JP2018096187A - 杭の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中に打ち込んだ先杭18の上端に新たに打ち込む後杭20の下端を接続する。【解決手段】先杭18の上端に固定した接続スリーブ22にL字状の切り欠き24を設ける。L字状の切り欠き24は補強バンド34で包囲する。後杭20の下端外周面に突起36が固定されている。後杭20の下端を記接続スリーブ22の上端から嵌め込んで下降させ、突起36をL字状の切り欠き24の先杭18の長手方向に平行な部分28に通す。その後、後杭20を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させて、突起36を切り欠きの先杭18の周方向に平行な部分32に移動させる。最後に、L字状の切り欠き24の空隙に楔40を打ち込んで埋める。接続スリーブ22も突起36も予め杭に固定しておけるから、現場作業が簡便になる。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に打ち込んだ杭の上端に続いて打ち込む杭の下端を接続するための接続構造に関する。
建物の地盤強化などのために、鋼管杭を地面に打ち込むことが行われる。鋼管杭を深く打ち込むために、一定の長さの杭を打ち込んだ後、その杭の上端に新たな杭を接続して打ち込みを続ける。このとき、既に打ち込んだ杭の上端に続いて打ち込む杭の下端を接続するための接続作業が行われる。杭の接続構造としては、溶接を用いる方法とスリーブやボルトナットを用いて機械的に接続する構造が知られている。
特許5616159号公報 特許4878360号公報
上記のような既知の杭の接続構造には解決すべき課題があった。即ち、溶接を用いる方法は、接続用の部品が不要であるが、溶接作業には高度な熟練や技術が必要になる。一方、スリーブやボルトナットを用いて接続する方法では、部品点数が多く接続作業が煩雑になる。いずれの場合にも、現場での接続作業に多くの時間がかかるという問題があった。
本発明は、現場での接続作業を最小限に抑え、作業員の負荷を軽減して工事の効率化を図った杭の接続構造を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
地中に打ち込んだ先杭の上端に新たに打ち込む後杭の下端を接続するための構造であって、
上記先杭の上端に固定した接続スリーブには、その上縁から下方に向かって先杭の長手方向に平行な部分と、この平行な部分の下端に連続させた先杭の周方向に平行な部分とを備えたL字状の切り欠きが設けられ、
上記接続スリーブのL字状の切り欠きを包囲するように接続スリーブの外周面に巻き付けられた補強バンドと、
上記後杭の下端を上記接続スリーブの上端から嵌め込んで下降させたときに、上記L字状の切り欠きの上記先杭の長手方向に平行な部分を通過し、上記後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させたときに、上記切り欠きの先杭の周方向に平行な部分に移動するような突起が後杭の下端外周面に固定されており、かつ、この突起は、上記切り欠きの先杭の周方向に平行な部分に嵌まり込む形状をしており、
上記接続スリーブに嵌め込まれた後杭の下端と上記補強バンドの間に形成された上記L字状の切り欠きの先杭の長手方向に平行な部分を埋めるための楔とを備えたことを特徴とする杭の接続構造。
<構成2>
地中に打ち込んだ先杭の上端に新たに打ち込む後杭の下端を接続するための構造であって、
上記後杭の下端に固定した接続スリーブには、その下縁から上方に向かって後杭の長手方向に平行な部分と、この平行な部分の上端に連続させた後杭の周方向に平行な部分とを備えたL字状の切り欠きが設けられ、
上記接続スリーブのL字状の切り欠きを包囲するように接続スリーブの外周面に巻き付けられた補強バンドと、
上記先杭の上端を上記接続スリーブの下端に嵌め込んで、上記後杭を下降させたときに、上記L字状の切り欠きの上記後杭の長手方向に平行な部分を通過し、上記後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させたときに、上記切り欠きの後杭の周方向に平行な部分に移動するような突起が先杭の上端外周面に固定されており、かつ、この突起は、上記切り欠きの後杭の周方向に平行な部分に嵌まり込む形状をしており、
上記接続スリーブに嵌め込まれた先杭の上端と上記補強バンドの間に形成された上記L字状の切り欠きの後杭の長手方向に平行な部分を埋めるための楔とを備えたことを特徴とする杭の接続構造。
<構成3>
上記接続スリーブに上記後杭と同一の外形の管を使用して固定したことを特徴とする構成2に記載の杭の接続構造。
<構成4>
上記後杭の内側に上記接続スリーブの上端を差し込み、上記接続スリーブの内側に上記先杭の上端を固定したことを特徴とする構成2に記載の杭の接続構造。
<構成5>
後杭を吊り下げる装置により、
後杭の下端を先杭に固定した接続スリーブの上端に嵌め込んで後杭を下降させ、
後杭に固定した突起を、L字状の切り欠きの、杭の長手方向に平行な部分に通過させ、
そのまま後杭を下降させて、突起を、L字状の切り欠きの下縁に突き当てて後杭の下降を停止し、
杭による掘削のために後杭を回転させる装置により、後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させて、突起をL字状の切り欠きの杭の周方向に平行な部分に嵌め込み、
その後、L字状の切り欠きの杭の長手方向に平行な部分に生じた空隙に、楔を打ち込むことを特徴とする構成1に記載の杭の接続方法。
<構成6>
後杭を吊り下げる装置により、
後杭の下端に固定した接続スリーブに先杭の上端を嵌め込んで後杭を下降させ、
先杭に固定した突起を、L字状の切り欠きの、杭の長手方向に平行な部分に通過させ、
そのまま後杭を下降させて、突起を、L字状の切り欠きの上縁に突き当てて後杭の下降を停止し、
杭による掘削のために後杭を回転させる装置により、後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させて、突起をL字状の切り欠きの杭の周方向に平行な部分に嵌め込み、
その後、L字状の切り欠きの杭の長手方向に平行な部分に生じた空隙に、楔を打ち込むことを特徴とする構成2に記載の杭の接続方法。
<構成1の効果>
後杭を掘削機で吊り下げて下降させる動作と、後杭を掘削方向に回転させる動作により、突起をL字状の切り欠きの先杭の周方向に平行な部分に移動させることができる。その後楔で先杭の長手方向に平行な部分を埋めると、高い強度で先杭と後杭とを接続することができる。
<構成2の効果>
接続スリーブを後杭の下端に固定しても同様の接続構造を採用できる。
<構成3の効果>
先杭よりも外径の太い後杭を接続することが可能になる。
<構成4の効果>
接続スリーブを介して、先杭よりも外径のより太い後杭を接続することが可能になる。
本発明を実施するための杭の接続構造に使用する部品分解斜視図である。 先杭18と後杭20とを接続する作業工程の斜視図である。 先杭18と後杭20とを、L字状の切り欠き24の無い部分で切断した縦断面図である。 (a)と(b)とは、それぞれ本発明の接続構造の変形例斜視図である。 (a)は図4(b)に示した接続構造の縦断面図、(b)はその変形例の縦断面図である。 杭を打ち込むための装置の一列を示す側面図である。 L字状の切り欠き24の形状の最適例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は、本発明を実施するための杭の接続構造に使用する部品分解斜視図である。
図1(a)の図面で、先杭18は、すでに地中に打ち込んだ杭の上端を示す。後杭20は、新たに打ち込む杭の下端を示す。先杭18と後杭20を接続するために接続スリーブ22を使用する。接続スリーブ22には、この例では、二箇所にL字状の切り欠き24が設けられている。即ち、上記先杭18の上端に固定した接続スリーブ22には、その上縁から下方に向かって先杭18の長手方向に平行な部分28と、この平行な部分の下端に連続させた先杭18の周方向に平行な部分32とを備えたL字状の切り欠き24が設けられている。
突起36は、後杭20の側面に溶接等によってあらかじめ固定されている。L字状の切り欠き24は鋼管の太さ等に応じて3箇所や4箇所に増やして構わない。L字状の切り欠き24が2箇所ある場合には、突起36はその対応する位置に2箇所固定される。接続スリーブ22と先杭18とは、あらかじめ溶接あるいはボルト締め等によって固定一体化されている。接続スリーブ22と突起36の固定は、予め工場で行えばよいから、以下に説明するように、現場作業を十分に軽減できる。
後杭20に取り付けられた突起36を、後で説明する要領で、L字状の切り欠き24にはめ込むことによって、後杭20の下端を接続スリーブ22に固定することができる。ここで、接続スリーブ22にL字状の切り欠き24を設けると、この部分の強度が低下する。そこで図1(c)に示したように、L字状の切り欠き24の周囲を包囲するように、補強バンド34を設ける。この補強バンド34は図のような筒状でもよいし、この部分に巻き付けるバンド状のものでもよい。補強バンド34や接続スリーブ22の、杭の長手方向の長さや厚みや取付位置は求められる接続強度に応じて自由に選定できる。
図1(d)には、接続スリーブ22の外側に補強バンド34をはめた状態を示した。び図1(b)に示した楔40は、接続スリーブ22を補強バンド34で包囲したときに、L字状の切り欠き24に生じる空隙を埋めるためのものである。図1(b)に示したように楔40は、そのビス孔43に、補強バンド34に設けられたビス孔44を通じてビス42をねじ込んで脱落が防止される。なお、楔40を後杭20のほうに固定するようにしても構わない。
図2は、先杭18と後杭20とを接続する作業工程の斜視図である。
これらの図において、接続スリーブ22の外側には補強バンド34をはめ込んだ状態で接続作業が開始されるが、図面を見やすくするために、補強バンド34の部分は破線で示した。
まず、図2(a)に示すように、後杭20の下端を接続スリーブ22の上端に嵌め込んで、矢印46の方向に下降させる。このとき、後杭20に固定した突起36は、L字状の切り欠き24の先杭18の長手方向に平行な部分28を通過する。そのまま後杭20を下降させると、突起36がL字状の切り欠き24の下縁に突き当たって下降が停止する。
その後、図2(b)に示すように、後杭20を杭による掘削動作時の回転方向(矢印48の方向)に回転させる。杭の掘削装置は、杭を吊り下げて下降させ、かつ、掘削をしながら杭を打ち込むために杭を矢印48方向に回転させる機構を備える。この機構の駆動力をそのまま利用して、突起36をL字状の切り欠き24の周方向に平行な部分32に嵌め込むことができる。なお、杭を矢印48と反対方向に回転させることもできるから、そのときは、図1に示したL字状の切り欠き24の周方向に平行な部分32の向きを左周りの方向に向ける。いずれの場合も、本願では切り欠きの形状をL字状と表現することにする。
このとき、接続スリーブ22に嵌め込まれた後杭20の下端と補強バンド34の間に空隙が形成される。L字状の切り欠き24の先杭18の長手方向に平行な部分28による空隙である。この空隙に矢印50の方向に楔40を打ち込むことにより、空隙を埋めて接続スリーブ22を補強する。同時に、突起36が周方向に移動しないように固定する。こうして高い強度で先杭18と後杭20とを接続することができる。
図3は先杭18と後杭20とを、L字状の切り欠き24の無い部分で切断した縦断面図である。
この図のように、先杭18と後杭20とが、両者の端部が付き合わされた状態で接続され、その外側を接続スリーブ22が包囲している。さらに突起36や楔40がはめ込まれたL字状の切り欠き24の周囲を補強バンド34で補強している。この構造を採用することによって簡単かつ迅速な接続作業で鋼管の強度な接続が実現する。
図4の(a)と(b)とは、それぞれ本発明の接続構造の変形例斜視図である。
(a)の例では、後杭20のほうに接続スリーブ22をあらかじめ固定している。接続スリーブ22の下側の縁にL字状の切り欠き24を設けた。一方先杭18にはあらかじめ突起36を溶接等によって固定した。
即ち、後杭20の下端に固定した接続スリーブ22には、その下縁から上方に向かって後杭20の長手方向に平行な部分28と、この平行な部分の上端に連続させた後杭20の周方向に平行な部分32とを備えたL字状の切り欠き24が設けられている。また、接続スリーブ22のL字状の切り欠き24を包囲するように接続スリーブ22の外周面に補強バンド34が巻き付けられる。
先杭18の上端を上記接続スリーブ22の下端に嵌め込んで、後杭20を矢印52の方向に下降させたとき、上記突起36は、L字状の切り欠き24の後杭20の長手方向に平行な部分28を通過する。さらに、後杭20を杭による掘削動作時の回転方向に回転させたときに、上記突起36は、切り欠きの後杭20の周方向に平行な部分32に移動する。
突起36をL字状の切り欠き24に嵌め込む構造や楔40を打ち込む構造は、実施例1と同様である。このような接続構造であっても、図2で説明したのと全く同様の手順で先杭18と後杭20とを接続することができる。
ここまでの例では接続スリーブ22に対して先杭18及び後杭20の端部を挿入するという外径構造であった。即ち、接続スリーブ22の内径と先杭18及び後杭20の端部の外径とがほぼ一致していた。一方、図4(b)の例では、接続スリーブ22に後杭20と同一の外形の管を使用した。このようにして、後杭20と接続スリーブ22をあらかじめ突き合わせ溶接した状態で、上記の接続構造を採用することができる。これにより、先杭18よりも外径の太い後杭20を接続することが可能になる。
図5(a)には、図4(b)に示した接続構造の縦断面図を示した。(b)にはこれをさらに発展させた接続構造の縦断面図を示した。
先杭18に対して後杭20を接続する場合に、より太い後杭20を接続する場合がある。杭の下端ほど細い杭構造が採用される場合である。このような場合に、図4(b)に示した構造を採用できる。さらに、本発明の接続構造では、例えば図5(b)に示すような断面構造を採用することができる。即ち、後杭20の内側に接続スリーブ22の上端を差し込んで接続固定し、接続スリーブ22の内側に先杭18の上端を差し込んで固定する。図の例では後杭20の内側に外径調整用の任意の厚みの介在スリーブ66を挟んで、接続スリーブ22を固定している。これらは工場で溶接やねじ止めにより一体化しておく。その他の部分は図4(a)と同様の構造である。こうして、先杭18よりも太い外形の後杭20を接続することが可能になる。
図6は、杭を打ち込むための装置の一列を示す側面図である。
本発明を実施するには、例えば、この図のような杭打ち装置60を使用する。回転機(オーガ)62は後杭20を矢印48のように正転あるいは逆転させることができる装置である。地中に打ち込まれた杭の下端には掘削用の先端翼が設けられており、回転機62が杭を回転させて杭をさらに深く地中に打ち込む。杭打ち装置60は、油圧や電動機構により後杭20を昇降させ回転駆動することができる。
この機能を使用すると、本発明の接続構造を採用した場合に、図2に示したような手順で簡単に迅速に先杭18と後杭20の接続作業ができる。また、後杭20を降下させた後、降下が止まったら回転させるという操作なので作業が容易である。楔40を打ち込む作業も容易である。しかも、予め工場で接続スリーブ22と長手方向に平行な部分28とが取り付けられた状態で先杭18や後杭20が現場に搬入されるから、現場で上記以外の作業を必要としない。接続スリーブ22や長手方向に平行な部分28の取付といった複雑な作業を現場で行わなくてよいから、現場作業を大きく軽減できるという効果がある。
図7(a)はL字状の切り欠き24の形状の最適例を示す正面図である。
この図に示すように、L字状の切り欠き24の、杭の長手方向に平行な部分28に突起36を挿入する場合には、その幅Wが突起36の同じ方向の幅よりもやや広い方が良い。これで、突起36をL字状の切り欠き24の長手方向に平行な部分28に容易に挿入できる。
一方、杭の周方向に平行な部分32に突起36を挿入する場合には、L字状の切り欠き24の下端に沿って突起36を移動させれば良いから、周方向に平行な部分32の幅に大きなゆとりは不要である。むしろ、突起36を周方向に平行な部分32に隙間なく嵌め込むことによって杭の接続強度を保つことができる。
また、杭の長手方向に平行な部分28に図1で示した楔40を打ち込むことによって、L字状の切り欠き24の空隙を完全に埋めることができる。こうして突起36の戻りを防ぎ、接続部分の強度を高めることができる。
なお、突起36を後杭20に溶接したときに突起36の周囲に溶接によるビードが形成されていると、突起36を周方向に平行な部分32にぴったり収めることが出来なくなる。そこで、図7(b)に示すように、突起36を環状のものにして、環の内側に沿ってビード64が残るようにして、突起36を後杭20の側面に溶接することが好ましい。また、あるいは、突起36を後杭20の側面にねじ止め等で固定することが好ましい。
18 先杭
20 後杭
22 接続スリーブ
24 L字状の切り欠き
28 長手方向に平行な部分
32 周方向に平行な部分
34 補強バンド
36 突起
38 溶接部
40 楔
42 ビス
43 ビス孔
44 ビス孔
46 矢印
48 矢印
50 矢印
52 矢印
54 溶接部
60 杭打ち機
62 回転機
64 ビード
66 介在スリーブ

Claims (6)

  1. 地中に打ち込んだ先杭の上端に新たに打ち込む後杭の下端を接続するための構造であって、
    上記先杭の上端に固定した接続スリーブには、その上縁から下方に向かって先杭の長手方向に平行な部分と、この平行な部分の下端に連続させた先杭の周方向に平行な部分とを備えたL字状の切り欠きが設けられ、
    上記接続スリーブのL字状の切り欠きを包囲するように接続スリーブの外周面に巻き付けられた補強バンドと、
    上記後杭の下端を上記接続スリーブの上端から嵌め込んで下降させたときに、上記L字状の切り欠きの上記先杭の長手方向に平行な部分を通過し、上記後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させたときに、上記切り欠きの先杭の周方向に平行な部分に移動するような突起が後杭の下端外周面に固定されており、かつ、この突起は、上記切り欠きの先杭の周方向に平行な部分に嵌まり込む形状をしており、
    上記接続スリーブに嵌め込まれた後杭の下端と上記補強バンドの間に形成された上記L字状の切り欠きの先杭の長手方向に平行な部分を埋めるための楔とを備えたことを特徴とする杭の接続構造。
  2. 地中に打ち込んだ先杭の上端に新たに打ち込む後杭の下端を接続するための構造であって、
    上記後杭の下端に固定した接続スリーブには、その下縁から上方に向かって後杭の長手方向に平行な部分と、この平行な部分の上端に連続させた後杭の周方向に平行な部分とを備えたL字状の切り欠きが設けられ、
    上記接続スリーブのL字状の切り欠きを包囲するように接続スリーブの外周面に巻き付けられた補強バンドと、
    上記先杭の上端を上記接続スリーブの下端に嵌め込んで、上記後杭を下降させたときに、上記L字状の切り欠きの上記後杭の長手方向に平行な部分を通過し、上記後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させたときに、上記切り欠きの後杭の周方向に平行な部分に移動するような突起が先杭の上端外周面に固定されており、かつ、この突起は、上記切り欠きの後杭の周方向に平行な部分に嵌まり込む形状をしており、
    上記接続スリーブに嵌め込まれた先杭の上端と上記補強バンドの間に形成された上記L字状の切り欠きの後杭の長手方向に平行な部分を埋めるための楔とを備えたことを特徴とする杭の接続構造。
  3. 上記接続スリーブに上記後杭と同一の外形の管を使用して固定したことを特徴とする請求項2に記載の杭の接続構造。
  4. 上記後杭の内側に上記接続スリーブの上端を差し込み、上記接続スリーブの内側に上記先杭の上端を固定したことを特徴とする請求項2に記載の杭の接続構造。
  5. 後杭を吊り下げる装置により、
    後杭の下端を先杭に固定した接続スリーブの上端に嵌め込んで後杭を下降させ、
    後杭に固定した突起を、L字状の切り欠きの、杭の長手方向に平行な部分に通過させ、
    そのまま後杭を下降させて、突起を、L字状の切り欠きの下縁に突き当てて後杭の下降を停止し、
    杭による掘削のために後杭を回転させる装置により、後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させて、突起をL字状の切り欠きの杭の周方向に平行な部分に嵌め込み、
    その後、L字状の切り欠きの杭の長手方向に平行な部分に生じた空隙に、楔を打ち込むことを特徴とする請求項1に記載の杭の接続方法。
  6. 後杭を吊り下げる装置により、
    後杭の下端に固定した接続スリーブに先杭の上端を嵌め込んで後杭を下降させ、
    先杭に固定した突起を、L字状の切り欠きの、杭の長手方向に平行な部分に通過させ、
    そのまま後杭を下降させて、突起を、L字状の切り欠きの上縁に突き当てて後杭の下降を停止し、
    杭による掘削のために後杭を回転させる装置により、後杭を杭による掘削動作時の回転方向もしくは反対方向に回転させて、突起をL字状の切り欠きの杭の周方向に平行な部分に嵌め込み、
    その後、L字状の切り欠きの杭の長手方向に平行な部分に生じた空隙に、楔を打ち込むことを特徴とする請求項2に記載の杭の接続方法。
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