA−A線の位置では、図4に示すように、圧縮スリーブ10が第1の内周部3の柔軟材を押し除けて入り込み、圧縮スリーブ10及び電線20が第1の内周部3に挟持される。図2(b)のB−B線の位置では、圧縮接続の前と変化なく、図5に示すように電線20が第2の内周部4に挟持されている。
圧縮接続の圧力により、図2(b)のB−B線の位置では、電線20の周囲により合わされた硬アルミ線20aに対して螺旋状のよりが外れる方向に力が加えられる。しかし、圧縮スリーブ補助具1の第2の内周部4が電線20を挟持することにより、よりが外れるのを防止する。これにより、電線20の「笑い」現象を防止する。
その後、締付具6a,6bを係止部7a,7bから外すことにより、圧縮スリーブ補助具1が容易に電線20から取り外される。そして、圧縮接続が複数回行われる場合は、圧縮スリーブ10の加圧する位置に応じて、圧縮スリーブ補助具1の装着位置を変更して電線20に取り付けられ、再度圧縮接続が行われる。
このように、この圧縮スリーブ補助具1によれば、圧縮スリーブ10の両端の開口部13が圧縮スリーブ補助具1に隣接するように挟持され、第2の内周部4が電線20のの外径と略同一の内径に形成され、電線20が第2の内周部4aと第2の内周部4bとにより挟持されるため、圧縮接続の際に圧縮スリーブ10の内部の硬アルミ線20aが加圧されてよりが外れる方向に力が加わっても、第2の内周部4a,4bが電線20を挟持することにより、よりが外れるのを防止する。これにより、硬アルミ線20aがより線の外側に移動して、硬アルミ線20aの間に隙間が生じる「笑い」現象を防止することができる。
また、第2の内周部4はゴム材等の弾性材が敷設され、締付具6及び係止部7により締め付けられるので、圧縮接続の際に圧縮スリーブ10の内部の硬アルミ線20aが加圧されてよりが外れる方向に力が加わっても、第2の内周部4a,4bが電線20を挟持することにより、よりが外れるのを防止する。これにより、「笑い」現象を確実に防止することができる。
また、外周部2が略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く形状であり、第1の枠体2aと第2の枠体2bとの円周方向の一端を開閉自在に連結する弾性ヒンジ5が設けられ、締付具6及び係止部7により接合されるように構成されているので、電線20への取り付け及び取り外しが容易であり、簡便に運搬することが可能になる。
さらに、第1の内周部3a,3b,3c,3dは、外周部2の両端にそれぞれ設けられているので、複数箇所の圧縮接続に対応することが可能になるため、送電線の建設や事故による断線復旧の工事に対して柔軟に適用することが可能になる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態では、第1の内周部3a,3b,3c,3dを外周部2の両端にそれぞれ設けたが、外周部2の一端にのみ設けても良い。
また、第1の枠体2aと第2の枠体2bとを、締付具6及び係止部7により係止する構成としたが、ラチェット式締付具等を用いても良い。
1 圧縮スリーブ補助具
2 外周部
2a 第1の枠体
2b 第2の枠体
3,3a,3b,3c,3d 第1の内周部
31a,31b,31c,31d 開口部
32a,32b,32c,32d 境界部
4,4a,4b 第2の内周部
5,5a,5b,5c 弾性ヒンジ
6,6a,6b 締付具
7,7a,7b 係止部
10 圧縮スリーブ
11 筒状部
12 スロープ部
13 開口部
20 電線(より線)
20a 硬アルミ線(線材)
20b 亜鉛メッキ鋼線(線材)

Claims (4)

  1. 複数の導電性の線材が結束された一対のより線を圧縮スリーブの両端から挿入して、前記圧縮スリーブを圧縮させて前記一対のより線を接続する際に、前記線材の間に隙間が生じるのを防止する圧縮スリーブ補助具であって、
    略円筒状で軸方向に沿って略半分に開く形状であり、略半円筒形状の第1の枠体と、前記第1の枠体に対向して設けられた略半円筒形状の第2の枠体と、を有し、前記第1の枠体及び前記第2の枠体の円周方向における一端が接続され、他端が開く外周部と、
    前記外周部の長手方向端部の開口部から内周面側に設けられ、前記圧縮スリーブの両端の外径と略同一の内径を有する第1の内周部と、
    前記第1の内周部から長手方向に沿って設けられ、前記より線の外径と略同一の内径を有する第2の内周部と、を備え、
    前記一対のより線に前記圧縮スリーブと隣接するように装着され、前記第2の内周部により前記より線を挟持して前記線材の間に隙間が生じるのを防止し、前記第1の内周部により前記圧縮スリーブが圧縮されて延伸した部分を受け入れる、
    ことを特徴とする圧縮スリーブ補助具。
  2. 前記第2の内周部には、内周面に沿って弾性材が敷設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮スリーブ補助具。
  3. 前記外周部は、前記より線の太さに応じて内径の太さを調整可能な内径調整部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の圧縮スリーブ補助具。
  4. 前記第1の内周部は、前記外周部の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、
    前記第2の内周部は、2つの前記第1の内周部の間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧縮スリーブ補助具。
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